JP4895922B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

この発明はアンテナ装置に関し、特に、垂直偏波が水平面で無指向性であるアンテナに関し、携帯電話、PHS等の移動体通信基地局に使用されるコリニアアレーアンテナ等のアンテナ装置に関する。
移動体通信基地局用アンテナには、加入者容量の小さな基地局用として、垂直偏波の水平面無指向性が要求されることがある。この場合、基地局用アンテナでは利得を大きくしなければならないため、一般にはコリニアアレーアンテナが使用される。
コリニアアレーアンテナにおいては、素子アンテナを積み重ねる場合に、各素子アンテナの支持物や給電線が放射パターンに影響を与えないようにしなければならない。また、風圧に耐えうる必要があるため、アンテナの径を小さくする必要がある。
これらの条件を満足するためのコリニアアレーアンテナとして、直列給電法を採用したものが提案されている(例えば、特許文献1および2参照。)。
特許文献1では、同軸線路の外導体に空けられた複数個のスリットと、これらのスリットを覆う約1/2波長の複数個の導体パイプとを電磁結合させることにより、簡易な構造の直列給電コリニアアレーアンテナを得ている。
また、特許文献2では、誘電体基板の両面に放射素子とマイクロストリップ線路をほぼ1/2波長ごとに交互に直列に接続したコリニアアレーアンテナにおいて、放射素子に切り込み部分を設けることにより良好な反射特性を得ている。
特許第3232944号公報 特開平9−116328号公報
基地局用アンテナでは、下方に存在する移動端末が通信対象となるため、水平面から下の方向へ主ビームをチルトさせる必要がある。直列給電の場合には、通常、所望の周波数帯域の中心周波数fにおいて、所望のチルト方向で各素子アンテナが放射する信号の位相が一致するように素子間隔を定める。すなわち、各素子が放射する信号は、所望のチルト方向の観測点で、中心周波数fにおいて隣接素子間で360°×nだけ位相差がある(nは1以上の整数)。したがって、中心周波数f以外の周波数fにおいては、隣接素子間で360°×n×f/fだけ位相差がつき、所望のチルト方向からビームがずれてしまう。このように、特許文献1および特許文献2に示された直列給電コリニアアレーアンテナでは、所望の周波数帯域が広い時に、帯域端の周波数で主ビーム方向が所望のチルト方向からずれるという問題点があった。
一方、並列給電法を採用した場合には、各素子が放射する信号は、所望のチルト方向の観測点で、中心周波数fにおいて隣接素子間で0度だけ位相差がある。したがって、中心周波数f以外の周波数fにおいても、隣接素子間の位相差は0度であり、所望のチルト方向からビームがずれることはない。すなわち、所望の周波数帯域が広い場合でも、帯域端の周波数で主ビーム方向が所望のチルト方向からずれることはない。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、アンテナの支持物や給電線が放射パターンに影響を与えず、アンテナ径が小さく、所望の周波数帯域が広い場合でも主ビーム方向が所望の方向からずれることがないアンテナ装置を得ることを目的とする。
この発明は、nを2以上の整数、mをn以下の任意の正の整数とし、n個の同軸線路と、中空内部を有し、その中空内部をn個の上記同軸線路が貫通し、使用周波数帯の中心周波数における電気長が約半波長の長さである、2n−1個の導体パイプとを備え、n個の上記同軸線路は、mが(n−1)以下の場合に、m番目の上記同軸線路の外導体が、(m+1)番目の上記同軸線路の内導体を兼ねた多重同軸線路を構成し、m番目の上記同軸線路の外導体に、上記同軸線路の伸長方向に対して略々垂直な方向に、m番目の上記同軸線路の外導体を分断する2m−1個のスリットを設け、1番目の上記同軸線路の外導体に空けられた1個の上記スリットの一端において、1番目の上記同軸線路の外導体が、1番目の上記同軸線路の内導体に、上記同軸線路の伸長方向に対して略々垂直な方向に設けられた導体板を介して接続され、mが2以上の場合に、m番目の上記同軸線路の外導体に空けられた2m−1個の上記スリットは、(m−1)番目の上記同軸線路の外導体に空けられた2m−2個の上記スリットのうち最も近い位置にある上記スリットから遠い側の端において、m番目の上記同軸線路の外導体が、m番目の上記同軸線路の内導体に、上記同軸線路の伸長方向に対して略々垂直な方向に設けられた導体板を介して接続され、2n−1個の上記導体パイプを、n番目の上記同軸線路の外導体に空けられた2n−1個の上記スリットを覆うように配置したことを特徴とするアンテナ装置である。
