JP4894320B2 - 照明光伝送用受信装置並びに照明光伝送システム - Google Patents

照明光伝送用受信装置並びに照明光伝送システム Download PDF

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Description

本発明は、複数種類の照明器具から各種類毎に互いに異なる光出力波形を有する照明光に重畳させて伝送されるデータを受信する照明光伝送用受信装置、並びに照明光伝送システムに関するものである。
従来より、照明光にデータを重畳させて伝送する複数の照明器具と、照明光に重畳されたデータを受信する受信装置とを有する照明光伝送システムが種々提案されている。
現在、一般照明用として最も広く普及している光源は蛍光灯であり、蛍光灯を光源とする照明器具(以下、蛍光灯照明器具と呼ぶ。)を利用した照明光伝送システムが種々提案されている。かかる蛍光灯照明器具は、LC共振型のインバータ回路により商用周波を高周波に変換して蛍光灯を高周波点灯する点灯装置(いわゆる蛍光灯電子安定器)を備えており、蛍光灯の点灯時におけるインバータ回路の出力特性がLC共振回路並びに蛍光灯を含めた共振系の共振周波数f0にピークを持つ山型の波形となることから(図8参照)、インバータ回路の動作周波数を定格点灯時の周波数f1(>f0)から変調周波数f2(>f1)に上昇させることでインバータ回路から蛍光灯への供給電力(ランプ電流)を減少させて光出力を低下させることができる。従って、図9に示すように送信データがHレベルのときにインバータ回路の動作周波数を定格点灯時の周波数f1とし、送信データがLレベルのときにインバータ回路の動作周波数を変調周波数f2に切り換えて送信データでインバータ回路の動作周波数を周波数変調(FSK<周波数シフトキーイング>)することにより、送信データを照明光に重畳することができる。なお、インバータ回路の動作周波数は、蛍光灯の発光効率やインバータ回路を構成する回路部品の寸法、発熱、ノイズ規制等の制限によって一般的に40〜100kHzに設定される。
一方、受信装置においては、フォトダイオードや太陽電池などの光電変換素子により照明光を電気信号に変換するとともに、当該電気信号(受信信号)からバンドパスフィルタを利用して変調周波数f2の周波数成分を弁別し、弁別された周波数成分から元のデータを復調する。但し、蛍光灯に流れるランプ電流はインバータ回路の動作周波数に同期して周期的に変化するが、照明光についてはインバータ回路の動作周波数の2倍の周波数で変化するから、前記バンドパスフィルタにおける通過帯域の中心周波数を変調周波数f2の2倍に設定する必要がある。
ところで、最近では照明用の光源として発光ダイオードが注目されており、発光ダイオードを光源とする照明器具(以下、LED照明器具と呼ぶ。)を利用した照明光伝送システムも提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかるLED照明器具においては、基本的に発光ダイオードに直流電圧を印加して点灯しており、印加電圧をパルス状に制御(オン/オフ制御)することで単位時間当たりの電圧印加時間を変化させ、照明光の光出力を増減(調光)することが可能である。従って、図10に示すように送信データがHレベルのときに発光ダイオードに直流電圧を印加して点灯し、送信データがLレベルのときに直流電圧の印加を停止して発光ダイオードを消灯することで発光ダイオードへの印加電圧を送信データで振幅変調(ASK<振幅シフトキーイング>)することにより、送信データを照明光に重畳することができる。あるいは、特許文献1に記載されている従来システムのように、発光ダイオードの点滅周波数を切り換えることで送信データを周波数変調するものもある。
特開2002−190776公報
