JP4894776B2 - 組電池の監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電池セルの直列接続体としての組電池を構成する1又は隣接する複数の電池セルからなる単位電池のそれぞれの電圧を検出すべく、高電位側接続手段によって前記単位電池及びキャパシタ間を電気的に接続することで前記キャパシタに前記単位電池の電圧を印加した後、前記接続を解除し、低電位側接続手段によって前記キャパシタ及び電圧検出手段間を電気的に接続することで前記単位電池の電圧を検出する組電池の監視装置に関する。
図8(a)に、この種の監視装置の構成を例示する。図示される組電池10は、電池セルB0〜B3の直列接続体であり、これら各電池セルBi(i=0〜3)の負極は、スイッチング素子SWiを介してフライングキャパシタ12に接続可能とされ、電池セルBiの正極は、スイッチング素子SW(i+1)を介してフライングキャパシタと接続可能とされる。フライングキャパシタ12は、スイッチング素子SSa,SSbを介して電圧検出回路14に接続可能とされる。こうした構成において、例えばスイッチング素子SW0、SW1をオン状態とすることで電池セルB0の電圧をフライングキャパシタ12に印加した後、これらスイッチング素子SW0、SW1をオフ状態とし、更にスイッチング素子SSa,SSbをオン状態とすることで、電圧検出回路14によって電池セルB0の電圧を検出することができる。
図9(a)には、2つのフライングキャパシタ12a,12b及び電圧検出回路14a,14bを備えることで、一度に2つの電池セルの電圧を検出することを可能とした場合を例示している。
なお、こうした組電池の監視装置としては、他にも例えば下記特許文献1にみられるものがある。
特開2002−281681号公報
ところで、上記スイッチング素子SW0〜SW4のいずれかに短絡状態となる異常(ショート)が生じる場合には、フライングキャパシタ12,12a,12bに印加される電圧が選択された電池セルの電圧とは相違することとなるため、電圧を適切に検出することができなくなる。図8(b)には、図8(a)の構成においてスイッチング素子SW0〜4のそれぞれがショートした場合についての電池セルB0〜B3の電圧の検出値V0〜V3を示す。なお、ここでは、各電池セルB0〜B3の実際の電圧を全て「10」としている。また、図9(b)には、図9(a)の構成においてスイッチング素子SW0〜4のそれぞれがショートした場合についての電池セルB0〜B3の電圧の検出値V0〜V3を示す。
このように、スイッチング素子SW0〜SW4のいずれかがショートした場合には、電池セルの電圧を適切に検出することができない。
一方、電池セルB0〜B3の電圧は、その充電状態等の電池セルB0〜B3自身の異常の有無に応じても変動し得る。このため、電池セルB0〜B3の電圧の検出値V0〜V3によっては、スイッチング素子SW0〜SW4の異常であるのか、電池セルB0〜B4自身の異常であるのかを特定できなくなる懸念がある。特に、図9(b)に示した結果の方が図8(b)に示した結果と比較して異常の程度が低いことからもわかるように、一般に、単一の電圧検出回路にて検出対象となる電池セルの数が少なくなるほど、上記特定が困難となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電池セルの直列接続体としての組電池を構成する1又は隣接する複数の電池セルからなる単位電池及び蓄電手段間を接続する高電位側接続手段と蓄電手段及び電圧検出手段間を接続する低電位側接続手段との少なくとも一方の異常の有無をより的確に判断することのできる組電池の監視装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、電池セルの直列接続体としての組電池を構成する1又は隣接する複数の電池セルからなる単位電池のそれぞれの電圧を検出すべく、高電位側接続手段によって前記単位電池及び蓄電手段間を電気的に接続することで前記蓄電手段に前記単位電池の電圧を印加した後、前記接続を解除し、低電位側接続手段によって前記蓄電手段及び電圧検出手段間を電気的に接続することで前記単位電池の電圧を検出する組電池の監視装置において、前記組電池にキャパシタ及び抵抗体を介して出力端子が電気的に接続される交流信号出力手段と、該交流信号出力手段によって交流信号が出力されて且つ前記低電位側接続手段及び前記高電位側接続手段のいずれか一方による前記電気的な接続がなされている期間における前記抵抗体及びキャパシタ間の電圧に基づき、前記低電位側接続手段及び前記高電位側接続手段のいずれか他方の異常の有無を判断する判断手段とを備えることを特徴とする。
