JP4902178B2 - ピストン式コンクリートポンプの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート圧送用の左右一対のポンプシリンダに油圧ポンプから吐出される圧油を交互に供給することにより、ホッパ内の生コンクリートを圧送するようにしたコンクリートポンプの制御装置に関する。
従来、前記コンクリートポンプにおいて、一対のポンプシリンダに交互に圧油を供給するのに可変容量式の油圧ポンプを用い、各ポンプシリンダが最伸長位置近くになると、該油圧ポンプの吐出量を減少させて、各ポンプシリンダの伸長速度を減速するように制御し、各シリンダの最伸長時に大きな衝撃音を発生するのを防止するようにしたものは公知である(特許文献1参照)。
特開2003−214332号公報
ところで、前記特許文献1に開示されるものは、各ポンプシリンダが最伸長位置近くに達すると、可変容量式ポンプの斜板を減量側に調整することにより、ポンプの吐出量を減少させ、該ポンプシリンダの伸長速度を減速するように制御しているので、その吐出量を瞬間的に減少させることが困難であり、その結果、ポンプシリンダが十分に減速する以前にポンプシリンダが最伸長位置に達してしまい、衝撃音を抑制することができないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、各ポンプシリンダが最伸長位置に達する以前に、その伸長速度を確実に減速制御し、前記問題を解決できるようにした新規なピストン式コンクリートポンプの制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、一対のポンプシリンダと、これらのポンプシリンダの齟齬作動により、ホッパ内の生コンクリートを圧送するようにしたピストン式コンクリートポンプにおいて、各ポンプシリンダが最伸長位置の直前にあることを検知する検知手段と、可変容量式の油圧ポンプと前記一対のポンプシリンダとを接続する吐出油路から分岐され、該吐出油路を油タンクに連通する分岐油路と、前記分岐油路を通常は遮断するように該分岐油路の途中に介在され、各ポンプシリンダが最伸長位置に達する直前に該分岐油路を開放して各ポンプシリンダの伸長速度を減速制御することで最伸長時の衝撃音発生を抑制可能な静音用回路とを備え、前記静音用回路は、前記分岐油路および油タンク間を連通させる開放位置とその間を遮断する閉鎖位置との間で切換え可能であり且つ通常は閉鎖位置に保持される切換弁を有していて、前記各ポンプシリンダの伸長時に、前記検知手段が検知したとき、前記切換弁が開放位置に切換制御されることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のものにおいて、前記各ポンプシリンダの収縮時に、前記検知手段が検知したとき、前記切換弁が閉鎖位置に切換制御されることを特徴としている。
さらに、上記目的を達成するために、請求項3記載の発明は、前記請求項1または2記載のものにおいて、前記静音用回路には、前記切換弁に相当する第1の切換弁と、前記分岐油路および油タンク間を連通させる開放位置とその間を遮断する閉鎖位置との間で切換え可能であり且つ通常は閉鎖位置に保持される第2の切換弁とが互いに並列に配置されると共に、該第2の切換弁の開放時の通過流量が、前記第1切換弁の開放時の通過流量よりも多量とされ、ポンプシリンダの伸長時に前記検知手段が検知したときには、前記第1切換弁を開放位置に切換えた後に、前記第2切換弁を開放位置に切換えることを特徴としている。
さらにまた、上記目的を達成するために、請求項4記載の発明は、前記請求項1,2または3記載のものにおいて、前記出油路、前記分岐油路との接続部よりも下流側には、前記ポンプシリンダ側から油圧ポンプ側に作動油が逆流するのを阻止する逆止弁が接続されていることを特徴としている。
さらにまた、上記目的を達成するために、請求項5記載の発明は、前記請求項1〜4の何れかに記載のものにおいて、前記各ポンプシリンダは、その各ポンプシリンダの基端にポンプ駆動用の駆動シリンダがそれぞれ接続されると共に、その各ポンプシリンダ内にそれぞれ摺動自在に嵌合されるポンプピストンと、対応する各駆動シリンダ内にそれぞれ摺動自在に嵌合される駆動ピストンとが、それぞれピストンロッドを介して一体に連結され、その各駆動ピストンは、対応する駆動シリンダ内をピストンロッド側の先部油室と、駆動ピストン側の基部油室とに区画しており、それら先部油室及び基部油室と、前記吐出油路の、前記分岐油路との接続部よりも下流側との間には、両駆動シリンダの先部油室相互を連通させ且つ基部油室に作動油を交互に供給する高圧圧送モードと、両駆動シリンダの基部油室相互を連通させ且つ先部油室に作動油を交互に供給する低圧圧送モードとに切換え可能な弁が設けられることを特徴としている。
