JP4911583B2 - Cvd装置 - Google Patents
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Description
ウェハ搬入時の後の成膜時に、ウェハ104に試料台110の温度を伝達するために、不活性ガスが温度伝達用ガス導入穴112に導入される。不活性ガスとして、例えばアルゴン(Ar)ガス、ヘリウム(He)ガスが用いられる。このとき、成膜室には、試料台110に載置されたウェハ104の表面にタングステン膜を形成するためのデポジットガスが導入される。デポジットガスとして、たとえば、原料ガスに六弗化タングステン(WF6)ガス、及びWF6を還元してWを生成するための還元ガスとして水素(H2)ガスまたはシラン(SiH4)ガスが用いられる。ウェハ104の表面に所定の膜厚のタングステン膜が成膜されたらデポジットガス及び不活性ガスの供給が停止され、試料台110に載置されたウェハ104が成膜室から搬出される。
この場合、クリーニング時に、成膜室には、原料ガスにより成膜室内に付着した膜をエッチングするためのクリーニング用ガスが導入される。クリーニングは、たとえばC2F6とO2のガスによるプラズマエッチングにより行われる。
プリコートは、ウェハ104への成膜に先立って、つまりウェハ104を成膜室に導入する前に、ウェハ104への成膜とほぼ同様の条件で成膜室内に成膜するものであり、ウェハ104への成膜時と同様にデポジットガスが成膜室に導入される。プリコートの成膜条件もウェハの成膜条件と同様で、デポジットガスとして、原料ガスであるWF6と、還元ガスである水素(H2)ガスまたはシラン(SiH4)ガスが用いられる。
半導体装置では、ウェハ104の裏面を研削せずに、ダイシングされ、出荷される場合がある。この場合、ウェハ104の裏面に局所的に形成された金属膜により外観異常や膜剥がれが発生してしまう。このように、ウェハ104の所定の位置以外への成膜を防止することが望まれる。
前記不活性ガス導入装置(7)は、前記成膜時の前のプリコート時に、前記試料台(10)に設けられた穴(12〜14)に残留しているガス(21)を除去するための不活性ガス(22)を前記穴(12〜14)に導入する。
図2は、本発明の第1実施形態によるCVD装置の構成を示す断面図である。第1実施形態によるCVD装置は、真空容器1と、デポジットガス拡散板2と、リフトピン5と、デポジットガス導入装置6と、不活性ガス導入装置7と、リフトピン制御装置8と、試料台10と、試料台支持部11とを具備している。
ウェハ搬入時の後の成膜時に、ウェハ4に試料台10の温度を伝達するための温度伝達用不活性ガスとして不活性ガス22が温度伝達用ガス導入穴12に導入される。不活性ガス22として、例えばアルゴン(Ar)ガス、ヘリウム(He)ガスが用いられる。そのとき、成膜室3には、試料台10に載置されたウェハ4の表面にタングステン膜を形成するためのデポジットガス21が導入される。デポジットガス21として、例えば原料ガスに六弗化タングステン(WF6)ガス、及びWF6を還元してWを生成するための還元ガスとして水素(H2)ガスまたはシラン(SiH4)ガスが用いられる。還元ガスは核形成時にSiH4ガス、メインの成膜時にH2ガスと使い分けることもある。また、これら原料ガス、還元ガスのキャリアガスとして、たとえばArが用いられる。ウェハ4の表面に所定の膜厚のタングステン膜が成膜されたらデポジットガス21及び不活性ガス22の供給が停止され、試料台10に載置されたウェハ4が成膜室3から搬出される。
この場合、クリーニング時に、成膜室3には、原料ガスにより成膜室3内に付着した膜をエッチングするためのクリーニング用ガス(図示しない)が導入される。クリーニングは、たとえばC2F6とO2のガスによるプラズマエッチングにより行われる。
プリコートは、ウェハ4への成膜に先立って、つまりウェハ4を成膜室3に導入する前に、ウェハ4への成膜とほぼ同様の条件で成膜室3内に成膜するものであり、ウェハ4への成膜時と同様にデポジットガス21が、デポジットガス拡散板2を介して成膜室3に導入される。プリコートの成膜条件もウェハの成膜条件と同様で、デポジットガス21として、原料ガスであるWF6と、還元ガスである水素(H2)ガスまたはシラン(SiH4)ガスが用いられ、それらのキャリアガスとしてArが用いられる。一例として、プリコートで成膜する膜厚は500nmであり、成膜時間は、即ちデポジットガス21を導入している時間は60secである。
