JP4908177B2 - レーザ加工装置及びレーザ加工方法 - Google Patents

レーザ加工装置及びレーザ加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4908177B2
JP4908177B2 JP2006338684A JP2006338684A JP4908177B2 JP 4908177 B2 JP4908177 B2 JP 4908177B2 JP 2006338684 A JP2006338684 A JP 2006338684A JP 2006338684 A JP2006338684 A JP 2006338684A JP 4908177 B2 JP4908177 B2 JP 4908177B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
laser
laser beam
objective lens
lens optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006338684A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008149339A (ja
Inventor
史郎 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2006338684A priority Critical patent/JP4908177B2/ja
Publication of JP2008149339A publication Critical patent/JP2008149339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4908177B2 publication Critical patent/JP4908177B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

本発明は、レーザ加工装置及びレーザ加工方法に係り、特に所定の異なるビーム径の切り替えによる高速なレーザ加工を実現するためのレーザ加工装置及びレーザ加工方法に関する。
従来、COレーザや、YAGレーザ等のレーザビームをプリント基板等の加工対象物上の所望する加工地点に照射して高速な加工を実現する方法として、ガルバノスキャナ等の走査光学系を用いたレーザ加工方法が知られている。
具体的には、例えばガルバノスキャナを用いてレーザ発振器から出射されたレーザビームを、加工対象物を保持したステージの水平方向(X軸方向、Y軸方向)に走査することで加工対象物の所定の範囲において、高速度で高精度なレーザ加工を行うことができる。
また、近年では、加工対象物の加工エリアの狭域化等によるビーム径の小型化が行われており、更に加工すべき点の位置精度を高めるための技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
なお、上述した特許文献1に示されている技術は、ガルバノスキャナとステージとの間にレーザビームの光路を横切るようにマスクを配置し、ガルバノスキャナにより走査されたレーザビームを、マスクの配置された面上においてレーザビームのスポットサイズが最小になるように、マスクの配置された面上に集束させる第1の集束光学系と、マスクの透過領域を透過したレーザビームをステージに保持された加工対象物上に集束させる第2の集束光学系とを有することで、レーザビームの小径化を実現している。
特開2003−53574号公報
しかしながら、特許文献1に示すようにマスク機構を用いた場合には、ある程度のエネルギー損失が発生してしまう。例えば、加工条件に応じてレーザビームのビーム径を異ならせて加工を行う場合には、予め径の大きいレーザビームをマスクに照射し、マスクの開口部の大小により加工対象物に照射するビーム径を調整するため、小径時のレーザビームの損失はより大きなものとなってしまう。
また、特許文献1の場合には、マスク機構を付加されるため、構成要素が増え、装置の小型化を実現することができない。更には、広範囲の加工対象にレーザビームを照射させる場合には、ガルバノスキャナを大きく駆動させてレーザビームを走査する必要があるため、駆動時間がかかってしまい、高速なレーザ加工を実現することができない。
