JP4898917B2 - 風力発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、風向に応じてナセル(風車本体)を旋回させるヨーシステムを備えた風力発電装置に関する。
従来、風力で風車を回し、その回転運動を発電機に伝えて電気を起こす風力発電装置には、風向きに応じてナセルを旋回させる(首を振る)ヨーシステムが設けられている。
従来のヨーシステムは、ヨー駆動装置、ヨー旋回輪及びヨーブレーキにより構成され、主要な構成要素がナセル側に配置されている。すなわち、風車及びその回転力で発電するパワートレインを搭載したナセルは、ヨーシステムの動作により支柱上部で旋回し、風向に応じた最適の方向を向いて発電するようになっている。
図8に示す従来例のヨーシステム10は、固定側となる支柱2に対し、ヨーブレーキ兼用の滑り軸受20を用いたヨー旋回輪11を介してナセル3が旋回可能に取り付けられている。なお、図中の符号12はナセル3を構成するナセル台板であり、このナセル台板12には、電動機13及び駆動ギア14を備えたヨー駆動装置15が固定設置されている。
上述した滑り軸受20は、支柱2のフランジ部2aに固定した固定座21と、ブレーキパッド22を保持するブラケット23とにより構成される。この場合のブラケット23は略L字状断面形状の部材であり、上端面がナセル台板12の下面に固定されている。
このように構成された滑り軸受20は、ブレーキパッド22が固定座21に設けた鍔部21aの上下面及び外周面を摺動可能に支持している。
この場合、図中の符号CLが支柱2の軸中心線を示しているので、ヨー駆動装置15は支柱2の外側に配置された構成例となる。
このヨー駆動装置15は、駆動ギア14が固定側のリングギア16と噛合しているので、電動機13の回動に応じて、可動側となるナセル(ナセル台板12及びブラケット23等)を駆動ギア14とともに旋回させることができる。(たとえば、特許文献1参照)
特開2007−51585号公報
近年、風力発電装置は、益々大型化(大出力化)する傾向にある。このような風力発電装置の大型化に伴って、支柱上部に設置されるナセルやヨーシステムも大型化して重量が増加している。
ところで、上述した従来技術のヨー駆動装置15は、電動機13を駆動源として回動する駆動ギア14がリングギア16と噛合してナセル3を旋回させるものであるから、ナセル3の大型化に伴ってリングギア16も大径化している。すなわち、リングギア16は、ナセル3の大型化に伴って大径化した支柱2の上端部内径と略一致する直径の歯車を製造する必要があるので、機械加工のコストが嵩むという問題を有している。
また、上述した従来構造では、駆動ギア14とリングギア16との噛合部においてバックラッシを精度よく管理するためには、固定側となるナセル台板12側の加工精度も要求されてコストが嵩むこととなる。
このような背景から、風力発電装置のヨーシステムにおいては、大径の歯車を不要とするヨー駆動装置の開発が望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ヨーシステムのヨー駆動装置において大径歯車が不要となる風力発電装置を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係る第1態様の風力発電装置は、ヨー駆動装置、ヨー旋回輪及びヨーブレーキを具備し、風向に応じて支柱の上部に設置されたナセルを旋回させるヨーシステムを備えている風力発電装置であって、
前記ヨー駆動装置は、出力軸を前記ナセルの旋回軸と略一致させてナセル台板上に固定設置したヨーモータを備え、前記出力軸と前記支柱の上端部近傍に設けられた固定側支持部材との間が、両端にカップリングを設けた連結軸を介して連結されていることを特徴とするものである。
このような風力発電装置によれば、ヨー駆動装置は、出力軸をナセルの旋回軸と略一致させてナセル台板上に固定設置したヨーモータを備え、出力軸と支柱の上端部近傍に設けられた固定側支持部材との間が、両端にカップリングを設けた連結軸を介して連結されているので、ヨー駆動装置の駆動系に大径の歯車が不要となる。
本発明に係る第2態様の風力発電装置は、 ヨー駆動装置、ヨー旋回輪及びヨーブレーキを具備し、風向に応じて支柱の上部に設置されたナセルを旋回させるヨーシステムを備えている風力発電装置であって、
