JP4910554B2 - 遠隔操作されることが可能な携帯端末および携帯端末の機能設定方法 - Google Patents

遠隔操作されることが可能な携帯端末および携帯端末の機能設定方法 Download PDF

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Description

本発明は、遠隔地から制御されることが可能な携帯端末および携帯端末の機能設定方法に関する。
携帯電話機等の携帯端末は広く普及し、一人一台の時代に入りつつある。また、ユーザニーズを反映して、携帯電話機等の携帯端末の高機能化および高性能化が進んでいる。携帯電話機は、単純にコミュニケーション手段としての利用だけではなく、パーソナルコンピュータのような情報端末装置として活用され始めているので、携帯電話機に重要なデータを記憶しておくユーザも増えている。
携帯電話機は、非常にコンパクトであり、かつ、常に持ち歩くものであるため、置忘れ、盗難等による紛失が多いという問題がある。そのため、携帯電話機を紛失した場合のセキュリティ対策が重要となる。
従来の携帯電話機には、データ保護の観点から各種ロック機能が備えられている。ロック機能は、盗難等の対策となり得るが、ロックをかけた携帯電話機では、ユーザは、操作のたびにロックを解除する必要がある。そのため、ロック機能を実際に使用するユーザは少ない。すると、盗難等で携帯電話機を紛失したとき、ロック機能は無効状態になっている可能性が高く、事実上、セキュリティ対策は有効に機能していない。
遠隔操作によりロックできる携帯電話機もある。着信回数等で遠隔操作される携帯電話機があるが、着信回数等で遠隔操作されると、ユーザが意図しないときにロックされてしまう場合がある。さらに、着信回数等で遠隔操作される場合、例えば、紛失した携帯電話機を第三者が使用中のときは、ユーザは、他の情報端末から遠隔操作できないという問題がある。
また、着信回数等による方法以外の方法で遠隔操作される通信機器もある(特許文献1,2参照。)。例えば、特許文献1に記載されている移動無線通信端末装置は、発呼信号に含まれるサブアドレスを利用して遠隔操作される。移動無線通信端末装置は、通話が開始される前にロックコマンドによりロックされる。
特開2001−16324号公報(段落0015−0018、図1、図2) 特開平11−69447号公報(段落0046−0047、図8)
しかし、特許文献2にも記載されているように(引用文献2の段落0005参照)、サブアドレスを利用して遠隔操作されるように構成されていると、偶然に制御用のコードがサブアドレスに入ったときなどに、ユーザの意図しないときに自分の通信端末装置をロックされてしまう可能性がある。さらに、遠隔操作がロック機能に限定されてしまうため、ユーザが所望する遠隔操作は実行できない。
そこで、本発明は、より確実に遠隔地から操作されることが可能になる上に、遠隔操作される機能に幅を持たせて柔軟な運用を可能にする遠隔操作されることが可能な携帯端末および携帯端末の機能設定方法を提供することを目的とする。
本発明による遠隔操作されることが可能な携帯端末は、操作指定コード(例えば、番号C)と、パスワードとパスワードの桁数を示すデータとを有する認証用コード(例えば、番号B等)とを含む着サブアドレスによって他の端末装置から遠隔操作されることが可能な携帯端末であって、操作指定コードと操作を示す機能データとが対応付けられて設定された機能対応テーブルと、受信した着サブアドレスから、認証用コードと操作指定コードとを検出する着サブアドレス検出手段と、着サブアドレス検出手段が検出した認証用コードを用いて認証を実行する認証手段と、前記認証手段が認証に成功すると、前記着サブアドレス検出手段が検出した操作指定コードに対応した機能データを前記機能対応テーブルから選択する機能指定データ選択手段と、前記機能指定データ選択手段が選択した機能データに応じた操作を実行する操作実行手段とを備え、認証手段は、受信した着サブアドレスの桁数が、パスワードの桁数を示すデータが示す数値と当該データの桁数との和以下である場合には認証を実行せず、受信した着サブアドレスの桁数が、パスワードの桁数を示すデータが示す数値と当該データの桁数との和を越える場合には、着サブアドレスに含まれているパスワードを用いて認証を実行することを特徴とする。