請求項各項記載の発明によれば、各ポンプシリンダの最伸長時の伸長速度を、静音用回路の作動(即ち切換弁の開放位置への切換作動)により迅速に減速できるので、一方のポンプシリンダの最伸長時の衝撃音の発生を確実に抑制することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、他方のポンプシリンダの初期伸長速度を低速にできるため、該ポンプシリンダの初期伸長時の作動音を抑制することができる。
さらに、請求項3記載の発明によれば、ポンプシリンダの伸長速度を2段階で減速できるようにしているので、ポンプシリンダの伸長速度の減速制御をスムーズに行なうことができると共にポンプシリンダの伸長時間が無駄に長くなるのを防止することができる。
さらにまた、請求項4記載の発明によれば、作動油がポンプシリンダから油圧ポンプに逆流するのを防止することができる。
さらにまた、請求項5記載の発明によれば、コンクリートポンプを低圧(標準)圧送モードと、高圧圧送モードとに切換えることができるので、低圧(標準圧)圧送モードでのコンクリートポンプの運転では、重量軽減のため薄肉に形成されるブーム配管が生コンクリートの圧送圧力に耐え切れなくなって破損したり、配管外れなどを生起するようなことがなく、一方、この高圧圧送モードでのコンクリートポンプの運転では、比較的肉厚に形成されて破裂の心配がない敷設配管を通して生コンクリートを高圧で能率良く圧送することができる。またコンクリートポンプを低圧(標準圧)あるいは高圧のいずれの圧送モードで運転する場合にも、各ポンプシリンダの最伸長時の伸長速度を、静音用回路の作動(即ち第1切換弁の開放位置への切換作動)により迅速に減速できて、一方のポンプシリンダの最伸長時の衝撃音の発生を確実に抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
図1は、コンクリートポンプ車の側面図、図2は、図1の2矢視図、図3は、コンクリートポンプ車のブーム配管による生コンクリートの圧送状態を示す側面図、図4は、低高圧圧送モード切換用リレー回路図、図5は、コンクリートポンプの低圧(標準)圧送モード時における油圧回路図、図6は、コンクリートポンプの高圧圧送モード時における油圧回路図、図7〜12は静音用回路図、図13は、静音用回路の作動フローチャートである。
図1〜3において、全体を符号VCで示されるコンクリートポンプ車のシヤシフレームFの前部に架装される基台1には、支持柱2が鉛直軸線L−Lまわりに旋回自在に搭載され、この支持柱2の上端に多段屈伸ブームBが複数の伸縮シリンダ3a〜3dにより上下に屈伸自在に連結される。多段屈伸ブームBには、これに沿って生コンクリート圧送用ブーム配管4が支持されており、このブーム配管4は多段屈伸ブームBの屈伸に応じて屈曲可能である。
なお、多段屈伸ブームBおよびブーム配管4は従来公知のものであるので詳細な説明を省略する。
また、シヤシフレームFには往復動式のコンクリートポンプPが搭載されている。このコンクリートポンプPは、ホッパ6を備えており、ホッパ6内に投入された生コンクリートを、コンクリートポンプPの先端の吐出口7より外部に圧送できるように構成される。
図3に示すように、ポンプ本体5の吐出口7には、シヤシフレームF上に設けた可撓性の圧送管8が着脱可能に接続され、この圧送管8は、支持柱2を通って前記ブーム配管4の基端に着脱可能に接続され、コンクリートポンプPから低圧(標準圧)の生コンクリートがブーム配管4を通して圧送される。
また、図1,2に2点鎖線で示すように、コンクリートポンプPの吐出口7には、別の圧送管9が着脱自在に接続できるようにされており、この別の圧送管9には、地上に敷設される敷設配管10が着脱可能に接続される。
この敷設配管10は、多段屈伸ブームBと共に起伏作動されることがなく、地上、低い建物などに沿わせて使用されるものであり、前記ブーム配管4よりも肉厚で堅牢であり、かつ、それよりも重く形成され、コンクリートポンプPから高圧の生コンクリートが敷設配管10を通して圧送される。
前記多段屈伸ブームBには、その位置を検出するためのブーム位置検出手段Seが備えられる。このブーム位置検出手段Seは、本実施例では、後述する多段屈伸ブームBの左右方向の旋回角度を検出する旋回センサSe1と、その起伏角度を検出する角度センサSe2とよりなる。
