JP4906966B1 - 太陽電池パネルの固定構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クランク状に曲がった金属板1の先端11で太陽電池パネルPを固定し、他方の辺12を架台2側に固定した構造において、前記先端11が開くのを防止する構成であって、前記架台2側と他方の辺12との間に、スペーサSを介在させる。又はクランク状金属板1の背面同士の間隔形成手段を挟んで、クランク状金属板の変形する立ち上がり13を小さくしてもよい。このようにスペーサを介在させることによって、クランク状金属板1の立ち上がり13を小さくしてあるので、太陽電池パネルPを固定するクランク状金属板1が開くのを抑制できる。
【選択図】図1
Description
従って、固定金具1が開かない構造が必要となる。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、太陽電池パネルが反ったりずれたりして固定金具が開くのを抑制する構造を実現することにある。
又はクランク状金属板の背面同士間にコ字状閉鎖手段を挟んでそのコ字状脚を太陽電池パネルの高さとほぼ同等まで高くするか若しくはクランク状金属板の先端と他方の辺とが同一面に揃わない範囲でスペーサの高さを大きくしてクランク状金属板の立ち上がりの可変領域が反らないように小さくすることにより、前記先端が開くのを防止する構造である。
しかも、前記スペーサ又はコ字状閉鎖手段の幅方向の中央に締結ボルト3が位置し、前記スペーサ又はコ字状閉鎖手段の長手方向によって、隣接する架台2同士を連結している。
すなわち、前記架台側と他方の辺との間にスペーサを介在させてクランク状金属板の立ち上がりを小さくすることにより、前記先端が開くのを防止する方法である。
又はクランク状金属板の背面同士間にコ字状閉鎖手段を挟んでそのコ字状脚を太陽電池パネルの高さとほぼ同等まで高くするか若しくはクランク状金属板の先端と他方の辺とが同一面に揃わない範囲でスペーサの高さを大きくしてクランク状金属板の立ち上がりの可変領域が反らないように小さくすることにより、前記先端が開くのを防止する方法である。
しかも、前記スペーサ又はコ字状閉鎖手段の幅方向の中央に締結ボルトを位置させ、前記スペーサ又はコ字状閉鎖手段の長手方向によって、隣接する架台同士を連結する。
図4に示すクランク状に曲がった固定金具1の先端11で太陽電池パネルPの端縁を固定し、他方の辺12を架台2側に固定した構造になっている。
このような実施形態において、前記架台2と他方の辺12との間に、鎖線で示すスペーサSを介在させて、クランク状金属板1の立ち上がり部13を小さくしてある。その結果、クランク状金属板1の先端11が開くのを抑制できる。
図のように、C型鋼などから成る架台2に形成したメネジ孔にボルト3を螺合させることで、ボルト頭部5を架台2の内側に設けると、ナットNの締め付けなどの後の作業は全部上側からできるので簡便である。
なお、各太陽電池パネルPは複数の架台2に跨がって上下左右に配列載置し一斉に固定することは言うまでもない。
従って、図2のように、互いに隣接する下側の段の太陽電池パネルPの上端縁と上側の段の太陽電池パネルPの下端縁とは、上下対称形状の1対のクランク状の金属板1、1の他方の辺12、12同士が突き合わせ状態で一体化されている構成を用いるのが合理的である。
この実施形態においても、架台2と他方の辺12、12との間に、鎖線で示すスペーサSを介在させて、クランク状金属板1、1の立ち上がり13、13を小さくしてあるので、クランク状金属板1、1の先端11、11が開くのを効果的に抑制できる。
従って、先端11、11と他方の辺12、12とが同一面に揃う直前まで、スペーサSの高さhを大きくすると、先端11、11が開くのを阻止する上では有効であるが、ナットNが目立つ上に、スペーサSが高過ぎて高価となる欠点が生じる。
これに対し、図3に示す実施形態は、このような別の型式に対応するための構造であって、先端の固定部11、11が開かないように、つまり固定部11、11が開いて1対の間隔が狭まらないように、前記下向きコ字状に曲がった押さえ具8の下向きコ字状脚を高くして、天井板81が1対の前記固定先端11、11の背部間に挿入されて塞ぐ構成にしている。
なお、コ字状に曲がった押さえ具8に代えて、市販のH型鋼を使用してもよい。
このように、下向きコ字状に曲がった押さえ具8の下向きコ字状腕を高くしたり、スペーサSを介在させたりして、天井板81が1対の前記先端部11、11背部間を閉鎖しているので、先端部11、11が、図4に鎖線で示すように開くことができず、太陽電池パネルの取付け固定が安定する。
11 先端
12 他方の辺
13 立ち上がり部
S スペーサ
3 ボルト
4 縦孔
5 ボルトの頭部
P 太陽電池パネル
N ナット
8 押さえ具
81 天井板(間隔形成手段)
Claims (5)
- クランク状に曲がった金属板の先端で太陽電池パネルを固定し、他方の辺を架台側に固定した構造において、
前記架台側と他方の辺との間にスペーサを介在させてクランク状金属板の立ち上がりを小さくするか、又はクランク状金属板の背面同士間にコ字状閉鎖手段を挟んでそのコ字状脚を太陽電池パネルの高さとほぼ同等まで高くするか若しくはクランク状金属板の先端と他方の辺とが同一面に揃わない範囲でスペーサの高さを大きくしてクランク状金属板の立ち上がりの可変領域が反らないように小さくすることにより、前記先端が開くのを防止する構造であって、
前記スペーサ又はコ字状閉鎖手段の幅方向の中央に締結ボルトが位置し、前記スペーサ又はコ字状閉鎖手段の長手方向によって、隣接する架台同士を連結していることを特徴とする太陽電池パネルの固定構造。
- 架台に形成したメネジ孔に締結ボルトを螺合させることで、前記締結ボルトの頭部を架台の内側に設けることによって、ナットの締め付けなどの後の作業は全部上側から可能としたことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネルの固定構造。
- 1対のクランク状の金属板の他方の辺同士が突き合わせ状態で一体化され、太陽電池パネルを固定する先端が互いに反対方向を向いていると共に、前記一体化部が架台側に固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の太陽電池パネルの固定構造。
- 前記スペーサが四角パイプ又はC型鋼又はH型鋼であることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の太陽電池パネルの固定構造。
- クランク状に曲がった金属板の先端で太陽電池パネルを固定し、他方の辺を架台側に固定する方法において、
前記架台側と他方の辺との間にスペーサを介在させてクランク状金属板の立ち上がりを小さくするか、又はクランク状金属板の背面同士間にコ字状閉鎖手段を挟んでそのコ字状脚を太陽電池パネルの高さとほぼ同等まで高くするか若しくはクランク状金属板の先端と他方の辺とが同一面に揃わない範囲でスペーサの高さを大きくしてクランク状金属板の立ち上がりの可変領域が反らないように小さくすることにより、前記先端が開くのを防止する方法であって、
前記スペーサ又はコ字状閉鎖手段の幅方向の中央に締結ボルトを位置させ、前記スペーサ又はコ字状閉鎖手段の長手方向によって、隣接する架台同士を連結することを特徴とする太陽電池パネルの固定方法。
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