JP2006242377A - デファレンシャル装置 - Google Patents

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Shuichi Kimura
秀一 木村
Yoshiyuki Yamazaki
禎之 山崎
Masao Tateno
正夫 舘野
Koji Yamazaki
浩二 山崎
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Abstract

【課題】 潤滑オイルの種類に拘わらず正常に機能することによって開発容易で低コストで使用可能にし、スティックスリップ現象と振動(NVH)と騒音の発生を防止し、耐焼き付き性と差動制限機能を向上させる。
【解決手段】 エンジンからの駆動力で回転すると共に潤滑油が流入するデフケース3と、ピニオンシャフト5に回転自在に支承されたピニオンギア7と、ピニオンギア7と噛み合うと共に差動する一対の出力ギア9,11とからなる差動機構と、デフケース3及び出力ギア9,11との間に設けられてピニオンギア7と出力ギア9,11との噛み合い反力により出力ギア9,11との摩擦部で摺動し出力ギア9,11の差動回転を制限する制限力を発生させる摩擦部材15を有する差動制限機構17とを備えたデファレンシャル装置1であって、摩擦部材15と出力ギア9,11との摩擦部の少なくとも一方に潤滑油を保持する潤滑油保持手段23を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、差動制限機能を有するデファレンシャル装置に関する。
特許文献1に従来のデファレンシャル装置の一例が記載されている。
このデファレンシャル装置において、原動機の駆動力はデフケースから差動ギヤとしてのピニオンギアと一対の出力ギヤとしてのサイドギアとを介して左右の車輪に配分され、悪路や低μ路の走行時、発進時、加速時などで車輪間に駆動抵抗差が生じると、エンジンの駆動力はピニオンギアの自転によって左右の車輪に差動配分される。
また、デフケースと各サイドギアとの間に摩擦部としてコーンクラッチが形成され、サイドギアの噛み合い反力を受けて締結され、差動を制限して車両の操作性と走行性と安定性(操安性)を向上させる。
実開平5−80855号公報
コーンクラッチを形成するデフケースとサイドギアの摩擦部には、所望のオイル保持性及び差動制限力(摩擦抵抗;μ)を得るために、一般に、間隔の粗い、深溝が形成されている。
しかし、この溝では、摩擦部からオイルが流れ出し易く、コーンクラッチの場合、流れ出しによってオイル切れが生じると摩擦部がメタル接触し、互いに付着(スティック)と滑り(スリップ)とを繰り返す現象であるスティックスリップ現象及び振動(NVH:ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)と、これらに共なう騒音が生じる。
また、摩擦部にオイル切れが生じると、耐焼き付き性が低下する上に、差動制限機能と車両の操安性も低下する恐れがある。
一方、差動制限機能付きデファレンシャル装置には、表面活性剤などが添加されそれだけ高価な差動制限機能付きデファレンシャル装置用オイル(LSDオイル)だけでなく、ATF(オートマティク・トランスミッション・オイル)やMTF(マニュアル・トランスミッション・オイル)やハイポイドオイルなどを用いても、オイルの種類に拘わらず正常に機能し、それだけ低コストで使用できるタフな性能が求められているが、オイル切れに伴う上記のような現象は、ATFやMTFやハイポイドオイルの場合(特に、オイル粘度が下がる高温時に)生じ易い。また、LSDオイルの場合でも、添加剤の効果によって騒音は発生しにくいが、摩擦部でオイル切れが生じると摩擦抵抗(μ)の低下に伴って差動制限機能が低下し、車両の操安性も低下する恐れがある。
