JP2000289476A - ハイブリッド車 - Google Patents

ハイブリッド車

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JP2000289476A
JP2000289476A JP11105806A JP10580699A JP2000289476A JP 2000289476 A JP2000289476 A JP 2000289476A JP 11105806 A JP11105806 A JP 11105806A JP 10580699 A JP10580699 A JP 10580699A JP 2000289476 A JP2000289476 A JP 2000289476A
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power
gear
transmission
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Shigeaki Kurita
茂明 栗田
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、車両の動力取出し軸に関連して
動力伝達軸を設け、動力伝達軸に発電電動機を連結する
ことにより、大幅な改造を要することなく既存の車両か
ら得られるハイブリッド車を提供する。 【解決手段】 トランスミッション122の例えばカウ
ンタ軸21のような動力伝達経路には、動力取出し軸4
1とは別に動力伝達軸44が動力伝達可能に接続されて
おり、動力伝達軸44に発電電動機129が連結されて
いる。トランスミッション122から動力伝達軸44を
介して発電電動機129を発電機として駆動し、発電電
動機129で発電した電力を車両に搭載された蓄電手段
に貯留する。トランスミッション122への動力取出し
部125の後付けだけで、既存の車両を簡単に低公害車
であるハイブリッド車に改造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動力取出し軸が
設けられているトランスミッションを備えた既存の車両
に発電電動機を搭載して、エンジンによって発電電動機
を駆動して発電すると共に発電電動機を電動機として作
動して車両を駆動するハイブリッド車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハイブリッド車(以下、HEVと
略す)には、シリーズハイブリッド車(以下、SHEV
と略す)、パラレルハイブリッド車(以下、PHEVと
略す)、及びデュアルハイブリッド車(以下、DHEV
と略す)がある。SHEVは、エンジンが発電機を駆動
し、発電した電力によってモータ(電動機)を駆動する
型式のハイブリッド車である。SHEVは、図7に示す
ように、発電機131はエンジンEの出力軸130によ
って駆動され、発電機131が発電した電力は、インバ
ータ134によって直流電流に変換されてバッテリ13
5に蓄えられる。バッテリ135に蓄えられた電力は、
インバータ134によって交流電流に変換されたのち電
動機136を回転し、電動機136の出力軸137の回
転は後輪のデファレンシャル機構138に入力されて、
車軸139を介して後車輪140,140を駆動する。
【0003】PHEVは、電動機で車輪を駆動すると同
時に、エンジンでも車輪を駆動することができる型式の
ハイブリッド車である。PHEVは、図8に示すよう
に、エンジンEはトランスミッション141と直結され
ており、トランスミッション141の出力軸130は発
電電動機142を駆動している。余剰の電力は、インバ
ータ134によって直流電流に変換されてバッテリ13
5に蓄えられる。出力軸130に現れるエンジンEの回
転は、発電電動機142の出力軸137にも伝達され、
後輪のデファレンシャル機構138から、車軸139を
介して後車輪140,140に伝達される。エンジンE
の運転を停止して、バッテリ135に蓄えられた電力を
インバータ134によって交流電流に変換して発電電動
機142を駆動することもできる。
【0004】DHEVは、SHEVのように、エンジン
Eが発電機を駆動し、発電した電力によって電動機を駆
動することができると共にPHEVのように電動機で車
輪を駆動すると同時に、エンジンでも車輪を駆動するこ
