JP4661763B2 - 光伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、放電灯の光の周波数を変調することによってデータの通信を行う光伝送システムに関するものである。
放電灯の光の周波数を変調することによってデータの通信を行う従来の光伝送システムとして、特許文献1には、NRZ方式によって変調するビットパターンによって光出力波形を制御する照明光伝送システムが開示されている。特許文献1の照明光伝送システムでは、送信信号における「0」のレベルに照明負荷の全点灯周波数が、「1」のレベルに全点灯用周波数より高周波である調光点灯周波数が、それぞれ対応し、インバータ回路によって全点灯周波数又は調光点灯周波数で照明負荷に流れるランプ電流波形が制御される。
特開2006−237869号公報(段落0030〜0041及び第1,2図)
しかしながら、上記従来の光伝送システムには、送信信号の「0」及び「1」に対して固定の周波数が割り当てられているので、送信信号の「0」と「1」の割合が変化すると放電灯の調光レベルも変化し、放電灯の光がちらつくという問題があった。さらに、送信信号の「0」及び「1」のそれぞれの周波数が固定されていることから、送信信号を送信するときに放電灯の調光レベルをユーザの要望に応じて設定することができないという問題もあった。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、データの通信を行っているときであっても、放電灯の光のちらつきを低減することができるとともに、ユーザの要望に応じた調光レベルで放電灯を調光することができる光伝送システムを提供することにある。
請求項1の発明は、放電灯の光の周波数を変調することによってデータの通信を行う光伝送システムであって、前記データを作成する信号源と、前記放電灯の調光レベルを設定するための調光信号が入力される調光信号入力手段と、前記データが取り得るビットパターンごとに、2値レベルの組み合わせからなる変換パターンを、一方のレベルと他方のレベルとの比率が当該すべての変換パターンで等しくなるように対応付けている第1のデータテーブルを保持するとともに、前記調光信号ごとに、前記2値レベルのそれぞれに対応する動作周波数を、一方のレベルの動作周波数と他方のレベルの動作周波数との差分がすべての調光レベルにおける2値レベル間で一定になるように対応付けている第2のデータテーブルを保持する保持手段と、前記第2のデータテーブルを用いて、前記調光信号入力手段で入力された前記調光信号から前記2値レベルのそれぞれの前記動作周波数を設定し、前記信号源から前記データが入力されると、前記第1のデータテーブルを用いて、当該入力されたデータを前記ビットパターンごとに前記変換パターンに順次変換する変換手段と、前記変換手段からの前記変換パターンを構成する前記2値レベルの前記動作周波数に基づいて前記放電灯への供給電力の周波数を変動して当該放電灯を調光する点灯回路とを有する照明器具を備えるとともに、前記放電灯の光を受光し、受光した前記放電灯の光から前記2値レベルの周波数間の相対値を検出して前記データを復調する受信器を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記受信器が、受光した前記放電灯の光の周波数の変化量と、前記一方のレベルの動作周波数と前記他方のレベルの動作周波数との差分から定められる閾値との比較に基づいて、前記データを復調することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記調光信号入力手段が、前記調光レベルを設定し当該設定した調光レベルに基づく調光信号を作成する調光制御コントローラと接続し、前記調光制御コントローラから前記調光信号入力手段に前記調光信号が入力されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、データの通信を行っているときであっても、データのビットパターンの変化による放電灯のちらつきを低減することができるとともに、ユーザの要望に応じた調光レベルで放電灯を調光することができる。
請求項2の発明によれば、放電灯の光の周波数が変動した場合であっても、2値レベルのそれぞれに対応する動作周波数が混同してしまう可能性を低減することができ、受信器によってデータを確実に復調することができる。