そこで、この発明は、潤滑オイルの種類に拘わらず正常に機能し、開発容易で、低コストで使用可能であり、スティックスリップ現象と振動(NVH)と騒音の発生が防止され、耐焼き付き性と差動制限機能が向上するデファレンシャル装置の提供を目的としている。
請求項1のデファレンシャル装置は、エンジンからの駆動力で回転すると共に潤滑油が流入するデフケースと、前記デフケースと一体に回転すると共に自転可能にデフケース内に収容された差動ギヤと、前記差動ギヤと噛み合うと共に差動する一対の出力ギアとからなる差動機構と、前記デフケースと出力ギアとの間又はデフケースと差動ギヤとの間の差動回転を制限する制限力を発生させる摩擦部を有する差動制限機構とを備えたデファレンシャル装置であって、前記摩擦部に前記潤滑油を保持する潤滑油保持手段を設けたことを特徴とする。
請求項2のデファレンシャル装置は、請求項1に記載されたデファレンシャル装置であって、前記潤滑油保持手段は、前記摩擦部に設けた、複数の微細な凹みからなる油滴溜まりであることを特徴とする。
請求項3のデファレンシャル装置は、請求項1または請求項2に記載されたデファレンシャル装置であって、前記摩擦部は、前記出力ギアと前記デフケースとの間に挟持される摩擦片部と、前記デフケースに連結される連結部とからなる摩擦部材に形成された第1の摩擦部と、前記出力ギヤに形成された第2の摩擦部から成り、前記第1の摩擦部が、前記第2の摩擦部に向けて凸型の曲面を有することを特徴とする。
請求項1のデファレンシャル装置は、差動制限機構を構成する摩擦部に潤滑油を保持する潤滑油保持手段を設けたことによってオイル切れとメタル接触が防止され、スティックスリップ現象と振動(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)と騒音が防止されると共に、摩擦部の耐焼き付き性が向上し、差動制限機能と車両の操安性も向上する。
さらに、オイル切れ防止に伴う上記の効果により、本発明のデファレンシャル装置はオイルの種類に拘わらず正常に機能し、オイルを選ばないから、それだけ、設計の自由度が向上して開発が容易になると共に、低コストで使用可能になる。
また、潤滑油保持手段を、互いに複数の微細な凹みからなる油滴溜まりで構成した請求項2では、従来例のような間隔の粗い深溝と異なって、摩擦部からのオイルの流れ出しが効果的に防止されるから、さらに優れたオイル保持機能(オイル切れ防止機能)が得られる。
また、出力ギアの摩擦部を摩擦部材に形成した摩擦部に対して凸型の曲面にしたことにより、噛み合い反力を受けて押圧されると摩擦部材がこの凸部に沿って適度に撓み、出力ギアと摩擦部材との間で摺動時の摩擦部の片当たりが防止されて広い面積で接触するから、摩擦部の耐焼き付き性がさらに向上すると共に、差動制限機能がさらに安定する。
<一実施例>
図1と図2と図3によってフロントデフ1(実施例のデファレンシャル装置)の説明をする。左右の方向はフロントデフ1を用いた車両及び図1での左右の方向であり、符号を与えていない部材等は図示されていない。
この車両の動力系は、エンジン(原動機)、トランスミッション、フロントデフ1(駆動力を左右の前輪に配分するデファレンシャル装置)、前車軸、左右の前輪、左右の後輪などから構成されており、エンジンの駆動力はトランスミッションからフロントデフ1に伝達され、フロントデフ1から前車軸を介して左右の前輪に配分される。
[フロントデフ1の特徴]