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、レーザビームのエネルギー損失を少なくすると共に、所定の異なるビーム径の切り替えによる高速なレーザ加工を実現するためのレーザ加工装置及びレーザ加工方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明は、レーザビームのビーム径をレンズ光学系により縮小又は拡大させて加工対象物に照射することでレーザ加工を行うためのレーザ加工装置において、前記レーザビームを出射するレーザ発振器と、前記レーザ発振器からのレーザビームの方向を変化させ、前記加工対象物に対してレーザビームを走査して照射させるためのカルバノミラーと、前記カルバノミラーからのレーザビームを収束させるfθレンズと、前記fθレンズから垂直に入射されるレーザビームを前記加工対象物に照射する前に通過させる複数のレンズが配列されてなる対物レンズ光学系と、前記対物レンズ光学系を前記レーザビームの入射方向に対して所定の位置に移動させて前記レーザビームのビーム径を縮小又は拡大させるための光学系移動手段と、予め設定された加工条件に基づいて、前記レーザビームによる前記加工対象物への加工領域を前記対物レンズ光学系により縮小又は拡大させるよう制御する制御手段とを有することを特徴とする。これにより、レーザビームのエネルギー損失を少なくすると共に、所定の異なるビーム径の切り替えによる高速なレーザ加工を実現することができる。また、構成を少なくすることができるため、レーザ加工装置の小型化を実現することが実現できる。
更に、前記光学系移動手段は、前記ビーム径を縮小又は拡大させる場合、前記レーザビームの入射方向に対して、前記レンズ光学系を所定の位置を基準に反転させることが好ましい。これにより、レンズ光学系を複数用意する必要がなく容易にレーザビームの有効径を変更することができる。したがって、レーザ加工装置の小型化を実現することが実現できる。
更に、前記レンズ光学系における複数のレンズを所定の間隔で設置するためのレンズ光学系ユニットを有することが好ましい。これにより、所望する大きさに縮小又は拡大されたビーム径を高精度に取得することができる。
更に、前記レンズ光学系ユニットは、筒体を有することが好ましい。これにより、簡単な構成で容易にレンズの位置決めを行うことができる。したがって、所望するレーザビームのビーム径を容易に出力することができる。
更に、前記レンズ光学系ユニットは、少なくとも1つの棒体と、前記レンズを保持するレンズ保持部材とを有することが好ましい。これにより、簡単な構成で容易にレンズの位置決めを行うことができる。したがって、所望するレーザビームのビーム径を容易に出力することができる。
また本発明は、レーザ発振器から出射されるレーザビームのビーム径をレンズ光学系により縮小又は拡大させて加工対象物に照射することでレーザ加工を行うレーザ加工方法において、前記レーザ発振器からのレーザビームの方向をガルバノミラーにより変化させ、前記加工対象物に対してレーザビームを走査して照射させる走査ステップと、前記カルバノミラーからのレーザビームをfθレンズにより収束させる収束ステップと、予め設定された加工条件に基づいて、前記fθレンズから垂直に入射されるレーザビームを前記加工対象物に照射する前に通過させる複数のレンズが配列されてなる対物レンズ光学系を、前記レーザビームの入射方向に対して所定の位置に移動させる光学系移動ステップと、前記光学系移動ステップにより移動させた前記対物レンズ光学系により前記レーザビームによる前記加工対象物への加工領域を縮小又は拡大させてレーザ加工を行う加工ステップとを有することを特徴とする。これにより、レーザビームのエネルギー損失を少なくすると共に、所定の異なるビーム径の切り替えによる高速なレーザ加工を実現することができる。また、構成を少なくすることができるため、レーザ加工装置の小型化を実現することが実現できる。

更に、前記光学系移動ステップは、前記ビーム径を縮小又は拡大させる場合、前記レーザビームの入射方向に対して、前記レンズ光学系を所定の位置を基準に反転させることが好ましい。これにより、レンズ光学系を複数用意する必要がなく容易にレーザビームの有効径を変更することができる。したがって、レーザ加工装置の小型化を実現することが実現できる。
本発明によれば、レーザビームのエネルギー損失を少なくすると共に、所定の異なるビーム径の切り替えによる高速なレーザ加工を実現することができる。また、構成を少なくすることができるため、レーザ加工装置の小型化を実現することが実現できる。
以下に、上述したような特徴を有する本発明におけるレーザ加工装置及びレーザ加工方法を好適に実施した形態について、図面を用いて詳細に説明する。
<レーザ加工装置>
まず、本発明におけるレーザ加工装置の機能構成例について、図を用いて説明する。図1は、レーザ加工装置の機能構成の一例を示す図である。図1に示すレーザ加工装置10は、レーザ発振器11と、反射ミラー12と、走査手段としてのガルバノスキャナ13及びガルバノミラー14と、fθレンズ15と、光学系移動手段16と、対物レンズ光学系ユニット17と、ステージ駆動手段18と、ステージ19と、制御手段20とを有するよう構成されている。
図1に示すレーザ加工装置10において、レーザ発振器11は、加工対象物1の所定の位置に加工を行うため、制御手段20から得られる制御信号に基づいて、所定のタイミングで所定の強さのパルスレーザビームを出射する。ここで、本実施形態におけるレーザビームは、例えばYAGレーザや、COレーザ、エキシマレーザ等、一般的なレーザビームを用いることができるが、本発明におけるレーザビームの種類については、特に限定されるものではない。つまり、加工対象物1の材質や厚み、どのような加工(穴あけ、アニール等)を行うか等の各種加工条件等により任意に選択することができる。
