JP4911583B2 - Cvd装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置を製造するCVD(Chemical Vapor Deposition)装置に関する。
半導体装置を製造する際、半導体ウェハ上に層間絶縁膜が形成され、層間絶縁膜の内部に延びるコンタクトホールが形成され、コンタクトホールの底面部及び側壁部にバリアメタル層が形成される。このバリアメタル層が形成されたコンタクトホールに、金属膜として配線プラグ(コンタクトプラグ)が形成される。近年、半導体装置の配線プラグの材料として、タングステン(W)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、アルミニウム(Al)、及び銅(Cu)で例示される金属が主に使われている。その中で、金属膜の形成には、CVD成膜法の場合、タングステンが主に利用され、スパッタ成膜法の場合、アルミニウム及び銅が主に利用されている。特に、タングステンは性能と利用の簡便性から多く使われている。CVD成膜法により金属膜としてタングステン層が形成される場合、原料ガスとして、例えば、六弗化タングステン(WF)ガスが用いられる。
このCVD成膜法を行なうCVD装置では、成膜時に、試料台に載置されたウェハの表面に対して金属膜を形成する。このようなCVD装置が、第1従来例のCVD装置として、特開2001−329370号公報(特許文献1)に記載されている。この第1従来例のCVD装置のCVD装置では、ウェハの裏面への成膜を防止するために、成膜時に、原料ガスがウェハの裏面に流入する経路をなくす機構と、ウェハの外周部にパージガスを吹き付ける機構とを具備している。
また、成膜時に、ウェハに試料台の温度を伝達させるCVD装置が、第2従来例のCVD装置として開発されている。図1は、第2従来例のCVD装置の構成の一部を示す断面図である。この場合、試料台110には、貫通孔である温度伝達用ガス導入穴112が設けられ、その温度伝達用ガス導入穴112には、ウェハ104に試料台110の温度を伝達するための不活性ガスが導入される。
第2従来例のCVD装置の動作について説明する。
半導体装置を製造するときに、ウェハ搬入時に、ウェハ104が成膜室に搬入され、成膜室に設けられた試料台110に載置される。
ウェハ搬入時の後の成膜時に、ウェハ104に試料台110の温度を伝達するために、不活性ガスが温度伝達用ガス導入穴112に導入される。不活性ガスとして、例えばアルゴン(Ar)ガス、ヘリウム(He)ガスが用いられる。このとき、成膜室には、試料台110に載置されたウェハ104の表面にタングステン膜を形成するためのデポジットガスが導入される。デポジットガスとして、たとえば、原料ガスに六弗化タングステン(WF)ガス、及びWFを還元してWを生成するための還元ガスとして水素(H)ガスまたはシラン(SiH)ガスが用いられる。ウェハ104の表面に所定の膜厚のタングステン膜が成膜されたらデポジットガス及び不活性ガスの供給が停止され、試料台110に載置されたウェハ104が成膜室から搬出される。
このようなウェハ搬入、成膜、ウェハ搬出の工程を1枚目からn枚目(nは2以上の整数)までのn個のウェハ104について行なわれる。例えばn枚のウェハ104を成膜した場合、デポジットガスによって成膜室内にもウェハ104上と同様に膜が形成される。成膜室内とは、成膜室の内壁、試料台110を含んでいる。そのため、次のn個のウェハ104を成膜するときに、そのまま成膜を続けると、すでに膜が形成された成膜内に膜が積層されることになり、膜の応力によって膜剥がれが起こり、ウェハ104上に異物として付着してしまう可能性がある。そこで、次のn個のウェハ104についてウェハ搬入、成膜、ウェハ搬出の工程が行なわれる場合、その前に、クリーニングが行なわれる。
この場合、クリーニング時に、成膜室には、原料ガスにより成膜室内に付着した膜をエッチングするためのクリーニング用ガスが導入される。クリーニングは、たとえばCとOのガスによるプラズマエッチングにより行われる。
クリーニングが行なわれた場合、成膜室内に付着した膜が除去されるため、n個のウェハ104のうちの1枚目のウェハ104について成膜が行なわれるときに、ターゲットであるウェハ104よりも成膜室の内壁や、試料台110の周辺などでデポジットガスが消費されてしまう。そのため、n個のウェハ104について成膜が行なわれた場合、1枚目のウェハ104は、2枚目以降のウェハ104に比べて、成膜の仕上がりが悪くなってしまう。そこで、クリーニングが行なわれた後にプリコートが行なわれる。
