JP4907401B2 - 炭化珪素半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

炭化珪素半導体装置およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、炭化珪素半導体装置およびその製造方法に関する。
炭化珪素(以下、SiCという)半導体装置は、パワーデバイスとして使用されることが多い。扱う電流が増大するにしたがって、配線に用いられている銅やアルミニウムの抵抗による発熱が問題になりつつある。高電流密度の電流を半導体素子に流すと素子の接合部が高温となり、素子の寿命が短くなるなどの問題が生じる。素子に大電流を流しても低抵抗であり、かつ熱伝導が良い材料を用いた配線が要求される。
カーボンナノチューブ(以下、CNTという)は、高い熱伝導率と高い電流密度耐性とを有する。大電流を扱う半導体装置におけるビア(配線)に適しているため、従来の配線方法に代わってCNTによる配線が注目されている。従来の配線方法に代わってCNTを使用するためには、CNTの本数をできるだけ多くして密度を高くする必要がある。CNTの本数は適切な触媒が形成されないと多くならない。CNTの形成方法には様々な方法が提案されているが、実用的観点からみたCNTの直径、密度(本数)の制御はかなり困難である。直径のそろった密度の高いCNTを形成するためには、通常、nmオーダーの極薄膜またはnmオーダーの微粒子触媒金属を触媒にして成長させており、厚膜触媒ではCNTの制御は困難であるといわれている(例えば、非特許文献1参照)。
CNTを用いた配線の形成方法には、CNTを金属で充填することによってコンタクト抵抗を抑制する方法(特許文献1参照)、基板上にNi膜を堆積し、高速アニール(Rapid Thermal Annealing:RTA)処理をして形成されたNiシリサイド膜を触媒としてCNTを成長させる方法(特許文献2参照)、基板上の必要とする箇所のみに選択的にCNTなどの柱状カーボン構造物を形成する方法(特許文献3参照)、基板上に形成した絶縁膜に、炭素原子から構成されるCNTなどの熱伝導体を埋め込むことによって、半導体素子などにおいて発生する熱を効果的に放熱する方法(特許文献4参照)、触媒層を凹部の形状とすることによって表面積を増加させてCNTを形成することにより、形成するCNTの本数を増やして密度を増加させる方法(特許文献5参照)などがある。
特開2005−109465号公報 特開2004−087510号公報 特開2003−273112号公報 特開2003−332504号公報 特開2006−108377号公報 「カーボンナノチューブの電子デバイス応用」FUJITSU.55,3,P262−266(05.2004)
上記方法ではSi基板を用いてCNTを形成している。SiC基板を用いる本発明に対してSi基板を用いたCNTの形成方法を適応すると問題が生じる。例えば、コンタクトの機能と触媒の機能を併せ持つ層を形成しようとしたとき、コンタクト抵抗を下げるための熱処理温度がSiよりもSiCの方が高いため、触媒として機能するnmオーダーの極薄膜やNi、Fe、Coの極小微粒子が熱処理によって周辺部に拡散して、触媒からCNTがうまく形成されないなどの問題があった。コンタクト層の形成後に極薄触媒層を形成する方法においても、コンタクト層との抵抗値を下げるための熱処理が必要であり、熱処理による触媒の拡散によって極薄膜の保持が困難になる。したがって、従来のCNTの形成方法では、SiC上に、直径が細くて密度の高いCNTの形成を得ることはできなかった。
特許文献5では、CNTを形成させる表面積を増加させることによってCNTの本数を増加させることを目的として半導体に凹部を設けている。一方、本発明で用いるSiC半導体の場合は、後述するようにイオン注入によって伝導型領域を形成し、SiC半導体の耐圧をエピタキシャル層の厚みで制御している。凹部を形成すると、イオン注入領域に不均一を生じることと、半導体の耐圧が変化することなどによって、凹部の形成はSiC半導体では適用できない。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、コンタクト層形成後の高温の熱処理後であってもオーミックコンタクトを有し、かつCNTを形成するための触媒として十分に機能する薄膜の形成条件と、触媒層の表面積を広くすることによってCNTの本数を増加させる炭化珪素半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明による炭化珪素半導体装置およびその製造方法は、炭化珪素半導体装置の製造方法であって、(a)炭化珪素半導体表面に不純物を導入する工程と、(b)不純物の導入後に炭化珪素半導体表面をアニールすることによって炭化珪素半導体の表面に凹凸を形成する工程と、(c)炭化珪素半導体の凹凸の表面を下地として用いて、その上方にカーボンナノチューブを形成する工程とを備え、工程(b)と工程(c)との間に、(d)炭化珪素半導体の凹凸の表面にコンタクト層を形成する工程をさらに備えることを特徴とする。