データを入力するための入力手段と、入力手段に入力された操作指定コードを機能対応テーブルに登録する登録手段とを備えていてもよい。
表示部と、認証手段が認証を実行しない場合、および認証手段がパスワードを用いた認証に失敗した場合に起動される特殊着信手段実行手段とを備え、特殊着信手段実行手段が、着サブアドレスを受信したことを示す情報を着信履歴に記録するように構成されていてもよい。
特殊着信手段実行手段は、起動累積回数が所定数に達すると、機能指定データ選択手段の処理を禁止することが好ましい。
本発明による携帯端末の機能設定方法は、操作指定コードと認証用コードとを含む着サブアドレスによって他の端末装置から遠隔操作される携帯端末の機能設定方法であって、あらかじめ、操作指定コードと操作を示すデータとを対応付けて記憶し、受信した着サブアドレスから、認証用コードと操作指定コードとを検出し、検出した認証用コードを用いて認証を実行し、認証に成功すると、受信した着サブアドレスに含まれていた操作指定コードに対応した機能データを選択し、選択した機能データに応じた操作を実行し、通信中に、端末ロックを示す操作指定コードを含む着サブアドレスを受信した場合に、通信を終了させた後、機能データに応じた操作を実行することを特徴とする。
本発明によれば、盗難・紛失等により携帯端末がユーザの手元に無い場合でも、ユーザは、装置をロックする等の遠隔操作を実行できる。特に、着サブアドレスに含まれていた認証用コードを用いて認証を実行し、認証に成功すると、前記着サブアドレスに含まれていた操作指定コードに対応した機能データを前記機能対応テーブルから選択するので、偶然に、または第三者の故意にもとづいて遠隔操作されることが防止される。すなわち、遠隔操作の誤動作の誤動作を防止できる。また、着サブアドレスを用いて遠隔操作されるので、他者との通信中においても遠隔操作が可能になる。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明による携帯端末の第1の実施の形態を示すブロック図である。本実施の形態では、携帯端末として携帯電話機を例にする。なお、携帯端末は、携帯電話機(以下、携帯端末という。)に限らず、例えば、PHS(Personal Handyphone System)端末やPDA(Personal Digital Assistants )端末であってもよい。
図1に示されているように、携帯端末は、装置に備えられている各部の制御を行うCPU101、制御プログラムやアプリケーション等を記憶するフラッシュROM102、ワークエリアとなるRAM103、ベースバンド部41とRF部42とを有し基地局等の無線局と通信を行う無線部104、例えばLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)による表示部105、および電話番号の入力等を行うためのキーを有しユーザの操作に応じた入力信号をCPU101に出力するユーザ操作部106を含む。
フラッシュROM102には、本実施の形態で使用される遠隔操作用パスワードや機能対応テーブル等の各種のデータが格納される。
ベースバンド部41は、RF部42で受信した電波を復調する処理を行う。また、ベースバンド部41は、CPU101から出力された信号を変調して、RF部42を介して無線信号を送信する処理を行う。
表示部105は、設定状態やユーザへの通知等を表示する。例えば、パスワード等を設定するための機能設定画面を表示する。ユーザ操作部106は、ユーザがパスワード等を設定するときには情報入力手段として使用される。
図2は、本実施の形態の携帯端末を含む遠隔操作システムを示すシステム構成図である。図2に示す情報通信システムには、携帯端末201と、着サブアドレスを通知できるネットワーク204を介して携帯端末201を遠隔操作することができる携帯端末202および端末203とが含まれる。端末203は、例えばISDN(Integrated Services Digital Network )回線等に接続されている。着サブアドレスの指定が行える携帯端末202または端末203からの着信を受けることにより、携帯端末201は、指定された動作を実行する。