図1〜3に示すように、基台1と支持柱2の基端間には、旋回センサSe1が設けられており、この旋回センサSe1は、基台1に設けられる近接センサ12と、支持柱2に設けられるドグ13とよりなり、支持柱2が、基台1に対して多段屈伸ブームBと共にシヤシフレームFの縦中心線L−Lに対して左右に小角度(5°)以下にあるときにON作動されるようになっている。また、多段屈伸ブームBの基端には、角度センサSe2が設けられており、この角度センサSe2は、多段屈伸ブームBが、伏倒位置からの仰起角が小角度(10°)以下にあるときにON作動されるようになっている。
つぎに、図4を参照してコンクリートポンプPを、ブーム配管4を通して圧送する低圧(標準圧力)作動と、敷設配管10を通して圧送する高圧作動とに選択的に切換制御するのリレー制御回路について説明する。
メインスイッチMSの接続される電源回路90には、前記旋回センサSe1と該センサSe1のON作動により励磁されるリレーCR1とを直列に接続した回路91と、前記角度センサSe2と該センサSe2のON作動により励磁されるリレーCR2とを直列に接続した回路92と、前記リレーCR1,CR2の励磁によりON作動される常開型リレースイッチCr1,Cr21およびリレーCR3を直列に接続した回路93と、手動のコンクリートポンプ作動スイッチS1と、コンクリートポンプ作動回路とを直列に接続した回路94と、手動のコンクリートポンプ高低圧切換スイッチS2と、前記リレーCR3の励磁によりON作動される常開型リレースイッチCr3と、並列される前記第1、第2高低圧電磁切換弁V1,V2(図5,6参照)のソレノイドSOL1,ソレノイドSOL2を直列に接続した回路95とがそれぞれ並列に接続されている。
前記メインスイッチMS、コンクリートポンプ作動スイッチS1およびコンクリートポンプ高低圧切換スイッチS2は、コンクリートポンプ車VCの運転席に備えられる、図示しないコンクリートポンプ操作パネルに設けられる。
メインスイッチMS、コンクリートポンプ作動スイッチS1、コンクリートポンプ高低圧切換スイッチS2をいずれもONした状態で、旋回センサSe1および角度センサSe2がON作動されると、リレーCR1,CR2が励磁され、リレースイッチCr1,Cr1がONされ、リレCR3が励磁されてリレースイッチCr3がONするので、第1、第2高低圧電磁切換弁V1,V2のソレノイドSOL1,SOL2が励磁されて高圧作動側(図6参照)に切り換わる。
図5,6に示すように、前記コンクリートポンプPは、油圧駆動の往復動式ピストンポンプであって、互いに並列する一対のポンプシリンダ20,30を備えており、それらのポンプシリンダ20,30の基端には、それぞれポンプ駆動用の駆動シリンダ21,31がセンターフレーム40を介して一体に接続されている。一対のポンプシリンダ20,30内にそれぞれ摺動自在に嵌合されるポンプピストン22,32と、駆動シリンダ21,31内にそれぞれ摺動自在に嵌合される駆動ピストン23,33とが、センターフレーム40を摺動自在に貫通するピストンロッド24,34によりそれぞれ一体に連結されている。そして各駆動ピストン23,33は、対応する駆動シリンダ21,31内をピストンロッド側の先部油室21a,31aと、ピストン側の基部油室21b,31bとに区画している。
一対のポンプシリンダ20,30の先部には、前記ホッパ6が接続されている。このホッパ6には、コンクリートミキサー車などから生コンクリートが随時供給され、コンクリートポンプPの供給源となる。また、ホッパ6の前面には、前記吐出口7が開口され、さらに、このホッパ6の下部には、湾曲管状のS字バルブ(揺動管)15が収容支持されている。このS字バルブ15はこれと一体の回動支軸16の軸線まわりに回動自在であり、一対のポンプシリンダ20,30の先部を吐出口7に交互に切換連通し得る。
前記回動支軸16には、これを両ポンプピストン22,32の作動と同期して回動させて、S字バルブ15を切換駆動するためのバルブ切換駆動手段D(従来公知)が連結される。コンクリートポンプPの運転時に、このバルブ切換駆動手段Dは、一対のポンプシリンダ20,30のうち、生コンクリートの吸入状態にあるものホッパ6内に、また生コンクリートの圧送状態にあるものを吐出口7に交互に接続するように、S字バルブ15を切換駆動制御して生コンクリートを円滑に圧送する。
一対の駆動シリンダ21,31の先部側には、対をなすリミットスイッチ25,35がそれぞれ設けられており、これらのリミットスイッチ25,35の作動信号を前記バルブ切換駆動手段Dに入力することより、S字バルブ15が切換作動される。また、バルブ切換駆動手段Dのバルブ切換作動により発生する制御油圧は、パイロット油圧としてパイロット油路43,44を介して後述する切換弁Vの操作部に供給され、該切換弁Vを切換作動する。