本発明は、炭化珪素半導体表面に不純物を導入し、次に不純物の導入後に炭化珪素半導体表面をアニールすることによって炭化珪素半導体の表面に凹凸を形成し、次に炭化珪素半導体の凹凸の表面にコンタクト層を形成し、次に炭化珪素半導体の凹凸の表面を下地として用いて、その上方にカーボンナノチューブを形成するので、コンタクト層形成後の高温の熱処理後であってもオーミックコンタクトを有し、かつCNTを形成するための触媒として十分に機能する薄膜の形成条件と、触媒層の表面積を広くすることによってCNTの本数を増加させることが可能である。
〈実施形態1〉
本発明の実施形態について、図面に基づいて以下に説明する。図1は、本発明の実施形態1における炭化珪素半導体装置の製造工程図である。SiC半導体素子では、p型またはn型領域を形成するためにイオン注入によって不純物を導入してイオン注入領域10を形成する(図1(a)参照)。ここで、p型にするための不純物としてAl(アルミニウム)、B(ホウ素)等が用いられ、n型にするための不純物としてN(窒素)、P(燐)、As(砒素)等が用いられている。イオン注入後、SiC半導体基板1の表面からレジスト3を除去し(図1(b)参照)、不純物をSiC半導体基板1の結晶内で安定化させて電気的に活性化させるためにアニールを行なう。アニールの処理温度は、少なくとも1500℃以上、正常な特性を引き出して活性化率を上げようとすると1700℃以上必要である。このような高温で処理を行なうと、SiC半導体基板1の表面からSi原子が蒸発して表面に凹凸部4が形成される(図1(c)参照)。従来のプロセスでは、アニール時にSiC半導体基板1の表面をカーボン膜をスパッタリングしたり、レジストの炭化膜などで覆うことによって表面に形成される凹凸を防いでいる。本発明では、この凹凸部4を積極的に使用することにより、CNT7が形成される表面積を増加させてCNT7の本数を増加させる。
図2は、本発明の実施形態1におけるアニール後のSiC半導体基板1のAFM像を示す図である。SiC半導体基板1(4H結晶)は、エピタキシャル成長時の結晶多形の混入を避けるために、通常は(0001)面から〈1120(2の上にバー)〉方向に8度傾いたoff−axisという面を使用する。このoff−axis面上に成長したエピタキシャル層を1500℃以上の温度でアニールすると、例えば図2に示すような約2ミクロンごとに30nm程度の高さの凸部が全面にわたって形成される。図2では、1700℃でアニールした後のSiC1基板の表面を原子間力顕微鏡(Atomic Force Microscope:AFM)によって観察している。
アニールによってSiC半導体基板1の表面に凹凸部4を形成した後に、絶縁層6を形成する。絶縁層6の形成方法としては各種方法が考えられるが、一般的には電極部にレジストを形成して絶縁物6を形成する部分のレジストを除去した後に、TEOS(珪酸エチル)を用いた化学気相成長(Chemical Vapor Deposition:CVD)法によって絶縁層6であるSiO2(酸化ケイ素)層の形成を行なう。絶縁層6の形成後にレジストを除去し、絶縁層6の開口部はイオン注入領域2が露出した状態になっており、SiC半導体基板1の凹凸部4を下地とすることによって、広い表面を利用して上方にカーボンナノチューブを形成させることが可能となる。なお、レジストを除去した部分にはコンタクト電極層5を形成してもよい。コンタクト電極層5の材料としてNi系低膨張合金である、インバー合金(Fe−36Ni)を使用する。コンタクト電極の詳細については実施形態2で説明する。
以上のことから、アニールによってSiC半導体基板1の表面に凹凸部4を形成することによって、CNT7を形成させるための表面積が増加するので、凹凸部4の上方に形成するCNT7の本数を増加させることが可能となる。凹凸部4をCNT7形成の下地に使用することにより、凹凸部4を形成しない場合と比較して、20%以上のCNT7の本数の増加が得られた。
〈実施形態2〉
実施形態2では、コンタクト電極を形成するための条件について説明する。SiC半導体では、NiやTi等の金属薄膜を電極として表面に形成して外部とのコンタクトに使用する。このとき、半導体と電極との間でオーミックコンタクトをとる必要がある。オーミックコンタクトとは、印加電圧に対して比例した電流増加を示すコンタクトのことである。このようなオーミックコンタクトを有するコンタクト電極を形成しなければ、半導体素子の配線電極として正常に機能しない。オーミックコンタクトを得る条件には、金属の種類、膜厚、熱処理条件などに最適な範囲があり、その範囲を外れると半導体として正常に機能しない。コンタクト電極後の熱処理によって、SiC半導体内のSi原子がコンタクト電極中に、コンタクト電極内の原子も半導体中に相互拡散するので、低抵抗でオーミックコンタクトのとれたコンタクト電極が形成される。