ところで、上述の蛍光灯照明器具とLED照明器具のように照明光の光出力波形が互いに異なる複数種類の照明器具を1つの照明光伝送システムに含める場合、それぞれの器具毎に受信装置を用意することは運用面やコスト面からも現実的ではなく、そのために光出力波形が異なる複数種類の照明器具から個別にデータ受信可能な受信装置が必要となる。ここで、特許文献1に記載されている従来例のようにLED照明器具の変調方式として周波数変調(FSK)方式を採用した場合、振幅変調(ASK)方式に比べて点灯装置の回路構成が複雑化して設置コストが高くなってしまう可能性があり、また、通信速度も低下してしまう。さらに、蛍光灯照明器具ではインバータ回路の動作周波数が40〜100kHzに設定されることから、通信に使用可能な照明光の周波数はその2倍の80〜200kHzに制限されるが、LED照明器具では一般的に光源である白色LEDの点滅周波数を数MHz程度に設定可能であって制約が少ない。そのため、仮に蛍光灯照明器具とLED照明器具とで照明光のデータ送信用周波数を揃えるためにLED照明器具における発光ダイオードの点滅を蛍光灯照明器具におけるインバータ回路の動作周波数で変調すると、発光ダイオードの点滅制御に不要な制約を課してしまうことになる。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、光出力波形が異なる複数種類の照明器具から個別にデータ受信が可能な照明光伝送用受信装置を提供するとともに、照明器具におけるデータ送信に不要な制約を課すことのない照明光伝送システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、複数種類の照明器具から各種類毎に互いに異なる光出力波形を有する照明光に重畳させて伝送されるデータを受信する照明光伝送用受信装置であって、前記照明光を受光して電気信号に変換する受光手段と、受光手段から出力される受信信号を前記異なる光出力波形成分に弁別する弁別手段と、弁別された光出力波形成分毎に前記データを復調する複数の復調手段とを備え、前記弁別手段は、受信信号を所定のしきい値電圧と比較することで受信信号のゼロクロス点を検出する比較回路と、ゼロクロス点の周期を計時するとともに計時された周期から受信信号の周波数を求める信号周期計時回路とを有し、前記複数の復調手段は、信号周期計時回路で求めた周波数に基づき、1ビットの単位時間毎に受信信号を2値化することで受信データを復調する第1の復調回路と、比較回路から信号周期計時回路に入力する受信信号をそのまま2値化することで受信データを復調する第2の復調回路とを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、上記目的を達成するために、複数種類の照明器具と、請求項1の照明光伝送用受信装置とからなり、前記複数種類の照明器具は、各種類毎に互いに異なる光出力波形を有する照明光にデータを重畳させて伝送することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、光出力波形が異なる複数種類の照明器具から個別にデータ受信が可能な照明光伝送用受信装置が提供できる。
請求項2の発明によれば、1台の照明光伝送用受信装置で光出力波形が異なる複数種類の照明器具から個別にデータ受信が可能となるからシステムの設置コストが抑えられるとともに、照明器具におけるデータ送信に不要な制約を課すことのない照明光伝送システムが提供できる。
(実施形態1)
本実施形態の照明光伝送システムは、図1に示すように照明光が互いに異なる光出力波形を有した第1および第2の照明器具2,3と、照明光伝送用受信装置(以下、受信装置と略す。)1とで構成される。但し、図1では第1および第2の照明器具2,3をそれぞれ1台ずつしか図示していないが、各々複数台の照明器具2,3がシステムに含まれることはいうまでもない。
第1の照明器具2は蛍光灯照明器具であって、送信データを示すデータ信号(H、Lの2値をとる方形パルス信号)を出力する第1の信号源20と、照明光にデータを重畳させる第1の制御回路21と、第1の光源(蛍光灯)23と、第1の光源23を点灯する第1の点灯回路22とを備えている。また、第2の照明器具3はLED照明器具であって、送信データを示すデータ信号を出力する第2の信号源30と、照明光にデータを重畳させる第2の制御回路31と、第2の光源(発光ダイオード)33と、第2の光源33を点灯する第2の点灯回路32とを備えている。
