JP4905264B2 - 手持ち操作型情報読取装置 - Google Patents

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本発明は、凹凸により形成された情報コードを読み取ることができる情報読取装置に関し、特に、ハンディタイプの手持ち操作型情報読取装置に関するものである。
情報コードとして、対象物に直接、刻印、印刷するダイレクトマーキングが用いられている。例えば、刻印のダイレクトマーキング(ドットインパクトダイレクトマーキング)は、対象物の表面に凹部又は凸部が形成されるのみなので、真上から照明しても反射率が異ならない場合が生じ、情報コードの各セル(凹部又は凸部)が情報読取装置で認識し難いことがある。係る場合には、斜めから照明する等の照明位置、照明方向を調整しながら読み取りを行っていた。特許文献1には、複数の発光ダイオードをリング状に配置し、ほぼ均一な配光特性を得るLED照明装置が開示されている。
特開2003−179265号公報
上述した刻印のダイレクトマーキングを情報読取装置で読み取る際に、照明位置、照明方向を調整してもなかなか読み取れないことがあった。特許文献1では、複数の発光ダイオードで照明するため、完全に均一な配光特性は得ることができず、ダイレクトマーキングの照明に適用しても、読み取りが困難であった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、光沢のある対象物の表面に設けられたダイレクトマーキングを確実に読み取ることができる手持ち操作型情報読取装置を提供することにある。
請求項1の手持ち操作型情報読取装置では、カバーの内側面に配置された面光源により情報コードを側面側から照明するため、乱反射が起き難く、光沢のある対象物の表面に設けられたダイレクトマーキングを確実に読み取ることができる。また、カバーの下端側開口を対象物に当接させることで、情報コードと結像レンズとの間の距離を結像レンズの焦点距離と一致させることができ、受光センサで鮮明な画像を撮影することが可能となる。更に、カバーが透明又は半透明で、EL照明パネルが透明又は半透明で、液晶パネルが電圧を印加しない状態で透明であるので、カバーを通して情報コードを目視しながら手持ち操作型情報読取装置の位置合わせすることができ、位置合わせが容易である。更に、面光源を点灯してカバーの内側を照明して情報コードを読み取る際に、液晶パネルを不透明にして光がカバーの外側に漏れるのを防ぎ、情報コード側へ光を集中させることができる。同時に、情報コードを読み取る際に、液晶パネルを不透明にすることで、カバーを透過してカバー内へ外来光が入射するのを防ぎ、ダイレクトマーキングが外来光に影響されて読み取れなくなることを防止できる。
請求項2の手持ち操作型情報読取装置では、面光源の点滅のデューティ比を変えて光量を調整することで、コントラスト差を適正範囲に収斂させることができ、また、鏡面反射の光量を押さえて光沢のある対象物の表面に設けられたダイレクトマーキングを確実に読み取ることができる。
請求項3の手持ち操作型情報読取装置では、面光源の明るさを調整することで、コントラスト差を適正範囲に収斂させることができ、また、鏡面反射を押さえて光沢のある対象物の表面に設けられたダイレクトマーキングを確実に読み取ることができる。
請求項4の手持ち操作型情報読取装置では、裁頭円錐形状に形成されたEL照明パネルが、円錐の軸方向に複数個に分割されているため、各EL照明パネルの点灯、消灯を切り換えることで、照明角度、照明距離を変えることができ、光沢のある対象物の表面に設けられたダイレクトマーキングを確実に読み取ることができる。
請求項5の手持ち操作型情報読取装置では、裁頭円錐形状に形成されたEL照明パネルが、円周方向に複数個に分割されているため、各EL照明パネルの点灯、消灯を切り換えることで、照明方向を変えることができ、光沢のある対象物の表面に設けられたダイレクトマーキングを確実に読み取ることができる。
請求項6の手持ち操作型情報読取装置では、配置角度を異ならせて配置したEL照明パネルの点灯、消灯を切り換えることで、照明角度を変えることができ、光沢のある対象物の表面に設けられたダイレクトマーキングを確実に読み取ることができる。
請求項7の手持ち操作型情報読取装置では、読み取りを行わない間で液晶パネルに情報を表示する時に、当該液晶パネルのバックライトとして面光源を点灯してするため、液晶パネルに表示する情報を視認し易くすることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の手持ち操作型情報読取装置を2次元コードリーダに適用した第1実施形態について図を参照して説明する。まず、第1実施形態に係る2次元コードリーダ10の構成概要を図1〜図3に基づいて説明する。
