JP4895472B2 - ギャップスペーサ、そのギャップスペーサを配置したオゾン発生管、およびそのオゾン発生管を備えるオゾン発生装置 - Google Patents
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上記従来技術におけるSUSの板を溶接固定したギャップ保持方法は、微小面積で電極間の空隙を保持する方法であり、例えば0.5mm以下の狭いギャップ長をこの方法で保持する場合、ギャップ長の誤差範囲が10%を超えることもある。ギャップ長に偏りがあると、放電不均一が発生するため、トータルとしてのオゾン濃度の減少を引き起こすという不都合さがあった。また、この方法を用いた場合には、SUS板を電極に肉盛り溶接するという煩雑な作業が必須であり、もしも溶接処理工程を省略できることになれば、あるいは溶接によるギャップ保持作業が不要となれば、製作コストの削減と、効率向上に接続したことになる。
略コの字状の形状、略コの字状の形態と略Lの字状の形態あるいは逆Lの字状の形態とを組合せた形状、及び形状の先端部が所定の角度で曲がっている前記形状から選ばれた一つの形状。
請求項2に係る発明は、両端が開口された円筒状をなした接地電極と、接地電極の内側に空隙を介して配置された断面外周が円形の高電圧電極からなり、接地電極と高電圧電極の少なくとも一方の電極に誘電体層を有し、二つの電極間にギャップスペーサを有するオゾン発生管において、そのギャップスペーサとして請求項1記載のギャップスペーサを上記二つの電極間に配置することを特徴とするオゾン発生管であり、請求項3に係る発明は、両端が開口された円筒状をなした接地電極と、接地電極の内側に空隙を介して配置された断面外周が円形の高電圧電極からなり、接地電極と高電圧電極の少なくとも一方の電極に誘電体層を有し、二つの電極間にギャップスペーサを有するオゾン発生管と、オゾン発生管を内蔵する筐体とを備え、酸素を含む原料ガスの放電によりオゾンを生成するオゾン発生装置において、そのギャップスペーサとして請求項1記載のギャップスペーサを上記二つの電極間に配置することを特徴とするオゾン発生装置である。
これら金属材料あるいは樹脂材料は耐オゾン性に優れる材料であればとくに制限されないのであるが、それと共に溶接あるいは接着加工できる材料であればより好ましい材料である。好ましい材料としては、従来からスペーサとして使用されているステンレス鋼の他、アルミニウム、黄銅、ニッケルなどが挙げられる。最も好ましい材料はステンレス鋼である。また、フッ素系樹脂、クロレンド酸系樹脂等の耐オゾン性樹脂を使用することも可能である。上記棒やパイプや板が電極間のギャップ長を保持することになるので、使用する棒やパイプや板などの太さは希望するギャップ長に応じて選定すればよいのであるが、とくに塑性を有する金属あるいは樹脂は加工しやすく、組み立て時にも使い易いので都合が良い。
本発明では金属製棒、金属製パイプ、金属製板、樹脂製棒、樹脂製パイプ、樹脂製板から選ばれる少なくとも1種を折り曲げ加工して作製した物あるいは折り曲げ加工および溶接あるいは接着加工して作製した物であればどのような形状を持つ物であってもよいが、とくに電極間のギャップ保持部分がほぼ一つの平面となるように折り曲げ加工あるいは折り曲げ加工および溶接あるいは接着加工して作製した物が好ましい。
上記のその形状を含むギャップスペーサの例としては、上記第一の辺と第二の辺とが接続したギャップスペーサの一つの端部と、1本の金属線とが互いに角度(鋭角、直角、あるいは鈍角)を形成するように接続され、次いで、その金属線のもう一方の端部と新たな1本の金属線とが互いに角度(鋭角、直角、あるいは鈍角)を形成するように接続させ、以下同様の操作を行い、金属線(辺)同士が互いに角度(鋭角、直角、あるいは鈍角)を形成するように接続させた形状を有するギャップスペーサが挙げられる。ただし、この場合には、全ての金属線(辺)はほぼ同一な平面となるように接続し、しかも金属線(辺)同士が互いに重ならないようにすることが必要である。これらのギャップスペーサの中では、とくに、一つの金属線(辺)ともう一つの金属線(辺)とが直角を形成するように接続するギャップスペーサが好ましい。