図1(d)に示すように、インバー合金を材料とするコンタクト電極層5を、500Åの膜厚でスパッタリング法によって形成する。その後、RTA処理を1000℃で10分間行なう。このRTAは、熱拡散領域をできるだけ狭く制限することが可能である。RTA処理後、コンタクト電極層5がオーミックコンタクトをとれていることを確認してから、CVD法によるCNT7の形成を行なう。本発明では、プラズマCVD法によってCNT7の形成を行なう。プラズマCVD法は、プラズマ中でHeなどの不活性ガスを希釈ガスとして使用し、炭素源ガスであるC24ガスやCH4ガスを流して行なう。CVD法の1つである熱CVD法でもCNTの成長は可能であるが、反応温度が高くなるため適さない。図1(e)に示すように、CNT7が周囲の絶縁層6よりも高くなったらCVD成長を中止する。表面には配線用の金属膜を蒸着、またはスパッタ法などによって形成する。金属膜の形成後、金属と半導体との間でオーミックコンタクトがとれていることを確認した。
なお、本発明の実施形態ではインバー合金(Fe−36Ni)を用いたが、Fe−42Ni(42インバー)、Fe−32Ni−5Co(スーパーインバー)、Fe−29Ni−17Co(コバール)、Fe−42Ni−Cr−Ti(Ni−SPAN−C)などのNi系低膨張合金についても同様の熱処理を行なうことによって、オーミックコンタクトのとれたCNT7を形成させるための触媒を得ることが可能である。Ni系低膨張合金の膜厚は、100nm以上10000nm以下であってもよく、従来のCNT触媒条件である、数nmの膜厚や数nm径の微粒子でなくてもオーミックコンタクトが取れる。
〈実施形態3〉
図3〜図15は、本発明の実施形態3による配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。図3に示すように、n型基板上にn-型エピ層を形成したSiC基板の所定の領域に選択的にイオン注入をすることによって、Nソース、Pウェル、JTEを形成する。図4に示すように、例えばレジストをマスクとしてCNTを形成する領域にイオン注入を行なってアモルファス化する。このとき、例えば室温においてイオン注入するときには、注入元素が窒素であれば窒素濃度が5×1019cm-3以上、アルミニウムであればアルミニウム濃度が2×1019cm-3以上になるようにすればよい。
図5に示すように、CNTを形成する領域以外をグラファイトキャップで覆う。図4の注入マスクにレジストを用いた場合は、レジストを例えば750℃で10分間熱処理するとグラファイトになる。図6では、例えばArガス中において1700℃で10分間の活性化アニール処理を行なうと、アモルファス化したSiC領域からSiが抜けてSiC表面が凹凸化する。その後、図7に示すように、例えばCVDによってC22を供給しながら550℃で50Torrという条件下でCNTを成長させる。
図8においてCNT上にマスク、例えばSiNを形成することによってCNTを保護し、図9に示すように、例えば熱酸化(950℃、15分間)によってグラファイトを除去してSiNマスクを除去する。図10に示すように、CNT保護膜(フィールド酸化膜)として例えばTEOSを用いた熱CVDでSiO2膜をウエハ全面に堆積した後、ゲート酸化膜を形成する領域のSiO2膜を除去する。図11において熱酸化などによってゲート酸化膜を形成し、図12においてゲート電極、例えばpoly−Siを成膜とエッチング加工によって形成する。
図13に示すように、層間絶縁膜、例えばTEOSを用いた熱CVDでSiO2膜をウエハ全面に堆積し、図14において全面エッチングまたはCMP(Chemical Mechanical Polishing)によってCNT上のSiO2を除去し、CNTが層間絶縁膜の表面に出るようにする。そして、図15に示すように、上部に配線金属を堆積することによってCNTプラグが形成される。
以上のような方法によると、従来のSiC−MOSFETの作製工程で用いられている装置と材料によって、配線プラグとしてCNTを形成することが可能である。これにより、SiC−MOSFETにおいて大きな電流を流すことができるようになり、デバイス(炭化珪素半導体装置)の性能と信頼性の向上につながる。
〈実施形態4〉
図16〜図25は、本発明の実施形態4による配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。本発明の実施形態4によるMOSFETの作製方法は、実施形態3における作製方法と図3〜図6までは同じ作製方法である。ここではそれ以降の作製工程について説明する。
