JP4904079B2 - コンテナ容器用内袋とその使用方法 - Google Patents

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この発明は、各種流体の輸送や収納に使用するコンテナ容器の内袋とその使用方法に関する。
各種流体の輸送や収納に使用するコンテナ容器1は、図7に示すように、複数の支持脚2で自立するようにした金属製の容器本体3と、この容器本体3の底部に設けた排出筒4とからなり、排出筒4は、円筒パイプを用い、容器本体3の底部から垂下して途中から水平に屈曲した形状になっており、この排出筒4の先端部に開閉バルブ25を接続し、開閉バルブ25の操作により収納物の取り出しを行うようになっている。
最近は、容器本体3の内部に内袋5を装着し、内袋本体6の底部に内部と連通する状態で取付けられたノズルを排出筒内に位置させ、装着した内袋6内に液体や粉体などの流動物を収納することにより、流動物と容器本体3の直接的な接触の発生がなく、収納する流動物の種類を変更するときは、内袋5を取り換えればよいので、容器本体3内部の洗浄が不要になり、洗浄コストの低減が可能になるという利点がある。
従来の内袋におけるノズルは、排出筒4の曲がり形状に対応することができるよう可撓性を有する材料で形成され、その上端を内袋本体の底部に溶着等により接続され内袋本体と一体化構造となっており、コンテナ容器内とその排出筒内と収納物たる流動物の接触を防止している(例えば、特許文献1,特許文献2,特許文献3参照)。
ところで、上記内袋は、コンテナ容器内への装着時にノズルを排出筒内に挿入しなければならないが、排出筒は、容器本体の底部から垂下して途中から水平に屈曲した形状になっているので、内袋下端に位置するノズルを排出筒に挿入するのは作業的に極めて行いにくく、また、コンテナ容器の内袋を取り替える際にはノズルが排出筒内へ引き込まれるが、ノズル先端が開放されていると、ノズル内に残留していた流動物がノズル先端から流れ出し、排出筒4や容器本体3の内壁を汚染してしまう問題があった。
そこで、ノズルの先端部にその一方端を接合して蛇腹筒の外面上に折り畳まれ、延ばした時には蛇腹筒の下端部を覆う可撓筒状体を設け、更に、取り外し可能な接続手段を介して前記蛇腹筒に取付けた所要長さを有する紐状部材を採用し、排出筒内へのノズルの挿入時に、紐状部材を排出筒に通して開口端からこの紐状部材を引っ張ることにより、蛇腹筒を容器本体内から排出筒内に引き込むことができ、また、内袋の取り換え時は、蛇腹筒の外面上に折り畳まれていた可撓筒状体を延ばして、その端部を縛ることでノズルの先端を閉鎖でき、ノズルから排出筒内に流動物がこぼれるようなことがないようにし、内袋の取り付け取り外し作業時の利便を図った内袋も提案されている(例えば、特許文献4)。
特許第2915342号公報、図1 特開2000−168888号公報、図1 特開2001−122389号公報、図1 特開2005−280841号公報、図2
上記特許文献4にて提案された発明のコンテナ用内袋により、内袋のノズルの排出筒への挿入作業が容易となり、更に、内袋の取替時における排出筒内の収納物のこぼれによる汚染が無くなった。
しかし、内袋の取り外しの際、ノズル先端部を少し外側に引っ張り、ノズル先端部に折り返された可撓筒状体を外に取り出した後に可撓筒状体の端部を縛るという作業が必要であり、短時間で行うにはある程度の熟練を要しており、作業の更なる省力化が求められていた。
また、この可撓筒状体を外に取り出した後に可撓筒状体の端部を縛るという作業中に、ノズル内に残存していた収納物が可撓筒状体の端部開口からこぼれて周囲や作業者の手を汚染するという問題もあった。
