JP4911010B2 - パケットキャプチャ装置、パケットキャプチャ方法およびパケットキャプチャプログラム - Google Patents

パケットキャプチャ装置、パケットキャプチャ方法およびパケットキャプチャプログラム Download PDF

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Description

この発明は、パケットキャプチャ装置、パケットキャプチャ方法およびパケットキャプチャプログラムに関する。
従来より、ネットワーク上を双方向に流れる各パケットを受信して、受信した各パケットから音声情報を含んで構成される音声パケットを取得するパケットキャプチャ装置がある(特許文献1参照)。
具体的に一例をあげて説明すると、図14に示すように、複数のIP電話がネットワークに接続されるネットワーク構成において、従来のパケットキャプチャ装置は、IP電話の間に設置されたTAPを介してネットワーク上を流れる全てのパケットを受信し、受信した全てのパケットについて、音声情報を含んで構成されるか否かを各々判定する。
そして、従来のパケットキャプチャ装置は、音声情報を含んで構成されると判定された各音声パケットを記憶部に格納することで、ネットワーク上を双方向に流れる音声パケットを取得する。なお、図14は、従来技術に係るネットワーク構成を説明するための図である。
特開2004−88772号公報
ところで、上記した従来の技術は、安価な機能部で構成できないという課題があった。すなわち、従来の技術は、ネットワーク上を双方向に流れる全てのパケットを受信し、受信した全てのパケットについて、音声情報を含んで構成されるか否かを各々判定するので、全てのパケットについて音声情報を含んで構成されるか否かを各々判定することができる処理能力を備えた高価な処理部が必要であった。
また、従来の技術は、音声情報を含んで構成されると判定された全ての音声パケットを記憶部に格納するので、音声パケットを多量に記憶することができる記憶容量の大きい高価な記憶部が必要であった。
そこで、本発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、安価な機能部で構成することが可能なパケットキャプチャ装置、パケットキャプチャ方法およびパケットキャプチャプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示のパケットキャプチャ装置は、ネットワーク上を双方向に流れる各パケットを受信して、当該各パケットから音声情報を含んで構成される音声パケットを取得し、当該取得された各音声パケットを音声パケットのやりとりを実行する端末間ごとに特定し、前記音声情報が復号化されたときに発生するエコーを検知するエコー検知装置に対して当該特定された各音声パケットに含まれる音声情報を出力するパケットキャプチャ装置であって、ネットワーク上を所定の方向に流れる音声パケットの取得後、ネットワーク上を前記所定の方向に対して逆方向に流れるパケットの受信を開始するまでの待機時間を記憶する待機時間記憶手段と、前記待機時間記憶手段に記憶されている待機時間が経過した後、前記逆方向に流れる各パケットの受信を開始するパケット受信手段とを備える。
また、上記のパケットキャプチャ装置において、前記エコー検知装置によってエコーが検知されなかった場合には、前記待機時間記憶手段に記憶されている待機時間に対して、前記音声情報の再生時間を加算、または、減算して更新する待機時間更新手段をさらに備える。
また、上記のパケットキャプチャ装置において、パケットの送受信制御に用いられる制御情報を用いて前記待機時間を予め算出する待機時間算出手段をさらに備え、前記待機時間記憶手段は、前記待機時間算出手段による算出結果を前記待機時間として記憶する。
また、上記のパケットキャプチャ装置において、前記待機時間記憶手段は、前記端末間を識別するための端末間識別情報に対応付けて待機時間を記憶し、前記パケット受信手段は、前記端末間識別情報に対応する待機時間が経過した後、前記逆方向に流れるパケットの受信を開始する。
また、上記のパケットキャプチャ装置において、各音声パケットを取得すべき時刻から各音声パケットが実際に取得された時刻の差分の時間である取得遅れ時間の分布をとり、当該取得遅れ時間の分布に基づいて、パケットを受信する継続時間を予め予測算出する継続時間算出手段をさらに備え、前記パケット受信手段は、音声パケットを取得すべき時刻ごとにパケットの受信を開始し、前記継続時間算出手段によって算出された継続時間の間、パケットの受信を継続する。
また、開示のパケットキャプチャ方法は、ネットワーク上を双方向に流れる各パケットを受信して、当該各パケットから音声情報を含んで構成される音声パケットを取得し、当該取得された各音声パケットを音声パケットのやりとりを実行する端末間ごとに特定し、前記音声情報が復号化されたときに発生するエコーを検知するエコー検知装置に対して当該特定された各音声パケットに含まれる音声情報を出力するパケットキャプチャ方法であって、ネットワーク上を所定の方向に流れる音声パケットの取得後、ネットワーク上を前記所定の方向に対して逆方向に流れるパケットの受信を開始するまでの待機時間を記憶する待機時間記憶工程と、前記待機時間記憶工程によって記憶されている待機時間が経過した後、前記逆方向に流れる各パケットの受信を開始するパケット受信工程とを含む。
また、開示のパケットキャプチャプログラムは、ネットワーク上を双方向に流れる各パケットを受信して、当該各パケットから音声情報を含んで構成される音声パケットを取得し、当該取得された各音声パケットを音声パケットのやりとりを実行する端末間ごとに特定し、前記音声情報が復号化されたときに発生するエコーを検知するエコー検知装置に対して当該特定された各音声パケットに含まれる音声情報を出力するパケットキャプチャ処理をコンピュータに実行させるパケットキャプチャプログラムであって、ネットワーク上を所定の方向に流れる音声パケットの取得後、ネットワーク上を前記所定の方向に対して逆方向に流れるパケットの受信を開始するまでの待機時間を記憶する待機時間記憶手順と、前記待機時間記憶手順によって記憶されている待機時間が経過した後、前記逆方向に流れる各パケットの受信を開始するパケット受信手順とをコンピュータに実行させる。
開示のパケットキャプチャ装置、パケットキャプチャ方法およびパケットキャプチャプログラムによれば、安価な機能部で構成することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るパケットキャプチャ装置、パケットキャプチャ方法およびパケットキャプチャプログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、この発明が適用された計測装置(例えば、エコーを含んだ音声パケットを検知して、音声パケットに含まれた音声情報の品質を監視する品質監視装置に係る計測装置(パケットキャプチャ装置))を実施例として説明する。