交流信号出力手段によって交流信号が出力されると、キャパシタ及び抵抗体間の電圧は、交流信号の電圧変動に応じて変動する。一方、低電位側接続手段及び電圧検出手段を備える電気経路と接地との抵抗は、通常の絶縁レベルよりも低い傾向にある。しかし、低電位側接続手段及び高電位側接続手段のいずれか一方による電気的な接続がなされている場合であっても、いずれか他方による電気的な接続がなされていないなら、キャパシタ及び抵抗体間の電圧の変動状態は変わらない。ただし、いずれか他方にその絶縁不良が生じる異常が生じている場合には、いずれか一方による電気的な接続がなされることで、上記低電位側接続手段及び電圧検出手段を備える電気経路から上記抵抗体及びキャパシタ間までが導通状態とされ、ひいては、抵抗体及びキャパシタ間から上記電気経路を経由して接地までの電気系統が導通状態となる。そしてこれにより、上記交流信号出力手段から交流信号が出力される際の上記キャパシタ及び抵抗体間の電圧が低下する。上記発明では、この点に着目することで、上記いずれか他方の異常(絶縁不良異常)を的確に判断することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記高電位側接続手段は、複数の前記単位電池のいずれかを選択して前記蓄電手段に電気的に接続可能とするマルチプレクサであることを特徴とする。
上記発明では、高電位側接続手段がマルチプレクサであるために、複数の単位電池のうちの特定の単位電池を蓄電手段に電気的に接続する手段に絶縁不良の異常が生じている場合には、この影響で他の単位電池の電圧を適切に検出することができなくなることがある。しかし、この電圧値の異常がマルチプレクサの異常に起因するものか、電池セル自体の異常に起因するものかを特定するのは困難である。この点、上記発明では、判断手段を備えることで、マルチプレクサの異常を的確に判断することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記低電位側接続手段及び前記高電位側接続手段のいずれかによる前記判断手段による判断処理のための前記電気的な接続時間を、前記単位電池の電圧検出時における前記高電位側接続手段による電気的な接続時間よりも長く設定する設定手段を更に備え、前記判断手段は、前記設定手段により前記接続時間が設定されている場合に前記判断を行うことを特徴とする。
低電位側接続手段及び電圧検出手段を備える電気経路に絶縁不良が生じることに起因してキャパシタ及び抵抗体間に現れる交流信号の波高値が低下する現象は、上記キャパシタが十分に充電された後に顕著に生じる。一方、上記キャパシタは、通常、上記蓄電手段よりも容量が大きくなる傾向にある。このため、キャパシタの充電時間を確保するうえでは、低電位側接続手段及び高電位側接続手段のいずれか一方の接続時間を、単位電池の電圧検出のために蓄電手段に電圧を印加する際の高電位側接続手段による接続時間よりも長くすることが望ましい。上記発明では、この点に鑑み、設定手段を備えることで、キャパシタが十分に充電されると想定される時間の経過を待って異常の有無を判断することができ、ひいては判断精度を向上させることができる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記組電池は、車両に搭載されるものであり、前記交流信号出力手段によって交流信号が出力されて且つ前記低電位側接続手段及び前記高電位側接続手段のいずれによる前記電気的な接続もなされていない期間における前記抵抗体及びキャパシタ間の電圧に基づき、前記組電池を備える高圧システムと車体との絶縁不良の有無を検出する絶縁不良検出手段を更に備えることを特徴とする。
交流信号出力手段によって交流信号が出力されると、キャパシタ及び抵抗体間の電圧は、交流信号の電圧変動に応じて変動する。ここで、組電池を備える高圧システムと車体とが絶縁不良である場合には、上記抵抗体及びキャパシタ間から高圧システムを経由して接地までの電気系統が導通状態となる。そしてこれにより、上記交流信号出力手段から交流信号が出力される際の上記キャパシタ及び抵抗体間の電圧が低下する。上記発明では、この点に着目することで、車体と高圧システムとの絶縁不良の有無を適切に検出することができる。特に、この検出処理は、上記判断処理と部分的に同一であるため、判断手段及び絶縁不良検出手段は、自身の構成要素の一部を互いに共有することができるとともに、上記交流信号出力手段についてもこれを共有することができる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記判断手段は、前記絶縁不良検出手段による絶縁不良の検出の有無に基づき、前記判断を行うことを特徴とする。
