JP4908288B2 - リダクション型アクスル装置 - Google Patents
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Description
前記アクスル軸から前記キャリアの抜け出しを防止するホルダープレートが、少なくともホールドボルトを含む締結手段を介して前記アクスル軸に締結され、前記ホールドボルトのボルト頭部を収納する軸芯凹部が、前記伝動軸の太陽歯車側端面に形成され、
前記伝動軸の太陽歯車側端面に対峙する前記ホルダープレート端面に、前記ホルダープレート端面の中央部に形成した、前記ホールドボルトを挿通するボルト貫通孔と、前記ボルト貫通孔の外周部に形成した、前記締結手段の当接座面と当接するプレート座面と、前記プレート座面の外周部に形成した、所定の深さを有する環状のプレート凹部と、を有し、
前記締結手段は、前記当接座面と平行で、且つ前記当接座面の外周径よりも大径のワッシャ抜け止め面を有し、前記プレート凹部内に遊嵌された環状のワッシャが、前記伝動軸の太陽歯車側端面に対するスラスト滑り軸受部材として配設され、前記ワッシャの外周部に平面視凸形状の回り止め用係止片が形成され、前記プレート凹部の平面視外周部には、前記ワッシャの回り止め用係止片と係合する係合凹部が、ホルダープレートの中心に向かって開口した状態で形成され、また、前記ワッシャの外周縁に、前記遊星歯車機構の停止時に前記遊星歯車の外周縁との干渉を避けて前記ワッシャを前記プレート凹部内に装着するための逃げ部が形成され、
前記ワッシャは、前記ワッシャ抜け止め面と前記プレート凹部における底部との間でスラスト方向に遊嵌され、前記ワッシャ抜け止め面によって前記プレート凹部から抜け止めされ、且つ前記伝動軸の太陽歯車側端面に対して滑り運動を行う滑り面が、前記伝動軸の
太陽歯車側端面における外周よりも常に外側に配される外縁を有してなることを特徴としている。
同図に示すように、リダクション型アクスル装置10は、車両のトランスミッション又はセンターデフから出力される推進軸を連接して減速小歯車12に動力を伝達するカップリング14と、減速小歯車12と噛合して第1段目の減速を行うとともに動力の伝達方向を直交方向に変換する減速大歯車16とを備えている。
特に、伝動軸30の質量が大きく、伝達する駆動力が大きな場合であって、太陽歯車52の側端面とホルダープレート60とが接触する際には、慣性力によって接触時の衝撃力や擦れ合う際の摩擦力も大きくなってしまう可能性がある。
なお、図1では説明の都合上、プレート凹部62の深さを深く表記するとともに、ワッシャ70の厚さを厚く表記してある(プレート凹部62の深さと、ワッシャ70の厚さとの関係については、図6及び図7を用いて後述する。)。
このように、ホルダープレート60の端面に形成したキリ穴67の内壁面を、係合凹部66として用いることによって、容易な加工でワッシャ70の回り止め用の係止部をホルダープレート60の端面に形成することができる。
図5は、所定の肉厚を有するワッシャ70を滑り面側から見た平面図である。同図に示すように、ワッシャ70の中央部には、ホルダープレート60のプレート座面64を挿通させるプレート座面挿通孔74が開口している。このプレート座面挿通孔74は、ホールドボルト90のワッシャ抜け止め面96と当接させるため、プレート座面64よりも大径であってワッシャ抜け止め面96の外径よりも小径とした孔として形成されている。
図6に示すように、アクスル軸80の端面に軸芯を合わせた状態でホルダープレート60を当接させ、プレート凹部62内にワッシャ70を嵌入する。その後、ホールドボルト90をホールドボルト貫通孔63に挿通して、ホールドボルト90を締め付ける。これにより、プレート座面64が当接座面94によってアクスル軸80側に押し付けられ、ホルダープレート60をアクスル軸80の端面に締結することができる。
図7は、図4に示したホールドボルト90の座面における当接座面94とワッシャ抜け止め面96との間の段差h(図4参照。)を無くし、代わりに図2に示したプレート座面64に対するプレート凹部62の所定の深さHのみを、ワッシャ70の厚さtよりも、例えば、0.2mm〜0.8mm程度深い寸法H'に設定した実施形態を示している。なお、図6に示した部品と同一の部品については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図8に示す実施例3では、ホルダープレート160とホールドボルト290との間に、プレート座面64よりも大径のワッシャ抜け止め面96を有する座金295を配置している。座金295における当接座面294、及びワッシャ抜け止め面96は、同一面上の座面に形成されている。