この発明は、nを2以上の整数、mをn以下の任意の正の整数とし、n個の同軸線路と、中空内部を有し、その中空内部をn個の上記同軸線路が貫通し、使用周波数帯の中心周波数における電気長が約半波長の長さである、2n−1個の導体パイプとを備え、n個の上記同軸線路は、mが(n−1)以下の場合に、m番目の上記同軸線路の外導体が、(m+1)番目の上記同軸線路の内導体を兼ねた多重同軸線路を構成し、m番目の上記同軸線路の外導体に、上記同軸線路の伸長方向に対して略々垂直な方向に、m番目の上記同軸線路の外導体を分断する2m−1個のスリットを設け、1番目の上記同軸線路の外導体に空けられた1個の上記スリットの一端において、1番目の上記同軸線路の外導体が、1番目の上記同軸線路の内導体に、上記同軸線路の伸長方向に対して略々垂直な方向に設けられた導体板を介して接続され、mが2以上の場合に、m番目の上記同軸線路の外導体に空けられた2m−1個の上記スリットは、(m−1)番目の上記同軸線路の外導体に空けられた2m−2個の上記スリットのうち最も近い位置にある上記スリットから遠い側の端において、m番目の上記同軸線路の外導体が、m番目の上記同軸線路の内導体に、上記同軸線路の伸長方向に対して略々垂直な方向に設けられた導体板を介して接続され、2n−1個の上記導体パイプを、n番目の上記同軸線路の外導体に空けられた2n−1個の上記スリットを覆うように配置したことを特徴とするアンテナ装置であるので、多重同軸線路を用いた並列給電回路により電磁結合ダイポールを励振することで、アンテナの支持物や給電線が放射パターンに影響を与えず、アンテナ径が小さく、所望の周波数帯域が広い場合でも主ビーム方向が所望の方向からずれることがないという効果が得られる。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置について図1を参照しながら説明する。なお、本実施の形態においては、並列給電コリニアアレーアンテナを例に挙げて説明するが、この発明は、その場合に限定されないものとする。
図1(a)は、この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構成を示した斜視図である。図1(b)は、図1(a)のアンテナ装置の中心軸30と直線31を通る面での断面を示した断面図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。図1(a)および(b)において、1は導体材料から構成された導体パイプ、2は導体パイプ1を内部の空洞に収容した中空導体パイプ、3は導体パイプ1の上端に設けられ、導体パイプ1と中空導体パイプ2とを接続している円環状の円環導体板、4は中空導体パイプ2上に設けられ、中空導体パイプ2をそれの伸長方向に対して略々垂直な方向に分断する円環スリット、5は中空導体パイプ2を内部の空洞に収容した中空導体パイプ、6は中空導体パイプ2と中空導体パイプ5とを接続している円環導体板、7は中空導体パイプ5上に設けられ、中空導体パイプ5をそれの伸長方向に対して略々垂直な方向に分断する円環スリット、20は中空導体パイプ5の一部分をそれぞれ内部の空洞に収容した2つの中空導体パイプである。円環スリット4,7、及び、円環導体板3,6は、それぞれ、導体パイプ1及び中空導体パイプ2,5の伸長方向に対して略々垂直な方向に設けられている。本実施の形態におけるアンテナ装置は、これらの1〜7及び20で示される各構成要素から構成されている。なお、30はアンテナ装置の中心軸、31は中空導体パイプ5の直径方向に延びた直線である。
当該構成において、所望の使用周波数帯域の中心周波数をfとする。図1において、導体パイプ1と中空導体パイプ2とは第1の同軸線路を構成し、第1の同軸線路の内導体が導体パイプ1、外導体が中空導体パイプ2である。中空導体パイプ2上に、中心周波数fにおける波長に比べて微小な円環スリット4が設けられている。また、円環スリット4の上端(または下端)において、円環導体板3を介して、導体パイプ1と中空導体パイプ2とを接続する。