前記ヨー駆動装置は、出力軸を前記ナセルの旋回軸と略一致させた状態にして前記支柱の上端部近傍に設けられた固定側支持部材上に固定設置したヨーモータを備え、前記出力軸と前記ナセルとの間が、両端にカップリングを設けた連結軸を介して連結されていることを特徴とするものである。
このような風力発電装置によれば、ヨー駆動装置は、出力軸をナセルの旋回軸と略一致させて支柱の上端部近傍に設けられた固定側支持部材上に固定設置したヨーモータを備え、前記出力軸と前記ナセルとの間が、両端にカップリングを設けた連結軸を介して連結されているので、ヨー駆動装置の駆動系に大径の歯車が不要となる。この場合、ヨー駆動装置を支柱側に設置したので、ナセル側の重量を低減することができる。
上記の発明においては、アクティブヨーと組み合わせた構成が望ましく、これにより、単独の場合と比較して、ヨーモータに要求される駆動トルクを低減することができる。
上述した本発明によれば、風力発電装置のヨーシステムにおいては大径の歯車が不要なヨー駆動装置となるので、大径歯車の加工に要していたコストを低減できる。
また、ヨー駆動装置の大径歯車をなくしたことにより、グリスの供給が不要となって支柱の外側にグリスを漏出させる懸念をなくすことができる。
本発明に係る風力発電装置の一実施形態として、支柱の上部及びヨーシステムの構成例を示す要部断面図である。 本発明に係る風力発電装置の全体構成例を示す図である。 風力発電装置のヨー旋回駆動制御(アクティブヨー)に係るナセル内部の概略構成例を示すブロック図である。 図3に示す可変ピッチ機構のピッチ角度制御に関する制御ブロック図である。 z,y,x軸の定義を示す図である。 図4のヨーまわり制御指令値設定部により実行される処理の手順を示すフローチャートである。 ヨーまわり制御指令値テーブルの一例を示す図である。 風力発電装置のヨーシステムに係る従来例を示す要部断面図である。
符号の説明
1 風力発電装置
2 支柱
2a フランジ部
2b 内部フランジ
3 ナセル
4 ローターヘッド
10A ヨーシステム
12 ナセル台板
20A 滑り軸受
22 滑りパッド
23A ブラケット
30 ヨー駆動装置
31 電動機(ヨーモータ)
31a 出力軸
32 カップリング
33 連結軸
以下、本発明に係る風力発電装置の一実施形態を図1及び図2を参照して説明する。
図2に示す風力発電装置1は、基礎B上に立設される支柱(「タワー」ともいう。)2と、支柱2の上端に設置されるナセル3と、略水平な回転軸線周りに回転可能に支持されてナセル3に設けられるローターヘッド4とを有している。
ローターヘッド4には、その回転軸線周りに放射状にして複数枚(たとえば3枚)の風車回転翼5が取り付けられている。これにより、ローターヘッド4の回転軸線方向から風車回転翼5に当たった風の力が、ローターヘッド4を回転軸線周りに回転させる動力に変換されるようになっている。
さて、上述した風力発電装置1は、支柱2の上端に位置するナセル3を旋回させるヨーシステムを備えている。このヨーシステムは、ナセル3を風向に応じた最適の向きとし、ローターヘッド4を効率よく回転させて発電するための装置である。
図1に示すヨーシステム10Aは、ヨー駆動装置、ヨー旋回輪及びヨーブレーキを具備して構成される。
図示の構成例では、固定側となる支柱2の上端部に軸中心方向へ向けた内向きのフランジ部2aを形成し、このフランジ部2aを利用して、後述するヨー駆動装置30により旋回されるナセル3を旋回可能に支持するヨー旋回輪と、ナセル3の旋回を抑制または停止させるヨーブレーキとの機能を兼ね備えた滑り軸受20Aが設けられている。
上述した滑り軸受20Aは、ナセル3の下面に、具体的にはナセル3を構成するナセル台板12の下面に、略L字状断面を有するブラケット23Aを介して固定されている。この滑り軸受20Aは、ブラケット23Aに保持された滑りパッド22がフランジ部2aを摺動可能に支持(挟持)するので、支柱2の上部でナセル3を旋回させるヨーシステムのヨー旋回輪として機能する。なお、ブラケット23Aは、ナセル台板12の所定位置にボルト24で固定されている。