さらに、上記第一の辺と第二の辺とが接続したギャップスペーサのもう一方の端部にも、上記と同様な手法を適用して、ギャップスペーサを作製してもよい。
上記ギャップスペーサをオゾン発生管に配置する代表的な方法として、例えば図1に示されるギャップスペーサをオゾン発生管に配置するときには、ギャップスペーサの第二の辺をオゾン発生管の中心電極の弧に引っ掛け、第一の辺を中心電極の長手方向に置くことにより、ギャップスペーサをオゾン発生管に簡単に配置することができる。すなわち、本発明のギャップスペーサは引っ掛け部とギャップ長保持部とを有することが好ましい。また、ギャップスペーサの第二の辺をオゾン発生管の中心電極に嵌め込み、第一の辺を中心電極の長手方向に置くことにより、ギャップスペーサをオゾン発生管に配置してもよい。
本発明のギャップスペーサをオゾン発生管に配置するときは、従来の方法と比較すると本発明では溶接作業が不要であり、簡単に効率よく配置・作業でき、ギャップスペーサを容易に配置することができる。さらに本発明の方法は、ギャップ長が短いオゾン発生管を簡単に作製することができ、また、任意のギャップ長を保持するオゾン発生管を簡単に作製することができ、しかも高濃度のオゾンを製造することを可能にしたのである。なお、上記オゾン発生装置も一般的な装置を使用すればよい。
図1に本発明のギャップスペーサ(以下、スペーサということがある)の一例、およびそのスペーサを電極間に配置したときの対向電極の一方からみた平面と中心電極の側面を示す。ここでのスペーサは、略コの字状の形態である。このスペーサの中央の辺の長さは特に制限されない。また、このスペーサの中央の辺の両端部に接続した二つの辺は互いに平行であり、長さも等しく、中央の辺と辺とで直角を形成するように接続している。
なお、図1には示されていないが、図1に示されているスペーサと類似したスペーサとして、つぎのようなスペーサも本発明に属する。スペーサの中央の辺の両端部に接続した二つの辺の長さはとくに制限されず、二つの辺の長さは同じでもよく、異なっていてもよい。中央の辺の両端部とその部分に接続した辺とは、互いに直角を形成するように接続していることが好ましいが、鋭角となるように接続していてもよいし、鈍角となるように接続していてもよい。また、中央の辺の一つの端部と一つの辺は鋭角となるように接続し、中央の辺のもう一方の端部と他方の辺とが鈍角となるように接続していてもよい。
上記スペーサは一本の金属線から折り曲げ加工により作製することができるし、一本の金属線の両端部に二本の金属線の端部を各々溶接させても作製することができる。また、該端部を各々接着剤で接着させても作製することができる。
このスペーサの中央の辺を中心電極の弧の部分に引っ掛け、放電面に接した金属線によってギャップを保持する。中心電極の両端部にそれぞれ二つのスペーサを円周対角に配置すると、中心電極と接地電極とのギャップ長を簡単な操作で正確に保持することができる。
このスペーサも一本の金属線から折り曲げ加工により作製することができる。他には、折り曲げ加工された一本の金属線の両端部に二本の金属線の端部を各々溶接あるいは接着させても作製することができる。この場合、折り曲げ加工された一本の金属線の代わりに二つあるいはそれ以上の金属線を溶接あるいは接着加工したものを用いてもよい。用いる金属線の材料などは図1とほぼ同様である。
このスペーサの中央の辺を中心電極の弦の部分に引っ掛け、放電面に接した金属線によってギャップを保持する。中心電極の両端部にそれぞれ二つのスペーサを円周対角に配置すると、中心電極と接地電極とのギャップ長を簡単な操作で正確に保持することができる。
図3のスペーサの特徴は、図1のスペーサと比較すると、主として、酸素を含むオゾン生成原料ガスを対向電極間に導入する際に、該原料ガスが円滑に導入され、オゾン濃度が高いオゾンを得ることができることである。