中空導体パイプ2と中空導体パイプ5とは第2の同軸線路を構成し、第2の同軸線路の内導体が中空導体パイプ2、外導体が中空導体パイプ5である。中空導体パイプ5上に、中心周波数fにおける波長に比べて微小な円環スリット7が2個設けられている。また、円環スリット7における、円環スリット4から見て遠い側の端において、円環導体板6を介して、中空導体パイプ2と中空導体パイプ5とを接続する。すなわち、図1の例においては、上側の円環スリット7については、円環スリット4が上側の円環スリット7の下方に設けられているため、円環スリット4から見た、上側の円環スリット7の遠い側の端は、円環スリット7の上端となる。同様に、下側の円環スリット7については、円環スリット4が、下側の円環スリット7の上方に設けられているため、円環スリット4から見た、下側の円環スリット7の遠い側の端は、円環スリット7の下端となる。従って、図1の例においては、中空導体パイプ2と中空導体パイプ5とは、上側の円環スリット7の上端、および、下側の円環スリット7の下端の2箇所において、円環導体板6を介して接続されている。
2個の中空導体パイプ20は、2つの円環スリット7に対して1対1に設けられ、それぞれの円環スリット7を外部から覆う位置に配置されている。また、中空導体パイプ20は、電気長を、使用周波数帯域の中心周波数fにおいて約半波長(1/2波長)の長さとし、放射用ダイポールとして動作する。
導体パイプ1、中空導体パイプ2、中空導体パイプ5の中心軸は、中心軸30である。一方、中空導体パイプ20の中心軸は、直線30に必ずしも一致しないとする。図1の例においても、少しずれていることがわかる。また、第2の同軸線路における円環スリット7(下側の円環スリット7)から円環スリット4までの長さをz1、第2の同軸線路における円環スリット7(上側の円環スリット7)から円環スリット4までの長さをz2とする。
以上説明したように、本実施の形態におけるアンテナ装置は、第1の同軸線路及び第2の同軸線路と、内部に中空を有し、その中空内部を第1及び第2の同軸線路が貫通した、所望の周波数の中心周波数fにおける電気長が約1/2波長の2個の中空導体パイプ20とを備えている。第1の同軸線路の外導体(中空導体パイプ2)に空けられた円環スリット4の一方の端(図1の例では、上端)において、第1の同軸線路の外導体(中空導体パイプ2)は、第1の同軸線路の内導体(導体パイプ1)に、第1の同軸線路の伸長方向に略垂直に設けられた円環導体板3を介して接続されている。また、第2の同軸線路の外導体(中空導体パイプ5)に空けられた円環スリット7の、第1の同軸線路の外導体(中空導体パイプ2)に空けられた円環スリット4から遠い側の端において、第2の同軸線路の外導体(中空導体パイプ5)は、第2の同軸線路の内導体(中空導体パイプ2)に、第2の同軸線路の伸長方向に略垂直に設けられた円環導体板6を介して接続されている。すなわち、図1の例では、2つの円環スリット7の間に円環スリット4があるため、上側の円環スリット7においては上端で、下側の円環スリット7においては下端で、第2の同軸線路の外導体(中空導体パイプ5)は、第2の同軸線路の内導体(中空導体パイプ2)に接続されている。また、2個の中空導体パイプ20は、第2の同軸線路の外導体(中空導体パイプ5)に空けられた2個の円環スリット7を覆うように配置されている。
次に動作について説明する。第1の同軸線路の導体パイプ1と中空導体パイプ2に注入された信号は、円環スリット4を介して、第2の同軸線路の円環スリット4の上方向と下方向へ分配される。この時、第2の同軸線路の特性インピーダンスを第1の同軸線路の半分とすれば、整合を取ることができる。また、分配された2つの信号は逆相となる。
上記2分配された信号は、円環スリット7に到達すると、円環スリット7には中空導体パイプ5の中心軸に平行な方向に電位差が生じる。中空導体パイプ20の電気長は中心周波数fにおいて約半波長(約1/2波長)の長さとなっているので、中空導体パイプ20は円環スリット7と電磁結合し、中空導体パイプ20上に半波長ダイポールと類似の電流が生じ、アンテナ外部に電磁波が放射される。
