JP4909397B2 - ゴルフボールおよびゴルフボールの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフボールカバーの改良技術に関するものである。
ゴルフボールのカバーを構成する樹脂成分としては、アイオノマー樹脂やポリウレタンが使用されている。アイオノマー樹脂は、高剛性であり、ゴルフボールの構成部材として使用すると、飛距離の大きいゴルフボールが得られる。そのため、アイオノマー樹脂は、ゴルフボールを構成する中間層やカバーの材料として広く使用されている。ポリウレタンは、軟質であり、ゴルフボールのカバー材料として使用すると、スピン性能や打球感に優れるゴルフボールが得られる。
ゴルフボールの構成部材に、有機短繊維、金属、粘土鉱物などの充填材を配合して、ゴルフボールの性能を改善することが提案されている。例えば、特許文献1、2には、コアと前記コアを取り巻く外層部を有するゴルフボールであって、前記外層部が樹脂マトリックス中にカチオン処理された層状珪酸塩を含有する樹脂組成物からなるゴルフボールが開示されている。特許文献3,4には、コアと、前記コアを被覆する中間層と、前記中間層を被覆するカバー層とを有するゴルフボールにおいて、前記中間層が、カチオン処理された層状珪酸塩を含有する樹脂組成物からなるゴルフボールが開示されている。特許文献5には、無機材料の粒子が反応し、実質的に均一に分散した構造をもつ重合体からなり、然も、前記粒子の各々が、約1μ以下の最大粒径で、そのような粒子の最小粒径よりも少なくとも1桁大きい最大粒径を有する、ナノ複合体材料を含有するゴルフボールが開示されている。
特開2006−043447号公報 特開2006−043448号公報 特開2006−095286号公報 特開2006−095287号公報 特表2004−504900号公報
ドライバーショットでよく飛び、アプローチショットでよく止まるゴルフボールを提供することが、ゴルフボールを開発する当業者の究極の目標である。ドライバーショットでよく飛ぶためには、ドライバーショットのスピン量は、低い方が好ましく、アプローチショットで良く止まるためには、アプローチショットのスピン量が高い方が好ましい。従来のゴルフボールの改良技術では、アプローチショットのスピン量を高くすると、ドライバーショットのスピン量も高くなる傾向があった。そのため、ドライバーショットで良く飛ばすということと、アプローチショットで良く止まるということを両立することは困難とされていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ドライバーショットのスピン量の変化を抑制しつつ、アプローチショットのスピン量を制御できる新規なゴルフボールを提供することを目的とする。本発明は、アプローチショットに対しては高スピン量であり、ドライバーショットに対しては低スピン量のゴルフボールを提供することをさらなる目的とする。
本発明者らが、上記課題について鋭意検討したところ、樹脂成分とフィラーとを含有するカバーを有するゴルフボールにおいて、カバー中のフィラーの配向を制御することによって、ドライバーショットのスピン量の変化を抑制しつつ、アプローチショットのスピン量を制御できるゴルフボールが得られることを見出し本発明を完成するに至った。上記課題を解決することのできた本発明のゴルフボールとは、樹脂成分とフィラーとを含むカバーを有するゴルフボールであって、前記フィラーは、カバー表面と略平行に配向していることを特徴とする。フィラーがカバー表面と略平行に配向しているので、カバーが異方性を有し、ドライバーショット時の圧縮方向の変形に対しては、カバーは、硬質材料の挙動を示し、アプローチショット時の剪断方向の変形に対しては、カバーは、軟質材料の挙動を示すものと考えられる。
本発明のゴルフボールの製造方法は、樹脂成分とフィラーとを含有するカバー用組成物を圧縮成形して、シェルを成形する工程と、複数のシェルで被覆したコアを圧縮成形することによりカバーを成形する工程とを含むことを特徴とする。樹脂とフィラーとを含有するカバー用組成物を圧縮成形してシェルを成形することにより、カバー中のフィラーをカバー表面と略平行に配向させることができる。
本発明によれば、ドライバーショットのスピン量の変化を抑制しつつ、アプローチショットのスピン量を制御できるゴルフボールが得られる。本発明によれば、アプローチショットに対しては高スピン量であり、ドライバーショットに対しては低スピン量のゴルフボールが得られる。
カバ中の板状フィラーの配向を模式的に説明するカバーの断面図。 カバ中の板状フィラーの配向を模式的に説明するカバーの断面図。 カバ中の板状フィラーの配向を模式的に説明するカバーの断面図。 ハーフシェルを成形する方法を模式的に例示する説明図。 ハーフシェルからカバーを成形する方法を例示する説明図。 本発明のゴルフボールの板状フィラーの配向状態を例示する図面代用写真。 アプローチショットのスピン量とドライバーショットのスピン量の相関関係を示すグラフ。
本発明のゴルフボールとは、樹脂成分とフィラーとを含むカバーを有するゴルフボールであって、前記フィラーは、カバー表面と略平行に配向していることを特徴とする。まず、本発明で使用するフィラーについて説明する。前記フィラーとしては、例えば、板状フィラー、針状フィラー、または、繊維状フィラーを用いることができる。前記フィラーとしては、形状が異なるフィラーを組み合わせて使用してもよい。これらの中でも、本発明では、板状フィラーを使用することが好ましい。
前記板状フィラーとしては、ガラスフレーク、板状炭酸カルシウム、板状アルミナ、層状珪酸塩または有機化処理された層状珪酸塩等が挙げられる。本発明において、板状フィラーとしては、層状珪酸塩または有機化処理された層状珪酸塩を用いることが好ましい。
層状珪酸塩とは、層状の構造を有する珪酸塩である。有機化処理された層状珪酸塩とは、層状珪酸塩がその結晶層間に本来有している金属陽イオンの一部または全部を、有機陽イオンに交換したものをいう。なお、以下の説明において、有機化されていない層状珪酸塩を単に「層状珪酸塩」といい、有機化処理された層状珪酸塩を「有機化層状珪酸塩」という。
前記層状珪酸塩としては、層状の構造を有する珪酸塩であれば特に限定されず、例えば、カオリナイト、ディッカイト、ハロイサイト、クリソタイル、リザーダイト、アメサイトなどのカオリナイト族の層状珪酸塩;モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、鉄サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト、スチブンサイトなどのスメクタイト族の層状珪酸塩;二八面体型バーミキュライト、三八面体型バーミキュライトなどのバーミキュライト族、白雲母、パラゴナイト、金雲母、黒雲母、レピドライトなどの雲母族の層状珪酸塩;マーガライト、クリントナイト、アナンダイトなどの脆雲母族の層状珪酸塩;クッケアイト、スドーアイト、クリノクロア、シャモサイト、ニマイトなどの緑泥石族の層状珪酸塩などが挙げられる。これらの層状珪酸塩は、天然のものでも、合成のものでもいずれであっても良く、単独または2種以上の混合物として使用することができる。これらの中でも、本発明に用いられる層状珪酸塩としては、モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、鉄サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト、スチブンサイトなどのスメクタイト族の層状珪酸塩;二八面体型バーミキュライト、三八面体型バーミキュライトなどのバーミキュライト族が好ましく、特にモンモリロナイトが好適である。
前記層状珪酸塩を構成する各層(一次粒子)は、厚さが10nm以下のナノサイズの微粒子であることが好ましく、その長さと幅はそれぞれ、1μm以下の平板な形状を有することが好ましい。前記層状珪酸塩の大きさは、特に限定されないが、1μm以下が好ましく、700nm以下がより好ましく、500nm以下がさらに好ましい。