前記一対のポンプシリンダ20,30を互いに齟齬作動すべく切換作動するための、前記切換弁Vの入口側の2つのポートは、可変容量式油圧ポンプPuの吐出側に連なる吐出油路50と、油タンクTに連なる還流油路70とにそれぞれ接続され、吐出油路50はリリーフ弁45を介して油タンクに連通される。
前記切換弁Vの出口側の2つのポートは、作動油路51,61にそれぞれ接続される。一方の作動油路51は、先部側油路52と基部側油路53とに分岐され、先部側油路52は方向制御弁v1を介して駆動シリンダ21の先部油室21aに連通され、またその基部側油路53は方向制御弁v2を介して駆動シリンダ31の基部油室31bに連通される。
また、他方の第2作動油路61は、先部側油路62と基部側油路63とに分岐され、先部側油路62は方向制御弁v3を介して駆動シリンダ31の先部油室31aに連通され、また基部側油路63は方向制御弁v4を介して駆動シリンダ21の基部油室21bに連通される。先部側油路52,62は、方向制御弁v5を介在した連通油路65により相互に連通され、さらに基部側油路53の途中には、方向制御弁v6が接続される。
前記吐出油路50には、パイロット油路80が接続され、このパイロット油路80は、パイロット油路81とパイロット油路82とに分岐されて、パイロット油路81は、第1高低圧電磁切換弁V1を介して方向制御弁v1,v2,v6の制御油室あるいは油タンクTに開放する戻り油路84に選択的に切換連通される。また、パイロット油路82は、第2高低圧電磁切換弁V2を介して方向制御弁v3,v4,v5の制御油室あるいは油タンクTに切換連通される。そして、方向制御弁v1〜v6の制御油室にポンプ油圧がパイロット油路81あるいはパイロット油路82を介してパイロット油圧として作用するとき、それらの弁v1〜v6はロック状態に保持される。
可変容量式油圧ポンプPuの吐出側に接続される吐出油路50の途中には、この吐出油路50を、後に述べる静音用回路CS(図7〜12参照)および還流油路101を経て油タンクTに接続する分岐油路100が分岐されており、さらに、この吐出油路50の、分岐油路100の接続部よりも下流側には逆止弁としてのロジック弁が接続されており、このロジック弁CHは、吐出油路50を流れる作動油が、油圧シリンダ21,31から油圧ポンプPuへ逆流するのを阻止する。
コンクリートポンプPには、対をなすポンプシリンダ20,30が最伸長位置の直前位置にあることを検知する検知手段DEが設けられる。この検知手段DEは、第1、第2近接センサDE1,DE2より構成されている。これらの第1、第2近接センサDE1,DE2は、油圧シリンダ31,21の伸長側の端部(センタフレーム40側端部)にそれぞれ設けられており、前記リミットスイッチ35,25よりも手前に配置される、そして、ポンプシリンダ30,20が交互に伸長されるとき、前記リミットスイッチ35,25が作動する手前で、第1、第2近接センサーDE1,DE2が作動するようにされている。第1、第2近接センサDE1,DE2が作動されて、ポンプシリンダ30,20の伸長位置が検出されると、その検知信号は、後述の静音用回路CSに入力され、該回路CS中のソレノイド弁よりなる小流量用の第1切換弁S1を左位置(開放側)に切換作動する。
つぎに、図7〜12を参照して、前記静音用回路CSの構成について説明するに、この静音用回路CSは、ソレノイド弁よりなる小流量用の第1切換弁S1、大流量用の第2切換弁S2、ソレノイド弁よりなる第1、第2制御弁C1,C2および開閉弁よりなる緊急弁EVを備えている。しかして小流量用の第1切換弁S1の、分岐油路100の連なる入口ポートには、固定絞り102が設けられている。
静音用回路CSは、前記分岐油路100と、油タンクTに連通される還流油路101間に接続されており、その分岐油路100には、第1切換弁S1と第2切換弁S2とが並列に接続されており、これらの切換弁S1,S2よりも上流側の分岐油路100に緊急弁EVが接続されている。この緊急弁EVが右位置(閉鎖側)に切り換えられるとき、静音用回路CSが遮断される。前記第1切換弁S1は、前記検出手段DE、すなわち第1近接センサーDE1(もしくは第2近接センサーDE2)からの検出信号により切り換えられるようにされ、また、前記第2切換弁S2は、分岐油路100からのパイロット油圧により、第1制御弁C1を経て切り換えられるようにされており、前記第1制御弁C1は、外部からの制御信号を受けて右位置に切り換えられ、また、前記第2制御弁C2は、外部からの制御信号を受けて右位置切り換えられ、さらに、前記緊急弁EVは分岐油路100からのパイロット油圧により第2制御弁C2を経て切り換えられるようにされている。