プリコートは、ウェハ104への成膜に先立って、つまりウェハ104を成膜室に導入する前に、ウェハ104への成膜とほぼ同様の条件で成膜室内に成膜するものであり、ウェハ104への成膜時と同様にデポジットガスが成膜室に導入される。プリコートの成膜条件もウェハの成膜条件と同様で、デポジットガスとして、原料ガスであるWFと、還元ガスである水素(H)ガスまたはシラン(SiH)ガスが用いられる。
特開2001−329370号公報(請求項1、6、図1)
しかし、第2従来例のCVD装置では、プリコートの後のウェハ104の成膜において、ウェハ104の裏面に局所的に金属膜が形成されてしまう問題点がある。その原因を発明者が追究したところ、プリコート時にデポジットガスが温度伝達用ガス導入穴112に残留しているためであることが見出された。
半導体装置では、ウェハ104の裏面を研削せずに、ダイシングされ、出荷される場合がある。この場合、ウェハ104の裏面に局所的に形成された金属膜により外観異常や膜剥がれが発生してしまう。このように、ウェハ104の所定の位置以外への成膜を防止することが望まれる。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明のCVD装置は、成膜時にウェハ(4)が載置される試料台(10)と、不活性ガス導入装置(7)とを具備している。
前記不活性ガス導入装置(7)は、前記成膜時の前のプリコート時に、前記試料台(10)に設けられた穴(12〜14)に残留しているガス(21)を除去するための不活性ガス(22)を前記穴(12〜14)に導入する。
以上により、本発明のCVD装置では、プリコート時に、不活性ガスを上記の穴に導入する。これにより、上記の穴に残留しているガスを除去することができ、成膜時においてウェハの所定の位置以外への成膜を防止することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明のCVD装置について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図2は、本発明の第1実施形態によるCVD装置の構成を示す断面図である。第1実施形態によるCVD装置は、真空容器1と、デポジットガス拡散板2と、リフトピン5と、デポジットガス導入装置6と、不活性ガス導入装置7と、リフトピン制御装置8と、試料台10と、試料台支持部11とを具備している。
真空容器1は、上面壁部1aと底面壁部1bと側面壁部とを有している。デポジットガス拡散板2は、真空容器1の上面壁部1aと底面壁部1bとの間に設けられている。真空容器1の内部には、デポジットガス拡散板2と、真空容器1の底面壁部1b、側面壁部とを有する成膜室3が形成されている。真空容器1の内部には、更に、搬送室や排気室も形成されているが、その説明を省略する。
デポジットガス導入装置6は、後述のデポジットガス21を導入する。真空容器1の上面壁部1aには、そのデポジットガス21を導入するための貫通孔が設けられている。デポジットガス拡散板2には、デポジットガス21が成膜室3へ均一に吹き出されるように、所定の間隔で複数の貫通孔が設けられている。
試料台10と試料台支持部11は、成膜室3に設けられている。試料台支持部11の一端部11aは、試料台10の底面部10bに接続されている。試料台支持部11の他端部11bは、成膜室3の壁部である底面壁部1bを貫通して設けられている。試料台10には、成膜時にウェハ4が載置される。
不活性ガス導入装置7は、後述の不活性ガス22を導入する。試料台10と試料台支持部11には、不活性ガス22を導入するための温度伝達用ガス導入穴12が設けられている。温度伝達用ガス導入穴12は、試料台10の上面部10aから、試料台支持部11の一端部11aを介して、試料台支持部11の他端部11bまで延びる貫通孔である。即ち、温度伝達用ガス導入穴12は、試料台10に設けられた第1温度伝達用ガス導入穴と、試料台支持部11に設けられた第2温度伝達用ガス導入穴とに分けることができる。第1温度伝達用ガス導入穴では、試料台10の上面部10aから、試料台10の底面部10bと試料台支持部11の一端部11aとが接続される部分12’まで延びる貫通孔であり、第2温度伝達用ガス導入穴では、その部分12’から、試料台支持部11の他端部11bまで延びる貫通孔である。
リフトピン5は、成膜室3とリフトピン制御装置8とに設けられている。このリフトピン5の一端部5aは、成膜室3の底面壁部1bを貫通して設けられ、リフトピン制御装置8に接続されている。試料台10には、リフトピン5を受納するためのリフトピン穴13が設けられている。リフトピン穴13は、試料台10の上面部10aから底面部10bまで真っ直ぐ延びる貫通孔である。
図3は、試料台10を示す上面図である。図3中のX−X’は、図2に示される試料台10の断面を表している。試料台10は、上面から見た場合、ウェハ4の形状に対応するように円形状である。例えば、その円形状が表す円の中心をPとした場合、上記の温度伝達用ガス導入穴12、上記のリフトピン穴13は、それぞれ、Pを中心に90度間隔で設けられている。