更に、排出筒端部に接続された開閉バルブについては、内袋交換の際などに取り外され、内部洗浄が行われるが、外側は風雨に晒されているので埃のこびりつき等により汚れており、開閉バルブの操作時や、開閉バルブを取り外した後の運搬の際に、外皮の汚れにより手がすべったりして危険が生じることがあるという問題があった。
そこで、この発明の課題は、上記特許文献4の発明を更に改良し、更なる交換作業の容易化と確実性を図り、加えて、排出筒に接続された開閉バルブの外殻の汚染防止をも兼ね備えたコンテナ容器用内袋とその使用方法を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、容器本体の下部に排出筒を有するコンテナ容器の内部に装着され、容器本体内に位置させる内袋本体と、排出筒内に挿入するよう内袋本体の底部に内部と連通する状態で取付けられたノズルとからな、前記ノズルが、下端部外周に鍔部が設けられた伸縮自在の蛇腹筒と、この蛇腹筒の先端部付近に取り付けられた可撓筒状体とで構成され、該可撓筒状体は、一方端が蛇腹筒の先端付近の周囲外側に閉鎖状に接合されてノズルの外面上に折り畳まれたコンテナ容器用内袋において、可撓筒状体は、その他方端には開口部を閉じるように働く適宜な収縮手段が設けられ、ノズルを排出筒内に設置した状態で排出筒から外側に伸ばした時、コンテナ容器の排出筒に接続された開閉バルブ全体を覆う程度の大きさを有することを特徴とするコンテナ容器用内袋である。
また、請求項2の発明は、上記請求項1のコンテナ容器用内袋において、蛇腹筒に対し、先端部に錘を設けた所要長さを有する紐状部材を取り外し可能な接続手段を介して取り付けた構成を採用したものである。
また、請求項3の発明は、上記請求項1又は2に記載されたコンテナ容器用内袋を使用する方法であって、内袋本体をコンテナ容器内部に収納し、ノズルを排出筒内に収納した後、可撓筒状体を排出筒から突出させて排出筒の方向に折り返した状態で排出筒に開閉バルブを接合し、その後可撓筒状体にて開閉バルブを覆うようにしてから収縮手段にて開口部を閉鎖する構成を採用したものである。
また、請求項4の発明は、上記請求項3に記載の使用方法で使用されたコンテナ容器用内袋を取り外す際の使用方法であって、収縮手段を解放してから可撓筒状体を排出筒まで後退させ、排出筒と開閉バルブを接続していた締結部材を外し、その後、可撓筒状体を開閉バルブの鍔部に収縮手段を用いて接続してから開閉バルブを排出筒から取り外し、開閉バルブの前記鍔部から可撓筒状体を取り外して、可撓筒状体の開口部を完全に閉鎖した後にコンテナ容器から内袋を取り外す構成を採用したものである。
請求項1のコンテナ容器用内袋の発明によると、排出筒内へのノズルの挿入時に、蛇腹筒はその伸縮と可曲性で排出筒の曲がり形状に沿うことにより、排出筒内へのノズルの挿入作業が簡単容易に能率よく行え、また、蛇腹筒は伸縮と可曲性があるので、排出筒の種々の長さや曲がり形状に対応することができ、各種コンテナ容器に対して汎用性がある。
また、ノズル挿入後に排出筒から可撓筒状体を外部に突出させ、排出筒への開閉バルブ装着後に可撓筒状体で開閉バルブを覆い、収縮手段で可撓筒状体の端部を閉じるようにすれば、開閉バルブの風雨による汚染を防止することができ、開閉バルブの操作時や開閉バルブの取替時に、開閉バルブの外皮の汚れによって手が滑るような操作ミスや危険が生じることがなくなる。
