JP4910636B2 - ハニカム構造体の押出成形装置及び製造方法 - Google Patents

ハニカム構造体の押出成形装置及び製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、オーバル形状を有するセラミック製のハニカム構造体の押出成形装置及び製造方法に関する。なお、本明細書中の「オーバル形状」は、直径が長い部分(長径部)と短い部分(短径部)とを有し、一般的に楕円と呼ばれる形状であって、幾何学上の「楕円」に限らず、半円と直線とを組み合わせたいわゆるレーストラック形状、及び楕円とレーストラック形状との中間的な形状を含む概念である。
セラミック製のハニカム構造体は、自動車の排ガス浄化用触媒の担体等として広く用いられている。ハニカム構造体を形成する方法としては、一般的に、押出成形もしくはプランジャー成形が用いられる。押出成形により製造する場合は、混練した原料を成形金型を用いて押出成形した後、乾燥、焼成することにより製造することができる。
従来、オーバル形状のハニカム構造体を押出成形に用いる押出成形装置は、後述する比較例に示すごとく、押出スクリュー部の直後に整流板が設けられ、その整流板に隣接して、原料を金型に送り込むための抵抗管が設けられている。上記抵抗管は、上流端では円形状であり、下流端でオーバル形状である。そのため、抵抗管の長径部方向の縮径率と短径部方向の縮径率には大きな差があり、原料の押出しの速度分布が不均一となっていた。それ故、押出されたオーバル形状のハニカム構造体の長径部方向では、原料が十分に行き渡らないため、スキンにささくれが発生し、短径部方向では、原料が過剰となるため、最悪の場合には、セルつぶれが発生するという問題がある。そのため、全体として、オーバル形状が更につぶれた形状となる。
特開2000−167818号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、外形形状がオーバル形状であるセラミック製のハニカム構造体を、ささくれやセルつぶれ等の欠陥を生じさせることなく製造することが可能なハニカム構造体の押出成形装置及び製造方法を提供しようとするものである。
第1の発明は、外皮と、該外皮内にハニカム状に配設された隔壁と、該隔壁内に区画されていると共に両端に貫通するよう軸方向に沿って形成された多数のセルとを有し、外形形状がオーバル形状であるセラミック製のハニカム構造体を押出し成形するための押出成形装置であって、
円形状のスリーブと、該スリーブ内においてセラミック原料を混練すると共に前進させるスクリューとを備えた押出スクリュー部と、
該押出スクリュー部から押し出される上記セラミック原料の通過速度分布の均一化を図るための整流板を下流端に有する整流部と、
該整流部の上記整流板から押し出される上記セラミック原料が通過する断面積を徐々に減少させる抵抗管と、
該抵抗管から押し出される上記セラミック原料を所望のオーバル形状に成形するための成形金型とを有してなり、
上記整流部は、上流端から上記整流板配設部に至る間に、上記スリーブの内径と略同じ内径の円形状から、その内径と同等以上の短径及び該短径よりも大きい長径を有するオーバル形状に徐々に変化する形状変化部を有しており、上記整流板の形状及び下流端の内形状がオーバル形状となっており、
上記抵抗管は、上流端から下流端に至る間に、オーバル形状を維持したまま徐々に断面積が小さくなって上記成形金型に接続されていることを特徴とするハニカム構造体の押出成形装置にある(請求項1)。
本発明のハニカム構造体の押出成形装置において、最も注目すべき点は、円形状からオーバル形状に徐々に変化する形状変化部を有すると共に下流端に整流板を有する整流部を設け、さらに、上記抵抗管を、オーバル形状を維持したまま徐々に縮径した点にある。つまり、上記整流部を設けることによって、上記下流端に存在する上記整流板において、オーバル形状で通過速度分布の均一化を良好に行うことができ、その後、上記抵抗管において、長径部方向の縮径率と短径部方向の縮径率に大きな差がない状態で、断面積を減少させることができる。これにより、押出し速度分布が均一な状態で押出成形を行うことができる。それ故、得られるハニカム構造体は、オーバル形状であっても、ささくれやセルつぶれ等の欠陥がほとんどない。
