JP4896559B2 - Watch detent escapement - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、歯が設けられたガンギ車、インパルス・アンクル石が取り付けられ、第1作動フィンガ・ピースが上に載る大きなローラと、円形周囲部にノッチが作られる小さなローラとを含むローラがテン真に固定されるテンプ輪、およびピンに取り付けられたレバーの形態のブロック部材を含み、前記ブロック部材が、ガンギ車をロックする手段と、第2作動フィンガ・ピースと、小さなローラのノッチの立ち上がりエッジと協働するように構成された突起部で終端する従動子とを担持する、時計用戻止脱進機に関する。 The present invention provides a roller comprising a toothed escape wheel, a large roller to which an impulse ankle stone is attached and a first working finger piece rests thereon, and a small roller having a circular perimeter with a notch. A balance ring in the form of a lever fixed to the pin and a lever attached to the pin, said block member being a means for locking the escape wheel, a second actuating finger piece, and a small roller notch rise The present invention relates to a timepiece detent escapement carrying a follower that terminates in a projection configured to cooperate with an edge.
上記の記述に応える戻止脱進機が、2003年12月4日に出願された欧州特許出願第03027929.3号で既に提案されている。しかしその特許出願では、弾性部材が、作動フィンガ・ピース、この場合テンプ輪のローラの一部を形成する第1フィンガ・ピースに作用し、それによってフィンガ・ピースは、ローラが第1方向に回転する時、ブロック部材を開放するように作動し、ローラが第1方向の反対の第2方向に回転する時、前記ブロック部材をガンギ車に係合された状態に保つ。この第2回転方向では、ローラに弾性的に取り付けられたフィンガ・ピースは、ブロック部材に固定されたフィンガ・ピースに面すると、引っ込む。上記の特許出願の脱進機は、上述の弾性部材を使用することに加えて、ブロック部材の遊びを制限するため、またローラがその振幅の補足円弧を実行する間、ブロック部材をそこで特定の形状に保つために、停止ピンの使用を必要とすることにも留意されたい。
一方で弾性部材と、上記段落で述べた脱進機に取り付けられる停止ピンとを省略することができれば、アセンブリの構造が相当程度簡略化されることが理解されようが、それが本発明の目的である。 On the other hand, it will be understood that if the elastic member and the stop pin attached to the escapement described in the above paragraph can be omitted, the structure of the assembly will be considerably simplified. is there.
弾性部材が無く、停止ピンを備えない戻止脱進機は、2003年1月16日に出願された欧州特許出願第03028877.3号で提案された。この特許出願では、脱進機は、第1フィンガ・ピースを担持する大きなローラと、第2フィンガ・ピースおよびロック・アンクル石を担持するブロック部材とを含む。第1、第2フィンガ・ピースの形状は、大きなローラが第1方向に回転する時、第1フィンガ・ピースが第2フィンガ・ピースを駆動し、第2フィンガ・ピースが前記第1フィンガ・ピースの第1側面の周りを通って、ロック・アンクル石をガンギ車から開放するように形作られる。第2フィンガ・ピースが、小さなローラ内に作られたノッチの立ち上がりエッジを登る時、再係合が起こる。大きなローラが、第1方向の反対の第2方向に回転する時、第1フィンガ・ピースが、第2フィンガ・ピースを駆動し、これが、前記第1フィンガ・ピースの第1側面の反対の第2側面の周りを通って、ガンギ車のロック・アンクル石を保持する。 A detent escapement without a resilient member and without a stop pin was proposed in European Patent Application No. 0302877.3, filed on January 16, 2003. In this patent application, the escapement includes a large roller carrying a first finger piece and a block member carrying a second finger piece and a lock ankle stone. The shape of the first and second finger pieces is such that when the large roller rotates in the first direction, the first finger piece drives the second finger piece and the second finger piece is the first finger piece. And is shaped to release the rock ankle stone from the escape wheel. Re-engagement occurs when the second finger piece climbs the rising edge of a notch made in a small roller. When the large roller rotates in a second direction opposite the first direction, the first finger piece drives the second finger piece, which is the second opposite the first side of the first finger piece. Hold the escape wheel rock and ankle stone through the two sides.
