JP4893566B2 - ハイブリッド駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド駆動装置に関するものである。
従来、エンジン及び駆動モータを備えた車両、すなわち、ハイブリッド型車両においては、エンジン及び駆動モータを駆動することによって発生させられた回転を駆動輪に伝達することによって走行させることができるようになっている。
そして、前記ハイブリッド型車両の駆動装置であるハイブリッド駆動装置のうちの、エンジンからの回転が入力される入力軸側に駆動モータが配設され、駆動輪に向けて回転が出力される出力軸側に変速機が配設されたパラレルハイブリッド型のハイブリッド駆動装置においては、駆動モータを駆動してハイブリッド型車両を走行させるモータ走行時に、駆動モータによって発生させられたトルクを増幅して出力軸に出力することができるが、回生時に、駆動輪から伝達された回転は、変速機を介して駆動モータに伝達されるので、回生効率が低くなってしまう。
そこで、回生時に、駆動モータと出力軸とを変速機を介することなく連結し、モータ走行時に、駆動モータと出力軸とを変速機を介して連結するようにしたハイブリッド駆動装置が提供されている。該ハイブリッド駆動装置においては、変速機と出力軸とを、駆動モータを介して連結するとともに、カウンタ軸を介して連結するようにしている。
したがって、回生時に、変速機による損失を抑制することができるので、十分な回生エネルギーを取得することができる。なお、制動時に後輪に加わる荷重が小さく、後輪による制御力を大きくすることができないFR型のハイブリッド車両にハイブリッド駆動装置を搭載した場合に、特に大きな効果を得ることができる。
また、モータ走行時に、変速機によってトルクを増幅することができるので、その分駆動モータを小型化することができ、ハイブリッド駆動装置を小型化することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−168442号公報
しかしながら、前記従来のハイブリッド駆動装置においては、モータ走行時に、駆動モータと出力軸とを変速機を介して連結する必要があるので、変速機において変速が行われた回転を出力軸に伝達するためにカウンタ軸を配設する必要がある。したがって、ハイブリッド駆動装置の径方向寸法が大きくなり、ハイブリッド駆動装置が大型化し、ハイブリッド型車両への搭載性が低下してしまうだけでなく、クラッチ等の数が多くなるとともに、カウンタ軸を支持する軸受が必要になったり、カウンタ軸と入力軸、出力軸等とを連結する歯車対が必要になったりするので、ハイブリッド駆動装置の機構が複雑になってしまう。
本発明は、前記従来のハイブリッド駆動装置の問題点を解決して、回生効率を高くすることができ、小型化することができ、機構を簡素化することができるハイブリッド駆動装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明のハイブリッド駆動装置においては、入力ディスク、出力ディスク、及び前記入力ディスクと出力ディスクとの間に配設されたパワーローラを備え、駆動源から伝達された回転を受けて、無段に変速して出力するトロイダル部と、前記入力ディスクと出力軸との間に配設され、駆動源から伝達された回転を出力軸に伝達する第1の伝動軸と、該第1の伝動軸を包囲して、前記出力ディスクと出力軸との間に配設され、前記トロイダル部から出力された回転を出力軸に伝達する第2の伝動軸と、該第2の伝動軸に配設された電動機械とを有する。
本発明によれば、ハイブリッド駆動装置においては、入力ディスク、出力ディスク、及び前記入力ディスクと出力ディスクとの間に配設されたパワーローラを備え、駆動源から伝達された回転を受けて、無段に変速して出力するトロイダル部と、前記入力ディスクと出力軸との間に配設され、駆動源から伝達された回転を出力軸に伝達する第1の伝動軸と、該第1の伝動軸を包囲して、前記出力ディスクと出力軸との間に配設され、前記トロイダル部から出力された回転を出力軸に伝達する第2の伝動軸と、該第2の伝動軸に配設された電動機械とを有する。
この場合、駆動源から伝達された回転を出力軸に伝達する第1の伝動軸と、該第1の伝動軸を包囲して、前記出力ディスクと出力軸との間に配設され、前記トロイダル部から出力された回転を出力軸に伝達する第2の伝動軸と、該第2の伝動軸に配設された電動機械とを有するので、回生時に、電動機械と出力軸とをトロイダル部を介することなく連結することができる。したがって、回生効率を高くすることができる。
また、回生時に、トロイダル部によって損失が発生することがなくなるので、十分な回生エネルギーを取得することができる。なお、制動時に後輪に加わる荷重が小さく、後輪による制動力を大きくすることができないFR型のハイブリッド車両に搭載した場合に、特に大きな効果を得ることができる。