次に、請求項2のコンテナ容器用内袋の発明によると、コンテナ容器への内袋装着時に、錘に加わる重力によりノズルは錘を下にして垂直方向となり、容器本体の下部の排出筒への入口と位置さえ合わせれば、容易に排出筒内にノズルを導入することができると共に、錘に鉄等の強磁性体からなる金属やその合金を用いれば、排出筒の最下部へ達した錘に対して、水平方向に延びた排出筒の排出口から先端に磁石を取り付けた棒を挿入し、錘を磁石に吸着させたまま排出口から引き出せば、簡単にノズルを排出筒内に装着することができる。
また、締結部材の締結解除により紐状部材を蛇腹筒より簡単に取り外すことができ、紐状部材の再利用も可能となる。
次に、請求項3のコンテナ容器用内袋の使用方法の発明によると、ノズルを排出筒内に収納した後、可撓筒状体を排出筒から突出させて排出筒の方向に折り返した状態で排出筒に開閉バルブを接合し、その後可撓筒状体にて開閉バルブを覆うようにしてから収縮手段にて開口部を閉鎖するという手順により、簡単な作業で開閉バルブを可撓筒状体で覆うことができ、開閉バルブの操作時や開閉バルブの取替時に、開閉バルブの風雨による外皮の汚れによって手が滑るような操作ミスや危険が生じることがなくなる。
次に、請求項4のコンテナ容器用内袋の使用方法の発明によると、排出筒と開閉バルブを接続していた締結部材を外し、その後、可撓筒状体を開閉バルブの鍔部に収縮手段を用いて接続してから開閉バルブを排出筒から取り外すので、排出筒から開閉バルブを取り外す際に、排出筒内のノズル及び開閉バルブ内に残存していた収納物があっても、全て可撓筒状体内に落ち込み、周囲や作業者の手を汚染することがなくなる。
また、可撓筒状体の開口部を完全に閉鎖した後にコンテナ容器から内袋を取り外すので、内袋の取替の際に、内袋内の残存収納物がコンテナ容器本体や排出筒内を汚染することもない。
以下、この発明の実施形態を説明するが、従来技術と同じ部分は同じ符号を付して説明する。
この発明に係る内袋5は、図1に示すようなものであり、図7での容器本体3の内部に収まる内袋本体6と、この内袋本体6の底部に接続され、図7での排出筒4内に収まるノズル7とで形成され、内袋本体6は、ポリエチレン等の水密性のある樹脂を用い、上端に開口部を有し、底部が閉鎖された袋に形成されている。
上記ノズル7は、図1と図2のように、上端の外周に内袋本体6への取付け用の鍔部8を有する短い取付け筒9と、上端を前記取付け筒9の下端に接続し、下端部外周に鍔部10が設けられた伸縮自在の蛇腹筒11と、可撓性と気密水密性を有し、前記蛇腹筒11の下端側にて、この蛇腹筒11の外周を取り囲むようにしてその一方端部が接着固定された可撓筒状体12と、前記蛇腹筒11の先端の鍔部10付近に取付けた所要長さを有する紐状部材13とで形成されている。
上記した取付け筒9と蛇腹筒11は、ポリエチレン等の可撓性のある樹脂を用い、それぞれ排出筒4の内部に納まる外径に形成し、取付け筒9と蛇腹筒11は、図示のように別個に成形してもよいが、一体成形してもよい。
上記蛇腹筒11は、伸縮と可曲性を有する所定長さの蛇腹部14の両端にストレートの円筒部15と16を連成した構造を有し、上端の円筒部15を取付け筒9の下端と水密状に接続すると共に、下端の円筒部16の端部外周に設けられた円形の鍔部10は、上記したコンテナ容器の排出筒4の外径と一致するかそれよりも少し大径となっている。
上記可撓筒状体12は、取付け筒9や蛇腹筒11と同様にポリエチレン等の可撓性のある樹脂を用いるが、更に薄くて保形性の低いシート状であり、また、蛇腹筒11の円筒部16の直径よりも大きく、後述する開閉バルブを覆う程度の直径を有しており、その取り付けは、可撓筒状体12の一方端部の開口部周囲全体を鍔部10付近で円筒部16を取り囲むように熱溶着するか又は接着剤により接着し、その後に可撓筒状体12全体を円筒部16の周囲に折りたたむか圧縮して装着しておく。