仮に、長さz1とz2とが等しいとすると、円環スリット4で2分配された信号は逆相であるから、第2の同軸線路を通って上下の円環スリット7に到達した信号も逆相である。また、下側の円環スリット7では、第2の同軸線路の内導体(中空導体パイプ2)と外導体(中空導体パイプ5)とが円環スリット7の下端で円環導体板6を介して接続されているのに対して、上側の円環スリット7では、第2の同軸線路の内導体(中空導体パイプ2)と外導体(中空導体パイプ5)とが円環スリット7の上端で円環導体板6を介して接続されており、上下の円環スリット7で反対の端に円環導体板6がある。したがって、上下の円環スリット7に逆相で到達した信号は、上下の中空導体パイプ20を同相で励振し、中心軸30と垂直な面内にアンテナの主ビームが向く。
中心軸30と垂直な面内からチルトした方向に主ビームを向ける場合は、長さz1およびz2を変化させることで、上下の中空導体パイプ20の励振位相を自由に設定でき、主ビーム方向を調整することができる。また、図1のアンテナ装置では、並列給電しているので、所望の周波数帯域が広い場合でも、帯域端の周波数で主ビーム方向が所望のチルト方向からずれることはない。
中空導体パイプ20の中心軸と中空導体パイプ5の中心軸30とを一致させないようにして、円環スリット7を見込むアンテナの入力インピーダンスを調整することもできる。また、円環スリット7を中空導体パイプ20の中心軸方向の中心からオフセットすることにより、上記アンテナの入力インピーダンスを調整することもできる。さらに、2個の中空導体パイプ20の形状は、同じである必要はない。
なお、本実施の形態1では、導体パイプ1、中空導体パイプ2、中空導体パイプ5、中空導体パイプ20として、これらの中心軸に直交する面での断面が円形である場合を仮定しているが、上記断面が方形など任意形状の場合でも、動作原理は本実施の形態1と同様であり、同様な効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態においては、アンテナ素子として電磁結合ダイポールを使用し、多重同軸線路により並列給電することにより、アンテナの支持物や給電線が放射パターンに影響を与えず、アンテナ径が小さく、使用周波数帯域が広い場合でも主ビーム方向が所望の方向からずれることがないアンテナ装置が得られるという効果を有する。
実施の形態2.
上記の実施の形態1に係るアンテナ装置においてはアンテナ素子数が2個の場合について説明したが、本実施の形態2においてはアンテナ素子数を8個へ増やした場合を例に挙げて、この発明に係るアンテナ装置の効果を明らかにする。図2(a)は、この発明の実施の形態2に係るアンテナ装置を示す斜視図である。図2(b)は、図2(a)のアンテナ装置の中心軸30と直線31を通る面での断面図である。また、図3は、図2(b)の断面図において、z1=z2、z3=z4=z5=z6、z7=z8=z9=z10=z11=z12=z13=z14とした時に、同軸線路の各断面での信号の位相を示したものである。
図2および図3において、8は中空導体パイプ5を内部に収容した中空導体パイプ、9は中空導体パイプ5と中空導体パイプ8とを接続している円環導体板、10は中空導体パイプ8上に設けられ、中空導体パイプ8を分断する円環スリット、11は中空導体パイプ8を内部に収容した中空導体パイプ、12は中空導体パイプ8と中空導体パイプ11とを接続している円環導体板、13は中空導体パイプ11上に設けられ、中空導体パイプ11を分断する円環スリットである。なお、円環導体板9,12、及び、円環スリット10,13は、中空導体パイプ8,11等の伸長方向に対して略々垂直な方向に設けられている。他の構成については、実施の形態1と同様であるため、ここでは同一符号を付して示し、説明は省略する。
所望の使用周波数帯域の中心周波数をfとする。図2において、導体パイプ1と中空導体パイプ2とは第1の同軸線路を構成し、第1の同軸線路の内導体が導体パイプ1、外導体が中空導体パイプ2である。中空導体パイプ2上に、中心周波数fにおける波長に比べて微小な円環スリット4がある。また、円環スリット4の上端または下端(図2の例では、上端)において、円環導体板3を介して、導体パイプ1と中空導体パイプ2とを接続する。
中空導体パイプ2と中空導体パイプ5とは第2の同軸線路を構成し、第2の同軸線路の内導体が中空導体パイプ2、外導体が中空導体パイプ5である。中空導体パイプ5上に、中心周波数fにおける波長に比べて微小な円環スリット7が2個ある。また、各々の円環スリット7の、当該円環スリット7から最も近い円環スリット4に対して遠い側の端(すなわち、図2の例では、上側の円環スリット7ではそれの上端、下側の円環スリット7ではそれの下端)において、円環導体板6を介して、中空導体パイプ2と中空導体パイプ5とを接続する。