前記層状珪酸塩の陽イオン交換容量は、30meq/100g以上であることが好ましく、より好ましくは40meq/100g以上、さらに好ましくは50meq/100g以上であり、200meq/100g以下であることが好ましく、より好ましく180meq/100g以下、さらに好ましくは160meq/100g以下である。陽イオン交換容量が30meq/100g以上であれば、有機化処理を行う際に、有機陽イオンの交換を十分に行うことができ、層間距離を所望の間隔に拡大することができ、陽イオン交換容量が200meq/100g以下であれば、結晶層間の結合力が強すぎることがなく、容易に層間距離を拡大することができる。なお、陽イオン交換容量とは、単位質量当たりの層状珪酸塩が含有する交換性を有する陽イオンの量である。
層状珪酸塩の有機化処理に用いられる有機陽イオンとは、炭素鎖を有する陽イオンである。前記有機陽イオンとしては、特に限定されず、例えば、有機アンモニウムイオン、有機フォスフォニウムイオン、有機スルフォニウムイオンなどが挙げられる。
前記有機陽イオンの有する炭素鎖の炭素数は、3以上が好ましく、より好ましくは4以上、さらに好ましくは5以上であり、50以下が好ましく、より好ましくは40以下、さらに好ましくは30以下である。有機陽イオンの有する炭素鎖の炭素数を3以上50以下とすることにより、有機化処理の際に層状珪酸塩の層間距離を所望の間隔に拡大することができる。なお、有機化層状珪酸塩の層間距離は、基本的に有機陽イオンの有する炭素鎖の長さによって決まるため、所望の層間距離に応じて有機陽イオンの炭素鎖の炭素数を適宜変更すればよい。
前記有機アンモニウムイオンとしては、例えば、ステアリルアンモニウムイオン、ヘキシルアンモニウムイオン、オクチルアンモニウムイオン、2−エチルヘキシルアンモニウムイオンなどの1級アンモニウムイオン、ドデシル(ラウリル)アンモニウムイオン、オクタデシル(ステアリル)アンモニウムイオンなどの2級アンモニウムイオン;トリオクチルアンモニウムイオンなどの3級アンモニウムイオン;ジオクチルジメチルアンモニウムイオン、ジステアリルジメチルアンモニウムイオンなどの4級アンモニウムイオンなどが挙げられる。前記有機フォスフォニウムイオンとしては、ステアリルフォスフォニウムイオンなどが挙げられる。前記有機スルフォニウムイオンとしては、ステアリルスルフォニウムイオンなどが挙げられる。これらの有機陽イオンは単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記有機陽イオン源としては、前記有機陽イオンの塩を用いればよい。例えば、ステアリルアンモニウムを有機陽イオンとする場合には、ステアリルアミン塩酸塩を用いればよく、ジステアリルジメチルアンモニウムを有機陽イオンとする場合には、ジステアリルジメチルアミノクロライドを用いればよい。層状珪酸塩の有機化処理方法としては、公知の方法を採用することができる。
前記有機化層状珪酸塩中のイオン交換率は、50モル%以上が好ましく、より好ましくは60モル%以上、さらに好ましくは70モル%以上である。有機化層状珪酸塩中のイオン交換率を50モル%以上とすることにより、樹脂成分に対する有機化層状珪酸塩の分散性を向上させることができる。ここで、有機化層状珪酸塩中のイオン交換率とは、有機化処理前の層状珪酸塩が含有する交換性を有する陽イオンのうち、どの程度の陽イオンが有機陽イオンに交換されたかという比率(百分率)である。
有機化層状珪酸塩の具体例としては、例えば、Laviosa Chimica Mineraria S.p.A.社から市販されている「Dellite(登録商標)43B(精製モンモリロナイト、粒子径500nm,厚み1nm、4級アンモニウム塩処理:ベンジル基、牛脂脂肪酸基及び2個のメチル基を有する4級アンモニウム塩)」、「Dellite(登録商標)67G(精製モンモリロナイト、粒子径500nm,厚み1nm、4級アンモニウム塩処理:2個の牛脂脂肪酸基及び2個のメチル基を有する4級アンモニウム塩)」、株式会社ホージュン製の「エスベン」などを挙げることができる。
本発明で使用し得る針状フィラーとしては、例えば、チタン酸カリウムウィスカー、グラファイトウィスカー、アルミナウィスカー、炭化ケイ素ウィスカー、窒化ケイ素ウィスカー、ムライトウィスカー、マグネシアウィスカー、ホウ酸マグネシウムウィスカー、酸化亜鉛ウィスカー、ホウ化チタンウィスカーなどの無機ウィスカーなどを挙げることができる。これらの針状フィラーは単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、本発明で使用し得る繊維状フィラーとしては、例えば、ケナフ、綿、亜麻、羊毛、絹、羽毛、石綿などの天然繊維;ナイロン繊維、ビニロン繊維、アクリル繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリウレタン繊維などの合成繊維;ガラス繊維、炭素繊維、アルミナ繊維、チタン酸カリウム繊維、塩基性硫酸マグネシウム繊維、炭酸カルシウム繊維などの無機繊維;ウォラストナイト(CaO・SiO2)、繊維状ブルーサイト(Mg(OH)2)などの天然鉱物繊維;金属繊維などを挙げることができる。これらの繊維状フィラーは単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。また、前記針状フィラーと繊維状フィラーとを併用することも可能である。
前記針状および繊維状フィラーの平均長さは、1μm以上が好ましく、2μm以上がより好ましく、5μm以上がさらに好ましく、2,000μm以下が好ましく、1,500μm以下がより好ましい。針状および繊維状フィラーの平均長さが、1μm未満では、ゴルフボールの耐久性が向上しないおそれがあり、平均長さが2,000μmを超えるとゴルフボールの外観不良を生じるおそれがある。
また、前記針状および繊維状フィラーの平均アスペクト比は、10以上が好ましく、15以上がより好ましく、100以下が好ましく、50以下がより好ましい。前記針状および繊維状フィラーの平均アスペクト比が、10未満では、ゴルフボールの耐久性が向上しないおそれがあり、平均アスペクト比が100を超えるとゴルフボールの外観不良を生じるおそれがある。
なお、本発明において針状および繊維状フィラーの平均長さとは、針状または繊維状フィラーの長手方向の長さの平均値を意味し、平均アスペクト比とは、針状または繊維状フィラーの平均長さと針状または繊維状フィラーの平均径との比(平均長さ/平均径)を意味するものとする。
本発明において、カバーを構成する樹脂成分は、特に限定されず、例えば、ポリウレタン、アイオノマー樹脂、ポリアミド、ポリエステル、あるいは、これらの混合物を挙げることができる。本発明では、カバーを構成する樹脂成分の主成分を、ポリウレタンとすることが好ましい態様であり、ポリウレタンの含有量を50質量%以上、より好ましくは70質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上とすることが望ましい。さらに、前記樹脂成分が、実質上、ポリウレタンのみからなることも好ましい態様である。樹脂成分として、軟質なポリウレタンを採用すことにより、アプローチショットに対して高スピン量のゴルフボールが得られる。
前記カバーの樹脂成分として使用できるポリウレタンとしては、ウレタン結合を分子内に複数有するものであれば、特に限定されず、例えば、ポリイソシアネートとポリオールとを反応させることによって、ウレタン結合が分子内に形成された生成物である。必要に応じて、さらに低分子量ポリオールや低分子量ポリアミンなどの鎖延長剤により鎖延長反応がなされていてもよい。前記ポリウレタンとしては、熱可塑性ポリウレタン、熱硬化性(二液硬化型)ポリウレタンのいずれであってもよいが、本発明では熱可塑性ポリウレタンを使用することが好ましい。
