JP3921911B2 - セラミック成形体の製造方法および製造装置 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は,例えばセラミックハニカム構造体等のセラミック成形体を製造するための製造方法および製造装置に関する。
【0002】
【従来技術】
例えば自動車の排ガス浄化装置の触媒担体としては,図12に示すごとく,多数のセル88を隔壁81により設けてなるセラミック製のハニカム構造体8が用いられている。このセラミック製のハニカム構造体のようなセラミック成形体は,通常,押出成形により製造される。
【0003】
従来のセラミック成形体の製造装置9は,図13に示すごとく,スクリュー式の押出機91と,該押出機91の先端に抵抗管92を介して接続された成形型93とを有する。そして,この製造装置9を用い,押出スクリュー911の回転により上記押出機91から抵抗管92内に圧送したセラミック材料80を,成形型93から押出して所望形状のセラミック成形体を製造する。なお,上記押出スクリュー911は,真空引きされた脱気室912に連通して配設されている。そして,押込スクリュー913により脱気室912内に送り込まれたセラミック材料80は,左右一対の押込ローラ914により上記押出スクリュー911に供給される。
【0004】
【解決しようとする課題】
ところで,セラミック成形体がハニカム構造体のように複雑な形状を有している場合には,成形型93のスリット穴形状のばらつき,セラミック材料80の粘度ばらつき(温度ばらつき)等の影響により,成形される形状が大きく左右される。特にセラミック材料80の粘度は,季節,時間帯によっても変化し,材料流速にばらつきを生じさせ,セラミック成形体の形状に大きな影響を与える。
【0005】
このような問題に対し,例えば,特開平9−277234号公報に示されているごとく,成形型を構成するガイドリングに成形直前のセラミック材料の温度を調整する温度調整装置を設けることが提案されている(従来技術1)。この温度調整装置を用いれば,ハニカム構造体の外皮となる部分の成形速度を微調整することができ,成形不良を防止することができるとされている。
【0006】
また,特公昭55−36486号公報に示されているごとく,押出スクリューと成形型との間において,セラミック材料の外周温度を中心温度よりも10℃以内高くすることが提案されている(従来技術2)。この場合には,良好なセラミックハニカム構造体を連続して成形することができるとされている。
【0007】
しかしながら,例えばハニカム構造体においては,近年,そのセル密度を高めるべく隔壁の厚みを小さくすることが強く求められている。この隔壁の薄肉化を行う場合には,上記成形型93の押出し抵抗が従来よりも大幅に増大する。この押出し抵抗の増大は,セラミック材料80の粘度等のばらつきによる成形形状への影響を従来よりも大きくしてしまう。
【0008】
そのため,従来のサイズのハニカム構造体を成形する場合には問題なかった程度のセラミック材料の粘度(温度)ばらつきであっても,薄肉化したハニカム構造体を製造する場合には,そのばらつきが成形形状に大きく影響する。そのため,この場合には,良好な形状を有するハニカム構造体を高歩留まりで製造することが困難である。
【0009】
また,上記従来技術1,2に示された方法を用いた場合にも,薄肉化したハニカム構造体のように成形が難しいセラミック成形体を製造する場合には,形状修正効果が小さすぎるため,良好な形状のセラミック成形体をスムーズに製造することは困難である。
【0010】
具体的には,上記従来技術1の方法では,セラミック材料の温度調整を行う部分が成形型のガイドリング部分だけである。そのため,成形体の極表層部のみしか温度調整できない。それ故,成形体の形状不良がひどい場合には,その形状修正が困難である。
また,上記従来技術2においては,温度調整がある特定の条件に限定されており,また,加熱しか行えない。それ故,セラミック材料の温度,水分量,粒度等の微妙な変化に精度よく対応して成形体の形状修正を行うことは非常に困難である。
【0011】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,成形が困難なセラミック成形体であっても,成形不良を抑制してスムーズに成形することができる,セラミック成形体の製造方法および製造装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題の解決手段】