なお、サブアドレスとは、発信する電話番号の後ろに付加される補助番号のことであり、主にISDNで使用されている。例えば、ISDNでは、DSU(Digital Service Unit:加入者回線終端装置。)よりも端末側はバス接続で複数の機器を接続できるようになっているが、着サブアドレスを指定することによって、複数の機器のなかから特定の1台を指定することができる。主に内線接続等を行う場合にサブアドレスが使用されるが、本発明では、ユーザは、サブアドレスを利用して携帯端末201の遠隔操作を実行する。
次に、本実施の形態における携帯端末の動作を図面を参照して説明する。フラッシュROM102には、ユーザにより、遠隔操作用パスワードが設定される。さらに、フラッシュROM102には、遠隔操作される機能(例えば、携帯端末201の操作をロックする機能など。)を示す機能データと、任意の数値(後述する番号Cに相当)とを組み合わせた機能対応テーブルが作成される。なお、操作をロックするとは、携帯端末201に設けられている入力キーが操作されても、携帯端末201に搭載されているCPUが、操作を受け付けないことを意味する。以下、携帯端末201の操作をロックすることを端末ロックといい、ロックしている状態を端末ロック状態といい、携帯端末201の操作をロックする機能をロック機能ということがある。
設定するパスワード(以下、暗証番号という。)の桁数を「番号A」、暗証番号を「番号B」とする。例えば、番号Bが「12345678」の場合、番号Aは「8」である。また、番号A自体の桁数Aは、ユーザによって任意に設定される。ただし、桁数Aは、後述するように、17以下の数値である。例えば、番号Aは、「08」(A=2)、「008」(A=3)のように表現される。
また、機能対応テーブルにおいて、遠隔操作される機能を指定する任意の数値を「番号C」、新たに設定された番号Cの桁数をXtempとする。そして、機能対応テーブル内に存在する全ての番号Cのうち、最も大きい桁数をXmaxとする。
図3は、暗証番号の設定方法を示すフローチャートである。ユーザは、ユーザ操作部106から数値を入力し、番号Bを設定する(ステップS301、ステップS303)。CPU101は、番号Aを、自動的に計算する(ステップS304)。なお、ユーザによる暗証番号の設定が行われなかった場合、携帯端末201にデフォルトで設定されている暗証番号が使用される(ステップS302)。
次に、CPU101は、番号Aの妥当性を確認する。サブアドレス長の制限を考慮し、番号A、番号B、番号Cの文字数全てを足した状態で19桁以下になるように、番号Bおよび番号Cが設定される必要がある。また、番号Aの桁数がA桁であり、番号Bおよび番号Cがそれぞれ最低1桁必要であることから、番号Bおよび番号Cの最大桁数はそれぞれ18−Aであり、Aの最大桁数は17である。
番号Bと番号Cとを合わせた桁数は最大19−Aになることから、CPU101は、番号A+Xmax≦19−Aの判定を行う(ステップS306)。なお、ステップS306の直前で番号A≦18−Aの判定を行っているのは、番号Cが未設定の場合、つまりXmax=0の場合を考慮する必要があるからである(ステップS305)。
ステップS305、または、ステップS306においてNoの場合、CPU101は、その旨の通知を表示部105に行わせ、番号Bを再設定するようにユーザに通知する(ステップS307)。ステップS306においてYesの場合、CPU101は、フラッシュROM102に番号A、番号Bを記録する(ステップS308)。
次に、機能対応テーブルの作成について説明する。図4は、機能対応テーブルの作成方法を示すフローチャートである。まず、ユーザ操作により、番号Cが設定される(ステップS401)。すなわち、ユーザは、ユーザ操作部106から任意の番号Cを入力する。
