JP4909021B2 - コピー制御方法及び記憶装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、指定時刻のデータのデータコピー方法に関して、オンラインシステムで使用中のデータベースの更新動作を中断することなく、バッチ処理を行うための指定時刻のデータベースバックアップ方法及びデータベースバックアップ装置が開示されている。
しかしながら、このバックアップのデータは、前記の業務処理のプログラムが扱うデータとして見た場合、業務処理が未完了であるためにそのままでは使えないデータとなる。このため、更新後のデータや更新前のデータ(いわゆるジャーナル)を取得しておき、任意の指定時刻のバックアップを回復する必要があるが、復元に必要な更新後のデータ量や更新前のデータ量が多くなるにつれて回復に時間がかかる恐れがある。また、指定時刻に障害が発生している場合に、既存のコピー先のバックアップが上書きされる恐れもある。
しかしながら、引用文献1に記載の技術と同様にジャーナルを用いて回復するため、回復に必要なジャーナルの量が多くなるにつれて、回復に時間を要するという問題点がある。
なお、本発明の他の態様は、後記する実施の形態の中で詳しく説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る記憶領域制御システムの構成ブロック図である。図1に示すように、本実施形態の記憶領域制御システムは、サイトA101のホストA104と、ホストA104に接続されたディスク制御装置A1051及びディスク装置A1056を有する記憶領域サブシステムA105と、サイトB102のディスク制御装置B1061及びディスク装置B1066を有する記憶領域サブシステムB106とを有している。
サイトA101のディスク制御装置A1051と、サイトB102のディスク制御装置B1061とは通信回線103で接続されることで、サイトB102にサイトA101のディスク装置A1056のコピーを作成することができる。
なお、本実施形態において、サイトA101とサイトB102とを異なるサイトとして示したが、同一サイトに設置してもよい。
ホストA104は、ディスク装置A1056に格納されるデータの入出力要求を、ディスク制御装置A1051に対して発行する。この入出力要求を受けたディスク制御装置A1051は、ディスク装置A1056に対して、データの読み出し、あるいは、書き込みを行う。このホストA104は、CPU(Central Processing Unit)1041、メモリ1042、及び入出力インタフェース1043を備えるコンピュータである。CPU1041は、メモリ1042に格納されたプログラムを目的に応じて実行する。メモリ1042は、ホストA104で動作するプログラムやデータを格納する。入出力インタフェース1043はディスク制御装置A1051との間でデータの送受信を行う。
なお、ホストA104のメモリ1042に格納されたプログラムの詳細は後記する。
入出力インタフェース1052は、ホストA104との間でデータの送受信と、ディスク制御装置B1061との間でデータの転送を行う。CPU1053は、メモリ1054に格納されたプログラムを実行する。メモリ1054は、ディスク制御装置A1051で稼動するプログラムやデータを格納する。記憶領域インタフェース1055は、ディスク装置A1056との間でデータの送受信を行う。
なお、ディスク制御装置A1051のメモリ1042に格納されたプログラムの詳細は後記する。
ここで、図2は、図1に示した記憶領域制御システムにおいて、非同期コピーによるデータコピー及び指定時刻のデータのデータコピーを取得する運用を説明する説明図である。
以下、図2を参照しつつ、非同期コピーによるデータコピーと、指定時刻のデータのデータコピーを取得する運用例を説明する(適宜、図1参照のこと)。
なお、記憶領域サブシステムA105のデータボリューム121及び後記するジャーナルA122は、ディスク装置A1056の各記憶領域1057に格納され、記憶領域サブシステムB106のコピーボリューム131、業務などの区切りのデータコピー133及びジャーナルB132は、ディスク装置B1066の各記憶領域1067に格納されている。
このため、業務などの区切りのデータコピー133は、ホストA104が実行する業務プログラムなどのデータとして見た場合に、業務処理が未完了であるためにそのままでは使えない場合などにも利用される。
ここで、記憶領域制御プログラムA113は、ホストA104のオペレーティングシステム110からの入出力要求を処理するプログラムである。
また、記憶領域サブシステムA105のジャーナルA122は、データボリューム121への更新内容を更新データ情報として蓄積するボリュームである。
ここで、記憶領域制御プログラムB114は、記憶領域制御プログラムA113からの入出力要求を処理するプログラムである。
また、記憶領域サブシステムB106のジャーナルB132は、コピーボリューム131への更新内容を更新データ情報として蓄積するボリュームである。
以上の手順で、ホストA104のデータを書き込むプログラム111が出力した更新データが、記憶領域サブシステムA105のデータボリューム121及びジャーナルA122に反映される。