とができる型式のハイブリッド車である。即ち、図9に
示すように、エンジンEの出力軸130の回転は、ハイ
ブリッド用トランスミッション145に入力され、動力
分割機構146によって分割される。一部の駆動力は発
電機147を駆動して発電し、発電された電力はインバ
ータ134によって直流電流に変換された後、バッテリ
135に蓄電される。また、残りの駆動力は、減速機1
48を介して車軸139に伝達され、車輪140を駆動
する。バッテリ135に蓄えられた電力はインバータ1
34によって交流電流に変換されて電動機149を駆動
し、単独で又はエンジンEから動力分割機構146を介
して伝達される回転力と共に減速機148を介して車軸
139に伝達され、車輪140を駆動することもでき
る。
【0005】また、従来のPHEVの一つとして、図1
0に示すように、エンジンとトランスミッションとの間
に専用の発電電動機を配設したHIMR型のハイブリッ
ド車がある。エンジンEとクラッチ150との間には、
フライホイール152を回転子としフライホイール15
2の周囲のハウジング153を固定子とする発電電動機
151が配設されている。エンジンEの出力で発電電動
機151を駆動することにより発生した電力は、インバ
ータ134を通じて駆動用バッテリ135に蓄えられ
る。車両の駆動輪140を、エンジンEにより駆動する
か、電動機として作動される発電電動機151により駆
動するか、或いは、エンジンEにより主駆動し発電電動
機151により補助(アシスト)駆動するか等の指令信
号が、ハイブリッド制御指令装置157からコントロー
ラ156に入力される。
【0006】コントローラ156は、エンジンEを運転
させる場合には、スタータスイッチ158及びアクセル
センサ159、或いは図示しない各種センサから検出信
号に基づいて燃料噴射条件を決定し、エンジンEの各気
筒に設けられているインジェクタ160に燃料噴射条件
に従った指令信号を与える。発電電動機151はエンジ
ンEによって発電機として駆動され、発電電動機151
が発電した電力は駆動用バッテリ135に蓄えられる
が、駆動用バッテリ135に蓄えられなかった余剰の電
力は回生電力消費用抵抗器161で消費される。発電電
動機151によって駆動輪140を駆動する場合には、
コントローラ156は、インバータ134を制御して駆
動用バッテリ135に蓄えられた電力を用いて発電電動
機151を電動機として駆動する。駆動用バッテリ13
5に蓄えられた電力は車両の各電気負荷162にも供給
されるが、駆動用バッテリ135の電圧は通常の車載バ
ッテリの電圧よりも高いので、電気負荷162にはDC
DCコンバータ163によって電圧を変換して給電され
る。エンジンEの出力又は発電電動機151の出力は、
クラッチ150、トランスミッション164、プロペラ
シャフト165を介して駆動輪140に伝達される。ト
ランスミッション164に動力取出し軸166を設け、
動力取出し軸166に取り出された動力により作業装置
167を駆動することもできる。なお図示は省略する
が、遊星歯車機構を用いた発電機と電動機とを内蔵した
トランスミッションを備えた車両も提案されている。
【0007】上記のようなDHEVやPHEVは、図1
1の運転モードに示すように一般に、車両の発進時や低
速時には電動機で走行し、中速ではエンジンで走行し、
より大きな駆動力を必要とする高速走行や加速時にはエ
ンジンと電動機との両方で走行し、高速走行中にエンジ
ンに余力がある場合にバッテリ等の蓄電手段を充電する
という、走行条件に合わせて最適な駆動パターンが選択
される。また、減速時には、発電機で発電して、車両の
運動エネルギを回生している。
【0008】図12は、ハイブリッド車のコントローラ
による一般的な制御内容を示すフローチャートである。
先ず、運転者がブレーキを踏んでいるか否かが判断され
る(ステップ1)。ブレーキを踏んでいるか否かは、ブ
レーキセンサの検出信号に基づいてコントローラが行
う。ステップ1で、ブレーキを踏んでいると判断される
と、エンジンレバーを戻して(ステップ2)エンジンE
の出力を低下させる。そこで、蓄電手段であるバッテリ
が充電可能か否かを判断する(ステップ3)。バッテリ
がフル充電状態にあるときには、それ以上の充電ができ
ないのでステップ3の判断はNOとなり、発電電動機が
発生させた余剰の電力は回生電力消費用抵抗器161
