JP4895045B2 - 車両のスタビライザバー支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は車両のサスペンション装置におけるスタビライザバーの支持構造に関するものである。
車両のロール剛性を高めるために、車両のサスペンション装置には、スタビライザが用いられている。スタビライザは、例えば略コの字型に屈曲して形成された棒状のスタビライザバーからなり、その両端部が左右のサスペンションアームに連結されるとともに、中間部が車体に支持されており、車両のロールに伴うサスペンションアームの捻れを相互に反対側のサスペンションアームに伝達し、左右のサスペンション装置における上下変位を抑制する。
スタビライザバーの車体に対する支持部には、ゴム又は樹脂等の弾性体により円筒状に形成されたブッシュが介装されている。更に、ブッシュの内周面に円筒状のスリーブを固着し、このスリーブの一端部を拡開した構造としているものがある。そして、スタビライザバーには、このスリーブの一端部に対応した位置に多角形状のリングを溶接等にて固定しておくとともに、スリーブの拡開した一端部の内周面に、上記リングが収納されるようにその形状に合わせて多角形状に形成されており、このリングをスリーブの拡開した部分にはめ込むことで、スリーブに対するスタビライザバーの軸方向及び回転方向の移動を規制している。この構成により、スタビライザバーの車体に対する横ずれを原因とするサスペンションの特性の変動を防止している(特許文献1)。
特開2001−354021号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたスタビライザバーの支持構造では、スリーブ及びスタビライザバーの構造が複雑となり、部品コストの上昇を招いてしまう。また、スリーブとリングとの嵌合部が多角形であることから、ブッシュとスタビライザバーとの位置決めが難しく、スタビライザバーの組付性が低下してしまうといった問題点もある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡単な構成で、スタビライザバーの横ずれを防止できる車両のスタビライザバー支持構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、スタビライザバーに嵌挿された円筒状のブッシュを介して、スタビライザバーを車体に支持する車両のスタビライザバー支持構造において、ブッシュに固着された円筒状のスリーブの少なくとも一端を軸方向に突出させ、該スリーブの突出部に軸方向に延び突出端側を開口し底部で軸方向に閉塞された溝を設けるとともに、スタビライザバーに外周面から突出する突起部を備え、突起部を溝に係合させてスタビライザバーを支持することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1において、前記溝は、スリーブの突出端側が開口したV字状に形成されていることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、前記突起部は、スタビライザバーに嵌挿されたC型リングの一端部を外方に延ばして形成されたことを特徴とする。
本発明の請求項1の車両のスタビライザバー支持構造によれば、突起部と溝とを係合することにより、溝の底部で軸方向に閉塞していることから、スリーブに対するスタビライザバーの軸方向の移動が規制される。したがって、スリーブに溝及びスタビライザバーに突起部を設けるといった簡単な構造で、スタビライザバーを車体に横ずれしないように支持することができる。
また、本発明の請求項2の車両のスタビライザバー支持構造によれば、突起部を容易に溝に挿入することができるので、スタビライザバーの組付性を向上させることができる。
また、本発明の請求項3の車両のスタビライザバー支持構造によれば、スタビライザバーに容易に突出部を設けることができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のスタビライザ支持構造を採用した車両のサスペンションの概略構造図である。
車両の左右の車輪1、2を支持するサスペンション装置にはバネ鋼等の丸棒により形成されたスタビライザバー5が設けられている。スタビライザバー5は、両端が同方向に屈曲されて略コの字状に形成されており、両端部であるアーム5a、5bの先端が左右のサスペンションアーム3、4に連結されている。
このような構成により、スタビライザバー5は、走行中の車両が旋回に伴ってロールしたときには、スタビライザバー5の中央部がアーム5a、5bを介して捻れ、相互に反対側のサスペンションアーム3、4に伝達されることにより、左右のサスペンションアーム3、4の変位が抑制され、これにより車両のロール剛性が高められる。スタビライザバー5の中央部5cは、左右2カ所でブッシュ6、7を介してスタビライザ支持ブラケット8、9により車体に支持されている。スタビライザ支持ブラケット8、9は、ボルトによりスタビライザバー5とともにブッシュ6、7を押しつけて固定している。