上記整流部は、上述したように形状変化部を有しており、上流端においてはスリーブとの接触をスムーズとするために円形状となっているが、上記整流板の形状及び下流端の内形状はオーバル形状となっている。また、上記形状変化部は、上記整流部の上流端の内径と同等以上の短径及び該短径よりも大きい長径を有するオーバル形状に徐々に変化する。これにより、セラミック原料がオーバル形状の整流板を通過する際に、通過速度分布の均一化図ることができる。
また、上記抵抗管は、上流端から下流端に至る間に、オーバル形状を維持したまま徐々に断面積が小さくなっている。つまり、上記抵抗管において、長径部方向の縮径率と短径部方向の縮径率の差が小さい。これにより、抵抗管において、上記セラミック原料の通過速度分布を均一に保つことができる。それ故、成形金型から押し出されるセラミック原料の押出し速度分布を均一にすることができる。
このように、本発明によれば、整流部を設け、抵抗管の形状を限定することによって、外形形状がオーバル形状であるセラミック製のハニカム構造体を、ささくれやセルつぶれ等の欠陥を生じさせることなく製造することが可能な押出成形装置を提供することができる。
第2の発明は、外皮と、該外皮内にハニカム状に配設された隔壁と、該隔壁内に区画されていると共に両端に貫通するよう軸方向に沿って形成された多数のセルとを有し、外形形状がオーバル形状であるセラミック製のハニカム構造体を製造する方法であって、
少なくとも原料粉末と水とを含むセラミック原料を混練して押出成形するに当たり、第1の発明に記載の押出成形装置を用い、上記押出スクリュー部から押し出された上記セラミック原料の通過断面形状を、上記整流部における上記整流板の上流側においてオーバル形状に変化させ、その後、上記抵抗管においてオーバル形状を維持したまま通過断面積を徐々に減少させてから上記成形金型によってオーバル形状に成形することを特徴とするハニカム構造体の製造方法にある(請求項6)。
本発明のハニカム構造体の製造方法は、上述したように、押出成形するに当たり、第1の発明に記載の押出成形装置を用いている、そのため、セラミック原料の押出し速度分布が均一な状態で、押出成形をすることができる。
このように、本発明によれば、外形形状がオーバル形状であるセラミック製のハニカム構造体を、ささくれやセルつぶれ等の欠陥を生じさせることなく製造することが可能なハニカム構造体の製造方法を提供することができる。
第1の発明の、ハニカム構造体の押出成形装置は、上記整流部の下流端の内形状は、短径に対する長径の比が1.1以上のオーバル形状であることが好ましい(請求項2)。
上記短径に対する長径の比が1.1以上、好ましくは1.3以上の場合に、本発明の効果を顕著に得ることができる。
また、上記抵抗管は、長径の縮径率Aと短径の縮径率Bとが、0.9<A/B<1.1の関係にあることが好ましい(請求項3)。
この場合には、更に、通過速度分布を均一にすることができ、押出成形時にゆがみ等が発生することを抑制することができる。
また、上記長径の縮径率Aと短径の縮径率Bとの関係が、0.9≧A/Bの場合には、短径部方向へ流れるセラミック原料が過剰となるため、短径部方向でセルつぶれが発生するおそれがある。一方、A/B≧1.1である場合には、長径部方向へ流れるセラミック原料が過剰となるため、長径部方向でセルつぶれが発生するおそれがある。
また、上記抵抗管は、長径の縮径率A及び短径の縮径率Bがいずれも0.7以下であることが好ましい(請求項4)。
この場合には、更に、押出成形時にゆがみ等が発生することを抑制することができる。
また、長径の縮径率Aと短径の縮径率Bのいずれかが0.7を超える場合には、整流板により分離したセラミック原料を再度結合できないおそれや、スキンまでセラミック原料が行き渡らず、ささくれが発生するおそれがある。