図1(A)に示すように、2次元コードリーダ10は、丸みを帯びた薄型のほぼ矩形箱状なすハウジング本体11と、このハウジング本体11の下面ほぼ中央後端寄りにハウジング本体11に一体に形成されるグリップ部12と、からなるガンタイプのハウジングを備えている。このグリップ部12は、作業者が片手で把持可能な程度の外径に設定されており、当該グリップ部12を握った作業者の人差し指が当接する部位に、読み取り開始を指示するトリガースイッチ14が設けられている。
ハウジング本体11の内部には、後述する回路部20が収容されており、またハウジング本体11の先端部には、カバー70を支持する撮像用開口11aが形成されている。なお、図1(A)には、回路部20を構成するプリント配線板15や、撮像用開口11a近傍に配置される受光センサ23、結像レンズ27等が図示されている。
カバー70は、透明なアクリルにより略裁頭円錐形状に形成され、上端側開口70aが、撮像用開口11aに固定され、下端側開口70bは、読取対象物に当接可能に形成されている。上端側開口70aから下の部位は円筒形状の円筒部70cが形成され、該円筒部70c内に受光センサ23及び結像レンズ27が収容されている。カバー70は、アウター板72oとインナー板72iとの2層構造に成っており、該アウター板72oとインナー板72iとの間に、該カバー70の内側を照らすEL(Electro Luminescence)照明パネル52が収容されている。EL照明パネル52は、カバー70の底面図である図1(B)に示すように裁頭円錐形状に形成されている。該EL照明パネル52の外周であって、アウター板72oとインナー板72iとの間に、液晶パネル62が収容されている。
図3は、アウター板72oとインナー板72iとの間に配置されるEL照明パネル52及び液晶パネル62の構成を示す説明図である。
EL照明パネル52は、電極(Agペースト)52bと電極(Agペースト)52eとの間に透明な誘電体層52c及び透明な蛍光体層52dを挟んでなり、電極52bの外側には保護層52aが被覆され、電極52eの外側には透明電極膜(ITO膜)52fが被覆され、これらを基材(PETフィルム等透明材)52gで保持してなる。EL照明パネル52は、電圧を印加しない状態で透明であって、電圧を印加することで発光する。
液晶パネル62は、透明電極(ITO膜)62bと透明電極(ITO膜)62eとの間に液晶62cを挟んでなり、透明電極(ITO膜)62bの外側には保護シート62aが被覆され、これらを基材(PETフィルム等透明材)62gで保持してなる。該液晶パネル62は、電圧を印加しない状態で透明であって、電圧を印加した状態で不透明となる。
図2に示すように、回路部20は、主に、EL照明パネル52、受光センサ23、結像レンズ27等の光学系と、EL照明パネル52を駆動するELドライバー回路50、液晶パネル62を駆動する液晶ドライバー回路60、メモリ35、制御回路40、トリガースイッチ14、液晶表示器46等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系と、電源スイッチ41、電池49等の電源系と、から構成されており、前述したプリント配線板15に実装あるいはハウジング本体11内に内装されている。
光学系は、EL照明パネル52、受光センサ23、結像レンズ27等から構成されている。EL照明パネル52は、照明光源として機能する。第1実施形態では、EL照明パネル52が、裁頭円錐形状のカバーの下端に設けられており、情報コードQに向けて照明光を斜め方向から照射可能に構成されている。なお、この読取対象物Rには、ダイレクトマーキングからなる情報コードQが形成されている。
受光センサ23は、読取対象物Rや情報コードQに照射されて反射した反射光Lrを受光可能に構成されるもので、例えば、C−MOSやCCD等の固体撮像素子である受光素子を100万個オーダでm行n列の2次元に配列したカラーエリアセンサが、これに相当する。受光センサ23は、結像レンズ27を介して入射する入射光をこの受光面23aで受光可能に配置されている。
結像レンズ27は、外部から撮像用開口11aを介して入射する入射光を集光して受光センサ23の受光面23aに像を結像可能な結像光学系として機能するもので、例えば、鏡筒とこの鏡筒内に収容される複数の集光レンズにより構成されている。なお、結像レンズ27の焦点距離は、カバー70の下端側開口70bの位置になるように調整されている。これにより、カバー70の下端側開口70bを対象物Rに当接させた状態で、情報コードQと結像レンズ27との間の距離を結像レンズ27の焦点距離に一致させることができ、受光センサ23で鮮明な画像を撮影することが可能となる。
マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御回路40、ELドライバー回路50、液晶パネル62、液晶ドライバー回路60、トリガースイッチ14、LED43、ブザー44、液晶表示器46、通信インタフェース48等から構成されている。このマイコン系は、その名の通り、マイコン(情報処理装置)として機能し得る制御回路40およびメモリ35と中心に構成されるもので、前述した光学系によって撮像されたコード像の画像信号をハードウェア的およびソフトウェア的に信号処理し得るものである。また制御回路40は、本願の制御手段を構成するものであり、2次元コードリーダ10の全体システムに関する制御も行っている。
光学系の受光センサ23から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定ゲインで増幅された後、A/D変換回路33に入力されると、アナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、メモリ35に入力されると、所定のコード像画像情報格納領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、受光センサ23およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
メモリ35は、半導体メモリ装置で、例えばRAM(DRAM、SRAM等)やROM(EPROM、EEPROM等)がこれに相当する。またROMには、画像処理プログラムの他、EL照明パネル52、液晶パネル62、受光センサ23等の各ハードウェアを制御可能なシステムプログラム等が予め格納されている。
制御回路40は、2次元コードリーダ10全体を制御可能なマイコンで、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなるもので、メモリ35とともに情報処理装置を構成する。この制御回路40には、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置(周辺装置)と接続可能に構成されており、第1実施形態の場合、電源スイッチ41、トリガースイッチ14、LED43、ブザー44、液晶表示器46、通信インタフェース48等を接続されている。これにより、例えば、電源スイッチ41やトリガースイッチ14の監視や管理、またインジケータとして機能するLED43の点灯・消灯、ビープ音やアラーム音を発生可能なブザー44の鳴動のオンオフ、さらには読み取った情報コードQによるコード内容を画面表示可能な液晶表示器46の画面制御や外部機器とのシリアル通信を可能にする通信インタフェース48の通信制御等を可能にしている。
電源系は、電源スイッチ41、電池49等により構成されており、制御回路40により管理される電源スイッチ41のオンオフによって、上述した各装置や各回路に、電池49から供給される駆動電圧の導通や遮断が制御されている。なお、電池49は、所定の直流電圧を発生可能な2次電池で、例えば、リチウムイオン電池等がこれに相当する。
このように2次元コードリーダ10を構成することによって、例えば、電源スイッチ41がオンされて所定の自己診断処理等が正常終了し、作業者が、トリガースイッチ14を押圧しオンにすると、制御回路40が同期信号を基準に液晶パネル62に発光信号を出力する。これにより、当該発光信号を受けた液晶パネル62は、照明光を照射するため、撮像視野内に位置する情報コードQが照射されてその反射光Lrが撮像用開口11aを介して結像レンズ27に入射する。このため、受光センサ23の受光面23aには、結像レンズ27によりコード像が結像され、それぞれの像が受光センサ23の受光素子に対して露光可能となる。
引き続き、第1実施形態の2次元コードリーダ10での、EL照明パネル52及び液晶パネル62の制御タイミングについて図4のタイミングチャートを参照して説明する。
2次元コードリーダ10の制御回路40は、トリガースイッチ14が操作されると、先ず、液晶ドライバー回路60を介して液晶パネル62に電圧を印加して、液晶パネル62を不透明にし、カバー70内への外来光の入射を防ぐ。そして、ELドライバー回路50を介してEL照明パネル52に電圧を印加し、EL照明パネル52を発光させ、カバー70内の情報コードQを照明する。そして、受光センサ23を露光する。受光センサ23の露光を終了した後、EL照明パネル52を消灯し、液晶パネル62を透明な状態に戻す。
