JP4909528B2 - 光制御素子 - Google Patents
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図1を参照して光制御素子の第1の実施形態について説明する。図1は、スラブ型2次元フォトニック結晶からなる光制御素子を模式的に示した図である。網掛け表示した背景材料において白丸で表示した円孔をある周期を以って配列し、フォトニック結晶配列としている。
図2を参照して光制御素子の第2の実施形態について説明する。図2は、スラブ型2次元フォトニック結晶からなる光制御素子を模式的に示した図である。第1の実施形態と異なり、領域201〜203にあるフォトニック結晶が近接して結合しており、共振器として機能する線欠陥を211〜213にように複数有している。導波路として機能する線欠陥214、215が共振器を挟んでいる構造は第1の実施形態と同様である。
図4を参照して光制御素子の第3の実施形態について説明する。図4は、スラブ型2次元フォトニック結晶からなる光制御素子を模式的に示した図である。第1の実施形態と異なり、透過光(波長λ0)の出力先が図4の右上方向になっている。つまり、入射光(λ0、…、λn)の入射方向と同一ではない。共振器として機能する線欠陥311を挟む導波路(線欠陥312、313)は、共振器の構造に依拠せず、光信号の伝搬方向は容易に変化させることができる。従って、光信号の入出力レイアウト設計における制約を低減させ、より小型の光制御素子を実現できる。
図5を参照して光制御素子の第4の実施形態について説明する。図5は、スラブ型2次元フォトニック結晶からなる光制御素子を模式的に示した図である。第1の実施形態と異なり、共振器として機能する線欠陥411を挟む線欠陥412〜414が導波路として領域401に接続されている。そして、線欠陥412、414は領域415において接近しており、光の伝搬時において互いに光信号のパワーの授受を行うことができる。
図6を参照して光制御素子の第5の実施形態について説明する。図6は、スラブ型2次元フォトニック結晶からなる光制御素子を模式的に示した図である。第1の実施形態と異なり、第2の実施形態のように共振器として機能する線欠陥511〜513を設け、それらを挟む線欠陥514、515が導波路として領域501、503に接続されている。第5の実施形態において領域501、503、504、505は三角格子構造のフォトニック結晶であり、領域502は正方格子構造のフォトニック結晶である。また、領域501、503のフォトニック結晶は他の領域に比べて結晶方位を30°回転させている。このようにフォトニック結晶配列を変形させることにより、非常に低損失の光制御素子を設計できる。
図7を参照して光制御素子の第6の実施形態について説明する。図7は、スラブ型2次元フォトニック結晶からなる光制御素子を模式的に示した図である。第1の実施形態と異なり、共振器として機能する線欠陥611を有する領域601のフォトニック結晶配列の結晶方位を領域602、603に比べて30°回転させている。これは、第5の実施形態において正方格子構造のフォトニック結晶配列を持つ領域502を除いた構成に実質的に等しい。このような構成であっても極めて高効率な光信号パワーの授受が可能となり、非常に低損失である。
図14を参照して光制御素子の第7の実施形態について説明する。図14は、スラブ型2次元フォトニック結晶からなる光制御素子を模式的に示した図である。第1の実施形態と異なり、共振器として機能する線欠陥711を有する領域601のフォトニック結晶配列は正方格子構造であり、領域702、703の三角格子構造に比べ、結晶系を異ならせたものにしてある。これは、第5の実施形態において結晶方位を30°回転させたフォトニック結晶配列を持つ領域501、503を除いた構成に実質的に等しい。
図15を参照して光制御素子の第8の実施形態について説明する。図15は、スラブ型2次元フォトニック結晶からなる光制御素子を模式的に示した図である。第1の実施形態と異なり、共振器として機能する線欠陥811を有する領域801のフォトニック結晶の円孔の大きさを小さくした構造を有している。共振器を構成するフォトニック結晶の円孔半径を変化させることにより、共振波長を変化させることができる。本構成により、高精度に波長特性を制御する光制御素子を実現できる。
図18を参照して光制御素子の第9の実施形態について説明する。図18は、スラブ型2次元フォトニック結晶からなる光制御素子を模式的に示した図である。第1の実施形態と異なり、共振器として機能する線欠陥911を有する領域901のフォトニック結晶の円孔間の距離が領域902および903を構成するフォトニック結晶の円孔間の距離より大きな構成を示している。本構成により、導波路の構成に依存せずに共振器の透過特性の最適化が可能となる。また図示しないが、本構成を利用してフォトニック結晶の円孔間の距離をわずかずつ変化させた共振器を複数配置し、図17のような多段の出力をもつ光制御素子をも構成することが可能である。
図19を参照して光制御素子の第10の実施形態について説明する。図19は、スラブ型2次元フォトニック結晶からなる光制御素子を模式的に示した図である。第1の実施形態と異なり、共振器として機能する線欠陥1011を有する領域1001において、円孔群1004および1005の位置のみを本来の共振器の結晶配列からずらして移動させている。これにより共振器を構成するフォトニック結晶の欠陥部分の間隔を、フォトニック結晶配列の列を除いたことによって形成される間隔とは異なる値に設計し、波長トレランスを拡大することが可能となる。