中空導体パイプ5と中空導体パイプ8とは第3の同軸線路を構成し、第3の同軸線路の内導体が中空導体パイプ5、外導体が中空導体パイプ8である。中空導体パイプ8上に、中心周波数fにおける波長に比べて微小な円環スリット10が4個ある。また、円環スリット10における、当該円環スリット10から最も近い円環スリット7に対して遠い側の端において、円環導体板9を介して、中空導体パイプ5と中空導体パイプ8とを接続する。
中空導体パイプ8と中空導体パイプ11とは第4の同軸線路を構成し、第4の同軸線路の内導体が中空導体パイプ8、外導体が中空導体パイプ11である。中空導体パイプ11上に、中心周波数fにおける波長に比べて微小な円環スリット13が8個ある。また、円環スリット13における、当該円環スリット13から最も近い円環スリット10に対して遠い側の端において、円環導体板12を介して、中空導体パイプ8と中空導体パイプ11とを接続する。
8個の中空導体パイプ20は、それぞれ、8個の各円環スリット13に対して1対1に設けられ、それらを1つずつ外部から覆う位置に配置されている。また、中空導体パイプ20は、電気長を使用周波数帯域の中心周波数fにおいて約半波長(約1/2波長)とし、放射用ダイポールとして動作する。
導体パイプ1、中空導体パイプ2、中空導体パイプ5、中空導体パイプ8、中空導体パイプ11の中心軸は、直線30上にある。一方、中空導体パイプ20の中心軸は、直線30に必ずしも一致しないとする。
第2の同軸線路の下側の円環スリット7から円環スリット4までの長さをz1、第2の同軸線路の円環スリット4から上側の円環スリット7までの長さをz2とする。
また、第3の同軸線路の一番下の円環スリット10から下側の円環スリット7までの長さをz3、第3の同軸線路の下側の円環スリット7から下から2番目の円環スリット10までの長さをz4、第3の同軸線路の下から3番目の円環スリット10から上側の円環スリット7までの長さをz5、第3の同軸線路の上側の円環スリット7から一番上の円環スリット10までの長さをz6とする。
さらに、第4の同軸線路の一番下の円環スリット13から一番下の円環スリット10までの長さをz7、第4の同軸線路の一番下の円環スリット10から下から2番目の円環スリット13までの長さをz8、第4の同軸線路の下から3番目の円環スリット13から下から2番目の円環スリット10までの長さをz9、第4の同軸線路の下から2番目の円環スリット10から下から4番目の円環スリット13までの長さをz10、第4の同軸線路の下から5番目の円環スリット13から下から3番目の円環スリット10までの長さをz11、第4の同軸線路の下から3番目の円環スリット10から下から6番目の円環スリット13までの長さをz12、第4の同軸線路の下から7番目の円環スリット13から一番上の円環スリット10までの長さをz13、第4の同軸線路の一番上の円環スリット10から一番上の円環スリット13までの長さをz14とする。
次に動作について説明する。第1の同軸線路の導体パイプ1と中空導体パイプ2に注入された信号は、円環スリット4を介して、第2の同軸線路の円環スリット4の上方向と下方向へ分配される。この時、第2の同軸線路の特性インピーダンスを第1の同軸線路の半分とすれば、整合を取ることができる。また、分配された2つの信号は逆相となる。
円環スリット4で2分配された信号は、円環スリット7に到達し、第3の同軸線路の円環スリット7の上方向と下方向へ分配される。この時、第3の同軸線路の特性インピーダンスを第2の同軸線路の半分とすれば、整合を取ることができる。また、分配された2つの信号は逆相となる。
円環スリット7で2分配された信号は、円環スリット10に到達し、第4の同軸線路の円環スリット10の上方向と下方向へ分配される。この時、第4の同軸線路の特性インピーダンスを第3の同軸線路の半分とすれば、整合を取ることができる。また、分配された2つの信号は逆相となる。