なお、可撓筒状体12は、その直径が円筒部16よりもかなり大きく、可撓筒状体12の開口部寸法と円筒部16の周囲寸法が大きく相違する場合、可撓筒状体12の開口部を開口部円周方向に複数箇所で細かく折り返して開口部寸法を円筒部16の寸法に近づけてから溶着すればよいが、可撓筒状体12は必ずしも円柱状の筒状でなくとも良く、円筒部16に接着する側の開口部を小さく縮小した形状としておいても良い。
紐状部材13は、蛇腹筒11との接続手段としての締結ベルト17と、この締結ベルト17の2箇所に両端部を固定した紐18と、この紐18に取り付けた錘19とからなり、締結ベルト17を蛇腹筒11の鍔部10付近の円筒部16に可撓筒状体12の上から巻き付け、更に締結ベルト17に設けた公知手段を用いた締結金具20により締結ベルト17を締め付けた状態で固定することにより、蛇腹筒11と紐状部材13が取付固定されている。
紐状部材13における錘19の紐18への固定手段は、例えば円板状の錘19に貫通孔を設け、該貫通孔に紐18を挿通させるなどの手段があるが、錘19固定方法はこれらに限定されず種々の方法が適用できる。
また、紐状部材13の蛇腹筒11への固定方法も図示のものに限定されず、締結ベルト17以外の取付手段を用いることができる。
図3(A)(B)は可撓筒状体12を伸ばした状態の各例を示すもので、その他方端部には、その開口部22を閉鎖方向に働く適宜な収縮手段が設けられており、例えば、図3(A)に示すものでは、開口部22付近にその開口部周囲に沿って等間隔に孔を空けて、そこに紐23を通しておくことで、紐23を引くことにより開口部22を閉鎖可能とするものであり、図3(B)に示すものでは、端部開口部周囲に沿って輪ゴム24を埋め込んで常に開口部22の収縮方向に働くようにしたものである。
なお、収縮手段としては図3のものに限られず、種々の既知の手段を用いることができ、要するに、可撓筒状体12の端部開口部を任意に拡大及び縮小(閉鎖も含む)できるようなものであれば良い。
この発明の内袋5は、上記のような構成であり、内袋本体6の底部に設けた孔の周囲を内袋本体6と類似の材料からなる補強部材21で補強し、その後この孔に取付け筒9を内側から挿入し、鍔部8を内袋本体6の底に接着や溶着することによって内部が連通するように取付け、内袋本体6から外部に突出するこの取付け筒9の下端に蛇腹筒11の上端円筒部15を接着や溶着等によって接続する。
また、蛇腹筒11の下端円筒部16に紐状部材13を取付固定してノズル7を組み立て、図1(A)のように、底部にノズル7を取付けた内袋5を完成する。
上記のような内袋5をコンテナ容器1内に装填するには、図1(A)のように、内袋本体6を上下に細くて長い扁平状に折り畳み、この状態でノズル7を下にして内袋5をコンテナ容器1内に上面の開口部分から挿入し、重力により垂れ下がった錘19を先頭にして紐状部材13を排出筒4内に進入させる。
同時に排出筒4の先端開口部側から先端に磁石を設けた棒(図示せず)を挿入し、錘19を磁力で吸着してから引き抜くことで、錘19は排出筒4の先端開口より外に出ることになり、続いて紐18を引っ張り出せば、蛇腹筒11の鍔部10が排出筒4の外部に位置する状態になるよう引き出される。
上記蛇腹筒11の端部に設けた鍔部10は、排出筒4内を押し縮められた状態で通過し、排出筒4の外に出ると復元し、排出筒4の端部に係止することにより、排出筒4に対して蛇腹筒11の内側への戻り止めとなる。