請求項1の発明は,スクリュー式の押出機と,該押出機の先端に抵抗管を介して接続された成形型とを有する製造装置を用い,上記押出機から上記抵抗管内に圧送したセラミック材料を上記成形型から押出して所望形状のセラミック成形体を製造する方法において,上記押出機から上記抵抗管内に圧送されたセラミック材料を上記抵抗管の周囲における上記成形型側から上記押出機側へ向けて、加熱又は冷却された熱媒体を循環させることによって、上記成形型から押出される上記セラミック成形体の形状を制御することを特徴とするセラミック成形体の製造方法にある。
【0013】
本発明において最も注目すべきことは,上記抵抗管内に圧送されたセラミック材料を抵抗管の周囲に設けた加熱及び冷却が可能な材温調整手段から加熱又は冷却することにより,上記セラミック成形体の形状を制御することである。
即ち,セラミック成形体の成形形状を良好にすべく,抵抗管内に位置するセラミック材料を積極的に加熱又は冷却する。
【0014】
加熱又は冷却手段としては,抵抗管の周囲に熱媒体を循環させる手段,抵抗管の周囲にヒータ等の加熱装置又は冷凍機等の冷却装置を設置する手段等,種々の手段がある。また,この加熱又は冷却手段の制御は,セラミック成形体の形状に応じて手動又は自動により行うことができる。
【0015】
次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明においては,上記抵抗管の内部を通過するセラミック材料を抵抗管の周囲から加熱又は冷却することにより,セラミック成形体の形状を制御する。例えば,セラミック成形体の外周部の成形速度が内部よりも速いことが原因で形状不良を起こしている場合には,抵抗管内のセラミック材料を冷却し,外周部分の流動性を低下させる。一方,セラミック成形体の外周部の成形速度が内部よりも遅いことが原因で形状不良を起こしている場合には,抵抗管内のセラミック材料を加熱して外周部の流動性を向上させる。これにより,得られるセラミック成形体の形状は良好な形状に改善される。
【0016】
また,本発明においては,上記抵抗管の周囲からその内部のセラミック材料を広い範囲にわたって加熱又は冷却する。これにより,例えば従来技術1と比べて,セラミック材料への熱伝達能力を向上させることができ,上記形状修正能力が増大する。また,上記抵抗管の周囲からの熱伝達は,加熱だけでなく冷却によっても行う。これにより,様々な形状不良に対応した形状修正を容易に行うことができる。
また,上記熱媒体は,上記抵抗管の周囲における上記成形型側から上記押出機側へ向けて循環させることが好ましい。即ち,例えばスパイラル状に循環させる場合には,上記抵抗管の周囲を巻回させながら徐々に上記成形型側から押出機側へと熱媒体を移動させる。これにより,セラミック成形体の温度調整をより均一に行うことができる。
【0017】
従って,本発明によれば,成形が困難なセラミック成形体であっても,成形不良を抑制してスムーズに成形することができる,セラミック成形体の製造方法を提供することができる。
【0018】
次に,請求項2の発明のように,上記セラミック成形体は,多数のセルを有するハニカム構造体とすることができる。即ち,セラミックハニカム構造体は比較的成形が困難であるが,上記優れた製造方法を用いることにより,成形不良を抑制したスムーズな成形を容易に行うことができる。特に,上記ハニカム構造体が,セル密度が300〜1500セル/平方インチ又はセル隔壁厚さが0.035〜0.125mmの場合,あるいは,セル密度が300〜1500セル/平方インチでありかつセル隔壁厚さが0.035〜0.125mmの場合には特に上記製造方法の作用効果が有効に発揮される。なお,上記セルの形状としては,四角,三角,六角等種々の形状がある。
【0019】
また,請求項3の発明のように,上記セラミック材料の加熱又は冷却は,上記抵抗管の周囲に加熱又は冷却された熱媒体を循環させ,該熱媒体の循環流量または温度の少なくとも一方を変化させることにより行うことが好ましい。この場合には,上記加熱又は冷却の制御を容易に行うことができる。
【0020】
また,請求項4の発明のように,上記熱媒体は,上記抵抗管の周囲においてスパイラル状の流路に沿って循環させることが好ましい。この場合には,熱媒体から抵抗管内のセラミック材料への伝熱を効率よく行うことができる。