本発明の第1実施形態によるCVD装置の動作について説明する。ここでは、ウェハ表面(載置されたウェハの上面側。以下表面と呼ぶ。)にタングステン膜を成膜する場合について説明する。タングステン膜はコンタクトホールの埋め込みなどに用いられる。
半導体装置を製造するときに、ウェハ搬入時に、ウェハ4が成膜室3に搬入され、試料台10に載置される。
ウェハ搬入時の後の成膜時に、ウェハ4に試料台10の温度を伝達するための温度伝達用不活性ガスとして不活性ガス22が温度伝達用ガス導入穴12に導入される。不活性ガス22として、例えばアルゴン(Ar)ガス、ヘリウム(He)ガスが用いられる。そのとき、成膜室3には、試料台10に載置されたウェハ4の表面にタングステン膜を形成するためのデポジットガス21が導入される。デポジットガス21として、例えば原料ガスに六弗化タングステン(WF)ガス、及びWFを還元してWを生成するための還元ガスとして水素(H)ガスまたはシラン(SiH)ガスが用いられる。還元ガスは核形成時にSiHガス、メインの成膜時にHガスと使い分けることもある。また、これら原料ガス、還元ガスのキャリアガスとして、たとえばArが用いられる。ウェハ4の表面に所定の膜厚のタングステン膜が成膜されたらデポジットガス21及び不活性ガス22の供給が停止され、試料台10に載置されたウェハ4が成膜室3から搬出される。
このようなウェハ搬入、成膜、ウェハ搬出の工程を1枚目からn枚目(nは2以上の整数)までのn個のウェハ4について行なわれる。例えばn枚のウェハ4を成膜した場合、デポジットガス21によって成膜室内にもウェハ4上と同様に膜が形成される。成膜室3内とは、成膜室3の内壁、試料台10、試料台支持部11を含んでいる。そのため、次のn個のウェハ4を成膜するときに、そのまま成膜を続けると、すでに膜が形成された成膜内に膜が積層されることになり、膜の応力によって膜剥がれが起こり、ウェハ4上に異物として付着してしまう可能性がある。そこで、次のn個のウェハ4についてウェハ搬入、成膜、ウェハ搬出の工程が行なわれる場合、その前に、クリーニングが行なわれる。
この場合、クリーニング時に、成膜室3には、原料ガスにより成膜室3内に付着した膜をエッチングするためのクリーニング用ガス(図示しない)が導入される。クリーニングは、たとえばCとOのガスによるプラズマエッチングにより行われる。
クリーニングが行なわれた場合、成膜室3内に付着した膜が除去されるため、n個のウェハ4のうちの1枚目のウェハ4について成膜が行なわれるときに、ターゲットであるウェハ4よりも成膜室3の内壁や、試料台10、試料台支持部11の周辺などでデポジットガス21が消費されてしまう。そのため、n個のウェハ4について成膜が行なわれた場合、1枚目のウェハ4は、2枚目以降のウェハ4に比べて、成膜の仕上がりが悪くなってしまう。そこで、クリーニングが行なわれた後にプリコートが行なわれる。
プリコートは、ウェハ4への成膜に先立って、つまりウェハ4を成膜室3に導入する前に、ウェハ4への成膜とほぼ同様の条件で成膜室3内に成膜するものであり、ウェハ4への成膜時と同様にデポジットガス21が、デポジットガス拡散板2を介して成膜室3に導入される。プリコートの成膜条件もウェハの成膜条件と同様で、デポジットガス21として、原料ガスであるWFと、還元ガスである水素(H)ガスまたはシラン(SiH)ガスが用いられ、それらのキャリアガスとしてArが用いられる。一例として、プリコートで成膜する膜厚は500nmであり、成膜時間は、即ちデポジットガス21を導入している時間は60secである。
しかし、プリコート時にデポジットガス21が温度伝達用ガス導入穴12に残留している場合がある。この場合、成膜時に、温度伝達用ガス導入穴12に残留しているデポジットガス21によって、ウェハ4の裏面に局所的に金属膜が形成されてしまう。
半導体装置では、ウェハ4の裏面を研削せずに、ダイシングされ、出荷される場合がある。この場合、ウェハ4の裏面に局所的に形成された金属膜により外観異常や膜剥がれが発生してしまう。このため、ウェハ4の裏面への成膜は好ましくない。
このような問題を解決するために、本発明のCVD装置では、温度伝達用ガス導入穴12に残留しているデポジットガス21を除去することにより、ウェハ4の所定の位置以外への成膜を防止する。
図4は、本発明のCVD装置の動作を示すフローチャートである。
まず、本発明のCVD装置では、クリーニング用ガスを成膜室3に導入するクリーニングステップを実行する(ステップS1)。この場合、原料ガスにより成膜室3内に付着した膜は、このクリーニング用ガスによりエッチングされる。
次に、本発明のCVD装置では、プリコートステップを実行する(ステップS2)。