請求項3の発明によれば、ユーザの要望や用途に応じた調光制御コントローラと組み合わせることができる。例えば省エネルギー対応の調光制御コントローラと組み合わせることによって、省エネルギー制御とデータの通信とを両立することができる。また、演出用調光制御コントローラと組み合わせることによって、例えば店舗などでの演出制御とデータの通信とを両立することができる。
(実施形態1)
まず、本発明の実施形態1に係る光伝送システムの構成について図1〜5を用いて説明する。この光伝送システムは、図1に示すように、放電灯の光10の周波数を変調することによってデータの通信を行うものであり、放電灯1と、放電灯1を調光制御する照明器具2と、放電灯の光10を受光する受信器3とを備えている。
放電灯1は、例えば蛍光灯や高輝度放電灯、無電極放電灯など高周波での点灯を可能とする照明用光源であり、照明器具2に保持され、調光制御される。放電灯1を保持する照明器具2の設置場所(例えば住宅や事務所、店舗、屋外など)や用途(例えば一般照明や演出用途など)、面積などによって、ユーザは最適な放電灯1を選択する。
続いて、実施形態1に係る照明器具2の構成について説明する。この照明器具2は、放電灯1に供給する高周波電力の周波数を制御することで放電灯の光10の周波数を変調し、データを送信するものであり、データを作成する信号源20と、信号源20で作成されたデータを2値レベルの変換パターンに変換する制御回路部21と、制御回路部21で変換された2値レベルの動作周波数に基づいて放電灯1への供給電力の周波数を変動して放電灯1を調光する点灯回路部22とを備えている。
信号源20は、例えば歩行者ナビゲーション用の位置アドレス情報や、放電灯1が取り付けられる照明器具2の位置情報などから、ディップスイッチ(図示せず)で設定することで10数ビットのデジタル値である2値化されたデータを作成する。
制御回路部21は例えばマイコンなどで構成されるものであり、放電灯1の調光レベルを設定するための調光信号が入力される調光信号入力部23と、信号源20からのデータが取り得るビットパターンごとに、2値レベルの組み合わせからなる変換パターンを対応付けている第1のデータテーブル、及び、調光信号入力部23からの調光信号ごとに、2値レベルのそれぞれに対応する動作周波数を対応付けている第2のデータテーブルを保持するデータ保持部24と、データ保持部24で保持されている第1データテーブル及び第2のデータテーブルを用いてデータを変換パターンに変換する変換部25とを備えている。
調光信号入力部23は例えば積分回路やマイコンなどで構成され、調光制御コントローラ4と接続している。この調光制御コントローラ4は例えば省エネルギー調光制御コントローラや演出用調光制御コントローラなどであり、放電灯1の調光レベルを設定し、設定した調光レベルに基づく調光信号を作成する。調光制御コントローラ4で作成された調光信号は、図2に示すように、例えば周波数1kHzのPWM(Pulse Width Modulation)信号であり、調光レベルに応じてオン・デューティの割合が変動する。オン・デューティ(%)は{(オン状態の時間T1)/(1周期の時間T)}×100で表される。なお、調光信号は上記のようなPWM信号に限定されるものではなく、例えば調光レベルに応じて1V以上10V以下の範囲で振幅が変動する直流電圧などであってもよい。
調光信号は、図1に示すように、調光制御コントローラ4から調光信号入力部23に入力される。調光信号入力部23は、入力された調光信号を積分回路で平滑して直流電圧に変換し、変換した直流電圧からマイコンのAD変換機能又はカウンタ機能を用いてオン・デューティを求める。なお、調光信号が調光レベルに応じて振幅が変動する直流電圧である場合、調光信号入力部23は、入力した直流電圧からマイコンのAD変換機能又はカウンタ機能を用いてオン・デューティを求めればよい。
データ保持部24は例えばROM(Read Only Memory)などで構成され、第1のデータテーブル及び第2のデータテーブルを保持している。第1のデータテーブルは、図3に示すように、信号源20(図1参照)からのデータが取り得るビットパターンごとに、「ハイレベル」と「ローレベル」の組み合わせからなる変換パターンを、「ハイレベル」と「ローレベル」との比率がすべての変換パターンで等しくなるように対応付けているものである。