前記ポリウレタンを構成するポリイソシアネート成分としては、イソシアネート基を2以上有するものであれば特に限定されず、例えば、2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート、2,4−トルエンジイソシアネートと2,6−トルエンジイソシアネートの混合物(TDI)、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、1,5−ナフチレンジイソシアネート(NDI)、3,3’−ビトリレン−4,4’−ジイソシアネート(TODI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、パラフェニレンジイソシアネート(PPDI)等の芳香族ポリイソシアネート;4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)、水素添加キシリレンジイソシアネート(HXDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ノルボルネンジイソシアネート(NBDI)等の脂環式ポリイソシアネートまたは脂肪族ポリイソシアネート等のうちの1種、または、2種以上の混合物などである。
耐擦過傷性を向上するという観点からは、ポリウレタンのポリイソシアネート成分として、芳香族ポリイソシアネートを使用することが好ましい。芳香族ポリイソシアネートを使用することにより、得られるポリウレタンの機械的特性が向上し、耐擦過傷性に優れるカバーが得られる。また、耐候性を向上するという観点からは、ポリウレタンのポリイソシアネート成分として、非黄変性のポリイソシアネート(TMXDI、XDI、HDI、HXDI、IPDI、H12MDI、NBDIなど)を使用することが好ましく、さらに好ましくは4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)を使用する。4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)は剛直な構造を有しており、得られるポリウレタンの機械的特性が向上し、耐擦過傷性に優れるカバーが得られるからである。
前記ポリウレタンを構成するポリオール成分としては、ヒドロキシル基を複数有するものであれば特に限定されず、例えば、鎖延長剤として使用される低分子量ポリオールやソフトセグメントを構成する重合体ポリオールなどを挙げることができる。低分子量のポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール等のジオール;グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオールなどのトリオールが挙げられる。重合体ポリオールとしては、例えば、ポリオキシエチレングリコール(PEG)、ポリオキシプロピレングリコール(PPG)、ポリオキシテトラメチレングリコール(PTMG)等のポリエーテルポリオール;ポリエチレンアジぺート(PEA)、ポリブチレンアジペート(PBA)、ポリヘキサメチレンアジペート(PHMA)などの縮合系ポリエステルポリオール;ポリ−ε−カプロラクトン(PCL)のようなラクトン系ポリエステルポリオール;ポリヘキサメチレンカーボネートなどのポリカーボネートポリオール;及びアクリルポリオールなどが挙げられ、上述したポリオールの少なくとも2種以上の混合物であってもよい。
重合体ポリオールの数平均分子量は、特に限定されるものではないが、例えば、400以上であることが好ましく、より好ましくは1,000以上である。重合体ポリオールの数平均分子量が小さくなりすぎると、得られるポリウレタンが硬くなり、ゴルフボールの打球感が低下するからである。重合体ポリオールの平均分子量の上限は、特に限定されるものではないが、10,000以下、より好ましくは8,000以下である。
必要に応じてポリウレタンを構成し得るポリアミンは、少なくとも2以上のアミノ基を有するものであれば特に限定されない。前記ポリアミンとしては、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなどの脂肪族系ポリアミン、イソホロンジアミン、ピペラジンなどの脂環式系ポリアミン、及び、フェニレンジアミン、トルエンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、ジメチルチオトルエンジアミン、キシリレンジアミン、ジフェニルメタンジアミンなどの芳香族ポリアミンなどが挙げられる。
前記ポリウレタンの構成態様としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリイソシアネート成分と重合体ポリオール成分によって構成されている態様;ポリイソシアネート成分と重合体ポリオール成分と低分子量ポリオール成分によって構成されている態様;ポリイソシアネート成分と重合体ポリオール成分と低分子量ポリオール成分とポリアミン成分とによって構成されている態様;ポリイソシアネート成分と重合体ポリオール成分とポリアミン成分とによって構成されている態様などを挙げることができる。前記ポリウレタンの具体例としては、BASFジャパン社から市販されている「エラストランXNY90A」、「エラストランXNY97A」、「エラストランXNY585」などを挙げることができる。
本発明では、カバーを構成する樹脂成分として、アイオノマー樹脂や他の熱可塑性エラストマー使用することもできる。
前記アイオノマー樹脂の具体例を商品名で例示すると、三井デュポンポリケミカル(株)から市販されているハイミラン(Himilan)1555(Na)、ハイミラン1557(Zn)、ハイミラン1605(Na)、ハイミラン1706(Zn)、ハイミラン1707(Na)、ハイミランAM7311(Mg)等が挙げられ、三元共重合体アイオノマー樹脂としては、ハイミラン1856(Na)、ハイミラン1855(Zn)等が挙げられる。
さらにデュポン社から市販されているアイオノマー樹脂としては、サーリン(Surlyn)8945(Na)、サーリン9945(Zn)、サーリン8140(Na)、サーリン8150(Na)、サーリン9120(Zn)、サーリン9150(Zn)、サーリン6910(Mg)、サーリン6120(Mg)、サーリン7930(Li)、サーリン7940(Li)、サーリンAD8546(Li)等が挙げられ、三元共重合体アイオノマー樹脂としては、サーリン8120(Na)、サーリン8320(Na)、サーリン9320(Zn)、サーリン6320(Mg)等が挙げられる。
またエクソンモービル化学(株)から市販されているアイオノマー樹脂としては、アイオテック(Iotek)8000(Na)、アイオテック8030(Na)、アイオテック7010(Zn)、アイオテック7030(Zn)等が挙げられ、三元共重合体アイオノマー樹脂としては、アイオテック7510(Zn)、アイオテック7520(Zn)等が挙げられる。前記アイオノマー樹脂は、例示のものをそれぞれ単独または2種以上の混合物として用いてもよい。前記アイオノマー樹脂の商品名の後の括弧内に記載したNa、Zn、K、Li、Mgなどは、これらの中和金属イオンの金属種を示している
前記熱可塑性エラストマーの具体例としては、例えばアルケマ(株)から商品名「ペバックス(例えば、「ペバックス2533」)」で市販されている熱可塑性ポリアミドエラストマー、東レ・デュポン(株)から商品名「ハイトレル(例えば、「ハイトレル3548」、「ハイトレル4047」)」で市販されている熱可塑性ポリエステルエラストマー、三菱化学(株)から商品名「ラバロン(例えば、「ラバロンT3221C」)」で市販されている熱可塑性ポリスチレンエラストマー等が挙げられる。
本発明のゴルフボールの構造は、カバーとコアとを有するものであれば、特に限定されない。例えば、単層コアと、前記コアを被覆するように配設されたカバーとを有するツーピースゴルフボール;センターと前記センターを被覆するように配設された単層の中間層とからなるコアと、前記コアを被覆するように配設されたカバーとを有するスリーピースゴルフボール;または、センターと前記センターを被覆するように配設された二以上の中間層とからなるコアと、前記コアを被覆するように配設されたカバーを有するマルチピースゴルフボーなどを挙げることができる。