図2は、スタビライザバー5の支持部の構造を示し、(A)は平面図、(B)は断面図である。図2は、車両右側での支持部を表し、車両左側では左右対称な構造となっている。図3は、スリーブ10の突出部10aの構造図である。
図2に示すように、ブッシュ7は、ゴム又は樹脂等の弾性体により円筒状に形成されている。ブッシュ7の内部には、金属等により略円筒状に形成されたスリーブ10を備えており、円筒状のスリーブ10の外周面及び内周面に弾性体によるブッシュ7の本体が覆うような形状となっている。
ブッシュ7のスリーブ10には、端部がブッシュ7の本体の側面から突出して、突出部10aを形成している。
図3に示すように、スリーブ10の突出部10aには、突出端側を開口し軸方向に延びるV字状の溝11が形成されている。溝11は、その底部10bで軸方向に閉塞された形状となっている。
スタビライザバー5には、スリーブ10の溝11に相対する位置に、リング部材20が固定されている。
図4は、リング部材20の製造要領を示す説明図であり、(A)はリング部材20の基となるC型リング21の形状、(B)はリング部材20の完成形状を示す。
リング部材20は、例えば図4(A)に示すようなC型部材21から形成される。このC型部材21は、板状の部材をスタビライザバー5に巻き付けた形状をしている。リング部材20は図4(B)に示すように、C型部材21の一端を、外方に向かって突出させるようにして形成されており、例えばかしめたり溶接したりしてスタビライザバー5に対して軸方向に移動不能に固定されている。リンク部材20の突出した部位である突起部20aは、スリーブ10の溝11に係合し、スリーブ10の底部10bに当接することで、スリーブ10に対して軸方向、詳しくは突起部20aがブッシュ7の本体に近づく方向への移動を規制する機能を有している。
上記のスタビライザバー5の支持部は、車体の左右に一対設けられており、夫々スリーブ10の溝11と突起部20aとの係合部が車体左右方向外方側に位置するように配置されている。したがって、本実施形態では、スタビライザバー5に設けられた突起部20aとスリーブ10の溝11とにより、車体に対するスタビライザバー5の左右方向の移動(横ずれ)を防止できる。そして、このようなスタビライザバー5の横ずれ防止を、例えば特許文献1に記載されているような従来の構造と比較して格段に簡単な構造で実現することができる。
また、本実施形態では、突起部20aが挿入される溝11がV字状に形成されているので、溝11の底となる底部10bに突起部20aの側面を当接させることで、互いの軸方向の位置を規定することができる。即ち、スタビライザバー5の車体への軸方向の取付位置を容易に規定することができ、サスペンションを容易に意図する特性に設定することができる。更には、溝11を外方が開いたV字状にすることによって、突起部20aを容易に溝11に挿入することができ、組付性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、スリーブ10がブッシュ6、7の中間にある構造であるが、これに限定されるものではなく、例えばブッシュの内周面にスリーブが設けられた場合でも、本発明を適用することができる。
また、本発明は前輪、後輪いずれのサスペンションにも適用できるとともに、スタビライザバーを備えた種々の形式のサスペンションに適用可能である。
本発明のスタビライザ支持構造を採用した車両のサスペンションの概略構造図である。 スタビライザバーの支持部の構造を示し、(A)は平面図、(B)は断面図である。 スリーブの突出部の形状を示す構造図である。 リング部材の形状及び製造要領を示す説明図であり、(A)はC型リングの形状、(B)はリング部材の完成形状を示す。
符号の説明
5 スタビライザバー
6、7 ブッシュ
10 スリーブ
10a 突出部
11 溝
20 リング部材
20a 突起部

Claims (3)

  1. スタビライザバーに嵌挿された円筒状のブッシュを介して、前記スタビライザバーを車体に支持する車両のスタビライザバー支持構造において、
    前記ブッシュに固着された円筒状のスリーブの少なくとも一端を軸方向に突出させ、該スリーブの突出部に軸方向に延び突出端側を開口し底部で軸方向に閉塞された溝を設けるとともに、前記スタビライザバーに外周面から突出する突起部を備え、前記突起部を前記溝に係合させて前記スタビライザバーを支持することを特徴とする車両のスタビライザバー支持構造。
  2. 前記溝は、前記スリーブの突出端側が開口したV字状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のスタビライザバー支持構造。
  3. 前記突起部は、前記スタビライザバーに嵌挿されたC型リングの一端部を外方に延ばして形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両のスタビライザバー支持構造。
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