以下の実施例1では、実施例1に係る計測装置の概要および特徴、計測装置の構成、計測装置の処理の流れを順に説明し、最後に実施例1の効果を説明する。
[実施例1に係る計測装置の概要および特徴]
まず最初に、図1を用いて実施例1に係る計測装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る計測装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例1に係る計測装置は、ネットワーク上を双方向に流れる各パケットを受信して、受信した各パケットから音声情報を含んで構成される音声パケットを取得することを概要とする。
そして、実施例1に係る計測装置は、受信するパケットの数および記憶する音声パケットの数を減少させることができ、安価な機能部で構成することが可能である点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について、具体的に説明すると、実施例1に係る計測装置は、ネットワーク上を所定の方向に流れる音声パケットの取得後、ネットワーク上を所定の方向に対して逆方向に流れるパケットの受信を開始するまでの待機時間を記憶する。
そして、実施例1に係る計測装置は、所定の方向に流れる音声パケットを取得した場合に、待機時間が経過した後、ネットワーク上を所定の方向に対して逆方向に流れる各パケットの受信を開始する。
具体的には、実施例1に係る計測装置は、図1の(1)に示すように、所定の方向(例えば、X方向)に流れる全てのパケット(以下では、パケットAと表す)をネットワーク上に設置されたTAPを介して受信して、受信した全てのパケットAについて、音声情報を含んで構成されるか否かを各々判定し、パケットAにおける音声情報を含んで構成されると判定された各音声パケット(以下では、音声パケットAと表す)を記憶部に格納することで、音声パケットAを取得する。
ここで、実施例1に係る計測装置は、音声パケットAを取得した場合に、図1の(2)に示すように、記憶されている待機時間の間、取得されたパケットの流れる方向に対して逆方向(例えば、Y方向)に流れる全てのパケット(以下では、パケットBと表す)の受信を待機する。
記憶されている待機時間が経過した後、実施例1に係る計測装置は、図1の(3)に示すように、ネットワーク上に設置されたTAPを介して、全てのパケットBの受信を開始し、受信した全てのパケットBについて、音声情報を含んで構成されるか否かを各々判定し、パケットBにおける音声情報を含んで構成されると判定された各音声パケット(以下では、音声パケットBと表す)を記憶部に格納することで、音声パケットBを取得する。
このようなことから、実施例1に係る計測装置は、上記した主たる特徴のごとく、受信するパケットの数および記憶する音声パケットの数を減少させることができ、安価な機能部で構成することが可能である。
[計測装置の構成]
次に、図2を用いて、図1に示した計測装置の構成を説明する。図2は、計測装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、この計測装置10は、入力部11と、出力部12と、記憶部13と、処理部14と、エコー検知部15とを備える。
このうち、入力部11は、各種の情報の入力を受け付ける。具体的には、入力部11は、キーボードやマウス、マイク、単数または複数の入力ポートなどを備えて構成され、例えば、ネットワーク上に設置されたTAPを介してパケットAおよびパケットBを受け付ける。
出力部12は、各種の情報を出力する。具体的には、出力部12は、モニタやディスプレイ、タッチパネル、単数または複数の出力ポートを備えて構成され、例えば、検知結果を出力表示する、もしくは、検知結果を品質監視装置に対して送信する。
記憶部13は、処理部14による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する。特に本発明に密接に関連するものとしては、パケット記憶部13aと、タイミングギャップ記憶部13bとを備える。なお、タイミングギャップ記憶部13bは、請求の範囲に記載の「待機時間記憶手段」に対応する。
パケット記憶部13aは、取得した音声パケットを記憶する。具体的には、後述のパケットA受信部14aによって取得された音声パケットAと、後述のパケットB受信部14bによって取得された音声パケットBとを各々記憶する。
タイミングギャップ記憶部13bは、ネットワーク上を所定の方向に流れる音声パケットの取得後、取得されたパケットの流れる方向に対してネットワーク上を逆方向に流れるパケットの受信を開始するまでの待機時間を記憶する。
具体的には、タイミングギャップ記憶部13bは、後述のパケットA受信部14aによって音声パケットAが取得されてから、後述のパケットB受信部14bによって、パケットBの受信を開始するまでの待機時間(以下では、タイミングギャップと表す)を記憶する。
ここで、「タイミングギャップ」としての時間の長さは、例えば、音声パケットに含まれる音声情報の再生時間(20ミリ秒、以下では、フレームタイムと表す)である。
処理部14は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。特に本発明に密接に関連するものとしては、パケットA受信部14aと、パケットB受信部14bと、パケット特定部14cとを備える。なお、パケットB受信部14bは、請求の範囲に記載の「パケット受信手段」に対応する。
パケットA受信部14aは、音声パケットAを取得する。具体的には、パケットA受信部14aは、任意のタイミングで(例えば、ユーザから計測要求を受け付けたときや、1秒ごと)パケットAの受信を開始し、受信した全てのパケットAについて、音声情報を含んで構成される音声パケットAであるか否かを各々判定する。
ここで、パケットA受信部14aは、各パケットAにおける音声情報を含んで構成されると判定された音声パケットAをパケット記憶部13aに格納することで、音声パケットAを取得するとともに、パケットB受信部14bに対して音声パケットAの取得を通知する。
なお、音声パケットA(B)を取得する処理とは、パケットA(B)を受信する処理と、音声情報を含んで構成される音声パケットA(B)であるか否かを各々判定する処理と、音声パケットA(B)をパケット記憶部13aに格納する処理とを含んだ処理を表すものとする。
そして、パケットA受信部14aは、一定の時間(例えば、1秒)が経過した後、もしくは、パケット記憶部13aに音声パケットAを所定数格納すると、パケットAの受信を終了することで、音声パケットAの取得を終了する。