ユーザ操作部106から番号Cが入力されると、CPU101は、番号Cの桁数Xtempを計算し(ステップS404)、XtempとXmaxとを比較する(ステップS405)。Xtempの方がXmaxよりも大きい場合、CPU101は、Xtempの値を新しいXmaxとする(ステップS406)。この場合にも、CPU101は、暗証番号設定時と同様に、番号Cの桁数の有効性を確認する(ステップS407)。番号Cの桁数の有効性に問題がなければ、CPU101は、フラッシュROM102に格納されている機能対応テーブルに番号Cを追加する(ステップS409)。番号Cが桁数の条件を満たさない場合、CPU101は、その旨の通知を表示部105に行わせ、番号Cを再設定するようにユーザに通知する(ステップS408)。なお、Xtemp≦Xmaxの場合(つまり、ステップS405でNoの場合)、ユーザが新たに設定した番号Cの桁数の有効性は保障されるので、CPU101は、即座に機能対応テーブルに番号Cを追加する(ステップS405、ステップS409)。
また、ユーザによって新たに入力された番号Cが既に機能対応テーブルに存在する場合、CPU101は、番号Cの置き換えを行うかどうか(つまり、上書きを行うかどうか。)をユーザに問い合わせる表示を表示部105に行わせる。ユーザが番号Cへの置き換えを行わないことを選択した場合には、CPU101は、番号Cを再設定することを要求する表示を表示部105に行わせる(ステップS402、ステップS403、ステップS408)。
なお、ユーザが携帯端末201の紛失時に遠隔操作を行うことが多いと想定されることから、各種ロック機能については、デフォルトで機能対応テーブルに設定されていることが好ましい。また、本実施の形態の携帯端末201では、暗証番号の長さ(番号B)や、遠隔操作される機能の番号(番号C)の桁数を可変長とすることで、悪意のある第三者からハッキングされにくくする。
また、機能対応テーブルに登録された番号Cと実際の機能(具体的には、ロック機能などを実現するための操作内容)を示すデータ(機能データ)とは、あらかじめ対応付けられていてもよいし、ユーザ操作に応じて、機能対応テーブルに、番号Cと機能を示す機能データとを対応させて登録するようにしてもよい。
次に、携帯端末201を遠隔操作する場合の動作について説明する。図5は、遠隔操作される携帯端末201の動作を示すフローチャートである。また、図6は、図5における特殊着信処理を示すフローチャートである。特殊着信処理は、携帯端末201の着信履歴に、着サブアドレスが付加されていたことを表示する処理等を含む処理である。携帯端末201を遠隔操作する場合、まず、携帯端末202または端末203より、以下の順に番号を入力して発呼する。
「番号D」+(着サブアドレス識別子)+「番号A」+「番号B」+「番号C」
ここで、「番号D」は携帯端末201の電話番号、「着サブアドレス識別子」は電話番号と着サブアドレスとを分ける区切りの文字列である。各番号、および、それらに対応する発呼番号の一例を以下に示す。
着サブアドレス識別子:*
番号A:08(A=2が設定されている場合)
番号B:12345678
番号C:368
番号D:09022446688
発呼番号:09022446688*0812345678368
CPU101は、着信時に(ステップS501)、まず、着サブアドレスが付加されているかどうか確認する(ステップS502)。着サブアドレスが付加されていない場合は、通常の着信処理を行う(ステップS515)。
着サブアドレスが付加されている場合、CPU101は、遠隔操作機能が有効になっているか否か確認する(ステップS503)。遠隔操作機能が有効になっている場合(遠隔操作機能がONの場合)には、発番号を確認する(ステップS504)。発番号の特定ができない場合、CPU101は、この着信は遠隔操作を要求する着信ではないと判断し、特殊着信処理を実行する(ステップS514)。
次に、特殊着信処理を図6を参照して説明する。CPU101は、発番号を確認できない場合などに、特殊着信処理を実行する。特殊着信処理において、CPU101は、まず、特殊着信処理に移行した回数Nをカウントする(ステップS602)。そして、CPU101は、特殊着信処理に移行した回数Nが一定回数Nuserに到達した時点で、携帯端末201の遠隔操作機能をOFFにする(ステップS603、ステップS604)。CPU101は、回線を切断後、表示部105を通じてユーザに警告を通知する(ステップS605)。なお、Nuserは、ユーザ操作により任意に設定できることが好ましい。