図5に示されるように、不活性ガス導入装置7は、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入する(ステップS21)。一例として、不活性ガス22の流量は、温度伝達用ガス導入穴12のトータルで、100〜200sccmである。
次に、デポジットガス導入装置6は、成膜するために、デポジットガス21をデポジットガス拡散板2を介して成膜室3に導入する(ステップS22)。
ここで、不活性ガス22の導入開始のタイミングは、デポジットガス21の導入開始のタイミングと同時であるか、又は、それよりも前であることが好ましいが、デポジットガス21の導入終了のタイミングよりも前であれば、デポジットガス21の導入開始より後でもよい。
次いで、デポジットガス導入装置6は、デポジットガス21を成膜室3に導入してから、決められた時間(例えば60sec)が経過した場合、デポジットガス21の成膜室3への導入を終了する。同時に、不活性ガス導入装置7は、不活性ガス22の成膜室3への導入を終了する(ステップS23)。
このように、本発明の第1実施形態によるCVD装置では、プリコート時に、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入する。これにより、温度伝達用ガス導入穴12に残留しているデポジットガス21を除去することができる。
次に、本発明のCVD装置では、ウェハ搬入ステップを実行する(ステップS3)。
リフトピン制御装置8は、成膜室3にウェハ4が搬入されたときに、リフトピン5の他端部5bによりウェハ4を試料台10上で受け取って、試料台10にウェハ4を載置するために、リフトピン5を昇降する。
次に、本発明のCVD装置では、ウェハ成膜ステップを実行する(ステップS4)。
不活性ガス導入装置7は、ウェハ4に試料台10の温度を伝達するために、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12に導入する。このとき、本発明のCVD装置では、試料台10に載置されたウェハ4の所定の位置(コンタクトホール)に対して金属膜を形成するために、デポジットガスを成膜室3に導入し、所定の膜厚をウェハ4の表面に成膜する。
次に、本発明のCVD装置では、ウェハ搬出ステップを実行する(ステップS5)。
リフトピン制御装置8は、試料台10に載置されたウェハ4を搬出するときに、リフトピン5の他端部5bによりウェハ4を試料台10上で搬送室(図示しない)へ受け渡すために、リフトピン5を昇降する。
1枚目からn枚目までのn個のウェハ4の各々について、上述のステップS3〜S5が実行される。このn個のウェハ4についてステップS3〜S5が実行された場合、上述のステップS1、S2が実行される。その後、次のn個のウェハ4についてステップS3〜S5が実行される。
以上の説明により、本発明の第1実施形態によるCVD装置では、プリコート時に、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入する。これにより、温度伝達用ガス導入穴12に残留しているデポジットガス21を除去することができ、成膜時においてウェハ4の所定の位置以外への成膜を防止することができる。
半導体装置では、ウェハ4の裏面を研削せずに、ダイシングされ、出荷される場合がある。この場合でも、成膜時においてウェハ4の所定の位置以外への成膜を防止しているため、ウェハ4の外観異常や膜剥がれが発生しない。
なお、本発明の第1実施形態によるCVD装置では、不活性ガス導入装置7は、プリコートステップ(ステップS2)が実行された後も、成膜室3にウェハ4が搬入される直前まで、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入してもよい。
この場合、図6に示されるように、プリコートステップ(ステップS2)では、不活性ガス導入装置7は、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入する(ステップS21)。
次に、デポジットガス導入装置6は、成膜するために、デポジットガス21をデポジットガス拡散板2を介して成膜室3に導入する(ステップS22)。
次いで、デポジットガス導入装置6は、デポジットガス21を成膜室3に導入してから、決められた時間が経過した場合、デポジットガス21の成膜室3への導入を終了する(ステップS23)。
次に、ウェハ搬入ステップ(ステップS3)では、不活性ガス導入装置7は、成膜室3にウェハ4が搬入される直前に、不活性ガス22の成膜室3への導入を終了する(ステップS31)。リフトピン制御装置8は、成膜室3にウェハ4が搬入されたときに、リフトピン5の他端部5bによりウェハ4を試料台10上で受け取って、試料台10にウェハ4を載置するために、リフトピン5を昇降する(ステップS32)。