(図10参照)で消費する等の処置がとられる。バッテ
リがフル充電状態にないときには、発電電動機に回生ブ
レーキによる発電を指令して(ステップ4)、回生によ
り発生した電力をバッテリに充電する。
【0009】ステップ1の判断でブレーキを踏んでいな
いと判断されると、運転者がアクセルを踏んでいるか否
かが判断される(ステップ5)。アクセルを踏んでいる
か否かは、アクセルセンサ(図10の159参照)の検
出信号に基づいてコントローラが行う。ステップ5で、
アクセルを踏んでいると判断された場合には、バッテリ
が放電可能か否かが判断される(ステップ6)。ステッ
プ6で、バッテリが放電可能であると判断された場合に
は、車速が10km以下であるか否かが判断される(ス
テップ7)。ステップ7で、車速が10km以下である
と判断されたときは、発電電動機を駆動し、エンジンE
をアイドル状態とする(ステップ8)。即ち、車両は低
速走行状態にあるので、発電電動機で駆動されるモード
が選択され、車両はエンジンEで駆動されない。ステッ
プ7で、車速が10kmを超えると判断されたときは、
エンジンEと発電電動機との協調駆動モードが選択され
る(ステップ9)。
【0010】ステップ6でバッテリが放電可能でないと
判断された場合には、車両を発電電動機で駆動するのに
充分な電力が得られないので、車両をエンジンEで駆動
する(ステップ10)。また、ステップ5で運転者がア
クセルペダルを踏んでいないと判断されるときには、エ
ンジンレバーを戻して(ステップ11)エンジンEの出
力を低下させる。
【0011】このような、DHEVやPHEVは、車両
の運転モードに従った駆動パターンが選択されて、エネ
ルギの利用効率を向上させることができるが、車両が搭
載すべき機構が複雑になり且つ専用の部品を用いる。そ
のため、DHEVやPHEVが高価になると共に、専用
の機器や部品を既存の車両に搭載することが非常に困難
になり、環境問題に対する配慮からハイブリッド車に期
待が集まっているにもかかわらず、ハイブリッド車の普
及が促進されないという問題がある。
【0012】車両のトランスミッションには動力取出し
軸(PTO;Pwer TakeOff)が配設されて
いるものがあり、この動力取出し軸を利用したハイブリ
ッド車が提案されている。即ち、エンジンの主回転軸に
直結された第1の多相交流発電機と蓄電池とを第1のイ
ンバータによって双方向に電気的に接続して電気エネル
ギを変換し、変速機に動力取出し軸と出力される動力連
結歯車を結合し、この動力連結歯車に連結された第2ク
ラッチを介して第2の多相交流発電機を連結し、第2の
インバータにより第2の多相交流発電機と蓄電池とを双
方向に電気的に接続して、電気エネルギを変換したハイ
ブリッド車がある(特開平10−309003号公
報)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、動力取出し
軸のPTO歯車については、通常の車両駆動に必要なト
ルクよりも低い値のトルクを伝達する場合が設定されて
いるため、電動機として作動する発電電動機からの駆動
力を動力取出し軸を介して送り込むことでは、車両を駆
動することはできない。したがって、PTOを取り付け
るカウンタシャフトの歯車を変更しない場合は、発進時
における補助的な駆動をするパワーアシストとなる。ま
た、動力取出し軸を発電電動機駆動用の軸として利用す
ると、動力取出し軸に他の作業機の駆動部を連結させる
ことができず、他の作業機を使用できなくなる。そこ
で、既存の車両の動力取出し軸に関連してトランスミッ
ションに連結される別の軸を配設して、トランスミッシ
ョンからの駆動力で発電電動機を駆動し、また発電電動
機からの駆動力をトランスミッションに送り込むことに
より、車両の運転モードに従ってエンジン又は発電電動
機による車両の駆動パターンを選択して、エネルギの利
用効率を向上させるハイブリッド車を得る点で解決すべ
き課題がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、車両
のトランスミッションに動力取出し軸が配設されること
を利用して、既存の車両から発電電動機等の電気的設備
を付設することによって、簡単に改造されるハイブリッ
ド車を提供することである。
【0015】この発明は、車両に搭載されたエンジン、
前記エンジンの出力が入力される入力軸の回転を前記エ