反射ミラー12は、レーザ発振器11により出射されたレーザビームをガルバノミラー14のある方向へと反射させる。なお、レーザ発振器11と、反射ミラー12との間には、マスクやリレーレンズ等の光学系を用いてレーザ発振器11からのレーザビームを所定形状に成形する等の処理を行ってもよい。
ガルバノスキャナ13は、制御手段20からの制御信号に基づいて、ガルバノミラー14−1,14−2を所定の位置に移動及び整定させる。これにより、反射ミラー12により反射されたレーザ発振器11からのレーザビームは、方向を変えてfθレンズ15及び対物レンズ光学系ユニット17の所定位置に入射され、加工対象物1の所定の加工位置に照射される。また、ガルバノスキャナ13を用いることで、加工対象物1の水平方向(X軸方向、Y軸方向)に対するレーザビームの照射位置を変更し、所定の加工エリア(ブロック)に対してレーザビームを走査して照射させることができる。
また、ガルバノミラー14−1,14−2は、入力されたレーザビームをそれぞれX軸方向、又はY軸方向のお互いが異なる一方向に走査を行う。具体的には、例えばガルバノミラー14−1は、X軸方向(1次元方向)に走査を行い、ガルバノミラー14−2は、Y軸方向(1次元方向)に走査を行う。また、ガルバノミラー14−1,14−2は、レーザビームを水平方向の所定の位置に走査してfθレンズ15に出力する。
fθレンズ15は、ガルバノミラー14−1,14−2からのレーザビームを収束して対物レンズ光学系ユニット17の所定の位置に垂直に照射する。
光学系移動手段16は、制御手段20からの制御信号に基づいて、対物レンズ光学系ユニット17を移動し入射したレーザビームのビーム径(有効径)を変更する。具体的には、光学系移動手段16は、例えば対物レンズ光学系ユニット17を所定の位置を基準(回転軸)として反転させる。これにより、対物レンズ光学系ユニット17に入射されるレーザビームのビーム径を1つの光学系ユニットのみを用いて容易に変更することができる。
対物レンズ光学系ユニット17は、複数のレンズから構成され、入射されたレーザビームのビーム径に対して縮小又は拡大したビーム径のレーザビームを加工対象物1の所定位置に照射させる。つまり、対物レンズ光学系ユニット17に入射されるレーザビームの有効径を加工条件等に応じて拡大又は縮小することができる。なお、対物レンズ光学系ユニット17が有する複数のレンズと、そのレンズの配置の具体例については後述する。
ステージ駆動手段18は、制御手段20からの制御信号に基づいて、ステージ19を水平方向(X軸方向、Y軸方向)へ移動させる。なお、ステージ駆動手段18は、水平方向以外にも、例えば高さ方向(Z軸)や、水平面に対して所定の角度θ分の傾斜を持たせるようにステージ19を移動させることもできる。また、ステージ19は、加工対象物1を吸着等により保持し、ステージ駆動手段18により所定位置に移動する。
制御手段20は、レーザ発振器11、ガルバノスキャナ13、光学系移動手段16、ステージ駆動手段18における駆動等の制御を行う。具体的には、制御手段20は、レーザ発振器11によるレーザビームの照射の強さやタイミング等の制御を行う。また、制御手段20は、予め設定される加工条件に応じて、レーザ発振器11から出射されるレーザビームの方向を所定方向に移動させるため、ガルバノスキャナ13により、ガルバノミラー14−1,14−2を所定のタイミングで所定の方向へ移動し整定させる等の制御を行う。
また、制御手段20は、光学系移動手段16により対物レンズ光学系ユニット17を所定の位置に移動させたり、更にはステージ駆動手段16により加工対象物1の移動の開始、終了のタイミング、移動速度、移動位置等の制御等を行う。
これにより、従来技術のようにマスク機構を設けずにビーム径を変更できるため、レーザビームのエネルギー損失を少なくすることができる。また、対物レンズ光学系ユニット17により入射されるレーザビームを所定の異なるビーム径に容易に切り替えることができるため、高速なレーザ加工を実現することができる。また、入射されるレーザビームのビーム径を1つの対物レンズ光学系ユニットのみを用いて容易に変更することができるため、構成を少なくすることができ、レーザ加工装置の小型化を実現することが実現できる。
<対物レンズ光学系のレンズ構成>
ここで、上述した対物レンズ光学系ユニットに含まれる対物レンズ光学系について、図を用いて説明する。図2は、本発明において対物レンズ光学系のレンズ構成の一例を示す図である。なお、図2の例では、入射されたレーザビームの有効径を縮小する例を示している。
図2に示す一例としての対物レンズ光学系30は、4枚のレンズ31〜34で構成されており、それぞれが所定の間隔に配置されている。具体的には、レンズ31は凹メニスカスレンズであり、レンズ32は平凸レンズ32であり、レンズ33,34は平凹レンズである。