そして、CPU101は、発呼信号に着サブアドレスが付加されていたことを着信履歴に記録する(ステップS606)。着信履歴には、着サブアドレスが発呼信号に付加されていたことがユーザにわかるような情報(例えば、所定のマーク)を記録する。なお、特殊着信処理回数Nは、再度遠隔操作機能がONになった時点でリセットされる。
CPU101は、遠隔操作機能OFF中の着信については全て特殊着信処理を実行する(ステップS503)。よって、着サブアドレスに含まれる番号A、番号Bおよび番号Cが全て正当な値である場合でも、番号Cにもとづく操作は開始されない。すなわち、受信した着サブアドレスに含まれる番号Cに対応する遠隔操作される機能を示す機能データを機能対応テーブルから選択する処理は禁止される。
ステップS504で発番号を特定すると、CPU101は、着サブアドレスの先頭A桁に含まれる番号A、及び着サブアドレスの桁数Lengthsubを検出する(ステップS505)。そして、CPU101は、Lengthsubが(番号A+A)以下かどうか判定する(ステップS506)。Lengthsubが(番号A+A)以下の場合、番号Cが存在しないことになる。したがって、CPU101は、受信した発呼信号は遠隔操作でないと判断し、特殊着信処理を実行する(ステップS514)。
ステップS506で番号Aを確認した後、CPU101は、着サブアドレスから番号Bと番号Cとを検出する(ステップS507)。Lengthsubが(番号A+A+1)以上の場合、CPU101は、着サブアドレスの先頭から(A+1)桁目より番号Aの桁数分を番号Bとして検出し、残りの後半部分を番号Cとして検出する。
そして、CPU101は、番号Bによる認証処理を実行する(ステップS508)。認証処理に問題がなければ(ステップS509)、CPU101は、着サブアドレスから検出した番号Cと、機能対応テーブルに記録されている値とを比較する(ステップS510)。番号Cと一致する値が機能対応テーブルに存在する場合、CPU101は、その値に対応付けられた遠隔操作される機能を示すデータを選択し、選択したデータに応じた操作を実行する(ステップS511、ステップS512)。なお、番号Bによる認証が失敗した場合、あるいは番号Cに該当する数値が機能対応テーブルに存在しない場合、CPU101は、特殊着信処理を実行する(ステップS514)。
遠隔操作が実行されると、CPU101は、発信者に対して遠隔操作を実行したことを通知するトーキーを流し、回線の切断を行う(ステップS513)。
また、上述したように、本実施の形態では、遠隔操作は、発呼信号に含まれる着サブアドレスを利用するため、キャッチホン(登録商標)等による第2呼、第3呼の着信であっても利用できる。さらに、携帯端末201からの操作よりも遠隔操作の優先度を高くすれば、携帯端末201の通話中であっても、ユーザは、第2呼着信による遠隔操作で端末ロックを実行できる。携帯端末201は、速やかに回線の切断を行い、その後、端末ロック状態に移行する。すなわち、CPU101は、通信中に、端末ロックを示す操作指定データを含む着サブアドレスを受信した場合に、通信を終了させた後、機能データに応じた操作を実行する。なお、着サブアドレスの確認から、遠隔操作を実行して回線の切断に至るまでの間、携帯端末201は、画面遷移や着信音の鳴動等を実行しないように構成されることが好ましい。そのように構成されていれば、ユーザは、携帯端末201が第三者によって使用されている場合であっても、第2呼信号による遠隔操作によって、第三者に気づかれることなく携帯端末201を端末ロック状態に移行させることができる。
以上のように、本実施の形態では、発呼信号に含まれる着サブアドレスを使用して遠隔操作を実行するため、紛失した携帯端末が第三者によって使用されている場合であっても、ユーザは、端末ロック等の遠隔操作を実行できる。また、携帯端末の遠隔操作機能を常時有効にしておくことができるため、ユーザにとって、煩雑な操作は不要となる。
つまり、遠隔操作機能を常時有効状態とし、遠隔操作される機能として端末ロック処理等の機能を登録しておくことで、通常使用時においてユーザが意識することなく、かつ、携帯端末を紛失等した場合においても、携帯端末の情報を安全に確保することができる。
実施の形態2.