第1並びに第2の信号源20,30は、例えば、各照明器具2,3の設置場所を示す位置情報がディップスイッチなどで設定され、当該位置情報に対応するデータ信号を繰り返し出力している。ここで、送信データはNRZ符号であって、H、Lの2値をとる方形パルスとして第1並びに第2の信号源20,30から出力される。また、第1並びに第2の信号源20,30が出力するデータ信号の周波数は、人間の眼が複数の光源の明暗の切換を認識可能である周波数(CFF:Critical Fusion Frequency)よりも高い周波数に設定されている。なお、CFFは年齢(高齢者は相対的に光の変化に対する応答性が低い傾向にある。)や個人差によって異なると言われているが、少なくとも120kHz以上であれば特に支障はない。何故なら、50Hz又は60Hzの商用周波で点灯する白熱灯や銅鉄安定器で点灯する蛍光灯の光出力波形の周波数が100Hz又は120Hzであり、これと同水準であればちらつきとして感じないと考えられるからである。故に、第1並びに第2の信号源20,30では約8.3μ秒(=1/120kHz)の周期で送信データを繰り返し出力すればよい。
第1の点灯回路22は、図2に示すように商用電源ACを整流平滑して直流電力に変換する直流電源回路22aと、直流電源回路22aから入力する直流電力を高周波の交流電力に変換するLC共振型のインバータ回路22bとで構成される。直流電源回路22aは、ダイオードブリッジからなる全波整流回路と平滑コンデンサの組合せの他、力率改善用の昇圧チョッパ回路と平滑コンデンサの組合せでもよいし、あるいは電池でも構わない。インバータ回路22bは従来周知のハーフブリッジ式やフルブリッジ式、一石式のインバータ回路であって、直流電源回路22aを構成する昇圧チョッパ回路とスイッチング素子等の部品を共用する構成であっても構わない。
第1の制御回路21は、従来技術で説明したように第1の信号源20から入力するデータ信号(送信データ)がHレベルのときにインバータ回路22bの動作周波数を定格点灯時の周波数f1とし、データ信号がLレベルのときにインバータ回路22bの動作周波数を変調周波数f2に切り換えて送信データで周波数変調(FSK)することで送信データを照明光に重畳する(図9参照)。
第2の光源33は、図3に示すように複数の発光ダイオード33aの直列回路を並列接続して構成されている。第2の点灯回路32は、商用電源ACを整流平滑して直流電力に変換する直流電源回路32aと、第2の光源33における複数の発光ダイオード33aの直列回路にそれぞれ接続された限流用の抵抗Rと、第2の光源33に直列接続されたスイッチング素子Qと、スイッチング素子Qを駆動する駆動回路32bとで構成される。なお、直流電源回路32aは、ダイオードブリッジからなる全波整流回路と平滑コンデンサの組合せの他、力率改善用の昇圧チョッパ回路と平滑コンデンサの組合せでもよいし、あるいは電池でも構わない。
第2の制御回路31は、従来技術で説明したように送信データがHレベルのときに駆動回路32bを制御しスイッチング素子Qをオンして第2の光源33に直流電圧を印加することで発光ダイオード33aを点灯し、送信データがLレベルのときに駆動回路32bを制御しスイッチング素子Qをオフして第2の光源33への直流電圧印加を停止することで発光ダイオード33aを消灯して、第2の光源33への印加電圧を送信データで振幅変調(ASK)することにより、送信データを照明光に重畳する(図10参照)。
次に受信装置1について説明する。受信装置1は、図1に示すように第1および第2の照明器具2,3の照明光を受光して電気信号に変換する光電変換回路10と、光電変換回路10から出力する電気信号(受信信号)を増幅する増幅回路11と、増幅回路11で増幅された受信信号を第1の照明器具2の光出力波形成分と第2の照明器具3の光出力成分とに弁別する周波数弁別回路12と、弁別された光出力波形成分毎にデータを復調する第1の復調回路13並びに第2の復調回路14と、第1および第2の復調回路13,14で復調されたデータ(受信データ)を処理する受信データ処理回路15とを備えている。
光電変換回路10は、第1の照明器具2の光出力波形成分並びに第2の照明器具3の光出力成分を透過する光学フィルタと、光学フィルタを透過した光出力波形成分を電気信号に変換するPINフォトダイオードのような光電変換素子とで構成される。但し、PINフォトダイオードの代わりにフォトトランジスタや増幅器を集積したフォトICを用いてもよい。
増幅回路11は汎用のオペアンプIC等で構成される差動増幅回路であるが、オペアンプICの代わりにトランジスタで構成されるものであっても構わない。但し、光電変換回路10から出力する受信信号が周波数弁別回路12で処理するのに十分なレベルであれば、増幅回路11を省略してもよい。