上記対応付けについて具体的に説明する。データのビットパターンが「00」の場合、図3(a)に示すように、第1スロットが「ハイレベル」、第2〜4スロットが「ローレベル」である1シンボルの変換パターンを対応付けている。データのビットパターンが「01」の場合、図3(b)に示すように、第2スロットが「ハイレベル」、第1,3,4スロットが「ローレベル」である1シンボルの変換パターンを対応付けている。データのビットパターンが「10」の場合、図3(c)に示すように、第3スロットが「ハイレベル」、第1,2,4スロットが「ローレベル」である1シンボルの変換パターンを対応付けている。データのビットパターンが「11」の場合、図3(d)に示すように、第4スロットが「ハイレベル」、第1〜3スロットが「ローレベル」である1シンボルの変換パターンを対応付けている。最後に、データのスタートに対しては、図3(e)に示すように、第5,6スロットが「ハイレベル」、第1〜4,7,8スロットが「ローレベル」である2シンボルの変換パターンを対応付けている。なお、1シンボルは4スロットから構成される。上記より、データの取り得るすべてのビットパターンを、「ハイレベル」と「ローレベル」との比率が1:3となる変換パターンに変換することができる。
一方、第2のデータテーブルは、図4に示すように、調光信号入力部23(図1参照)からの調光信号のオン・デューティ及び調光レベルごとに、変換パターンの「ハイレベル」及び「ローレベル」のそれぞれに対応する動作周波数を、「ハイレベル」の動作周波数と「ローレベル」の動作周波数との差分がすべての変換パターンで一定(実施形態1では5.0kHz)になるように対応付けているものである。例えば、調光信号のオン・デューティが5%、調光レベルが100%である場合、「ハイレベル」の動作周波数を50.0kHz、「ローレベル」の動作周波数を55.0kHzとする。また調光信号のオン・デューティが95%、調光レベルが25%である場合、「ハイレベル」の動作周波数を75.0kHz、「ローレベル」の動作周波数を80.0kHzとしている。なお、「ハイレベル」及び「ローレベル」の動作周波数の具体的な値及び「ハイレベル」の動作周波数と「ローレベル」の動作周波数との差分の具体的な値は上記に限定されるものではなく、例えば放電灯1(図1参照)の仕様などに応じて適宜設定されるものである。また、実施形態1において、調光信号のオン・デューティと「ハイレベル」及び「ローレベル」の動作周波数との関係は大きな範囲(図4の調光信号のオン・デューティ5%〜95%)で見ると必ずしも1次関数ではないが、小さな範囲(図4の調光信号のオン・デューティ5%〜8%)で見ると1次関数と近似してもよい。
図1の変換部25は、調光信号入力部23から調光信号が入力されると、データ保持部24で保持されている第2のデータテーブルを用いて、入力された調光信号から変換パターンの「ハイレベル」及び「ローレベル」のそれぞれの動作周波数を設定する。動作周波数を設定した変換部25は、信号源20からデータが入力されると、データ保持部24で保持されている第1のデータテーブルを用いて、入力されたデータをビットパターンごとに変換パターンに順次変換する。
点灯回路部22は、制御回路部21の変換部25からの変換パターンを構成する「ハイレベル」及び「ローレベル」のそれぞれの動作周波数に基づいて放電灯1への供給電力の周波数を変動して放電灯1を調光するものであり、直流電流を作成する直流電源26と、変換部25からの変換パターンに基づいて後述のインバータ回路部28を制御する発振回路部27と、放電灯1に高周波電力を供給するインバータ回路部28とを備えている。
直流電源26は、例えばダイオードブリッジ回路などで構成される整流平滑回路部と、例えばシャントレギュレータ又はカレントミラー回路などで構成される定電流回路部とを備え、入力側で交流電源(図示せず)と接続している。交流電源は例えば商用電源などである。このような構成の直流電源26は、交流電源からの交流電流を整流平滑回路部で整流して平滑し、定電流回路部で大きさを一定にし、直流電流をインバータ回路部28に供給する。