ここで、「所定数」としてのパケット数は、例えば、エコーを検知するときに、エコーの発生の原因となった元の音声として必要な音声パケットの数である。一例をあげれば、エコーを検知するときに1秒間の音声が元の音声として必要であった場合であり、ワイヤスピードでIP電話(G.711コーデックを使用し、20msのフレームタイムの場合)の音声パケットだけが送信される100Mbps(Mega bits per second)のイーサネット(登録商標)から音声パケットを取得する場合には、「所定数」としてのパケット数は、約6万パケットである。
パケットB受信部14bは、パケットA受信部14aによって音声パケットAが取得された場合に、タイミングギャップが経過した後、各パケットBの受信を開始する。
具体的には、パケットB受信部14bは、パケットA受信部14aから音声パケットAの取得の通知を受け付けると、タイミングギャップ記憶部13bからタイミングギャップを読み込み、タイミングギャップの間、パケットBの受信を待機する。
続いて、パケットB受信部14bは、タイミングギャップの経過後、パケットBの受信を開始し、受信した全てのパケットBについて、音声情報を含んで構成される音声パケットBであるか否かを各々判定する。
ここで、パケットB受信部14bは、パケットBにおける音声情報を含んで構成されると判定された音声パケットBをパケット記憶部13aに格納することで、音声パケットBを取得する。
そして、パケットB受信部14bは、一定の時間(例えば、1秒)が経過した後、もしくは、パケット記憶部13aに音声パケットBを所定数格納すると、パケットBの受信を終了することで、音声パケットBの取得を終了する。
ここで、「所定数」としてのパケット数は、例えば、エコーを検知するときに、元の音声に対するエコーを含んでいるか判定するために、エコーを含んでいる可能性がある音声として必要な音声パケットの数である。
パケット特定部14cは、所定の端末間においてやりとりされた各音声パケットを特定する。具体的には、パケット特定部14cは、パケット記憶部13aから音声パケットAを読み込み、音声パケットAに含まれたセッション情報を抽出する。
そして、パケット特定部14cは、パケット記憶部13aから音声パケットBを読み込み、音声パケットAに含まれたセッション情報と同一のセッション情報を含んだ音声パケットBを特定する。
ここで、セッション情報とは、音声パケットのやりとりを実行する端末間を識別するための情報である。
例えば、パケット特定部14cは、所定の音声パケットAに含まれた送受信IPアドレス(および送受信ポート番号)と同一の送受信IPアドレス(および送受信ポート番号)を含んだ音声パケットBを特定することで、所定の端末間においてやりとりされた各音声パケットを特定する。
そして、パケット特定部14cは、同一のセッション情報を含んだ各音声パケットAおよび各音声パケットBをエコー検知部15に対して出力する。
エコー検知部15は、音声情報が復号化されたときに発生するエコーを検知する。具体的には、エコー検知部15は、パケット特定部14cから受け付けた各音声パケットAおよび各音声パケットBに含まれた音声情報に基づいて、音声パケットAに対するエコーが音声パケットBに含まれているか否かを判定することで、音声パケットAの音声情報が復号化されたときに発生するエコーを含んだ音声パケットBを検知する。そして、エコー検知部15は、エコーを含んだ音声パケットBを検知した場合には、出力部12を介して検知結果を出力表示する、もしくは、検知結果を品質監視装置に対して送信する。
[計測装置による処理]
次に、図3を用いて、計測装置10による処理を説明する。図3は、計測装置による処理の流れを示すフローチャート図である。
図3に示すように、計測装置10は、ユーザから計測要求を受け付けると(ステップS1001肯定)、音声パケットAを取得する(ステップS1002)。
音声パケットAを取得すると、計測装置10は、タイミングギャップの間、パケットBの受信を待機する(ステップS1003)。
タイミングギャップの経過後、計測装置10は、音声パケットBを取得し(ステップS1004)、音声パケットAに含まれたセッション情報と同一のセッション情報を含んだ音声パケットBを特定する(ステップS1005)。
続いて、計測装置10は、音声情報が復号化されたときに発生するエコーの検知処理を実行し(ステップS1006)、エコーを検知した場合には(ステップS1006肯定)、検知結果を出力して(ステップS1007)、処理を終了する。
一方では、エコーを検知しない場合には(ステップS1006否定)、再び、音声パケットAを取得する(ステップS1002)ことで、上記した処理(ステップS1002〜ステップS1007)を繰り返し実行する。
[実施例1の効果]
従来の技術では、ユーザから計測要求を受け付けると、ネットワーク上を双方向に流れる全てのパケットを受信していたが、上記したように、実施例1によれば、所定の方向に流れる音声パケットを取得し、さらに、タイミングギャップが経過するまで逆方向に流れるパケットの受信を待機するので、受信するパケットの数および記憶する音声パケットの数を減少させることができ、安価な機能部で構成することが可能である。
ところで、実施例1に係る計測装置10において、エコーを検知しない場合には、タイミングギャップの長さを変更するようにしてもよい。
そこで、実施例2では、タイミングギャップの長さを変更する場合を説明する。なお、実施例2では、実施例2に係る計測装置10の構成および計測装置10による処理の流れを説明した後、実施例2による効果を説明する。
[実施例2に係る計測装置の構成]
まず、図4を用いて実施例2に係る計測装置10の構成を説明する。図4は、実施例2に係る計測装置の構成を示すブロック図である。実施例2に係る計測装置10の構成は、タイミングギャップ変更部14dを新たに備える他は、実施例1に係る計測装置10と以下に説明する点が異なる。
すなわち、エコー検知部15は、エコーを検知しなかった場合には、タイミングギャップ変更部14dに対して、エコーを検知しなかった旨を通知する。
タイミングギャップ変更部14dは、エコー検知部15によってエコーが検知されなかった場合には、タイミングギャップ記憶部13bに記憶されている待機時間に対して、音声情報の再生時間を加算、または、減算して更新する。なお、タイミングギャップ変更部14dは、請求の範囲に記載の「待機時間更新手段」に対応する。
具体的には、タイミングギャップ変更部14dは、エコー検知部15からエコーを含んだ音声パケットBが検知されなかった旨の通知を受け付けた場合には、タイミングギャップ記憶部13bに記憶されているタイミングギャップに対して、フレームタイム(20ミリ秒)を加算、または、減算して更新する。
[実施例2に係る計測装置による処理]
次に、図5を用いて、実施例2に係る計測装置10による処理を説明する。図5は、実施例2に係る計測装置による処理の流れを示すフローチャート図である。