つぎに、この実施例の作用について説明する。
〔コンクリートポンプPを低圧(標準圧)圧送モードで運転する場合(図3,5参照)〕
これは、前述のように、コンクリートポンプPが低圧作動されて、低圧(標準圧)の生コンクリートが吐出口7よりブーム配管4へと圧送される場合であって、多段屈伸ブームBは、旋回、起立されて旋回センサSe1および角度センサSe2はいずれもOFFされる。したがって、高低圧電磁切換弁V1,V2のソレノイドSOL1,ソレノイドSOL2はいずれも非励磁で図5に示すように左位置にある。このとき、方向制御弁v2,v4およびv5の制御油圧室には、油圧ポンプPからのパイロット油圧が作用してそれらの弁v2,v4およびv5がロック状態に保持されるので、油圧ポンプPからの圧力油は、図5矢印に示すようにが流れる。すなわち、その圧力油は駆動シリンダ21の先部油室21aに圧送され、駆動シリンダ31の先部油室31aの油は油タンクTに戻される。また、駆動シリンダ21の基部油室21bの油は駆動シリンダ31の基部油室31bに送られる。したがって、一方のポンプシリンダ30のポンプピストン32が前進すると共に他方のポンプシリンダ20のポンプピストン22が後退するので、ホッパ6内の生コンクリートはポンプシリンダ20に吸入されると共にポンプシリンダ30内の生コンクリートは吐出口7からブーム配管4へと圧送される。
一方の駆動シリンダ31の駆動ピストン33の前進限でリミットスイッチ35が作動されると、その信号がバルブ切換駆動手段Dに印加されて、S字バルブ15を切り換えると共に、バルブ切換駆動手段Dからに制御油圧は、パイロッ油路44を通り、パイロット油圧として切換弁Vに供給され、該弁Vを図5右側に切り換える。これにより、油圧ポンプPuからの圧油は一方の駆動シリンダ31の先部油室31aに圧送れると共に他方の駆動シリンダ21の先部油室21aの作動油は、油タンクTに戻される。また、一方の駆動シリンダ31の基部油室31bの油は、他方の駆動シリンダ21の基部油室21bに入り、前述した場合と逆に、ポンプシリンダ20のポンプピストン22が前進すると共にポンプシリンダ30のポンプピストン32が後退するので、ホッパ6内の生コンクリートはポンプシリンダ30に吸入されると共にポンプシリンダ20内の生コンクリートは吐出口7からブーム配管4へと圧送される。駆動シリンダ21の駆動ピストン23の前進限でリミットスイッチ25が作動されると、その信号がバルブ切換駆動手段Dに印加されて、S字バルブ15を切り換えると共に、バルブ切換駆動手段Dからの制御油圧は、パイロット油圧としてパイロット油路43を通り、電磁切換弁Vに供給され、該弁Vは再び図5左側に切り換えられる。
以上により、一対のポンプシリンダ20,30の齟齬作動が継続されてコンクリートポンプPが運転されるが、この低圧(標準圧)圧送モードのコンクリートポンプPの運転では、前述のように、油圧ポンプPuからの圧油は、一対の駆動シリンダ21,31の先部油室21a,31aに供給される。しかして、駆動ピストン23,33の先部油室21a,31a側(ロッド側)の受圧面積は、その基部油室21b,31b側(ピストン側)の受圧面積よりも小さいので、一対の駆動シリンダ21,31は低圧駆動されることになり、これにより、低圧の生コンクリートが吐出口7からブーム配管4へと圧送される。したがって、この低圧(標準圧)圧送モードでのコンクリートポンプPの運転では、重量軽減のため薄肉に形成されるブーム配管4が生コンクリートの圧送圧力に耐え切れなくなって破損したり、配管外れなどを生起するようなことがない。
〔コンクリートポンプPを高圧圧送モードで運転する場合(図1,2の鎖線、図6参照)〕
この場合は、コンクリートポンプPが高圧作動されて、高圧の生コンクリートが吐出口7より敷設配管10へと圧送される場合であって、多段屈伸ブームBは、格納位置にあって、旋回(車両の中心線より左右5°以下)、起立(屈伸ブームの伏倒位置から10°以下)されておらず、この場合に旋回センサSe1および角度センサSe2は何れもON状態になり、図4に示すリレー回路は閉路されるので、第1および第2高低圧電磁切換弁V1,V2は、そのソレノイドSOL1,SOL2がいずれも励磁されて、図6に示すように右位置に切り換わる。これにより、方向制御弁v1,v3およびv6の制御油圧室には、油圧ポンプPuからのパイロット油圧が作用してそれらの弁v1,v3およびv6がロック状態に保持されるので、油圧ポンプPからの圧力油は図6矢印に示すように流れる。