また、対物レンズ光学系30は、両側テレセントリック光学系を用いる。これにより、横倍率が物体の位置に無関係に一定となるため、物体面や像面が多少ずれたり、傾斜した場合でも、形状寸法の変化がなく、高い位置精度を得ることができる。
まず、fθレンズ15を介して図2に示す矢印方向から入射されるレーザビームは、対物レンズ光学系30を構成する複数のレンズのうち、レーザビームが最初に到達するレンズ(図2に示すレンズ31)からレーザビームの進行方向とは逆方向(fθレンズ15方向)に所定の間隔を設けた位置に存在するビーム光軸に対して垂直な平面(図2に示すA面)に到達する。A面に到達したレーザビームは、レンズ31〜34によりA面のレーザビームのビーム径(有効径)が所定の大きさに縮小される。さらに、縮小されたビーム径のレーザビームは、対物レンズ光学系30を構成する複数のレンズのうち、レーザビームが最後に到達するレンズ(図2に示すレンズ34)からレーザビームの進行方向に所定の間隔を設けた位置に存在するビーム光軸に対して垂直な平面(図2に示すB面)で結像する。
ここで、図2に示すB面は、加工対象物1の加工表面に対応している。つまり、図2のレンズ構成を通過したレーザビームは、ビーム径が縮小されて加工対象物1に照射させることができる。
なお、図2では、縮小光学系の例を示しているが、拡大光学系の場合のレンズ構成としては、例えば図2に示す対物レンズ光学系30を図2に示すA面とB面との距離Lの中間点M(M=L/2)を基準(回転軸)として反転させる。ここで、対物レンズ光学系30は、両側テレセントリック光学系であるため、fθレンズ15を介して入射されるレーザビームのビーム径を所定の大きさに高い位置精度で拡大させることができる。つまり、反転させた対物レンズ光学系30は拡大光学系となり、この反転させた対物レンズ光学系30のレンズ34からレンズ31方向にレーザビームを通過させることで、入射されるレーザビームのビーム径を拡大させて加工対象物1に照射させることができる。
このようなレンズ構成を有することにより、安価な構成で容易にレーザビームのビーム径(有効径)を変更することができる。また、この有効径を用いて加工対象物への迅速で高精度なレーザ加工を実現することができる。なお、対物レンズ光学系30におけるレンズの枚数、配置等の構成においては、本発明において特に限定されるものではない。
<対物レンズ光学系ユニット>
次に、上述した対物レンズ光学系ユニット17の一例について説明する。なお、以下に示す対物レンズ光学系ユニット17は、図2に示すレンズ構成を有するものとするが、本発明においてはこの限りではない。
<対物レンズ光学系ユニット:第1の実施形態>
ここで、上述した対物レンズ光学系ユニットについて図を用いて説明する。図3は、第1の実施形態における対物レンズ光学系ユニットの一構成例を示す図である。なお、図3の例では、対物レンズ光学系ユニット40の一例として円形の筒体41を有し、その筒体の中に上述したレンズ31〜34が筒体41内の所定の位置に配置(固定)されている。
なお、筒体41におけるレンズの固定方法は、例えば図3に示すように筒体41に所定間隔毎に開口部42を設けておき、レンズ31〜34が設置する位置に対応する開口部42の外側からネジ部材43等によりレンズ31を締め付けて固定するようにしてもよい。
このように筒体41を有することにより、簡単な構成で容易にレンズの位置決めを行うことができる。したがって、上述したレンズ31〜34を所定の位置に配置して固定することができ、所望するレーザビームのビーム径を容易に出力することができる。なお、レンズ31〜34の筒体41内の設置方法については、本発明においてはこの限りではなく、例えば筒体41の内壁に所定間隔毎に複数の凹部を設け、凹部に各レンズ31〜34の側面を嵌め合わせることで所定位置にレンズを配置してもよく、また筒体41の内壁とレンズ31〜34の側面とを接着や溶接等により固定してもよい。
また、図3においては、fθレンズ15からのレーザビームのビーム径(有効径)を上述したA面からB面に照射されるときに所定の大きさに縮小させる場合(つまり、A面のビーム径>B面のビーム径)を示している。
ここで、逆に、fθレンズ15からのレーザビームのビーム径(有効径)を上述したA面からB面に照射されるときに所定の大きさに拡大させる場合(つまり、A面のビーム径<B面のビーム径)には、筒体41(対物レンズ光学系ユニット40)に設けられた回転手段44を用いる。つまり、上述した光学系移動手段16は、回転手段44を用いて筒体41が上下逆となるように所定方向に180度回転(反転)させる。なお、回転手段44は、予め設定されたA面からB面までの長さLの中間点Mに設けられており、この中間点Mを基準(回転軸)として筒体41を反転させる。なお、図3の例では、安定性を向上させるために2つの回転手段44―1,44−2を設けているが1つでもよい。
このように、回転手段44は、光学系移動手段16により回転することで対物レンズ光学系ユニット40としての筒体41を180度回転(反転)させることができ、筒体41の反対方向からレーザビームを入射させることで、ビーム径を拡大させることができる。