なお、以下では、実施例1に係る計測装置による処理と異なる点について詳細に説明する。また、計測装置10は、タイミングギャップ記憶部13bに記憶されているタイミングギャップが、例えば、加算した場合は400ミリ秒(すなわち、IP電話のクラスCに相当する音声情報の復号化を連続して実行することができる音声パケットの遅延時間の限界値)に達したとき、または、減算した場合は、フレームタイムと同じ値に達したとき、処理を終了するものとする。
図5に示すように、実施例2に係る計測装置10は、実施例1に係る計測装置10と同様に、エコーを含んだ音声パケットの検知処理を実行する(ステップS2001〜ステップS2006(図3に示した、ステップS1001〜ステップS1006に対応))。
ここで、エコーを検知した場合には(ステップS2006肯定)、実施例1に係る計測装置10は、検知結果を出力して(ステップS2007)、処理を終了する。
一方では、エコーが検知されなかった場合には(ステップS2006否定)、計測装置10は、記憶されているタイミングギャップに対して、音声情報の再生時間を加算、または、減算して更新し(ステップS2008)、再び、音声パケットAを取得する(ステップS2002)ことで、上記した処理(ステップS2002〜ステップS2008)を繰り返し実行する。
[実施例2の効果]
上記したように、実施例2によれば、エコーを含んだ音声パケットの検知結果に基づいて、待機時間を変更することで、受信するパケットの数および記憶する音声パケットの数をさらに減少させることができ、安価な機能部で構成することが可能である。
ところで、実施例1および実施例2では、タイミングギャップとして、フレームタイムを記憶する場合を説明したが、パケットの送受信制御に用いられる制御情報(例えば、RTCPパケット:RTP(Real-time Transport Protocol) Control Protocol)などを用いて、タイミングギャップを予め算出して、記憶するようにしてもよい。
そこで、実施例3では、タイミングギャップを予め算出して、記憶する場合を説明する。なお、実施例3では、実施例3に係る計測装置10の構成および計測装置10による処理の流れを説明した後、実施例3による効果を説明する。
[実施例3に係る計測装置の構成]
まず、図6および図7を用いて実施例3に係る計測装置10の構成を説明する。図6は、実施例3に係る計測装置の構成を示すブロック図である。図7は、遅延時間記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。実施例3に係る計測装置10の構成は、遅延時間記憶部13cと、タイミングギャップ算出部14eとを新たに備える他は、実施例1に係る計測装置10と以下に説明する点が異なる。
すなわち、タイミングギャップ記憶部13bは、タイミングギャップ算出部14eによる算出結果をタイミングギャップとして記憶する。
遅延時間記憶部13cは、IP電話を構成する機能部に固有の遅延時間を記憶する。具体的には、遅延時間記憶部13cは、IP電話を構成するコーデックごとに、コーデックの品名(例えば、G.711やG.729A)と、各コーデックを使用した場合に固有の遅延時間(例えば、10ミリ秒や20ミリ秒)とを対応付けて記憶する。ここで、遅延時間とは、例えば、コーデックG.711によって音声パケットに含まれた音声情報を復号化するために要する時間である。
タイミングギャップ算出部14eは、パケットの送受信制御に用いられる制御情報を用いてタイミングギャップを予め算出する。なお、タイミングギャップ算出部14eは、請求の範囲に記載の「待機時間算出手段」に対応する。
具体的には、タイミングギャップ算出部14eは、ネットワークにおける遅延時間を算出する。例えば、タイミングギャップ算出部14eはRTCPパケットのRR(Receiver Report)パケットやSR(Sender Report)パケットを入力部11を介して取得する。
そして、タイミングギャップ算出部14eは、音声パケットAの方向に通知されるRTCPパケットのSRパケットを取得した時刻から音声パケットBの方向に通知されるRTCPパケットのRRパケット(またはSRパケット)を取得した時刻の差分時間を算出し、この差分時間からさらに音声パケットBの方向に通知されるRTCPパケットのRRパケット(またはSRパケット)に含まれたIP電話によるRTCPパケットのRRパケット(またはSRパケット)を送信するために要した時間(DLSR:delay since last SR)を差し引くことで、ネットワークにおける遅延時間を算出する。
また、タイミングギャップ算出部14eは、IP電話において、ゆらぎ吸収バッファ長として設定された設定時間を、各音声パケットAの取得時刻を用いて、予測して算出する。ここで、ゆらぎ吸収バッファ長とは、音声情報の復号化を連続して実行するために各IP電話に設定された、最初の音声パケットを取得してから復号化した音声情報を出力するまでの保留時間である。
例えば、タイミングギャップ算出部14eは、音声パケットAを複数に渡って取得し、各音声パケットAからパケットの順番を識別するためのシーケンス番号を抽出し、各音声パケットAの取得時刻からシーケンス番号が1つ前の音声パケットAの取得時刻と、フレームタイム(20ミリ秒)とを差し引くことで差分時間を音声パケットAごとに算出する。なお、シーケンス番号がn離れている場合は、20ミリ秒×nを差し引くことで、差分時間を算出する。
そして、タイミングギャップ算出部14eは、各音声パケットAの差分時間の絶対値を算出し、この差分時間の絶対値において、最大値となる差分時間の絶対値をゆらぎ吸収バッファ長として設定された設定時間と定義することで、音声パケットAを送信したIP電話において、ゆらぎ吸収バッファ長として設定された設定時間を予測して算出する。
また、タイミングギャップ算出部14eは、IP電話に固有の遅延時間を算出する。具体的には、タイミングギャップ算出部14eは、音声パケットのやりとりを実行する端末間において通信される音声パケットを取得し、音声パケットからIP電話を構成するコーデックの品名を識別するためのコーデック識別情報を抽出する。そして、タイミングギャップ算出部14eは、抽出したコーデック識別情報に対応する遅延時間を遅延時間記憶部13cから読み込むことで、下手のIP電話を構成するコーデックに固有の遅延時間を算出する。
さらに、タイミングギャップ算出部14eは、算出したコーデックに固有の遅延時間に対して、フレームタイム(20ミリ秒)を加算することでIP電話に固有の遅延時間を算出する。
例えば、タイミングギャップ算出部14eは、IP電話がG.711コーデックを備えて構成されている旨のコーデック識別情報を音声パケットから抽出した場合には、G.711コーデックに対応する固有の遅延時間である10ミリ秒を算出する。そして、タイミングギャップ算出部14eは、G.711コーデックに対応する固有の遅延時間である10ミリ秒に対して、フレームタイムとしての20ミリ秒を加算することで、IP電話に固有の遅延時間である30ミリ秒を算出する。