中心電極の端部にこのスペーサ二つをそれぞれ円周対角に配置するので、用いるスペーサは二つですみ、それ以外の点では図2のスペーサと同様である。また、図5に示されるスペーサを図1のスペーサを配置する方法とほぼ同様な方法により適用することができる。
なお、図7には示されていないが、図7のスペーサと類似したスペーサとして、略コの字状の形態と略Lの字状の形態あるいは逆Lの字状の形態とを任意の数だけ組合せたスペーサを挙げることができる。また、スペーサの両端部には、さらに金属線からなる辺を一定の角度を形成するように接続してもよい。また、これらのスペーサの中央の辺の長さは特に制限されない。さらに、スペーサの中央の辺の両端部に接続した二つの辺の長さもとくに制限されないのであり、二つの辺の長さは同じでもよく、異なっていてもよい。中央の辺の両端部とその部分に接続した辺とで直角となるように接続していることが好ましいが、その他、鋭角となるように接続していてもよいし、鈍角となるように接続していてもよい。
このスペーサ全体の大きさとしては、その長さが適用する中心電極と略同じ長さであり、その幅は適用する中心電極の円周と略同じ長さであることが好ましいが、その大きさに限定されないのであって、例えばスペーサの幅は中心電極の円周よりも短くてもよい。
このスペーサも一本の金属線から折り曲げ加工により作製することができる。その他の方法としては例えば、一本の金属線の両端部に同じ長さの金属線の端部を各々溶接あるいは接着させ、その溶接物あるいは接着物の一方の金属線の端部に略L字状に折り曲げた金属線の短い辺の端部を溶接あるいは接着させ、次いで略L字状に折り曲げた金属線の長い辺の端部に略L字状に折り曲げた金属線の短い辺の端部を溶接あるいは接着させ、これ以降は同様な溶接作業を繰り返して、図7で示されるスペーサを作製することもできる。用いる金属線の材料やその太さなどは図1とほぼ同様である。
このスペーサを中心電極に配置する方法はなんら制限されないのであるが、例えばこのスペーサの片側中央の辺を中心電極の一方の弧の部分に引っ掛け、次いでスペーサのもう一方の側の中央の辺を中心電極の他方の弧の部分に引っ掛けて、スペーサを配置する方法が挙げられる。このスペーサを中心電極に配置する際、用いるスペーサの数は一つでもよく、複数でもよい。その数は、オゾン発生管の使用される条件により適宜変更する。すなわち、オゾン発生管の設置部位が振動を受けるところかどうか、オゾン発生管が縦に置かれるのか、それとも横に置かれるのか、などにより変更することができる。
このスペーサも一本の金属線から折り曲げ加工により作製することができるし、また、折り曲げ加工と溶接あるいは接着加工とを組合せて作製することもできる。用いる金属線の材料などは図7とほぼ同様である。
このスペーサを中心電極に配置する方法はなんら制限されないのであるが、例えばこのスペーサの片側の中央の辺を中心電極の一方の弦の部分に引っ掛け、次いでスペーサのもう一方の側の中央の辺を中心電極の他方の弦の部分に引っ掛けて、スペーサを配置する方法が挙げられ、中心電極と接地電極とのギャップ長を簡単な操作で正確に保持することができる。図8のスペーサの特徴は、図7のスペーサと比較すると、主として、酸素を含むオゾン生成原料ガスを対向電極間に導入する際に、該原料ガスが円滑に導入されることである。
このスペーサも一本の金属線から折り曲げ加工により作製することができるし、その他の方法としては、折り曲げ加工と溶接あるいは接着加工と組合せて作製することも可能である。用いる金属線の材料、スペーサの対向電極の配置法などは図7とほぼ同様である。
このスペーサも一本の金属線から折り曲げ加工により作製することができる他、折り曲げ加工と溶接あるいは接着加工とを組合せて作製することもできる。用いる金属線の材料図9とほぼ同様である。