Claims (7)
- 遊星歯車機構を介して伝動軸とアクスル軸とが連動連結されたリダクション型アクスル装置であって、
前記遊星歯車機構は、前記伝動軸の端部に配設された太陽歯車と、前記太陽歯車に噛合する遊星歯車と、前記遊星歯車を遊転自在に保持するキャリアとを有し、
前記キャリアは、前記アクスル軸にスプライン嵌合され、
前記アクスル軸から前記キャリアの抜け出しを防止するホルダープレートが、少なくともホールドボルトを含む締結手段を介して前記アクスル軸に締結され、
前記ホールドボルトのボルト頭部を収納する軸芯凹部が、前記伝動軸の太陽歯車側端面に形成され、
前記伝動軸の太陽歯車側端面に対峙する前記ホルダープレート端面に、前記ホルダープレート端面の中央部に形成した、前記ホールドボルトを挿通するボルト貫通孔と、前記ボルト貫通孔の外周部に形成した、前記締結手段の当接座面と当接するプレート座面と、前記プレート座面の外周部に形成した、所定の深さを有する環状のプレート凹部と、を有し、
前記締結手段は、前記当接座面と平行で、且つ前記当接座面の外周径よりも大径のワッシャ抜け止め面を有し、
前記プレート凹部内に遊嵌された環状のワッシャが、前記伝動軸の太陽歯車側端面に対するスラスト滑り軸受部材として配設され、
前記ワッシャの外周部に平面視凸形状の回り止め用係止片が形成され、
前記プレート凹部の平面視外周部には、前記ワッシャの回り止め用係止片と係合する係合凹部が、ホルダープレートの中心に向かって開口した状態で形成され、
また、前記ワッシャの外周縁に、前記遊星歯車機構の停止時に前記遊星歯車の外周縁との干渉を避けて前記ワッシャを前記プレート凹部内に装着するための逃げ部が形成され、
前記ワッシャは、前記ワッシャ抜け止め面と前記プレート凹部における底部との間でスラスト方向に遊嵌され、前記ワッシャ抜け止め面によって前記プレート凹部から抜け止めされ、
且つ前記伝動軸の太陽歯車側端面に対して滑り運動を行う滑り面が、前記伝動軸の太陽歯車側端面における外周よりも常に外側に配される外縁を有してなることを特徴とするリダクション型アクスル装置。 - 前記締結手段は、座付きのホールドボルトを有し、
前記座付きのホールドボルトにおける座面が、前記当接座面及び前記ワッシャ抜け止め面を兼ねてなることを特徴とする請求項1に記載のリダクション型アクスル装置。 - 前記締結手段は、ホールドボルトと前記ホールドボルトに貫通された座金とを有し、
前記座金が、前記当接座面及び前記ワッシャ抜け止め面を兼ねてなることを特徴とする請求項1に記載のリダクション型アクスル装置。 - 前記当接座面と前記ワッシャ抜け止め面とが同一平面上に形成されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリダクション型アクスル装置。
- 前記当接座面と前記ワッシャ抜け止め面との間に段差が形成され、前記ワッシャ抜け止め面が、前記当接座面よりも前記伝動軸側に形成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のリダクション型アクスル装置。
- 複数のディンプルが、前記ワッシャの前記滑り面表面に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のリダクション型アクスル装置。
- 軸受材料が、前記ワッシャの前記滑り面表面にのみ焼き付けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のリダクション型アクスル装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2007087084A JP4908288B2 (ja) | 2007-03-29 | 2007-03-29 | リダクション型アクスル装置 |
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Family Applications (1)
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