第1フィンガ・ピースと第2フィンガ・ピースが接触する時に生じる衝撃は、ブロック部材の回転軸に対して垂直力を及ぼすことがここで理解されよう。さらに問題のフィンガ・ピースは、機構が不正確に調整された場合、衝突し、機構内で壊れる可能性のある縁部から作られている。信頼性を高めることが本発明の他の目的である。 It will be understood here that the impact that occurs when the first finger piece and the second finger piece are in contact exerts a normal force on the axis of rotation of the block member. Further, the finger pieces in question are made from edges that can collide and break within the mechanism if the mechanism is incorrectly adjusted. Increasing reliability is another object of the present invention.
以上に記載した基準および目的に応えるため、加えてこの記述の第1段落に応えるため、本発明の特徴は、第1作動フィンガ・ピースと第2作動フィンガ・ピースが、大きなローラとブロック部材にそれぞれ堅固に固定され、それらの配置が、ローラが第1方向に回転する時、第1フィンガ・ピースが第2フィンガ・ピースを駆動して、ガンギ車からロック手段を解放し、次いで従動子の突起部がノッチの立ち上がりエッジによって駆動されて、ロック手段をガンギ車で再係合させるように、また、ローラが第1方向の反対の第2方向に回転する時、第1フィンガ・ピースが第2フィンガ・ピースを駆動して、ロック手段がガンギ車で係合されるのを維持するように、相互に協働するようになされることである。 In order to meet the criteria and objectives described above, as well as to meet the first paragraph of this description, the present invention is characterized by the fact that the first and second finger pieces are larger rollers and block members. Each is firmly fixed and their arrangement is such that when the roller rotates in the first direction, the first finger piece drives the second finger piece to release the locking means from the escape wheel and then the follower's When the protrusion is driven by the rising edge of the notch to re-engage the locking means with the escape wheel and when the roller rotates in the second direction opposite to the first direction, the first finger piece is It is intended to cooperate with each other so as to drive the two finger pieces and keep the locking means engaged in the escape wheel.
本発明を、例としてここに掲げるいくつかの実施形態によって次に詳しく説明するが、それらの実施形態は、添付図面によって示す。 The invention will now be described in more detail by means of some embodiments given here by way of example, which embodiments are illustrated by the attached drawings.
添付図面は、本発明の課題を形成する戻止脱進機を示す。この戻止脱進機は、歯3が設けられたガンギ車2を含む。これはここでは示さないが、ガンギ車2は、香箱から駆動力を受け取る時計の歯車列によって駆動される。ローラ1は、図面で示さないテンプ輪のテン真16に取り付けられる。これらのローラ1は、インパルス・アンクル石5が取り付けられた大きなローラ4と、立ち上がりエッジ25を有するノッチ22が作られる円形周囲部24が設けられた小さなローラ23とを含む。第1作動フィンガ・ピース14が大きなローラ4上に載る。図面は、このフィンガ・ピース14が、ローラ4とローラ23の間に挟まれたディスク75から出ているのを示す。この脱進機は、ピン8に取り付けられたレバーの形態のブロック部材6をさらに含む。ブロック部材6は、ピン8によって固定して連結された第1部品と第2部品を含む。図面が示すのは、第1部品が、ガンギ車2の歯3と協働するロック手段80を含むこと、ならびに第2部品が、第1フィンガ・ピース14と、小さなローラ23に作られたノッチ22の立ち上がりエッジ25と協働するように配置された突出分21で終端する従動子20と協働するように配置された第2作動フィンガ・ピース11とを含むことである。
The accompanying drawings illustrate a detent escapement that forms the subject of the present invention. The detent escapement includes an
以上に掲げた記述から、戻止脱進機を作るのに必要な全ての構成要素が存在することが分かろう。この脱進機では、ローラが一方向に回転する時、ガンギ車は解放され、ローラが他方向に回転する時ロックされたままとなる。したがって、ガンギ車が1角度ステップ分回転する振幅毎に1回しか、インパルスはテンプ輪に与えられないが、レバー脱進機では、同じガンギ車が、振動毎に半ステップ分進む。これが戻止脱進機の利点の1つであるが、それは、ガンギ車の慣性によって空費されるエネルギーが、振動毎に1回ではなく、振幅毎に1回しか起こらないからである。 From the description given above, it can be seen that all the components necessary to make a detent escapement exist. In this escapement, the escape wheel is released when the roller rotates in one direction and remains locked when the roller rotates in the other direction. Therefore, although the impulse is given to the balance wheel only once for each amplitude at which the escape wheel rotates by one angle step, in the lever escapement, the same escape wheel advances by half a step for each vibration. This is one advantage of the detent escapement because the energy wasted due to the escape wheel inertia occurs only once per amplitude, not once per vibration.