このスペーサを中心電極に配置する方法はなんら制限されないのであるが、例えばこのスペーサの片側の中央の辺を中心電極の一方の弦の部分に引っ掛け、次いでスペーサのもう一方の側の中央の辺を中心電極の他方の弦の部分に引っ掛けて、スペーサを配置する方法が挙げられ、中心電極と接地電極とのギャップ長を簡単な操作で正確に保持することができる。図10のスペーサの特徴は、図9のスペーサと比較すると、主として、酸素を含むオゾン生成原料ガスを対向電極間に導入する際に、該原料ガスが円滑に導入されることである。
すなわち、0.2mmのギャップを持つオゾン発生装置において、従来の点で保持したギャップスペーサを用いた場合と、コの字状のスペーサ(図5)を使用した場合、弦部分を変形した形状のスペーサ(図6)を使用した場合、一本の金属線で作製したジグザグ状のスペーサ(図8)を使用したオゾン発生管を準備し、それらのオゾン発生管を用いてオゾンを製造した場合、それぞれのオゾン濃度を常法により測定した。その測定結果を図11に示す。上記形状の金属線スペーサを用いる事により、発生オゾン濃度は従来のオゾン発生管を用いたときと同等以上の濃度となり、たとえば従来法よりもオゾン濃度が1.1倍とすることができた。
(1)金属材料あるいは樹脂材料を折り曲げ加工および/または溶接あるいは接着加工して作製した物からなることを特徴とするオゾン発生管内の電極間のギャップスペーサ。
(2)所定の厚みと幅を有し互いに向かい合う平行な第一の辺を持ち、その平行な2つの第一の辺に、互いに垂直に接した第二の辺とが接続された形状を有するオゾン発生管内の電極間のギャップスペーサ。
(3)所定の厚みと幅を有し互いに向かい合う平行な第一の辺を持ち、その平行な2つの第一の辺に、互いに鋭角あるいは鈍角を形成するように接した第二の辺とが接続された形状を有するオゾン発生管内の電極間のギャップスペーサ。
(4)所定の厚みと幅を有し、電極の長手方向と同等の長さを有する、互いに向かい合う平行な第三の辺を持ち、その平行な少なくとも2つの第三の辺に、互いに垂直に接した少なくとも1つの第四の辺とが接続された形状を有するオゾン発生管内の電極間のギャップスペーサ。
(5)所定の厚みと幅を有し、電極の一つの端部からその長手方向の他方の端部まで届く長さを有する、互いに向かい合う第三の辺を持ち、その少なくとも2つの第三の辺に、互いに鋭角あるいは鈍角を形成するように接した少なくとも1つの第四の辺とが接続された形状を有するオゾン発生管内の電極間のギャップスペーサ。
(6)上記(4)または(5)記載のギャップスペーサが、一つの連続体を折り曲げ加工して作製したものであるオゾン発生管内の電極間のギャップスペーサ。
(7)少なくとも3つの第三の辺を有し、少なくとも2つの第四の辺により、前記第三の辺の長さ方向端を交互に接続する構成とすることを特徴とする上記(4)または(5)記載のオゾン発生管内の電極間のギャップスペーサ。
(8)両端が開口された筒状をなした接地電極と、接地電極の内側に空隙を介して配置された高電圧電極からなり、接地電極と高電圧電極の少なくとも一方の電極に誘電体層を有し、オゾンを生成する放電ギャップを保持するギャップスペーサを設けるオゾン発生管において、 所定の厚みと幅を有し互いに向かい合う平行な第一の辺を持ち、その平行な2つの第一の辺に、互いに垂直に接した第二の辺とが接続された形状の第一のギャップスペーサを前記電極の長手方向の両端に設け、前記電極の長手方向の片側に少なくとも2つの前記第一のギャップスペーサを、前記第一の辺が前記電極の長手方向に平行であって、前記第二の辺の中央が前記放電ギャップの円周方向に均等な角度となるように配置する事を特徴としたオゾン発生管。
(9) 両端が開口された筒状をなした接地電極と、接地電極の内側に空隙を介して配置された高電圧電極からなり、接地電極と高電圧電極の少なくとも一方の電極に誘電体層を有するオゾン発生管と、オゾン発生管を内蔵する筐体とを備え、酸素を含む原料ガスの放電によりオゾンを生成する放電ギャップ部に固定支持のためのスペーサを設けるオゾン発生管において、 所定の厚みと幅を有し、前記電極の長手方向と同等の長さを有する、互いに向かい合う平行な第三の辺を持ち、その平行な少なくとも2つの第三の辺に、互いに垂直に接した少なくとも1つの第四の辺とが接続された形状の第二のギャップスペーサを設け、前記電極の長手方向に前記第三の辺を平行であって、前記第四の辺の中央が前記放電ギャップの円周方向に均等な角度となるように配置する事を特徴としたオゾン発生管。