第1実施形態の2次元コードリーダ10での照明の調整について、図4(B)及び図5のフローチャートを参照して説明する。
トリガースイッチの操作が有ると(S12:Yes)、情報コードの読み取りを行い(S14)、デコードが成功したか否かを判断する(S18)。デコードに成功すると(S18:Yes)、デコード結果を通信インタフェース48を介して外部機器に送信して(S20)、処理を終了する。他方、デコードに失敗すると(S18:No)、照明を調整し(S22)、再度読み取りを行う(S14)。例えば、図4(B)に示すように、EL照明パネル52の点灯・消灯のデューティ比を変えることで、適切な光量を探し出し、情報コードの読み取りを行う。
第1実施形態の2次元コードリーダ10では、カバー70の内側面に配置された面光源であるEL照明パネル52により情報コードQを側面側から照明するため、乱反射が起き難く、光沢のある対象物の表面に設けられたダイレクトマーキングを確実に読み取ることができる。また、カバー70が透明で、EL照明パネル52が透明で、液晶パネル62が電圧を印加しない状態で透明であるので、カバー70を通して情報コードQを目視しながら2次元コードリーダ10の位置合わせすることができ、位置合わせが容易である。更に、EL照明パネル52を点灯してカバー70の内側を照明して情報コードを読み取る際に、液晶パネル62を不透明にして光がカバー70の外側に漏れるのを防ぎ、情報コード側へ光りを集中させることができる。同時に、液晶パネル62を不透明にすることで、カバー70を透過してカバー内へ外来光が入射するのを防ぎ、情報コード(ダイレクトマーキング)Qが外来光に影響されて読み取れなくなることを防止できる。
また、第1実施形態の2次元コードリーダ10では、EL照明パネル52の点滅のデューティ比を変えて光量を調整することで、コントラスト差を適正範囲に収斂させることができ、また、鏡面反射の光量を押さえて光沢のある対象物の表面に設けられたダイレクトマーキングを確実に読み取ることができる。
[第1実施形態の改変例]
引き続き、第1実施形態の改変例について説明する。
第1実施形態の改変例の機械的、回路的構成は図1、図2を参照して上述した第1実施形態と同様である。第1実施形態では、EL照明パネル52の点滅のデューティ比を変えて光量を調整した。これに対して、第1実施形態の改変例では、例えば、図4(C)に示すように光量が不足するときは、EL照明パネル52への印加電圧を高め、照明を明るくし、反対に、光量が過剰のときには、EL照明パネル52への印加電圧を下げ、照明を暗くする。
第1実施形態の改変例では、EL照明パネル52の明るさを調整することで、コントラスト差を適正範囲に収斂させることができ、また、鏡面反射を押さえて光沢のある対象物の表面に設けられたダイレクトマーキングを確実に読み取ることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る2次元コードリーダ10について図6を参照して説明する。
第2実施形態の2次元コードリーダ10は、カバー70が、矩形に近い裁頭円錐形状で形成されている。この第2実施形態の2次元コードリーダ10では、情報コードQに対して、横方向からEL照明パネル52により照明できるので、結像レンズ27への乱反射光を抑え、光沢のある対象物の表面に設けられたダイレクトマーキングを更に確実に読み取ることができる。
[第3実施形態]
引き続き、本発明の第3実施形態に係る2次元コードリーダ10について図7を参照して説明する。
第2実施形態の2次元コードリーダ10は、カバー70が、半円形状で形成されている。この第3実施形態の2次元コードリーダ10では、情報コードQに対して360°均等な方向から照明できるので、ダイレクトマーキングを確実に読み取ることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る2次元コードリーダ10について図8及び図9を参照して説明する。
図8(A)は第4実施形態に係る2次元コードリーダの断面図であり、図8(B)はカバー70の底面図である。第1実施形態では、裁頭円錐形状のカバー70にEL照明パネル52が一枚配置された。これに対して、第4実施形態では、EL照明パネル52が2分割され、上側のEL照明パネル52Uと、下側のEL照明パネル52Dとの2枚で構成されている。
図9は、第4実施形態の2次元コードリーダの照明の切り換えを示すフローチャートである。