円環スリット10で2分配された信号は、円環スリット13に到達すると、円環スリット13には中空導体パイプ11の中心軸に平行な方向に電位差が生じる。中空導体パイプ20の電気長は中心周波数fにおいて約半波長となっているので、中空導体パイプ20は円環スリット13と電磁結合し、中空導体パイプ20上に半波長ダイポールと類似の電流が生じ、アンテナ外部に電磁波が放射される。
仮に、z1=z2、z3=z4=z5=z6、z7=z8=z9=z10=z11=z12=z13=z14とする。この時、同軸線路の各断面における信号の位相は、図3に示したとおりになる。したがって、下から2番目、4番目、6番目、8番目の円環スリット13に到達した信号と、下から1番目、3番目、5番目、7番目の円環スリット13に到達した信号は、逆相となる。また、下から2番目、4番目、6番目、8番目の円環スリット13では、第4の同軸線路の内導体と外導体が円環スリット13の上端で円環導体板12を介して接続されているのに対して、下から1番目、3番目、5番目、7番目の円環スリット13では、第4の同軸線路の内導体と外導体が円環スリット13の下端で円環導体板12を介して接続されている。したがって、8個の中空導体パイプ20は、同相で励振され、中心軸30と垂直な面内にアンテナの主ビームが向く。
中心軸30と垂直な面内からチルトした方向に主ビームを向ける場合は、z1〜z14を変化させることで、8個の中空導体パイプ20の励振位相を自由に設定でき、主ビーム方向を調整することができる。また、図2のアンテナ装置では、並列給電しているので、使用周波数帯域が広い場合でも、帯域端の周波数で主ビーム方向が所望のチルト方向からずれることはない。
中空導体パイプ20の中心軸と中空導体パイプ11の中心軸30とが一致させないようにして、円環スリット13を見込むアンテナの入力インピーダンスを調整することもできる。また、円環スリット13を中空導体パイプ20の中心軸方向の中心からオフセットすることにより、上記アンテナの入力インピーダンスを調整することもできる。さらに、8個の中空導体パイプ20の形状は、同じである必要はない。
なお、本実施の形態2では、導体パイプ1、中空導体パイプ2、中空導体パイプ5、中空導体パイプ8、中空導体パイプ11、中空導体パイプ20として、これらの中心軸に直交する面での断面が円形である場合を仮定しているが、上記断面が方形など任意形状の場合でも、動作原理は本実施の形態2と同様であり、同様な効果を得ることができる。
以上では、上記実施の形態1に係るアンテナ装置において、アンテナ素子数を2個から8個へ増やした場合を説明したが、アンテナ素子数が2n−1個の場合も同様に考えることができる。ここで、nは2以上の整数である。この場合、アンテナ装置は、n個の同軸線路と2n−1個の中空導体パイプ20から構成される。
mをn以下の任意の正の整数とする。n個の同軸線路は、mが(n−1)以下の場合に、m番目の同軸線路の外導体が(m+1)番目の同軸線路の内導体を兼ねた多重同軸線路を構成する。また、m番目の同軸線路の外導体に、同軸線路の伸長方向に略垂直に、m番目の同軸線路の外導体を分断する2m−1個のスリットを設ける。
1番目の同軸線路の外導体に空けられた1個のスリットは、その一端において、1番目の同軸線路の外導体に、1番目の同軸線路の内導体を、同軸線路の伸長方向に略垂直に設けられた導体板を介して接続する。また、mが2以上の場合には、m番目の同軸線路の外導体に空けられた2m−1個のスリットは、(m−1)番目の同軸線路の外導体に空けられた2m−2個のスリットのうち最も近い位置にあるスリットから遠い側の端において、m番目の同軸線路の外導体に、m番目の同軸線路の内導体を、同軸線路の伸長方向に略垂直な方向に設けられた導体板を介して接続する。
さらに、2n−1個の中空導体パイプ20は、n番目の同軸線路の外導体に空けられた2n−1個のスリットを覆うように配置される。第1の同軸線路に注入された信号は(n−1)回2分配され、各アンテナ素子を励振する。このように、アンテナ素子数を増やすことにより、アンテナの利得を上げることができるという効果を有する。
以上のように、本実施の形態2においては、実施の形態1と同様に、アンテナ素子として電磁結合ダイポールを使用し、多重同軸線路により並列給電することにより、アンテナの支持物や給電線が放射パターンに影響を与えず、アンテナ径が小さく、使用周波数帯域が広い場合でも主ビーム方向が所望の方向からずれることがないアンテナ装置が得られるという効果を有する。
実施の形態3.