また、上記抵抗管の上流端と下流端の内形状は、相似形状であることが好ましい(請求項5)。
すなわち、上記抵抗管における内形状は、オーバル径状が維持されておればよく、その形状が多少変化しても目的を達成できる。しかしながら、上記のごとく、抵抗管の上流端から下流端まで相似径状である場合には、全周における縮径率が変化しないので最も理想的である。この場合には、更に、押出し速度分布の均一化を図ることができる。
(実施例1)
本例は、本発明の実施例について、図1〜図6を用いて説明する。
図1は、押出成形装置の全体図を示す。図2(a)は、押出成形装置の長径部方向の断面図を示し、図2(b)は、短径部方向の断面図を示す。
本例に用いるハニカム構造体の押出成形装置1は、図1に示すごとく、上方に設けた混練機11に対面した投入口12を有していると共に、その下方には上段スクリュー13、押出スクリュー22、上記上段スクリュー13と押出スクリュー22との間に真空室14と噛込ローラ15とを備えている。
上記押出スクリュー22の前方には、上記整流部3が設けてあり、更にその前方には抵抗管4、その先に成形金型5が配設してある。成形金型5には、ガイドリング16が設けられ、その前方には、押出されたハニカム構造体6を支持するスポンジ受け台17を設けてある。
また、本例の押出成形装置1は、上段スクリュー13と押出スクリュー22とを有するが、上段スクリュー13と押出スクリュー22との間に、更に、中段スクリューを設けても良い。
以下、これを詳説する。
上記押出成形装置1は、図2に示すごとく、円形状のスリーブ21と、該スリーブ21内においてセラミック原料を混練すると共に前進させるスクリュー22とを備えた押出スクリュー部2と、該押出スクリュー部2から押し出される上記セラミック原料の通過速度分布の均一化を図るための整流板31を有する整流部3と、該整流部3から押し出される上記セラミック原料が通過する断面積を徐々に減少させる抵抗管4と、該抵抗管4から押し出される上記セラミック原料を所望のオーバル形状に成形するための成形金型5とを有してなる。
上記整流部3は、上流端から上記整流板配設部に至る間に、上記スリーブ21の内径と略同じ内径の円形状から、その内径と同等以上の短径及び該短径よりも大きい長径を有するオーバル形状に徐々に変化する形状変化部を有しており、上記整流板31の形状及び下流端の内形状がオーバル形状となっている。
上記整流部3の下流端の内形状は、長径が240mm、短径が190mm、つまり、短径に対する長径の比が1.26のオーバル形状である。
また、上記整流板31は、図3に示すごとく、セラミック原料を通過させるための多数の孔33を有しており、その孔33の直径はφ5mmである。また、同図に示すごとく、整流板31は、長径W1が270mm、短径H1が220mmのオーバル形状を有し、厚みが30mmである。また、上記整流部の下流端と同じサイズ(長径W2が240mm、短径H2が190mm)である領域Sが、実際にセラミック原料が通過する領域である。
上記抵抗管4は、上流端から下流端に至る間に、オーバル形状を維持したまま徐々に断面積が小さくなって上記成形金型5に接続されている。
図4(a)は、抵抗管4の上流端を示し、図4(b)は、抵抗管4の断面を示し、図4(c)は、抵抗管4の下流端を示す。
上記抵抗管4の内形状は、図4(a)に示すごとく、上流端は、長径H3が240mm、短径W3が190mmのオーバル形状である。また、図4(b)に示すごとく、上流端と下流端との距離Lが355mmである。また、図4(c)に示すごとく、下流端は、長径W4が170mm、短径H4が130mmのオーバル形状である。すなわち、長径の縮径率A及び短径の縮径率Bは0.7であり、長径の縮径率Aと短径の縮径率Bとが、A/B=1の関係にある。そのため、上記抵抗管4の上流端と下流端の内形状は、相似形状である。