また、蛇腹筒11は、伸縮と可曲性を有しているので、曲がり部分のある排出筒4の形状に対して追従性があり、形状の異なる排出筒4に対して対応することができ、汎用性のあるノズル7を形成することができる。
紐状部材13の締結金具20を取り外して締結ベルト17の締結を解き、紐状部材13を蛇腹筒11から取り外す。尚、取り外した紐状部材13は、他のコンテナ用内袋の紐状部材としてそのまま再利用が可能である。
図4に示すように、紐状部材13を取り外した後、可撓筒状体12の収縮手段を設けた他方端部の収縮を解き(収縮手段がゴムの場合は手作業で開口部を拡張し)、図示二点鎖線で示すように排出筒4から外方に引き出す。
次に、図5に示すように、可撓筒状体12を排出筒4の外に折り返した後、排出筒4の端部の鍔部26に対し、別途用意した開閉バルブ25の鍔部27を合わせてから、締結部材28により両鍔部26,27を覆うように外嵌装して開閉バルブ25を排出筒4に固定し、こうすることで排出筒4の端部開口は閉鎖され、この状態で内袋5内に流動物等の収納物を充填して輸送や格納を行うことができる。
その後、排出筒12の外側に折り返されていた可撓筒状体12を開閉バルブ25側に引き出し、可撓筒状体12の内側に開閉バルブ25を完全に取り込むようにしてから、端部を収縮手段である紐23を縛ったり又は輪ゴム24の作用にて閉鎖する。
このようにすれば、開閉バルブ25は可撓筒状体12により完全に覆われているので、風雨に晒されても汚れることがなく、開閉バルブ25を操作する時は、可撓筒状体12の端部の収縮手段を解放又は押し広げて可撓筒状体12を排出筒4側に折り返し、開閉バルブ25を操作し、内部収納物を取り出すことが出来る。
その際、開閉バルブ25は汚れていないので、外皮の汚れによる操作する手の滑り等による事故が生じないという利点がある。
次に、内袋を取り替える際の開閉バルブ付近での手順を、図6に基づいて説明する。
まず、開閉バルブ25を覆っていた可撓筒状体12を排出筒4側に完全に折り返し(図6(A))、その後開閉バルブ25と排出筒4を接合していた締結部材28を取り外す。
次に、排出筒4の外側に折り畳んで被せておいた可撓筒状体12を再度開閉バルブ25側に引き戻し、開閉バルブ25の鍔部27の部分で収縮手段を収縮させて開閉バルブ25の外周面を締めつけることにより可撓筒状体12を開閉バルブ25と接続する(図6(B))。
その後、開閉バルブ25を排出筒から引き離すが、その際、排出筒4や開閉バルブ25内に残った収納物aの残存物があっても、排出筒4と開閉バルブ25との接合部が離れた際に残存物aは全て可撓筒状体12内に収まり、外部にこぼれることが無い(図6(C))。
開閉バルブ25を排出筒4から引き離した後、収縮手段を解放して開閉バルブ25の鍔部27から可撓筒状体12を外し、そのまま収縮手段である紐23や輪ゴム24を収縮させるか、又は他の部材で締結することにより可撓筒状体12の端部開口部を閉鎖する(図6(D))。
その後、内袋6全体を容器本体3の上面開口部から引き抜けば、同時にノズル7も排出筒4内から抜き取られることになり、その際、可撓筒状体12の端部が閉鎖されているので、取り出し時に蛇腹筒11の口から排出筒4内に流動物がこぼれる液ダレなどが生じない。
このように、コンテナ容器1は、容器本体3の内面が内袋本体6で覆われ、排出筒4の内部にノズル7が存在するので、収納した流動物とコンテナ容器1との接触はなく、流動物の変更時に内袋5を取り換えるだけでよく、容器本体3内及び排出筒4内の洗浄は不要となる。
以上、この発明の実施形態を説明したが、この発明のコンテナ容器用内袋は、上記実施形態のものに限定されるものではなく、内袋本体6とノズル7を一体として成型したりしても良く、その他、各部分はこの発明の構成・目的の範囲内で適宜変更して実施することができる。
例えば、紐状部材13について、上記実施形態では、締結金具20にてノズル7に装着自在の別途用意した紐状部材13を用いたが、他の例として、ノズル7の部分をコンテナ容器1の排出筒4に挿入する際、可撓筒状体12を予め伸ばしておき、この可撓筒状体12の先端開口部22に設けた収縮手段の紐23(図3(A)参照)の先に錘19を設けて、収縮手段と紐状部材を兼ねる役目を持たせることもできる。
(A)はこの発明の内袋の折り畳んだ状態の正面図、(B)は同内袋本体を分解して示す一部切り欠き正面図 ノズルの先端部付近の斜視図 (A)(B)は、可撓筒状体を伸ばした状態の例を示す斜視図 この発明の内袋のノズルをコンテナ容器の排出筒に装着した状態を示す一部切欠正面図 この発明の使用状態を示す一部切欠正面図 (A)〜(D)はこの発明の内袋の取り外し作業を順を追って示す説明図 この発明の内袋が用いられるコンテナ容器の正面図
符号の説明
1 コンテナ容器
2 支持脚
3 容器本体
4 排出筒
5 内袋
6 内袋本体
7 ノズル
8 鍔部
9 取付け筒
10 鍔部
11 蛇腹筒
12 可撓筒状体
13 紐状部材
14 蛇腹部
15 円筒部
16 円筒部
17 締結ベルト
18 紐
19 錘
20 締結金具
21 補強部材
22 開口部
23 紐
24 輪ゴム
25 開閉バルブ
26 鍔部
27 鍔部
28 締結部材

Claims (4)

  1. 容器本体の下部に排出筒を有するコンテナ容器の内部に装着され、容器本体内に位置させる内袋本体と、排出筒内に挿入するよう内袋本体の底部に内部と連通する状態で取付けられたノズルとからな、前記ノズルが、下端部外周に鍔部が設けられた伸縮自在の蛇腹筒と、この蛇腹筒の先端部付近に取り付けられた可撓筒状体とで構成され、該可撓筒状体は、一方端が蛇腹筒の先端付近の周囲外側に閉鎖状に接合されてノズルの外面上に折り畳まれたコンテナ容器用内袋において、
    可撓筒状体は、その他方端には開口部を閉じるように働く適宜な収縮手段が設けられ、ノズルを排出筒内に設置した状態で排出筒から外側に伸ばした時、コンテナ容器の排出筒に接続された開閉バルブ全体を覆う程度の大きさを有することを特徴とするコンテナ容器用内袋。
  2. 蛇腹筒に対し、先端部に錘を設けた所要長さを有する紐状部材を取り外し可能な接続手段を介して取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のコンテナ容器用内袋。
  3. 上記請求項1又は2に記載されたコンテナ容器用内袋を使用する方法であって、内袋本体をコンテナ容器内部に収納し、ノズルを排出筒内に収納した後、可撓筒状体を排出筒から突出させて排出筒の方向に折り返した状態で排出筒に開閉バルブを接合し、その後可撓筒状体にて開閉バルブを覆うようにしてから収縮手段にて開口部を閉鎖することを特徴とするコンテナ容器用内袋の使用方法。
  4. 上記請求項3に記載の使用方法で使用されたコンテナ容器用内袋を取り外す際の使用方法であって、収縮手段を解放してから可撓筒状体を排出筒まで後退させ、排出筒と開閉バルブを接続していた締結部材を外し、その後、可撓筒状体を開閉バルブの鍔部に収縮手段を用いて接続してから開閉バルブを排出筒から取り外し、開閉バルブの前記鍔部から可撓筒状体を取り外して、可撓筒状体の開口部を完全に閉鎖した後にコンテナ容器から内袋を取り外すことを特徴とするコンテナ容器用内袋の使用方法。
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