本実施の形態3では、実施の形態1、2に係るアンテナ装置の構成に対して、さらに、中空導体パイプ20を覆うように中空導体パイプ21を設置した場合の上記実施の形態1、2の効果を明らかにする。図4は、図1のアンテナ装置において、中空導体パイプ21を設置した場合を示す斜視図である。
図4に示すように、中空導体パイプ21は、中空導体パイプ20の外側に設置される。中空導体パイプ21は、電気長を所望の使用周波数帯域の中心周波数fにおいて約半波長(約1/2波長)とする。中空導体パイプ20と中空導体パイプ21の長さは、同じである必要はない。また、2個の中空導体パイプ21の形状は、同じである必要はない。さらに、中空導体パイプ20の中心軸と、中空導体パイプ21の中心軸は、同じである必要はない。
中空導体パイプ21を装荷することにより、2共振特性が得られ、アンテナ素子の反射特性を2周波共用化または広帯域化することができるという効果を有する。
なお、本実施の形態3では、コリニアアレーアンテナの素子数が2である場合を説明したが、アンテナ素子数が2以上の場合でも、同様に、中空導体パイプ21を中空導体パイプ20を覆うように設置することにより、アンテナ反射特性を2周波共用化または広帯域化することができる。
以上のように、本実施の形態においては、上記の実施の形態1および2と同様の効果が得られるとともに、さらに、中空導体パイプ20の外側に覆うように配置した、使用周波数帯域の中心周波数における電気長が約1/2波長のn個(nは2以上の整数)の中空導体パイプ21を装荷することにより、2共振特性が得られ、アンテナ素子の反射特性を2周波共用化または広帯域化することができるという効果を有する。
実施の形態4.
本実施の形態4では、実施の形態1、2に係るアンテナ装置に対して、さらに、中空導体パイプ20の外側に導体棒22を複数個設置した場合の上記実施の形態1、2の効果を明らかにする。図5は、図1のアンテナ装置において、導体棒22を設置した場合を示す斜視図である。
導体棒22は、中空導体パイプ20の外側に、1個の中空導体パイプ20につき、所定間隔で複数個設置される。図5では、1個の中空導体パイプ20につき、導体棒22を2個設置している。図5の例では、各導体棒22は、中空導体パイプ20の直径の延長線上に中空導体パイプ20を挟んで対向するように配置されている。導体棒22は、電気長を所望の使用周波数帯域の中心周波数fにおいて約半波長(約1/2波長)とする。中空導体パイプ20と導体棒22の長さは、同じである必要はない。また、2個の導体棒22の形状は、同じである必要はない。
また、導体棒22の個数は、1個の中空導体パイプ20につき2個以上であることが望ましい。なぜなら、1個の中空導体パイプ20につき導体棒22が1個の場合、導体棒22が導波器または反射器として作用し、水平面で無指向性パターンではなくなるためである。
1個の中空導体パイプ20につき、導体棒22を複数個装荷することにより、アンテナ素子の反射特性を、多周波共用化または広帯域化することができる。
なお、本実施の形態4では、コリニアアレーアンテナの素子数が2である場合を説明したが、アンテナ素子数が2以上の場合でも、同様に、導体棒22を中空導体パイプ20の外側に設置することにより、アンテナ反射特性を多周波共用化または広帯域化することができる。
以上のように、本実施の形態においては、上記の実施の形態1および2と同様の効果が得られるとともに、さらに、導体パイプ20の外側に、1個の導体パイプ20につき、複数個配置された、使用周波数の中心周波数における電気長が約1/2波長の複数の導体棒22を設置したので、アンテナ素子の反射特性を、多周波共用化または広帯域化することができるという効果がある。
なお、以上の実施の形態1〜4において、多重同軸線路の内部、及び/または、中空導体パイプ20の内側、及び/または、中空導体パイプ21の内側、及び/または、導体棒22と中空導体パイプ20との間に、誘電体を充填しても良い。このように、誘電体を充填することにより、多重同軸線路、及び/または、中空導体パイプ20、及び/または、中空導体パイプ21、及び/または、導体棒22を、誘電体により支えることができるので、製造しやすいという効果を有する。