更新データの取得と反映とは非同期に行われ、更新データを取得した際に、他の更新データの反映中だった場合は、取得した更新データを一旦、ジャーナルB132に格納し、あとでジャーナルB132からコピーボリューム131に反映する。
ところが、データを書き込むプログラム111がデータコピーの開始時刻まで終了していない場合や、誤って、データを書き込むプログラム111をデータコピーの開始時刻前に実行した場合、指定時刻にデータを書き込むプログラム111が稼働中であるため、コンピュータプログラムが扱う業務データとして見た場合に、業務などが未完了であるためにそのままでは使えないデータとなる。このため、本発明では、データを書き込むプログラム111の実行の区切りを検知して、指定時刻を目標時刻として、この指定時刻に最も近い区切りをデータコピーの取得時刻とすることでデータコピーの取得時刻を最適化する。
本実施形態のオペレーティングシステム110は、入出力制御部1101、更新時刻設定部1102及び更新データ情報1103を備えている。入出力制御部1101は、データを書き込むプログラム111やコピー制御プログラム112からの入出力要求を処理して、処理結果を返却する。
入出力制御部1101は、入出力要求を処理する際に後記する更新データ情報1103の更新時刻601(図7参照)の項目を設定するための更新時刻設定部1102を備えている。
ここで、空I/Oとは、業務などが完了した区切りを判断するためのI/Oのことである。
本実施形態のコピー制御プログラム112は、非同期コピーの処理を指示する非同期コピー制御部1121、指定時刻のデータのデータコピー取得を指示する指定時刻のデータコピー制御部1122、及びデータコピー指示情報1126を備えている。
なお、データコピー指示情報1126は、データコピー運用の時間帯や業務などの特性によって異なるため、コピー制御プログラム112を起動する際に、ユーザや運用管理システム等により適切な値が指定される。
ジャーナル制御部1132は、ホストA104のオペレーティングシステム110からのデータの入出力要求によって更新データをデータボリューム121に反映し、ジャーナルA122に蓄積する。また、記憶領域制御プログラムB114からのジャーナル取得要求に応じて、蓄積した更新データをジャーナルA122から取得する。
リモートI/O制御部1133は、記憶領域サブシステムB106のディスク制御装置B1061への入出力要求を処理する。
コピー制御プログラム112から指定時刻のデータコピー取得指示の入出力要求が出されると、ホストA104のオペレーティングシステム110と、記憶領域制御プログラムA113のリモートI/O制御部1133を経由して、ジャーナル制御部1142に制御が渡り、この後、ジャーナル制御部1142は、指定時刻のデータコピー取得処理を開始する。
業務などの区切り判定部1143は、指定時刻のデータコピーを取得する際に、データコピーの取得時刻を最適化するための業務などの区切りを判定する。
障害発生有無判定部1144は、指定時刻のデータコピーを取得する際に、サイトA101のホストA104又は記憶領域サブシステムA105に障害が発生しているか否かを判定する。
ここで、指定時刻のデータコピー取得指示は、データコピーの開始時刻より前にユーザや図示しない運用管理システムなどがコピー制御プログラム112を起動することによって行う。
データコピー指示情報1126のデータコピー開始時刻711、データコピー取得時刻712、及びデータコピー終了時刻713の各項目には、指定時刻のデータコピー取得指示の入出力要求を出した時刻以降の任意の時刻が指定されている。また、空I/O発行間隔714の項目には、データコピー開始時刻711からデータコピー終了時刻713の間で、コピー制御プログラム112の空I/O発行部1124が発行する空I/Oの間隔が設定される。
まず、指定時刻のデータコピー取得指示が出されている場合、コピー制御プログラム112は、現在の時刻と、データコピー指示情報1126(図8参照)のデータコピー開始時刻711及びデータコピー終了時刻713との関係から、現在の時刻の判例を行う(ステップS1201)。この判定の結果、現在の時刻がデータコピー開始時刻よりも前であるか否かを判定し(ステップS1202)、データコピー開始時刻よりも前であれば(ステップS1202で‘はい’)、データコピー開始時刻まで待機する(ステップS1203)ために、ステップS1201に戻る。また、データコピー開始時刻よりも前でなければ(ステップS1202で‘いいえ’)、現在の時刻はデータコピー終了時刻より前か否かを判定する(ステップS1204)。
一方、データコピー終了時刻よりも前であれば(ステップS1204で‘はい’)、空I/Oを発行し(ステップS1205)、データコピーの状態を監視する(ステップS1206)。このとき発行された空I/Oの更新データは、記憶領域制御プログラムA113に渡され、記憶領域制御プログラムA113は、この空I/Oの更新データをジャーナルA122に蓄積する(ステップS1211)
