JP4897511B2 - 切削インサートおよびスローアウェイ式ドリル並びにそれを用いた切削方法 - Google Patents
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Description
(1)基体の上面と側面との交差稜線部に切刃を有し、前記切刃は、内切刃部と、この内切刃部に隣接する外切刃部とを有し、前記内切刃部および/または外切刃部は、上面視において凸状に屈曲する上面視屈曲点と、側面視において、一端側に高位コーナ部と、この高位コーナ部と略同一高さの直線状切刃部と、他端側に前記高位コーナ部より厚み方向において低位である低位コーナ部と、幅方向において前記高位コーナ部と前記低位コーナ部との間に位置する側面視屈曲点と、さらに前記直線状切刃部から前記側面視屈曲点を介して低位コーナ部に向かって傾斜した傾斜切刃部とを有するスローアウェイ式ドリル用の切削インサートであって、前記内切刃部および/または外切刃部において、前記上面視屈曲点と側面視屈曲点とを互いに重ならないように配置したことを特徴とする切削インサート。
(4)側面視において、前記直線状切刃部と前記傾斜切刃部の接続部分は、曲線形状を有してなる前記(1)〜(3)いずれか記載の切削インサート。
(5)前記外切刃部の一端側に、上面視において前記基体の外方に突出する突出部を設けた前記(1)〜(4)のいずれかに記載の切削インサート。
(7)先端部に、内切刃部と外切刃部とを備えた切削インサートを着脱自在に装着したスローアウェイ式ドリルであって、前記切削インサートが前記(2)〜(5)のいずれかに記載の切削インサートであることを特徴とするスローアウェイ式ドリル。
前記(4)によれば、直線状切刃部と傾斜切刃部の接続部分は、側面視において曲線形状を有してなるので、直線状切刃部と傾斜切刃部との間が滑らかな曲線で接続され、その結果、より優れた切刃の耐欠損性を示すことができる。
前記(5)によれば、外切刃部の一端側に、上面視において基体の外方に突出する突出部を設けるので、外切刃部の被削材への食い付きを向上させ、切刃の欠損を抑制することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の切削インサートにかかる第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる切削インサートを示す平面図である。図2は、図1に示す切削インサートを矢印I側から見た側面図である。図3は、図1に示す切削インサートを矢印I側から見た斜視図である。図4は、図1に示す切削インサートを矢印II側から見た側面図である。図5は、図1に示す切削インサートを矢印III側から見た斜視図である。図6は、本実施形態にかかる側面視屈曲点を示す概略説明図である。
また、傾斜切刃部4dの傾斜角度は、切削インサート10の座面に対して5度〜15度程度であるのが良い。
次に、本発明のインサートにかかる第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図7は、本実施形態にかかる切削インサートを示す斜視図である。なお、図7においては、前述した図1〜図6と同一の構成部分には同一の符号を付して説明は省略する。
(第1の実施形態)
次に、本発明のスローアウェイ式ドリルにかかる第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図8は、本実施形態にかかるスローアウェイ式ドリルを示す側面図である。図9は、本実施形態にかかるスローアウェイ式ドリルを示す概略正面図である。図10は、本実施形態にかかるインサートによる切削状態を示す概略説明図である。なお、図10中、破線で示すインサートは、実線で示すインサートが180度回転した状態を示している。また、図8〜図10においては、前述した図1〜図7と同一の構成部分には同一の符号を付して説明は省略する。
次に、本発明のスローアウェイ式ドリルにかかる第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図11は、本実施形態にかかるスローアウェイ式ドリルの先端部付近を示す部分拡大斜視図である。なお、図11においては、前述した図1〜図10と同一の構成部分には同一の符号を付して説明は省略する。