以下、本発明による第2の実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態の携帯端末は、図1に示された第1の実施の形態の携帯端末201と同じ構成要素を有する。また、第1の実施の形態では、遠隔操作された後に携帯端末201は回線を切断したが(ステップS513)、本実施の形態では、遠隔操作された後も回線を切断しない。本実施の形態では、携帯端末201は、遠隔操作によって着信応答処理を実行する。そして、ユーザは、携帯端末201が取得したデータを、携帯端末202または端末203でモニタする。
図7は、本実施の形態の携帯端末を含む遠隔操作システムの処理を示すフローチャートである。まず、ユーザは、遠隔操作によって携帯端末201が実行する処理として、機能対応テーブルに着信応答処理を設定する(図4参照)。なお、着信応答処理が遠隔操作で実行される場合、携帯端末201は、操作実行後の切断処理を行わない。
携帯端末202、または端末203よりテレビ電話発信が行われると(ステップS701)、CPU101は、着サブアドレスを解析して着信応答処理を実行する(ステップS702)。携帯端末201と、携帯端末202または端末203とが呼接続されるため、ユーザは、遠隔にある携帯端末201で取得されたデータを携帯端末202または端末203でモニタできる(ステップS703)。すなわち、ユーザは、例えば、携帯端末201の撮像手段で撮影したデータを別の場所で確認できる。なお、上述した遠隔操作によるモニタは、テレビ電話発信に限定されず、音声発信等であってもよい。
回線の切断は、携帯端末202側、または端末203側で実行される(ステップS704)。着サブアドレスの確認から、遠隔操作による処理を実行して回線が切断されるまでの間、携帯端末201は、画面遷移や着信音の鳴動等を実行しない。
以上のように、遠隔操作される機能として着信応答処理を機能対応テーブルに設定すれば、ユーザは、携帯端末201に備えられている撮像手段等を利用して、携帯端末201で撮影されたデータを遠隔でモニタできる。
実施の形態3.
以下、本発明による第3の実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態では、携帯端末201は、コールバック処理を実行する。例えば、携帯端末201は、回線の切断後、携帯端末202または端末203に対して発呼処理を行う。なお、本実施の形態の携帯端末は、図1に示された第1の実施の形態の携帯端末201と同じ構成要素を有する。
本実施の形態では、ユーザは、遠隔操作を実行して携帯端末201の位置情報を取得する。まず、ユーザは、携帯端末201の遠隔操作として、機能対応テーブルにコールバック処理を設定する(図4参照)。その場合、携帯端末201に対して電界強度が高い無線基地局のIDを、着サブアドレスで応答するように設定する。または、GPSによる現在地の計測結果を、着サブアドレスで応答するように設定する。
無線基地局のIDとは、無線基地局の持つ固有情報(固有番号)である。一般に、移動通信端末は、無線基地局に属したとき、その無線基地局のIDを取得する。すなわち、無線基地局のIDを取得すれば、移動通信端末が属している無線基地局が確定されるため、紛失した移動通信端末の現在位置を推定することができる。
図8は、本実施の形態の携帯端末を含む遠隔操作システムの処理を示すフローチャートである。まず、携帯端末202または端末203から携帯端末201を宛先として発呼信号が発信される(ステップS801)。着信があると、CPU101は、着サブアドレスを解析する。CPU101は、遠隔操作がコールバック操作であることを認識し(ステップS802)、回線を切断する(ステップS803)
CPU101は、回線を切断後(ステップS803)、無線基地局のID、または、GPSによる現在地の位置情報を取得する(ステップS804)。そして、CPU101は、ステップS804で取得した情報を、着サブアドレスに載せて携帯端末202または端末203にコールバックする(ステップS805)。携帯端末202または端末203で受信した着サブアドレスに含まれる無線基地局のID等を解析し、携帯端末201の現在位置が推測される(ステップS806)。