なお、ステップS1206のデータコピー状態の監視の詳細については後記する。また、ステップS1205において、コピー制御プログラム112が、空I/Oを発行すると、空I/Oの更新データは記憶領域制御プログラムA113のジャーナル制御部1132によって、データを書き込むプログラム111の更新データと共にジャーナルA122に蓄積される。
以上の処理において、データコピー開始時刻まで待機する処理(ステップS1203)や、空I/O発行間隔で指定された間隔を待機する処理(ステップS1208)は、オペレーティングシステム110が一般的に備えている機能を利用することができる。
まず、ホストA104のオペレーティングシステム110は、コピー制御プログラム112の空I/O発行部1124が発行した空I/Oの情報、またはデータを書き込むプログラム111が出力した更新データを取得すると、取得した時刻に応じて更新時刻を設定し(ステップS1411)、この更新時刻と、更新データまたは空I/Oの情報とから更新データ情報1103(図7参照)を設定する(ステップS1412)。
そして、オペレーティングシステム110は、ステップS1412において設定した更新データ情報1103の入出力要求を、記憶領域制御プログラムA113に対して発行する(ステップS1413)。
以上の手順により、更新データまたは空I/Oの情報は、記憶領域サブシステムA105のジャーナルA122に蓄積される。
ここで、図15Aないし図15Eは、記憶領域サブシステムB106の記憶領域制御プログラムB114の指定時刻のデータコピー取得処理のフローチャートである。
記憶領域サブシステムA105の記憶領域制御プログラムA113に、更新データ情報1103の送信を要求して制御を渡し、この要求を受信した記憶領域サブシステムA105の記憶領域制御プログラムA113から、更新データ情報1103を取得する(ステップS1502)。
このとき、記憶領域サブシステムA105の記憶領域制御プログラムA113は、ジャーナルA122から更新データ情報1103を取得し(ステップS1511)、この取得した更新データ情報1103を記憶領域制御プログラムB114に受け渡す。
この判定で、現在の時刻がデータコピー終了時刻813よりも前ではない場合(ステップS1603で‘いいえ’)、つまり、データコピー終了時刻を過ぎても更新データ情報が取得できなかった場合は、「障害発生有」と判定する(ステップS1604)。
また、ステップS1601において更新データ情報を取得できた場合(ステップS1601で‘はい’)及びステップS1603においてデータコピー終了時刻813よりも前の場合(ステップS1603で‘はい’)は、「障害発生無」と判定する(ステップS1605)。
なお、ステップS15206の空I/Oの更新データか否かの判定は、更新データ情報1103(図7参照)の更新箇所602及び更新データ603の項目が無効であるか否かで判定される。
一方、ステップS15307において、仮のデータコピー実行時刻819の方が近い場合は(ステップS15307で‘いいえ’)、この仮のデータコピー実行時刻819をデータコピー管理テーブル1145のデータコピー実行時刻817に設定する(ステップS15309)。
まず、記憶領域制御プログラムB114は、図15AのステップS1502においてジャーナルA122から取得した更新データが、空I/Oの更新データ情報1103であるか否かを判定する(ステップS1701)。空I/Oの更新データ情報1103であれば(ステップS1701で‘はい’)、データコピー管理テーブル1145(図9参照)の空I/Oの連続取得回数818をカウントアップし(ステップS1702)、(空I/Oの連続取得回数(818)−1)×空I/O発行間隔(814)が業務などの区切り間隔815より大きいか否かを判定する(ステップS1703)。
一方、ステップS1701において、空I/Oの更新データ情報1103ではない場合(ステップS1701で‘いいえ’)、データコピー管理テーブル1145(図9参照)の空I/Oの連続取得回数818の項目を0に初期化し(ステップS1705)、業務などの区切りではないと判定して(ステップS1706)、処理を終了する。
また、ステップS1703の判定において、比較の結果、小さい場合も(ステップS1703で‘いいえ’)、業務などの区切りではないと判定して(ステップS1706)、処理を終了する。
図18Bに示した例では、データコピー取得時刻の12:00に、業務などの区切りが検出され、12:00に業務などが稼働していないため、最適なデータコピー実行時刻は12:00と判定される。
図18Cに示した例では、業務Bがデータコピー取得時刻の12:00に稼働しており、業務などの区切りが最もデータコピー取得時刻の12:00に近い11:58が最適なデータコピー実行時刻と判定される。
図18Dに示した例では、業務Aがデータコピー取得時刻の12:00に稼働しているため、業務などの区切りが最もデータコピー取得時刻の12:00に近い12:03が最適なデータコピー実行時刻と判定される。