上記絶縁不良検出手段によって絶縁不良が検出される場合には、低電位側接続手段及び高電位側接続手段のいずれにも異常がない場合であっても、交流信号が出力されて且つ上記いずれか一方による電気的な接続がなされている期間における抵抗体及びキャパシタ間の電圧に異常が生じ得る。上記発明では、この点に鑑み、絶縁不良検出手段による絶縁不良の検出の有無に基づき上記いずれか他方の異常の有無を判断することで、高圧システム及び車体間の絶縁不良に起因する異常を上記いずれか他方の異常と誤判断することを回避することができる。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、前記低電位側接続手段及び前記電圧検出手段間を地絡させる地絡手段を更に備え、前記判断手段は、前記地絡手段によって低電圧側接続手段及び前記電圧検出手段間が地絡されている場合に、前記判断を行うことを特徴とする。
交流信号の出力時における抵抗体及びキャパシタ間の電圧が、上記いずれか他方の接続手段の異常の有無に応じて変化する度合いは、低電位側接続手段及び電圧検出手段を備える電気経路と接地との抵抗値に依存する。そして、この抵抗値が大きいほど、上記変化の度合いが小さくなる。この点、上記発明では、地絡手段を備えることで、低電位側接続手段及び電圧検出手段と接地との間の抵抗値を好適に低減することができ、ひいては、交流信号の出力時における抵抗体及びキャパシタ間の電圧を上記いずれか他方の接続手段の異常の有無に応じて大きく変化させることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる組電池の監視装置をハイブリッド車に適用した第1の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態のシステム構成を示す。図示される組電池10は、車載高圧バッテリを構成するものであり、車載回転機に電力を供給したり、車載回転機から供給される電気エネルギを充電したり、更には、図示しない降圧コンバータを介して車載低圧バッテリに電力を供給したりする。組電池10は、電池セルB0〜B3の直列接続体である。ここで、電池セルBi(i=0〜3)は、リチウム2次電池である。なお、図1においては、模式的に4個の電池セルB0〜B3の直列接続体として組電池10を記載しているが、実際には、所望の高電圧(例えば「288V」)を実現すべく、数十個の電池セルBiの直列接続体にて組電池10が構成される。
組電池10を構成する各電池セルBiの負極端子には、配線Liが接続されており、各電池セルBiの正極端子には、配線L(i+1)が接続されている。各配線Lj(j=0〜4)はそれぞれ抵抗体11を備えており、抵抗体11の他方の端部でマルチプレクサMPXに接続されている。
マルチプレクサMPXは、一対の配線Li、L(i+1)を選択的にフライングキャパシタ12に接続するものである。詳しくは、マルチプレクサMPXは、隣接する電池セルの電圧がフライングキャパシタ12に印加される際の充電極性が互いに逆となる態様にて一対の配線Li、L(i+1)をフライングキャパシタ12に接続する。マルチプレクサMPXは、各配線Ljに対応したスイッチング素子SWjを備えて構成されており、これらスイッチング素子SW0,SW2,SW4とスイッチング素子SW1、SW3とがフライングキャパシタ12の互いに相違する電極に接続されている。なお、スイッチング素子SW0〜SW4は、例えばフォトMOSリレー等の絶縁素子にて構成されている。
フライングキャパシタ12は、スイッチング素子SSa,SSbを介して電圧検出回路14に接続可能とされている。フライングキャパシタ12が電圧検出回路14に電気的に接続されることで、フライングキャパシタ12の電圧が電圧検出回路14によって検出される。ここで、本実施形態では、電圧検出回路14として、オペアンプにて構成される差動増幅回路を例示している。なお、図中、電圧検出回路14を構成するオペアンプの反転入力端子と接地との間が抵抗体16にて電気的に接続されていると記載しているが、この抵抗体16は、スイッチング素子SSa,SSb及び電圧検出回路14を備える実際の電気系統と接地との間の合成インピーダンスを模式的に示したものである。また、上記スイッチング素子SSa,SSbは、フォトMOSリレー等の絶縁素子にて構成されている。
電圧検出回路14の出力信号は、組電池用の電子制御装置(電池ECU20)に取り込まれる。電池ECU20は、アナログデジタル変換装置(A/D変換装置22)を備えており、これにより電圧検出回路14の出力電圧をデジタルデータに変換する。制御部24では、A/D変換装置22の出力するデジタルデータに基づき、各種のデジタル処理を行う。