上記の欧州特許出願第03027929.3号に対して、本発明が注目に値するのは、第1作動フィンガ・ピース14と第2作動フィンガ・ピース11が、それぞれ大きなローラ4とブロック部材6に堅固に固定されるということであるが、最初に引用した出願では、弾性部材が作動フィンガ・ピースの1つに作用し、それによって、ローラが第1方向に回転する時そのフィンガ・ピースがブロック部材を駆動するのを、また前記ローラが第2方向に回転する時フィンガ・ピースが引き込まれるのを可能にする。したがって、本発明は、この弾性部材を関係のないものにするとともに、停止ピンの使用も余分のものとすることができる。
In contrast to the above mentioned European patent application 03027929.3, the present invention is notable for the fact that the first working
2番目の欧州特許出願第03028877.3号に対して、本発明が注目に値するのは、第1作動フィンガ・ピース14と第2作動フィンガ・ピース11が相互に協働するように配置され、それによって前記ローラ1が第1方向に回転する時、第1フィンガ・ピース14が前記第2フィンガ・ピース11を駆動して、ガンギ車2のロック手段80をロック解除し、次いで従動子20の突起部21が、ノッチ22の立ち上がりエッジ25によって駆動されて、ロック手段がガンギ車で再係合されるようになり、またローラ1が第1方向の反対の第2方向に回転する時、第1フィンガ・ピース14が第2フィンガ・ピース11を駆動して、ロック手段80をガンギ車2で係合された状態に保つようになることである。2番目に述べた特許出願では、ロック手段をガンギ車で再係合させるのに関与するのは第2作動フィンガ・ピース11であること、また突起部で終端する従動子が使用されないことが注目されよう。その結果、2つの駆動フィンガ・ピースの相対的な位置は、本発明で使用する位置とは極めて異なる。したがって、本発明では、2つのフィンガ・ピースの接触は、ローラの回転方向に関わらず、ブロック部材のピンに自然の回転力を生成し、その接触は、機構を破損する危険を生まない。
For the second European patent application 03028877.3, it is noted that the present invention is such that the first actuating
実施されるロック手段80において本質的に異なる本発明のいくつかの実施形態を次に述べる。 Several embodiments of the invention that differ essentially in the locking means 80 implemented will now be described.
第一実施形態を、図1と、図6から17とで示す。ロック手段80は、相互の横に配置された第1アンクル石50と、第2アンクル石51とを有する。これらのアンクル石はそれぞれ、第1ロック面34と第2ロック面35を有する。これらのロック面は、相互に対して傾斜されてロック線36を形成する。以下で分かるように、この脱進機の動作段階の詳しい分析に従って、従動子20がノッチ22の立ち上がりエッジ25によって駆動され、ローラ1が第1方向に回転する時、第1平面34は、ガンギ車2の歯62を遮断する。この後、歯62がロック線35上に載る。次いで、第1フィンガ・ピース14が第2フィンガ・ピース11を駆動して、第1ローラ1が第2方向に回転する時、同じ歯62が第2平面35を登る。最後に、第2フィンガ・ピースが第1フィンガ・ピースから離れる時、歯62はロック線35に戻る。
A first embodiment is shown in FIG. 1 and FIGS. The locking means 80 has a
テンプ輪の完全な1振幅を図6から17に示す。動作の様々な段階を次に分析する。 The complete amplitude of the balance wheel is shown in FIGS. The various stages of operation are then analyzed.