フロントデフ1は、静止部材であるデフキャリヤ内に配置されエンジンからの駆動力で回転すると共にデフキャリヤ内に所定量封入された潤滑油(オイル)が流入するデフケース3と、デフケース3と一体に回転するように自転可能にピニオンシャフト5に回転自在に支承された差動ギヤとしてのピニオンギア7と、ピニオンギア7と噛み合うと共に差動する一対のサイドギア9,11(出力ギア)とからなる差動機構13と、デフケース3と各サイドギア9,11との間に設けられ、ピニオンギア7とサイドギア9,11との噛み合い反力を受けてサイドギア9,11に設けられた摩擦部19、21(第1の摩擦部)との摺動面で摺動しサイドギア9,11の差動回転を制限する制限力を発生させるテーパーリング状をなす摩擦部材15に設けられた摩擦部16(第2の摩擦部)を備えた左右の差動制限機構17とを備え、サイドギア9,11の外周面に設けられた摩擦部19,21は摩擦部16と対向している。これらの摩擦部16,19,21のいずれかにオイルを保持する潤滑油保持手段23が設けられている。
潤滑油保持手段23は、摩擦部16に設けた複数の微細でかつそれぞれ不規則であり連続した、あるいは、不連続な凹み51からなる油滴溜まり25(図2)によって構成され、摩擦部材15は、サイドギア9,11とデフケース3との間に挟持される摩擦片部27と、デフケース3に連結される連結部29とからなり、サイドギア9,11の摩擦部19,21がテーパーリング15に向けて形成された凸型の曲面であることを特徴とする。
[フロントデフ1の構造]
フロントデフ1はデフキャリヤに収容されており、デフキャリヤの内部にはオイル溜りが設けられ、所定量の潤滑オイルが封入されている。デフケース3は左右のボス部31,33をベアリングによってデフキャリヤに支承されている。デフケース3にはリングギヤがボルトで固定されており、このリングギヤはトランスミッションの出力ギアと噛み合ってエンジン側に連結され、デフケース3はエンジンの駆動力によって回転駆動される。
ピニオンシャフト5の端部はデフケース3の開口に係合し、スプリングピン35によって回り止め及び抜け止めされている。ピニオンギア7とデフケース3との間には球面ワッシャ37が配置され、ピニオンギア7の背面を支持し、その遠心力と噛み合い反力とを受けている。また、左右の車軸はデフケースの左右のボス部31,33の内周面32,34に支持され、各車軸の先端側は左右のサイドギア9,11の内周面に形成されたスプライン部に連結されている。なお、内周面32,34には螺旋状のオイル溝36,38が形成され、デフケース3の回転によってボス部31,33の軸方向両端側からねじポンプ作用により潤滑オイルがオイル流路47側へ搬送される。
左右の差動制限機構17はコーンクラッチであり、上記のように、各テーパーリング15と各サイドギア9,11との間で形成されている。テーパーリング15の各連結部29はデフケース3に設けられた凹部39に係合してテーパーリング15を回り止めしている。つまり、デフケース3とテーパーリング15とは一体的に作動する。また、サイドギア9,11の各摺動部19,21はテーパーリング15に対して凸型の曲面で形成されている。
デフケース3には開口41,43,45が設けられており、これらの開口41,43,45とボス部31,33内周のオイル溝36,38とを介してデフキャリヤのオイル溜りからオイルが内部に流出入し、差動機構13と内部の相対回転部分と差動制限機構17,17などを潤滑・冷却する。特に、開口45と螺旋状オイル溝36,38から流入したオイルは遠心力を受けて、サイドギア9,11とデフケース3の間に設けられたオイル流路47を通り両差動制限機構17を効果的に潤滑・冷却する。
また、差動制限機構17に供給されたオイルは、図2のように、広範囲に分散し、摩擦部の表面に形成された凹み51が油滴の溜まり49となって摩擦部16,19,21のオイル切れとメタル接触を抑制し、両差動制限機構17を充分に潤滑・冷却し、磨耗と発熱を防止して耐久性を向上させる。また、摩擦部16と摩擦部19,21との間に形成された油滴の溜まり49はテーパーリング15の内周側に形成されるので、径方向外側に向けてオイルが遠心力を受けた場合もオイルが凹み51に残存しようとする。すなわち、オイルがテーパーリング15の傾斜方向に摩擦部16,19,21を移動しようとする流速が遅く、摩擦部16と摩擦部19,21との間で潤滑油膜を確実に形成することができる。