そして、タイミングギャップ算出部14eは、ネットワークにおける遅延時間と、ゆらぎ吸収バッファ長として設定された設定時間と、IP電話に固有の遅延時間とを足し合わせることでタイミングギャップを算出し、タイミングギャップ算出部14eにタイミングギャップを格納する。
例えば、タイミングギャップ算出部14eは、ネットワークにおける遅延時間が5ミリ秒であり、ゆらぎ吸収バッファ長として設定された設定時間が20ミリ秒であり、IP電話に固有の遅延時間が30ミリ秒であることを算出した場合には、タイミングギャップとして55ミリ秒を算出し、タイミングギャップ算出部14eに格納する。
[実施例3に係る計測装置による処理]
次に、図8を用いて、実施例3に係る計測装置10による処理を説明する。図8は、実施例3に係る計測装置による処理の流れを示すフローチャート図である。なお、以下では、実施例1に係る計測装置による処理と異なる点について詳細に説明する。
図8に示すように、計測装置10は、タイミングギャップを予め算出し(ステップS3001)。具体的には、計測装置10は、ネットワークにおける遅延時間と、ゆらぎ吸収バッファ長として設定された設定時間と、IP電話に固有の遅延時間とを足し合わせることでタイミングギャップを算出する。
そして、計測装置10は、ユーザから計測要求を受け付けると(ステップS3002肯定)、エコーを含んだ音声パケットの検知処理を実行して(ステップS3003〜ステップS3008(図3に示した、ステップS1002〜ステップS1007に対応))、処理を終了する。
[実施例3の効果]
上記したように、実施例3によれば、受信するパケットの数および記憶する音声パケットの数を予め算出されたタイミングギャップを用いて減少させることができ、安価な機能部で構成することが可能である。
ところで、タイミングギャップ変更部14dによる更新結果としてのタイミングギャップおよびタイミングギャップ算出部14eによる算出結果としてのタイミングギャップを長期的に記憶し、再度、エコーを含んだ音声パケットの検知処理を実行する場合に、長期的に記憶したタイミングギャップを再利用するようにしてもよい。
そこで、実施例4では、長期的に記憶したタイミングギャップを再利用する場合を説明する。なお、実施例4では、実施例4に係る計測装置10の構成および処理の流れを説明した後、実施例4による効果を説明する。
[実施例4に係る計測装置の構成]
まず、実施例4に係る計測装置10の構成を説明する。実施例4に係る計測装置10の構成は、実施例2に係る計測装置10と以下に説明する点が異なる。
すなわち、タイミングギャップ記憶部13bは、端末間を識別するための端末間識別情報に対応付けて待機時間を記憶する。具体的には、タイミングギャップ記憶部13bは、送受信IPアドレス(および送受信ポート番号)に対応付けてタイミングギャップを記憶する。
パケットB受信部14bは、パケットA受信部14aから音声パケットAの取得の通知を受け付けると、音声パケットAから送受信IPアドレス(および送受信ポート番号)を抽出し、音声パケットAの送受信IPアドレス(および送受信ポート番号)に対応付けて記憶されているタイミングギャップをタイミングギャップ記憶部13bから読み込む。
ここで、パケットB受信部14bは、音声パケットAの送受信IPアドレス(および送受信ポート番号)に対応付けてタイミングギャップがタイミングギャップ記憶部13bに記憶されている場合には、タイミングギャップ記憶部13bから読み込んだタイミングギャップの間、パケットBの受信を待機し、タイミングギャップが経過した後、パケットBの受信を開始することで、音声パケットBを取得する。
一方では、パケットB受信部14bは、音声パケットAの送受信IPアドレス(および送受信ポート番号)に対応付けてタイミングギャップがタイミングギャップ記憶部13bに記憶されていない場合には、フレームタイム(20ミリ秒)の間、パケットBの受信を待機し、フレームタイムの経過後、パケットBの受信を開始することで、音声パケットBを取得する。
エコー検知部15は、エコーを含んだ音声パケットBを検知した場合には、タイミングギャップ記憶部13bに記憶されている待機時間に対応付けて、音声パケットAに含まれていた送受信IPアドレス(および送受信ポート番号)を格納する。
[実施例4に係る計測装置による処理]
次に、図9を用いて、実施例4に係る計測装置10による処理を説明する。図9は、実施例4に係る計測装置による待機処理の流れを示すフローチャート図である。
なお、実施例4に係る計測装置は、エコーを含んだ音声パケットBを検知した場合には、タイミングギャップ記憶部13bに記憶されている待機時間に対応付けて、音声パケットAに含まれていた送受信IPアドレス(および送受信ポート番号)を格納する処理をさらに実行する他は、実施例1に係る計測装置と同様の処理の流れによって処理を実行するものとし、実施例4に係る計測装置に特徴的なパケットB受信部14bによる待機処理(図3に示した、ステップS1003)について詳細に説明する。
図9に示すように、計測装置10のパケットB受信部14bは、音声パケットAを取得すると、音声パケットAから送受信IPアドレス(および送受信ポート番号)を抽出し(ステップS4001)、タイミングギャップを読み込む(ステップS4002)。
ここで、音声パケットAの送受信IPアドレス(および送受信ポート番号)に対応付けてタイミングギャップが記憶されている場合には(ステップS4002肯定)、計測装置10のパケットB受信部14bは、タイミングギャップの間、パケットBの受信を待機する(ステップS4003)。
一方では、音声パケットAの送受信IPアドレス(および送受信ポート番号)に対応付けてタイミングギャップが記憶されていない場合には(ステップS4002否定)、計測装置10のパケットB受信部14bは、フレームタイムの間、パケットBの受信を待機する(ステップS4004)。
[実施例4の効果]
上記したように、実施例4によれば、待機時間を再利用して、受信するパケットの数および記憶する音声パケットの数を減少させることができ、安価な機能部で構成することが可能である。
ところで、実施例1〜4では、パケットの受信を開始してから、一定の時間(例えば、1秒)が経過した後、もしくは、パケット記憶部13aに音声パケットを所定数格納するまで、パケットの受信を継続する場合を説明したが、パケットの受信を断続的に実行するようにしてもよい。
そこで、実施例5では、パケットの受信を断続的に実行する場合を説明する。なお、実施例5では、パケットAの受信を断続的に実行する場合を説明するものとし、実施例5に係る計測装置の構成および計測装置による処理の流れを説明した後、実施例5による効果を説明する。