本発明のゴルフボールのカバーは、樹脂成分とフィラーとを含有する。樹脂成分100質量部に対するフィラーの含有量は、10質量部以上が好ましく、15質量部以上がより好ましく、20質量部以上がさらに好ましく、100質量部以下が好ましく、80質量部以下がより好ましく、60質量部以下がさらに好ましい。10質量部以上とすることにより、カバーに配向性を付与でき、ドライバーショットのスピン量が低くなるからである。一方、100質量部以下とすることにより、耐擦過傷性を高く保つことができるからである。
本発明のゴルフボールのカバーの硬度は、ショアD硬度で、5以上が好ましく、10以上がより好ましく、20以上がさらに好ましく、30以上が特に好ましく、80以下が好ましく、75以下がより好ましく、70以下がさらに好ましく、60以下が特に好ましい。カバーの硬度が5未満では、ゴルフボールの反発性が低下して飛距離が低下する場合があるからである。一方、カバーの硬度が80超では、得られるゴルフボールの耐久性が低下する場合がある。前記カバーの硬度は、カバー用組成物をシート状に成形して測定したスラブ硬度である。カバーのスラブ硬度は、カバー用組成物を熱プレス成形により、厚み約2mmのシートに成形し、23℃で2週間保存し、このシートを測定基板などの影響が出ないように、3枚以上重ねた状態で、ASTM−D2240に規定するスプリング式硬度計ショアD型を用いて測定することができる。
本発明のゴルフボールのカバーは、さらに、白色顔料(酸化チタン)、青色顔料などの顔料成分、炭酸カルシウムや硫酸バリウムなどの比重調整剤、分散剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光材料または蛍光増白剤などを含有してもよい。
前記白色顔料(酸化チタン)の含有量は、樹脂成分100質量部に対して、0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上であって、10質量部以下、より好ましくは8質量部以下であることが望ましい。白色顔料の含有量を0.5質量部以上とすることによって、カバーに隠蔽性を付与することができる。また、白色顔料の含有量が10質量部超になると、カバーの耐久性が低下する場合があるからである。
本発明のゴルフボールは、カバー中のフィラーがカバー表面と略平行に配向している。フィラーがカバー表面と略平行に配向することにより、カバーが異方性を有し、ドライバーショット時の圧縮方向の変形に対しては、カバーは、硬質材料の挙動を示し、アプローチショット時の剪断方向の変形に対しては、カバーは、軟質材料の挙動を示すものと考えられる。フィラーとして、板状フィラーを用いる場合、板状フィラーの板面がカバー表面と略平行に配向することが好ましい。フィラーとして、針状フィラーまたは繊維状フィラーを用いる場合、長手方向がカバー表面と略平行に配向することが好ましい。
カバー中のフィラーの配向度合については、赤外吸収スペクトルの測定結果に基づいて、以下のようにして求めることができる(参考文献V.C. FATMER and J.D. RUSSELL Spectorochimica Acta 1964, 20, 1149-117)。図1〜図3は、カバー中の板状フィラーの配向を模式的に説明するカバーの断面図である。図1に示したように、カバー中の板状フィラー80が、カバー表面70に対して垂直に配向する場合、1100cm−1の吸光度(A1100)が大きくなる。一方、図2に示したように、板状フィラー80が、カバー表面100に対して略平行に配向すと、1100cm−1の吸光度(A1100)が小さくなる。さらに、図3に示したようにカバー中の板状フィラー80が、カバー中で無配向に存在すると1030cm−1の吸光度(A1030)が大きくなる。本発明では、赤外スペクトルにおける1100cm-1の吸光度(A1100)と1030cm-1の吸光度(A1030)の比(A1100/A1030)を配向度とした。本発明において、配向度は、1.3以下であることが好ましく、1.0以下であることが好ましい。配向度が、1.3以下であれば、ドライバーショットに対しては低スピンでありながら、アプローチショットに対しては高スピンのカバーが得られる。前記配向度の下限は、0超であれば特に限定されない。
本発明のゴルフボールのカバーの厚みは、2mm以下が好ましく、1.5mm以下がより好ましく、1mm以下がさらに好ましい。2mm以下とすることによって、コアの外径を大きくできるため、反発性能を向上させることができるからである。カバーの厚みの下限は、特に限定されるものではないが、例えば、0.3mmが好ましく、0.4mmがより好ましく、0.5mmがさらに好ましい。0.3mm未満では、カバーの成形が困難になるおそれがある。
次に、本発明のゴルフボールに用いられるコアについて説明する。前記コアの構造としては、例えば、単層コア、センターと前記センターを被覆する単層の中間層とからなるコア、センターと前記センターを被覆する複数もしくは複層の中間層とからなるコアなどを挙げることができる。また、コアの形状としては、球状であることが好ましい。コアの形状が球状でない場合には、カバーの厚みが不均一になる。その結果、部分的にカバー性能が低下する場合があるからである。一方、センターの形状としては、球状が一般的であるが、球状センターの表面を分割するように突条が設けられていても良く、例えば、球状センターの表面を均等に分割するように突条が設けられていても良い。前記突条を設ける態様としては、例えば、球状センターの表面にセンターと一体的に突条を設ける態様、あるいは、球状センターの表面に突条の中間層を設ける態様などを挙げることができる。
前記突条は、例えば、球状センターを地球とみなした場合に、赤道と球状センター表面を均等に分割する任意の子午線とに沿って設けられることが好ましい。例えば、球状センター表面を8分割する場合には、赤道と、任意の子午線(経度0度)、および、斯かる経度0度の子午線を基準として、東経90度、西経90度、東経(西経)180度の子午線に沿って設けるようにすれば良い。突条を設ける場合には、突条によって仕切られる凹部を、複数の中間層、あるいは、それぞれの凹部を被覆するような単層の中間層によって充填するようにして、コアの形状を球状とするようにすることが好ましい。前記突条の断面形状は、特に限定されることなく、例えば、円弧状、あるいは、略円弧状(例えば、互いに交差あるいは直交する部分において切欠部を設けた形状)などを挙げることができる。
本発明のゴルフボールのコアまたはセンターは、例えば、基材ゴム、架橋開始剤、共架橋剤、および必要に応じて充填剤を含むゴム組成物(以下、単に「コア用ゴム組成物」と称する場合がある)を加熱プレスして成形することにより得られる。
前記基材ゴムとしては、天然ゴムまたは合成ゴムを使用することができ、例えば、天然ゴム、ポリブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンポリブタジエンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)などを使用できる。これらの中でも、特に、反発に有利なシス結合が40質量%以上、好ましくは70質量%以上、より好ましくは90質量%以上のハイシスポリブタジエンを用いることが好ましい。
前記架橋開始剤は、基材ゴム成分を架橋するために配合されるものである。前記架橋開始剤としては、有機過酸化物が好適である。具体的には、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t―ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ−t−ブチルパーオキサイドなどの有機過酸化物が挙げられ、これらのうちジクミルパーオキサイドが好ましく用いられる。架橋開始剤の配合量は、基材ゴム100質量部に対して、0.2質量部以上が好ましく、より好ましくは0.3質量部以上であって、3質量部以下が好ましく、より好ましくは2質量部以下である。0.2質量部未満では、コアが柔らかくなりすぎて、反発性が低下する傾向があり、3質量部を超えると、適切な硬さにするために、共架橋剤の使用量を増加する必要があり、反発性が不足気味になる。