【0022】
また,請求項5の発明のように,上記成形型から押出される上記セラミック成形体の外周部の温度と中心部の温度を測定し,外周部と中心部の温度差が一定となるように上記熱媒体の温度を変化させることが好ましい。これにより,セラミック成形体の形状変化に応じて精度よく熱媒体温度を制御することができる。
【0023】
次に,請求項6の発明は,スクリュー式の押出機と,該押出機の先端に抵抗管を介して接続された成形型とを有し,上記押出機から上記抵抗管内に圧送したセラミック材料を上記成形型から押出して所望形状のセラミック成形体を製造する装置において,上記抵抗管の周囲には,上記押出機から上記抵抗管内に圧送されたセラミック材料を加熱又は冷却するための材温調整手段を設けてあり、上記材温調整手段は,上記抵抗管の周囲に設けた熱媒体を循環させる流体循環路を有しており、上記流体循環路は,上記抵抗管の周囲における上記成形型側から上記押出機側へ向けて設けられていることを特徴とするセラミック成形体の製造装置にある。
【0024】
本発明の製造装置において最も注目すべきことは,上記抵抗管の周囲には上記加熱及び冷却が可能な材温調整手段を設けてあることである。
上記材温調整手段としては,後述するごとく,種々の構造の手段をとることができる。
【0025】
本発明の製造装置によれば,上記材温調整手段を用いることにより,押出されるセラミック成形体の形状に応じて,抵抗管内に位置するセラミック材料を積極的に加熱又は冷却することができる。これにより,上記優れた製造方法を容易に実行することができる。それ故,成形が困難なセラミック成形体であっても,成形不良を抑制してスムーズに成形することができる。
また,上記流体循環路は,上記抵抗管の周囲における上記成形型側から上記押出機側へ向けて設けられていることが好ましい。これにより,セラミック成形体の温度調整をより均一に行うことができる。
【0026】
また,請求項7の発明のように,上記セラミック成形体は,多数のセルを有するハニカム構造体とすることができる。この場合には,上記のごとく,セラミックハニカム構造体は比較的成形が困難であるが,上記優れた製造方法を用いることにより,成形不良を抑制したスムーズな成形を容易に行うことができる。
【0027】
また,請求項8の発明のように,上記材温調整手段は,上記抵抗管の周囲に設けた熱媒体を循環させる流体循環路と,該流体循環路に連結された媒体供給回路とよりなり,該媒体供給回路は上記熱媒体を加熱又は冷却するための温調装置と,上記熱媒体の流量を調整する流量調整装置とを有していることが好ましい。この場合には,熱媒体の温度,流量の少なくとも一方を変更することにより,高精度の加熱・冷却制御を行うことができる。
【0028】
また,請求項9の発明のように,上記流体循環路は,上記抵抗管の周囲を覆う1室の空間よりなり,該空間には熱媒体の進路を規制するためのフィンを螺旋状に設けてあり,上記熱媒体を螺旋状に循環させるよう構成してあることが好ましい。この場合には,上記流体循環路の構造を簡単にすることができると共に,上記フィンによって容易に熱媒体を螺旋状に循環させることができる。また,この螺旋状の循環により,熱媒体から抵抗管内への熱伝導を効率よく行うことができる。
【0029】
また,請求項10の発明のように,上記流体循環路は,上記抵抗管の周囲に配設された複数の区画された空間よりなり,各空間に対してそれぞれ熱媒体を循環させるよう構成することもできる。この場合には,例えばセラミック成形体が楕円形断面を有するような異形材である場合にも優れた形状修正効果を発揮することができる。即ち,上記流体循環路の区画された空間ごとに異なる条件の加熱又は冷却を施すことにより,局部的な加熱・冷却を行うことができ,これにより,異形形状に応じた形状修正効果を得ることができる。
【0030】
また,請求項11の発明のように,上記流体循環路は,上記抵抗管の周囲に螺旋状に巻回してなる管体の内部に設けることにより構成することもできる。この場合には,上記管体を抵抗管の周囲に巻回することにより,容易に螺旋状の熱媒体経路を造ることができる。
【0032】