また、制御部24では、上記マルチプレクサMPXや、スイッチング素子SSa,SSbを操作することで、電池セルBiの電圧を検出する。すなわち、電池セルBiの電圧を検出する際には、スイッチング素子SSa,SSbをオフ状態として且つ、スイッチング素子SWi,SW(i+1)を所定時間Ta(例えば「数ms」)の間オン状態とすることで、フライングキャパシタ12に電池セルBiの電圧を印加する。そしてその後、電池セルBiとフライングキャパシタ12とを絶縁した後、スイッチング素子SSa,SSbをオン状態とすることで、フライングキャパシタ12の電圧を電圧検出回路14に印加する。これにより、電池ECU20では、各電池セルBiの電圧を検出することができる。
更に、電池ECU20では、組電池10を備える車載高圧システムと車体との絶縁不良の有無を検出する処理を行う。これは、高圧システムを車体に対して絶縁しなければならないという法規制に対応した処理である。なお、電池ECU20にとってのグランドラインは、車体とされている。
こうした処理を実行すべく、制御部24では、矩形波状の交流信号(矩形波信号RS)を出力する。矩形波信号RSは、インピーダンス変換手段としてのボルテージフォロワ26に取り込まれる。そして、ボルテージフォロワ26の出力は、抵抗体28及びコンデンサ38を介して組電池10に電気的に接続されている。詳しくは、本実施形態では、組電池10の負極側の配線L0に接続されている。一方、抵抗体28及びコンデンサ38の接続点は、コンパレータ30の反転入力端子に印加され、コンパレータ30の非反転入力端子には、閾値電圧Vthが印加される。ここで、閾値電圧Vthは、電源32の電圧が抵抗体34,36によって分圧されることで生成されるものである。コンパレータ30の出力は、制御部24に取り込まれる。制御部24では、スイッチング素子SW0〜SW4及びスイッチング素子SSa,SSbのオフ状態時において、矩形波信号RSが出力される際のコンパレータ30の出力に基づき、高圧システムと車体との絶縁不良の有無を判断する。
すなわち、高圧システムと車体との絶縁が良好である場合には、コンパレータ30の反転入力端子に印加される電圧Va、換言すれば抵抗体28及びコンデンサ38間の電圧Vaは、制御部24が出力する矩形波信号RSそのものとなる。これに対し、高圧システムと車体との絶縁が不十分である場合には、車体、抵抗体28、コンデンサ38、及び高圧システムを備える閉ループ回路が形成されるため、矩形波信号RSの出力時の電圧Vaが低下する。このため、閾値電圧Vthを、これら絶縁不良の有無による電圧Vaの変化を判断することのできる値に設定することで、高圧システムと車体との絶縁不良の有無を判断することができる。
ところで、マルチプレクサMPXを構成するスイッチング素子SW0〜SW4のオフ操作時において、これらが電気的な導通状態となる異常が生じることがある。そしてこの場合には、組電池10を構成する電池セルBiの電圧を適切に検出することができないことについては上述したとおりである。
そこで本実施形態では、上述した高圧システムと車体との絶縁不良の有無の判断に用いたハードウェアを利用しつつ、スイッチング素子SW0〜SW4の絶縁不良の有無を判断する。これは、スイッチング素子SSa,SSbのオン状態時において矩形波信号RSが出力される際の抵抗体28及びコンデンサ38間の電圧Vaに基づき行うことができる。図2に、上記スイッチング素子SW0〜SW4の絶縁不良の有無の判断手法を示す。
図2(a)は、スイッチング素子SW0〜SW4に異常がない正常時の場合を示している。図示されるように、この場合、矩形波信号RSが抵抗体28に印加されることで、抵抗体28及びコンデンサ38間の電圧Vaは、矩形波信号RSに応じた交流信号となって且つ、その波高値は、上記閾値電圧Vthを超える。これは、抵抗体28の抵抗値R1(例えば数百kΩ)が、高圧システム及び車体間の抵抗(例えば数十MΩ)と比較して無視し得るほど小さいことによる。
これに対し、図2(b)に例示するように、スイッチング素子SW1が絶縁不良となっている場合には、抵抗体28、コンデンサ38、スイッチング素子SW1、スイッチング素子SSb、抵抗体16及び車体を備える閉ループ回路が形成される。このため、抵抗体28及びコンデンサ38間の電圧は、制御部24から出力された矩形波信号RSの電圧を、抵抗体28及び抵抗体16にて分圧したものとなる。ここで、抵抗体16の抵抗値R3(例えば数百kΩ)は、抵抗体28の抵抗値R1と同程度となるため、抵抗体28及びコンデンサ38間の電圧Vaは、正常時と比較して小さくなる。このため、閾値電圧Vthを超えることはない。なお、上記の議論において、抵抗体11の抵抗値は、抵抗体28,16のそれと比較して無視できるとした。
図3に、本実施形態にかかるスイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無の判断処理の手順を示す。この処理は、制御部24によって、例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、異常診断実行条件が成立しているか否かを判断する。ここで、異常診断実行条件としては、例えば以下のいずれかとすればよい。