図21を参照して光制御素子の第11の実施形態について説明する。図21は、スラブ型2次元フォトニック結晶からなる光制御素子を模式的に示した図である。第1の実施形態と異なり、共振器として機能する線欠陥1111を有する領域1101のフォトニック結晶の屈折率を領域1102、1103のそれと異なる構成を有している。共振器を構成するフォトニック結晶の屈折率を変化させることにより、共振器の波長特性すなわち共振波長、帯域幅等を変化させることができる波長フィルタ、光スイッチ、光強度変調器等の光制御素子が可能になる。
さらにここでは図示しないが、図21の共振器部分の上下に透明電極等の電圧印加手段を形成して、屈折率等を可変制御する手段を設けることで、共振器の特性を能動的に変化させることで、超小型の波長可変フィルタ、光スイッチや光変調器が可能となる。
図23を参照して光制御素子の第13の実施形態について説明する。図23は、スラブ型2次元フォトニック結晶からなる光制御素子を模式的に示した図である。第1の実施形態と異なり、共振器として機能する線欠陥1311、1312を有する領域1301、1302のフォトニック結晶配列の間に、導波路として機能する線欠陥1315を有する領域1305のフォトニック結晶配列を設置したことである。本構成では波長透過特性が複数の共振器の単純な積で与えられるため、例えば、両共振器で共振波長を等しくすることにより、波長透過帯域幅を狭めることができる。したがって、共振器を構成するフォトニック結晶の列数による波長透過帯域幅の変化と組み合わせて、任意の波長帯域幅を実現することができる。なお、共振器の数は2つに限定されることはなく多段であって良いし、また、導波路の数も共振器の数に応じて増やして良い。
図24を参照して光制御素子の第14の実施形態について説明する。図24は、スラブ型2次元フォトニック結晶からなる光制御素子を模式的に示した図である。第1の実施形態と異なり、共振器として機能する線欠陥1411を有する領域1401と、導波路として機能する線欠陥を有する領域1402、1403との結合部に屈折率変調部1404、1405を設けてある。共振器の波長透過特性は、導波路と共振器の結合部における電磁界結合の強さに依存する。本構成は導波路と共振器の結合部に屈折率変調を可能にする方法を採り、微小な領域において共振器と導波路の電磁界結合の結合量を可変にすることにより、共振器を透過する波長特性を調整可能にする。具体的な方法としては、結合部に電極を設け、熱または電圧等を加えることで熱光学効果または電気光学効果を利用して屈折率変調を実現できる。
102、103 (導波路用)領域
111 (共振器用)線欠陥
112、113 (導波路用)線欠陥
Claims (11)
- フォトニック結晶配列を有し、該フォトニック結晶配列の第1の線欠陥からなる二以上の導波路と、該フォトニック結晶配列の第2の線欠陥からなる共振器を有する光制御素子において、
前記共振器を前記導波路の間に有し、前記第2の線欠陥に係る線欠陥の方向および前記第1の線欠陥のうち前記共振器の近傍に係る線欠陥の方向を各々異ならせ、
前記共振器のフォトニック結晶配列の結晶方位を、前記二以上の導波路のフォトニック結晶配列の結晶方位に対して回転させたことを特徴とする光制御素子。 - 前記第2の線欠陥を二以上有することを特徴とする請求項1に記載の光制御素子。
- 前記共振器を挟む2以上の導波路の第1の線欠陥のうち当該共振器の近傍に係る線欠陥の方向を各々異なるものにすることを特徴とする請求項1または2に記載の光制御素子。
- 前記第1の線欠陥からなる導波路を三以上有し、該導波路のうち、一つを光入力手段とし、二つを光出力手段とすることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の光制御素子。
- 前記フォトニック結晶配列は円形形状からなる配列であって、前記導波路および前記共振器を、該円形形状の半径において各々異なるものにすることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の光制御素子。
- 前記フォトニック結晶配列は円形形状からなる配列であって、前記導波路および前記共振器を、該円形形状の中心間隔において各々異なるものにすることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の光制御素子。
- 前記フォトニック結晶配列の一部の位置を調節して、前記第1の線欠陥または前記第2の線欠陥の間隔を変更することを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の光制御素子。
- 前記導波路の屈折率および前記共振器の屈折率を各々異なるものにすることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の光制御素子。
- 前記共振器により共振する光の波長を可変制御する手段を有することを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の光制御素子。
- 前記共振器を多段有し、該共振器の間にフォトニック結晶配列の前記第1の線欠陥からなる導波路をさらに有することを特徴とする請求項1から9の何れかに記載の光制御素子。
- 前記導波路または前記共振器の電磁界結合量を制御する手段を有することを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の光制御素子。
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