このように、本発明の第1実施形態によるCVD装置では、プリコート時から、成膜室3にウェハ4が搬入される直前まで、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入する。そのため、温度伝達用ガス導入穴12に残留しているデポジットガス21を更に除去することができる。
特に、ウェハ搬入ステップ(ステップS3)では、成膜室3にウェハ4が搬入される直前まで、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入するため、更に有効である。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態によるCVD装置では、上述の第1実施形態と重複する説明を省略する。
本発明の第1実施形態によるCVD装置では、プリコート時(とウェハ搬入時)に、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入することにより、温度伝達用ガス導入穴12に残留しているデポジットガス21を除去している。しかし、成膜時には、リフトピン穴13にもデポジットガス21が残留している可能性がある。その場合、本発明の第1実施形態によるCVD装置では、第1実施形態に対して、試料台10の形状を変える必要がある。
図7は、本発明の第2実施形態によるCVD装置の構成を示す断面図である。
試料台10には、リフトピン穴13に連結するリフトピン用ガス導入穴14が設けられている。リフトピン用ガス導入穴14は、リフトピン穴13に連結する連結部分14’から、試料台支持部11の一端部11aを介して、試料台支持部11の他端部11bまで延びる貫通孔である。即ち、リフトピン用ガス導入穴14は、試料台10に設けられた第1リフトピン用ガス導入穴と、試料台支持部11に設けられた第2リフトピン用ガス導入穴とに分けることができる。第1リフトピン用ガス導入穴では、試料台10の上面部10aから、試料台10の底面部10bと試料台支持部11の一端部11aとが接続される部分14’’まで延びる貫通孔であり、第2リフトピン用ガス導入穴では、その部分14’’から、試料台支持部11の他端部11bまで延びる貫通孔である。リフトピン用ガス導入穴14には、プリコート時に不活性ガス22が導入される。このリフトピン用ガス導入穴14は、成膜時に不活性ガス22が導入されないため、温度伝達用ガス導入穴12とは連結されない。
本発明の第2実施形態によるCVD装置の動作について、図4〜図6を用いて説明する。
図4に示されるように、まず、本発明のCVD装置では、クリーニング用ガスを成膜室3に導入するクリーニングステップを実行する(ステップS1)。この場合、原料ガスにより成膜室3内に付着した膜は、このクリーニング用ガスによりエッチングされる。
次に、本発明のCVD装置では、プリコートステップを実行する(ステップS2)。
図5に示されるように、不活性ガス導入装置7は、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入する。同時に、不活性ガス導入装置7は、不活性ガス22をリフトピン用ガス導入穴14からリフトピン穴13を介して成膜室3に導入する(ステップS21)。
次に、デポジットガス導入装置6は、成膜するために、デポジットガス21をデポジットガス拡散板2を介して成膜室3に導入する(ステップS22)。
次いで、デポジットガス導入装置6は、デポジットガス21を成膜室3に導入してから、決められた時間が経過した場合、デポジットガス21の成膜室3への導入を終了する。同時に、不活性ガス導入装置7は、不活性ガス22の成膜室3への導入を終了する(ステップS23)。
このように、本発明の第2実施形態によるCVD装置では、プリコート時に、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入し、同時に、不活性ガス22をリフトピン用ガス導入穴14からリフトピン穴13を介して成膜室3に導入する。これにより、温度伝達用ガス導入穴12及びリフトピン穴13に残留しているデポジットガス21を除去することができる。
次に、本発明のCVD装置では、ウェハ搬入ステップを実行する(ステップS3)。
リフトピン制御装置8は、成膜室3にウェハ4が搬入されたときに、リフトピン5の他端部5bによりウェハ4を試料台10上で受け取って、試料台10にウェハ4を載置するために、リフトピン5を昇降する。
次に、本発明のCVD装置では、ウェハ成膜ステップを実行する(ステップS4)。