本発明の被削材の切削方法は、上述した本発明に係るスローアウェイ式ドリルを用いて、被削材を切削する。具体的には、スローアウェイ式ドリルまたは被削材の少なくとも一方を回転させ、被削材に前記スローアウェイ式ドリルを近接する工程と、切削インサートに形成される切刃を被削材の表面に接触させ、被削材を切削する工程と、被削材からスローアウェイ式ドリルを退避させる工程と、を備えてなる。これにより、ドリルの耐欠損性が向上し、優れた加工精度を示すことができる。その結果、より厳しい切削条件や難易度の高い被削材に対しても良好な仕上げ面を得ることができる。また、長時間に渡って安定した加工が可能となる。
2,22a,22b 側面
3 切刃
4,24 内切刃部
4a,5a,24a 高位コーナ部
4b,5b,24b 直線状切刃部
4c,5c,24c 低位コーナ部
4d,5d,24d 傾斜切刃部
5,25 外切刃部
6a,6b,26 上面視屈曲点
7,27 ブレーカ溝
8a,8b,28 側面視屈曲点
10,20 切削インサート
10a 内刃インサート
10b 外刃インサート
13 突出部
13a,13b R端部
21a,21b すくい面
30,40 スローアウェイ式ドリル
31,41 ドリル本体
32 シャンク部
33 切屑排出溝
34,35,44 ポケット
36 軸心
37 側面
50,55 貫通穴
51,56 締付けネジ
Claims (8)
- 基体の上面と側面との交差稜線部に切刃を有し、
前記切刃は、内切刃部と、この内切刃部に隣接する外切刃部とを有し、
前記内切刃部および/または外切刃部は、上面視において凸状に屈曲する上面視屈曲点と、側面視において、一端側に高位コーナ部と、この高位コーナ部と略同一高さの直線状切刃部と、他端側に前記高位コーナ部より厚み方向において低位である低位コーナ部と、幅方向において前記高位コーナ部と前記低位コーナ部との間に位置する側面視屈曲点と、さらに前記直線状切刃部から前記側面視屈曲点を介して低位コーナ部に向かって傾斜した傾斜切刃部とを有するスローアウェイ式ドリル用の切削インサートであって、
前記内切刃部および/または外切刃部において、前記上面視屈曲点と側面視屈曲点とを互いに重ならないように配置したことを特徴とする切削インサート。 - 基体の先端部において、基体の上面と側面との交差稜線部の一部に形成される内切刃部と、基体の下面と側面との交差稜線部の一部に形成される外切刃部とを有し、
前記内切刃部は、上面視において凸状に屈曲する上面視屈曲点と、側面視において、一端側に高位コーナ部と、この高位コーナ部と略同一高さの直線状切刃部と、他端側に前記高位コーナ部より厚み方向において低位である低位コーナ部と、幅方向において前記高位コーナ部と前記低位コーナ部との間に位置する側面視屈曲点と、さらに前記直線状切刃部から側面視屈曲点を介して低位コーナ部に向かって傾斜した傾斜切刃部とを有するスローアウェイ式ドリル用の切削インサートであって、
前記上面視屈曲点と側面視屈曲点とを互いに重ならないように配置したことを特徴とする切削インサート。 - 前記内切刃部において、前記側面視屈曲点は、前記上面視屈曲点よりも前記低位コーナ部側に位置している請求項1または2記載の切削インサート。
- 側面視において、前記直線状切刃部と前記傾斜切刃部の接続部分は、曲線形状を有してなる請求項1〜3いずれか記載の切削インサート。
- 前記外切刃部の一端側に、上面視において前記基体の外方に突出する突出部を設けた請求項1〜4のいずれかに記載の切削インサート。
- 先端部に、内切刃部を備えた切削インサートと、外切刃部を備えた切削インサートとを着脱自在にかつ内切刃部と外切刃部との回転軌跡が互いに交叉するように装着したスローアウェイ式ドリルであって、
前記切削インサートが請求項1,3〜5のいずれかに記載の切削インサートであることを特徴とするスローアウェイ式ドリル。 - 先端部に、内切刃部と外切刃部とを備えた切削インサートを着脱自在に装着したスローアウェイ式ドリルであって、
前記切削インサートが請求項2〜5のいずれかに記載の切削インサートであることを特徴とするスローアウェイ式ドリル。 - 請求項6または7記載のスローアウェイ式ドリルを用いて、被削材を切削する切削方法であって、
前記スローアウェイ式ドリルまたは前記被削材の少なくとも一方を回転させ、前記被削材に前記スローアウェイ式ドリルを近接する工程と、
前記切削インサートに形成される切刃を前記被削材の表面に接触させ、前記被削材を切削する工程と、
前記被削材から前記スローアウェイ式ドリルを退避させる工程と、
を備えることを特徴とする切削方法。
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