また、電動機械を駆動してハイブリッド型車両を走行させるときに、トロイダル部によってトルクを増幅することができるので、その分電動機械を小型化することができ、ハイブリッド駆動装置を小型化することができる。
しかも、モータ走行時に、トロイダル部の出力を出力軸に伝達するためにカウンタ軸を配設する必要がない。したがって、ハイブリッド駆動装置の径方向寸法を小さくすることができ、ハイブリッド駆動装置を小型化することができるので、ハイブリッド型車両への搭載性を向上させることができるだけでなく、ハイブリッド駆動装置の機構を簡素化することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、車両としてのハイブリッド型車両について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるハイブリッド型車両の概念図である。
図において、11はハイブリッド駆動装置であり、該ハイブリッド駆動装置11は、係脱装置としてのクラッチCLを介して駆動源としてのエンジン(E/G)13と連結され、エンジン13側から図示されない駆動輪側にかけて、変速機としてのトロイダル部(バリエータ)15、電動機械としての駆動モータ51、前後進切換装置16及び駆動モード切換装置17が順次連結される。なお、前記トロイダル部15には、ハーフトロイダル式及びフルトロイダル式のトロイダル部があるが、本実施の形態においては、フルトロイダル式のトロイダル部が使用される。
前記クラッチCLは、湿式多板クラッチによって形成され、係脱させられてエンジン13の出力軸21とハイブリッド駆動装置11の入力軸22とを選択的に連結し、係合時にエンジン13から伝達された回転をハイブリッド駆動装置11に入力する。
また、前記トロイダル部15は、入力された回転を無段で変速して出力する。そのために、トロイダル部15は、回転自在に、かつ、互いに対向させて配設されるとともに、入力軸22及び第1の伝動軸31と連結され、前方(図において左方)及び後方(図において右方)に配設された第1のディスクとしての二つの入力ディスク23、該各入力ディスク23間において、各入力ディスク23と対向させて回転自在に配設され、第2の伝動軸32と連結された第2のディスクとしての出力ディスク24、並びに前記各入力ディスク23及び出力ディスク24によって挟持された中間転動体としての2列のパワーローラ25を備える。なお、前記第2の伝動軸32は、中空のスリーブ状の形状を有し、第1の伝動軸31を包囲して、同心状に配設される。
前記各入力ディスク23及び出力ディスク24は、それぞれ対向する円の一部を構成する円弧状の凹溝a、bを備え、各パワーローラ25を挟むことによって、二つのキャビティを備えたダブルキャビティを形成する。したがって、入力ディスク23同士のスラスト力を打ち消すことができる。なお、本実施の形態においては、フルトロイダル式のトロイダル部15が使用されるので、各パワーローラ25の傾転中心が各キャビティの中心に置かれる。
前記パワーローラ25は、トロイダル部15の中心軸に対して直角の方向にシフトさせることによって傾斜させられ、入力ディスク23及び出力ディスク24との各接触半径を変更する。これにより、トロイダル部15は、入力軸22を介して入力ディスク23に入力された回転を、無段に連続して変速し、出力ディスク24から第2の伝動軸32に出力する。本実施の形態においては、入力軸22の回転速度を入力速度niとし、第2の伝動軸32の回転速度を出力速度noとしたとき、入力速度niに対する出力速度noの比は変速比γとされる。なお、入力ディスク23に正方向の回転が入力されると、出力ディスク24が反転させられ、出力ディスク24から逆方向の回転が出力されるので、前記変速比γは負の値を採る。
前記駆動モータ51は、図示されないモータケースに取り付けられたステータ53、該ステータ53内において、回転自在に配設されたロータ52を備え、前記ステータ53のステータコイルに駆動用の電流(U相、V相及びW相の相電流)を供給することによって駆動モータ51を駆動することができる。前記モータケースはハイブリッド駆動装置11のケース10に固定され、ロータ52は第2の伝動軸32に固定される。
また、前記前後進切換装置16は、ハイブリッド型車両を前進させたり、後進させたりするために、互いに逆方向の回転を選択的に出力する。そのために、前後進切換装置16は、回転を反転させる反転機構としての、かつ、反転用の差動回転装置としてのプラネタリギヤユニット54、及びクラッチCd、Crを備え、該クラッチCd、Crによって反転用の係合要素(摩擦係合要素)が構成される。前記プラネタリギヤユニット54は、サンギヤS、ピニオンPa、Pb、リングギヤR、及び前記ピニオンPa、Pbを回転自在に支持するキャリヤCRの各要素を備え、ピニオンPa、Pbによって一体のピニオンが構成される。そして、サンギヤSとピニオンPaとが噛(し)合させられ、ピニオンPbとリングギヤRとが噛合させられる。なお、前記サンギヤSによって第1の回転要素が、リングギヤRによって第2の回転要素が、キャリヤCRによって第3の回転要素が構成される。