図6では、ローラ4、23が矢印aの方向に回転する。大きなローラ4の上に載る第1フィンガ・ピース14が、ブロック部材6の第2フィンガ・ピース11と接触する。ロック・アンクル石50とロック・アンクル石51は、ロックされたガンギ車2の歯60で完全に係合される。これが、ローラとブロック部材の接触の始まりであるので、これはロック解除の始まりである。
In FIG. 6, the
ロック解除の終了を図7に示す。ローラ4とローラ23が矢印aの方向に未だ回転している時、フィンガ・ピース14は、フィンガ・ピース11を駆動するとともに、ブロック部材6を矢印fの方向に傾け、それがロック・アンクル石50と51を歯60からロック解除し、同時にガンギ車2に対して矢印gの方向に僅かに後ろ向きの動きを与える。従動子20の突起部21が、小さなローラ23のノッチに進入し始める。
The end of unlocking is shown in FIG. When the roller 4 and the
インパルスの開始を図8に示す。ロック・アンクル石50、51から解放されたガンギ車2は、香箱が歯車列に伝える駆動力に動かされて、矢印eの方向に回転し始める。ガンギ車2の歯61は、大きなローラ4に取り付けられたインパルス・アンクル石5と接触、ローラ1を矢印aの方向に送り戻す。
The start of the impulse is shown in FIG. The
図9は、進行中のインパルスを示す。ローラ1とガンギ車2は、引き続きそれぞれ矢印aと矢印eの方向に回転する。ローラとブロック部材の接触の終わりに到達するが否や、フィンガ・ピース14は、歯11の先端の上を通過しようとする。矢印fの方向に傾いていたブロック部材6は、他の方向(矢印h)に傾こうとしている。
FIG. 9 shows the impulse in progress. The roller 1 and
図10では、ガンギ車2は引き続き矢印eの方向に回転し、従動子20の突起部21が小さなローラ23の立ち上がりエッジ25と接触する瞬間まで、引き続きローラ1を、歯61のインパルス・アンクル石5への作用によって駆動する。それから以降ブロック部材6は、矢印hの方向に駆動される。
In FIG. 10, the escape wheel &
図11は、アンクル石5に対する歯61のインパルスの終了を示す。この状況で、ローラ1の矢印aの方向への回転に続いて、突起部21が、小さなローラ23に作られたノッチ22の立ち上がりエッジ25の上を通過し、次いで小さなローラの円形周囲部24に当接する。ブロック部材6は、矢印hの方向に引き続き駆動され、その回帰運行の終点に到達する。矢印eの方向に駆動される歯62が、ロック手段80によって遮断されようとしているのが分かるであろう。
FIG. 11 shows the end of the impulse of the
図12はロック位置を示す。歯62は、第1ロック・アンクル石50の第1ロック面34に対して当接する。
FIG. 12 shows the locked position. The
図13は、ここでは第1ロック・アンクル石50と第2ロック・アンクル石51から形成されるロック手段に対する、歯62の完全なロックを示す。ガンギ車2の運動エネルギーによって突き出された歯62の先端が、ロック線36に収容されるが、それは第1ロック・アンクル石50と第2ロック・アンクル石51にそれぞれ属する第1ロック面34と第2ロック面35の傾斜によって形成される。これは、時計製造者によく知られている引寄効果であるが、この効果は、欧州特許第03027929.3号で開示される脱進機の適切な作動に必要であった停止ピンを、省略することを可能にする。歯62はこのようにロック線36に収容され、第2ロック面35は歯の前に立ち、それがその経路を進むのを防止する。図9も、従動子20の突起部21が、小さなローラ23の円形周囲部24から解放されて、テンプ輪が完全に自由にその補足的円弧を続け、また矢印aによって示す方向に沿った第1振動を終わらすことができるようにすることを示す。この瞬間から以降、この脱進機が、時計に影響を及ぼす可能性のある衝撃に対して抵抗力があることにも留意されたい。実際、衝撃が、突起部が小さなローラ23の周囲部24に対して当接する可能性を引き起こしても、アンクル石50とアンクル石51がロック解除されないが、それは歯62が、上述の引寄のために直ちにロック線36に戻るからである。一旦第1振動が完了すると、テンプ輪はその方向を逆転し、矢印bの方向に回転する。
FIG. 13 shows the complete locking of the
図14は、逆の補足的円弧の終点での、即ち第2振動の終点に向かった脱進機を示す。ローラ1は矢印bの方向に回転する。図は、大きなローラ4の上に載る第2フィンガ・ピース14が、ブロック部材6に取り付けられた第1フィンガ・ピース11と接触する瞬間の状況を示す。後者は依然不動であり、ガンギ車2の歯62はアンクル石50とアンクル石51のロック線36に未だ収容される。