図18Eに示した例では、業務Aがデータコピー取得時刻の12:00に稼働している。また、業務Aの稼働前後に業務などの区切りがあるが(11:58と12:10)、そのうち、業務などの区切りが最もデータコピー取得時刻の12:00に近い11:58が最適なデータコピー実行時刻と判定される。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、指定時刻に同一サイト内のディスク装置間でローカルコピーを取得する場合の実施形態である。
なお、本実施形態の図面において、第1実施形態と同様の要素については同じ参照符号を付してその説明は省略する。
図19に示した記憶領域制御システムの各構成要素は、図1に示した第1実施形態の記憶領域制御システムとほぼ同様であるため、その説明を省略する。但し、ホストA104、ディスク制御装置A1051及びディスク制御装置B1061のメモリ(1042、1054、1064)に格納されるプログラムは第1実施形態と異なっており、これについては後記する。
ここで、図20は、図19に示した記憶領域制御システムにおいて、同期コピーによるデータ及び指定時刻のデータのデータコピーを取得する運用を説明する説明図である。
以下、図20を参照しつつ、同期コピーによるデータコピーと、指定時刻のデータのデータコピーを取得する運用例を説明する(適宜、図19参照のこと)。
コピー制御プログラム112bからの同期コピーや指定時刻のデータのデータコピー指示により、記憶領域サブシステムA105のデータボリューム121が、記憶領域サブシステムB106のコピーボリューム131、及び業務などの区切りのデータコピー133にコピーされる。
同期コピーを実行することで、記憶領域サブシステムB106のコピーボリューム131に、記憶領域サブシステムA105のデータボリューム121のデータが、常時、データコピーされる。同期してデータコピーを取得するため、コピーボリューム131のデータは、データボリューム121のデータと同一内容である。
本実施形態のように、同期コピーと組み合わせて指定時刻のデータのデータコピーを取得する場合は、業務などの区切りのデータコピー133は、データボリューム121とコピーボリューム131との両方に障害が発生した場合などに利用される。
また、本実施形態の記憶領域サブシステムB106のメモリ1064には、記憶領域制御プログラムB114bが格納され、ディスク装置B1066の各記憶領域1067には、コピーボリューム131と、業務などの区切りのデータコピー133とが格納されている。ここで、記憶領域制御プログラムB114bは、記憶領域制御プログラムA113bからの入出力要求を処理するプログラムである。
まず、ホストA104のデータを書き込むプログラム111bからのデータの書き込みは、オペレーティングシステム110bによって処理される。データを書き込むプログラム111bからオペレーティングシステム110bにデータの書き込みが指示されると、データを書き込むプログラム111bから受け取った更新データを、後記する更新データ情報1103b(図22参照)に設定して記憶領域サブシステムA105に伝送する。
ところが、データを書き込むプログラム111bがデータコピーの開始時刻まで終了していない場合や、誤って、データを書き込むプログラム111bをデータコピーの開始時刻前に実行した場合、指定時刻にデータを書き込むプログラム111bが稼働中であるため、コンピュータプログラムが扱う業務データとして見た場合に、業務などが未完了であるためにそのままでは使えないデータとなる。このため、データを書き込むプログラム111bの実行の区切りを検知して、指定時刻に最も近い区切りをデータコピーの実行時刻とすることでデータコピーの取得時刻を最適化することが考えられる。
本実施形態のオペレーティングシステム110bは、入出力制御部1101b及び更新データ情報1103bを備えている。入出力制御部1101bは、データを書き込むプログラム111bやコピー制御プログラム112bからの入出力要求を処理して、処理結果を返却する。
本実施形態のコピー制御プログラム112bは、同期コピーの処理を指示する同期コピー制御部1121b、指定時刻のデータのデータコピー取得を指示する指定時刻のデータコピー制御部1122b、及びデータコピー指示情報1126bを備えている。
ここで、データコピー指示情報1126bの例を図24のテーブルに示す。図24に示すようにデータコピー指示情報1126bは、データコピー開始時刻2411と、データコピー取得時刻2412と、データコピー終了時刻2413と、空I/O発行間隔2414と、業務などの区切り間隔2415の項目を含んでいる。
ここで、本実施形態における空I/Oは、記憶領域制御プログラムA113bが発行することとするが、オペレーティングシステム110bやコピー制御プログラム112bから発行してもよい。また、データコピー指示情報1126bは、データコピー運用の時間帯や業務などの特性によって異なるため、コピー制御プログラム112bを起動する際に、ユーザや運用管理システム等により適切な値が設定される。
また、図27に更新データ情報A1137の例を示す。図27に示すように、更新データ情報A1137は、更新時刻2601と、更新箇所2602と、更新データ2603との項目を含んでいる。ただし、空I/O発行部1134が発行する空I/Oの場合は、参照符号2611で示す更新箇所2602及び更新データ2603の項目が無効となったレコードが記録される。