そして、サンギヤSが第2の伝動軸32に連結され、リングギヤRがクラッチCdを介して出力軸33と連結され、キャリヤCRがケース10に固定される。また、前記第2の伝動軸32はクラッチCrを介して出力軸33と連結される。
前記前後進切換装置16において、クラッチCdを係合させ、クラッチCrを解放すると、キャリヤCRが固定された状態で、サンギヤSに入力された逆方向の回転が反転させられ、前進用の正方向の回転になって出力軸33に出力される。また、クラッチCdを解放し、クラッチCrを係合させると、第2の伝動軸32に出力された回転がそのまま後進用の逆方向の回転として出力軸33に出力される。
また、駆動モード切換装置17は、直結用の係合要素(摩擦係合要素)としてのクラッチMを備え、第1の伝動軸31が、クラッチMを介して出力軸33と連結され、それに伴って、入力軸22と出力軸33とが直結される。
なお、出力軸33に出力された回転は、差動装置としての図示されないディファレンシャル装置に伝達され、更に図示されない駆動輪に伝達される。
次に、前記構成のハイブリッド駆動装置11の動作について説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態におけるエンジン走行モードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図、図3は本発明の第1の実施の形態におけるエンジン走行モードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図、図4は本発明の第1の実施の形態におけるエンジン走行モードの後進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図、図5は本発明の第1の実施の形態におけるエンジン走行モードの後進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図、図6は本発明の第1の実施の形態におけるモータ走行モードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図、図7は本発明の第1の実施の形態におけるモータ走行モードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図、図8は本発明の第1の実施の形態におけるモータ走行モードの後進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図、図9は本発明の第1の実施の形態におけるモータ走行モードの後進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図である。なお、各速度線図は、入力ディスク23、出力ディスク24、サンギヤS、キャリヤCR及びリングギヤRの各回転速度を表す。また、図2、4、6及び8において、太線はトルクが伝達される経路を、細線はトルクが伝達されない経路を表す。
本実施の形態においては、各クラッチCL、Cd、Cr、Mを係脱するために、図示されない制御部が配設され、各クラッチCL、Cd、Cr、Mは、それぞれアクチュエータとしての図示されない油圧サーボを備える。したがって、前記制御部において、ソレノイド信号を発生させ、該ソレノイド信号によってソレノイドバルブを作動させ、各油圧サーボに油圧を供給することによって、各クラッチCL、Cd、Cr、Mを係合させ、油圧サーボから油圧をドレーンすることによって、各クラッチCL、Cd、Cr、Mを解放することができる。
この場合、操作者としての運転者は、操作部としての図示されないシフトレバーを操作し、ハイブリッド駆動装置11をニュートラル状態に置いたり、エンジン13を駆動し、駆動モータ51を停止させてエンジン走行モードで走行したり、エンジン13を停止させ、駆動モータ51を駆動するモータ走行モードで走行したり、前後進切換装置16を切り換えて前進走行モードで走行したり、後進走行モードで走行したりすることができる。また、運転者のスロットルペダルの踏込みに応じて、アンダドライブ側からオーバドライブ側までの変速比γを変更して変速を行うことができる。
まず、ハイブリッド駆動装置11がニュートラル状態に置かれると、クラッチCL、Cd、Cr、Mが解放される。したがって、エンジン13からの回転は出力軸33に伝達されない。
また、エンジン走行モードの前進走行時においては、図2に示されるように、エンジン13が駆動され、駆動モータ51が駆動されない状態で、クラッチCL、Cdが係合させられ、クラッチCr、Mが解放される。この場合、エンジン13の回転は、クラッチCLを介してトロイダル部15に入力速度niで入力される。そして、トロイダル部15において、入力ディスク23に入力された回転は、パワーローラ25を介して矢印方向に出力ディスク24に伝達され、パワーローラ25の傾斜角度によって決まる変速比γで変速(減速又は増速)され、変速された回転は、図3に示されるように、出力速度noとして第2の伝動軸32に出力され、前後進切換装置16に入力される。