半導体装置では、ウェハ4の裏面を研削せずに、ダイシングされ、出荷される場合がある。この場合、ウェハ4の裏面に局所的に形成された金属膜により外観異常や膜剥がれが発生してしまう。このため、ウェハ4の裏面への成膜は好ましくない。
図5に示されるように、不活性ガス導入装置7は、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入する(ステップS21)。一例として、不活性ガス22の流量は、温度伝達用ガス導入穴12のトータルで、100〜200sccmである。
次に、デポジットガス導入装置6は、成膜するために、デポジットガス21をデポジットガス拡散板2を介して成膜室3に導入する(ステップS22)。
ここで、不活性ガス22の導入開始のタイミングは、デポジットガス21の導入開始のタイミングと同時であるか、又は、それよりも前であることが好ましいが、デポジットガス21の導入終了のタイミングよりも前であれば、デポジットガス21の導入開始より後でもよい。
次いで、デポジットガス導入装置6は、デポジットガス21を成膜室3に導入してから、決められた時間(例えば60sec)が経過した場合、デポジットガス21の成膜室3への導入を終了する。同時に、不活性ガス導入装置7は、不活性ガス22の成膜室3への導入を終了する(ステップS23)。
リフトピン制御装置8は、成膜室3にウェハ4が搬入されたときに、リフトピン5の他端部5bによりウェハ4を試料台10上で受け取って、試料台10にウェハ4を載置するために、リフトピン5を昇降する。
不活性ガス導入装置7は、ウェハ4に試料台10の温度を伝達するために、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12に導入する。このとき、本発明のCVD装置では、試料台10に載置されたウェハ4の所定の位置(コンタクトホール)に対して金属膜を形成するために、デポジットガスを成膜室3に導入し、所定の膜厚をウェハ4の表面に成膜する。
リフトピン制御装置8は、試料台10に載置されたウェハ4を搬出するときに、リフトピン5の他端部5bによりウェハ4を試料台10上で搬送室(図示しない)へ受け渡すために、リフトピン5を昇降する。
半導体装置では、ウェハ4の裏面を研削せずに、ダイシングされ、出荷される場合がある。この場合でも、成膜時においてウェハ4の所定の位置以外への成膜を防止しているため、ウェハ4の外観異常や膜剥がれが発生しない。
この場合、図6に示されるように、プリコートステップ(ステップS2)では、不活性ガス導入装置7は、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入する(ステップS21)。
次に、デポジットガス導入装置6は、成膜するために、デポジットガス21をデポジットガス拡散板2を介して成膜室3に導入する(ステップS22)。
次いで、デポジットガス導入装置6は、デポジットガス21を成膜室3に導入してから、決められた時間が経過した場合、デポジットガス21の成膜室3への導入を終了する(ステップS23)。
次に、ウェハ搬入ステップ(ステップS3)では、不活性ガス導入装置7は、成膜室3にウェハ4が搬入される直前に、不活性ガス22の成膜室3への導入を終了する(ステップS31)。リフトピン制御装置8は、成膜室3にウェハ4が搬入されたときに、リフトピン5の他端部5bによりウェハ4を試料台10上で受け取って、試料台10にウェハ4を載置するために、リフトピン5を昇降する(ステップS32)。
特に、ウェハ搬入ステップ(ステップS3)では、成膜室3にウェハ4が搬入される直前まで、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入するため、更に有効である。
本発明の第2実施形態によるCVD装置では、上述の第1実施形態と重複する説明を省略する。
