JP4896098B2 - 農作業機 - Google Patents
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Description
したがって、乗用型水田溝切り機は、地面(水田)に対して、前側の駆動用車輪と後ろ側の溝切り刃とで支持された状態となっている。
このような4輪の農作業機を用いたものは、どうしても全体としてコストが高くなってしまう。また、4輪の乗用型田植機は、水田を比較的安定して直進可能でかつ操舵による進路の微調整が可能ではあるが、水田の状況によってある程度は前後左右に傾く可能性がある。
そこで、特許文献1では、溝切り刃を支持するフレームを田植機に対して弾性機構を介して左右にローリング自在に接続し、フレームに弾性機構による付勢力以上の力が作用した場合にフレームを左または右にローリングして、フレームの左右に設けられた溝切り刃により形成される溝の深さが左右でほぼ同じになるようにしている。
また、特許文献2では、溝切り刃の先端部をほぼ鉛直方向に沿った軸回りに回動可能にフレームに接続して溝切り刃を降ろしたままの状態での田植機の方向転換を容易としている。すなわち、水田中で溝を形成している溝切り刃によって、走行機体の方向転換が妨げられるのを防止している。
また、コスト低減のために簡単な構造にしたことから、操舵装置がなく、進行方向の僅かなずれを微調整することが難しかった。
また、外部からの力により本体部(10)に対して相対的に移動した(傾いた)作業部(40)は、弾性手段により中立位置に戻されるとともに、弾性手段(57,68)の付勢力以下の力で簡単に移動してしまうのを防止することができる。なお、所定範囲内での移動には、回転移動や揺動も含まれるもので、例えば、本体部(10)と作業部(40)とを容易に弾性変形可能な部材で接続すれば、前後左右上下への揺動(回転移動を含む)が可能となるとともに、略平行的な移動も可能となる。
図1〜図5は、本発明の第1の実施の形態に係る乗用型水田溝切り機を示す図であって、図1は側面図であり、図2は要部としての溝切り刃の平面図であり、図3は要部としての溝切り刃の側面図であり、図4は要部としての溝切り刃の背面図であり、図5は図3のAA矢視断面図である。
作業部としての溝切り刃40は、任意の横断面において略左右対称な構造となっており、概略V字状の水田の溝の側面を形成するための左右の側板部41,41と、側板部41,41の上端から左右方向外方へ張り出した左右の張り出し板部42,42と、溝切り刃40の後端部の底部に設けられ、溝の底面を形成するための左右の底板部43,43とを備えている。左右の側板部41,41、張り出し板部42,42、底板部43,43はそれぞれ、アルミニウム合金、ステンレス鋼あるいは鋼板等からなる1枚の金属板が折り曲げられて形成されている。
そして、連結部材47および当該連結部材47により左右の張り出し板部42,42に接合された下取付部材48は、後述のように溝切り刃40を前記下パイプ16に取り付けるための取付構造の一部を構成している。
この際に、下パイプ16には、概略コ字状の支持部材61が取り付けられている。支持部材61は、下パイプ16の進行方向に右側に下パイプ16から離間した状態に配置されている。また、支持部材61は、下パイプ16に沿った方向に長く延在する矩形板状に形成されているとともに、略鉛直方向に沿った平板状となっている。そして、支持部材61の前後両端部(下パイプ16に沿った斜めの状態で前後の端部)には、下パイプ16に向かう接合部が形成され、当該接合部の先端部が下パイプ16に溶接されることで、支持部材61が下パイプ16に固定されている。
そして、溝切り刃40には、前記支持部材61に固定される上取付部材49と、当該上取付部材49に回動自在に連結される前記下取付部材48とを備える。
上取付部材49は、その上部が上述のように下パイプ16に沿って前から後に下り傾斜して配置された支持部材61に対応した形状を有し、当該上取付部材49は、支持部材61の長手方向に沿って上辺が前から後に下り傾斜して形成されるとともに、当該下り傾斜した上辺に沿って間隔をあけるとともに並んだ状態で2つのボルトを挿通するためのボルト孔62,62が形成されている。
そして、上取付部材49の下辺は、ほぼ水平とされるとともに、2つの筒部52,52が同軸上に間隔をあけて形成されている。すなわち、上取付部材49の下端部には、2つの筒部52,52が設けられている。
また、筒部52,52の軸方向は、乗用型水田溝切り機の進行方向に沿ったもの、すなわち、乗用型水田溝切り機の前後方向に沿ったものとなっている。
なお、筒部52,52は、上取付部材49の下部において、帯状に2本の延出部を一体に設け、この帯状の延出部を筒状に丸めることで形成されている。