なお、前記トロイダル部15の出力速度noは、変速比γに応じて変化し、負の方向における最大値noHと負の方向における最小値noLとの間の負の値を採り、
noH≦no≦noL
になる。
そして、前記前後進切換装置16においては、第2の伝動軸32に出力された出力速度noの回転がサンギヤSに入力されるが、キャリヤCRがケース10に固定され、クラッチCdが係合させられているので、前記出力速度noの回転は、前後進切換装置16において反転させられて、リングギヤRに出力され、出力速度NOとして出力軸33に出力される。このとき、出力速度NOは、前記出力速度noに比例して変化し、
NO=k1・no
で表すことができる。すなわち、出力速度NOは、正の方向における最大値NOHと正の方向における最小値NOLとの間の正の値を採り、
NOL≦NO≦NOH
k1・|noL|≦NO≦k1・|noH|
になる。なお、k1は比例定数であり、サンギヤSの歯数をzsとし、ピニオンPaの歯数をzpaとし、ピニオンPbの歯数をzpbとし、リングギヤRの歯数をzrとしたとき、前記比例定数k1は、
k1=(zs・zpb)/(zpa・zr)
になる。
この場合、制御部の図示されない電動機械駆動処理手段は、電動機械駆動処理を行い、車速、アクセル開度等の走行条件及びバッテリ残量を読み込み、走行条件及びバッテリ残量に応じて駆動モータ51を駆動(アシスト)する。また、制御部の図示されない回生処理手段は、回生処理を行い、ハイブリッド駆動装置11を制動する場合、駆動モータ51において電力を回生する。
次に、エンジン走行モードの後進走行時においては、図4に示されるように、エンジン13が駆動され、駆動モータ51が駆動されない状態で、クラッチCL、Crが係合させられ、クラッチCd、Mが解放される。この場合、エンジン13の回転は、前進走行時と同様に、クラッチCLを介してトロイダル部15に入力速度niで入力される。そして、トロイダル部15において、入力ディスク23に入力された回転は、パワーローラ25を介して矢印方向に出力ディスク24に伝達され、パワーローラ25の変速比γで変速(減速又は増速)され、変速された回転は、図5に示されるように、出力速度noとして第2の伝動軸32に出力され、前後進切換装置16に入力される。
なお、前記トロイダル部15の出力速度noは、変速比γに応じて変化し、負の方向における最大値noHと負の方向における最小値noLとの間の負の値を採り、
noH≦no≦noL
になる。
そして、前記前後進切換装置16においては、第2の伝動軸32に出力された出力速度noの回転がサンギヤSに入力されるが、クラッチCdが解放され、クラッチCrが係合させられているので、前記出力速度noの回転は、そのまま、出力軸33に出力される。
この場合も、前記制御部は、車速、アクセル開度等の走行条件及びバッテリ残量を読み込み、走行条件及びバッテリ残量に応じて駆動モータ51を駆動する。また、前記制御部は、ハイブリッド駆動装置11を制動する場合、駆動モータ51において電力を回生する。
次に、モータ走行モードの前進走行時においては、図6に示されるように、クラッチMが係合させられ、クラッチCL、Cd、Crが解放される。この場合、駆動モータ51の回転は、第2の伝動軸32を介してトロイダル部15に入力速度niで入力される。そして、トロイダル部15において、出力ディスク24に入力された回転は、パワーローラ25を介して矢印方向に入力ディスク23に伝達され、パワーローラ25の傾斜角度によって決まる変速比γで変速(減速又は増速)され、変速された回転は、図7に示されるように、出力速度noとして第1の伝動軸31に出力され、そのまま、出力軸33に出力される。
次に、モータ走行モードの後進走行時においては、図8に示されるように、クラッチCrが係合させられ、クラッチCL、Cd、Mが解放される。この場合、クラッチCrが係合させられるので、駆動モータ51の回転は、図9に示されるように、第2の伝動軸32を介して、そのまま、出力軸33に出力される。
なお、クラッチCdを係合させ、クラッチCL、Cr、Mを解放することによって、モータ走行モードの前進走行を行うことができる。その場合、駆動モータ51の回転は、第2の伝動軸32を介して前後進切換装置16に入力速度niで入力される。前記前後進切換装置16においては、入力速度niの回転がサンギヤSに入力されるが、キャリヤCRがケース10に固定され、クラッチCdが係合させられているので、前記入力速度niの回転は、前後進切換装置16において反転させられて、リングギヤRに出力され、出力速度NOとして出力軸33に出力される。
