JP4912441B2 - 閃光放電ランプの駆動装置 - Google Patents
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Description
放電ランプの駆動装置に関するものである。
を照射し、一方、太陽電池セルに調整可能な負荷装置と、出力電圧及び出力電流測定装置
接続し、この擬似太陽光の照射中に負荷を短絡から開放まで変化させたときの、電圧―電
流特性を測定することが行なわれている。
記載のものがある。
この特許文献1のものは、太陽電池セルに太陽光の模擬光を照射する閃光放電ランプと、
外部トリガー電極を介して高電圧トリガー信号をこの閃光放電ランプに与え、その内部に
絶縁破壊を生じさせて閃光放電ランプを起動させる高電圧発生回路と、閃光放電ランプの
放電開始時に先導放電電流を供給するブースト回路と、更には閃光放電ランプの放電時に
閃光放電ランプに定電流を供給して閃光点灯させる定電流電源から構成され、この定電流
供給によって、安定持続した発光を可能として太陽電池セル特性評価のための測定積算回
数を多く取ることを可能とし、また測定データの補正も簡略化できるようにしたものであ
る。
供給して閃光点灯させるものであっても、一定電流供給開始からの時間経過によって閃光
放電ランプからの光強度に変動が生じ、一定の光強度にはならない。即ち、閃光放電ラン
プの電流が一定電流になった後もその初期の期間では光強度はゆっくりと減少して行き一
定の光強度に達する時刻は、一定定電流なった時刻に対し、遅れが生じる。これは、ラン
プ内の熱的状態が定常状態に達するまで、発光効率などが徐々に変化するためであろうと
推測される。
のための測定を行なえば、測定データには誤差が生じ、この補正が必要になる。または、
この期間中は、その測定を禁止すれば測定期間が短くなり(測定積算回数が少なくなり)
測定の精度の低下を招くことになる。
光放電ランプからの照射光強度の一定化を可能とすることにより、照射光強度が一定とな
る持続時間を拡大させ、しかもこの持続時間を拡大しても光強度がこの一定値からずれる
期間をランプ起動のために必要な短い期間に抑えることができる閃光放電ランプの駆動装
置を提供することを目的とし、太陽電池評価用ソーラーシミュレータにおける太陽電池セ
ルに擬似太陽光を照射する光源として用いたときには、太陽電池セル特性評価のための測
定期間の拡大による測定精度の向上を図り、しかも測定期間を拡大しても測定期間中光強
度を設定された一定値に持続させて測定データの補正の不要化を図ることを目的とする。
上記閃光放電ランプの放電時に上記閃光放電ランプに主放電電流を供給して閃光点灯させる主放電電流供給手段と、この主放電電流を定電流化制御する定電流制御手段と、上記閃光放電ランプの放電時の光強度を検出する光強度検出手段と、この検出された光強度が予め設定された目標光強度になるように上記定電流制御手段による制御電流をフィードバック制御する光フィードバック手段と、上記閃光放電ランプの放電開始時に少なくとも上記ブースト手段から先導放電電流が供給されている所定の期間は、上記定電流制御手段による定電流化制御を禁止して所定の先導放電電流を供給させる遅延手段とから構成される。
電ランプが、太陽電池評価用ソーラーシミュレータにおける太陽電池セルに擬似太陽光を
照射する光源を構成したものである。
ーラーシミュレータにおける太陽電池セルに擬似太陽光を照射する光源として用いたとき
には(請求項1及び2)、太陽電池セルに照射される検出された光強度が予め設定された
目標光強度になるように上記定電流制御手段による制御電流がフィードバック制御される
ことにより、照射光強度が一定となる持続時間を拡大させることを可能とし、しかも光強
度が一定値からずれる期間をランプ起動のために必要ななるべく短い時間に制限すること
を可能とすると共に、閃光放電ランプに対し先導放電電流が定電流化されることなく所定の先導放電電流を供給でき、閃光放電ランプを安定に起動させることができる。
度の向上を図ることができ、しかも測定期間を拡大しても測定期間中光強度を設定された
一定値に持続できるため測定データの補正を不要とすることができ測定データ処理装置を
簡略化できる。
路位置によって、ブースト手段からの先導放電電流を定電流化制御することはないので、
この先導放電電流に対する定電流化制御を禁止させるための遅延手段を特別に考慮する必
要はなくなる。
、例えば商用交流電圧をトランスを介して昇圧しこれを全波整流するなどの手段により上
記閃光放電ランプ1の放電開始時に先導放電電流の供給を可能とする例えば300V〜400Vの直流出力電圧を発生する第1の充電用の直流電源301と、この直流電源から充電抵抗302を介して充電され、ダイオード303を介して上記閃光放電ランプ1に放電する比較的容量の小さい(例えば数μFの)第1の充放電コンデンサ304を備えて構成されている。なお、第1の直流電源301は、後述の第2の直流電源の電源スイッチ401DのONによって駆動されるものとし、またこの第1の直流電源301の電力容量は、その出力電圧まで第1の充放電コンデンサ304を充電するまでの時間を充分とる事ができる場合には小さい容量のもので対応可能である。
して閃光点灯させる定電流電源であり、上記閃光放電ランプ1の放電時に主放電電流を供
給する主放電電流供給回路401と、少なくてもこの主放電電流供給回路401からの閃光放電ランプ1に対する主放電電流をその放電電圧の変動にかかわらず定電流化する定電流制御回路402を備えて構成されている。
電ランプ1に対向して設置され、その光強度(例えば、太陽電池セルに照射される光強度
)に対応した電流出力を発生するホトダイオードからなる光強度検出素子501と、この電流出力を電圧出力に変換するオペアンプ502、抵抗503を備えている。