潤滑油保持手段23は、熱処理前に、テーパーリング15の摩擦部16の摺動面を300ηmの粒子外径程度、あるいは、それ以下の粒径のショットを用いてショットブラスト処理し、広範囲に多数の凹み51(ディンプル)を形成し所望の面粗度を与え、不規則でランダムな凹凸形状の摺動面形状が形成されたものであり、上記の油滴はこれらの凹み51に保持されている。なお、面粗度はRz (jis)6.0〜18の範囲内が望ましい。また、テーパーリング15には、摩擦部16に多数の凹み51を形成した後、形成された凹み51の形状を保持するために窒化処理、好ましくは、ラジカル、窒化処理、ナイトロテック(登録商標)、ダイヤモンドライクカーボン処理などを施している。図3は上記のように摺動部16に広範囲に不規則に形成された多数の凹部51を示しており、また、細かい凹凸53はテーパーリング15をプレス成形したとき表面に残留した凹凸形状(表面粗さ)を示しており、上記の多数の凹部51はこの凹凸の表面上に複数の凹凸部をつぶし込んで形成されている。よって凹部51の周囲には多くの凹凸部が面しており、凹凸部のすき間にも凹部51からオイルを供給することができる。
[フロントデフ1の動作]
デフケース5を回転させるエンジンの駆動力はピニオンシャフト5からピニオンギア7を介してサイドギア9,11に配分され、左右の前輪側に伝達される。また、悪路や低μ路の走行中、発進時、加速時などで前輪間に駆動抵抗差が生じると、エンジンの駆動力はピニオンギア7の自転によって左右の前輪に差動配分される。
車両の走行中は、前進走行と後進走行の両方で、ピニオンギア7との噛み合いによってサイドギア9,11に生じる噛み合い反力により各差動制限機構17が押圧されて締結される。伝達トルクに比例して大きくなるこの噛み合い反力を受けて各差動制限機構17が締結されるとトルク感応型の差動制限機能が発生し、差動機構13の差動が制限される。例えば、フロントデフ1に大きな駆動力が掛かる発進時や加速時などには、トルク感応型の差動制限力が強化され、車両の操縦性や安定性が大きく向上する。
なお、上記のようにサイドギア9,11の摩擦部19,21をテーパーリング15に対して凸型の曲面にしたから、押圧されたときテーパーリング15がこの凸部に沿って適度に撓み、テーパーリング15の摩擦部16とサイドギア9,11の摩擦部19,21との間で片当たりが防止されて広い面積で接触し、発熱と偏摩耗が抑制される。
[フロントデフ1の効果]
フロントデフ1は上記のように構成されたことによって次のような効果が得られる。
テーパーリング15の摩擦部に、オイルを保持する潤滑油保持手段23を設けたことによって摺動部間の摺動面でのオイル切れとメタル接触が防止され、実車による長時間の走行耐久試験でも摩擦係数(μ)の上昇が顕著に抑制されることが確認されており、その結果、スティックスリップ現象と振動(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)と騒音が防止され、摩擦部16,19,21の耐焼き付き性が向上し、差動制限機能と車両の操安性も向上している。なお、耐久試験後においても、実施例相当の凹み51は残存しており、油滴の溜まりとしての機能にも問題が生じない。
さらに、オイル切れ防止に伴う上記の効果により、フロントデフ1は、オイルの種類に拘わらず正常に機能するから、LSDオイルだけでなく、ATF、MTF、ハイポイドオイルなどを用いることが可能になった。このようにオイルを選ばないからそれだけ設計の自由度が向上して開発が容易になると共に、低コストで使用可能になった。
また、潤滑油保持手段23を不規則な複数の微細な凹み51(油滴溜まり25)の広範囲な摺動面で構成したことにより、摩擦部16からのオイルの流れ出しが効果的に防止されてさらに優れたオイル保持機能(オイル切れ防止機能)が得られる。
また、複数の微細な凹み51は、ショットブラスト処理により所望の面粗度を低コストで容易に加工できて有利である。