本実施形態の記憶領域制御プログラムB114bは、コピー先のセカンダリボリュームであるディスク装置B1066を制御するS−VOL制御部1141bと、データコピー管理テーブルB1145bとを備え、S−VOL制御部1141は、指定時刻のデータコピー処理部1146と、業務などの区切り判定部1143bと、障害発生有無判定部1144bとを含んでいる。
業務などの区切り判定部1143bは、指定時刻のデータコピーを取得する際に、データコピーの取得時刻を最適化するための業務などの区切りを判定する。
障害発生有無判定部1144bは、指定時刻のデータコピーを取得する際に、サイトA101のホストA104又は記憶領域サブシステムA105に障害が発生しているか否かを判定する。
ここで、指定時刻のデータコピー取得指示は、データコピーの開始時刻より前にユーザや図示しない運用管理システムなどがコピー制御プログラム112bを起動することによって行う。
そして、指定時刻のデータコピー取得処理を開始する(ステップS3124)。この指定時刻のデータコピー取得処理については後記する。
また、データコピー指示情報1126bのデータコピー開始時刻2411、データコピー取得時刻2412、及びデータコピー終了時刻2413の各項目には、指定時刻のデータコピー取得指示の入出力要求を出した時刻以降の任意の時刻が指定されている。また、空I/O発行間隔2414の項目には、データコピー開始時刻2411からデータコピー終了時刻2413の間で、記憶領域制御プログラムA113bの空I/O発行部1134が発行する空I/Oの間隔が設定される。
まず、指定時刻のデータコピー取得指示が出されている場合、コピー制御プログラム112bは、現在の時刻と、データコピー指示情報1126b(図24参照)のデータコピー開始時刻2411及びデータコピー終了時刻2413との関係から、現在の時刻の判定を行う(ステップS3201)。この判定の結果、現在の時刻がデータコピー開始時刻よりも前であるか否かを判定し(ステップS3202)、データコピー開始時刻よりも前であれば(ステップS3202で‘はい’)、データコピー開始時刻まで待機して(ステップS3204)、ステップS3201に戻る。また、データコピー開始時刻よりも前でなければ(ステップS3202で‘いいえ’)、現在の時刻はデータコピー終了時刻より前か否かを判定する(ステップS3203)。
一方、データコピー終了時刻よりも前であれば(ステップS3203で‘はい’)、データコピー管理テーブルA1136の現在の時刻を更新時刻2601に設定し(ステップS3205)、空I/O発行間隔2514で指定された間隔で、記憶領域制御プログラムB114bに対して空I/Oを発行し(ステップS3206)、データコピーの状態を監視する(ステップS3207)。
なお、ステップS3026で発行された空I/Oは、記憶領域サブシステムB106の記憶領域制御プログラムB114bに伝送され、後記する指定時刻のデータコピー処理での業務などの区切りの判定処理(ステップS3211)に用いられる。また、ステップS3207のデータコピー状態の監視の詳細については後記する。
ここで、図33は、データコピー状態2716を記憶領域制御プログラムB114bに問い合わせる手順を示したフローチャートである。まず、記憶領域制御プログラムA113bは、記憶領域サブシステムB106に対して、データコピー管理テーブルB1145b(図29参照)のデータコピー状態2716の伝送を要求する。この要求を受信した記憶領域制御プログラムB114bは、記憶領域制御プログラムA113bに対して、データコピー管理テーブルB1145bのデータコピー状態2716を伝送する(ステップS3302)。そして、記憶領域制御プログラムA113bは、記憶領域制御プログラムB114bから伝送されたデータコピー状態2716を取得する(ステップS3301)。
以上の処理において、データコピー開始時刻まで待機する処理(ステップS3204)や、空I/O発行間隔で指定された間隔を待機する処理(ステップS3209)は、オペレーティングシステム110bが一般的に備えている機能を利用する。
ホストA104のオペレーティングシステム110bが、データの書き込み要求を取得すると(ステップS3411)、更新データ情報1103b(図22参照)を更新し(ステップS3412)、記憶領域サブシステムA105の記憶領域制御プログラムA113bに入出力要求を伝送する(ステップS3413)。この際、更新データ情報1103bが入力情報として渡される。
さらに、現在の時刻を更新データ情報A1137の更新時刻2601に設定して(ステップS3403)、記憶領域制御プログラムB114bの指定時刻のデータコピー処理部1146を起動する(ステップS3404)。
この後、指定時刻のデータコピー処理部1146の処理により、更新データがコピーボリューム131に反映され、指定時刻の場合は、記憶領域サブシステムA105のデータボリューム121が業務の区切りのデータコピー133にコピーされる。指定時刻のデータコピー処理については、このあと詳しく説明する。記憶領域制御プログラムA113bの指定時刻のデータコピー処理が完了すると、ホストA104のオペレーティングシステム110bに入出力完了通知を送信して(ステップS3405)、オペレーティングシステム110bに制御が戻される。