なお、上述した実施形態における各構成の材質については、本発明においては特に制限はなく、例えば金属やプラスチック等を使用することができる。
このように、第1の実施形態によれば、簡単な構成で、入射されるレーザビームのビーム径が同一であっても2つの異なるビーム径のレーザビームを容易に取得することができる。したがって、この対物レンズ光学系ユニットを有するレーザ加工装置を用いることで、所定のビーム径による高速なレーザ加工を実現することができる。また、入射されるレーザビームのビーム径を1つの対物レンズ光学系ユニットのみを用いて容易に変更することができるため、構成を少なくすることができ、レーザ加工装置の小型化を実現することが実現できる。また、対物レンズ光学系ユニットへの入射するレーザビームは変更する必要がないため、構成を簡易化することができる。
<対物レンズ光学系ユニット:第2の実施形態>
次に、上述した対物レンズ光学系ユニットの他の実施形態について図を用いて説明する。図4は、第2の実施形態における対物レンズ光学系ユニットの一構成例を示す図である。
なお、図4に示す例では、対物レンズ光学系ユニット50は、4本の棒体51−1〜51−4からなる支持部材と、棒体51−1〜51−4のそれぞれを挿入し、上述した4枚のレンズ31〜34を保持するレンズ保持部材52−1〜52−4を有するよう構成されている。
レンズ保持部材52−1〜52−4は、板状等からなり、その中心に設けられた開口部にレンズ31〜34のそれぞれを接着や溶接、嵌合等により固定している。また、レンズ保持部材52−1〜52−4は、端部に棒体51−1〜51−4を挿入するための開口部を設け、その開口部に棒体51−1〜51−4を挿入して所定の間隔で位置決め固定されている。
なお、レンズ保持部材52−1〜52−4は、棒体51−1〜51−4に対して所定位置でネジ止めしたり、棒体51−1〜51−4とレンズ保持部材52−1〜52−4に設けられた棒体を挿入する開口部との間に、例えば棒体51−1〜51−4を覆う円筒状のゴム等からなる弾性体を介在させて所定の位置でゴム止めしたり、棒体51−1〜51−4の表面の所定の間隔毎に凹部を設け、その凹部にレンズ保持部材52−1〜52−4の側面を嵌合させることにより、固定させてもよい。
また、本実施形態においては、図4に示すように棒体51−1〜51−4の表面に目盛り53を有してもよい。これにより、この目盛り53に基づいてレンズ31〜34の配置を容易に調整することができ、所望する位置に高精度に位置決め固定することができる。
また、図4においては、fθレンズ15からのレーザビームのビーム径(有効径)をA面からB面に照射されるときに所定の大きさに縮小させる場合(つまり、A面のビーム径>B面のビーム径)を示している。
ここで、逆に、fθレンズ15からのレーザビームのビーム径(有効径)を上述したA面からB面に照射されるときに所定の大きさに拡大させる場合(つまり、A面のビーム径<B面のビーム径)には、対物レンズ光学系ユニット50に設けられる回転部材54を用いる。つまり、上述した光学系移動手段16は、回転部材54を用いて対物レンズ光学系ユニット50が上下逆となるように所定方向に180度回転(反転)させる。なお、回転部材54は、予め設定されたA面からB面までの長さLの中間点Mに回転部材の回転部54Mが位置付けられるように設置され、この中間点Mを基準(回転軸)として対物レンズ光学系ユニット50を反転させる。なお、図4の例では、安定性を向上させるために2つの回転部材54―1,54−2を設けているが1つでもよい。
このように、回転部材54は、光学系移動手段16により回転することで対物レンズ光学系ユニット50を180度回転(反転)させることで、対物レンズ光学系ユニット50の反対方向からレーザビームを入射させることで、ビーム径を拡大することができる。
なお、上述した第2の実施形態においては、棒体51を4本用いたが、本発明においてはこれに限定されず、例えば1本の棒体51−1を用いて目盛り53を基準にレンズ保持部材52−1〜52−4を位置決め固定してもよい。
なお、上述した実施形態における各構成の材質については、本発明においては特に制限はなく、例えば金属やプラスチック等を使用することができる。
このように、第2の実施形態によれば、簡単な構成で、入射されるレーザビームのビーム径が同一であっても2つの異なるビーム径のレーザビームを容易に取得することができる。したがって、この対物レンズ光学系ユニットを有するレーザ加工装置を用いることで、所定のビーム径による高速なレーザ加工を実現することができる。また、入射されるレーザビームのビーム径を1つの対物レンズ光学系ユニットのみを用いて容易に変更することができるため、構成を少なくすることができ、レーザ加工装置の小型化を実現することが実現できる。また、対物レンズ光学系ユニットへの入射するレーザビームは変更する必要がないため、構成を簡易化することができる。
なお、本発明においては、例えば上述した第1及び第2の実施形態における対物レンズ光学系ユニット40,50の反転時に所定の位置で正確に固定されるように、対物レンズ光学系ユニット40,50を保持するユニットホルダを設けてよい。