また,請求項12の発明のように,上記成形型から押出される上記セラミック成形体の外周部の温度および中心部の温度を測定する成形体温度測定器と,該成形体温度測定器から得られた測定値から上記外周部と内周部の実測温度差を演算すると共に予め設定した設定温度差とを比較して上記熱媒体の目標温度を演算する熱媒体温度指令器とを備え,該熱媒体温度指令器から上記目標温度に基づいて上記温調装置を制御するよう構成されていることが好ましい。この場合には,上記成形体温度測定器と上記熱媒体温度指令器とを用いることにより,セラミック成形体の形状変化に応じて精度よく上記温調装置を制御することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
実施形態例1
本発明の実施形態例にかかるセラミック成形体の製造方法および製造装置につき,図1〜図6を用いて説明する。
本例のセラミック成形体の製造装置1は,図1に示すごとく,スクリュー式の押出機10と,該押出機の先端に抵抗管3を介して接続された成形型4とを有し,上記押出機10から上記抵抗管3内に圧送したセラミック材料80を上記成形型4から押出して所望形状のセラミック成形体8を製造する装置である。
【0034】
上記抵抗管3の周囲には,上記押出機10から上記抵抗管3内に圧送されたセラミック材料80を加熱又は冷却するための材温調整手段5を設けてあり,該材温調整手段5を用いて,押出されるセラミック成形体8の形状を制御するよう構成してある。
【0035】
以下,これを詳説する。
まず,本例において製造するセラミック成形体8は,前述した図12に示すごとく,多数の四角いセル88を有する,円筒状のハニカム構造体である。特に本例のハニカム構造体は,セル密度を400又は900セル/平方インチに高めてあると共に,隔壁81を0.05mmにまで薄肉化してある。
【0036】
次に,本例の材温調整手段5としては,抵抗管3の周囲に設けた熱媒体7を循環させる流体循環路30と,該流体循環路30に連結された媒体供給回路51とよりなる。媒体供給回路51は,図2に示すごとく,熱媒体7を加熱又は冷却するための温調装置52と,熱媒体7の流量を調整する流量調整装置53とを有している。
【0037】
図1,図3に示すごとく,上記流体循環路30は,抵抗管3の周囲を覆う1室の空間301よりなり,該空間301には熱媒体7の進路を規制するためのフィン302を螺旋状に設けてある。そして,本例では,抵抗管3における,成形型4寄りに熱媒体7の流入口31を,押出機10寄りに排出口32を設けてある。これにより,図4に示すごとく,抵抗管3の周囲においては,流入口31を介して流体循環路30に流入した熱媒体7を螺旋状に循環させ,これを再び排出口32から排出することができる。
【0038】
また,図2に示すごとく,上記媒体供給回路51における温調装置52は,冷凍機521とヒータ522を組合わせたものである。冷凍機521はクッションタンク523と配管503,504により連結されている。配管504にはクッションタンク523から冷凍機521に熱媒体7を送るための第1ポンプ531を配設してある。
【0039】
また,クッションタンク523は,配管502を介して熱媒体7の戻り口501に連結されており,一方,配管505を介してヒータ522に連結されている。また,ヒータ522は,配管506を介して熱媒体7の送出口509に連結されている。また,配管502と配管505とは配管508により,それぞれバイパス連結されている。
また,この媒体供給回路51の戻り口501は流体循環路30の排出口32に,送出口509は流体循環路30の流入口31に,それぞれ連結されている。
【0040】
また,熱媒体7の送出口509近傍の配管506内には,熱媒体7の温度を測定するための温度センサ551を設けてある。また,上記配管505と配管508との連結部分には,配管502を通って戻ってきた熱媒体7とクッションタンク523から送られる冷却された熱媒体7との混合割合を制御するための三方弁552を設けてある。
【0041】
また,上記温度センサ551及び三方弁552はコントローラ55に電気的に接続されている。そして,コントローラ55は,温度センサ551の検出データに応じて上記三方弁552の開度制御およびヒータ522の出力制御を行うよう構成されている。
また,上記流量調整装置53としては,上記配管506内に設けた第2ポンプ532を用いている。
【0042】
次に,押出機10の構成について簡単に説明する。
押出機10は,図1に示すごとく,セラミック材料80内の空気を取り除くために真空引きされた脱気室11と,該脱気室11に連通して設けられたローラ室12及びスクリュー室2とを有している。
【0043】