トリガースイッチの操作が有ると(S12:Yes)、先ず、下側のEL照明パネル52Dを点灯し情報コードの読み取りを行い(S14)、デコードが成功したか否かを判断する(S18)。デコードに成功すると(S18:Yes)、デコード結果を通信インタフェース48を介して外部機器に送信して(S20)、処理を終了する。他方、デコードに失敗すると(S18:No)、照明を上側のEL照明パネル58U側に切り換え(S22)、再度読み取りを行う(S14)。更に、デコードに失敗すると(S18:No)、照明を下側のEL照明パネル52D及び上側のEL照明パネル58Uの同時点灯に切り換え(S22)、再度読み取りを行う(S14)。
第4実施形態の2次元コードリーダ10では、裁頭円錐形状に形成されたEL照明パネルが、円錐の軸方向に複数個に分割されているため、上側のEL照明パネル52U及び下側のEL照明パネル52Dの点灯、消灯を切り換えることで、照明角度、照明距離を変えることができ、光沢のある対象物の表面に設けられたダイレクトマーキングを確実に読み取ることができる。
[第5実施形態]
引き続き、本発明の第5実施形態に係る2次元コードリーダ10について図10を参照して説明する。
図10(A)は第5実施形態に係る2次元コードリーダの断面図であり、図10(B)はカバー70の底面図である。第4実施形態の2次元コードリーダ10では、裁頭円錐形状に形成されたEL照明パネルが、円錐の軸方向に2分割されていた。これに対して、第5実施形態では、裁頭円錐形状に形成されたEL照明パネルが円周方向に2分割され、右側のEL照明パネル52Rと、左側のEL照明パネル52Lとの2枚で構成されている。
第5実施形態の2次元コードリーダ10では、裁頭円錐形状に形成されたEL照明パネルが、円周方向に2分割されているため、図9を参照して上述した第4実施形態と同様に右側のEL照明パネル52R及び左側のEL照明パネル52Lの点灯、消灯を切り換えることで、照明方向を変えることができ、光沢のある対象物の表面に設けられたダイレクトマーキングを確実に読み取ることができる。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態に係る2次元コードリーダ10について図11を参照して説明する。
図11は第6実施形態に係る2次元コードリーダの断面図である。第6実施形態では、直立に近い角度で配置され横方向に照明する下側のEL照明パネル52Dと、傾斜して配置され、斜め方向に照明する上側のEL照明パネル52Uとがカバー70に配置されている。この第6実施形態でも、第4実施形態と同様に上側のEL照明パネル52U及び下側のEL照明パネル52Dの点灯、消灯が切り換えられる。
第6実施形態の2次元コードリーダ10では、配置角度を異ならせて配置した上側のEL照明パネル52U及び下側のEL照明パネル52Dの点灯、消灯を切り換えることで、照明角度を変えることができ、光沢のある対象物の表面に設けられたダイレクトマーキングを確実に読み取ることができる。
[第7実施形態]
第7実施形態の2次元コードリーダ10について、図12及び図13を参照して説明する。
第7実施形態の2次元コードリーダ10では、デコード結果を液晶パネル62に表示する。この表示の際に、EL照明パネルを液晶パネル62のバックライトとして点灯することで、表示を読み易くする。
図13(A)は第7実施形態での液晶パネルでの表示領域の説明図である。図13(A)では、液晶パネル62を上側から見ている。ここで、グリップ部12は、図中で270°の方向に取り付けられている。0°〜60°(エリア(1))は、正面からは表示が読み取れないが、横からのみ読み取れる。60°〜180°(エリア(2))は、正面でそのまま目測できる。180°〜240°(エリア(3))は、正面からは表示が読み取れないが、横からのみ読み取れる。240°〜360°(エリア(4))は、2次元コードリーダのハウジング本体側になって目視できない。このため、第7実施形態では、液晶パネル62の180°〜240°(エリア(3))の角度範囲において、情報の表示を行う。
ここで、円錐形状の液晶パネル62に情報の表示を行うため、そのまま情報(文字)を表示しては判読が困難になる。このため、第7実施形態では、文字表示を変形して見易くする。図13(B)は、裁頭円錐形状の液晶パネル62を展開して示す説明図である。上側の端面を展開した外周の長さをA、下側の端面を展開した外周の長さをB、稜線に沿った長さをL、上側の端面から文字までの距離をaとして、距離aを基準として、次式により文字表示を変形する。
Figure 0004905264
第7実施形態の2次元コードリーダ10では、読み取りを行わない間で液晶パネル62に情報を表示する時に、当該液晶パネルのバックライトとして面光源を点灯してするため、液晶パネル62に表示する情報を視認し易くすることができる。