このように、本実施の形態においては、エンジン13から駆動輪にかけて、トロイダル部15、駆動モータ51、前後進切換装置16及び駆動モード切換装置17が順に連結され、入力ディスク23と出力軸33とがクラッチMを介して連結されるので、回生時に、駆動モータ51と出力軸33とをトロイダル部15を介することなく連結することができる。したがって、回生時に、駆動輪の回転がトロイダル部15を介することなく、駆動モータ51に伝達されるので、回生効率を高くすることができる。
そして、回生時に、トロイダル部15によって損失が発生することがなくなるので、十分な回生エネルギーを取得することができる。なお、制動時に後輪に加わる荷重が小さく、後輪による制動力を大きくすることができないFR型のハイブリッド車両に搭載した場合に、特に大きな効果を得ることができる。
また、モータ走行時に、トロイダル部15によってトルクを増幅することができるので、その分駆動モータ51を小型化することができ、ハイブリッド駆動装置11を小型化することができる。
しかも、モータ走行時に、クラッチMを係合させることによって、トロイダル部15と出力軸33とを連結することができるので、トロイダル部15の出力を出力軸33に伝達するためにカウンタ軸を配設する必要がない。したがって、ハイブリッド駆動装置11の径方向寸法を小さくすることができ、ハイブリッド駆動装置11を小型化することができるので、ハイブリッド型車両への搭載性を向上させることができるだけでなく、ハイブリッド駆動装置11の機構を簡素化することができる。
また、トロイダル部15において、入力ディスク23及び出力ディスク24の回転方向が常に一定であり、逆方向に回転させる必要がないので、パワーローラ25の位置を安定させることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明をし、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図10は本発明の第2の実施の形態におけるハイブリッド型車両の概念図である。
図において、11はハイブリッド駆動装置であり、該ハイブリッド駆動装置11は、係脱装置としてのクラッチCLを介してエンジン(E/G)13と連結され、エンジン13側から図示されない駆動輪側にかけて、変速機としてのトロイダル部(バリエータ)15、電動機械としての駆動モータ51及び駆動モード切換装置55が順次連結される。
前記駆動モータ51は、図示されないモータケースに取り付けられたステータ53、該ステータ53内において、回転自在に配設されたロータ52を備え、前記ステータ53のステータコイルに駆動用の電流(U相、V相及びW相の相電流)を供給することによって駆動モータ51を駆動することができる。前記モータケースはハイブリッド駆動装置11のケース10に固定され、ロータ52は、第2の伝動軸32に固定され、トロイダル部15と連結されるとともに、第3の伝動軸34を介して駆動モード切換装置55と連結される。
そして、該駆動モード切換装置55は、第1のモードとしてのローモード用の差動回転装置としてのプラネタリギヤユニット56、第2のモードとしてのハイモード用の差動回転装置としてのプラネタリギヤユニット57及び駆動モード部58を備える。該駆動モード部58は、第1のクラッチとしてのローモード用のクラッチL及び第2のクラッチとしてのハイモード用のクラッチHを備え、前記クラッチL、Hによって駆動モード切換え用の係合要素(摩擦係合装置)が構成される。
前記プラネタリギヤユニット56は、サンギヤS1、ピニオンP1、リングギヤR1、及び前記ピニオンP1を回転自在に支持するキャリヤCR1の各要素を備える。そして、サンギヤS1とピニオンP1とが噛合させられ、ピニオンP1とリングギヤR1とが噛合させられる。なお、前記サンギヤS1によって第1の回転要素が、リングギヤR1によって第2の回転要素が、キャリヤCR1によって第3の回転要素が構成される。
そして、サンギヤS1が第2、第3の伝動軸32、34と連結され、リングギヤR1が第1の伝動軸31と連結され、キャリヤCR1が第4の伝動軸35を介して駆動モード部58と連結される。なお、前記第4の伝動軸35は、第1の伝動軸31と同軸上に配設される。
また、前記プラネタリギヤユニット57は、サンギヤS2、ピニオンPa2、Pb2、リングギヤR2、及び前記ピニオンPa2、Pb2を回転自在に支持するキャリヤCR2の各要素を備え、ピニオンPa2、Pb2によって一体のピニオンが構成される。そして、サンギヤS2とピニオンPb2とが噛合させられ、ピニオンPa2とリングギヤR2とが噛合させられる。なお、前記サンギヤS2によって第1の回転要素が、リングギヤR2によって第2の回転要素が、キャリヤCR2によって第3の回転要素が構成される。
そして、サンギヤS2がクラッチHを介して出力軸33と連結され、リングギヤR2が第3の伝動軸34と連結され、キャリヤCR2がケース10に固定される。また、前記第4の伝動軸35は、クラッチLを介して出力軸33と連結される。
次に、前記構成のハイブリッド駆動装置11の動作について説明する。