脱気室11は,同図に示すごとく,真空ポンプ119に連結されており,これにより真空引きされるよう構成されている。また,脱気室11の上部側面には,セラミック材料80を混練してこれを脱気室11に押込むための押込スクリュー19を連結してある。押込スクリュー19の前方には,材料供給用の小穴180を多数設けた仕切板18を設けてある。そして,押込スクリュー19により前方へ押されるセラミック材料80は,仕切板18の小穴180を通って脱気室11内に供給される。なお,脱気室11内の真空状態は,セラミック材料80自体がシール材の役割を果たし,維持される。
【0044】
また,同図に示すごとく,ローラ室12には,左右一対の押込ローラ121を設けてある。この押込ローラ121は,これらの間に供給されたセラミック材料80を挟み込んでスクリュー室2に送り込む機能を果たす。このため,各押込ローラ121は,外部に突出させた軸部122を軸受123により回動可能に支持してある。
【0045】
また,同図に示すごとく,スクリュー室2には,セラミック材料80を上記成形型4に押出すための押出スクリュー21を配設してある。この押出スクリュー21も,外部に突出した軸部22を軸受23により回転可能に支持している。また,この押出スクリュー21及び上記押込スクリュー19は,従来と同様に,螺旋状に巻回した帯状のスクリュー片215,195を有しており,これの回転によりセラミック材料80を前方に進めるよう構成されている。
【0046】
また,本例のスクリュー室2の周囲には,スクリュー室20内のセラミック材料80を冷却するための冷却水75を循環させる冷却水循環路25を設けてある。この冷却水循環路25は,スクリュー室2の周囲を覆う円筒状の空間より形成されており,押出スクリュー21の先端側に冷却水入口251を,軸部側に冷却水出口252を設けてある。
この冷却水75の循環は,スクリュー室2内におけるセラミック材料80と押出スクリュー21との摩擦により発生する熱によりセラミック材料80の温度が上昇することを防止するためのものである。
【0047】
また,上記押出スクリュー21の軸部22の周囲及び押込ローラ121の軸部122の周囲には,セラミック材料80の漏れ防止及び空気等の侵入を防止するためのシール材61,62を設けてある。
また,本例では,図3に示すごとく,スクリュー室2と抵抗管3との間には,材料濾過用の濾過網63を固定する金網サポート64を設けてある。この金網サポート64には,多数の材料通過用の丸穴640を設けてある。また,抵抗管3と成形型4との管には,セラミック材料の流速を調整するための調整板65を設けてある。この調整板65にも,多数の材料通過用の丸穴650を設けてある。
【0048】
次に,本例のセラミック成形体の製造方法においては,上記押出機10から抵抗管3内に圧送されたセラミック材料80を抵抗管3の周囲から加熱又は冷却することにより,成形型4から押出されるセラミック成形体8の形状を制御する。即ち,抵抗管3の内部を通過するセラミック材料80を抵抗管3の周囲から積極的に加熱又は冷却する。これにより,セラミック成形体8の形状を積極的に変化させて形状不良を防止する。
【0049】
この作用効果の一例を図5を用いて説明する。同図は,図3におけるA〜F位置での断面における,セラミック材料80の流速分布を示したものである。各図の横軸が流速,縦軸が各断面における上下方向の位置である。
図5(a)は,抵抗管3の周囲からの温度制御を行わず,自然状態で材料を流した従来の例である。図5(b)は,抵抗管3に熱媒体7を流した場合の本発明の例である。
【0050】
図5(a)(b)に示すごとく,断面Aにおいては,いずれの例でも,押出スクリュー21の周囲のみにドーナツ状に分布していたセラミック材料80が,断面Bにおいて周囲が若干が速く中央部が遅い流速分布状態の材料流れに変化する。
【0051】
次いで,図5(a)に示すごとく,従来であれば,この流速差が変化した状態で断面C位置に進んでいた(C1)。そして,このままの状態で押出された場合には,後述する図6bに示すごとく,外周部の流速が遅すぎるために,先太り状態で成形され,成形不良となる場合が多い。
【0052】