発振回路部27は、インバータ回路部28に備えられる後述の2つのスイッチング素子(図示せず)を、変換部25からの変換パターンの「ハイレベル」の動作周波数又は「ローレベル」の動作周波数で交互に駆動する。
インバータ回路部28は、例えばパワーMOSFETやバイポーラトランジスタなどの2つのスイッチング素子(図示せず)を備えるハーフブリッジ式のものであり、発振回路部27によってスイッチング素子が駆動されて、直流電源26からの直流電流を高周波電流に変換し、変換した高周波電流を放電灯1に供給する。インバータ回路部28は共振を利用して動作周波数の変化によって高周波電流を変化させている。具体的には、動作周波数が低くなると高周波電流が大きくなり、動作周波数が高くなると高周波電流が小さくなる。放電灯1から出力される光10の周波数は上記動作周波数の2倍である。なお、インバータ回路部28は、ハーフブリッジ式に限定されるものではなく、例えばフルブリッジ式や一石式など、放電灯1を点灯するために利用可能な汎用のインバータ回路であってもよい。また、インバータ回路部28は、チョッパ回路と一部の部品を兼用するチョッパ兼用インバータ回路であってもよい。
ところで、人間の目の応答可能な周波数であるCFF(Critical Fusion Frequency)は年齢(高年齢になると光の変化への応答性が悪くなる)や個人差によって異なるが、少なくとも120Hz以上であれば人間はちらつきを感じない。なぜなら、50/60Hzの商用電源に接続された放電灯から放射される光の周波数は100/120Hzであるが、この光によって人間がちらつきを感じていないためである。実施形態1の4値PPMの変換パターンでは、データの「00」に対応する変換パターン(図3(a)参照)と、次のパケットにおけるデータの「スタート」に対応する変換パターン(図3(e)参照)とが連続する場合に、「ローレベル」が7スロットも続いて最も長くなる。この「ローレベル」の連続する時間が、120Hzの逆数である8.3ミリ秒以下であれば、人間はちらつきを感じないことになる。
また、インバータ回路部28の「ハイレベル」の動作周波数と「ローレベル」の動作周波数とが発生する頻度が変換パターンに関係なく一定であることから、所定の動作周波数に相当する光10が放電灯1から出力することになる。図5を用いて説明すると、「ハイレベル」時の放電灯の光10は●印で表され(図5の(a))、「ローレベル」時の放電灯の光10は▲印で表される(図5の(b))。「ハイレベル」の動作周波数と「ローレベル」の動作周波数とが発生する頻度は1:3であるため、1シンボルあたりの放電灯の光10の平均は図5の(c)のようになる。具体的な数値を上げると、例えば「ハイレベル」の動作周波数を50.0kHz、「ローレベル」の動作周波数を55.0kHzとすると、1シンボルあたりの放電灯の光10の平均は、動作周波数が53.75kHzで一定とした場合と同等の大きさとなる。なお、インバータ回路部28の動作周波数と放電灯の光10の大きさとの関係は厳密には1次関数ではないが、「ハイレベル」の動作周波数と「ローレベル」の動作周波数との間隔が小さいため1次関数として近似してもよい。
続いて、実施形態1に係る受信器3の構成について説明する。この受信器3は、図1に示すように、放電灯の光10を受光し、受光した放電灯の光10から2値レベルの周波数間の相対値を検出してデータを復調するものであり、放電灯の光10を受光する光電変換部30と、受光した放電灯の光10からデータを復調する復調部31とを備えている。
光電変換部30は例えばフォトダイオードや抵抗などで構成され、放電灯の光10を受光し、受光した放電灯の光10に含まれている変換パターンを電気信号に変換する。
復調部31は、増幅回路部32と、フィルタ回路部33と、微分回路部34と、比較部35と、判断部36とを備えている。増幅回路部32は例えばオペアンプなどで構成され、光電変換部30で変換された電気信号を増幅する。フィルタ回路部33は、例えばオペアンプなどで構成される汎用のバンドパスフィルタであり、増幅回路部32で増幅された電気信号の周波数の変化量を検出しやすくする。微分回路部34は例えばオペアンプなどで構成され、フィルタ回路部33でフィルタリングされた電気信号の周波数の変化量をアナログ信号として出力する。