不活性ガス導入装置7は、ウェハ4に試料台10の温度を伝達するために、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12に導入する。このとき、本発明のCVD装置では、試料台10に載置されたウェハ4の表面に対して金属膜を形成するために、原料ガスを成膜室3に導入する。
次に、本発明のCVD装置では、ウェハ搬出ステップを実行する(ステップS5)。
リフトピン制御装置8は、試料台10に載置されたウェハ4を搬出するときに、リフトピン5の他端部5bによりウェハ4を試料台10上で搬送室へ受け渡すために、リフトピン5を昇降する。
1枚目からn枚目までのn個のウェハ4の各々について、上述のステップS3〜S5が実行される。このn個のウェハ4についてステップS3〜S5が実行された場合、上述のステップS1、S2が実行される。その後、次のn個のウェハ4についてステップS3〜S5が実行される。
以上の説明により、本発明の第2実施形態によるCVD装置では、プリコート時に、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入し、同時に、不活性ガス22をリフトピン用ガス導入穴14からリフトピン穴13を介して成膜室3に導入する。これにより、温度伝達用ガス導入穴12及びリフトピン穴13に残留しているデポジットガス21を除去することができ、成膜時においてウェハ4の所定の位置以外への成膜を防止することができる。
半導体装置では、ウェハ4の裏面を研削せずに、ダイシングされ、出荷される場合がある。この場合でも、成膜時においてウェハ4の所定の位置以外への成膜を防止しているため、ウェハ4の外観異常や膜剥がれが発生しない。
なお、本発明の第2実施形態によるCVD装置では、不活性ガス導入装置7は、プリコートステップ(ステップS2)が実行された後も、成膜室3にウェハ4が搬入される直前まで、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入する。
この場合、図6に示されるように、プリコートステップ(ステップS2)では、不活性ガス導入装置7は、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入する。同時に、不活性ガス導入装置7は、不活性ガス22をリフトピン用ガス導入穴14からリフトピン穴13を介して成膜室3に導入する(ステップS21)。
次に、デポジットガス導入装置6は、成膜するために、デポジットガス21をデポジットガス拡散板2を介して成膜室3に導入する(ステップS22)。
次いで、デポジットガス導入装置6は、デポジットガス21を成膜室3に導入してから、決められた時間が経過した場合、デポジットガス21の成膜室3への導入を終了する(ステップS23)。
次に、ウェハ搬入ステップ(ステップS3)では、不活性ガス導入装置7は、成膜室3にウェハ4が搬入される直前に、不活性ガス22の成膜室3への導入を終了する(ステップS31)。リフトピン制御装置8は、成膜室3にウェハ4が搬入されたときに、リフトピン5の他端部5bによりウェハ4を試料台10上で受け取って、試料台10にウェハ4を載置するために、リフトピン5を昇降する(ステップS32)。
このように、本発明の第2実施形態によるCVD装置では、プリコート時から、成膜室3にウェハ4が搬入される直前まで、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入し、同時に、不活性ガス22をリフトピン用ガス導入穴14からリフトピン穴13を介して成膜室3に導入する。そのため、温度伝達用ガス導入穴12及びリフトピン穴13に残留しているデポジットガス21を更に除去することができる。
特に、ウェハ搬入ステップ(ステップS3)では、成膜室3にウェハ4が搬入される直前まで、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12及びリフトピン穴13を介して成膜室3に導入するため、更に有効である。
図1は、従来のCVD装置の構成の一部を示す断面図である。 図2は、本発明のCVD装置の構成を示す断面図である。(第1実施形態) 図3は、本発明のCVD装置の試料台10を示す上面図である。(第1実施形態) 図4は、本発明のCVD装置の動作を示すフローチャートである。(第1、第2実施形態) 図5は、本発明のCVD装置の動作として、プリコート処理を示すフローチャートである。(第1、第2実施形態) 図6は、本発明のCVD装置の動作として、プリコート処理とウェハ搬入処理とを示すフローチャートである。(第1、第2実施形態) 図7は、本発明のCVD装置の構成を示す断面図である。(第2実施形態)
符号の説明
1 真空容器
1a 上面壁部
1b 底面壁部
2 デポジットガス拡散板
3 成膜室
4 ウェハ
5 リフトピン
5a 一端部
5b 他端部