ここで、図35Aないし図35Fは、記憶領域サブシステムB106の記憶領域制御プログラムB114bの指定時刻のデータコピー取得処理のフローチャートである。
なお、このとき、障害発生前までに業務などの区切りが検知されている場合は、業務などの区切りのデータコピー133には、障害発生前までに検知した業務などの区切りについて、業務などの区切りデータコピー133が取得されている。
また、業務などの区切りが検知されていない場合は、障害検知前までにデータコピー取得時刻2712を超える更新データ情報A1137が取得されていなければ、前回の指定時刻のデータコピーがそのまま残っているが、データコピー取得時刻2712を超える更新データ情報A1137が取得されていれば、データコピー取得時刻2712のデータコピーが取得されている。
さらに、図36に、ステップS3502の障害発生有無の判定の詳細なフローチャートを示し、データコピー管理テーブルB1145b(図29参照)のデータコピー終了時刻2713を過ぎても、ホストA104のオペレーティングシステム110bから更新データ情報A1137が取得できなかった場合を障害発生有とみなす。図36に示した手順は、図16に示した第1実施形態の障害発生有無の判定手順とほぼ同様であるため、その詳細な説明は省略する。
また、ステップS3505において、更新データ情報A1137を取得できた場合は(ステップS3505で‘はい’)、取得した更新データ情報A1137(図27参照)の更新データ2603の更新時刻2601が、データコピー管理テーブルB1145b(図29参照)のデータコピー開始時刻2711より前か否かを判定する(ステップS3506)。
ステップS3507において、データコピー取得時刻2712よりも前の場合は(ステップS3507で‘はい’)、端子Gから図35Cに移って、記憶領域制御プログラムB114bは、データコピー管理テーブルB1145b(図29参照)のデータコピー状態2716の項目を「処理中」に設定し(ステップS35201)、業務などの区切りの判定を行い(ステップS35202)、業務などの区切りを検知したか否かを判定する(ステップS35203)。
なお、ステップS35206の空I/Oの更新データ情報A1137か否かの判定は、更新箇所2602及び更新データ2603の項目が無効であるか否かで判定される。
ステップS3508において、データコピー終了時刻2713よりも前の場合は(ステップS3508で‘はい’)、端子Hから図35Dに移って、業務などの区切りの判定を行い(ステップS35301)、業務などの区切りを検知したか否かを判定する(ステップS35302)。
一方、ステップS35304において、仮のデータコピー実行時刻2719の方が近い場合は(ステップS35304で‘いいえ’)、この仮のデータコピー実行時刻2719をデータコピー管理テーブルB1145bのデータコピー実行時刻2717に設定する(ステップS35308)。
そして、記憶領域制御プログラムB114は、データコピー管理テーブルB1145b(図29参照)のデータコピー状態2716の項目を「完了」に設定して(ステップS35307)処理を終了する。
ステップS35402において、データコピー取得時間以降の最初の更新データの場合は(ステップS35402で‘はい’)、一度もコピーボリューム131を業務などの区切りのデータコピー133にデータコピーしていないため、コピーボリューム131を業務などの区切りのデータコピー133にコピーする(ステップS35403)。
一方、ステップS35401またはステップS35402において‘いいえ’の場合は、ステップS35403をスキップする。
105 記憶領域サブシステムA
106 記憶領域サブシステムB
110、110b オペレーティングシステム
111、111b データを書き込むプログラム
112、112b コピー制御プログラム
113、113b 記憶領域制御プログラムA
114、114b 記憶領域制御プログラムB
121 データボリューム
122 ジャーナルA
131 コピーボリューム
132 ジャーナルB
133 業務などの区切りのデータコピー
Claims (11)
- データを格納した第1の記憶装置と、前記データのコピーを取得する第2の記憶装置と、前記第1の記憶装置に前記データを書き込むホストコンピュータとを含むシステムにおけるコピー制御方法であって、
前記第2の記憶装置が、
前記データのコピーを取得する指定時刻である所定のデータコピー取得時刻と、このデータコピー取得時刻を挟んで所定の時間幅で設定された、データコピー開始時刻及びデータコピー終了時刻とを取得し、
前記第1の記憶装置から取得した前記データの更新内容である更新データを、前記第2の記憶装置のジャーナル領域に格納し、
前記データコピー開始時刻から前記データコピー取得時刻までの間で、前記ホストコンピュータにおいて前記第1のディスク装置への入出力要求が発生していない場合に所定時間間隔で発行される空入出力要求を所定時間連続して取得した時刻を、仮のデータコピー実行時刻として設定し、前記ジャーナル領域に格納された前記更新データを前記第2の記憶装置のコピーボリュームに反映して、前記仮のデータコピー実行時刻における前記データとして格納し、