以上のように、本実施の形態では、携帯端末201に備えられているGPS機能等を利用して、ユーザは、遠隔操作により現在地の位置情報をコールバックさせることができる。ユーザは、携帯端末201を紛失等した場合でも、位置情報を把握することができる。
本発明は、遠隔地から携帯端末が操作される遠隔操作システムに適用可能である。特に、携帯端末に好適に適用される。
携帯端末の第1の実施の形態を示すブロック図である。 携帯端末を含む遠隔操作システムを示すシステム構成図図である。 暗証番号の設定方法を示すフローチャートである。 機能対応テーブルの作成方法を示すフローチャートである。 遠隔操作される携帯端末の動作を示すフローチャートである。 特殊着信処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の携帯端末を含む遠隔操作システムの処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の携帯端末を含む遠隔操作システムの処理を示すフローチャートである。
符号の説明
41 ベースバンド部
42 RF部
101 CPU
102 フラッシュROM
103 RAM
104 無線部
105 表示部
106 ユーザ操作部
201、202 携帯端末
203 端末
204 ネットワーク

Claims (5)

  1. 操作内容を指定する操作指定コードと、パスワードとパスワードの桁数を示すデータとを有する認証用コードとを含む着サブアドレスによって他の端末装置から遠隔操作されることが可能な携帯端末であって、
    操作指定コードと操作を示す機能データとが対応付けられて設定された機能対応テーブルと、
    受信した着サブアドレスから、認証用コードと操作指定コードとを検出する着サブアドレス検出手段と、
    前記着サブアドレス検出手段が検出した認証用コードを用いて認証を実行する認証手段と、
    前記認証手段が認証に成功すると、前記着サブアドレス検出手段が検出した操作指定コードに対応した機能データを前記機能対応テーブルから選択する機能指定データ選択手段と、
    前記機能指定データ選択手段が選択した機能データに応じた操作を実行する操作実行手段とを備え
    前記認証手段は、受信した着サブアドレスの桁数が、パスワードの桁数を示すデータが示す数値と当該データの桁数との和以下である場合には認証を実行せず、受信した着サブアドレスの桁数が、パスワードの桁数を示すデータが示す数値と当該データの桁数との和を越える場合には、着サブアドレスに含まれているパスワードを用いて認証を実行する
    ことを特徴とする遠隔操作されることが可能な携帯端末。
  2. データを入力するための入力手段と、
    前記入力手段に入力された操作指定コードを機能対応テーブルに登録する登録手段とを備えた
    請求項1記載の遠隔操作されることが可能な携帯端末。
  3. 表示部と、認証手段が認証を実行しない場合、および認証手段がパスワードを用いた認証に失敗した場合に起動される特殊着信手段実行手段とを備え、
    前記特殊着信手段実行手段は、着サブアドレスを受信したことを示す情報を着信履歴に記録する
    請求項1または請求項2記載の遠隔操作されることが可能な携帯端末。
  4. 特殊着信手段実行手段は、起動累積回数が所定数に達すると、機能指定データ選択手段の処理を禁止する
    請求項記載の遠隔操作されることが可能な携帯端末。
  5. 操作指定コードと認証用コードとを含む着サブアドレスによって他の端末装置から遠隔操作される携帯端末の機能設定方法であって、
    あらかじめ、操作指定コードと操作を示すデータとを対応付けて記憶し、
    受信した着サブアドレスから、認証用コードと操作指定コードとを検出し、
    検出した認証用コードを用いて認証を実行し、
    認証に成功すると、受信した着サブアドレスに含まれていた操作指定コードに対応した機能データを選択し、
    選択した機能データに応じた操作を実行し、
    通信中に、端末ロックを示す操作指定コードを含む着サブアドレスを受信した場合に、通信を終了させた後、機能データに応じた操作を実行する
    ことを特徴とする携帯端末の機能設定方法。
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