また、サイドギア9,11の摩擦部19,21を凸型の曲面にしたことによってテーパーリング15の摩擦部16とサイドギア9,11の摩擦部19,21との間で片当たりが防止され、発熱と偏摩耗が抑制され、摩擦部19,21の耐焼き付き性がさらに向上し、差動制限機能がさらに安定する。
[本発明の範囲に含まれる他の態様]
なお、上記の実施例は、潤滑油保持手段23(油滴溜まり25)をテーパーリング15(摩擦部材)側に設けた例であるが、潤滑油保持手段は、出力ギアの摺動面に設けても、または摩擦部材側と出力ギア側の両方に設けてもよい。さらに、テーパーリング15を用いずに、デフケース3の内周面22,22とサイドギア9,11とを直接摺動させてもよい。この場合、摩擦部16に替わり、デフケース3の内周面22,22が摩擦部となる。
また、潤滑油保持手段は、例えば、転造、鍛造、プレス成形、さらにはエッチングなどショットブラスト以外の加工法によって加工してもよい。
また、デファレンシャル装置の形態はベベルギヤ式に限らずプラネタリー式のデファレンシャル装置、デフケースに形成した収納孔内に配置されるシングル又はダブルピニオンとインターナルギヤ及びサンギヤからなる平行軸式のデファレンシャル装置などが他にあり、これらのデファレンシャル装置の摺動部となる箇所に本願の特徴を適用しても良い。
溝形状については、例えば、回転方向に円周または螺旋状で軸方向に微細な間隔を有する溝形状をプレス、転造、切削研磨などで形成することができる。特に、本願と同様に、テーパ状の摺動面に対しては、これらの溝形状は摺動部の傾斜面に沿って径方向外側へのオイルの移動を緩やかにする機能を有して、保持手段として効果的である。
また、本発明のデファレンシャル装置は、フロントデフだけでなく、リヤデフ(駆動力を左右の後輪に配分するデファレンシャル装置)や、センターデフ(駆動力を前輪と後輪に配分するデファレンシャル装置)にも用いることができる。
一実施例を示す断面図である。 図1のA部拡大図である。 摺動部の摺動面の拡大図である。
符号の説明
1 フロントデフ(デファレンシャル装置)
3 デフケース
5 ピニオンシャフト
7 ピニオンギア
9,11 サイドギア(出力ギア)
13 差動機構
15 テーパーリング(摩擦部材)
16 摩擦部
17 差動制限機構
19,21 摩擦部
23 潤滑油保持手段
25 油滴溜まり
27 摩擦片部
29 連結部
51 凹み

Claims (3)

  1. 原動機からの駆動力で回転すると共に潤滑油が流入するデフケースと、前記デフケースと一体に回転すると共に自転可能にデフケース内に収容された差動ギヤと、前記差動ギヤと噛み合うと共に差動する一対の出力ギアとからなる差動機構と、前記デフケースと出力ギアとの間又はデフケースと差動ギヤとの間の差動回転を制限する制限力を発生させる摩擦部を有する差動制限機構とを備えたデファレンシャル装置であって、
    前記摩擦部に前記潤滑油を保持する潤滑油保持手段を設けたことを特徴とするデファレンシャル装置。
  2. 請求項1に記載されたデファレンシャル装置であって、
    前記潤滑油保持手段は、前記摩擦部に設けた、複数の微細な凹みからなる油滴溜まりであることを特徴とするデファレンシャル装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載されたデファレンシャル装置であって、
    前記摩擦部は、前記出力ギアと前記デフケースとの間に挟持される摩擦片部と、前記デフケースに連結される連結部とからなる摩擦部材に形成された第1の摩擦部と、前記出力ギヤに形成された第2の摩擦部から成り、

    前記第1の摩擦部が、前記第2の摩擦部に向けて凸型の曲面を有することを特徴とするデファレンシャル装置。
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