また、上述した各実施形態では、1つの対物レンズ光学系ユニットを用いてレーザビームのビーム径の大きさを縮小、拡大させていたが、例えば本発明の対物レンズ光学系ユニットを2つ用意し、その一方を予め反転させておき、それぞれの加工条件に応じて切り替える機構(例えば、リボルバー方式)を設けてもよい。また、光軸の方向を加工条件に応じて変更し、2つの対物レンズ光学系ユニットのうち、何れかに入射させるようにミラー等によりレーザビームを振り分ける振り分け機構等を設けてもよい。
<レーザ加工手順>
次に、本発明におけるレーザ加工装置を用いた具体的なレーザ加工手順の一例について説明する。なお、以下に説明する本発明におけるレーザ加工手順の一例として、加工対象物にプリント配線基板を用い、絶縁層に埋設された内層銅配線を露出させるために、その所定位置に穴あけ加工を行う例について説明する。
また、プリント配線基板の例としては、例えば配線パターンが描ける銅層(金属層)の上に、ベークライト、エポキシ樹脂等の絶縁層を有し、更にその上層であるレーザビームの照射表面に、銅層(金属層)を用いる。なお、本発明における加工対象物の種類については、この限りではない。
ここで、図5は、本発明を適用してレーザ加工されるプリント配線基板の加工の様子の一例を示す図である。また、図6は、本発明における対物レンズ光学系ユニットを適用したレーザ加工手順の一例を示すフローチャートである。
図5に示すプリント配線基板60は、表面金属層としての銅層61と、絶縁層としての樹脂層62と、金属層としての銅層63を有している。このとき、一例として銅層61の厚さは約3〜12μmであり、樹脂層の厚さは約30〜60μmであり、銅層63の厚さは約8〜30μmであるとする。また、銅層61には、例えばレーザビームの吸収性(加工効率)をよくするため、黒化処理が施されている。
本発明を適用したレーザ加工手順では、図6に示すように、まずレーザ加工において、どのような加工対象物(プリント配線基板60)にどのような加工を行うか等の加工条件を入力する(S01)。ここで、入力した各種加工条件に基づいて、まず銅層61の加工を行うため、ビーム径が上述したA面からB面で縮小されるように、上述した対物レンズ光学系ユニットを設定する(S02)。また、図5(a),(b)に示すように、ビーム径が縮小されたレーザビーム71をプリント配線基板60に照射することにより銅層61の所定位置を加工する(S03)。
このとき、レーザビーム71のエネルギーは、銅層61を穴あけ加工できる程度になっている。また、対物レンズ光学系ユニットに含まれる光学系は、両側テレセントリック光学系であるため、高い位置精度で加工を行うことができる。
次に、樹脂層62の加工を行うため、ビーム径が上述したA面からB面で拡大されるように、上述した対物レンズ光学系ユニットを反転させる(S04)。また、図5(c)に示すように、銅層61の開口部64−1,64−2に拡大されたレーザビーム72を照射し、図5(d)にしめすように、樹脂層62の所定位置を加工する(S05)。
このとき、レーザビーム72のエネルギーは、銅層61を加工せず、樹脂層62を穴あけ加工できる程度になっている。また、対物レンズ光学系ユニットに含まれる光学系は、両側テレセントリック光学系であるため、高い位置精度で加工を行うことができる。
つまり、レーザ加工方法として本発明を適用すれば、図5に示すように、まず銅層61に対してビーム径を縮小させたレーザビームにより高い位置精度で穴あけ加工を行い、加工して得られた開口部64−1,64−2をマスクとして用い、次にビーム径を拡大したレーザビーム72を銅層61側から照射することで、2つの開口部64−1,64−2を通過したレーザビームにより2つの樹脂層62を同時に加工することができる。なお、上述の例では、予め2つの銅層61を加工した後に樹脂層62の加工を行っているが、本発明においてはこの限りではなく、ビーム径の縮小率や拡大率、加工位置等の各種加工条件により、拡大されたビーム径のレーザビームを用いて複数の樹脂層62の加工を同時に行うことができる。
したがって、高速なレーザ加工を実現することができる。また、レーザビームのビーム径を縮小又は拡大する場合には、上述した対物レンズ光学系ユニットを用いることにより、エネルギー損失を少なくすることができる。
なお、上述したこのようなレーザ加工は、プリント配線基板60の他にも、パッケージ基板やグリーンシート基板等の絶縁基板、ウェハ等の穴あけ、溝掘り、アニール等に用いることができる。
上述したように本発明によれば、レーザビームのエネルギー損失を少なくすると共に、所定の異なるビーム径の切り替えによる高速なレーザ加工を実現することができる。また、構成を少なくすることができるため、レーザ加工装置の小型化を実現することが実現できる。
なお、本発明におけるレーザ加工は、穴あけや溶接、切断、アニール等のレーザ加工全般に適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