a.車載制御装置の主電源がオンとなった直後との条件:ここで、車載制御装置としては、車載動力発生装置を制御対象とする制御装置とすることが望ましい。ここで主電源がオン状態とされるのは、例えばユーザが自己を認識させる手段を車両に近づけたり、ユーザが携帯の操作手段を操作して上記オン状態となるような指令信号を出力した場合等である。
b.所定時間経過時:所定周期で異常診断を実行するなら、スイッチング素子SW0〜SW4の異常を早期発見できる。
c.車載制御装置の主電源のオフ直後:ここでも、車載制御装置は、車載動力発生装置を制御対象とする制御装置とすることが望ましい。ここで主電源がオフ状態とされるのは、例えばユーザが自己を認識させる手段を車両から所定以上離間させたり、ユーザが携帯の操作手段を操作して上記オフ状態となるような指令信号を出力した場合等である。
d.電力変換回路への電力供給停止:組電池は、電力変換回路(インバータ)を介して車載動力発生装置としての回転機に接続されている。ここで、組電池及び電力変換回路間には、これらの間を電気的に導通及び遮断するリレー等の導通制御手段が設けられている。この導通制御手段によって組電池と電力変換回路との間が遮断されることを条件とする。なお、これらの導通の指示は、通常、ユーザが車載操作部を操作することで行われる。
上記異常診断実行条件が成立すると判断される場合、ステップS12において、スイッチング素子SSa,SSbをオン状態とし、また、矩形波信号RSを出力する。ステップS12の処理が完了する場合、所定時間Tの間、待機する(ステップS14)。これは、コンデンサ38が充電されるまでの間は、抵抗体28及びコンデンサ38間の電圧Vaの挙動が、スイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無を的確に反映したものとならないことによる。ここで、所定時間Tは、電池セルBiの電圧検出時におけるスイッチング素子SWi、SW(i+1)をオン操作する所定時間Taよりも長い時間(例えば「数百ms」)とされる。これは、コンデンサ38の静電容量が、フライングキャパシタ12の静電容量よりも大きいためである。このため、抵抗体28及びコンデンサ38間の電圧Vaの挙動がスイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無を的確に反映したものとなると想定されるまでに要する時間は、電池セルBiの電圧検出のタイムスケールと比較して長くなる。ちなみに、矩形波信号RSの周期TPも、電圧検出に際してスイッチング素子SWi、SW(i+1)をオン操作する所定時間Taよりも長い時間(例えば「数百ms」)に設定される。
上記所定時間Tが経過すると、ステップS16において、抵抗体28及びコンデンサ38間の電圧Vaが閾値電圧Vthよりも大きいか否かを判断する。より正確には、周期的に閾値電圧Vthよりも大きくなるか否かを判断する。そして、大きいと判断される場合には、ステップS18において、スイッチング素子SW0〜SW4は正常であると判断する。これに対し、閾値電圧以下であると判断される場合には、ステップS20において、スイッチング素子SW0〜SW4は異常であると判断する。
このように、本実施形態では、高圧システム及び車体間の絶縁不良の有無を検出するためのハードウェア手段を流用することで、スイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無を適切に判断することができる。このため、電圧検出結果が異常である場合、その異常が電池セルBi自体に起因するものなのか、スイッチング素子SW0〜SW4の異常に起因するものなのかを特定することができる。したがって、異常時のフェールセーフ処理としても、マルチプレクサMPXに異常が生じたことを前提とした処理とすることができる。また、部品交換の際にも、異常個所が特定されるために、不必要に大量の部品を交換する必要もない。これに対し、先の図8、図9に示したように、電圧検出結果の異常のみからは、電池セルBiの異常なのかマルチプレクサMPXの異常なのかを特定できないことがあり、この場合、フェールセーフ処理としても、双方の異常を前提とした過剰な処理を行わなければならない。更に、部品交換に際しても、過剰な部品交換がなされるおそれがある。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)矩形波信号RSが出力されて且つスイッチング素子SSa,SSbによるフライングキャパシタ12及び電圧検出回路14間の電気的な接続がなされている期間における抵抗体28及びコンデンサ38間の電圧に基づき、スイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無を判断した。これにより、スイッチング素子SW0〜SW4の絶縁不良異常の有無を的確に判断することができる。