前記共架橋剤としては、基材ゴム分子鎖にグラフト重合することによって、ゴム分子を架橋する作用を有するものであれば特に限定されず、例えば、炭素数が3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸またはその金属塩を使用することができ、好ましくは、アクリル酸、メタクリル酸、または、これらの金属塩を挙げることができる。前記金属塩を構成する金属としては、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム、ナトリウムを挙げることができ、反発性が高くなるということから、亜鉛を使用することが好ましい。
共架橋剤の使用量は、基材ゴム100質量部に対して、10質量部以上、より好ましくは20質量部以上であって、50質量部以下、より好ましくは40質量部以下であることが望ましい。共架橋剤の使用量が10質量部未満では、適当な硬さとするために有機過酸化物の量を増加しなければならず、反発性が低下する傾向がある。一方、共架橋剤の使用量が50質量部を超えると、コアが硬くなりすぎて、打球感が低下する虞がある。
コア用ゴム組成物に含有される充填剤は、主として最終製品として得られるゴルフボールの比重を1.0〜1.5の範囲に調整するための比重調整剤として配合されるものであり、必要に応じて配合すれば良い。前記充填剤としては、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、タングステン粉末、モリブデン粉末などの無機充填剤を挙げることができる。前記充填剤の配合量は、基材ゴム100質量部に対して、2質量部以上、より好ましくは3質量部以上であって、50質量部以下、より好ましくは35質量部以下であることが望ましい。充填剤の配合量が2質量部未満では、重量調整が難しくなり、50質量部を超えるとゴム成分の重量分率が小さくなり反発性が低下する傾向があるからである。
前記コア用ゴム組成物には、基材ゴム、架橋開始剤、共架橋剤および充填剤に加えて、さらに、有機硫黄化合物、老化防止剤、しゃく解剤などを適宜配合することができる。
前記有機硫黄化合物としては、ジフェニルジスルフィド類を好適に使用することができる。前記ジフェニルジスルフィド類としては、例えば、ジフェニルジスルフィド;ビス(4−クロロフェニル)ジスルフィド、ビス(3−クロロフェニル)ジスルフィド、ビス(4−ブロモフェニル)ジスルフィド、ビス(3−ブロモフェニル)ジスルフィド、ビス(4−フルオロフェニル)ジスルフィド、ビス(4−ヨードフェニル)ジスルフィド,ビス(4−シアノフェニル)ジスルフィドなどのモノ置換体;ビス(2,5−ジクロロフェニル)ジスルフィド、ビス(3,5−ジクロロフェニル)ジスルフィド、ビス(2,6−ジクロロフェニル)ジスルフィド、ビス(2,5−ジブロモフェニル)ジスルフィド、ビス(3,5−ジブロモフェニル)ジスルフィド、ビス(2−クロロ−5−ブロモフェニル)ジスルフィド、ビス(2−シアノ−5−ブロモフェニル)ジスルフィドなどのジ置換体;ビス(2,4,6−トリクロロフェニル)ジスルフィド、ビス(2−シアノ−4−クロロ−6−ブロモフェニル)ジスルフィドなどのトリ置換体;ビス(2,3,5,6−テトラクロロフェニル)ジスルフィドなどのテトラ置換体;ビス(2,3,4,5,6−ペンタクロロフェニル)ジスルフィド、ビス(2,3,4,5,6−ペンタブロモフェニル)ジスルフィドなどのペンタ置換体などが挙げられる。これらのジフェニルジスルフィド類はゴム加硫体の加硫状態に何らかの影響を与えて、反発性を高めることができる。これらの中でも、特に高反発性のゴルフボールが得られるという点から、ジフェニルジスルフィド、ビス(ペンタブロモフェニル)ジスルフィドを用いることが好ましい。前記有機硫黄化合物の配合量は、基材ゴム100質量部に対して、0.1質量部以上が好ましく、より好ましくは0.3質量部以上であって、5.0質量部以下が好ましく、より好ましくは3.0質量部以下である。
前記老化防止剤の配合量は、基材ゴム100質量部に対して、0.1質量部以上、1質量部以下であることが好ましい。また、しゃく解剤の配合量は、基材ゴム100質量部に対して、0.1質量部以上、5質量部以下であることが好ましい。
前記コア用ゴム組成物の加熱プレス成形条件は、ゴム組成に応じて適宜設定すればよいが、通常、130〜200℃で10〜60分間加熱するか、あるいは130〜150℃で20〜40分間加熱した後、160〜180℃で5〜15分間の2段階で加熱することが好ましい。
本発明のゴルフボールのコアの構造が、センターと前記センターを被覆する単層の中間層とからなるコア;センターと前記センターを被覆する複数もしくは複層の中間層とからなるコアの場合、前記センターの材料としては、前記コア用ゴム組成物を用いることができる。前記センターの直径は、30mm以上が好ましく、より好ましくは32mm以上であり、41mm以下が好ましく、より好ましくは40.5mm以下である。前記センターの直径が30mmよりも小さいと、中間層またはカバーを所望の厚さより厚くする必要があり、その結果反発性が低下する場合がある。一方、センターの直径が41mmを超える場合は、中間層またはカバーを所望の厚さより薄くする必要があり、中間層またはカバー層の機能が十分発揮されない。
前記中間層の材料としては、例えば、ゴム組成物の硬化物、アイオノマー樹脂、アルケマ(株)から商品名「ペバックス(登録商標)(例えば、「ペバックス2533」)」で市販されている熱可塑性ポリアミドエラストマー、東レ・デュポン(株)から商品名「ハイトレル(登録商標)(例えば、「ハイトレル3548」、「ハイトレル4047」)」で市販されている熱可塑性ポリエステルエラストマー、BASFジャパン社から商品名「エラストラン(登録商標)(例えば、「エラストランXNY97A」)」で市販されている熱可塑性ポリウレタンエラストマー、三菱化学(株)から商品名「ラバロン(登録商標)」で市販されている熱可塑性ポリスチレンエラストマーなどが挙げられる。前記アイオノマー樹脂としては、カバー材料として例示したものを挙げることができる。前記中間層には、さらに、硫酸バリウム、タングステンなどの比重調整剤、老化防止剤、顔料などが配合されていてもよい。
中間層を形成する方法としては、特に限定されないが、例えば、中間層用組成物を予めハーフシェルに形成し、それを2枚用いてセンターを包み、加圧成形する方法、または、前記中間層用組成物を直接センター上に射出成形してコアを包み込む方法などを採用できる。
ゴム組成物を主成分(50質量%以上)とする中間層用組成物を使用する場合には、中間層の厚みは、1.2mm以上、より好ましくは1.8mm以上、さらに好ましくは2.4mm以上とすることが望ましく、好ましくは6.0mm以下、より好ましくは5.2mm以下、さらに好ましくは4.4mm以下とすることが望ましい。
また、樹脂を主成分(50質量%以上)とする中間層用組成物を使用する場合には、中間層の厚みを0.3mm以上、より好ましくは0.4mm以上、さらに好ましくは0.5mm以上とすることが望ましく、好ましくは2.5mm以下、より好ましくは2.4mm以下、さらに好ましくは2.3mm以下とすることが望ましい。中間層の厚みが2.5mmを超えると、得られるゴルフボールの反発性能が低下するおそれがある。また、0.3mm未満では、ドライバーショット時などの過剰なスピン速度を抑えることができなくなるおそれがある。