ンジンの運転状態に応じて変速して車輪を駆動する出力
軸に出力すると共に前記入力軸から前記出力軸までの動
力伝達経路から駆動力を取り出す動力取出し軸を有する
トランスミッション、前記エンジンの出力によって駆動
される発電機として作動すると共に電動機として作動し
て出力した駆動力で前記出力軸を駆動する発電電動機、
及び前記発電電動機が発電した電力を貯留し又は貯留し
た電力を前記発電電動機に供給する蓄電手段を具備し、
前記トランスミッションには前記動力伝達経路との間で
動力伝達可能に接続された動力伝達軸が前記動力取出し
軸に併置され、前記発電電動機は前記動力伝達軸に連結
されていることから成るハイブリッド車に関する。
【0016】このハイブリッド車によれば、エンジンか
らの出力回転はトランスミッションで、エンジンの運転
状態に応じて変速されて出力軸に伝達される。トランス
ミッションには、入力軸から出力軸までの動力伝達経路
から駆動力を取り出す動力取出し軸が備わり、他の作業
機を駆動することができる。また、トランスミッション
の動力伝達経路には、動力伝達軸が動力伝達可能に接続
されており、動力伝達軸に発電電動機が連結されてい
る。エンジンからの直接の駆動力のみで車両を走行させ
ることができるが、エンジンの出力に余裕があるとき
は、トランスミッションから動力伝達軸を介して発電電
動機を発電機として駆動し、発電電動機で発電した電力
を車両に搭載された蓄電手段に貯留することができる。
発進時等の低速・高負荷運転時には、蓄電手段に貯留さ
れた電力を発電電動機に供給して発電電動機を電動機と
して作動させ、発電電動機が駆動される動力伝達軸を介
してトランスミッションに駆動力を送り込んで、発電電
動機の単独で又はエンジンとの併用で車両を走行させる
ことができる。
【0017】このハイブリッド車において、前記トラン
スミッションは、前記入力軸上に配設された変速機構、
前記入力軸と並列に配置され且つ前記変速機構からの変
速された回転が伝達される前記動力伝達経路の一部を構
成するカウンタ軸、及び前記カウンタ軸と前記出力軸と
の間に配設された前後進切換機構を有し、前記動力伝達
軸は前記カウンタ軸に接続されている。
【0018】前記変速機構は、前記入力軸からの回転が
伝達可能に前記入力軸上に配置される入力ディスク、前
記入力ディスクに対向して配置された出力ディスク、前
記両ディスクに対する傾転角度の変化に応じて前記入力
ディスクの回転を無段階に変速して前記出力ディスクに
伝達するパワーローラを有するトロイダル型無段変速機
構とすることができる。
【0019】前記動力取出し軸には前記カウンタ軸に設
けられたカウンタ歯車と噛合する第1歯車が設けられて
おり、前記動力伝達軸には前記動力取出し軸に設けられ
ている第1歯車と噛合する第2歯車が設けられている。
したがって、カウンタ軸の回転は、カウンタ歯車と噛合
する第1歯車を介して動力取出し軸に伝達されると共
に、第1歯車と噛合する第2歯車を介して動力伝達軸に
伝達される。
【0020】前記動力取出し軸には第1歯車が設けられ
ており、前記動力伝達軸には前記第1歯車と噛合する第
2歯車が設けられており、前記トランスミッションに回
転自在に支持されているアイドル軸には前記カウンタ軸
に設けられたカウンタ歯車と噛合するアイドル歯車が設
けられており、前記第2歯車が前記アイドル歯車と噛合
している。したがって、カウンタ軸は、アイドル軸に設
けられているアイドル歯車及びアイドル歯車と噛合して
いる第2歯車を介して動力伝達軸に連結されており、カ
ウンタ軸からカウンタ歯車、アイドル歯車、第2歯車及
び動力伝達軸をこの順に介して発電電動機を駆動し、逆
に、発電電動機からの駆動力は、動力伝達軸から第2歯
車、アイドル歯車及びカウンタ歯車を介してカウンタ軸
に送り込まれる。動力取出し軸への動力の取出しは、カ
ウンタ軸からカウンタ歯車、アイドル歯車、第2歯車及
び第1歯車をこの順に介して行われる。
【0021】前記動力取出し軸には第1係合手段によっ
て選択的に前記動力取出し軸に連結可能な一対の第1歯
車が回転自在に支持されており、前記カウンタ軸には一
対の前記第1歯車とそれぞれ対応して噛合し且つ第2係
合手段によって選択的に前記カウンタ軸に連結可能な一
対のカウンタ歯車が回転自在に支持されており、前記動
力伝達軸には前記動力取出し軸に設けられている一方の
前記第1歯車と噛合している第2歯車が設けられてい