(2)スイッチング素子SW0〜SW4を、複数の電池セルB0〜B3のいずれかを選択してフライングキャパシタ12に電気的に接続可能とするマルチプレクサMPXとした。この場合、スイッチング素子SW0〜SW4に異常がある場合には、電池セルBiの電圧を適切に検出することができなくなることがある。しかし、この電圧値の異常がマルチプレクサMPXの異常に起因するものか、電池セルBi自体の異常に起因するものかを特定するのは困難である。このため、本発明の利用価値が特に高い。
(3)スイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無を判断するに際し、スイッチング素子SSa、SSbのオン時間(所定時間T)を、電池セルBiの電圧検出時にスイッチング素子SW0〜SW4をオン状態とする所定時間Taよりも長くした。これにより、コンデンサ38が十分に充電されると想定される時間の経過を待って異常の有無を判断することができ、ひいては判断精度を向上させることができる。
(4)矩形波信号RSが出力されて且つスイッチング素子SSa,SSb及びスイッチング素子SW0〜SW4のいずれもオフ状態である期間における抵抗体28及びコンデンサ38間の電圧Vaに基づき、高圧システムと車体との絶縁不良の有無を検出する手段を流用することで、スイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無を判断した。これにより、スイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無を判断するために、新たに追加する部品点数を低減することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、スイッチング素子SSa,SSbの異常の有無を判断する。図4に、本実施形態にかかる異常の有無の判断処理の手順を示す。この処理は、制御部24によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、図4において、先の図3に示した処理に対応する処理については、便宜上同一の符号を付している。
この一連の処理では、ステップS10において異常診断実行条件が成立していると判断される場合、ステップS12aにおいて、スイッチング素子SW0〜SW4をオン状態とする。そして、先の図3の処理の要領で、ステップS16の処理における判断結果に応じて、スイッチング素子SSa,SSbが正常である旨の判断(ステップS18a)、又はスイッチング素子SSa,SSbが異常である旨の判断(ステップS20a)を行う。
以上説明した本実施形態によれば、先の第1の実施形態の上記(1),(3),(4)の効果に準じた効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、スイッチング素子SW0〜SW4及びスイッチング素子SSa,SSbのオフ状態において矩形波信号RSを出力することによる絶縁不良の有無の検出結果に基づき、スイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無の判断を行う。
図5に、本実施形態にかかる異常の有無の判断処理の手順を示す。この処理は、制御部24によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、図5において、先の図3に示した処理に対応する処理については、便宜上同一の符号を付している。
この一連の処理では、まずステップS30において、絶縁不良が検出されているか否かを判断する。そして、絶縁不良が検出されていない場合に限って、先の図3に示した要領でスイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無を判断する処理を行う。これは、高圧システムと車体との間が絶縁不良である場合には、スイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無にかかわらず、抵抗体28及びコンデンサ38間の電圧Vaが閾値電圧Vthを下回るようになるからである。
以上説明した本実施形態によれば、先の第1の実施形態の上記各効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(5)絶縁不良の検出の有無に基づき、スイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無を判断した。これにより、高圧システム及び車体間の絶縁不良に起因する異常をスイッチング素子SW0〜SW4の異常と誤判断することを回避することができる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図6に、本実施形態のシステム構成を示す。