周波数弁別回路12は、オペアンプIC等で構成されるハイパスフィルタ12aおよびローパスフィルタ12bを具備している。ここで、第1の照明器具2の照明光はインバータ回路22bの動作周波数(40〜100kHz)の2倍である80〜200kHzの範囲の光出力成分を有し、第2の照明器具3の照明光は通信速度が9600bpsの場合に2ビット時間幅(=208μ秒)の逆数である4.8kHz以下の光出力成分を有している。従って、ハイパスフィルタ12aおよびローパスフィルタ12bの遮断周波数を40kHzに設定すれば、第1の照明器具2から照射される照明光の受信信号(光出力成分)をハイパスフィルタ12aで弁別し、第2の照明器具3から照射される照明光の受信信号(光出力成分)をローパスフィルタ12bで弁別することができる。但し、第2の照明器具3における通信速度を数Mbpsとした場合、第1の照明器具2から照射される照明光の受信信号に対して第2の照明器具3から照射される照明光の受信信号の方が周波数が高くなるので、ハイパスフィルタ12aおよびローパスフィルタ12bの遮断周波数を、例えば500kHzに設定すればよい。
第1の復調回路13は、バンドパスフィルタ13aと、バンドパスフィルタ13aを通過した受信信号の信号レベルをしきい値と比較する比較回路13bとで構成される。バンドパスフィルタ13aは、変調周波数f2の2倍の周波数を通過帯域の中心周波数とした汎用のフィルタである。但し、定格点灯時の周波数f1の2倍の周波数を通過帯域の中心周波数としてもよく、その場合は復調される受信データの論理が反転しているから受信データ処理部15でさらに反転する必要がある。比較回路13bはコンパレータからなり、変調周波数f2の2倍の周波数成分がバンドパスフィルタ13aを通過したときにHレベルの信号を出力するとともにその他のときにLレベルの信号を出力することでハイパスフィルタ12aで弁別された受信信号、すなわち、第1の照明器具2から照射される照明光の受信信号(光出力成分)より受信データを復調する。
また、第2の復調回路14は、ローパスフィルタ12bで弁別された受信信号の信号レベルをしきい値と比較する比較回路14aで構成される。比較回路14aはコンパレータからなり、受信信号の信号レベルがしきい値より高いときにHレベルの信号を出力するとともに受信信号の信号レベルがしきい値より低いときにLレベルの信号を出力することでローパスフィルタ12bで弁別された受信信号、すなわち、第2の照明器具3から照射される照明光の受信信号(光出力成分)より受信データを復調する。
受信データ処理回路15はマイコンを主構成要素とするものであって、第1および第2の復調回路13,14で復調された受信データの有効性を判断するとともに、有効と判断した受信データを他の電子機器に伝送したり、受信データに含まれる位置情報を、別途記憶している地図情報に基づいて表示デバイスの画面上に表示したり、あるいは音声で報知する処理等を行う。
而して、本実施形態の受信装置1によれば、光出力波形が異なる複数種類の照明器具(第1の照明器具2並びに第2の照明器具3)から個別にデータ受信が可能であり、複数種類の受信装置を用意する必要がないからシステムの設置コストを抑制することができる。また、第1の照明器具2と第2の照明器具3とが互いのデータ送信に不要な制約を課すこともなく、それぞれが受信装置1へ個別にデータを送信することができる。ここで、本発明において「互いに異なる光出力波形」とは、相対的な光強度、光強度が変化する周波数等の光出力波形を決定する要素のうち、特に光強度が変化する周波数が相違するものをいう。また、本実施形態で例示した蛍光灯と発光ダイオードのように光源の種類が異なる場合のみならず、同一種類の光源(例えば、蛍光灯)で光出力波形が異なる場合も含まれる。
また、互いに異なる光出力波形が3種類、つまり、第2の照明器具3に低速(例えば、通信速度が9600bps)型と高速(例えば、通信速度が数Mbps)型の2種類が存在している場合、図4に示すように遮断周波数が40kHzに設定されたローパスフィルタ12bと、遮断周波数が500kHzに設定されたハイパスフィルタ12cと、通過帯域が40kHz〜500kHzに設定されたバンドパスフィルタ12dとで周波数弁別回路12を構成するとともに、ハイパスフィルタ12cで弁別された受信信号の信号レベルをしきい値と比較する比較回路16aで構成された第3の復調回路16を受信装置1に具備すれば、光出力波形が異なる3種類の照明器具、すなわち、第1の照明器具2、低速型の第2の照明器具3、高速型の第2の照明器具3から個別にデータ受信が可能な受信装置1が実現できる。
(実施形態2)