る。カウンタ軸を第2係合手段によって一方のカウンタ
歯車と係合させると共に、動力取出し軸に回転自在に支
持されている一対の第1歯車のうち一方のカウンタ歯車
に対応した第1歯車を第1係合手段によって動力取出し
軸に係合することにより、カウンタ軸と動力取出し軸と
が動力伝達可能に連結される。第2歯車と噛合している
一方の第1歯車を第1係合手段によって動力取出し軸に
係合させ、一方の第1歯車と噛合しているカウント歯車
を第2係合手段によってカウンタ軸と係合すると、第2
歯車が設けられている動力伝達軸がカウンタ軸と連結さ
れる。
【0022】前記動力取出し軸及び前記動力伝達軸は、
前記トランスミッションに対して外付けされたハウジン
グに回転自在に支持されている。ハウシングは、トラン
スミッションのケースに外側から取り付けられる。トラ
ンスミッション自体の構造には何らの変更も無く、既存
の車両でも、トランスミッションに対して外付けによ
り、ハイブリッド車に簡単に改造することが可能であ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
によるハイブリッド車の実施例を説明する。図1は、こ
の発明によるハイブリッド車の一実施例を示す下面図で
ある。図1は、ハイブリッド車の縦フレーム120と横
フレーム121とから成るシャーシに、エンジンE、及
びトランスミッション122が支持されている。エンジ
ンEとトランスミッション122との間には、エンジン
からの出力が入力されてトランスミッション122に出
力されるトルクコンバータ40が設けられている。トラ
ンスミッション122は、トロイダル型無段変速機構1
と前後進切換機構110(図6に示す例に対応)とから
成るが、その詳細については、図2〜図6において説明
する。
【0024】トランスミッション122の出力軸22
は、プロペラシャフト124を通じて後車軸のディファ
レンシャル機構(図示せず)から後輪へと接続されてい
る。トランスミッション122のケーシング94の外部
には、歯車ボックスで覆われた動力入出部125が付設
されている。トロイダル型無段変速機構1の出力は、ト
ランスミッション122の主軸12と平行に配列された
カウンタ軸21に伝達され、カウンタ軸21からは出力
軸22とは別に動力の一部が動力入出部125から外部
に突出した動力取出し軸41に出力可能である。通常、
動力取出し軸41には減速歯車ボックスが取り付けられ
ており、エンジンEの駆動力の一部を取り出してオイル
ポンプ等のエンジンEの補機を駆動している。動力入出
部125には、動力取出し軸41とは別に、発電電動機
129に対して動力の伝達が可能な動力伝達軸44がハ
ウジング126に回転自在に設けられている。動力伝達
軸44は、トランスミッション122のカウンタ軸21
と歯車機構によって連結されており、トランスミッショ
ン122側の等速ジョイント127,回転軸128、及
び発電電動機129側の等速ジョイント127を介し
て、シャーシに支持されている発電電動機129の回転
子と連結されている。
【0025】この発明によるハイブリッド車において
は、上記の構造の他に、従来のハイブリッド車に必要と
される各種の機器、例えば、インバータ、バッテリやコ
ンデンサ等の蓄電手段、それらを制御するコントロー
ラ、アクセルペダルポジションセンサやブレーキペダル
センサ(クラッチペダルセンサ)或いは車速センサ等の
各種センサ、それにインジェクションポンプレバーアク
チュエータ等が設けられている。これらの機器やセンサ
は、図10に従来のハイブリッド車で用いられているも
のと同様でよく、再度の説明を省略する。
【0026】車両のエンジンEとトランスミッション1
22の種類によって、各種のセンサやアクチュエータの
構成とその制御方法が異なってくる。アクセル踏込み量
を検出するアクセルセンサ、ブレーキペダルセンサ(ク
ラッチペダルセンサ)及び車速センサは、車両の種類に
かかわらず共通であるが、車両の種類に応じて必要なセ
ンサとアクチュエータとは以下の通りである。
【表1】
【0027】また、各走行条件における電動機駆動、エ
ンジン駆動は、バッテリの充電状況により以下の表2の
通りに制御される。
【表2】
【0028】以下に、ハイブリッド車としての制御の概
要を説明する。先ず、発電電動機129のみで駆動する
場合、エンジンEの燃料噴射ポンプやインジェクタ(図
10の160を参照)は無負荷の状態で目標の回転とな