すなわち、その圧力油は一方の駆動シリンダ31の基部油室31bに圧送され、他方の駆動シリンダ21の基部油室21b内の油は、油タンクTに戻される。また、駆動シリンダ31の先部油室31aと駆動シリンダ21の先部油室21a同士は相互に連通される。これにより、一方のポンプシリンダ30のポンプピストン32が前進すると共に他方のポンプシリンダ20のポンプピストン22が後退するので、ホッパ6内の生コンクリートはポンプシリンダ20に吸入されると共にポンプシリンダ30内の生コンクリートは吐出口7から敷設配管10へと圧送される。駆動シリンダ31の駆動ピストン33の前進限でリミットスイッチ35が作動され、前述したように、切換弁Vが図6右側に切り換わり、今度は、油圧ポンプPuからの圧油が駆動シリンダ21の基部油室21bに圧送れると共に駆動シリンダ21の基部油室31b内の油は、油タンクTに戻される。また、駆動シリンダ21の先部油室21aと、駆動シリンダ31の先部油室31aとは相互に連通される。これにより、ポンプシリンダ21のポンプピストン22が前進すると共にポンプシリンダ31のポンプピストン32が後退するので、ホッパ6内の生コンクリートはポンプシリンダ30に吸入されると共にポンプシリンダ20内の生コンクリートは吐出口7から敷設配管10へと圧送される。駆動シリンダ21の駆動ピストン23の前進限でリミットスイッチ25が作動されると、その信号がバルブ切換駆動手段Dに印加されて、S字バルブ15を切り換えると共に、バルブ切換駆動手段Dからに制御油圧は、パイロット油路43を通り、切換弁Vを再び図6左側に切り換える。以上により、一対のポンプシリンダ20,30の齟齬作動が継続される。この高圧圧送モードのコンクリートポンプPの運転では、前述のように、油圧ポンプPuからの圧油は、一対の駆動シリンダ21,31の基部油室21b,31bに交互に供給される。この場合、駆動ピストン23,33の基部油室21b,31b(ピストン側)の受圧面積は、その駆動ピストン23,33の先部油室21a,31a側(ロッド側)の受圧面積よりも大きいので、一対の駆動シリンダ21,31は高圧駆動されることになり、これにより、コンクリートポンプPからの高圧の生コンクリートが吐出口7から敷設配管10へと圧送される。したがって、この高圧圧送モードでのコンクリートポンプPの運転では、比較的肉厚に形成されて破裂の心配がない敷設配管10を通して生コンクリートを高圧で能率良く圧送することができる。
以上のように、多段屈伸ブームBの位置検出、すなわちその旋回位置および角度位置の検出結果に基づいて、コンクリートポンプPを低圧(標準)圧送モードと、高圧圧送モードとに自動的に切り換えることができるので、作業者の誤操作によるブーム配管の損傷、その配管のジョイント部の外れなどの機器の損傷、破損を防止することができ、作業の安全性を向上する。
なお、図4において、回路95に接続されるコンクリートポンプ高低圧切換スイッチS2は、低圧(標準)圧送モードで敷設配管10を使った生コンクリートの打設を行なう必要があるために設けたものである。
ところで、前述のように、コンクリートポンプPを低圧(標準圧)あるいは高圧のいずれの圧送モードで運転する場合にも、該コンクリートポンプPの各ポンプシリンダ30,20が最伸長位置に達すると、ポンプピストン32,22が、ポンプシリンダ30,20の端壁に衝接するなどして大きな衝撃音を発生したり、また、それらのポンプシリンダ30,20の初期伸長時には作動音を発生して、それらが運転騒音を大きくする原因となるが、この実施例では、吐出油路50より分岐される分岐油路100と還流油路101との間に接続される、前記静音用回路CSにより、一方のポンプシリンダ30(20)が最伸長位置に達する手前で、その伸長速度を段階的に減速し、また他方のポンプシリンダ20(30)の初期伸長時の伸長速度を低速にして前記衝撃音、作動音の発生を可及的低減できるようにしており、以下に、騒音の低減作用を図7〜12を参照して説明する。
検出手段DE、すなわち第1近接センサDE1(あるいは第2近接センサDE2)が動作されないコンクリートポンプPの作動状態では、静音用回路CSの緊急弁EVおよび第2制御弁C2は常に左位置(開放側)に位置している(図7参照)。
(1) いま、一方のポンプシリンダ30が最伸長端の直前位置に達して、第1近接センサDE1がこれを検知すると、この検知信号が第1切換弁S1を励磁して該第1切換弁S1を左位置(開放側)に切り換える。これにより、油圧ポンプPuからの作動油の一部は、図8矢印で示すように、吐出油路50→分岐油路100→緊急弁EV→第1切換弁S1→油タンクTへと順に流れて小流量の作動油を油タンクTに戻し、ポンプシリンダ30の伸長作動を一次的に緩徐に減速する(図8参照)。
