JP4913246B1 - エッジ強調方法またはエッジ強調度演算方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 エッジ画素判断手段5は、マトリックス状に配置された複数の画素について、エッジ画素か否か判断する。重み付き個別エッジ強調影響度演算手段7は、注目画素が指定されると、注目画素周辺領域内に存在するエッジ画素について、注目画素との距離を重み付けとして考慮した重み付き個別エッジ強調影響度を演算する。エッジ強調度演算手段9は、前記注目画素のエッジ強調度W(x,y)について、下限閾値THsよりも小さい場合はゼロとし、上限閾値THhよりも大きい場合は上限係数値Whとし、これらの中間である場合には下記式により演算する。W(x,y)=Wh*(NumE(x,y)−THs)/(THh−THs)
【選択図】 図1
Description
W(x,y)=Wh*(NumE(x,y)−THs)/(THh−THs)
前記注目画素を順次ずらして、全画素についてエッジ強調度を演算し、得られた各画素のエッジ強調度に基づき、エッジ強調処理を行う。
図1に、本発明の1実施形態にかかるエッジ強調装置1の機能ブロック図を示す。
エッジ強調処理手段11は、前記注目画素を順次ずらして、全画素についてエッジ強調度を演算して、得られた各画素のエッジ強調度に基づき、エッジ強調処理を行う。
図2にエッジ強調装置1のハードウェア構成を示す。エッジ強調装置1は、CPU23、フレームメモリ27、RAM25、フラッシュメモリ26を備えている。フラッシュメモリ26には、プログラム26pが記憶されている。プログラム26pには、後述するように、エッジ強調処理を行う。RAM25は演算結果等を記憶する。フレームメモリ27は1画面の画像データを保持する。
図2に示すプログラム26Pによる処理について図3を用いて説明する。CPU23は、1フレーム分の画素からエッジを検出する(図3ステップS1)。エッジ検出処理について図4を用いて説明する。
これにより、重み付けエッジ総計値NumE(x,y)とエッジ強調係数W(x,y)との関係は、図9に示すように、下限閾値THsと上限閾値THhの間では線形に対応し、下限閾値THsよりも小さければゼロに、上限閾値THhよりも大きければ上限係数値Whとなる。
上記実施形態においては、図1に示す機能を実現するために、CPU23を用い、ソフトウェアによってこれを実現している。しかし、その一部もしくは全てを、ロジック回路などのハードウェアによって実現してもよい。なお、プログラムの一部の処理を、オペレーティングシステム(OS)にさせるようにしてもよい。
前記複数の画素についてエッジ画素か否か判断し、
注目画素が指定されると、前記注目画素周辺領域特定規則によって決定された注目画素周辺領域内に存在するエッジ画素に基づいて前記注目画素のエッジ強調度を演算するエッジ強調度演算方法であって、
前記注目画素周辺領域内に存在するエッジ画素の重み付きエッジ強調影響度を総計した重み付き総エッジ強調影響度を演算し、
予め定めた下限閾値および上限閾値と前記エッジ強調度を比較して、
前記下限閾値よりも小さい場合は前記注目画素のエッジ強調度をゼロとし、
前記上限閾値よりも大きい場合は、前記注目画素のエッジ強調度を予め定めた上限係数値とし、
前記上限閾値と前記下限閾値の中間である場合には、前記注目画素のエッジ強調度を前記上限係数値*(前記重み付き総エッジ強調影響度−前記下限閾値)/(前記上限閾値−前記下限閾値)とすること、
を特徴とするエッジ強調度演算方法。
25 RAM
26 フラッシュメモリ
Claims (7)
- マトリックス状に配置された複数の画素から注目画素(x,y)が指定されるとその注目画素に対する注目画素周辺領域を決定する注目画素周辺領域特定規則を記憶しておき、
前記複数の画素についてエッジ画素か否か判断し、
注目画素(x,y)が指定されると、前記注目画素周辺領域特定規則によって決定された注目画素周辺領域内に存在するエッジ画素について、前記注目画素(x,y)との距離を重み付けとして考慮した重み付き個別エッジ強調影響度を演算し、前記注目画素周辺領域内の前記各重み付き個別エッジ強調影響度を総計した重み付き総エッジ数NumE(x,y)を演算し、前記注目画素(x,y)のエッジ強調度W(x,y)について、下限閾値THsよりも小さい場合はゼロとし、上限閾値THhよりも大きい場合は上限係数値Whとし、これらの中間である場合には下記式により演算し、
W(x,y)=Wh*(NumE(x,y)−THs)/(THh−THs)
前記注目画素を順次ずらして、全画素についてエッジ強調度を演算し、