本実施形態の受信装置1は、周波数弁別回路12と第1および第2の復調回路13,14の構成に特徴があり、その他の構成については実施形態1と共通である。故に、実施形態1と共通の構成要素には同一の符号を付して図示並びに説明を省略する。
本実施形態の受信装置1では、増幅回路11で増幅された受信信号を比較回路12cで所定のしきい値電圧Vthと比較することにより受信信号のゼロクロス点を検出し、信号周期計時回路12dによってゼロクロス点の周期T1〜T3を計時するとともに計時された周期T1〜T3から受信信号の周波数f1〜f3を求めている(図6,図7参照)。すなわち、受信信号が第1の照明器具2の照明光から得たものであれば、図6に示すように信号周期計時回路12dによって求まる周波数が定格点灯時の周波数f1又は変調周波数f2と一致し、また、受信信号が第2の照明器具3の照明光から得たものであれば、図7に示すように信号周期計時回路12dによって求まる周波数が2ビット分のビットパターンの周期T3の逆数である周波数f3と一致するから、信号周期計時回路12dで求めた周波数f1〜f3に基づいて、例えば、40kHzよりも高い周波数成分(第1の照明器具2の光出力波形成分)と40kHzよりも低い周波数成分(第2の照明器具3の光出力成分)とに弁別することができる。
一方、第1の復調回路13では、信号周期計時回路12dで求めた周波数f1,f2に基づいて、1ビットの単位時間(例えば、通信速度が9600bpsの場合は104μ秒)毎に2値化することで受信データを復調することができる。また、第2の復調回路14では、比較回路12cから信号周期計時回路12dに入力する受信信号をそのまま2値化することで受信データを復調することができる。なお、周波数弁別回路12の信号周期計時回路12dと第1および第2の復調回路13,14とは、受信データ処理回路15とともにマイコンで構成可能である。
而して、本実施形態の受信装置1においても、光出力波形が異なる複数種類の照明器具(第1の照明器具2並びに第2の照明器具3)から個別にデータ受信が可能であり、複数種類の受信装置を用意する必要がないからシステムの設置コストを抑制することができる。
本発明の実施形態1を示すブロック図である。 同上における第1の照明器具のブロック図である。 同上における第2の照明器具のブロック図である。 同上における受信装置の他の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2における受信装置のブロック図である。 同上における周波数弁別回路の動作説明図である。 同上における周波数弁別回路の動作説明図である。 インバータ回路の動作周波数の説明図である。 蛍光灯を光源とする照明器具の照明光にデータを重畳する場合の説明図である。 発光ダイオードを光源とする照明器具の照明光にデータを重畳する場合の説明図である。
符号の説明
1 照明光伝送用受信装置
2 第1の照明器具
3 第2の照明器具
10 光電変換回路
12 周波数弁別回路
13 第1の復調回路
14 第2の復調回路
15 受信データ処理回路

Claims (2)

  1. 複数種類の照明器具から各種類毎に互いに異なる光出力波形を有する照明光に重畳させて伝送されるデータを受信する照明光伝送用受信装置であって、前記照明光を受光して電気信号に変換する受光手段と、受光手段から出力される受信信号を前記異なる光出力波形成分に弁別する弁別手段と、弁別された光出力波形成分毎に前記データを復調する複数の復調手段とを備え、前記弁別手段は、受信信号を所定のしきい値電圧と比較することで受信信号のゼロクロス点を検出する比較回路と、ゼロクロス点の周期を計時するとともに計時された周期から受信信号の周波数を求める信号周期計時回路とを有し、前記複数の復調手段は、信号周期計時回路で求めた周波数に基づき、1ビットの単位時間毎に受信信号を2値化することで受信データを復調する第1の復調回路と、比較回路から信号周期計時回路に入力する受信信号をそのまま2値化することで受信データを復調する第2の復調回路とを有することを特徴とする照明光伝送用受信装置。
  2. 複数種類の照明器具と、請求項1の照明光伝送用受信装置とからなり、前記複数種類の照明器具は、各種類毎に互いに異なる光出力波形を有する照明光にデータを重畳させて伝送することを特徴とする照明光伝送システム。
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