図11は本発明の第2の実施の形態におけるエンジン走行・ローモードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図、図12は本発明の第2の実施の形態におけるエンジン走行・ローモードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図、図13は本発明の第2の実施の形態におけるエンジン走行・ローモードの後進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図、図14は本発明の第2の実施の形態におけるエンジン走行・ローモードの後進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図、図15は本発明の第2の実施の形態におけるエンジン走行・ハイーモードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図、図16は本発明の第2の実施の形態におけるエンジン走行・ハイモードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図、図17は本発明の第2の実施の形態におけるモータ走行・ローモードの前進・後進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図、図18は本発明の第2の実施の形態におけるモータ走行・ローモードの前進・後進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図、図19は本発明の第2の実施の形態におけるモータ走行・ハイーモードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図、図20は本発明の第2の実施の形態におけるモータ走行・ハイモードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図である。なお、各速度線図は、リングギヤR1、キャリヤCR1、サンギヤS2、キャリヤCR2、サンギヤS1及びリングギヤR2の各回転速度を表す。また、図11、13、15、17及び19において、太線はトルクが伝達される経路を、細線はトルクが伝達されない経路を表す。
本実施の形態においては、係脱装置としてのクラッチCL、第1のクラッチとしてのローモード用のクラッチL、及び第2のクラッチとしてのハイモード用のクラッチHを係脱するために、図示されない制御部が配設され、各クラッチCL、L、Hは、それぞれアクチュエータとしての図示されない油圧サーボを備える。したがって、前記制御部において、ソレノイド信号を発生させ、該ソレノイド信号によってソレノイドバルブを作動させ、各油圧サーボに油圧を供給することによって、各クラッチCL、L、Hを係合させ、油圧サーボから油圧をドレーンすることによって、各クラッチCL、L、Hを解放することができる。
また、エンジン走行モードで、かつ、ローモードであることを表すエンジン走行・ローモードの前進走行時においては、図11に示されるように、エンジン走行・ローモードの後進走行時においては、図13に示されるように、駆動源としてのエンジン13が駆動され、電動機械としての駆動モータ51が駆動されない状態で、クラッチCL、Lが係合させられ、クラッチHが解放される。
図11に示されるように、エンジン13の回転は、第1の伝動軸31を介してリングギヤR1に入力される。そして、キャリヤCR1の回転が出力速度NOとして第4の伝動軸35に出力され、クラッチLを介して出力軸33に出力される。
このとき、出力速度NOは、正の方向における最大値NOHと正の方向における最小値NOLとの間の正及び負の値を採り、
NOL≦NO≦NOH
になる。
そして、出力速度NOは、前進走行時に、図12に示されるように、
0<NO≦NOH
の正の値を採り、後進走行時に、図14に示されるように、
NOL≦NO<0
の負の値を採る。
なお、前進走行時に、図12に示されるように、キャリヤCR1から矢印方向にトルクが出力されるのに伴って、図11に示されるように、サンギヤS1、第2の伝動軸32、第2のディスクとしての出力ディスク24、中間転動体としてのパワーローラ25、第1のディスクとしての入力ディスク23及び第1の伝動軸31を介してリングギヤR1に動力が伝達され、動力循環が行われる。また、後進走行時に、図14に示されるように、キャリヤCR1に矢印方向にトルクが入力されるのに伴って、図13に示されるように、リングギヤR1、第1の伝動軸31、入力ディスク23、パワーローラ25、出力ディスク24及び第2の伝動軸32を介してサンギヤS1にトルクが伝達され、トルク循環が行われる。
そして、前記制御部は、車速、アクセル開度等の走行条件及びバッテリ残量を読み込み、走行条件及びバッテリ残量に応じて駆動モータ51を駆動する。また、前記制御部は、ハイブリッド駆動装置11を制動する場合、駆動モータ51において電力を回生する。