(2) 一定時間T1が経過して、第1制御弁C1は、制御信号を受けてノーマル位置から左位置に切り換わる。この第1制御弁C1の切り換わりにより、分岐油路100からパイロット油圧を受けて第2切換弁S2が左位置(開放側)に切り換わる。これにより、第1切換弁S1および第2切換弁S2はいずれも左位置(開放側)となるので、油圧ポンプPuからの作動油の大部分は、図9矢印で示すように、吐出油路50→緊急弁EV→第1切換弁S1および第2切換弁S2→油タンクTへと順に流れて大流量の作動油を油タンクTに戻す。これにより、ポンプシリンダ30へ流れる作動油減少し、ポンプシリンダ30は、その最伸長端の直前位置で伸長速度が大幅に減速する(図9参照)。
なお、前記一定時間T1は0〜1秒であり、可変容量式油圧ポンプPuの回転数が速いほど前記一定時間T1は短くなるように設定される。
(3) 一方のポンプシリンダ30が最伸長位置に達すると、前述したようにバルブ駆動手段Dからの制御信号を受けてS字バルブ(揺動管)15が切換作動され、一方のポンプシリンダ30はゆっくりと収縮し始めると同時に他方のポンプシリンダ20がゆっくりと伸長を開始する。
(4) 一定時間T2が経過して、第1制御弁C1はノーマル位置に切り換わり、該第1制御弁C1からのパイロット油圧をうけて第2切換弁S2は右位置(閉鎖側)に切り換わる(図10参照)。これにより、分岐油路100は第1切換弁S1だけを介して油タンクTに連通され、低速で伸長し始めた他方のポンプシリンダ20は、その伸長速度は徐々に速くなる。
なお、一定時間T2は、前記(2) で第1制御弁C1を切り換えてからの時間であるが、他の変型例として、この一定時間T2を他方のポンプシリンダ20が伸長し始めたことを別途の近接センサなどで検知し、その近接センサが検知してからの時間としてもよい。
(5) さらに、一定時間T3が経過して、ポンプシリンダ30の収縮時に、第1近接センサDE1が検知したとき、第1切換弁S1は右位置(閉鎖側)に切り換えられる(図11参照)。これにより、吐出油路50と油タンクTとを連通している分岐油路100が遮断され、油圧ポンプPuから吐出される作動油量はすべて油圧シリンダ21,31に圧送されることになるので、ポンプシリンダ20,30は通常の動作速度に戻される。
なお、前記(1) 〜(5) の騒音低減作用は、一方のポンプシリンダ30が伸長作動して、第1近接センサDE1が検知された場合であるが、他方のポンプシリンダ20が伸長作動して、第2近接センサDE2が検知された場合も同じである。
ところで、前記(1) 〜(5) の騒音低減作用において、第1切換弁S1と第2切換弁S2は、ポンプシリンダ30,(20)が最伸長位置に達する度に開閉動作を繰り返すので、ソレノイドコイルの寿命による作動不良やスプールなどの可動部材の固着などが発生して前記切換弁S1,S2が故障することがある。この場合に油圧ポンプPuからの吐出油は、静音用回路CSを通して常に油タンクTへ逃げてしまうことになり、コンクリートポンプPが作動不能に陥ることになる。そこで、かかる前記切換弁S1,S2の故障時には、ノーマル位置にある第2制御弁C2からのパイロット油圧により緊急弁EVが右位置(閉鎖側)に切り換わり(図12参照)、該緊急弁EVを遮断制御することにより、コンクリートポンプPの作動不能を回避することができる。
また、吐出油路50の分岐油路11の分岐部よりも下流側に設けられる逆止弁CHは、生コンクリートの自重により、駆動ピストン23,33が自走するのを防止する。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、前記逆止弁は、ロジック弁に代えてチェック弁でもよく、前記第2切換弁S2は、切換弁に代えてソレノイド弁でもよく、さらに前記緊急弁は、切換弁に代えてソレノイド弁でもよい。
コンクリートポンプ車の全体側面図 図1の2矢視図 コンクリートポンプ車のブーム配管による生コンクリートの圧送状態を示す側面図 低高圧圧送モード切換用リレー回路図 コンクリートポンプの低圧圧送モード時における油圧回路図 コンクリートポンプの高圧圧送モード時における油圧回路図 静音用回路図 静音用回路図 静音用回路図 静音用回路図 静音用回路図 静音用回路図 静音用回路の作動フローチャート
6・・・・・・・・・ホッパ
20,30・・・・・ポンプシリンダ
21,31・・・・・駆動シリンダ
21a,31a・・・先部油室
21b,31b・・・基部油室
22,32・・・・・ポンプピストン
23,33・・・・・駆動ピストン
24,34・・・・・ピストンロッド
50・・・・・・・・吐出油路
100・・・・・・・・分岐油路