得られた各画素のエッジ強調度に基づき、エッジ強調処理を行うこと、
を特徴とするエッジ強調方法。 - マトリックス状に配置された複数の画素から注目画素が指定されるとその注目画素に対する注目画素周辺領域を決定する注目画素周辺領域特定規則を記憶しておき、
前記複数の画素についてエッジ画素か否か判断し、
注目画素が指定されると、前記注目画素周辺領域特定規則によって決定された注目画素周辺領域内に存在するエッジ画素について、前記注目画素との距離を重み付けとして考慮した重み付き個別エッジ強調影響度を演算し、
前記エッジ画素の重み付き個別エッジ強調影響度を総計した重み付き総エッジ強調影響度に基づいて、前記注目画素のエッジ強調度を演算すること、
を特徴とするエッジ強調度演算方法。 - 請求項2のエッジ強調度演算方法において、
予め定めた下限閾値および上限閾値と、前記重み付き総エッジ強調影響度とを比較して、
前記下限閾値よりも小さい場合は前記注目画素のエッジ強調度をゼロとし、
前記上限閾値よりも大きい場合は、前記注目画素のエッジ強調度を予め定めた上限係数値とし、
前記上限閾値と前記下限閾値の中間である場合には、前記注目画素のエッジ強調度を前記上限係数値*(前記重み付き総エッジ強調影響度−前記下限閾値)/(前記上限閾値−前記下限閾値)とすること、
を特徴とするエッジ強調度演算方法。 - マトリックス状に配置された複数の画素から注目画素が指定されるとその注目画素に対する注目画素周辺領域を決定する注目画素周辺領域特定規則を記憶しておき、
前記複数の画素についてエッジ画素か否か判断し、
注目画素が指定されると、前記注目画素周辺領域特定規則によって決定された注目画素周辺領域内に存在するエッジ画素に基づいて前記注目画素のエッジ強調度を演算するエッジ強調度演算方法であって、
前記注目画素周辺領域内に存在するエッジ画素の重み付き個別エッジ強調影響度を総計した重み付き総エッジ強調影響度を演算し、
予め定めた下限閾値および上限閾値と前記エッジ強調度を比較して、
前記下限閾値よりも小さい場合は前記注目画素のエッジ強調度をゼロとし、
前記上限閾値よりも大きい場合は、前記注目画素のエッジ強調度を予め定めた上限係数値とし、
前記上限閾値と前記下限閾値の中間である場合には、前記注目画素のエッジ強調度を前記上限係数値*(前記重み付き総エッジ強調影響度−前記下限閾値)/(前記上限閾値−前記下限閾値)とすること、
を特徴とするエッジ強調度演算方法。 - マトリックス状に配置された複数の画素から注目画素が指定されるとその注目画素に対する注目画素周辺領域を決定する注目画素周辺領域特定規則を記憶しておき、
前記複数の画素についてエッジ画素か否か判断し、
注目画素が指定されると、前記注目画素周辺領域特定規則によって決定された注目画素周辺領域内に存在するエッジ画素について、前記注目画素との距離が近いエッジ画素数が多いほど、前記注目画素のエッジ強調度を大きくすること、
を特徴とするエッジ強調度演算方法。 - マトリックス状に配置された複数の画素から注目画素が指定されるとその注目画素に対する注目画素周辺領域を決定する注目画素周辺領域特定規則を記憶する規則記憶手段、
前記複数の画素についてエッジ画素か否か判断するエッジ画素判断手段、
注目画素が指定されると、前記注目画素周辺領域特定規則によって決定された注目画素周辺領域内に存在するエッジ画素について、前記注目画素との距離を重み付けとして考慮した重み付き個別エッジ強調影響度を演算する重み付き個別エッジ強調影響度演算手段、
前記エッジ画素の重み付き個別エッジ強調影響度を総計した重み付き総エッジ強調影響度に基づいて、前記注目画素のエッジ強調度を演算するエッジ強調度演算手段、
を備えたことを特徴とするエッジ強調度演算装置。 - コンピュータを下記手段として機能させるためのエッジ強調度演算プログラム。
マトリックス状に配置された複数の画素から注目画素が指定されるとその注目画素に対する注目画素周辺領域を決定する注目画素周辺領域特定規則を記憶する記憶手段、
前記複数の画素についてエッジ画素か否か判断するエッジ画素判断手段、
注目画素が指定されると、前記注目画素周辺領域特定規則によって決定された注目画素周辺領域内に存在するエッジ画素について、前記注目画素との距離を重み付けとして考慮した重み付き個別エッジ強調影響度を演算する重み付き個別エッジ強調影響度演算手段、
前記エッジ画素の重み付き個別エッジ強調影響度を総計した重み付き総エッジ強調影響度に基づいて、前記注目画素のエッジ強調度を演算するエッジ強調度演算手段。
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