これに対し,本例では,図5(b)に示すごとく,上記抵抗管3の周囲に,積極的に温度調整した熱媒体7を循環させる。これにより,抵抗管3内のセラミック材料80は,その外周部から加熱され,外周部分の温度が上昇して粘度が低くなる。それ故,セラミック材料80の外周部の流速が適度に早くなり(実線部分C2),その後,断面D,Eを介して押出されるセラミック成形体8の断面Fの流速は,均一な状態となる。そして,得られるセラミック成形体8の形状は非常に優れた形状に制御される。
【0053】
また,本例では,上記のごとく,媒体供給回路51における温調装置52を用いることにより,熱媒体7を加熱だけでなく,冷却することもできる。また,流量調整装置53用いることにより,熱媒体7の流量を変化させることもできる。そのため,成形されるセラミック成形体8の形状に応じて,熱媒体7の温度,流量の少なくとも一方を変更することにより,熱媒体7からセラミック材料80への熱伝達量を適宜変更することができる。
【0054】
これにより,図6に示すごとく,様々な形状不良に臨機応変に対応することができる。即ち,図6aに示すごとく,得られるセラミック成形体8の形状が良好な円筒状である場合には,熱媒体7の現状の温度及び流量を維持する制御を行う。
【0055】
次に,図6bに示すごとく,先太りの形状に成形される場合には,材料の流速分布が中央部が速い状態になっているため,熱媒体7の加熱あるいは流量の変化により,抵抗管3内の材料を加熱する。これにより,セラミック材料80の流速分布は均一状態に補正され,成形体形状が良好な状態に修正される。
【0056】
また,図6cに示すごとく,先細りの形状に成形される場合には,材料の流速分布が外周部が速い状態になっているため,熱媒体7の冷却あるいは流量の変化により,抵抗管3内の材料を冷却する。これにより,セラミック材料80の流速分布は均一状態に補正され,成形体形状が良好な状態に修正される。
【0057】
また,本例においては,抵抗管3の上流に位置するスクリュー室2の周囲を冷却している。これにより,抵抗管3に送られるセラミック材料80の温度はある程度均一化され,上記抵抗管3の位置における温度制御の精度を向上させることができ,上記作用効果を有効に発揮させることができる。
【0058】
このように,本例によれば,成形が困難なセラミック成形体8であっても,成形不良を抑制してスムーズに成形することができる。
なお,本例では,セラミック成形体8として四角セルを有するハニカム構造体の例を示したが,これに代えて三角形状あるいは六角形状等,様々の形状のセルを有するハニカム構造体の場合にも同様の作用効果が得られる。また,ハニカム構造体に限らず,成形の難しいセラミック成形体を製造する場合にも同様の作用効果を得ることができる。
【0059】
実施形態例2
本例は,図7に示すごとく,実施形態例1の製造装置1における,抵抗管と成形型の形状を変更し,断面形状が略楕円形のハニカム構造体802を製造する例である。具体的には,図8(a)(b)に示すごとく,断面形状が円形状から略楕円状に変化する抵抗管39と,スリットが略楕円状に配置された成形型49を用いる。また,抵抗管39の周囲には,区画された4つの空間391〜394からなる流体循環路を設け,各空間391〜394に対してそれぞれ熱媒体7を循環させるよう構成してある。
【0060】
また,本例では,媒体供給回路として2系統設けてあり,そのうちの第1の系統の媒体供給路51aを上下の空間391,393に,第2の系統の媒体供給路51bを左右の空間392,394に並列につないである。
具体的には,図8(a)(b)に示すごとく,媒体供給路51aの送出口側配管509aを2つに分岐し,それぞれ上下の空間391,393の流入口31aに接続してある。また,媒体供給路51aの戻り口側配管502aを2つに分岐し,それぞれ上下の空間391,393の排出口32aに接続してある。
【0061】
同様に,媒体供給路51bの送出口側配管509bを2つに分岐し,それぞれ左右の空間392,394の流入口32aに接続してある。また,媒体供給路51bの戻り口側配管502bを2つに分岐し,それぞれ左右の空間392,394の排出口32bに接続してある。なお,各媒体供給路51a及び51bの構成は,実施形態例1の媒体供給路51と同様である。
また,その他は実施形態例1と同様である。
【0062】
この場合には,従来であれば形状制御が困難であった異形のセラミック成形体の形状制御を容易かつ精度よく行うことができる。即ち,本例のハニカム構造体802のように断面が略楕円形状の場合には,外周部から偏りなく平均的に加熱又は冷却しただけでは,長径部側と短径部側における流速を揃えることが困難な場合がある。これに対し,本例では,長径部側と短径部側をそれぞれ独立して加熱又は冷却することができる。それ故,セラミック成形体の形状に応じて最適な温度条件となるよう加熱又は冷却の制御を行うことができる。