FIG. 14 shows the escapement at the end of the reverse supplemental arc, ie towards the end of the second vibration. The roller 1 rotates in the direction of arrow b. The figure shows the situation at the moment when the
図15では、ローラ1はそれらの運行を矢印bの方向に継続し、第2フィンガ・ピース14は、第1フィンガ・ピース11の終点で作られる斜面90の上をスライドし、それがブロック部材6の矢印hの方向への回転を引き起こす。その結果、ガンギ車2の歯62が、第2ロック・アンクル石51の第2ロック面35を登り、それがガンギ車2を、ここで矢印gによって示す僅かに後ろ向きの動きに駆動する。
In FIG. 15, the rollers 1 continue their operation in the direction of the arrow b, and the
図16では、第1フィンガ・ピース11と第2フィンガ・ピース14が分離しており、ローラ1は依然矢印bの方向に回転している。これからは、矢印eの方向に回転しているガンギ車2の運動エネルギーによって突き出された歯62の先端が、アンクル石51の第2ロック面35を再度降りて、図17に示すようにロック線36に収容される。これは、図13を参照して述べたのと同じ引寄効果であるが、アンクル石51の面35に作用する。この効果は、「反引寄」と呼ぶことができる。
In FIG. 16, the
図17に示す状況からは、テンプ輪、それとともにローラ1が、矢印bの方向にそれらの補足的円弧を終了し、次いで方向を変えて(矢印a)、新たな振幅を再開し、第2振動は完了する。 From the situation shown in FIG. 17, the balance wheel and the roller 1 with it end their supplementary arcs in the direction of the arrow b, then change direction (arrow a) to resume the new amplitude, The vibration is complete.
以上に説明した詳細全てがはっきりと示しているのは、フィンガ・ピース11とフィンガ・ピース14の接触は、ブロック部材6の回転軸の周りでトルクを起こし、それによってブロック部材の自然の回転運動を作り出すということである。上述の欧州特許出願第03028877.3号ではそうではなく、この場合の接触は、ブロック部材の軸に対して垂直の力を作り出す。
All of the details described above clearly show that the contact between the
本発明の第2実施形態を図2および18、図18aから21で示す。ここでロック手段80は、単一のロック・アンクル石52しか有さず、それには突起部40が設けられ、アンクル石は第1ロック面37を有する。ガンギ車2の各歯3、60、62は、第2ロック面38を含み、これがロック線39を有する。アンクル石52の第1ロック平明37は、従動子20の突起部21がノッチ22の立ち上がりエッジ25によって駆動されると、またローラ1が第1方向aに回転している時に、ガンギ車2の歯62を遮断する。この後、アンクル石52の突起部がロック線39でロックされる。フィンガ・ピース14が第2フィンガ・ピース11を駆動する時、またローラ1が第2方向bに回転する時、次いで同じ突起部40が第2ロック面38を登る。最後に、第2フィンガ・ピースが第1フィンガ・ピースから離れると、アンクル石52の突起部40はロック線39に戻る。
A second embodiment of the invention is shown in FIGS. 2 and 18 and FIGS. Here, the locking means 80 has only a single
本発明の第2の実施形態の様々な動作段階を、図18、図18aから21を参照して、またテンプ輪振幅の第2振動に限定して次に概説する。 The various stages of operation of the second embodiment of the invention are outlined below with reference to FIGS. 18, 18a to 21 and limited to the second vibration of the balance wheel amplitude.