るようにアクチュエータ等を用いて制御されるか又は停
止されており、発電電動機129はアクセルセンサ(図
10の159を参照)が検出したアクセルペダルの踏込
み量に見合うトルクを発生するように制御される。エン
ジンEと発電電動機129の両方で駆動する場合には、
アクセルペダルの踏込み量に見合うトルクを発生するよ
うに、エンジンEと発電電動機129とが出力するトル
クをそれぞれ調整する。クラッチ(図10の150を参
照)に設けられているクラッチセンサがクラッチオフを
検出した場合には、オーバーラン防止のため、エンジン
Eのレバーを戻す。ブレーキペダルが踏まれた場合に
は、発電電動機129に回生指示を出し、動力伝達軸4
4から取り出された車両の運動エネルギは、発電機とし
て作動する発電電動機129によって、電気エネルギと
して回収される。
【0029】図2〜図6は、それぞれ、この発明による
ハイブリッド車の第1実施例〜第5実施例を示す概略図
である。図2〜図6には、それぞれハイブリッド車のト
ランスミッションが示されている。以下,この発明によ
るハイブリッド車の実施例について図面を参照しながら
説明する。図2に示すハイブリッド車のトランスミッシ
ョンは、トロイダル型無段変速機構1及びその後段に配
設されたトロイダル型無段変速機構1からの出力を正転
方向又は逆転方向に切り換えるための前後進切換機構2
0を備えている。この実施例に採用されているトロイダ
ル型無段変速機構1について簡単に説明すると、トロイ
ダル型無段変速機構1は、二組のトロイダル変速部2,
3を主軸12上に並置した、所謂、ダブルキャビティ式
トロイダル型無段変速機構である。トロイダル変速部
2,3は、それぞれ、主軸12の軸方向に変位可能で且
つ主軸12と一体回転可能な入力ディスク4,7と、入
力ディスク4,7に対向して配置された出力ディスク
5,8と、入力ディスク4,7と出力ディスク5,8と
の間に配置され且つ両ディスク4,5及び7,8のトロ
イド曲面に摩擦係合するパワーローラ6,9から構成さ
れている。各トロイダル変速部1,2には、パワーロー
ラ6,9がそれぞれ2つずつ設けられている。パワーロ
ーラ6,9は、それぞれ自己の回転軸線10の周りに回
転自在であり、且つ回転軸線10に直交する傾転軸11
(紙面に垂直)の周りに傾転運動をする。
【0030】エンジンからの動力は、トルクコンバータ
40を介して、トロイダル型無段変速機構1の主軸12
と同一軸線上に配置されているトランスミッションの入
力軸13に入力される。入力軸13の先端にはカムロー
ラ15を備えたローディングカム14が配設されてお
り、入力ディスク4,7が回転するときに、ローディン
グカム14のカム作用によって、入力ディスク4,7と
出力ディスク5,8との間で入力トルクの大きさに応じ
てパワーローラ6,9を押し付けるスラスト力が発生
し、出力ディスク5,8が回転する。
【0031】各トロイダル変速部2,3において、パワ
ーローラ6,9は傾転軸11の周りに傾転可能であり、
入力ディスク4,7の回転はそれぞれパワーローラ6,
9を介して出力ディスク5,8に無段階に変速されて伝
達される。パワーローラ6,9は、トラニオン(図示せ
ず)に対して回転自在に且つ揺動自在に支持されてお
り、スラスト力に応じて生じる主軸12の軸方向変位に
対応することができる。
【0032】パワーローラ6,9の回転軸線10が主軸
12の軸線と一致している中立位置では、パワーローラ
6,9の傾転角はその時の状態を維持しており、変速比
はその時の値に保持される。トルク伝達中に、トラニオ
ンを傾転軸11の軸方向に移動させると、それに伴って
パワーローラ6,9も傾転軸方向に変位し、パワーロー
ラ6,9と入力ディスク4,7及び出力ディスク5,8
との接触位置が、上記中立位置における接触位置から変
位する。その結果、パワーローラ6,9は、両ディスク
から傾転力を受け、傾転軸11における移動方向と移動
量に応じた方向と速さで傾転軸11を中心とした傾転が
生じる。このような傾転が生じると、入力ディスク4,
7及び出力ディスク5,8においてそれぞれパワーロー
ラ6,9と接触する摩擦接触点の半径の比としての変速
比が変化することによって、無段変速が行われる。パワ
ーローラ6,9の傾転制御は、図示しないコントローラ
によって、目標変速比が達成されるように、アクチュエ
ータ(図示せず)の作動を介してトラニオンの傾転軸方