その他は実施形態例1と同様の作用効果が得られる。
【0063】
実施形態例3
本例においては,実施形態例1におけるセラミック成形体の製造方法および製造装置において,成形型4から押出されるセラミック成形体8の外周部の温度と中心部の温度を測定し,外周部と中心部の温度差が一定となるように熱媒体の温度を変化させるという制御を追加した具体例を示す。
【0064】
本例の製造装置1は,図9に示すごとく,成形型4から押出されるセラミック成形体8の外周部の温度および中心部の温度を測定する2つの成形体温度測定器561,562とを有している。これらは非接触式の温度センサである。また,同図に示すごとく,外周部温度測定用の成形体温度測定器561は,成形型4から押し出されたままの状態のセラミック成形体8の外周面の温度を測定するよう設定してある。また,中心部温度測定用の成形体温度測定器562は,押し出されたセラミック成形体8の切断面中央の温度を測定するように設定してある。
【0065】
また,同図に示すごとく,上記2つの成形体温度測定器561,562は,熱媒体温度指令器56に電気的に接続されている。そして,熱媒体温度指令器56は,成形体温度測定器561,562から得られた測定値から外周部と内周部の実測温度差を演算すると共に予め設定した設定温度差とを比較して上記熱媒体の目標温度を演算する。
【0066】
また,熱媒体温度指令器56は,上述した材温調整手段5に接続されており,これを熱媒体温度指令器56から送られた上記目標温度に基づいて温調装置52を制御するよう構成してある。具体的には,図10に示すごとく,熱媒体温度指令器56は,材温調整手段5におけるコントローラ55に電気的に接続してあり,コントローラ55を制御して熱媒体温度を制御するように構成してある。なお,熱媒体温度指令器56には温度差設定器563を接続してあり,これへの入力によって上記設定温度差を設定するようにしてある。
【0067】
上記構成の製造装置1を用いて行った制御の実例を図11を用いて簡単に説明する。
同図は,横軸に時間,縦軸に温度をとったものである。そして,同図の上段には,セラミック成形体8の外周部の温度の実測値A1と中心部の温度の実測値A2をプロットした。また,中段には,熱媒体温度を制御するに当たってのその設定値B1と実測値B2をプロットした。また,下段には,セラミック成形体8の外周部と中心部の温度差の設定値C1と上記実測値A1,A2からの演算値C2をプロットした。
【0068】
同図より知られるように,製造初期(時間T以前)においては,外周部と中心部の温度差C2のばらつきが大きく不安定であった。この状態を上記熱媒体温度指令器56が把握して,コントローラ55を制御することによって,熱媒体温度の設定値B1を同図のごとく変化させ,これによりその実測値B1も変化させた。その結果,時間T経過後においては,外周部の温度A1が安定的に昇温され,温度差C2もほぼ目標値に落ち着いた。
このような制御を行うことにより,少なくとも時間T経過後においては,非常に優れた品質を有するセラミック成形体が得られる。
その他は実施形態例1と同様の作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,セラミック成形体の製造装置の構成を示す説明図。
【図2】実施形態例1における,媒体供給回路の構成を示す説明図。
【図3】実施形態例1における,製造装置の抵抗管近傍の構成を示す説明図。
【図4】実施形態例1における,流体循環路内の熱媒体の流れを示す説明図。
【図5】実施形態例1における,セラミック材料の流速分布の推移を示す説明図。
【図6】実施形態例1における,材料の流速分布と成形体形状との関係を示す説明図。
【図7】実施形態例2における,(a)セラミック成形体の断面形状,(b)製造装置の抵抗管近傍の構造,をそれぞれ示す説明図。
【図8】(a)図7のA−A線矢視断面図,(b)図7のB−B線矢視断面図。
【図9】実施形態例3における,成形体温度測定器及び熱媒体温度指令器の配置を示す説明図。
【図10】実施形態例3における,媒体供給回路と熱媒体温度指令器との関係を示す説明図。