[実施例5に係る計測装置の構成]
まず、図10を用いて、実施例5に係る計測装置10の構成を説明する。図10は、実施例5に係る計測装置の構成を示すブロック図である。実施例5に係る計測装置10の構成は、継続時間記憶部13dと、継続時間算出部14fとを新たに備える他は、実施例1に係る計測装置10と以下に説明する点が異なる。
すなわち、継続時間記憶部13dは、パケットAの受信を開始してから、パケットAの受信を終了するまでの継続時間を記憶する。
継続時間算出部14fは、音声パケットを取得すべき時刻から各音声パケットを取得した時刻の差分の時間である取得遅れ時間の分布をとり、この取得遅れ時間の分布に基づいて、パケットを受信する継続時間を予め予測算出する。なお、継続時間算出部14fは、請求の範囲に記載の「継続時間算出手段」に対応する。
以下では、継続時間算出部14fによる処理について、具体的に一例をあげて説明するが、継続時間算出部14fは、所定の端末間において通信される音声パケットAをフレームタイム(20ミリ秒)ごとに取得すべきであるものとする。
継続時間算出部14fは、所定の端末間において、X方向に流れる各音声パケットAの取得を実行し、例えば、所定の端末間において通信される音声パケットAを最初に取得してから、「20ミリ秒後」と、「45ミリ秒後」と、「62ミリ秒後」と、「78ミリ秒後」とに取得する。
ここで、継続時間算出部14fは、音声パケットAを取得した時刻から、音声パケットAを取得すべき時刻を各々差し引くことで、取得した音声パケットAごとに差分時間を算出する。
例えば、継続時間算出部14fは、実際には、「45ミリ秒後」に取得した音声パケットAについて、「40ミリ秒後」に取得すべきであるので、「45ミリ秒後」に取得した音声パケットAについての差分時間として、5ミリ秒を算出する。
続いて、継続時間算出部14fは、取得した音声パケットAごとに算出された各差分時間において、最も差分時間が少ない音声パケットAの取得時刻(つまり、差分時間がマイナス2秒である、「78ミリ秒後」)を基準時刻と規定する。
続いて、継続時間算出部14fは、取得した音声パケットAごとに算出された各差分時間を基準時刻に基づいて換算する。
例えば、継続時間算出部14fは、「45ミリ秒後」に取得した音声パケットAについての差分時間である5ミリ秒に対して2ミリ秒を加算して、換算された差分時間である7ミリ秒を算出する(つまり、「78ミリ秒後」を、音声パケットAを取得すべき時刻の基準時刻にした場合には、「45ミリ秒後」に取得された音声パケットAは、取得すべき時刻から、7ミリ秒遅れて取得されたことを意味する)。
続いて、継続時間算出部14fは、換算された各差分時間の分布をとることで、継続時間を算出する。
例えば、継続時間算出部14fは、換算された各差分時間において、最も値が大きい差分時刻を、継続時間として算出する(つまり、基準時刻に基づいた音声パケットAを取得すべき時刻から、7ミリ秒以内に、全ての音声パケットAが取得されたことを意味する)。
そして、継続時間算出部14fは、算出された継続時間を継続時間記憶部13dに格納する。
パケットA受信部14aは、音声パケットを取得すべき時刻ごとにパケットの受信を開始し、継続時間算出部14fによって算出された継続時間の間、パケットの受信を継続する。
具体的には、パケットA受信部14aは、継続時間算出部14fによって、基準時刻であると規定された時刻から「20×n(「n」は変数を表す)」ミリ秒経過した時刻に至るごとにパケットの受信を開始する。
続いて、パケットA受信部14aは、継続時間記憶部13dから継続時間を読み込み、継続時間の間、パケットAの受信を継続する。
そして、パケットA受信部14aは、継続時間の経過後、パケットAの受信を一時的に停止する。
[実施例5に係る計測装置による処理]
まず最初に、図11を用いて、実施例5に係る計測装置10による処理を説明する。図11は、実施例5に係る計測装置による処理の流れを示すフローチャート図である。なお、以下では、実施例1に係る計測装置による処理と異なる点について詳細に説明する。
図11に示すように、計測装置10は、パケットを受信する継続時間を予め予測算出する(ステップS5001)。
そして、計測装置10は、ユーザから計測要求を受け付けると(ステップS5002肯定)、エコーを含んだ音声パケットの検知処理を実行して(ステップS5003〜ステップS5008(図3に示した、ステップS1002〜ステップS1007に対応))、処理を終了する。
次に、図12を用いて、実施例5に係る計測装置に特徴的なパケットA受信部14aによるパケットA受信処理(図3に示した、ステップS1002に対応)について詳細に説明する。図12は、実施例5に係る計測装置によるパケットA受信処理の流れを示すフローチャート図である。
なお、パケットA受信部14aは、一定の時間(例えば、1秒)が経過した後、もしくは、パケット記憶部13aに音声パケットAを所定数格納すると、パケットAの受信を終了するものとする。
図12に示すように、計測装置10のパケットA受信部14aは、ユーザから計測要求を受け付けると、音声パケットを取得すべき時刻からパケットAの受信を開始する(ステップS6001)。
続いて、計測装置10のパケットA受信部14aは、継続時間記憶部13dから継続時間を読み込み(ステップS6002)、継続時間の間、パケットAの受信を継続する(ステップS6003)。
そして、計測装置10のパケットA受信部14aは、継続時間の経過後、パケットAの受信を一時的に停止し(ステップS6004)、前回パケットの受信を開始してからフレームタイム(20ミリ秒)が経過する(ステップS6005)と、再び、パケットの受信を開始する(ステップS6001)。
[実施例5の効果]
上記したように、実施例5によれば、パケットの受信を断続的に実行して、受信するパケットの数および記憶する音声パケットの数を減少させることができ、安価な機能部で構成することが可能である。
さて、これまで実施例1〜5について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、実施例6として、他の実施例を説明する。
例えば、実施例1〜5では、音声パケットAを取得してから、タイミングギャップが経過した後、パケットBの受信を開始する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、音声パケットBを取得してから、タイミングギャップが経過した後、パケットAの受信を開始するようにしてもよい。
また、実施例1〜5では、上り下りのパケットが同一のケーブルを通過することを前提とした説明をしたが、上り下りが別のルートを通過する場合、それぞれのルートから計測装置に入力するように構成してもよい。