路402による定電流値をフィードバック制御する光フィードバック回路であり、抵抗504を介して与えられる検出光強度と目標光強度設定手段601によって設定された目標光強度との偏差を増幅、積分して検出光強度が目標光強度になるための上記定電流制御回路402の目標電流を発生するオペアンプ602、抵抗603、コンデンサ604及び抵抗605を備えている。
先ず、閃光放電ランプ1の駆動に先立ち、電源スイッチ401DをONさせると、第1の直流電源301と第2の直流電源4001からそれぞれ設定された直流電圧(300V〜400Vと約150V)が発生し、第1、第2の充放電コンデンサ304、401Fがそれぞれ各直流電源の電圧まで充電される。この第1の充放電コンデンサ304の満充電には第1の直流電源301の電力容量とそのコンデンサ容量とによって決まる時間が必要であり、同様に第2の充放電コンデンサ401Fの満充電には第2の直流電源4001の電力容量とそのコンデンサ容量とで決まる時間が必要である。これらコンデンサには必要な容量が決められていることから、これらコンデンサの許容充電時間に対応して第1、第2の直流電源の容量が決められることになる。
期間を短くすることになるため、安定した閃光放電を開始させるに必要で、また半導体ス
イッチ402Aの電力損失を低減させるに必要な範囲のあまり長すぎない期間を考慮して設定される。
特に閃光放電開始付近の所定時間は光強度が徐々に低下してその後所定の光強度に落ち着
く現象があるため、光強度一定の期間が短くなる問題がある。この発明は、この問題を改
善すべく、閃光放電ランプからの光強度を検出し、この検出光強度が目標光強度になるよ
うに上記定電流電源からの定電流をフィードバック制御する光フィードバック手段を備え
ている。
ータの擬似太陽光の光源として使用され、この場合、太陽電池のセル特性評価のために、
太陽電池セルに対して閃光放電ランプ1から擬似太陽光を照射し、一方、太陽電池セルに
調整可能な負荷装置と、出力電圧及び出力電流測定装置を接続し、この擬似太陽光の照射
中に負荷を短絡から開放まで変化させたときの、電圧―電流特性を測定することが行なわ
れる。
らの光強度が、光フィードバック制御によりほぼ定電流電源4の定電流化制御期間中に亘
り一定の光強度に維持され、照射光強度が一定となる持続時間を拡大させることを可能と
して太陽電池セル特性評価のための測定積算回数を多く取ることを可能として測定精度の
向上を図ることができ、しかも測定期間を拡大しても測定期間中光強度を設定された一定
値に持続できるため測定データの補正を不要とすることができ測定データ処理装置を簡略
化できる。
時刻T0において高電圧トリガーによって第1の充放電コンデンサ304からの放電が始まり、その後第2の充放電コンデンサ401Fからの放電に移り、時刻T1において定電流電源回路4の定電流機能が開始する。放電電流bは、光強度aが一定の目標光強度になるようにフィードバック制御されることにより、定電流化制御初期付近では一定電流値(破線)より小さい値に制御されており、この間も光強度は一定に制御されている。
太陽光の光源として好適なものであるが、その他、光強度が一定の光の照射を必要とする
用途に対し、利用可能である。
Claims (4)
- 外部トリガー電極を備えた閃光放電ランプと、
上記外部トリガー電極を介して高電圧トリガー信号を上記閃光放電ランプに与え、その内部に絶縁破壊を生じさせて上記閃光放電ランプを起動させる高電圧発生手段と、
上記閃光放電ランプの放電開始時に先導放電電流を供給するブースト手段と、
上記閃光放電ランプの放電時に上記閃光放電ランプに主放電電流を供給して閃光点灯させる主放電電流供給手段と、
この主放電電流を定電流化制御する定電流制御手段と、
上記閃光放電ランプの放電時の光強度を検出する光強度検出手段と、
この検出された光強度が予め設定された目標光強度になるように上記定電流制御手段によ
る制御電流をフィードバック制御する光フィードバック手段と、
上記閃光放電ランプの放電開始時に少なくとも上記ブースト手段から先導放電電流が供給されている所定の期間は、上記定電流制御手段による定電流化制御を禁止して所定の先導放電電流を供給させる遅延手段と
から構成される閃光放電ランプの駆動装置。 - 請求項1において、上記閃光放電ランプが、太陽電池評価用ソーラーシミュレータにおけ
る太陽電池セルに擬似太陽光を照射する光源を構成している閃光放電ランプの駆動装置。 - 請求項1または2において、上記定電流制御手段による定電流制御機能を禁止する期間は、上記主放電電流供給手段からの主放電電流の供給開始後の所定期間を含んで設定されている閃光放電ランプの駆動装置。
- 請求項1乃至3のいずれか一つにおいて、上記遅延手段は、上記定電流制御手段が上記閃光放電ランプに対する主放電電流のみが流れる回路部分に設けられることにより、少なくても上記ブースト手段からの先導放電電流に対する定電流化制御を禁止するように構成されている閃光放電ランプの駆動装置。
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JP2009178982A JP4912441B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | 閃光放電ランプの駆動装置 |
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- 2009-07-31 JP JP2009178982A patent/JP4912441B2/ja not_active Expired - Fee Related
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