【図11】実施形態例3における,温度制御例を示す説明図。
【図12】従来例のセラミック成形体(ハニカム構造体)を示す説明図。
【図13】従来例の,セラミック成形体の製造装置の構成を示す説明図。
【符号の説明】
1...セラミック成形体の製造装置,
10...押出機,
21...押出スクリュー,
3...抵抗管,
30...流体循環路,
4...成形型,
5...材温調整手段,
7...熱媒体,
8...セラミック成形体,
80...セラミック材料,
Claims (12)
- スクリュー式の押出機と,該押出機の先端に抵抗管を介して接続された成形型とを有する製造装置を用い,上記押出機から上記抵抗管内に圧送したセラミック材料を上記成形型から押出して所望形状のセラミック成形体を製造する方法において,上記押出機から上記抵抗管内に圧送されたセラミック材料を上記抵抗管の周囲における上記成形型側から上記押出機側へ向けて、加熱又は冷却された熱媒体を循環させることによって、上記成形型から押出される上記セラミック成形体の形状を制御することを特徴とするセラミック成形体の製造方法。
- 請求項1において,上記セラミック成形体は,多数のセルを有するハニカム構造体であることを特徴とするセラミック成形体の製造方法。
- 請求項1又は2において,上記セラミック材料の加熱又は冷却は,上記抵抗管の周囲に加熱又は冷却された熱媒体を循環させ,該熱媒体の循環流量または温度の少なくとも一方を変化させることにより行うことを特徴とするセラミック成形体の製造方法。
- 請求項3において,上記熱媒体は,上記抵抗管の周囲においてスパイラル状の流路に沿って循環させることを特徴とするセラミック成形体の製造方法。
- 請求項1〜4のいずれか1項において,上記成形型から押出される上記セラミック成形体の外周部の温度と中心部の温度を測定し,外周部と中心部の温度差が一定となるように上記熱媒体の温度を変化させることを特徴とするセラミック成形体の製造方法。
- スクリュー式の押出機と,該押出機の先端に抵抗管を介して接続された成形型とを有し,上記押出機から上記抵抗管内に圧送したセラミック材料を上記成形型から押出して所望形状のセラミック成形体を製造する装置において,上記抵抗管の周囲には,上記押出機から上記抵抗管内に圧送されたセラミック材料を加熱又は冷却するための材温調整手段を設けてあり、上記材温調整手段は,上記抵抗管の周囲に設けた熱媒体を循環させる流体循環路を有しており、
上記流体循環路は,上記抵抗管の周囲における上記成形型側から上記押出機側へ向けて設けられていることを特徴とするセラミック成形体の製造装置。 - 請求項6において,上記セラミック成形体は,多数のセルを有するハニカム構造体であることを特徴とするセラミック成形体の製造装置。
- 請求項6又は7において,上記材温調整手段は,上記抵抗管の周囲に設けた熱媒体を循環させる流体循環路と,該流体循環路に連結された媒体供給回路とよりなり,該媒体供給回路は上記熱媒体を加熱又は冷却するための温調装置と,上記熱媒体の流量を調整する流量調整装置とを有していることを特徴とするセラミック成形体の製造装置。
- 請求項6〜8において,上記流体循環路は,上記抵抗管の周囲を覆う1室の空間よりなり,該空間には熱媒体の進路を規制するためのフィンを螺旋状に設けてあり,上記熱媒体を螺旋状に循環させるよう構成してあることを特徴とするセラミック成形体の製造装置。
- 請求項6〜8において,上記流体循環路は,上記抵抗管の周囲に配設された複数の区画された空間よりなり,各空間に対してそれぞれ熱媒体を循環させるよう構成してあることを特徴とするセラミック成形体の製造装置。
- 請求項6〜8において,上記流体循環路は,上記抵抗管の周囲に螺旋状に巻回してなる管体の内部に設けたことを特徴とするセラミック成形体の製造装置。
- 請求項6〜11のいずれか1項において,上記成形型から押出される上記セラミック成形体の外周部の温度および中心部の温度を測定する成形体温度測定器と,該成形体温度測定器から得られた測定値から上記外周部と内周部の実測温度差を演算すると共に予め設定した設定温度差とを比較して上記熱媒体の目標温度を演算する熱媒体温度指令器とを備え,該熱媒体温度指令器から上記目標温度に基づいて上記温調装置を制御するよう構成されていることを特徴とするセラミック成形体の製造装置。
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