図18および18aは、補足的逆円弧の終点、即ち第2振動の終点に向かう脱進機を示す。この図が示すのは、大きなローラ4の上に載る第2フィンガ・ピース14が、ブロック部材6に取り付けられた第1フィンガ・ピース11と接触する時の状況である。後者は未だ不動であり、アンクル石52の突起部40は、ロック面38のロック線39上にある。
18 and 18a show the escapement towards the end of the supplementary reverse arc, ie the end of the second vibration. This figure shows the situation when the
図19では、ローラ1は、矢印bの方向にその運行を継続しており、第2フィンガ・ピース14は、第1フィンガ・ピース11の端部に作られた斜面90の上をスライドしており、それによってブロック部材6を矢印hの方向に回転させる。その結果、アンクル石52の突起部40が、第2ロック面38を登り、これがガンギ車2を、矢印gによってここに示す僅かに後ろ向きの動きに駆動する。
In FIG. 19, the roller 1 continues its operation in the direction of the arrow b, and the
図20では、第1フィンガ・ピース11と第2フィンガ・ピース14が分離しており、ローラ1が依然矢印bの方向に回転する。ここから以降、矢印eの方向に回転するガンギ車2の運動エネルギーによって突き出されたアンクル石52の突起部40が、図21に示すように、第2ロック面38を降りて、ロック線39に収容される。これは図17に関連して述べた反引寄効果である。
In FIG. 20, the
図21に示す状況から、テンプ輪、それとともにローラ1は、矢印bの方向のそれらの補足的円弧を完了し、方向を変更して(矢印a)、新たな振幅を開始し、第2振動は完了している。 From the situation shown in FIG. 21, the balance wheel and roller 1 with it complete their supplementary arcs in the direction of arrow b, change direction (arrow a), start a new amplitude, and the second vibration Is complete.
本発明のこの第2実施形態が有する利点は、単純な形状を有する、製造し易い単一のアンクル石52にそれが依存するということである。ロック面38から影響を受けるガンギ車2も、製造上の困難をなんら呈さない。
The advantage that this second embodiment of the present invention has is that it relies on a
本発明の第3実施形態を、図3を参照して次に説明する。ロック手段80は、ここで相互上に配置された第1アンクル石53と第2アンクル石54を備え、それぞれ第1ロック面42と第2ロック面43を有する。これらの平面は、相互に対して傾斜されて、ロック線44を形成する。従動子20の突起部21がノッチ22の立ち上がりエッジ25によって駆動される時、またローラ1が第1方向aに回転する時に、第1ロック線42が、ガンギ車2の歯62を遮断する。次いで歯62が引寄効果によってロック線39に載る。この後、第1フィンガ・ピース14が第2フィンガ・ピース11を駆動する時、またローラ1が第1方向bに回転する時に、歯62が第2ロック面43を登る。最後に、第2フィンガ・ピースが反引寄効果によって第1フィンガ・ピースを離れる時、歯62がロック線44に戻る。
A third embodiment of the present invention will now be described with reference to FIG. The locking means 80 includes a
本発明の第4実施形態は図4に関する。ロック手段80は単一のロック・アンクル石7を備える。このロック・アンクル石は、アンクル石の正面に位置する第1ロック面31と、前記アンクル石の後部に位置する第2ロック面32とを有する。第1ロック面と第2ロック面は、相互に対して傾斜して、ロック線33を形成する。従動子20の突起部21がノッチ22の立ち上がりエッジ25によって駆動される時、またローラ1が第1方向aに回転する時、第1ロック線31は、ガンギ車2の歯62を遮断する。歯62は次いでロック面33に載る。この後、第1フィンガ・ピース14が第2フィンガ・ピース11を駆動する時、またローラ1が第2方向bに回転する時、歯62は第2ロック面32を登る。最後に、第2フィンガ・ピースが第1フィンガ・ピースを離れる時、歯62は、ロック線3に戻る。
A fourth embodiment of the invention relates to FIG. The locking means 80 comprises a single