試料台10には、リフトピン穴13に連結するリフトピン用ガス導入穴14が設けられている。リフトピン用ガス導入穴14は、リフトピン穴13に連結する連結部分14’から、試料台支持部11の一端部11aを介して、試料台支持部11の他端部11bまで延びる貫通孔である。即ち、リフトピン用ガス導入穴14は、試料台10に設けられた第1リフトピン用ガス導入穴と、試料台支持部11に設けられた第2リフトピン用ガス導入穴とに分けることができる。第1リフトピン用ガス導入穴では、試料台10の上面部10aから、試料台10の底面部10bと試料台支持部11の一端部11aとが接続される部分14’’まで延びる貫通孔であり、第2リフトピン用ガス導入穴では、その部分14’’から、試料台支持部11の他端部11bまで延びる貫通孔である。リフトピン用ガス導入穴14には、プリコート時に不活性ガス22が導入される。このリフトピン用ガス導入穴14は、成膜時に不活性ガス22が導入されないため、温度伝達用ガス導入穴12とは連結されない。
図5に示されるように、不活性ガス導入装置7は、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入する。同時に、不活性ガス導入装置7は、不活性ガス22をリフトピン用ガス導入穴14からリフトピン穴13を介して成膜室3に導入する(ステップS21)。
次に、デポジットガス導入装置6は、成膜するために、デポジットガス21をデポジットガス拡散板2を介して成膜室3に導入する(ステップS22)。
次いで、デポジットガス導入装置6は、デポジットガス21を成膜室3に導入してから、決められた時間が経過した場合、デポジットガス21の成膜室3への導入を終了する。同時に、不活性ガス導入装置7は、不活性ガス22の成膜室3への導入を終了する(ステップS23)。
リフトピン制御装置8は、成膜室3にウェハ4が搬入されたときに、リフトピン5の他端部5bによりウェハ4を試料台10上で受け取って、試料台10にウェハ4を載置するために、リフトピン5を昇降する。
不活性ガス導入装置7は、ウェハ4に試料台10の温度を伝達するために、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12に導入する。このとき、本発明のCVD装置では、試料台10に載置されたウェハ4の表面に対して金属膜を形成するために、原料ガスを成膜室3に導入する。
リフトピン制御装置8は、試料台10に載置されたウェハ4を搬出するときに、リフトピン5の他端部5bによりウェハ4を試料台10上で搬送室へ受け渡すために、リフトピン5を昇降する。
半導体装置では、ウェハ4の裏面を研削せずに、ダイシングされ、出荷される場合がある。この場合でも、成膜時においてウェハ4の所定の位置以外への成膜を防止しているため、ウェハ4の外観異常や膜剥がれが発生しない。
この場合、図6に示されるように、プリコートステップ(ステップS2)では、不活性ガス導入装置7は、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12を介して成膜室3に導入する。同時に、不活性ガス導入装置7は、不活性ガス22をリフトピン用ガス導入穴14からリフトピン穴13を介して成膜室3に導入する(ステップS21)。
次に、デポジットガス導入装置6は、成膜するために、デポジットガス21をデポジットガス拡散板2を介して成膜室3に導入する(ステップS22)。
次いで、デポジットガス導入装置6は、デポジットガス21を成膜室3に導入してから、決められた時間が経過した場合、デポジットガス21の成膜室3への導入を終了する(ステップS23)。
次に、ウェハ搬入ステップ(ステップS3)では、不活性ガス導入装置7は、成膜室3にウェハ4が搬入される直前に、不活性ガス22の成膜室3への導入を終了する(ステップS31)。リフトピン制御装置8は、成膜室3にウェハ4が搬入されたときに、リフトピン5の他端部5bによりウェハ4を試料台10上で受け取って、試料台10にウェハ4を載置するために、リフトピン5を昇降する(ステップS32)。
特に、ウェハ搬入ステップ(ステップS3)では、成膜室3にウェハ4が搬入される直前まで、不活性ガス22を温度伝達用ガス導入穴12及びリフトピン穴13を介して成膜室3に導入するため、更に有効である。
1a 上面壁部
1b 底面壁部
2 デポジットガス拡散板
3 成膜室
4 ウェハ
5 リフトピン
5a 一端部
5b 他端部
6 デポジットガス導入装置
7 不活性ガス導入装置
8 リフトピン制御装置
10 試料台
10a 上面部
10b 底面部
11 試料台支持部