そして、上記成形金型5の内形状は、図5(a)に示すごとく、長径W5が170mm、短径H5が115mmのオーバル形状を有している。図5(b)は、成形金型5の側面図である。
また、上記ガイドリング16の内形状は、図6(a)に示すごとく、長径W6が154mm、短径H6が98mmのオーバル形状を有している。このオーバル形状が、最終成形品と略相似形状となる。図6(b)は、ガイドリング16の断面形状を示す。
次に、ハニカム構造体の製造方法について説明する。
本例により製造するハニカム構造体は、2MgO・2Al23・5SiO2により表される理論組成を有するコーディエライトを主成分とするものである。通常、コーディエライトは、SiO2を49.0〜53.0重量%、Al23を33.0〜37.0重量%、MgOを11.5〜15.5重量%の割合で含有する。
そのため、上記セラミック原料としては、所望のコーディエライト組成となるように調整したコーディエライト化原料に、成形助剤を添加、混練したものを用いる。コーディエライト化原料としては、タルク(Mg3Si410(OH)2)、カリオン(Al2Si25(OH)4)、アルミナ(Al23)、水酸化アルミニウム(Al(OH)3)等がある。また、Mg源、Al源、Si源となる酸化物、水酸化物、塩化物等を使用することができる。例えば、蛇紋石(Mg3Si25(OH)4)、パイロフェライト(Al2Si410(OH)2)、ブルーサイト(Mg(OH)2)等がある。
また、コーディエライト化原料に添加する成形助剤としては、通常使用される潤滑剤及び保湿剤、バインダ等を使用することができる。潤滑剤及び保湿剤としては、例えば、ワックス、水溶性多価アルコール誘導体、界面活性剤等がある。また、上記バインダとしては、例えば、メチルセルロース、ポリビニルアルコール等がある。
まず、図1に示すごとく、上記コーディエライト化原料と成形助剤とを、混練機11により混練してセラミック原料とした。その後、上記混練機11から原料投入口12に、上記セラミック原料を投入し、これを、上段スクリュー13の回転による推進力によって、真空室14及び噛込ローラ15を介してスクリュー22に送り込む。
その後、上記セラミック原料を上記押出スクリュー部2から押し出し、上記整流部3における上記整流板31の上流側において、セラミック原料の通過断面形状をオーバル形状に変化させ、その後、上記抵抗管4においてオーバル形状を維持したまま通過断面積を徐々に減少させ、上記成形金型5より押し出し、ガイドリング16を通過させることによってオーバル形状のハニカム構造体6を成形する。押出し条件は、押出し圧力が100〜200kg/cm2、押出し速度が1.0〜2.0m/min、原料温度が10〜20℃で行う。
押出されたハニカム構造体6は、スポンジ受け台17に支持されて前方に送られる。
次に、押出成形の後、上記ハニカム構造体6は、上記スポンジ受け台17に載置したまま、所定長さに切断する。そして、分離された個々のハニカム構造体6は、スポンジ受け台17上において、そのまま1時間放置し、乾燥工程を行った。
次に、乾燥工程が終了した後、ハニカム構造体を焼成炉内に運搬し、焼成を行った。焼成は、1400℃の温度に5時間保持する条件で行った。焼成終了後には、個々のハニカム構造体の切断端部除去等の仕上げ工程を行って、オーバル形状を有するハニカム構造体が得られた。
本例により、ささくれやセルつぶれ等の欠陥を生じさせることなく、外形形状がオーバル形状であるセラミック製のハニカム構造体を得ることができた。
(比較例1)
本比較例は、本発明の比較例について図7を用いて示す。
本比較例は、同図に示すごとく、従来の押出成形装置9を用いて押出成形を行った例である。
上記押出成形装置9は、実施例1における整流部3及び抵抗管4を変更したものである。つまり、上記押出成形装置9は、円形状の整流板91のみからなる整流部と、円形状からオーバル形状に変化する抵抗管92とを有する。他は、実施例1と同様の方法で行った。