上述のロック手段80は、単一部品で作られるアンクル石7を除いて、図1で説明した手段と同様である。しかし、このような単一部品のアンクル石を製造することは容易ではないことに留意されたく、それをこの記述で述べるのは、単にロック手段の完全なリストを提示するためである。
The locking means 80 described above is the same as the means described in FIG. 1 except for the
本発明の第5実施形態は、図5に関係する。ロック手段80は、第1ロック・アンクル石55と第2ロック・アンクル石56を含む。これらの後者はそれぞれ、ガンギ車2の第1歯62と第2歯63と協働する。これらの第1アンクル石55と第2アンクル石56はそれぞれ、第1ロック面70と第2ロック面71を有する。従動子20の突起部21がノッチ22の立ち上がりエッジ25によって駆動される時、またローラ1が第1方向aに回転する時、第1ロック面70は、ガンギ車2の歯62を遮断する。第1フィンガ・ピース14が第2フィンガ・ピース11を駆動する時、またローラ1が第2方向bに回転する時、ガンギ車2の第2歯63は、アンクル石56の第2ロック面70を登る。前記第1ロック面70と前記第2ロック面71は相互に対して傾斜し、それによって、第1歯62が第1アンクル石55によって遮断された後、また第2フィンガ・ピース11が第1フィンガ・ピース14によって駆動された後で、第2歯63が、第2アンクル石567の第2ロック面71に位置するロック線72に載る。
The fifth embodiment of the present invention relates to FIG. The locking means 80 includes a first
以上が、本発明による戻止脱進機の適切な作動を保証することが可能なロック手段のリストである。この脱進機はバネには使用しないことは既に承知されているが、これは、欧州特許出願第03028877.3号で開示された脱進機と似ていながら、上記記述で説明した著しい改良を提案する。しかし当然ながら、上記特許出願で開示された脱進機を保留する場合も、前記脱進機には本発明で述べた様々なロック手段を取り付けることができる。 The above is a list of locking means that can ensure proper operation of the detent escapement according to the present invention. It is already known that this escapement is not used for springs, which is similar to the escapement disclosed in European Patent Application No. 0302877.3, but with the significant improvements described above. suggest. However, as a matter of course, when the escapement disclosed in the above-mentioned patent application is held, various lock means described in the present invention can be attached to the escapement.
1、4、23 ローラ、2 ガンギ車、3、60、62、63 歯、5、7、50、51、52、53、54、55、56 アンクル石、6 ブロック部材、8 ピン、11、14 フィンガ・ピース、16 テン真、20 従動子、21、40 突起部、22 ノッチ、24 円形周囲部、25 ノッチの立ち上がりエッジ、31、32、34、35、37、38、42、43、70、71 ロック面、33、36、39、44、72 ロック線、75 ディスク、80 ロック手段 1, 4, 23 roller, 2 escape wheel, 3, 60, 62, 63 teeth, 5, 7, 50, 51, 52, 53, 54, 55, 56 ankle stone, 6 block member, 8 pins, 11, 14 Finger piece, 16 tenth, 20 follower, 21, 40 protrusion, 22 notch, 24 circular perimeter, 25 notch rising edge, 31, 32, 34, 35, 37, 38, 42, 43, 70, 71 Lock surface, 33, 36, 39, 44, 72 Lock line, 75 disc, 80 Lock means
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