11a 一端部
11b 他端部
12 温度伝達用ガス導入穴
13 リフトピン穴
14 リフトピン用ガス導入穴
21 デポジットガス
22 不活性ガス(温度伝達用不活性ガス)
104 ウェハ
110 試料台
112 温度伝達用ガス導入穴
Claims (18)
- 成膜時にウェハが載置される試料台と、
前記成膜時の前のプリコート時に、前記試料台に設けられた穴に残留しているガスを除去するための不活性ガスを前記穴に導入する制御機能を備える不活性ガス導入装置と
を具備するCVD装置。 - 前記試料台が設けられ、前記成膜時に、前記試料台に載置された前記ウェハの所定の位置に対して金属膜を形成する成膜室
を更に具備し、
前記試料台には、前記ウェハが載置される上面部から、その上面部以外の面まで延びる貫通した前記穴が設けられ、
前記不活性ガス導入装置は、前記プリコート時に、前記不活性ガスを前記穴を介して前記成膜室に導入する
請求項1に記載のCVD装置。 - 前記プリコート時に、成膜するための前記ガスであるデポジットガスを前記成膜室に導入するデポジットガス導入装置
を更に具備し、
前記不活性ガス導入装置は、前記プリコート時に前記デポジットガスが前記成膜室に導入されるときに、前記不活性ガスを前記穴を介して前記成膜室に導入する
請求項2に記載のCVD装置。 - その一端部が前記試料台の上面部以外の面に接続され、その他端部が前記成膜室の壁部を貫通して設けられた試料台支持部
を更に具備し、
前記穴は、温度伝達用ガス導入穴を含み、
前記温度伝達用ガス導入穴は、前記試料台の上面部から、前記試料台支持部の一端部を介して、前記試料台支持部の他端部まで延びる貫通孔であり、
前記不活性ガス導入装置は、
前記成膜時に、前記ウェハに前記試料台の温度を伝達するための温度伝達用不活性ガスを前記温度伝達用ガス導入穴に導入し、
前記プリコート時に前記デポジットガスが前記成膜室に導入されるときに、前記不活性ガスを前記温度伝達用ガス導入穴を介して前記成膜室に導入する
請求項3に記載のCVD装置。 - その一端部が前記成膜室の壁部を貫通して設けられたリフトピンと、
前記リフトピンの一端部に接続されたリフトピン制御装置と
を更に具備し、
前記リフトピン制御装置は、
前記プリコート時の後に、前記成膜室に前記ウェハが搬入されたときに、前記リフトピンの他端部により前記ウェハを前記試料台上で受け取って、前記試料台に前記ウェハを載置するために、前記リフトピンを昇降し、
前記成膜時の後に、前記試料台に載置された前記ウェハを搬出するときに、前記リフトピンの他端部により前記ウェハを前記試料台上で受け渡すために、前記リフトピンを昇降し、
前記穴は、前記リフトピンを受納するためのリフトピン穴を更に含み、
前記リフトピン穴は、前記試料台の上面部から底面部まで延びる貫通孔であり、
前記不活性ガス導入装置は、前記プリコート時に前記デポジットガスが前記成膜室に導入されるときに、前記不活性ガスを前記温度伝達用ガス導入穴及び前記リフトピン穴を介して前記成膜室に導入する
請求項4に記載のCVD装置。 - 前記穴は、前記リフトピン穴に連結するリフトピン用ガス導入穴を更に含み、
前記リフトピン用ガス導入穴は、前記リフトピン穴に連結する連結部分から、前記試料台支持部の一端部を介して、前記試料台支持部の他端部まで延びる貫通孔であり、
前記不活性ガス導入装置は、前記プリコート時に前記デポジットガスが前記成膜室に導入されるときに、前記不活性ガスを前記温度伝達用ガス導入穴を介して前記成膜室に導入し、前記不活性ガスを前記リフトピン用ガス導入穴から前記リフトピン穴を介して前記成膜室に導入する
請求項5に記載のCVD装置。 - 前記温度伝達用不活性ガスは、前記不活性ガスである
請求項4〜6のいずれかに記載のCVD装置。 - 前記プリコート時の前のクリーニング時に、前記ウェハへの前記成膜時に前記成膜室内に付着した膜をエッチングするためのクリーニング用ガスが前記成膜室に導入される
請求項2〜7のいずれかに記載のCVD装置。 - 前記不活性ガス導入装置は、
前記プリコート時の後も、前記不活性ガスを前記穴に導入する制御機能を備える
請求項2〜8のいずれかに記載のCVD装置。 - 前記不活性ガス導入装置は、
前記プリコート時から、前記成膜室に前記ウェハが搬入される直前まで、前記不活性ガスを前記穴に導入する制御機能を備える