本発明のゴルフボールの中間層の硬度は、ショアD硬度で40以上が好ましく、45以上がより好ましく、50以上がさらに好ましく、80以下が好ましく、70以下がより好ましく、65以下がさらに好ましい。中間層の硬度を40以上とすることによって、コアの外剛内柔度合いを大きくすることに寄与するため、高打出角、低スピンとなり高飛距離化が達成される。一方、中間層の硬度を80以下とすることによって優れた打球感が得られると共に、スピン性能を向上させ、コントロール性を向上させることができる。ここで、中間層の硬度とは、中間層用組成物をシート状に成形して測定したスラブ硬度であり、後述する測定方法により測定する。また、前記中間層の硬度は、上述した樹脂成分またはゴム組成物の組合せ、添加剤の含有量などを適宜選択することによって、調整することができる。
本発明のゴルフボールに使用するコアは、直径39mm以上が好ましく、39.5mm以上がより好ましく、40.8mm以上がさらに好ましく、42.2mm以下が好ましく、42mm以下がより好ましく、41.8mm以下がさらに好ましい。コアの直径が上記下限に満たない場合には、カバーが厚くなり過ぎて反発性が低下し、一方コアの直径が上記上限を超える場合には、カバーの厚さが厚くなりすぎるため、カバーの成形が困難になるからである。
前記コアとして、その中心と表面で硬度差を有するものを使用することも好ましい態様であり、JIS−C硬度による表面硬度と中心硬度との差は、10以上が好ましく、12以上がより好ましく、40以下が好ましく、35以下がより好ましく、30以下が更に好ましい。前記硬度差が40より大きいと、耐久性が低下し、前記硬度差が10より小さいと、打球感が硬くて衝撃が大きくなる場合がある。前記コアの表面硬度は、JIS−C硬度で、好ましくは65以上、より好ましくは70以上、さらに好ましくは72以上であって、好ましくは100以下である。コアの表面硬度がJIS−C硬度で65より小さいと、柔らかくなり過ぎて反発性が低下し、飛距離が低下する。一方、コア表面硬度が100より大きいと、硬くなり過ぎて打球感が悪くなる場合がある。前記コアの中心硬度は、JIS−C硬度で、好ましくは45以上、より好ましくは50以上であって、好ましくは70以下、より好ましくは65以下である。前記コア中心硬度が45より小さいと、柔らかくなり過ぎて耐久性が低下する虞がある。前記コア中心硬度が70より大きいと、硬くなり過ぎて打球感が悪くなる場合がある。コアの硬度差は、例えば、コアの加熱成形条件を適宜選択すること、或いは、センターと中間層の多層構造によって設けることができる。本発明において、コアの中心硬度とは、コアを2等分に切断して、その切断面の中心点についてスプリング式硬度計JIS−C型で測定した硬度を意味する。コアの表面硬度とは、得られた球状コアの表面においてスプリング式硬度計JIS−C型で測定した硬度を意味する。また、コアが多層構造である場合は、コアの表面硬度とは、コアの最外層の表面の硬度を意味する。
本発明のゴルフボールの構造は、コアとカバーとを有するものであれば特に限定されず、本発明のゴルフボールの具体例としては、コアと前記コアを被覆するカバーとを有するツーピースゴルフボール、センターと前記センターを被覆する中間層とからなるコアと、前記コアを被覆するカバーとを有するスリーピースゴルフボール、センターと前記センターを被覆する複数または複層の中間層とからなるコアと、前記コアを被覆するカバーとを有するマルチピースゴルフボール、糸巻きコアと前記糸巻きコアを被覆するカバーとを有する糸巻きゴルフボールなどを挙げることができる。
本発明のゴルフボールが、糸巻きゴルフボールの場合、コアとして糸巻きコアを用いれば良い。斯かる場合、糸巻きコアとしては、例えば、上述したコア用ゴム組成物を硬化させてなるセンターとそのセンターの周囲に糸ゴムを延伸状態で巻き付けることによって形成した糸ゴム層とから成るものを使用すればよい。また、前記センター上に巻き付ける糸ゴムは、糸巻きゴルフボールの糸巻き層に従来から使用されているものと同様のものを使用することができ、例えば、天然ゴムまたは天然ゴムと合成ポリイソプレンに硫黄、加硫助剤、加硫促進剤、老化防止剤などを配合したゴム組成物を加硫することによって得られたものを用いてもよい。糸ゴムはセンター上に約10倍に引き伸ばして巻きつけて糸巻きコアを作製する。
本発明によれば、例えば、アプローチショットに対しては高スピン量であり、ドライバーショットに対しては、低スピン量のゴルフボールを提供できる。アプローチショットのスピン量は、6500rpm以上が好ましく、6550rpm以上がより好ましい。アプローチショットのスピン量が6500rpm以上であれば、アプローチショットで良く止まるゴルフボールが得られる。アプローチショットのスピン量の上限は、特に限定されないが、アプローチショットのスピン量が高くなりすぎると、ドライバーショットのスピン量も高くなるおそれがある。この観点から、アプローチショットのスピン量は、8000rpm以下が好ましく、7800rpm以下がより好ましい。一方、ドライバーショットのスピン量は、2600rpm以下が好ましく、2580rpm以下がより好ましい。ドライバーショットのスピン量が2600rpm以下であれば、スピン量が低くなって、飛距離の出るゴルフボールが得られる。また、ドライバーショットで飛距離がでるためには、ある程度のスピン量が必要であり、ドライバーショットのスピン量は、2000rpm以上が好ましく、2100rpm以上がより好ましく、2200rpm以上がさらに好ましい。アプローチショットおよびドライバーショットのスピン量は、後述する方法により求めることができる。
本発明のゴルフボールの製造方法は、樹脂成分とフィラーとを含有するカバー用組成物を圧縮成形して、シェルを成形する工程と複数のシェルで被覆したコアを圧縮成形することによりカバーを成形する工程とを含むことを特徴とする。より好ましくは、前記カバー用組成物を圧縮成形して、ハーフシェルを成形し、コアを2枚のハーフシェルで被覆して圧縮成形する方法を挙げることができる。
前記カバー用組成物は、上述した樹脂成分およびフィラー、さらに必要に応じて、白色顔料(酸化チタン)、青色顔料などの顔料成分、炭酸カルシウムや硫酸バリウムなどの比重調整剤、分散剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光材料または蛍光増白剤などを含有する組成物である。
本発明のゴルフボールの製造方法では、ハーフシェルの成形は、圧縮成形法によって行う。例えば、図4は、圧縮成形法によりハーフシェルを成形する方法を模式的に例示する説明図である。ハーフシェル成形用金型1は、上型3および下型5からなり、上型3には平坦部7と半球状の凸部9が設けられ、下型には平坦部11と半球状の凹部13が設けられている。ハーフシェルの圧縮成形は、下型の凹部にペレット状のカバー材料15を投入し、上型3と下型5とをプレス機などを用いて型締めすることにより行うことができる。この際、下型の凹部には、複数のペレットを投入しても良いが、複数のペレットを投入する場合は、得られるハーフシェルにペレット同士の合わせ目(ウエルドライン)が生じる。ウエルドラインは、得られるカバーの耐久性を低下させる虞があるので、下型の凹部に投入するペレットは、1つであることが好ましい。このような観点から、ペレット1つ当たりの質量は、1.4g以上2.0g以下とすることが好ましい。1.4g以上2.0g以下とすることによって、1つのペレットから1つのハーフシェルを成形することができる。また、一つの凹部に投入するペレットの数が1つであると、投入作業が容易になる。
カバー用組成物を圧縮成形してハーフシェルに成形する圧力としては、例えば、1MPa以上、好ましくは2MPa以上であって、20MPa以下、好ましくは15MPa以下であることが望ましい。成形圧力を1MPa以上20MPa以下とすることによって、均一な厚みをもつハーフシェルを成形できる。
カバー用組成物を圧縮成形してハーフシェルに成形する成形温度としては、使用するカバー用組成物の流動開始温度に応じて適宜設定することができ、カバー用組成物の流動開始温度に対して、―20℃以上が好ましく、−10℃以上がより好ましく、70℃以下が好ましく、60℃以下がより好ましく、50℃以下がさらに好ましい。カバー用組成物の流動開始温度に対して成形温度を70℃以下にすることによって、得られるカバーの耐久性および耐擦過傷性が向上する。また、成形温度をカバー材料の流動開始温度に対して、−20℃以上とすることによって成形性が向上する。
なお、前記成形温度とは、型締めから型開きの間に、下型の凹部の表面が到達する最高温度を意味する。またカバー材料の流動開始温度は、島津製作所の「FLOWSTER CFT−500」を用いて、ペレット状のカバー材料を下記条件で測定することができる。
プランジャー面積:1cm
DIE LENGTH:1mm
DIE DIA:1mm
荷重:588.399N
開始温度:30℃
昇温速度:3℃/分
カバー用組成物を圧縮成形してハーフシェルに成形する成形時間は、30分以下が好ましく、20分以下がより好ましく、10分以下がさらに好ましく、5分以下が特に好ましい。成形時間が長くなると熱可塑性ポリウレタンの熱分解が進行して、得られるカバーの耐久性および耐擦過傷が低下する虞があるからである。なお、前記成形時間は、1分以上が好ましく、2分以上がより好ましい。1分程度の成形時間で、金型内をペレット状のカバー材料が流動して、ハーフシェルを成形することができるからである。なお、前記成形時間とは、型締めから型開きまでの時間である。
上述のようにして得られたハーフシェルを用いてカバーを成形する方法としては、例えば、コアを2枚のハーフシェルで被覆して圧縮成形する方法を挙げることができる。図5は、金型を用いて、コアを2枚のハーフシェルで被覆して圧縮成形する方法を模式的に例示する説明図である。カバー成形用金型(圧縮成形用)21は、上型23および下型25からなり、上型23および下型25のそれぞれは多数のキャビティ面27を備えており、該キャビティ面27によって半球状のキャビテイが形成されている。コア29を2枚のハーフシェル31で被覆した後、得られた被覆体を下型のキャビティに載置して、プレス機などにより型締めすることによりカバーを成形することができる。尚、図5で示した例においては、ハーフシェル31が、カバー材料からなる平坦部33によって接続されている。図示されていないが、キャビティ面には多数のピンプルが形成され、このピンプルによってピンプルが反転した形状のディンプがカバーの表面に形成される。
ハーフシェルを圧縮成形してカバーに成形する成形温度は、カバー材料の流動開始温度に対して、―20℃以上、好ましくは−10℃以上であって、70℃以下、好ましくは60℃以下、より好ましくは50℃以下であることが望ましい。カバー材料の流動開始温度に対して成形温度を70℃以下にすることによって、得られるカバーの耐久性および耐擦過傷性が向上する。また、成形温度をカバー材料の流動開始温度に対して−20℃以上とすることによって成形性が向上する。
ハーフシェルを圧縮成形してカバーに成形する圧力としては、例えば、0.5MPa以上、好ましくは1MPa以上であって、25MPa以下、好ましくは15MPa以下であることが望ましい。成形圧力を0.5MPa以上25MPa以下とすることによって、均一なカバー厚みを有するゴルフボールカバーを成形できる。
ハーフシェルを圧縮成形してカバーに成形する成形時間は、30分以下が好ましく、20分以下がより好ましく、10分以下がさらに好ましく、5分以下が特に好ましい。成形時間が長くなると熱可塑性ポリウレタンの熱分解が進行して、得られるカバーの耐久性および耐擦過傷が低下する虞があるからである。なお、前記成形時間は、1分以上が好ましく、2分以上がより好ましい。1〜2分程度の成形時間で、ハーフシェルからカバーを成形することができるからである。なお、前記成形時間とは、型締めから型開きまでの時間である。
カバーを成形したゴルフボールは、金型から取り出し、必要に応じて、バリ取り、洗浄、サンドブラストなどの表面処理を行うことが好ましい。また、所望により、ペイント層やマークを形成することもできる。
また、カバーを成形する際には、通常、表面にディンプルと呼ばれるくぼみが形成される。さらに、カバーが成形されたゴルフボール本体は、金型から取り出し、必要に応じて、バリ取り、洗浄、サンドブラストなどの表面処理を行うことが好ましい。また、所望により、塗膜やマークを形成することもできる。前記塗膜の膜厚は、特に限定されないが5μm以上、より好ましくは7μm以上、25μm以下、より好ましくは18μm以下であることが望ましい。膜厚が5μm未満になると継続的な使用により塗膜が摩耗消失しやすくなり、膜厚が25μmを超えるとディンプルの効果が低下してゴルフボールの飛行性能が低下するからである。
以下、本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明は、下記実施例によって限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の変更、実施の態様は、いずれも本発明の範囲内に含まれる。
[評価方法]
(1)アプローチショットのスピン量
ゴルフラボラトリー社製スイングロボットに、アプローチウェッジ(SRIスポーツ社製、SRIXON I−302、シャフトS)を取り付け、ヘッドスピード21m/秒でゴルフボールを打撃し、打撃されたゴルフボールを連続写真撮影することによってスピン量(rpm)を測定した。測定は、各ゴルフボールについて10回ずつ行い、その平均値をスピン量とした。
(2)ドライバーショットのスピン量
ゴルフラボラトリー社製スイングロボットに、ドライバー(SRIスポーツ社製、XXIO シャフトS ロフト11°)を取り付け、ヘッドスピード50m/秒でゴルフボールを打撃し、打撃されたゴルフボールを連続写真撮影することによってスピン量(rpm)を測定した。測定は、各ゴルフボールについて10回ずつ行い、その平均値をスピン量とした。
(3)スラブ硬度(ショアD硬度)
ポリウレタン、中間層用組成物、またはカバー用組成物を用いて、熱プレス成形により、厚み約2mmのシートを作製し、23℃で2週間保存した。このシートを、測定基板などの影響が出ないように、3枚以上重ねた状態で、ASTM−D2240に規定するスプリング式硬度計ショアD型を備えた高分子計器社製自動ゴム硬度計P1型を用いて測定した。
(4)コア硬度(JIS−C硬度)
スプリング式硬度計JIS−C型を備えた高分子計器社製自動ゴム硬度計P1型を用いて、コアの表面部において測定したJIS−C硬度をコア表面硬度とした。また、コアを半球状に切断し、切断面の中心において測定したJIS−C硬度をコア中心硬度とした。
(5)フィラーの配向度
ハーフシェルからサンプル(10mm×10mm)を切り出し、Perkin Elmer社製 Spectrum one FT−IR(ユニバーサルATRアクセサリー使用(ダイヤモンドクリスタル))を用いて、ATR法にて測定した。得られた赤外吸収スペクトルから、1100cm−1の吸光度(A1100)と1030cm−1の吸光度(A1030)をそれぞれ求めて、配向度(A1100/A1030)を算出した。
[ゴルフボールの作製]
(1)センターの作製
表1に示す配合のセンター用ゴム組成物を混練し、半球状キャビティを有する上下金型内で170℃で15分間加熱プレスすることにより、直径38.5mm、質量34.9gの球状のセンターを得た。
ポリブタジエンゴム:JSR(株)製、「BR730(ハイシスポリブタジエン)」
アクリル酸亜鉛:日本蒸留製、「ZNDA−90S」
酸化亜鉛:東邦亜鉛製、「銀嶺R」
ジクミルパーオキサイド:日本油脂製、「パークミル(登録商標)D」
ジフェニルジスルフィド:住友精化製
(2)コアの作製
表2に示した配合材料を、二軸混練型押出機によりミキシングして、ペレット状の中間層用組成物を調製した。押出は、スクリュー径45mm、スクリュー回転数200rpm、スクリューL/D=35で行った。配合物は、押出機のダイの位置で150〜230℃に加熱された。得られた中間層用組成物を上述のようにして得られたセンター上に射出成形して、センターと前記センターを被覆する中間層(厚み1.6mm)とを有するコアを作製した。
ハイミラン1605:三井デュポンポリケミカル社製のナトリウムイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂
ハイミランAM7329:三井デュポンポリケミカル社製の亜鉛イオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂
(3)カバー用組成物の調製
表3〜表5に示した配合割合でポリウレタンと板状フィラーとを配合して、ペレット状のカバー用組成物を得た。配合は、モリヤマ社製混練試験装置ミックスラボを用いて、ポリウレタンを2分間素練りし、板状フィラーを投入してから3分間混練した。配合は、温度180℃、回転数100rpmで行った。
(4)ハーフシェルの成形
ゴルフボールNo.1〜No.21については、ハーフシェルの圧縮成形は、前述のようにして得たペレット状のカバー用組成物をハーフシェル成形用金型の下型の凹部ごとに1つずつ投入し、加圧してハーフシェルを成形した。圧縮成形は、成形温度170℃、成形時間5分、成形圧力2.94MPaの条件で行った。ゴルフボールNo.22〜25については、射出成形によりハーフシェルを作製した。射出成形は、成形温度210℃、射出圧力12MPa、射出時間0.5秒の条件で行った。
(5)カバーの成形
(2)で得られたコアを(4)で得られた2枚のハーフシェルで同心円状に被覆して、圧縮成形によりカバー(厚み0.5mm)を成形した。圧縮成形は、成形温度145℃、成形時間2分、成形圧力9.8MPaの条件で行った。得られたゴルフボール本体の表面をサンドブラスト処理して、マーキングを施した後、クリアーペイントを塗布し、40℃のオーブンで塗料を乾燥させ、直径42.7mm、質量45.3gのゴルフボールを得た。得られたゴルフボールの性能について評価した結果を併せて表3〜表5に示した。
エラストランXNY−68A:BASFジャパン社製熱可塑性ポリウレタンエラストマー
エラストランXNY−70A:BASFジャパン社製熱可塑性ポリウレタンエラストマー
エラストランXNY−75A:BASFジャパン社製熱可塑性ポリウレタンエラストマー
エラストランXNY−83A:BASFジャパン社製熱可塑性ポリウレタンエラストマー
エラストランXNY−85A:BASFジャパン社製熱可塑性ポリウレタンエラストマー
エラストランXNY−90A:BASFジャパン社製熱可塑性ポリウレタンエラストマー
エラストランXNY−97A:BASFジャパン社製熱可塑性ポリウレタンエラストマー
板状フィラー:ホージュン社製エスベンNO12(有機化モンモリロナイト)
ゴルフボールNo.1〜No.17は、樹脂成分と板状フィラーとを含有するカバー用組成物を圧縮成形してハーフシェルを作製したゴルフボールである。表3、表4から、ゴルフボールNo.1〜No.17の配向度合(A1100/1030)が小さく、カバー中のフィラーがカバー表面に対して略平行に配向していることが分かる。図6は、ゴルフボールNo.17のハーフシェルの断面を観察した図面代用写真である。紙面上下方向が、ハーフシェルを圧縮した方向であり、カバー表面に対して略平行に板状フィラーが配向していることが観察される。一方、樹脂成分と板状フィラーとを含有するカバー用組成物を射出成形してハーフシェルを作製したゴルフボールNo.22〜No.25では、配向度合(A1100/1030)が大きく、フィラーがカバー中でランダムに配向しているものと考えられる。
ゴルフボールNo.1〜No.5、No.6〜No.11、No.12〜No.17、No.18〜No.21は、カバー用組成物のポリウレタン100質量部に対して板状フィラーの含有量がそれぞれ、10質量部、20質量部、40質量部、0質量部の場合である。それぞれの場合について、アプローチショットのスピン量とドライバーショットのスピン量との相関関係を図7に示した。また、表6には、図7の近似曲線の近似式と、板状フィラーの含有量を示した。これらの結果より、本発明のゴルフボールNo.1〜No.17における近似曲線の傾きは、0.5未満であることから、アプローチショットのスピン量の増分に対して、ドライバーショットのスピン量の増分が50%未満であることが分かる。斯かる材料特性を利用すれば、ドライバーショットのスピン量の増加を制御しつつ、アプローチショットのスピン量を増加することができるゴルフボールが得られる。これに対して、フィラーを用いない場合、近似曲線の傾きは0.7であり、アプローチショットのスピン量の増分に対して、ドライバーショットの増分が70%であることが分かる。このような材料を用いて、アプローチショットのスピン量を増やすと、ドライバーショットのスピン量が増加するので、飛距離の低下に繋がる。ゴルフボールNo.22〜No.25は、ハーフシェルを射出成形により作製した場合であるが(特開2006−43447号に開示されるゴルフボールに相当する)、同様にアプローチショットのスピン量の増加に対するドライバーショットのスピン量の増加が大きくなった。これらの結果より、カバー中のフィラーをカバー表面に略平行に配向させることにより、アプローチショットに対しては高スピンであり、ドライバーショットに対しては低スピンのゴルフボールが得られることが分かる。
本発明によれば、ドライバーショットのスピン量の変化を抑制しつつ、アプローチショットのスピン量を制御できるゴルフボールを適用できる。また本発明によれば、アプローチショットに対しては高スピン量であり、ドライバーショットに対しては低スピン量のゴルフボールを提供できる。
1:ハーフシェル成形用金型、3:ハーフシェル成形用上型、5:ハーフシェル成形用下型、7:平坦部、9:半球状の凸部9、11:平坦部、13:半球状の凹部13、15:ペレット状のカバー材料、21:カバー成形用金型、23:カバー成形用上型、25:カバー成形用下型、27:キャビティ面、29:コア、31:ハーフシェル、33:カバー材料からなる平坦部、70:カバー表面、80:板状フィラー

Claims (11)

  1. 樹脂成分100質量部に対して、フィラーを10質量部〜60質量部含有するカバーを有するゴルフボールであって、前記フィラーは、カバー表面と略平行に配向し、前記カバーの赤外スペクトルにおける1100cm −1 の吸光度(A1100)と1030cm −1 の吸光度(A1030)の比(A1100/A1030)が、1.3以下であることを特徴とするゴルフボール。
  2. 前記フィラーは、板状フィラーであり、板状フィラーの板面が、カバー表面に略平行に配向している請求項1に記載のゴルフボール。
  3. 前記フィラーは、層状珪酸塩または有機化層状珪酸塩である請求項1または2に記載のゴルフボール。
  4. 前記カバーのショアD硬度は、20以上80以下である請求項1〜のいずれか一項に記載のゴルフボール。
  5. 前記カバーの厚みは、0.3mm以上、2mm以下である請求項1〜のいずれか一項に記載のゴルフボール。
  6. センターと前記センターを被覆する1以上の中間層を有する多層コアを有する請求項1〜のいずれか一項に記載のゴルフボール。
  7. 前記中間層は、厚みが0.3mm以上、6.0mm以下であって、ショアD硬度が、40以上、80以下である請求項に記載のゴルフボール。
  8. 前記コアの中心硬度と表面硬度の硬度差が、JIS−C硬度で、10以上40以下である請求項6または7に記載のゴルフボール。
  9. 樹脂成分100質量部に対して、フィラーを10質量部〜60質量部含有するカバー用組成物を圧縮成形して、シェルを成形する工程と複数のシェルで被覆したコアを圧縮成形することによりカバーを成形する工程とを含むことを特徴とするゴルフボールの製造方法。
  10. 前記フィラーは、板状フィラーである請求項に記載のゴルフボールの製造方法。
  11. 前記フィラーは、層状珪酸塩または有機化層状珪酸塩である請求項または10に記載のゴルフボールの製造方法。
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