JP4898595B2 - 排気ガス浄化装置 - Google Patents
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(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の排気ガス浄化装置において、余剰尿素水回収手段で回収された余剰の尿素水中の尿素の濃度を検出する濃度検出手段と、濃度検出手段で検出された尿素の濃度に基づいて、余剰尿素水回収手段で回収された余剰の尿素水の尿素濃度を調整する濃度調整手段とをさらに備えることを特徴とする。
ウレアーゼとは、尿素を加水分解によりCO2とNH3に分解する酵素であり、反応式は次のとおりである。
(NH2)2CO+H2O → CO2+2NH3
本方法では、尿素は、濃度検出装置134中の不図示の酵素(たとえばウレアーゼ)固定化カラムにおいて、次式(1)のように酵素反応するとともに、不図示の電解セルにて次式(2)のようなアノード電解反応が生じる。
H2NCONH2+2H2O → 2NH4 ++HCO3 −+OH− ・・・(1)
2H2O → 4H++O2+4e− ・・・(2)
(1)式の酵素反応における水素イオンの消費量を(2)式の水のアノード電解により生じる水素イオンで補うことでpHを一定に保ち、そのときに要した電流値を指標として尿素濃度を測定する。
不図示のイグニッションスイッチの操作によって、油圧ショベルのエンジン8が起動されている間は、制御装置150は、尿素水タンク103の尿素水の量を不図示のレベルセンサによって監視する。制御装置150、レベルセンサで検出した尿素水タンク103の尿素水の量が所定量よりも少ないと判断すると、水タンク101から水を供給し、尿素タンク102から尿素粉末を供給するよう、電磁弁163,167の開閉を制御する。
不図示のイグニッションスイッチの操作によって、油圧ショベルのエンジン8が起動されると、制御装置150は、エンジン8を制御する不図示のエンジン制御装置(ECU)から、たとえばエンジン8の冷却水温の情報を取得して、エンジン8の暖機が終了したか否かを判断する。エンジン8の暖機が終了したと判断すると、制御装置150は、スプレーノズル113から尿素水を噴霧するように、噴霧ポンプ104を制御する。
不図示のイグニッションスイッチの操作によって、油圧ショベルのエンジン8が起動されている間は、制御装置150は、ケーシング111の下部に流下した余剰の尿素水の有無を液検出センサ125,126によって監視する。エンジン8の始動直後の初期状態では、電磁弁122,123は共に閉じられている。制御装置150は、図4(a)に示すように、液センサ125で尿素水を検出していない場合には、電磁弁122を開くように制御する。電磁弁123は閉じられたままであるので、尿素水の噴霧が開始されると、余剰の尿素水が電磁弁123よりも上流に溜まることになる。なお、図4(a)〜(d)において、尿素水回収装置120内でハッチングを施した部分は、尿素水が溜まっている部分を示す。
不図示のイグニッションスイッチの操作によって、油圧ショベルのエンジン8が起動されている間は、制御装置150は、回収ポンプ131が起動されて回収装置120で回収された尿素水が濃度調整槽133へ送液されると、次のようにして回収された尿素水の尿素濃度を調整する。制御装置150は、回収ポンプ131が起動されて回収装置120で回収された尿素水が濃度調整槽133へ送液されると、濃度検出装置134で検出した濃度調整槽133中の尿素水の尿素濃度を読み込む。
図5は、NOx処理装置100におけるNOx処理に関する動作についての処理内容を示すフローチャートである。油圧ショベルの不図示のイグニッションスイッチがオンされると、この処理を行うプログラムが起動されて、制御装置150で実行される。ステップS1において、不図示のエンジン制御装置(ECU)からエンジン8の冷却水温の情報を取得してステップS3へ進む。ステップS3において、ステップS1で取得したエンジン8の冷却水温が所定の温度以上であるか否か、すなわち、エンジン8の暖機が完了したか否かを判断する。
(1) ケーシング111の下部に流下した余剰の尿素水を尿素水回収装置120で回収するように構成した。これにより、排気ガスの処理に供されなかった余剰の尿素水を再利用できるようになるので、尿素水を有効利用できる。特に、車両や建設機械のように、移動する機器では、積載する水や尿素粉末の量が限られるため、尿素水を有効利用することで水や尿素粉末の補給頻度を減らすことができ、利便性が向上する。また、余剰の尿素水の回収を自動的に行うことができるので作業工数を増やすことがない。
(1) 上述の説明では、制御装置150によってNOx処理装置100の各部を制御するように構成しているが、制御装置150の代わりに、エンジン8を制御する不図示のエンジン制御装置(ECU)や、作業装置5の制御を行う制御装置など、油圧ショベルに従来から設けられている制御装置でNOx処理装置100の各部を制御するようにしてもよい。
(9) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
102 尿素タンク 103 尿素水タンク
100 NOx処理装置 110 NOx処理部
113 スプレーノズル 120 尿素水回収装置
131 回収ポンプ 133 濃度調整槽
134 濃度検出装置 150 制御装置
Claims (2)
- 内燃機関の排気ガスが内部に導かれるケーシングと、
前記ケーシングの内部に導かれた前記排気ガスに対して尿素水を噴霧する噴霧射手段と、
前記ケーシングに対して直列に配設された2つの開閉装置を互い違いに開閉することで、前記噴霧手段で噴霧された前記尿素水のうち、前記排気ガスの処理に供されなかった余剰の尿素水を前記排気ガスの排出を抑制しつつ前記ケーシングの外部に排出させて回収する、前記ケーシングの下部に設けられた余剰尿素水回収手段とを備えることを特徴とする排気ガス浄化装置。 - 請求項1に記載の排気ガス浄化装置において、
前記余剰尿素水回収手段で回収された余剰の尿素水中の尿素の濃度を検出する濃度検出手段と、
前記濃度検出手段で検出された前記尿素の濃度に基づいて、前記余剰尿素水回収手段で回収された余剰の尿素水の尿素濃度を調整する濃度調整手段とをさらに備えることを特徴とする排気ガス浄化装置。
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