請求項9に記載のCVD装置。 - CVD装置に設けられ、内部に試料台を有する成膜室に、成膜するためのデポジットガスを導入するプリコートステップと、
前記成膜室に搬入されるウェハを前記試料台に載置するウェハ搬入ステップと、
前記ウェハの所定の位置に対して金属膜を形成するウェハ成膜ステップと、
前記試料台に載置された前記ウェハを前記成膜室から搬出するウェハ搬出ステップと
を具備し、
前記プリコートステップは、
前記試料台に設けられた穴に残留している前記デポジットガスを除去するために、不活性ガスを前記穴に導入するプリコート時不活性ガス導入ステップ
を含み、
前記不活性ガスの導入開始時期は、前記デポジットガスの導入終了時期よりも前であることを特徴とする
半導体製造方法。 - 前記試料台には、前記ウェハが載置される上面部から、その上面部以外の面まで延びる貫通した前記穴が設けられ、
前記プリコート時不活性ガス導入ステップは、
前記デポジットガスが前記成膜室に導入されるときに、前記不活性ガスを前記穴を介して前記成膜室に導入するステップ
を含む請求項11に記載の半導体製造方法。 - 前記CVD装置は、その一端部が前記試料台の上面部以外の面に接続され、その他端部が前記成膜室の壁部を貫通して設けられた試料台支持部を更に具備し、
前記穴は、温度伝達用ガス導入穴を含み、
前記温度伝達用ガス導入穴は、前記試料台の上面部から、前記試料台支持部の一端部を介して、前記試料台支持部の他端部まで延びる貫通孔であり、
前記ウェハ成膜ステップは、
前記ウェハに前記試料台の温度を伝達するための温度伝達用不活性ガスを前記温度伝達用ガス導入穴に導入するステップを含み、
前記プリコート時不活性ガス導入ステップは、
前記デポジットガスが前記成膜室に導入されるときに、前記不活性ガスを前記温度伝達用ガス導入穴を介して前記成膜室に導入するステップ
を更に含む請求項12に記載の半導体製造方法。 - 前記CVD装置は、その一端部が前記成膜室の壁部を貫通して設けられたリフトピンを更に具備し、
前記ウェハ搬入ステップは、
前記成膜室に前記ウェハが搬入されたときに、前記リフトピンの他端部により前記ウェハを前記試料台の上で受け取って、前記試料台に前記ウェハを載置するために、前記リフトピンを昇降するステップを含み、
前記ウェハ搬出ステップは、
前記試料台に載置された前記ウェハを搬出するときに、前記リフトピンの他端部により前記ウェハを前記試料台の上で受け渡すために、前記リフトピンを昇降するステップを含み、
前記穴は、前記リフトピンを受納するためのリフトピン穴を更に含み、
前記リフトピン穴は、前記試料台の上面部から底面部まで前記リフトピンに沿って延びる貫通孔であり、
前記プリコート時不活性ガス導入ステップは、
前記デポジットガスが前記成膜室に導入されるときに、前記不活性ガスを前記温度伝達用ガス導入穴及び前記リフトピン穴を介して前記成膜室に導入するステップ
を更に含む請求項13に記載の半導体製造方法。 - 前記穴は、前記リフトピン穴に連結するリフトピン用ガス導入穴を更に含み、
前記リフトピン用ガス導入穴は、前記リフトピン穴に連結する連結部分から、前記試料台支持部の一端部を介して、前記試料台支持部の他端部まで延びる貫通孔であり、
前記プリコート時不活性ガス導入ステップは、
前記デポジットガスが前記成膜室に導入されるときに、前記不活性ガスを前記温度伝達用ガス導入穴を介して前記成膜室に導入し、前記不活性ガスを前記リフトピン用ガス導入穴から前記リフトピン穴を介して前記成膜室に導入するステップ
を更に含む請求項14に記載の半導体製造方法。 - 前記温度伝達用不活性ガスは、前記不活性ガスである
請求項13〜15のいずれかに記載の半導体製造方法。 - 前記プリコートステップが実行される前に、前記ウェハ成膜ステップにて前記成膜室内に付着した膜をエッチングするためのクリーニング用ガスを前記成膜室に導入するクリーニングステップ
を更に具備する請求項11〜16のいずれかに記載の半導体製造方法。 - 前記ウェハ搬入ステップは、
前記成膜室に前記ウェハが搬入される直前まで、前記不活性ガスを前記穴を介して前記成膜室に導入するウェハ搬入時不活性ガス導入ステップ
を含む請求項11〜17のいずれかに記載の半導体製造方法。
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