また、実施例1〜5では、上り下りのセッションの特定にIPアドレス(および、送受信ポート番号)を使用したが、SIPやH.323などのシグナリングプロトコルの解析やIP電話サーバからの情報提供により実施してもよい。
また、実施例3では、ゆらぎ吸収バッファ長として、各音声パケットAの差分時間の絶対値の最大値を使用したが、端末でのゆらぎ吸収バッファのエミュレートにより実施してもよいし、ゆらぎの分布から最大値を求めてもよい。
また、実施例3では、RTCPパケットのRRパケットと、RTCPパケットのSRパケットを用いてネットワークにおける遅延時間を算出する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、IP電話に対してICMP(Internet Control Message Protocol)のpingパケットを送信することでネットワークにおける遅延時間を算出するための情報を取得して、遅延時間を算出するようにしてもよい。
また、実施例3では、ネットワークにおける遅延時間と、ゆらぎ吸収バッファ長として設定された設定時間と、IP電話を構成するコーデックに固有の遅延時間とを足し合わせることでタイミングギャップとしての待機時間を算出する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ネットワークにおける遅延時間をタイミングギャップとしての待機時間とする、あるいは、ネットワークにおける遅延時間と、IP電話において、ゆらぎ吸収バッファ長として設定された設定時間とを足し合わせることでタイミングギャップとしての待機時間とするなど、一つまたは複数の算出結果をタイミングギャップとしての待機時間とする場合であれば、本発明に適用することができる。
また、実施例5では、パケットAの受信を断続的に実行する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、パケットAおよび/またはパケットBの受信を断続的に実行する場合であれば本発明に適用することができる。
また、実施例1で説明したネットワーク構成は、本発明を限定するものではなく、ネットワーク上を双方向に流れる各パケットを受信する場合であれば本発明に適用することができる。例えば、IP電話に係る音声パケットの流れを制御する呼制御サーバによって制御され、IP電話に係る音声パケットだけが流れるネットワークから各音声パケットを受信する場合であっても本発明に適用することができる。
また、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図7に示した記憶情報や継続時間として算出する数値範囲)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。すなわち、継続時間として算出する数値範囲を、例えば、換算された各差分時間の分布において90%をカバーする差分時間(6ミリ秒など)としてもよい。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図2に示したパケットA受信部14aと、パケットB受信部14bとを統合して構成することができる。
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
ところで、本発明はあらかじめ用意されたプログラムを計測装置10としてのコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図13を用いて、上記の実施例に示した計測装置10と同様の機能を有する計測プログラムを実行するコンピュータを一例として説明する。図13は、パケットキャプチャプログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、計測装置10としてのコンピュータ110は、入力部120、ROM130、CPU140、HDD150、RAM160、出力部170およびエコー検知部180をバス190などで接続して構成される。
ROM130には、上記の実施例1に示した計測装置10と同様の機能を発揮するコンピュータ110に実行させるパケットキャプチャプログラム、つまり、図13に示すようにパケットA受信プログラム130aと、パケットB受信プログラム130bと、パケット特定プログラム130cとが、あらかじめ記憶されている。なお、これらのプログラム130a〜プログラム130cについては、図2に示した計測装置10の各構成要素と同様、適宜統合または、分散してもよい。
そして、CPU140がこれらのプログラム130a〜プログラム130cをROM130から読み出して実行することで、図13に示すように、プログラム130a〜プログラム130cは、パケットA受信プロセス140aと、パケットB受信プロセス140bと、パケット特定プロセス140cとして機能するようになる。なお、プロセス140a〜プロセス140cは、図2に示した、パケットA受信部14aと、パケットB受信部14bと、パケット特定部14cとにそれぞれ対応する。
また、HDD150には、図13に示すように、タイミングギャップデータテーブル150aが設けられる。
そして、CPU140は、タイミングギャップデータテーブル150aから、タイミングギャップデータ160aを読み出してRAM160に格納するとともに、入力部120を介して受信したパケットデータ160bに基づいて処理を実行する。
なお、タイミングギャップデータ160aは、図2に示した、タイミングギャップ記憶部13bに対応し、パケットデータ160bは、図2に示したパケット記憶部13aに対応する。
なお、上記した各プログラム130a〜プログラム130cについては、必ずしも最初からROM130に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ110に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、またはコンピュータ110の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ110に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ110がこれから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
なお、本実施例で説明したパケットキャプチャ方法は、あらかじめ用意されたパケットキャプチャプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このパケットキャプチャプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このパケットキャプチャプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