次に、エンジン走行モードで、かつ、ハイモードであることを表すエンジン走行・ハイモードの前進走行時においては、図15に示されるように、エンジン13が駆動され、駆動モータ51が駆動されない状態で、クラッチCL、Hが係合させられ、クラッチLが解放される。
この場合、エンジン13の回転は、クラッチCLを介してトロイダル部15に入力速度niで入力される。そして、トロイダル部15において、入力ディスク23に入力された回転は、パワーローラ25を介して矢印方向に出力ディスク24に伝達され、パワーローラ25の傾斜角度によって決まる変速比γで変速(減速又は増速)され、変速された回転は、出力速度noとして第2の伝動軸32に出力され、第3の伝動軸34を介してプラネタリギヤユニット57のリングギヤR2に入力される。
前記トロイダル部15の出力速度noは、変速比γに応じて変化し、図16に示されるように、負の方向における最大値noHと負の方向における最小値noLとの間の負の値を採り、
noH≦no≦noL
になる。
そして、前記プラネタリギヤユニット57においては、出力速度noの回転がリングギヤR2に入力されるが、キャリヤCR2がケース10に固定され、クラッチHが係合させられているので、前記出力速度noの回転は、プラネタリギヤユニット57において反転させられて、サンギヤS2に出力され、出力速度NOとして出力軸33に出力される。このとき、出力速度NOは、前記出力速度noに比例して変化し、正の方向における最大値NOHと正の方向における最小値NOLとの間の正の値を採り、
NOL≦NO≦NOH
になる。
この場合、前記制御部は、車速、アクセル開度等の走行条件及びバッテリ残量を読み込み、走行条件及びバッテリ残量に応じて駆動モータ51を駆動する。また、前記制御部は、ハイブリッド駆動装置11を制動する場合、駆動モータ51において電力を回生する。
次に、モータ走行モードで、かつ、ローモードであることを表すモータ走行・ローモードの前進走行時及び後進走行時においては、図17に示されるように、エンジン13が停止させられ、駆動モータ51が駆動された状態で、クラッチLが係合させられ、クラッチCL、Hが解放される。
この場合、駆動モータ51の回転は、第2の伝動軸32を介してトロイダル部15に入力速度niで入力されるとともに、第2の伝動軸32を介してサンギヤS1に入力速度niで入力される。前記トロイダル部15において、出力ディスク24に入力された回転は、パワーローラ25を介して矢印方向に入力ディスク23に伝達され、パワーローラ25の傾斜角度によって決まる変速比γで変速(減速又は増速)され、変速された回転は、出力速度noとして第1の伝動軸31に出力され、該第1の伝動軸31を介してプラネタリギヤユニット56のリングギヤR1に入力されるが、クラッチHが解放され、クラッチLが係合させられているので、エンジン走行モードと同様の動力循環である。
なお、前記トロイダル部15の出力速度noは、変速比γに応じて変化し、図18に示されるように、正の方向における最大値noHと正の方向における最小値noLとの間の負の値を採り、
noL≦no≦noH
になる。
その結果、キャリヤCR1の回転が出力速度NOとして第4の伝動軸35に出力され、クラッチLを介して出力軸33に出力される。
このとき、出力速度NOは、前記出力速度noに比例して変化し、正の方向における最大値NOHと正の方向における最小値NOLとの間の正及び負の値を採り、
NOL≦NO≦NOH
になる。
そして、出力速度NOは、前進走行時に、
0<NO≦NOH
の正の値を採り、後進走行時に、
NOL≦NO<0
の負の値を採る。
また、モータ走行モードで、かつ、ハイモードであることを表すモータ走行・ハイモードの前進走行時においては、図19に示されるように、エンジン13が停止させられ、駆動モータ51が駆動された状態で、クラッチHが係合させられ、クラッチCL、Lが解放される。
この場合、駆動モータ51の回転は、第3の伝動軸34を介してプラネタリギヤユニット57のリングギヤR2に入力速度niで入力されるが、キャリヤCR2がケース10に固定され、クラッチHが係合させられているので、前記入力速度niの回転は、プラネタリギヤユニット57において反転させられて、サンギヤS2に出力され、出力速度NOとして出力軸33に出力される。このとき、出力速度NOは、前記入力速度niに比例する正の値を採る。