この場合の滑り軸受20Aにおいて、好適な滑りパッド22としては、たとえばポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、アセタール、またはポリエチレンテレフタレート(PET)等のように、摩擦係数の低い高分子材料がある。
また、上述した滑り軸受20Aは、ブラケット23Aに保持された滑りパッド22が、フランジ部2aの上下両面及びフランジ部2aの内周面に接するように設けられている。そして、フランジ部2aの3面に接する滑りパッド22には、それぞれに対して適宜予圧が与えられている。この結果、滑り軸受20Aは、滑りパッド22とフランジ2aとの間に摩擦力が作用するので、ナセル3の旋回に対する定負荷のブレーキ力を与えるヨーブレーキとしても機能する。
なお、上述した予圧については、たとえば油圧シリンダ(不図示)等により滑りパッド22を加圧して摺動面に押圧するなど、周知の予圧付与手段を採用すればよい。
この場合のヨー駆動装置30は、旋回するナセル3側に固定設置されている。具体的には、電動機(ヨーモータ)31がナセル台板12に固定設置され、その出力軸31aは、支柱2の軸中心位置CLと略一致している。換言すれば、電動機31の出力軸31aは、上述した滑り軸受20Aの軸中心位置と略一致するヨー旋回中心位置にある。なお、電動機31の内部には、図示しないクラッチ、ダンパ、及び/またはブレーキが設けられてもよい。
電動機31の出力軸31aは、ヨーシステム10Aにおいて固定側支持部材となる支柱2の内部フランジ2bと、上下両端に一対のカップリング32を設けた連結軸33を介して、ヨー旋回中心位置で連結されている。ここで使用するカップリング32については、内部フランジ2bの軸中心位置と、ヨー駆動装置30の軸中心位置との間に生じる軸オフセットを許容するとともに、内部フランジ2aに対するナセル3の旋回を許容するものであれば特に限定されることはない。
なお、内部フランジ2bについては、必要に応じて建設時やメンテナンス時等に使用するマンホール(不図示)を設けておくことが好ましい。
上述した構成のヨーシステム10Aは、ヨー駆動装置30の電動機31を駆動することにより、出力軸31aが所望の方向へ回転しようとする。しかし、出力軸31aの他端側がカップリング32及び連結軸33を介して内部フランジ2bに固定されているので、電動機31を固定設置したナセル3側が支柱2に対して回転することとなる。このとき、滑り軸受20Aは、ナセル3を旋回可能に支持するヨー旋回輪として機能する。
このように構成されたヨー駆動装置30は、ナセル3の旋回軸と略一致する出力軸31aが、一対のカップリング32及び連結軸33を介して支柱2の内部フランジ2aに固定される構造としたので、リングギア16のような大径歯車を用いなくてもナセル3を旋回させることができる。すなわち、本発明のヨー駆動装置30は、支柱2の上端部径と略同じ直径になって機械加工コストの嵩む大径歯車が不要になるので、ヨー駆動装置30及びこれを備えた浮力発電装置1のコストを低減することができる。
また、駆動ギア14及びリングギア16のような噛合部がない本発明のヨー駆動装置30は、噛合部に対するグリス供給が不要になるので、支柱2の外部へグリスが漏出するようなこともない。
また、大径歯車によりナセル3を旋回駆動する構造では、噛合部のバックラッシを精度よく管理するため、ナセル台板12の固定面にも加工精度が要求される。しかし、噛合部のない本発明の構造では、バックラッシを管理する必要がないため、電動機31を固定設置する部分に要求されるナセル台板12側の加工精度を緩和してコスト低減が可能となる。
また、上述した実施形態では、電動機31がナセル台板12に固定設置されているが、電動機31とハブ32aとの位置関係を逆にして、電動機31を内部フランジ2b側に固定する構造としてもよい。
すなわち、ヨー駆動装置30は、電動機31が出力軸31aをナセル3の旋回軸と略一致させて支柱2の上端部近傍に設けられた内部フランジ2b上に固定設置され、出力軸31aとナセル3との間が、両端にカップリング32を設けた連結軸33を介して連結される構成としてもよい。このような構成を採用すれば、ヨー駆動装置30の駆動系に大径の歯車が不要となり、しかも、ヨー駆動装置30が支柱2側に設置されたことにより、ナセル3側の重量を低減できるので、搬送時及び建設時に必要となるクレーンのキャパシティ低減に有効である。