図16に示すように、CNT上にマスク、例えばSiNを形成してCNTを保護した後、図17において熱酸化およびエッチングか、またはエッチングのみによってグラファイトキャップとCNT周辺のSiCを除去する。SiNマスクを除去後、図18に示すように、CNT保護膜(フィールド酸化膜)として、例えばTEOSを用いた熱CVDでSiO2膜をウエハ全面に堆積し、図19において選択エッチングによってゲート酸化膜を形成する領域のSiO2膜を除去する。
図20において熱酸化などによってゲート酸化膜を形成し、図21に示すように、ゲート電極、例えばpoly−Siを成膜とエッチング加工によって形成する。図22に示すように、層間絶縁膜、例えばTEOSを用いた熱CVDでSiO2をウエハ全面に堆積し、図23において選択エッチングによってCNT上のSiO2を除去する。図24に示すように、例えばCVDによってC22を供給しながら550℃で50Torrという条件下でCNTを成長させ、CNTが層間絶縁膜の表面から上側に出るようにする。そして、図25に示すように、上部に配線金属を堆積することによってCNTプラグが形成される。
以上のような方法によると、従来のSiC−MOSFETの作製工程で用いられている装置と材料によって、配線プラグとしてCNTを形成することが可能である。これにより、SiC−MOSFETにおいて大きな電流を流すことができるようになり、デバイス(炭化珪素半導体装置)の性能と信頼性の向上につながる。
〈比較例1〉
SiC半導体基板においてコンタクト電極にNiを用いた場合、膜厚を数百Åで形成した後に1000℃のRTA熱処理するとオーミックコンタクトが形成される。通常はこの電極を外部引き出しのために金属電極で配線される。このNi電極はCNTの触媒として使用可能な金属であり、従来はSiにおいてNiを用いた金属を触媒としてCNTを形成している。本発明で使用するSiC半導体基板について、Ni電極をオーミックコンタクトがとれる膜厚および熱処理条件で電極を形成した後に、本発明の実施形態2で行なったプラズマCVDプロセスを行なっても、CNTは全く形成できないか、または1本の太い(直径100nm程度)曲がりくねったカーボンファイバーが形成した。これは、一般的なCNTの形成は、nmオーダーの薄膜からなる触媒層か、またはnmオーダーの微粒子を触媒とするので、熱処理後のNi膜厚が厚すぎるためにCNTが形成できなかったと推定される。
〈比較例2〉
SiにおいてCVD法によってCNTを良好に形成することが可能である、膜厚10nm以下のNiやFeからなる触媒層をSiC半導体基板の上に形成し、オーミックコンタクトをとるためにRTA処理を1000℃で10分間行なった。その結果、触媒層中の金属が半導体中に拡散して触媒層がなくなり、その後のCVD法によってCNTは形成できなかった。
〈比較例3〉
SiC半導体基板においてNiからなるコンタクト電極を膜厚5000Åで形成した後、RTA処理を1000℃で10分間行なった。形成したNi膜上に10nm以下のFe膜を触媒として形成してからCVD法によるCNTの形成させたが、低抵抗コンタクトが困難であった。コンタクトを改善するために熱処理を行なうと、拡散のために膜が消失した。
本発明の実施形態1における炭化珪素半導体装置の作製工程図である。 本発明の実施形態1におけるアニール後のSiC表面のAFM像を示す図である。 本発明の実施形態3における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態3における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態3における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態3における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態3における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態3における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態3における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態3における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態3における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態3における