比較部35は例えばコンパレータなどで構成され、電気信号の周波数の変化量と、「ハイレベル」の動作周波数と「ローレベル」の動作周波数との差の絶対値の2倍として定められる閾値とを比較してデジタル信号に変換するものである。つまり、比較部35は、受光した放電灯の光10の周波数の変化量と、「ハイレベル」の動作周波数と「ローレベル」の周波数との差分から定められる閾値との比較を行う。
具体的に説明すると、電気信号の周波数の変化量が、上記のように定められる閾値を越えて増加した場合、「ローレベル」の動作周波数から「ハイレベル」の動作周波数に切り替わったものとして、デジタル信号を「ローレベル」から「ハイレベル」に切り替える。一方、電気信号の周波数の変化量が上記の閾値を越えて減少した場合、「ハイレベル」の動作周波数から「ローレベル」の動作周波数に切り替わったものとして、デジタル信号を「ハイレベル」から「ローレベル」に切り替える。また、電気信号の周波数の変化量が上記の閾値に満たない場合、動作周波数の切り替えがなかったものとして、デジタル信号を「ハイレベル」のときは「ハイレベル」のまま、「ローレベル」のときは「ローレベル」のままとする。
ここで、「ローレベル」の動作周波数と「ハイレベル」の動作周波数との差分そのものではなく、この差分の2倍を閾値としているのは、放電灯の光10の周波数が上記動作周波数の2倍となっているからである。
なお、閾値を、「ローレベル」の動作周波数と「ハイレベル」の動作周波数との差分の絶対値の2倍としたが、部品特性や周辺環境による影響を考慮して閾値に補正係数を乗じてもよく、その結果、閾値は、数学的に2倍であることに限定されなくてもよい。
判断部36は例えばマイコンなどで構成され、比較部35からのデジタル信号に基づいてデータを復調する。なお、復調されたデータを表示する表示部(図示せず)が設けられた構成であってもよい。
次に、実施形態1の光伝送システムの動作について図1,6を用いて説明する。ここでは、放電灯1が調光レベル100%で点灯する場合と、その後、調光レベルを25%に変更した場合の動作を順に説明する。まず、図1の照明器具2の点灯回路部22において直流電源26が交流電源(図示せず)からの交流電流を直流電流に変換し、変換した直流電流をインバータ回路部28に出力する。一方、制御回路部21において、調光信号入力部23が、調光レベル100%に対応する調光信号(オン・デューティ5%のPWM信号)を調光制御コントローラ4から入力し、入力した調光信号からオン・デューティを求める。ここではオン・デューティが5%であるから、変換部25は第2のデータテーブルを用いて「ハイレベル」の動作周波数を50.0kHz、「ローレベル」の周波数を55.0kHzと設定する。信号源20からのデータが変換部25に入力されていない場合、インバータ回路部28は、変換部25で設定された「ハイレベル」の動作周波数50.0kHz及び「ローレベル」の動作周波数55.0kHzに基づいて放電灯1に高周波電流を供給し、放電灯1を点灯させる。
これに対して、信号源20から変換部25に1バイトの2進数「10110100」からなるデータが入力されると、変換部25は信号源20からのデータを、図6(a)に示すように、スタートビットを含めて4値PPMのビット構成に変換し、発振回路部27を制御してインバータ回路部28の動作周波数を制御する。ここでは同一データである「スタート+データ」を1パケットとして繰り返し送信する。図1のインバータ回路部28が、変換部25で設定された「ハイレベル」の動作周波数及び「ローレベル」の動作周波数に応じて放電灯1に高周波電流を供給し、この高周波電流に基づいて放電灯1を点灯させる。受信器3は放電灯の光10を受光し、受光した光10の周波数の変化量に基づいて、データを復調する。
その後、調光信号入力部23が、調光レベル25%に対応する調光信号(オン・デューティ95%のPWM信号)を調光制御コントローラ4から入力した場合、「ハイレベル」の動作周波数及び「ローレベル」の動作周波数は、図6(b)に示すように、75.0kHz、80.0kHzとなる。このときの照明器具2の動作は、調光レベル100%に対応する調光信号を入力したときと同じである。