ところで、上述したヨー駆動装置30を備えたヨーシステム10Aは、以下に説明するヨー旋回駆動制御(「アクティブヨー」ともいう。)と組み合わせて使用することが望ましい。
図3は、風力発電装置に適用されるアクティブヨーに係るナセル内部の構成例を示すブロック図であり、ナセル3の外周面適所(たとえば上部等)には、周辺の風速値を測定する風速計7と、風向を測定する風向計8とが設置されている。さらに、各風車翼5には、それぞれの風車翼5における荷重を計測するための荷重計測センサ(たとえば光ファイバセンサ)9が設けられている。
風向計8は、風向偏差を計測し、風向偏差を計測値として出力するものである。
また、荷重計測センサ9は、たとえば風車翼5の歪みを計測し、この歪み量に応じて荷重を計測するものである。
ナセル3の内部には、ローターヘッド4と同軸の増速機40を介して連結された発電機41が設置されている。さらに、ナセル3の内部には、風車の運転制御を行う風車制御装置50、及び風車制御装置50からの制御信号を受けて、各風車翼5のピッチ角度を変化させる可変ピッチ機構51が設けられている。
風車制御装置50には、各荷重計測センサ9によって計測された各風車翼5の荷重計測値、風向計8によって計測される風向偏差、並びに風速計7によって計測される風速が入力されるようになっている。
風車制御装置50は、これらの入力情報に基づいて各風車翼5のピッチ角度を設定し、設定したピッチ角度に応じた制御信号を可変ピッチ機構51に出力する。可変ピッチ機構51は、風車制御装置50から与えられる制御信号に基づいて各風車翼5のピッチ角度をそれぞれ変化させる。
図4は、上述した風車制御装置50が備えるピッチ角度制御に関する制御ブロックを示した図である。
図4に示されるように、風車制御装置50は、モーメント算出部61、成分指令値設定部62、ピッチ角度指令設定部63、ヨーまわり制御指令値設定部64を備えている。
モーメント算出部61は、各荷重計測センサ9によって計測された各風車翼5の荷重M1,M2,M3を座標変換することにより、図5に示されるz軸まわりのモーメントMz及びy軸まわりのモーメントMyを算出する。なお、図5に示されるように、z軸は、支柱2の主軸に平行な軸線であり、x軸はローターヘッド4の回転軸であり、y軸はz軸及びx軸に直交する軸線である。
モーメント算出部61は、モーメントMy,Mzを算出すると、これらを成分指令値設定部62に出力する。成分指令値設定部62は、モーメント算出部61によって算出されたモーメントMz,Myに基づいてy軸に関する角度指令値θyとz軸に関する角度指令値θzとを設定する。
具体的には、成分指令値設定部62は、y軸まわりのモーメントMyを相殺する基準指令値を求め、この基準指令値をy軸まわりの角度指令値θyとする。また、成分指令値設定部62は、z軸まわりのモーメントMzを相殺する基準指令値を求め、さらに、この基準指令値に対してヨーまわり制御指令値設定部64から入力されるヨーまわり制御指令値Mz´を加算し、この値をz軸まわりの角度指令値θz´とする。成分指令値設定部62は、角度指令値θy、θz´をピッチ角度指令設定部63に出力する。
ピッチ角度指令設定部63は、入力された角度指令値θy,θz′を座標変換することにより、各風車翼5のピッチ角度指令θ1,θ2,θ3を設定し、これらを可変ピッチ機構51に出力する。この結果、可変ピッチ機構51により、各風車翼5のピッチ角度がピッチ角度指令θ1,θ2,θ3に基づいて変化させられる。従って、各風車翼5における荷重が低減されるとともに、ヨーまわり制御指令値Mz′に応じた量だけ、ナセル3がz軸まわりに回動させられることとなる。
次に、上述したヨーまわり制御指令値設定部64について、図6を参照して説明する。
図6は、ヨーまわり制御指令値設定部64により実行される処理の手順を示したフローチャートである。なお、図6に示される処理は、所定時間間隔で繰り返し実行されるものとする。
ヨーまわり制御指令値設定部64は、風向計8から入力される風向偏差の過去所定期間の平均を算出する(ステップSA1)。
続いて、ステップSA1において算出した平均風向偏差が予め設定されている閾値よりも大きいか否かを判定する。この結果、平均風向偏差が閾値以下であった場合には、ナセル3が風向に対して好ましい方向を向いていると判断し、ナセル3のヨー旋回駆動を行わずに、当該処理を終了する。