(10)両端が開口された筒状をなした接地電極と、接地電極の内側に空隙を介して配置された高電圧電極からなり、接地電極と高電圧電極の少なくとも一方の電極に誘電体層を有するオゾン発生管と、オゾン発生管を内蔵する筐体とを備え、酸素を含む原料ガスの放電によりオゾンを生成するオゾン発生装置放電ギャップ部に固定支持のためのスペーサを設けるオゾン発生装置において、 所定の厚みと幅を有し互いに向かい合う平行な第一の辺を持ち、その平行な2つの第一の辺に、互いに垂直に接した第二の辺とが接続された形状の第一のギャップスペーサを前記電極の長手方向の両端に設け、前記電極の長手方向の片側に少なくとも2つの前記第一のギャップスペーサを、前記第一の辺が前記電極の長手方向に平行であって、前記第二の辺の中央が前記放電ギャップの円周方向に均等な角度となるように配置する事を特徴としたオゾン発生装置。
(11)両端が開口された筒状をなした接地電極と、接地電極の内側に空隙を介して配置された高電圧電極からなり、接地電極と高電圧電極の少なくとも一方の電極に誘電体層を有するオゾン発生管と、オゾン発生管を内蔵する筐体とを備え、酸素を含む原料ガスの放電によりオゾンを生成するオゾン発生装置放電ギャップ部に固定支持のためのスペーサを設けるオゾン発生装置において、所定の厚みと幅を有し、前記電極の長手方向と同等の長さを有する、互いに向かい合う平行な第三の辺を持ち、その平行な少なくとも2つの第三の辺に、互いに垂直に接した少なくとも1つの第四の辺とが接続された形状の第二のギャップスペーサを設け、前記電極の長手方向に前記第三の辺を平行であって、前記第四の辺の中央が前記放電ギャップの円周方向に均等な角度となるように配置する事を特徴としたオゾン発生装置。
Claims (3)
- 金属製棒、金属製パイプ、金属製細長板、樹脂製棒、樹脂製パイプ、樹脂製細長板から選ばれた少なくとも一種の連続体からなる金属材料あるいは樹脂材料を折り曲げ加工して作製した下記形状を有する物、または金属製棒、金属製パイプ、金属製細長板、樹脂製棒、樹脂製パイプ、樹脂製細長板から選ばれた少なくとも一種の連続体からなる金属材料あるいは樹脂材料を折り曲げ加工および溶接あるいは接着加工して作製した下記形状を有する物からなり、引掛部とギャップ長保持部とを有するギャップスペーサであって、前記引掛部を、両端が開口された円筒状をなした接地電極の内側に空隙を介して配置された断面外周が円形の高電圧電極の端面の弧に引掛けることを特徴とするオゾン発生管内の電極間のギャップスペーサ。
略コの字状の形状、略コの字状の形態と略Lの字状の形態あるいは逆Lの字状の形態とを組合せた形状、及び形状の先端部が所定の角度で曲がっている前記形状から選ばれた一つの形状。 - 両端が開口された円筒状をなした接地電極と、接地電極の内側に空隙を介して配置された断面外周が円形の高電圧電極からなり、接地電極と高電圧電極の少なくとも一方の電極に誘電体層を有し、二つの電極間にギャップスペーサを有するオゾン発生管において、そのギャップスペーサとして請求項1記載のギャップスペーサを上記二つの電極間に配置することを特徴とするオゾン発生管。
- 両端が開口された円筒状をなした接地電極と、接地電極の内側に空隙を介して配置された断面外周が円形の高電圧電極からなり、接地電極と高電圧電極の少なくとも一方の電極に誘電体層を有し、二つの電極間にギャップスペーサを有するオゾン発生管と、オゾン発生管を内蔵する筐体とを備え、酸素を含む原料ガスの放電によりオゾンを生成するオゾン発生装置において、そのギャップスペーサとして請求項1記載のギャップスペーサを上記二つの電極間に配置することを特徴とするオゾン発生装置。
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