レーザ加工装置の機能構成の一例を示す図である。 本発明において対物レンズ光学系のレンズ構成の一例を示す図である。 第1の実施形態における対物レンズ光学系ユニットの一構成例を示す図である。 第2の実施形態における対物レンズ光学系ユニットの一構成例を示す図である。 本発明を適用してレーザ加工されるプリント配線基板の加工の様子の一例を示す図である。 本発明における対物レンズ光学系ユニットを適用したレーザ加工手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 加工対象物
10 レーザ加工装置
11 レーザ発振器
12 反射ミラー
13 ガルバノスキャナ
14 ガルバノミラー
15 fθレンズ
16 光学系移動手段
17,40,50 対物レンズ光学系ユニット
18 ステージ駆動手段
19 ステージ
20 制御手段
30 対物レンズ光学系
31〜34 レンズ
41 筒体
42 開口部
43 ネジ部材
44 回転手段
51 棒体
52 レンズ保持部材
53 目盛り
54 回転部材
60 プリント配線基板
61,63 銅層
62 樹脂層
71,72 レーザビーム

Claims (7)

  1. レーザビームのビーム径をレンズ光学系により縮小又は拡大させて加工対象物に照射することでレーザ加工を行うためのレーザ加工装置において、
    前記レーザビームを出射するレーザ発振器と、
    前記レーザ発振器からのレーザビームの方向を変化させ、前記加工対象物に対してレーザビームを走査して照射させるためのカルバノミラーと、
    前記カルバノミラーからのレーザビームを収束させるfθレンズと、
    前記fθレンズから垂直に入射されるレーザビームを前記加工対象物に照射する前に通過させる複数のレンズが配列されてなる対物レンズ光学系と、
    前記対物レンズ光学系を前記レーザビームの入射方向に対して所定の位置に移動させて前記レーザビームのビーム径を縮小又は拡大させるための光学系移動手段と、
    予め設定された加工条件に基づいて、前記レーザビームによる前記加工対象物への加工領域を前記対物レンズ光学系により縮小又は拡大させるよう制御する制御手段とを有することを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記光学系移動手段は、
    前記ビーム径を縮小又は拡大させる場合、前記レーザビームの入射方向に対して、前記対物レンズ光学系を所定の位置を基準に反転させることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記対物レンズ光学系における複数のレンズを所定の間隔で設置するための対物レンズ光学系ユニットを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ加工装置。
  4. 前記対物レンズ光学系ユニットは、筒体を有することを特徴とする請求項3に記載のレーザ加工装置。
  5. 前記対物レンズ光学系ユニットは、少なくとも1つの棒体と、前記レンズを保持するレンズ保持部材とを有することを特徴とする請求項3に記載のレーザ加工装置。
  6. レーザ発振器から出射されるレーザビームのビーム径をレンズ光学系により縮小又は拡大させて加工対象物に照射することでレーザ加工を行うレーザ加工方法において、
    前記レーザ発振器からのレーザビームの方向をガルバノミラーにより変化させ、前記加工対象物に対してレーザビームを走査して照射させる走査ステップと、
    前記カルバノミラーからのレーザビームをfθレンズにより収束させる収束ステップと、
    予め設定された加工条件に基づいて、前記fθレンズから垂直に入射されるレーザビームを前記加工対象物に照射する前に通過させる複数のレンズが配列されてなる対物レンズ光学系を、前記レーザビームの入射方向に対して所定の位置に移動させる光学系移動ステップと、
    前記光学系移動ステップにより移動させた前記対物レンズ光学系により前記レーザビームによる前記加工対象物への加工領域を縮小又は拡大させてレーザ加工を行う加工ステップとを有することを特徴とするレーザ加工方法。
  7. 前記光学系移動ステップは、
    前記ビーム径を縮小又は拡大させる場合、前記レーザビームの入射方向に対して、前記対物レンズ光学系を所定の位置を基準に反転させることを特徴とする請求項6に記載のレーザ加工方法。
JP2006338684A 2006-12-15 2006-12-15 レーザ加工装置及びレーザ加工方法 Expired - Fee Related JP4908177B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006338684A JP4908177B2 (ja) 2006-12-15 2006-12-15 レーザ加工装置及びレーザ加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006338684A JP4908177B2 (ja) 2006-12-15 2006-12-15 レーザ加工装置及びレーザ加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008149339A JP2008149339A (ja) 2008-07-03