図示されるように、本実施形態では、スイッチング素子SSa,SSbのそれぞれと電圧検出回路14との間を短絡させるショートスイッチ40,42を備えている。これは、スイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無の判断処理時において、スイッチング素子SSa,SSbのそれぞれと電圧検出回路14との間を低インピーダンスで車体に電気的に接続するために設けたものである。
図7に、本実施形態にかかる異常の有無の判断処理の手順を示す。この処理は、制御部24によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、図5において、先の図3に示した処理に対応する処理については、便宜上同一の符号を付している。
この一連の処理では、先の図3に示したステップS12に代えて、ステップS12bにおいて、スイッチング素子SSa,SSbのオン操作とともに、ショートスイッチ40,42をオン操作する。
以上説明した本実施形態によれば、先の第1の実施形態の上記各効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(6)スイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無を判断すべく矩形波信号RSを出力する期間において、ショートスイッチ40,42をオン状態とした。これにより、スイッチング素子SSa,SSb及び電圧検出回路14と接地との間の抵抗値を好適に低減することができ、ひいては、矩形波信号RSの出力時における抵抗体28及びコンデンサ38間の電圧Vaをスイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無に応じて大きく変化させることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記第1の実施形態に対する第2の実施形態の変更点によって、第3、4の実施形態を変更してもよい。
・上記第1の実施形態に対する第3の実施形態の変更点によって、上記第4の実施形態を変更してもよい。
・上記第1、3,4の実施形態では、低圧側のスイッチング素子SSa,SSbの双方をオン状態とすることで、高圧側のスイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無を判断したが、これに限らず、いずれか一方のみオン状態としてもよい。これにより、異常があると判断される場合、異常のあるスイッチング素子をオン状態とされるスイッチング素子に接続可能とされているものに絞り込むことができる。すなわち、スイッチング素子SSaをオン状態とした際に異常があると判断されるなら、スイッチング素子SSaに接続可能とされるスイッチング素子SW0,SW3,SW4の少なくとも1つに異常があると判断することができる。
・上記第2の実施形態では、高圧側のスイッチング素子SW0〜SW4の全てをオン状態とすることで、低圧側のスイッチング素子SSa,SSbの異常の有無を判断したが、これに限らず、低圧側のスイッチング素子SSa,SSbのいずれか一方に接続可能とされるもののみオン状態としてもよい。これにより、異常があると判断される場合には、異常があるスイッチング素子がいずれであるかを特定することができる。
・フライングキャパシタや電圧検出回路の数は、1個ずつに限らず、複数であってもよい。この場合、複数の電圧検出回路のそれぞれに、検出対象とする電池セルを適宜割り振ればよい。
・上記第3の実施形態では、予め絶縁不良である旨判断される場合には、スイッチング素子SW0〜SW4の異常の有無の判断処理を実行しないこととしたが、これに限らない。例えば、先の図3に例示した処理によってスイッチング素子SW0〜SW4に異常があると判断された場合にこれを仮異常として且つ、この判断から所定期間内に絶縁不良である旨判断される場合には、上記仮異常を取り消すようにしてもよい。
・電池セル及びフライングキャパシタ(蓄電手段)を電気的に接続可能とする高電位側接続手段としては、マルチプレクサMPXに限らない。例えばフライングキャパシタを電池セルと同数備えて且つ、各電池セルの電圧を対応するフライングキャパシタにて検出すべくこれらを電気的に接続するものであってもよい。この場合であっても、この高電位側接続手段や、各フライングキャパシタを電圧検出回路に接続する低電位側接続手段の異常の有無を判断するうえで、本発明の適用は有効である。