一方、平均風向偏差が閾値を超えていた場合には、ナセル3が風向に対して最適な方向とされていないと判断し、ステップSA3において、ヨーまわり設定指令値を設定する。具体的には、ヨーまわり制御指令値設定部64は、予め保有しているヨーまわり制御指令値テーブルを参照し、ステップSA1において算出された平均風向偏差と風速計7から入力される風速とで特定されるヨーまわり制御指令値を取得する。
図7にヨーまわり制御指令値テーブルの一例を示す。図7に示されるように、ヨーまわり制御指令値テーブルには、風速と平均風向偏差との組に対応付けられてヨーまわり制御指令値がそれぞれ設定されている。ヨーまわり制御指設定部64は、取得したヨーまわり制御指令値を成分指令値設定部62に出力する。
これにより、風速と風向と応じて設定されたヨーまわり制御指令値がz軸まわりの基準指令値に対して加算されることで、ヨーまわり制御指令値に応じた量だけ、ナセル3をz軸まわりに旋回させることが可能となる。
このように、上述したアクティブヨーを備えた風力発電装置1によれば、ヨーまわり制御指令値Mz′に応じた量のモーメントを各風車翼5に発生させ、このモーメントを利用してナセル3を支柱2の主軸まわりに旋回させることが可能となる。このように、各風車翼5のピッチ角度を制御することにより、空気力を利用してナセル3を旋回させるので、ナセル3内に配置されている電動機31の小型化を図ることが可能となる。また、電動機31の使用頻度を低減させることが可能となり、消費出力の低減を図ることが可能となる。
なお、上述した説明では、ヨーまわり制御指令値設定部64が、ヨーまわり制御指令値テーブルからヨーまわり制御指令値を取得することとしたが、これに代えて、平均風向偏差と風速とをパラメータとした演算式をヨーまわり制御指令値設定部3が有しており、この演算式に平均風向偏差および風速を代入することにより、ヨーまわり制御指令値を得ることとしてもよい。
このように、上述した駆動装置30は、アクティブヨーと組み合わせた構成及び制御を採用することにより、単独の場合と比較して、電動機31に要求される駆動トルクを低減して小型・軽量化することができる。
また、上述したヨーシステム10Aでは、支柱2の上端部に形成したフランジ2aを有効利用して滑り軸受20Aが採用されているので、この滑り軸受20A自体の部品点数低減による軽量化も可能になる。
さらに、従来別々の構造体であったヨー旋回輪及びヨーブレーキの機能についても、支柱2のフランジ部2aを利用(共有化)して構成される滑り軸受20Aが兼ね備える構造としたので、支柱2の上部に設置されてナセル3を旋回させるヨーシステム全体についても部品点数を低減し、軽量化やコストダウンが可能にしている。
また、支柱2の上部構造体が軽量化されると、支柱2やベースBの荷重負担や建設時に必要なクレーンの荷重負担が軽減されるという利点もある。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。

Claims (2)

  1. ヨー駆動装置、ヨー旋回輪及びヨーブレーキを具備し、風向に応じて支柱の上部に設置されたナセルを旋回させるヨーシステムを備えている風力発電装置であって、
    前記ヨー駆動装置は、出力軸を前記ナセルの旋回軸と略一致させてナセル台板上に固定設置したヨーモータを備え、前記出力軸と前記支柱の上端部近傍に設けられた固定側支持部材との間が、両端にカップリングを設けた連結軸を介して連結されていることを特徴とする風力発電装置。
  2. ヨー駆動装置、ヨー旋回輪及びヨーブレーキを具備し、風向に応じて支柱の上部に設置されたナセルを旋回させるヨーシステムを備えている風力発電装置であって、
    前記ヨー駆動装置は、出力軸を前記ナセルの旋回軸と略一致させた状態にして前記支柱の上端部近傍に設けられた固定側支持部材上に固定設置したヨーモータを備え、前記出力軸と前記ナセルとの間が、両端にカップリングを設けた連結軸を介して連結されていることを特徴とする風力発電装置。
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