以上、実施形態1によれば、データの通信を行っているときであっても、データのビットパターンの変化による放電灯1のちらつきを低減することができるとともに、ユーザの要望に応じた調光レベルで放電灯1を調光することができる。また、放電灯の光10の周波数が変動した場合であっても、「ハイレベル」の動作周波数と「ローレベル」の動作周波数が混同してしまう可能性を低減することができ、受信器3によってデータを確実に復調することができる。さらに、ユーザの要望や用途に応じた調光制御コントローラ4と組み合わせることができる。例えば省エネルギー対応の調光制御コントローラと組み合わせることによって、省エネルギー制御とデータの通信とを両立することができる。また、演出用調光制御コントローラと組み合わせることによって、例えば店舗などでの演出制御とデータの通信とを両立することができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2に係る光伝送システムの構成について図7,8を用いて説明する。この光伝送システムは、実施形態1の光伝送システム(図1参照)と同様に、照明器具2を備えているが、実施形態1の光伝送システムにはない以下に記載の特徴部分を有する。
実施形態2の光伝送システムは、実施形態1の受信器3(図1参照)に代えて図7に示すような受信器3aを備えている。この受信器3aは、光電変換部30と、復調部31aとを備えている。なお、光電変換部30は実施形態1の光電変換部と同様のものである。
一方、復調部31aは、増幅回路部32と、アナログ/デジタル変換部37と、判断部36aとを備えている。なお、増幅回路部32は実施形態1の増幅回路部と同様のものである。
アナログ/デジタル変換部37は、増幅回路部32で増幅された電気信号をデジタル信号に変換して判断部36aに出力するものである。サンプリング周波数は「ローレベル」の動作周波数の2倍より十分に高い値が設定されている。
判断部36aは移動平均法を用いてデータを平滑化して瞬時的なノイズを除去する。次に、瞬時的なノイズが除去されたデジタル信号から周波数に変換するために周期(周波数の逆数)を求める波形整理処理の前処理として、図8に示す三段階の処理を行う。
まず、第1段階として、ノイズ除去した電気信号の波形のピーク値から振幅を求める(図8(a)参照)。続いて、第2段階として、振幅の中点を求める(図8(b)参照)。最後に、第3段階として、求めた中点を基線に一致させる(図8(c)参照)。なお、図8は説明のために波形変動を大きく記載しており、図8(a)中の●印はピーク値を表し、図8(b)中の●印は中点を表している。
判断部36aは、隣接する中点距離の2倍が周期であるため、得られた中点距離(図8(d)参照)の変化量の2倍の値と、「ローレベル」の動作周波数の逆数(「ローレベル」の周期)と「ハイレベル」の動作周波数の逆数(「ハイレベル」の周期)との差分(周期の差分)の絶対値を2分の1倍にした閾値とを比較する。
具体的に説明すると、得られた中点距離の変化量の2倍の値が、上記のように定められる閾値を越えて増加した場合、「ハイレベル」の周期から「ローレベル」の周期に切り替わったものとして、デジタル信号を「ハイレベル」から「ローレベル」に切り替える。一方、得られた中点距離の変化量の2倍の値が上記の閾値を越えて減少した場合、「ローレベル」の周期から「ハイレベル」の周期に切り替わったとして、デジタル信号を「ローレベル」から「ハイレベル」に切り替える。また、得られた中点距離の変化量の2倍の値が上記の閾値に満たない場合、「ハイレベル」と「ローレベル」の間で周期の切り替えがなかったものとして、デジタル信号を「ハイレベル」のときは「ハイレベル」のまま、「ローレベル」のときは「ローレベル」のままとする。その後、判断部36aは上記デジタル信号に基づいてデータを復調する。
なお、閾値を、「ローレベル」の周波数の逆数である周期と「ハイレベル」の周波数の逆数である周期との差分の2分の1の絶対値としたが、部品特性や周辺環境による影響を考慮して閾値に補正係数を乗じてもよく、その結果、閾値は、数学的に2倍であることに限定されなくてもよい。
また、隣接する中点距離同士を比較しても明確な変化を検出できない可能性があるため、所定周期(例えば10周期)分のデータを記憶して所定周期の中点距離の和を用いてもよい。所定周期が何周期分になるかは動作周波数の変化に必要な時間から設定すればよい。
なお、受信器3aは上記以外の点において実施形態1の受信器3(図1参照)と同様である。