JP4908177B2 true JP4908177B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=39652104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006338684A Expired - Fee Related JP4908177B2 (ja) 2006-12-15 2006-12-15 レーザ加工装置及びレーザ加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4908177B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI523720B (zh) * 2009-05-28 2016-03-01 伊雷克托科學工業股份有限公司 應用於雷射處理工件中的特徵的聲光偏轉器及相關雷射處理方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07299576A (ja) * 1994-05-10 1995-11-14 Mitsubishi Electric Corp 光加工装置
JPH1058179A (ja) * 1996-08-21 1998-03-03 Olympus Optical Co Ltd レーザ加工装置
JP2000071088A (ja) * 1998-08-27 2000-03-07 Nisshinbo Ind Inc レ−ザ加工機
JP3180806B2 (ja) * 1999-10-06 2001-06-25 松下電器産業株式会社 レーザ加工方法
JP2003117673A (ja) * 2001-10-10 2003-04-23 Amada Eng Center Co Ltd 組合せレンズを有する加工ヘッド及び組合せレンズの制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008149339A (ja) 2008-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4459530B2 (ja) レーザ加工装置
KR100659478B1 (ko) 레이저 가공방법 및 가공장치
US11420288B2 (en) Laser machining systems and methods
JP2012510901A (ja) 被加工物の高スループットレーザ加工を実現するためにレーザビーム位置決めシステムに対する動的熱負荷を制御する方法
WO2009084276A1 (ja) レーザ加工装置
JPH02104487A (ja) レーザ加工装置
KR20150126603A (ko) 테이퍼 제어를 위한 빔 각도 및 작업물 이동의 공조
JP4664269B2 (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JPH11170072A (ja) レーザー加工方法及び装置、並びに非導電性透明基板の回路形成方法及び装置
KR101026356B1 (ko) 레이저 스캐닝 장치
JP2008180983A (ja) レーザー微細加工方法
JP2020157375A (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP4908177B2 (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP2002045985A (ja) レーザ楕円穴加工方法およびレーザ楕円穴加工装置
JP3682295B2 (ja) レーザ加工装置
JP2007054853A (ja) レーザ加工装置及び加工方法
KR100664573B1 (ko) 레이저 가공 장치 및 방법
CN113579518B (zh) 一种六振镜群孔加工装置及加工方法
JPH11254172A (ja) レーザ加工装置
JP3667709B2 (ja) レーザ加工方法
JP2002346775A (ja) レーザ加工装置及び方法
KR101519920B1 (ko) 프린팅롤 미세패턴 형성장치 및 형성방법
JP2022065693A (ja) 光学ユニット、並びにレーザー加工装置、レーザー加工方法、及び三次元加工装置
JP3524855B2 (ja) レーザ照射装置及びレーザ加工方法
JP3642774B2 (ja) レーザ加工方法及びレーザ加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4908177

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees