JP4904066B2 - 播種用テープ - Google Patents

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Description

この発明は、播種作業を省力化するために使用されるテープであって、多数の種子を長手方向に沿って等間隔で保持した播種用テープに関する。
圃場における播種作業は、一般に、地表に浅く掘られた穴内に所定の間隔を設けて人の手で種子を播いていく方法によっているが、播種の労力の軽減化を図るとともに、種子を直線上に播くことができるようにするために、水溶性又は水分解性の紙またはフィルムからなるテープ状の支持体上に多数の種子を所定の間隔で保持した播種用テープを使用し、この播種用テープを土壌中に埋めていくといった播種方法も行われている(例えば、特許文献1参照。)また、土壌中で微生物の働きにより自然に分解するセルロース系等の樹脂材料を用いた生分解性播種シートも種々提案され実用化されている(例えば、特許文献2参照。)。
実開平5−29309号公報(第4−6頁、図1、図2) 特開平9−205827号公報(第4−5頁)
特許文献1に記載された播種用テープは、テープ状の支持体に点状に設けられた接着剤または粘着剤により種子を支持体上に固定するものである。このため、支持体上に接着剤で種子を固定するときは、支持体に接着剤を印刷等により塗工した後、溶剤が蒸発して接着剤が硬化する前に、種子を一粒ずつ接着剤上に落として種子を接着剤に付着させる必要があり、また、支持体上に粘着剤で種子を固定するときは、支持体に粘着剤を印刷等により塗工し、支持体上に種子を振りかけるなどして粘着剤に種子を付着させた後に、紫外線の照射等により粘着剤を硬化させて種子を支持体に強固に固定する工程が必要となってくる。このように、特許文献1に記載された播種用テープには、種子を支持体上に固定するための作業工程が面倒である、といった問題点がある。また、特許文献2に記載されたような単なる播種シートでは、多数の種子を長手方向に沿って正確に等間隔で保持させることが難しい、といった問題点がある。
また、特許文献1に記載された播種用テープや特許文献2に記載されたような播種シートを使用すると、播種の労力を軽減することができ、種子を直線上に播くことができるが、種子が発芽して作物が生育していく過程では、それらの播種用テープ等は何の役割も果たさない。
この発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、テープ上に種子を簡単に保持させることが可能で、多数の種子を長手方向に沿って正確に等間隔で保持させることができ、また、種子が発芽して作物が生育していく過程においても有効な働きをする播種用テープを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、長手方向に沿って等間隔で多数の種子を保持した播種用テープにおいて、生分解性または水溶性もしくは水分解性を有する可撓性材料で長尺帯状に形成された収容テープに、底面に小孔が穿設され種子を収容する種子収容凹部を長手方向に沿って等間隔で多数形設するとともに、前記各種子収容凹部の下方に肥料もしくは薬剤を収容する肥料・薬剤収容凹部をそれぞれ形設し、前記収容テープの上面に、前記多数の種子収容凹部を閉塞するようにカバーテープを剥離可能に接着したことを特徴とする。
請求項1に係る発明の播種用テープにおいては、収容テープの種子収容凹部内に種子を一粒ずつあるいは複数粒、順次投入していくだけの作業により、収容テープ上に種子が保持される。そして、種子収容凹部は収容テープの長手方向に沿って等間隔で形設されているので、各種子収容凹部内にそれぞれ収容された種子は、収容テープの長手方向に沿って正確に等間隔で保持される。
また、種子収容凹部の下方に設けられた肥料・薬剤収容凹部内に肥料もしくは薬剤が収容されているので、この播種用テープを土壌中に埋めて播種を行った後に、土壌中で収容テープが水で溶解しもしくは分解しまたは微生物によって分解させられると、肥料・薬剤収容凹部内に収容されていた肥料もしくは薬剤の成分が土壌中に拡散・浸出していく。この土壌中に拡散・浸出した肥料成分が、発芽した作物の生育を促進させ、薬剤成分が作物の虫害などを防ぐ。
したがって、請求項1に係る発明の播種用テープを使用すると、収容テープ上に種子を簡単に保持させることができるとともに、多数の種子を長手方向に沿って正確に等間隔で保持させることができ、また、種子が発芽して作物が生育していく過程においても作物の生育に対し有用な効果をもたらす。
以下、この発明の最良の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1ないし図3は、この発明の1実施形態を示し、図1は、播種用テープの部分平面図であり、図2は、その部分側面図であり、図3の(a)は、播種用テープの収容テープの部分平面図であり、図3の(b)は、図3の(a)のb−b矢視断面図である。なお、図1では、収容テープの上面からカバーテープを一部剥離した状態を示している。
この播種用テープ10は、生分解性または水溶性もしくは水分解性を有する可撓性材料で長尺帯状に形成された収容テープ50を備えている。収容テープ50の上面側には、長手方向に沿って等間隔で多数の凹部14が形設されている。凹部14には、底面に小孔52が穿設された平面形状が円形をなし種子を収容する種子収容凹部54と、その下方に配置され平面形状が円形をなし肥料もしくは薬剤を収容する肥料・薬剤収容凹部56とが設けられている。また、播種用テープ10の一側縁部には、長手方向に等間隔で、ピンローラの各ピンと係合する小円形状の係合孔20が一列に多数穿設されている。この収容テープ50を形成する材料としては、例えば水溶紙、ポリビニルアルコール等の水溶性樹脂、セルロースやセルロース誘導体、キチン、キトサン等の多糖類、生分解性脂肪族ポリエステル等の生分解性樹脂などが使用される。収容テープ50の上面には、各凹部14の開口面をそれぞれ閉塞するように、透明あるいは半透明の合成樹脂フィルム等で長尺帯状に形成されたカバーテープ22が熱接着、粘着剤等により剥離可能に接着されている。そして、図3の(b)に示すように、種子収容凹部54内に一粒もしくは複数粒の種子24が封入されるとともに、肥料・薬剤収容凹部56内に肥料(もしくは薬剤)26が封入されている。
上記した播種用テープ10に種子24および肥料26を保持させるときは、図示していないが、収容テープ50がロール状に巻かれたリールカセットから順次収容テープ50を繰り出して搬送しながら、収容テープ50の各種子収容凹部54内に種子を一粒ずつあるいは複数粒、順次投入するとともに、肥料・薬剤収容凹部56内に肥料26を注入していく。そして、収容テープ50の上面の、種子収容凹部54内への種子24の投入および肥料・薬剤収容凹部56内への肥料26の注入が終わった部分に、カバーテープ22を熱接着等により順次接着させて、凹部14の開口面を閉塞していき、種子収容凹部54内に種子24が封入するとともに肥料・薬剤収容凹部56内に肥料26を封入する。この作業には、多数の小形電子部品をエンボステープに封入して包装(テーピング)するときなどに使用される既存のテーピング装置を用いるようにすればよい。
また、圃場において播種を行うときは、地表に浅く直線状の溝状穴を掘り、播種用テープ10の収容テープ50上面からカバーテープ22を剥離させてから、収容テープ50を溝状穴の底に配置した後、収容テープ50上に土をかけて、図4に示すように土壌28中に収容テープ50を種子24および肥料26ごと埋める。このようにして種播きを行った後に、土壌28中で収容テープ50が水で溶解しもしくは分解しまたは微生物によって分解させられると、肥料・薬剤収容凹部56内に収容されていた肥料(もしくは薬剤)26の成分が土壌28中に拡散・浸出していく。この土壌28中に拡散・浸出した肥料成分が、発芽した作物30の生育を促進させ、あるいは、薬剤成分によって作物30の虫害などが防がれる。
この発明の1実施形態を示す播種用テープの部分平面図である。 図1に示した播種用テープの部分側面図である。 (a)が、図1に示した播種用テープの収容テープの部分平面図であり、(b)が(a)のb−b矢視断面図である。 図1に示した播種用テープの使用状態を示す部分断面図である
10 播種用テープ
0 収容テープ
14 凹部
4 種子収容凹部
6 肥料・薬剤収容凹部
22 カバーテープ
24 種子
26 肥料
28 土壌
30 作物

Claims (1)

  1. 長手方向に沿って等間隔で多数の種子を保持した播種用テープにおいて、
    生分解性または水溶性もしくは水分解性を有する可撓性材料で長尺帯状に形成された収容テープに、底面に小孔が穿設され種子を収容する種子収容凹部を長手方向に沿って等間隔で多数形設するとともに、前記各種子収容凹部の下方に肥料もしくは薬剤を収容する肥料・薬剤収容凹部をそれぞれ形設し、
    前記収容テープの上面に、前記多数の種子収容凹部を閉塞するようにカバーテープを剥離可能に接着したことを特徴とする播種用テープ。
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