6 デポジットガス導入装置
7 不活性ガス導入装置
8 リフトピン制御装置
10 試料台
10a 上面部
10b 底面部
11 試料台支持部
11a 一端部
11b 他端部
12 温度伝達用ガス導入穴
13 リフトピン穴
14 リフトピン用ガス導入穴
21 デポジットガス
22 不活性ガス(温度伝達用不活性ガス)
104 ウェハ
110 試料台
112 温度伝達用ガス導入穴

Claims (18)

  1. 成膜時にウェハが載置される試料台と、
    前記成膜時の前のプリコート時に、前記試料台に設けられた穴に残留しているガスを除去するための不活性ガスを前記穴に導入する制御機能を備える不活性ガス導入装置と
    を具備するCVD装置。
  2. 前記試料台が設けられ、前記成膜時に、前記試料台に載置された前記ウェハの所定の位置に対して金属膜を形成する成膜室
    を更に具備し、
    前記試料台には、前記ウェハが載置される上面部から、その上面部以外の面まで延びる貫通した前記穴が設けられ、
    前記不活性ガス導入装置は、前記プリコート時に、前記不活性ガスを前記穴を介して前記成膜室に導入する
    請求項1に記載のCVD装置。
  3. 前記プリコート時に、成膜するための前記ガスであるデポジットガスを前記成膜室に導入するデポジットガス導入装置
    を更に具備し、
    前記不活性ガス導入装置は、前記プリコート時に前記デポジットガスが前記成膜室に導入されるときに、前記不活性ガスを前記穴を介して前記成膜室に導入する
    請求項2に記載のCVD装置。
  4. その一端部が前記試料台の上面部以外の面に接続され、その他端部が前記成膜室の壁部を貫通して設けられた試料台支持部
    を更に具備し、
    前記穴は、温度伝達用ガス導入穴を含み、
    前記温度伝達用ガス導入穴は、前記試料台の上面部から、前記試料台支持部の一端部を介して、前記試料台支持部の他端部まで延びる貫通孔であり、
    前記不活性ガス導入装置は、
    前記成膜時に、前記ウェハに前記試料台の温度を伝達するための温度伝達用不活性ガスを前記温度伝達用ガス導入穴に導入し、
    前記プリコート時に前記デポジットガスが前記成膜室に導入されるときに、前記不活性ガスを前記温度伝達用ガス導入穴を介して前記成膜室に導入する
    請求項3に記載のCVD装置。
  5. その一端部が前記成膜室の壁部を貫通して設けられたリフトピンと、
    前記リフトピンの一端部に接続されたリフトピン制御装置と
    を更に具備し、
    前記リフトピン制御装置は、
    前記プリコート時の後に、前記成膜室に前記ウェハが搬入されたときに、前記リフトピンの他端部により前記ウェハを前記試料台上で受け取って、前記試料台に前記ウェハを載置するために、前記リフトピンを昇降し、
    前記成膜時の後に、前記試料台に載置された前記ウェハを搬出するときに、前記リフトピンの他端部により前記ウェハを前記試料台上で受け渡すために、前記リフトピンを昇降し、
    前記穴は、前記リフトピンを受納するためのリフトピン穴を更に含み、
    前記リフトピン穴は、前記試料台の上面部から底面部まで延びる貫通孔であり、
    前記不活性ガス導入装置は、前記プリコート時に前記デポジットガスが前記成膜室に導入されるときに、前記不活性ガスを前記温度伝達用ガス導入穴及び前記リフトピン穴を介して前記成膜室に導入する
    請求項4に記載のCVD装置。
  6. 前記穴は、前記リフトピン穴に連結するリフトピン用ガス導入穴を更に含み、
    前記リフトピン用ガス導入穴は、前記リフトピン穴に連結する連結部分から、前記試料台支持部の一端部を介して、前記試料台支持部の他端部まで延びる貫通孔であり、
    前記不活性ガス導入装置は、前記プリコート時に前記デポジットガスが前記成膜室に導入されるときに、前記不活性ガスを前記温度伝達用ガス導入穴を介して前記成膜室に導入し、前記不活性ガスを前記リフトピン用ガス導入穴から前記リフトピン穴を介して前記成膜室に導入する
    請求項5に記載のCVD装置。
  7. 前記温度伝達用不活性ガスは、前記不活性ガスである
    請求項4〜6のいずれかに記載のCVD装置。
  8. 前記プリコート時の前のクリーニング時に、前記ウェハへの前記成膜時に前記成膜室内に付着した膜をエッチングするためのクリーニング用ガスが前記成膜室に導入される
    請求項2〜7のいずれかに記載のCVD装置。
  9. 前記不活性ガス導入装置は、
    前記プリコート時の後も、前記不活性ガスを前記穴に導入する制御機能を備える
    請求項2〜8のいずれかに記載のCVD装置。
  10. 前記不活性ガス導入装置は、
    前記プリコート時から、前記成膜室に前記ウェハが搬入される直前まで、前記不活性ガスを前記穴に導入する制御機能を備える