向変位が制御される。
【0033】出力ディスク5,8は、一体回転できるよ
うに背面同士を連結軸17上にスプライン嵌合等で連結
されている。連結軸17は主軸12に相対回転可能に嵌
合された中空軸であって、該中空軸の中間部にスプロケ
ット18が一体的に形成されている。出力ディスク5,
8は、連結軸17を介してスラスト方向及びラジアル方
向の荷重を支持する軸受(図示せず)によってケーシン
グ94(図1参照)に支持されている。入力軸13の回
転は、トロイダル型無段変速機構1の出力ディスク5,
8から連結軸17、スプロケット18、第1伝動手段で
あるチェーン伝動装置19、及び中間スプロケット33
を経て、カウンタ軸21に入力軸13の回転方向とは逆
方向の回転として取り出される。
【0034】トロイダル型無段変速機構1の出力回転
は、その下流側に配置された前後進切換機構20と,前
後進切換時における動力断続用の断続クラッチ即ち摩擦
多板クラッチ38とを介して出力軸22に伝達され、更
に最終減速機であるディファレンシャル装置(図示せ
ず)に連結される。前後進切換機構20は,トロイダル
型無段変速機構1の主軸12に平行に配置されたカウン
タ軸21,主軸12と同一軸線上に配置され且つディフ
ァレンシャル装置に連結された出力軸22,カウンタ軸
21と出力軸22との間に設けられた前進段歯車23,
24と後進段歯車25,26,27,及びスリーブ摺動
式クラッチ28から構成されており、トロイダル型無段
変速機構1の連結軸17を出力軸22に正転又は逆転し
て出力する減速歯車列である。前進段歯車23,24
は、カウンタ軸21に固定された歯車23と,歯車23
に噛み合い且つ出力軸22に対して相対回転可能に取り
付けられた歯車24から成る2段歯車列である。後進段
歯車25,26,27は、カウンタ軸21に固定された
歯車25と,出力軸22に対して相対回転可能に取り付
けられた歯車27と,歯車25及び歯車27の両方に噛
み合う中間歯車26とからなる3段歯車列によって構成
されている。
【0035】スリーブ摺動式クラッチ28のスリーブ2
9を切換操作して、出力軸22の先端部に固定されたス
プライン歯車30を前進段歯車24のドグ歯31に噛み
合わせることにより、入力軸13の回転は、トロイダル
型無段変速機構1の変速作用によって入力軸13の回転
方向と逆方向に回転するカウンタ軸21を介して,出力
軸22の正回転として出力される。また、後進時にスリ
ーブ29を切換操作して、スプライン歯車30を後進段
歯車27のドグ歯32に噛み合わせることにより、入力
軸13の回転は出力軸22の逆回転として出力される。
前後進切換機構20を前進段又は後進段へ切り換える場
合には,動力断続用の摩擦多板クラッチ38を一旦切っ
て,スリーブ29を図2の右方向又は左方向にシフトさ
せ,その後で再び摩擦多板クラッチ38を接続させるこ
とにより行われる。スリーブ摺動式クラッチ28のスリ
ーブ29の中立状態、又は動力断続用の摩擦多板クラッ
チ38の切断状態で運転されたエンジンEの出力は、動
力取出し軸41及び動力伝達軸44にのみ出力させるこ
とができる。
【0036】この発明の第1実施例では、カウンタ軸2
1には、中間に油圧クラッチ34が設けられている。P
TO出力軸である動力取出し軸41が、動力入出部12
5のハウジング126(図1参照)に軸受によって回転
自在に支持されている。カウンタ軸21に取り付けられ
る前進段歯車23は、動力取出し軸41に取り付けられ
た第1歯車42が噛み合っている。また、動力入出部1
25のハウジング126には、動力取出し軸41に併設
される状態で動力伝達軸44が軸受によって回転自在に
支持されており、第1歯車42は動力伝達軸44に取り
付けられた歯車45が更に噛み合っている。動力伝達軸
44は、図1に示す通り、発電電動機129の回転子に
連結されている。動力取出し軸41には入力軸13と同
じ正方向の回転が出力され、動力伝達軸44には、入力
軸13と逆方向の回転が出力される。動力取出し軸41
には、電磁クラッチ43が介装されており、作業機への
動力の取出しが制御されている。
【0037】次に,この発明のハイブリッド車の別の実
施例について説明する。図3はこの発明によるハイブリ
ッド車の第2実施例を示す概略図である。第1実施例で
はスリーブ29が出力軸22側に配置されているのに対
して,第2実施例ではカウンタ軸21側に配置されてい