実施例1に係る計測装置の概要および特徴を説明するための図である。 計測装置の構成を示すブロック図である。 計測装置による処理の流れを示すフローチャート図である。 実施例2に係る計測装置の構成を示すブロック図である。 実施例2に係る計測装置による処理の流れを示すフローチャート図である。 実施例3に係る計測装置の構成を示すブロック図である。 遅延時間記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 実施例3に係る計測装置による処理の流れを示すフローチャート図である。 実施例4に係る計測装置による待機処理の流れを示すフローチャート図である。 実施例5に係る計測装置の構成を示すブロック図である。 実施例5に係る計測装置による処理の流れを示すフローチャート図である。 実施例5に係る計測装置によるパケットA受信処理の流れを示すフローチャート図である。 パケットキャプチャプログラムを実行するコンピュータを示す図である。 従来技術に係るネットワーク構成を説明するための図である。
符号の説明
10 計測装置
11 入力部
12 出力部
13 記憶部
13a パケット記憶部
13b タイミングギャップ記憶部
13c 遅延時間記憶部
13d 継続時間記憶部
14 処理部
14a パケットA受信部
14b パケットB受信部
14c パケット特定部
14d タイミングギャップ変更部
14e タイミングギャップ算出部
14f 継続時間算出部
15 エコー検知部
110 コンピュータ
120 入力部
130 ROM(Read Only Memory)
130a パケットA受信プログラム
130b パケットB受信プログラム
130c パケット特定プログラム
140 CPU(Central Processing Unit)
140a パケットA受信プロセス
140b パケットB受信プロセス
140c パケット特定プロセス
150 HDD(Hard disk drive)
150a タイミングギャップデータテーブル
160 RAM(Random Access Memory)
160a タイミングギャップデータ
160b パケットデータ
170 出力部
180 エコー検知部
190 バス

Claims (7)

  1. ネットワーク上を双方向に流れる各パケットを受信して、当該各パケットから音声情報を含んで構成される音声パケットを取得し、当該取得された各音声パケットを音声パケットのやりとりを実行する端末間ごとに特定し、当該特定された各音声パケットに含まれる音声情報を前記音声情報が復号化されたときに発生するエコーを検知するエコー検知装置に対して出力するパケットキャプチャ装置であって、
    ネットワーク上を所定の方向に流れる音声パケットの取得後、ネットワーク上を前記所定の方向に対して逆方向に流れるパケットの受信を開始するまでの待機時間を記憶する待機時間記憶手段と、
    前記待機時間記憶手段に記憶されている待機時間が経過した後、前記逆方向に流れる各パケットの受信を開始するパケット受信手段と、
    を備えたことを特徴とするパケットキャプチャ装置。
  2. 前記エコー検知装置によってエコーが検知されなかった場合には、前記待機時間記憶手段に記憶されている待機時間に対して、前記音声情報の再生時間を加算、または、減算して更新する待機時間更新手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のパケットキャプチャ装置。
  3. パケットの送受信制御に用いられる制御情報を用いて前記待機時間を予め算出する待機時間算出手段をさらに備え、
    前記待機時間記憶手段は、前記待機時間算出手段による算出結果を前記待機時間として記憶することを特徴とする請求項1または2に記載のパケットキャプチャ装置。
  4. 前記待機時間記憶手段は、前記端末間を識別するための端末間識別情報に対応付けて待機時間を記憶し、
    前記パケット受信手段は、前記端末間識別情報に対応する待機時間が経過した後、前記逆方向に流れるパケットの受信を開始することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のパケットキャプチャ装置。
  5. 各音声パケットを取得すべき時刻から各音声パケットが実際に取得された時刻の差分の時間である取得遅れ時間の分布をとり、当該取得遅れ時間の分布に基づいて、パケットを受信する継続時間を予め予測算出する継続時間算出手段をさらに備え、
    前記パケット受信手段は、音声パケットを取得すべき時刻ごとにパケットの受信を開始し、前記継続時間算出手段によって算出された継続時間の間、パケットの受信を継続することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のパケットキャプチャ装置。
  6. ネットワーク上を双方向に流れる各パケットを受信して、当該各パケットから音声情報を含んで構成される音声パケットを取得し、当該取得された各音声パケットを音声パケットのやりとりを実行する端末間ごとに特定し、前記音声情報が復号化されたときに発生するエコーを検知するエコー検知装置に対して当該特定された各音声パケットに含まれる音声情報を出力するパケットキャプチャ方法であって、
    ネットワーク上を所定の方向に流れる音声パケットの取得後、ネットワーク上を前記所定の方向に対して逆方向に流れるパケットの受信を開始するまでの待機時間を記憶する待機時間記憶工程と、
    前記待機時間記憶工程によって記憶されている待機時間が経過した後、前記逆方向に流れる各パケットの受信を開始するパケット受信工程と、
    を含んだことを特徴とするパケットキャプチャ方法。
  7. ネットワーク上を双方向に流れる各パケットを受信して、当該各パケットから音声情報を含んで構成される音声パケットを取得し、当該取得された各音声パケットを音声パケットのやりとりを実行する端末間ごとに特定し、前記音声情報が復号化されたときに発生するエコーを検知するエコー検知装置に対して当該特定された各音声パケットに含まれる音声情報を出力するパケットキャプチャ処理をコンピュータに実行させるパケットキャプチャプログラムであって、
    ネットワーク上を所定の方向に流れる音声パケットの取得後、ネットワーク上を前記所定の方向に対して逆方向に流れるパケットの受信を開始するまでの待機時間を記憶する待機時間記憶手順と、
    前記待機時間記憶手順によって記憶されている待機時間が経過した後、前記逆方向に流れる各パケットの受信を開始するパケット受信手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするパケットキャプチャプログラム。
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