このように、本実施の形態においては、モータの回転がプラネタリギヤユニット57において回転方向を逆転して出力軸に伝達される。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態におけるハイブリッド型車両の概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるエンジン走行モードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるエンジン走行モードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図である。 本発明の第1の実施の形態におけるエンジン走行モードの後進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるエンジン走行モードの後進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図である。 本発明の第1の実施の形態におけるモータ走行モードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるモータ走行モードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図である。 本発明の第1の実施の形態におけるモータ走行モードの後進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるモータ走行モードの後進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図である。 本発明の第2の実施の形態におけるハイブリッド型車両の概念図である。 本発明の第2の実施の形態におけるエンジン走行・ローモードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図である。 本発明の第2の実施の形態におけるエンジン走行・ローモードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図である。 本発明の第2の実施の形態におけるエンジン走行・ローモードの後進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図である。 本発明の第2の実施の形態におけるエンジン走行・ローモードの後進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図である。 本発明の第2の実施の形態におけるエンジン走行・ハイーモードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図である。 本発明の第2の実施の形態におけるエンジン走行・ハイモードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図である。 本発明の第2の実施の形態におけるモータ走行・ローモードの前進・後進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図である。 本発明の第2の実施の形態におけるモータ走行・ローモードの前進・後進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図である。 本発明の第2の実施の形態におけるモータ走行・ハイーモードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す概念図である。 本発明の第2の実施の形態におけるモータ走行・ハイモードの前進走行時のハイブリッド駆動装置の動作を示す速度線図である。
符号の説明
11 ハイブリッド駆動装置
13 エンジン
15 トロイダル部
21、33 出力軸
23 入力ディスク
24 出力ディスク
25 パワーローラ
31、32 第1、第2の伝動軸
51 駆動モータ
54、56、57 プラネタリギヤユニット

Claims (5)

  1. 入力ディスク、出力ディスク、及び前記入力ディスクと出力ディスクとの間に配設されたパワーローラを備え、駆動源から伝達された回転を受けて、無段に変速して出力するトロイダル部と、前記入力ディスクと出力軸との間に配設され、駆動源から伝達された回転を出力軸に伝達する第1の伝動軸と、該第1の伝動軸を包囲して、前記出力ディスクと出力軸との間に配設され、前記トロイダル部から出力された回転を出力軸に伝達する第2の伝動軸と、該第2の伝動軸に配設された電動機械とを有することを特徴とするハイブリッド駆動装置。
  2. 前記電動機械を駆動することによって発生させられた回転は、前記トロイダル部を介して出力軸に伝達される請求項1に記載のハイブリッド駆動装置。
  3. 回生時に、出力軸からの回転は、前記トロイダル部を介することなく、電動機械に伝達される請求項1に記載のハイブリッド駆動装置。
  4. 前記第1の伝動軸と出力軸との間に配設された差動回転装置を有する請求項1に記載のハイブリッド駆動装置。
  5. 前記電動機械と出力軸との間に配設され、伝達された回転を選択的に反転させる反転機構を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載のハイブリッド駆動装置。
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