以上、実施形態2によれば、実施形態1と同様に、データの通信を行っているときであっても、データのビットパターンの変化による放電灯1(図1参照)のちらつきを低減することができるとともに、ユーザの要望に応じた調光レベルで放電灯1を調光することができる。
また、放電灯の光10(図1参照)の周波数が変動した場合であっても、「ハイレベル」の動作周波数と「ローレベル」の動作周波数が混同してしまう可能性を低減することができ、受信器3aによってデータを確実に復調することができる。
なお、実施形態1又は2の変形例として、照明器具2が明るさセンサを備え、照度を一定にする制御を行ったり、24時間タイマを備えて調光制御を行ったりしてもよい。また、上記のような制御を行う場合、放電灯の光10を急激に変化させるとユーザが違和感をもつのを防止するために、放電灯の光10を徐々に変化させてもよい(フェードイン、フェードアウト)。この場合、調光制御コントローラ4から調光信号入力部23に調光信号が一定の変化幅で入力される。
本発明の実施形態1に係る光伝送システムの構成を示すブロック図である。 同上に係る光伝送システムの調光信号を示す図である。 同上に係る光伝送システムの変換パターンを示す図である。 同上に係る光伝送システムの調光信号と動作周波数との関係を示す図である。 同上に係る光伝送システムにおける放電灯の光を示す図である。 同上に係る光伝送システムにおいて、(a)が調光レベル100%時の動作周波数のタイミングチャート、(b)が調光レベル25%時の動作周波数のタイミングチャートである。 本発明の実施形態2に係る受信器の構成を示すブロック図である。 同上に係る受信器の周波数波形処理の説明図である。
符号の説明
1 放電灯
10 光
2 照明器具
20 信号源
21 制御回路部
22 点灯回路部
23 調光信号入力部
24 データ保持部
25 変換部
27 発振回路部
28 インバータ回路部
3,3a 受信器
4 調光制御コントローラ

Claims (3)

  1. 放電灯の光の周波数を変調することによってデータの通信を行う光伝送システムであって、
    前記データを作成する信号源と、
    前記放電灯の調光レベルを設定するための調光信号が入力される調光信号入力手段と、
    前記データが取り得るビットパターンごとに、2値レベルの組み合わせからなる変換パターンを、一方のレベルと他方のレベルとの比率が当該すべての変換パターンで等しくなるように対応付けている第1のデータテーブルを保持するとともに、前記調光信号ごとに、前記2値レベルのそれぞれに対応する動作周波数を、一方のレベルの動作周波数と他方のレベルの動作周波数との差分がすべての調光レベルにおける2値レベル間で一定になるように対応付けている第2のデータテーブルを保持する保持手段と、
    前記第2のデータテーブルを用いて、前記調光信号入力手段で入力された前記調光信号から前記2値レベルのそれぞれの前記動作周波数を設定し、前記信号源から前記データが入力されると、前記第1のデータテーブルを用いて、当該入力されたデータを前記ビットパターンごとに前記変換パターンに順次変換する変換手段と、
    前記変換手段からの前記変換パターンを構成する前記2値レベルの前記動作周波数に基づいて前記放電灯への供給電力の周波数を変動して当該放電灯を調光する点灯回路と
    を有する照明器具を備えるとともに、
    前記放電灯の光を受光し、受光した前記放電灯の光から前記2値レベルの周波数間の相対値を検出して前記データを復調する受信器を備える
    ことを特徴とする光伝送システム。
  2. 前記受信器が、受光した前記放電灯の光の周波数の変化量と、前記一方のレベルの動作周波数と前記他方のレベルの動作周波数との差分から定められる閾値との比較に基づいて、前記データを復調することを特徴とする請求項1記載の光伝送システム。
  3. 前記調光信号入力手段が、前記調光レベルを設定し当該設定した調光レベルに基づく調光信号を作成する調光制御コントローラと接続し、
    前記調光制御コントローラから前記調光信号入力手段に前記調光信号が入力される
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の光伝送システム。
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