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態3における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態3における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態3における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態4における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態4における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態4における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態4における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態4における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態4における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態4における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態4における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態4における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。 本発明の実施形態4における配線プラグにCNTを用いたMOSFETの作製工程図である。
符号の説明
1 SiC、2 イオン注入領域、3 レジスト、4 凹凸部、5 コンタクト電極層、6 絶縁層、7 CNT。

Claims (8)

  1. 炭化珪素半導体装置の製造方法であって、
    (a)炭化珪素半導体表面に不純物を導入する工程と、
    (b)前記不純物の導入後に前記炭化珪素半導体表面をアニールすることによって前記炭化珪素半導体の表面に凹凸を形成する工程と、
    (c)前記炭化珪素半導体の凹凸の表面を下地として用いて、その上方にカーボンナノチューブを形成する工程と、
    を備え、
    前記工程(b)と前記工程(c)との間に、
    (d)前記炭化珪素半導体の凹凸の表面にコンタクト層を形成する工程
    をさらに備えることを特徴とする、炭化珪素半導体装置の製造方法。
  2. 前記工程(d)は、
    Ni系低膨張合金によって前記コンタクト層を形成する工程を含むことを特徴とする、請求項1に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  3. 前記工程(d)において、
    前記Ni系低膨張合金は、Fe−36Ni(インバー)、Fe−42Ni(42インバー)、Fe−32Ni−5Co(スーパーインバー)、Fe−29Ni−17Co(コバール)、Fe−42Ni−Cr−Ti(Ni−SPAN−C)のいずれかを含むことを特徴とする、請求項2に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  4. 前記工程(d)において、
    前記Ni系低膨張合金の膜厚は、100nm以上10000nm以下である工程を含むことを特徴とする、請求項2に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  5. 炭化珪素半導体と、
    前記炭化珪素半導体の表面内に形成され、凹凸の表面を有する不純物混入領域と、
    前記不純物混入領域の凹凸の表面上に形成され、凹凸の表面を有するコンタクト層と、
    前記コンタクト層の凹凸の表面上に形成されるカーボンナノチューブと、
    を備えることを特徴とする、炭化珪素半導体装置。
  6. 前記コンタクト層は、Ni系低膨張合金によって形成されることを特徴とする、請求項5に記載の炭化珪素半導体装置。
  7. 前記Ni系低膨張合金は、Fe−36Ni(インバー)、Fe−42Ni(42インバー)、Fe−32Ni−5Co(スーパーインバー)、Fe−29Ni−17Co(コバール)、Fe−42Ni−Cr−Ti(Ni−SPAN−C)のいずれかであることを特徴とする、請求項6に記載の炭化珪素半導体装置。
  8. 前記Ni系低膨張合金の膜厚は、100nm以上10000nm以下であることを特徴とする、請求項6に記載の炭化珪素半導体装置。
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