前記データコピー取得時刻から前記データコピー終了時刻までの間で、前記空入出力要求を所定時間連続して取得した時刻と、前記仮のデータコピー実行時刻とを比較して、前記データコピー取得時刻に近い時刻を前記データのコピーを取得するコピー実行時刻に決定し、
前記データコピー取得時刻から前記データコピー終了時刻までの間で、前記空入出力要求を所定時間連続して取得した時刻が、前記データコピー取得時刻に近い場合、当該時刻に前記ジャーナル領域に格納されている前記更新データを前記コピーボリュームに反映して、前記データを更新し、
決定した前記コピー実行時刻の前記コピーボリュームの前記データを、前記第2の記憶装置の業務などの区切りのデータコピーに格納すること、
を特徴とするコピー制御方法。 - データを格納した第1の記憶装置と、前記データのコピーを取得する第2の記憶装置と、前記第1の記憶装置に前記データを書き込むホストコンピュータとを含むシステムにおけるコピー制御方法であって、
前記第2の記憶装置が、
前記第1の記憶装置から取得した前記データの更新内容である更新データを前記第2の記憶装置のコピーボリュームに反映して、前記データとして格納し、
前記データのコピーを取得する指定時刻である所定のデータコピー取得時刻と、このデータコピー取得時刻を挟んで所定の時間幅で設定された、データコピー開始時刻及びデータコピー終了時刻とを取得し、
前記データコピー開始時刻から前記データコピー終了時刻までの間で、前記ホストコンピュータにおいて前記第1のディスク装置への入出力要求が発生していない場合に所定時間間隔で発行される空入出力要求を所定時間連続して取得した時刻の前記コピーボリュームの前記データを、前記第2の記憶装置の業務などの区切りのデータコピーに格納すること、
を特徴とするコピー制御方法。 - 前記第2の記憶装置は、前記第1の記憶装置から取得した前記更新データの更新時刻が前記データコピー終了時刻より後である場合、前記ジャーナル領域に格納された前記更新データのうち、前記データコピー取得時刻までの更新データを前記コピーボリュームに反映し、前記データコピー取得時刻を前記コピー実行時刻として設定し、設定した前記コピー実行時刻の前記コピーボリュームの前記データを、前記業務などの区切りのデータコピーに格納すること、
を特徴とする請求項1に記載のコピー制御方法。 - 前記第2の記憶装置は、取得した更新データの更新時刻が前記データコピー取得時刻から前記データコピー終了時刻までの間であり、前記仮のデータコピー実行時刻が未設定である場合であって、前記更新データが前記データコピー取得時刻以後の最初の更新データである場合には、前記コピーボリュームに格納されているデータを前記業務などの区切りのデータコピーに格納すること、
を特徴とする請求項2に記載のコピー制御方法。 - 前記第2の記憶装置が、
前記データコピー開始時刻から前記データコピー終了時刻までの間で、前記空入出力要求または前記更新データを取得できない場合は、前記データのコピーを前記業務などの区切りのデータコピーに格納しないこと、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のコピー制御方法。 - データを格納した第1の記憶装置と、前記データのコピーを取得する第2の記憶装置と、前記第1の記憶装置に前記データを書き込むホストコンピュータとを含むシステムにおけるコピー制御方法であって、
前記第1の記憶装置が、前記ホストコンピュータから取得した前記データの更新内容である更新データを、前記第2の記憶装置に送信し、
前記第2の記憶装置が、取得した前記更新データを、前記第2の記憶装置のジャーナル領域に格納し、
前記第2の記憶装置が、前記データのコピーを取得する指定時刻である所定のデータコピー取得時刻と、このデータコピー取得時刻を挟んで所定の時間幅で設定された、データコピー開始時刻及びデータコピー終了時刻とを取得し、
前記ホストコンピュータまたは前記第1の記憶装置が、前記第1のディスク装置への入出力要求が発生していない場合に、所定時間間隔で発行される空入出力要求を、前記第2の記憶装置に送信し、
前記第2の記憶装置が、前記データコピー開始時刻から前記データコピー取得時刻までの間で、前記空入出力要求を所定時間連続して取得した時刻を仮のデータコピー実行時刻として設定し、前記ジャーナル領域に格納された前記更新データをコピーボリュームに反映して、前記データとして格納し、
前記第2の記憶装置が、前記データコピー取得時刻から前記データコピー終了時刻までの間で、前記空入出力要求を所定時間連続して取得した時刻と、前記仮のデータコピー実行時刻とを比較して、前記データコピー取得時刻に近い時刻を前記データのコピーを取得するコピー実行時刻に決定し、
前記データコピー取得時刻から前記データコピー終了時刻までの間で前記空入出力要求を所定時間連続して取得した時刻が、前記データコピー取得時刻に近い場合、当該時刻に前記ジャーナル領域に格納されている前記更新データをコピーボリュームに反映して、前記データを更新し、
前記第2の記憶装置が、決定した前記コピー実行時刻の前記コピーボリュームの前記データを、業務などの区切りのデータコピーに格納すること、
を特徴とするコピー制御方法。 - データを格納した第1の記憶装置と、前記データのコピーを取得する第2の記憶装置と、前記第1の記憶装置に前記データを書き込むホストコンピュータとを含むシステムにおけるコピー制御方法であって、
前記第1の記憶装置が、前記データの更新内容である更新データを前記第2の記憶装置に送信し、
前記第2の記憶装置が、取得した前記更新データを、前記第2の記憶装置のコピーボリュームに反映して、前記データとして格納し、
前記第2の記憶装置が、前記データのコピーを取得する指定時刻である所定のデータコピー取得時刻と、このデータコピー取得時刻を挟んで所定の時間幅で設定された、データコピー開始時刻及びデータコピー終了時刻とを取得し、
前記ホストコンピュータまたは前記第1の記憶装置が、前記第1のディスク装置への入出力要求が発生していない場合に、所定時間間隔で発行される空入出力要求を、前記第2の記憶装置に送信し、
前記第2の記憶装置が、前記データコピー開始時刻から前記データコピー終了時刻までの間で、前記空入出力要求を所定時間連続して取得した場合、この時刻の前記コピーボリュームの前記データを、前記第2の記憶装置の業務などの区切りのデータコピーに格納すること、
を特徴とするコピー制御方法。 - 前記第2の記憶装置が、前記データコピー開始時刻から前記データコピー終了時刻までの間で、前記空入出力要求または前記更新データを取得できない場合は、前記データのコピーを前記業務などの区切りのデータコピーに格納しないこと、
を特徴とする請求項6または請求項7に記載のコピー制御方法。 - ホストコンピュータのデータを格納した第1の記憶装置のデータのコピーを取得して格納する記憶装置であって、
前記記憶装置は、
前記第1の記憶装置から取得した前記データの更新内容である更新データが格納されるジャーナル領域と、前記データが格納されるコピーボリュームと、前記データのコピーを取得するコピー実行時刻の前記データが格納される業務などの区切りのデータコピーとを備える記憶部と、
前記データのコピーを取得する指定時刻である所定のデータコピー取得時刻と、このデータコピー取得時刻を挟んで所定の時間幅で設定されたデータコピー開始時刻及びデータコピー終了時刻と、前記ホストコンピュータにおいて前記第1のディスク装置への入出力要求が発生していない場合に、所定時間間隔で発行される空入出力要求と、前記更新データとを取得する入力部と、
前記データコピー開始時刻から前記データコピー取得時刻までの間で、前記空入出力要求を所定時間連続して取得した時刻を、仮のデータコピー実行時刻として設定し、前記ジャーナル領域に格納された前記更新データを、前記コピーボリュームに反映して、前記データとして格納し、
前記データコピー取得時刻から前記データコピー終了時刻までの間で、前記空入出力要求を所定時間連続して取得した時刻と、前記仮のデータコピー実行時刻とを比較して、前記データコピー取得時間に近い時刻を前記コピー実行時刻に決定し、前記データコピー取得時刻から前記データコピー終了時刻までの間で、前記空入出力要求を所定時間連続して取得した時刻が、前記データコピー取得時刻に近い場合、この時刻に前記ジャーナル領域に格納されている前記更新データを前記コピーボリュームに反映して、前記データを更新し、前記決定した前記コピー実行時刻の前記コピーボリュームの前記データを、前記業務などの区切りのデータコピーに格納する演算部とを備えること、
を特徴とする記憶装置。 - ホストコンピュータのデータを格納した第1の記憶装置のデータのコピーを取得して格納する記憶装置であって、
前記記憶装置は、
前記データが格納されるコピーボリュームと、前記データのコピーを取得するコピー実行時刻の前記データが格納される業務などの区切りのデータコピーとを備える記憶部と、
前記第1の記憶装置から伝送された前記データの更新内容である更新データと、前記データのコピーを取得する指定時刻である所定のデータコピー取得時刻と、このデータコピー取得時刻を挟んで所定の時間幅で設定された、データコピー開始時刻及びデータコピー終了時刻と、前記ホストコンピュータにおいて前記第1のディスク装置への入出力要求が発生していない場合に、所定時間間隔で発行される空入出力要求とを取得する入力部と、
前記更新データを前記コピーボリュームに反映して前記データとして格納し、前記データコピー開始時刻から前記データコピー終了時刻までの間で、前記空入出力要求を所定時間連続して取得した場合、この時刻の前記コピーボリュームの前記データを、前記業務などの区切りのデータコピーに格納する演算部とを備えること、
を特徴とする記憶装置。 - 前記演算部は、前記データコピー開始時刻から前記データコピー終了時刻までの間で、前記空入出力要求または前記更新データを取得できない場合は、前記データのコピーを前記業務などの区切りのデータコピーに格納しないこと、
を特徴とする請求項9または請求項10に記載の記憶装置。
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