    請求項9に記載のCVD装置。
  11. CVD装置に設けられ、内部に試料台を有する成膜室に、成膜するためのデポジットガスを導入するプリコートステップと、
    前記成膜室に搬入されるウェハを前記試料台に載置するウェハ搬入ステップと、
    前記ウェハの所定の位置に対して金属膜を形成するウェハ成膜ステップと、
    前記試料台に載置された前記ウェハを前記成膜室から搬出するウェハ搬出ステップと
    を具備し、
    前記プリコートステップは、
    前記試料台に設けられた穴に残留している前記デポジットガスを除去するために、不活性ガスを前記穴に導入するプリコート時不活性ガス導入ステップ
    を含み、
    前記不活性ガスの導入開始時期は、前記デポジットガスの導入終了時期よりも前であることを特徴とする
    半導体製造方法。
  12. 前記試料台には、前記ウェハが載置される上面部から、その上面部以外の面まで延びる貫通した前記穴が設けられ、
    前記プリコート時不活性ガス導入ステップは、
    前記デポジットガスが前記成膜室に導入されるときに、前記不活性ガスを前記穴を介して前記成膜室に導入するステップ
    を含む請求項11に記載の半導体製造方法。
  13. 前記CVD装置は、その一端部が前記試料台の上面部以外の面に接続され、その他端部が前記成膜室の壁部を貫通して設けられた試料台支持部を更に具備し、
    前記穴は、温度伝達用ガス導入穴を含み、
    前記温度伝達用ガス導入穴は、前記試料台の上面部から、前記試料台支持部の一端部を介して、前記試料台支持部の他端部まで延びる貫通孔であり、
    前記ウェハ成膜ステップは、
    前記ウェハに前記試料台の温度を伝達するための温度伝達用不活性ガスを前記温度伝達用ガス導入穴に導入するステップを含み、
    前記プリコート時不活性ガス導入ステップは、
    前記デポジットガスが前記成膜室に導入されるときに、前記不活性ガスを前記温度伝達用ガス導入穴を介して前記成膜室に導入するステップ
    を更に含む請求項12に記載の半導体製造方法。
  14. 前記CVD装置は、その一端部が前記成膜室の壁部を貫通して設けられたリフトピンを更に具備し、
    前記ウェハ搬入ステップは、
    前記成膜室に前記ウェハが搬入されたときに、前記リフトピンの他端部により前記ウェハを前記試料台の上で受け取って、前記試料台に前記ウェハを載置するために、前記リフトピンを昇降するステップを含み、
    前記ウェハ搬出ステップは、
    前記試料台に載置された前記ウェハを搬出するときに、前記リフトピンの他端部により前記ウェハを前記試料台の上で受け渡すために、前記リフトピンを昇降するステップを含み、
    前記穴は、前記リフトピンを受納するためのリフトピン穴を更に含み、
    前記リフトピン穴は、前記試料台の上面部から底面部まで前記リフトピンに沿って延びる貫通孔であり、
    前記プリコート時不活性ガス導入ステップは、
    前記デポジットガスが前記成膜室に導入されるときに、前記不活性ガスを前記温度伝達用ガス導入穴及び前記リフトピン穴を介して前記成膜室に導入するステップ
    を更に含む請求項13に記載の半導体製造方法。
  15. 前記穴は、前記リフトピン穴に連結するリフトピン用ガス導入穴を更に含み、
    前記リフトピン用ガス導入穴は、前記リフトピン穴に連結する連結部分から、前記試料台支持部の一端部を介して、前記試料台支持部の他端部まで延びる貫通孔であり、
    前記プリコート時不活性ガス導入ステップは、
    前記デポジットガスが前記成膜室に導入されるときに、前記不活性ガスを前記温度伝達用ガス導入穴を介して前記成膜室に導入し、前記不活性ガスを前記リフトピン用ガス導入穴から前記リフトピン穴を介して前記成膜室に導入するステップ
    を更に含む請求項14に記載の半導体製造方法。
  16. 前記温度伝達用不活性ガスは、前記不活性ガスである
    請求項13〜15のいずれかに記載の半導体製造方法。
  17. 前記プリコートステップが実行される前に、前記ウェハ成膜ステップにて前記成膜室内に付着した膜をエッチングするためのクリーニング用ガスを前記成膜室に導入するクリーニングステップ
    を更に具備する請求項11〜16のいずれかに記載の半導体製造方法。
  18. 前記ウェハ搬入ステップは、
    前記成膜室に前記ウェハが搬入される直前まで、前記不活性ガスを前記穴を介して前記成膜室に導入するウェハ搬入時不活性ガス導入ステップ
    を含む請求項11〜17のいずれかに記載の半導体製造方法。
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