・交流信号としては、矩形波信号に限らない。例えば正弦波信号であってもよい。これにより、矩形波のように高次高調波が生じることを回避することができる。
・上記各実施形態では、電圧検出回路による電圧の検出対象を電池セルBiとしたが、これに限らない。例えば、互いに隣接する複数の電池セルからなるブロック毎にその電圧を検出するようにしてもよい。
・電池セルとしては、リチウム2次電池に限らない。例えばニッケル水素2次電池であってもよい。
・組電池の監視装置としては、ハイブリッド車に搭載されるものに限らず、例えば電気自動車に搭載されるものであってもよい。更に、車両に搭載されるものにも限らない。こうした場合であっても、単位電池及びキャパシタ間を接続する高電位側接続手段やキャパシタ及び電圧検出手段間を接続する低電位側接続手段の異常の有無を判断するためには、本発明の適用は有効である。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるスイッチング素子の異常検出原理を示す図。 同実施形態にかかるスイッチング素子の異常の有無の判断処理の手順を示す流れ図。 第2の実施形態にかかるスイッチング素子の異常の有無の判断処理の手順を示す流れ図。 第3の実施形態にかかるスイッチング素子の異常の有無の判断処理の手順を示す流れ図。 第4の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるスイッチング素子の異常の有無の判断処理の手順を示す流れ図。 従来の組電池の監視装置を示す図。 従来の組電池の監視装置を示す図。
符号の説明
10…組電池、12…フライングキャパシタ、14…電圧検出回路、24…電池ECU(組電池の監視装置の一実施形態)、SW0〜SW4…スイッチング素子(高電位側接続手段の一実施形態)、SSa,SSb…スイッチング素子(低電位側接続手段の一実施形態)。

Claims (6)

  1. 電池セルの直列接続体としての組電池を構成する1又は隣接する複数の電池セルからなる単位電池のそれぞれの電圧を検出すべく、高電位側接続手段によって前記単位電池及び蓄電手段間を電気的に接続することで前記蓄電手段に前記単位電池の電圧を印加した後、前記接続を解除し、低電位側接続手段によって前記蓄電手段及び電圧検出手段間を電気的に接続することで前記単位電池の電圧を検出する組電池の監視装置において、
    前記組電池にキャパシタ及び抵抗体を介して出力端子が電気的に接続される交流信号出力手段と、
    該交流信号出力手段によって交流信号が出力されて且つ前記低電位側接続手段及び前記高電位側接続手段のいずれか一方による前記電気的な接続がなされている期間における前記抵抗体及びキャパシタ間の電圧に基づき、前記低電位側接続手段及び前記高電位側接続手段のいずれか他方の異常の有無を判断する判断手段とを備えることを特徴とする組電の監視装置。
  2. 前記高電位側接続手段は、複数の前記単位電池のいずれかを選択して前記蓄電手段に電気的に接続可能とするマルチプレクサであることを特徴とする請求項1記載の組電池の監視装置。
  3. 前記低電位側接続手段及び前記高電位側接続手段のいずれかによる前記判断手段による判断処理のための前記電気的な接続時間を、前記単位電池の電圧検出時における前記高電位側接続手段による電気的な接続時間よりも長く設定する設定手段を更に備え、
    前記判断手段は、前記設定手段により前記接続時間が設定されている場合に前記判断を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の組電池の監視装置。
  4. 前記組電池は、車両に搭載されるものであり、
    前記交流信号出力手段によって交流信号が出力されて且つ前記低電位側接続手段及び前記高電位側接続手段のいずれによる前記電気的な接続もなされていない期間における前記抵抗体及びキャパシタ間の電圧に基づき、前記組電池を備える高圧システムと車体との絶縁不良の有無を検出する絶縁不良検出手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の組電池の監視装置。
  5. 前記判断手段は、前記絶縁不良検出手段による絶縁不良の検出の有無に基づき、前記判断を行うことを特徴とする請求項4記載の組電池の監視装置。
  6. 前記低電位側接続手段及び前記電圧検出手段間を地絡させる地絡手段を更に備え、
    前記判断手段は、前記地絡手段によって低電圧側接続手段及び前記電圧検出手段間が地絡されている場合に、前記判断を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の組電池の監視装置。
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