本比較例では、押出スクリュー部2から押し出されたセラミック原料は、通過断面形状が円形の状態で整流板91を通過した後、抵抗管92において、通過断面形状が円形状からオーバル形状に変化する。抵抗管92は長径部方向の縮径率と短径部方向の縮径率には大きな差があるため、原料の押出しの速度分布が不均一となる。それ故、本例により得られたハニカム構造体は、短径部方向にセルつぶれが見られ、長径方向にささくれが見られた。
実施例1における、押出成形装置を示す説明図。 実施例1における、押出成形装置を示す説明図。 実施例1における、整流板を示す説明図。 実施例1における、抵抗管を示す説明図。 実施例1における、成形金型を示す説明図。 実施例1における、ガイドリングを示す説明図。 比較例1における、押出成形装置を示す説明図。
符号の説明
1 押出成形装置
2 押出スクリュー部
21 スリーブ
22 押出スクリュー
3 整流部
31 整流板
32 形状変化部
4 抵抗管
5 成形金型

Claims (6)

  1. 外皮と、該外皮内にハニカム状に配設された隔壁と、該隔壁内に区画されていると共に両端に貫通するよう軸方向に沿って形成された多数のセルとを有し、外形形状がオーバル形状であるセラミック製のハニカム構造体を押出し成形するための押出成形装置であって、
    円形状のスリーブと、該スリーブ内においてセラミック原料を混練すると共に前進させるスクリューとを備えた押出スクリュー部と、
    該押出スクリュー部から押し出される上記セラミック原料の通過速度分布の均一化を図るための整流板を下流端に有する整流部と、
    該整流部の上記整流板から押し出される上記セラミック原料が通過する断面積を徐々に減少させる抵抗管と、
    該抵抗管から押し出される上記セラミック原料を所望のオーバル形状に成形するための成形金型とを有してなり、
    上記整流部は、上流端から上記整流板配設部に至る間に、上記スリーブの内径と略同じ内径の円形状から、その内径と同等以上の短径及び該短径よりも大きい長径を有するオーバル形状に徐々に変化する形状変化部を有しており、上記整流板の形状及び下流端の内形状がオーバル形状となっており、
    上記抵抗管は、上流端から下流端に至る間に、オーバル形状を維持したまま徐々に断面積が小さくなって上記成形金型に接続されていることを特徴とするハニカム構造体の押出成形装置。
  2. 請求項1において、上記整流部の下流端の内形状は、短径に対する長径の比が1.1以上のオーバル形状であることを特徴とするハニカム構造体の押出成形装置。
  3. 請求項1又は2において、上記抵抗管は、長径の縮径率Aと短径の縮径率Bとが、0.9<A/B<1.1の関係にあることを特徴とするハニカム構造体の押出成形装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記抵抗管は、長径の縮径率A及び短径の縮径率Bがいずれも0.7以下であることを特徴とするハニカム構造体の押出成形装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記抵抗管の上流端と下流端の内形状は、相似形状であることを特徴とするハニカム構造体の押出成形装置。
  6. 外皮と、該外皮内にハニカム状に配設された隔壁と、該隔壁内に区画されていると共に両端に貫通するよう軸方向に沿って形成された多数のセルとを有し、外形形状がオーバル形状であるセラミック製のハニカム構造体を製造する方法であって、
    少なくとも原料粉末と水とを含むセラミック原料を混練して押出成形するに当たり、請求項1〜5のいずれか一項に記載の押出成形装置を用い、上記押出スクリュー部から押し出された上記セラミック原料の通過断面形状を、上記整流部における上記整流板の上流側においてオーバル形状に変化させ、その後、上記抵抗管においてオーバル形状を維持したまま通過断面積を徐々に減少させてから上記成形金型によってオーバル形状に成形することを特徴とするハニカム構造体の製造方法。
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