上述した第4〜第6実施形態では、EL照明パネルが2分割されたが、EL照明パネルを3個以上に分割し、点灯・消灯を切り換えることも可能である。また、該実施形態では、液晶パネルの点灯・消灯の切り換えを自動で行ったが、これを手動で行うこともできる。
図1(A)は本発明の第1実施形態に係る2次元コードリーダの断面図であり、図1(B)はカバーの底面図である。 図1に示す2次元コードリーダの回路構成を示すブロック図である。 アウター板とインナー板との間に配置されるEL照明パネル及び液晶パネルの構成を示す説明図である。 図4(A)、図4(B)は、第1実施形態に係る2次元コードリーダのEL照明パネル52及び液晶パネル62の制御タイミングのタイミングチャートであり、図4(C)は、第1実施形態の改変例に係る2次元コードリーダの制御タイミングのタイミングチャートである。 第1実施形態の2次元コードリーダの照明の調整を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る2次元コードリーダの断面図である。 本発明の第3実施形態に係る2次元コードリーダの断面図である。 図8(A)は第4実施形態に係る2次元コードリーダの断面図であり、図8(B)はカバーの底面図である。 第4実施形態の2次元コードリーダの照明の切り換えを示すフローチャートである。 図10(A)は第5実施形態に係る2次元コードリーダの断面図であり、図10(B)はカバーの底面図である。 本発明の第6実施形態に係る2次元コードリーダの断面図である。 本発明の第7実施形態に係る2次元コードリーダの説明図である。 図13(A)は第7実施形態での液晶パネルでの表示領域の説明図であり、図13(B)は表示文字の変形の説明図である。
符号の説明
10 2次元コードリーダ(手持ち操作型情報読取装置)
11a 撮像用開口
14 トリガースイッチ
23 受光センサ
27 結像レンズ
40 制御回路(制御手段)
52、52D、52U、52R、52L 照明パネル(面光源)
52c 誘電層(EL基板)
52d 蛍光体層(発光層)
62 液晶パネル
70 カバー

Claims (7)

  1. 撮像用開口からの入射光を結像レンズを通して受光センサの受光面上に像を結ばせる光学系を備え、撮像された対象物の画像により情報コードを読み取る手持ち操作型情報読取装置であって:
    上端側開口と該上端側開口よりも広い下端側開口とを備える透明又は半透明のカバーであって、該上端側開口は前記撮像用開口に取り付けられ、該下端側開口が前記対象物に当接可能なカバーと、
    透明又は半透明のEL基板と、透明又は半透明の発光層とで形成されたEL照明パネルから成る面光源であって、前記カバーに配置され、該カバーの内側を照明する面光源と、 電圧を印加した状態で不透明になり、電圧を印加しない状態で透明になる液晶パネルであって、前記カバーに配置され、不透明になることで前記面光源からの光が前記カバーの外側へ放射されるのを防ぐと共に前記カバーを透過してカバー内へ外来光が入射するのを防ぐ液晶パネルと、
    情報コードを読み取る際に、前記面光源を点灯して前記カバーの内側を照明すると共に、前記液晶パネルを不透明にして、前記カバー内へ外来光が入射するのを防ぐ制御手段とを備えることを特徴とする手持ち操作型情報読取装置。
  2. 前記制御手段は、前記面光源の点滅のデューティ比を調整することを特徴とする請求項1の手持ち操作型情報読取装置。
  3. 前記制御手段は、前記面光源の明るさを調整することを特徴とする請求項1の手持ち操作型情報読取装置。
  4. 前記EL照明パネルが裁頭円錐形状に形成され、円錐の軸方向に複数個に分割されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1の手持ち操作型情報読取装置。
  5. 前記EL照明パネルが裁頭円錐形状に形成され、円周方向に複数個に分割されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1の手持ち操作型情報読取装置。
  6. 前記EL照明パネルを複数備え、各EL照明パネルの配置角度が異ることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1の手持ち操作型情報読取装置。
  7. 前記液晶パネルに情報を表示する時に、当該液晶パネルのバックライトとして前記面光源を点灯することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1の手持ち操作型情報読取装置。
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