さらに、中空導体パイプ20の内側に誘電体を充填した場合、誘電体がない場合に比べて、アンテナ共振周波数は低くなる。この効果を利用すれば、中空導体パイプ20の長さを、誘電体がない場合に比べて短くし、中空導体パイプ20を小型化できる。その結果として、隣接する中空導体パイプ20間の相互結合を小さくできるという効果を有する。
この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構成を示した斜視図および断面図である。 この発明の実施の形態2に係るアンテナ装置の構成を示した斜視図および断面図である。 この発明の実施の形態2に係るアンテナ装置の一例における同軸線路の各断面での信号の位相を示した説明図である。 この発明の実施の形態3に係るアンテナ装置の構成を示した斜視図である。 この発明の実施の形態4に係るアンテナ装置の構成を示した斜視図である。
符号の説明
1 導体パイプ、2 中空導体パイプ、3 円環導体板、4 円環スリット、5 中空導体パイプ、6 円環導体板、7 円環スリット、8 中空導体パイプ、9 円環導体板、10 円環スリット、11 中空導体パイプ、12 円環導体板、13 円環スリット、20 中空導体パイプ、21 中空導体パイプ、22 導体棒、30 アンテナ装置の中心軸。

Claims (6)

  1. nを2以上の整数、mをn以下の任意の正の整数とし、
    n個の同軸線路と、
    中空内部を有し、その中空内部をn個の上記同軸線路が貫通し、使用周波数帯の中心周波数における電気長が約半波長の長さである、2n−1個の導体パイプと
    を備え、
    n個の上記同軸線路は、mが(n−1)以下の場合に、m番目の上記同軸線路の外導体が、(m+1)番目の上記同軸線路の内導体を兼ねた多重同軸線路を構成し、
    m番目の上記同軸線路の外導体に、上記同軸線路の伸長方向に対して略々垂直な方向に、m番目の上記同軸線路の外導体を分断する2m−1個のスリットを設け、
    1番目の上記同軸線路の外導体に空けられた1個の上記スリットの一端において、1番目の上記同軸線路の外導体が、1番目の上記同軸線路の内導体に、上記同軸線路の伸長方向に対して略々垂直な方向に設けられた導体板を介して接続され、
    mが2以上の場合に、m番目の上記同軸線路の外導体に空けられた2m−1個の上記スリットは、(m−1)番目の上記同軸線路の外導体に空けられた2m−2個の上記スリットのうち最も近い位置にある上記スリットから遠い側の端において、m番目の上記同軸線路の外導体が、m番目の上記同軸線路の内導体に、上記同軸線路の伸長方向に対して略々垂直な方向に設けられた導体板を介して接続され、
    n−1個の上記導体パイプを、n番目の上記同軸線路の外導体に空けられた2n−1個の上記スリットを覆うように配置したことを特徴とするアンテナ装置。
  2. n個の上記導体パイプを覆うように配置した、使用周波数帯の中心周波数における電気長が約半波長の長さのn個の第2の中空導体パイプを備えたことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. n個の上記導体パイプの外側に、各上記導体パイプごとに複数個ずつ配置された、使用周波数帯の中心周波数における電気長が約半波長の長さの複数の導体棒を備えたことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 上記多重同軸線路の内部、または、上記導体パイプの内側に、誘電体を充填したことを特徴とする請求項に記載のアンテナ装置。
  5. 上記多重同軸線路の内部、または、上記導体パイプの内側、または、上記第2の中空導体パイプの内側に、誘電体を充填したことを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
  6. 上記多重同軸線路の内部、または、上記導体パイプの内側、または、上記導体棒と上記導体パイプとの間に、誘電体を充填したことを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
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