CH・・・・・・・・・逆止弁
CS・・・・・・・・・静音用回路
DE・・・・・・・・・検出手段
S1・・・・・・・・・第1切換弁(切換弁、第1の切換弁)
S3・・・・・・・・・第2切換弁(第2の切換弁)
Pu・・・・・・・・・油圧ポンプ
T・・・・・・・・・・油タンク
V1,V2・・・・・・第1,第2高低圧電磁切換弁(弁)
v1〜v6・・・・・・方向切換弁(弁)

Claims (5)

  1. 一対のポンプシリンダ(20,30)と、これらのポンプシリンダ(20,30)の齟齬作動により、ホッパ(6)内の生コンクリートを圧送するようにしたピストン式コンクリートポンプにおいて、
    各ポンプシリンダ(20,30)が最伸長位置の直前にあることを検知する検知手段(DE)と、
    可変容量式の油圧ポンプ(Pu)と前記一対のポンプシリンダ(20,30)とを接続する吐出油路(50)から分岐され、該吐出油路(50)を油タンク(T)に連通する分岐油路(100)と、
    前記分岐油路(100)を通常は遮断するように該分岐油路(100)の途中に介在され、各ポンプシリンダ(20,30)が最伸長位置に達する直前に該分岐油路(100)を開放して各ポンプシリンダ(20,30)の伸長速度を減速制御することで最伸長時の衝撃音発生を抑制可能な静音用回路(CS)とを備え、
    前記静音用回路(CS)は、前記分岐油路(100)および油タンク(T)間を連通させる開放位置とその間を遮断する閉鎖位置との間で切換え可能であり且つ通常は閉鎖位置に保持される切換弁(S1)を有していて、前記各ポンプシリンダ(20,30)の伸長時に、前記検知手段(DE)が検知したとき、前記切換弁(S1)が開放位置に切換制御されることを特徴とする、ピストン式コンクリートポンプの制御装置。
  2. 前記各ポンプシリンダ(20,30)の収縮時に、前記検知手段(DE)が検知したとき、前記切換弁(S1)が閉鎖位置に切換制御されることを特徴とする、前記請求項1記載のピストン式コンクリートポンプの制御装置。
  3. 前記静音用回路(CS)には、前記切換弁(S1)に相当する第1の切換弁(S1)と、前記分岐油路(100)および油タンク(T)間を連通させる開放位置とその間を遮断する閉鎖位置との間で切換え可能であり且つ通常は閉鎖位置に保持される第2の切換弁(S2)とが互いに並列に配置されると共に、該第2の切換弁(S2)の開放時の通過流量が、前記第1切換弁(S1)の開放時の通過流量よりも多量とされ、ポンプシリンダ(20,30)の伸長時に前記検知手段(DE)が検知したときには、前記第1切換弁(S1)を開放位置に切換えた後に、前記第2切換弁(S2)を開放位置に切換えることを特徴とする、前記請求項1または2記載のピストン式コンクリートポンプの制御装置。
  4. 前記出油路(50)、前記分岐油路(100)との接続部よりも下流側には、前記ポンプシリンダ(20,30)側から油圧ポンプ(Pu)側に作動油が逆流するのを阻止する逆止弁(CH)が接続されていることを特徴とする、前記請求項1,2または3記載のピストン式コンクリートポンプの制御装置。
  5. 前記各ポンプシリンダ(20,30)は、その各ポンプシリンダ(20,30)の基端にポンプ駆動用の駆動シリンダ(21,31)がそれぞれ接続されると共に、その各ポンプシリンダ(20,30)内にそれぞれ摺動自在に嵌合されるポンプピストン(22,32)と、対応する各駆動シリンダ(21,31)内にそれぞれ摺動自在に嵌合される駆動ピストン(23,33)とが、それぞれピストンロッド(24,34)を介して一体に連結され、
    その各駆動ピストン(23,33)は、対応する駆動シリンダ(21,31)内をピストンロッド(24,34)側の先部油室(21a,31a)と、駆動ピストン(23,33)側の基部油室(21b,31b)とに区画しており、
    それら先部油室(21a,31a)及び基部油室(21b,31b)と、前記吐出油路(50)の、前記分岐油路(100)との接続部よりも下流側との間には、両駆動シリンダ(21,31)の先部油室(21a,31a)相互を連通させ且つ基部油室(21b,31b)に作動油を交互に供給する高圧圧送モードと、両駆動シリンダ(21,31)の基部油室(21b,31b)相互を連通させ且つ先部油室(21a,31a)に作動油を交互に供給する低圧圧送モードとに切換え可能な弁(V1,V2,v1〜v6)が設けられることを特徴とする、前記請求項1〜4の何れか1項に記載のピストン式コンクリートポンプの制御装置。
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