一方の下取付部材48は、その上下の中央部が上述のように連結部材47,47を介して溝切り刃40に固定され、乗用型水田溝切り機の進行方向(前後方向)に沿うとともに、鉛直方向に沿ったものとなっている。なお、下取付部材48の下端部は、連結部材47,47の張り出し板部42,42に固定された端部の反対側の下方を向く端部よりも下側に延出した状態となっている。
そして、筒部52,52の軸方向は、乗用型水田溝切り機の進行方向に沿ったもの、すなわち、乗用型水田溝切り機の前後方向に沿ったものとされている。
そして、これらの筒部52,53の全てに挿通するように一本の丸棒状の芯材(回転軸)を挿入することにより、これら筒部52,53が互いに回転自在に接合された状態となる。
また、アングル部材54,54の左もしくは右に延出する板部には、ボルトを挿通する挿通孔が形成されている。
なお、後述のように溝切り刃40が揺動した場合に、ナット58,58に対してアングル部材54,54が移動するので、ボルト55,55の位置を固定した状態とする必要がある。また、ナット58,58の位置、すなわち、締め付け量は、後述のコイルスプリング57,57のバネ荷重との関係と、溝切り刃40の回転移動をどの程度の力で可能とするか等を考慮して決められる。
すなわち、乗用方水田溝切り機の操舵性を向上することができる。
なお、取付部材63の取付構造は、第1の実施の形態の下取付部材48と同様である必要はなく、例えば、連結部材47を左右2枚の張り出し板部42,42に架け渡された状態の1枚の板体とし、この1枚板体に取付部材63の下端を溶接するものとしてもよいし、その他の構造としてもよい。
そして、これらは、支持部材61の板状部分と、取付座金67との間に取付部材63の上端部が配置され、支持部材61の板状部分と、取付部材63の上端部との間に一枚の弾性ゴム板68が配置され、取付部材63の上端部と取付座金67との間に弾性ゴム板68が配置されている。すなわち、支持部材61に取付部材63を取り付ける際の取付構造は、支持部材61の板状部分、弾性ゴム板68、取付部材63の上端部、弾性ゴム板68、取付座金67の順で、これらが重ねられた積層構造を有する。
また、積層された各部材のボルト孔62,64,69には、これらを貫通するように円筒状の取付間座69が挿入されている。
そして、取付間座69内に挿入されたボルト65と、ナット70により、これら積層した部材が一体に締結されることになる。なお、取付間座69の長さは、例えば、これら支持部材61、取付部材63、取付座金67および弾性ゴム板68を合わせた厚さより例えば僅かに短いものとなっており、弾性ゴム板68が僅かに圧縮された状態となっている。
なお、ボルト65および取付間座69の方向に沿って僅かながら平行移動することも可能である。また、取付部材63、すなわち溝切り刃40の移動範囲は、基本的に取付部材63の左右に配置される支持部材61と取付座金67とに制限されるとともに、弾性ゴム板68が圧縮しても厚みが0となることはありえないので、二枚の弾性ゴム板68によっても制限される。
基本的には、前後方向に沿うとともに鉛直方向に沿った平面内、すなわち、ボルト65よび取付間座69に直交する平面内に配置可能な軸の軸回りに揺動可能となっている。
このような構成により第1の実施の形態と同様に、乗用型農作業機の直進性の向上を図るとともに、操舵性の向上を図ることができる。
10 本体フレーム(本体部)
40 溝切り刃(作業部)
57 コイルスプリング(弾性手段、バネ)
68 弾性ゴム板(弾性手段、弾性ゴム)
Claims (3)
- 1輪の駆動用車輪(4)と、地面側に配置される作業部(40)と、当該駆動用車輪(4)および作業部(40)に接続される本体部(10)とを備え、前記駆動用車輪と作業部とにより支持される農作業機において、
前記作業部(40)を前記本体部(10)に対して所定範囲内で移動自在に設け、
当該作業部(40)が中立位置から移動した際に、前記中立位置に戻す方向に付勢する弾性手段(57,68)を設けたことを特徴とする農作業機。 - 前記作業部(40)を前記本体部(10)に略前後方向に沿った軸回りに回転自在に取り付けることで左右に回転移動自在とし、前記中立位置から回転移動した前記作業部を前記中立位置に戻す方向に付勢する前記弾性手段としてのバネ(57)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の農作業機。
- 前記作業部(40)を前記本体部(10)に弾性ゴム(68)を介して取り付けることにより所定範囲内で移動自在とし、前記弾性ゴム(68)が前記弾性手段として、前記中立位置から移動した前記作業部(40)を前記中立位置に戻す方向に付勢することを特徴とする請求項1に記載の農作業機。
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