る点で、即ち,前後進切換装置の構造・配置で相違して
いるが、トロイダル型無段変速機構1等のその他の構造
においては格別の相違がないので、第1実施例に示した
ものと同一の機能を奏する部材には同一符号を付すこと
により,詳しい説明は省略する。また,前後進切換につ
いては,第1実施例と基本的には同様の作用を奏する。
【0038】第2実施例の前後進切換機構50は,カウ
ンタ軸21と出力軸22との間に設けられた前進段歯車
53,54と後進段歯車55,56,57,及びスリー
ブ摺動式クラッチ58から構成されており、トロイダル
型無段変速機構1の連結軸17を出力軸22に正転又は
逆転して出力する減速歯車列である。前進段歯車53,
54は、カウンタ軸21に相対回転可能に取り付けられ
た歯車53と,歯車53に噛み合い且つ出力軸22に対
して固定された歯車54とから成る2段歯車列である。
後進段歯車55〜57は、カウンタ軸21に相対回転可
能に取り付けられた歯車55と,出力軸22に固定され
た歯車57と,歯車55及び歯車57の両方に噛み合う
中間歯車56とからなる3段歯車列によって構成されて
いる。
【0039】スリーブ摺動式クラッチ58のスリーブ5
9を切換操作して、カウンタ軸21に固定されたスプラ
イン歯車60を前進段歯車53のドグ歯61に噛み合わ
せることにより、入力軸13の回転は、入力軸13の回
転方向と逆方向に回転するカウンタ軸21を介して,出
力軸22の正回転として出力される。また、後進時にス
リーブ59を切換操作して、スプライン歯車60を後進
段歯車55のドグ歯62に噛み合わせることにより、入
力軸13の回転は出力軸22の逆回転として出力され
る。前後進切換機構50を前進段又は後進段へ切り換え
る場合には,動力断続用の摩擦多板クラッチ38を一旦
切って,スリーブ59を図3の右方向又は左方向にシフ
トさせ,その後で再び摩擦多板クラッチ38を接続させ
ることにより行われる。
【0040】第2実施例においても、カウンタ軸21に
は、中間に油圧クラッチ34が設けられている。動力入
出部125のハウジング126には、動力取出し軸41
に併設される状態でアイドル軸63が軸受によって回転
自在に支持されている。アイドル軸63に設けられたア
イドル歯車64は、カウンタ軸21に設けられているス
リーブ摺動式クラッチ58のスプライン歯車60に噛み
合っている。アイドル歯車64には動力伝達軸44に取
り付けられた第2歯車45が更に噛み合っている。更
に、第2歯車45には電磁クラッチ43が介在する動力
取出し軸41に取り付けられた第1歯車42が噛み合っ
ている。したがって、動力取出し軸41には入力軸13
と同じ正方向の回転が出力され、動力伝達軸44には入
力軸13と逆方向の回転が出力される。
【0041】次に,この発明のハイブリッド車の第3実
施例について説明する。図4はこの発明によるハイブリ
ッド車の第3実施例を示す概略図である。ハイブリッド
車は,図3に示した第2実施例のハイブリッド車におい
て、前後進切換機構50の代わりに前後進切換機構70
を用いており、トロイダル型無段変速機構1の主軸12
と出力軸22との間に一方向クラッチ71を付加するこ
とにより、カウンタ軸21及び動力取出し軸41に設け
られていた油圧クラッチ34及び電磁クラッチ68を省
略可能としたものである。前進段歯車53,54、後進
段歯車55〜57及びスリーブ摺動式クラッチ58等の
部分的な構造は図3に示す第2実施例と同等であるの
で、詳細な説明を省略する。第3実施例では、スリーブ
摺動式クラッチ58は、この発明における第2係合手段
を構成している。
【0042】一方向クラッチ71は、出力軸22の回転
速度が主軸12の回転速度よりも低い場合には空転し,
主軸12の回転はトロイダル変速部1,2及び前後進切
換装置70の前進段歯車53,54を経由して出力軸2
2に伝達される。出力軸22の回転速度が主軸12のそ
れよりも高くなろうとすると、一方向クラッチ71はロ
ックし、主軸12の回転は主軸12と直結状態になって
出力軸22へ直接伝達される。
【0043】前進段において、トロイダル変速部2,
3,チェーン伝動装置19,カウンタ軸21,前進段歯
車53,54を介して出力軸22に動力が伝達される場
合において,全体の変速比がトロイダル変速部2,3で
最大に増速された時の変速比(最大増速比)よりわずか
に大きいとき,主軸12と出力軸22が同一回転速度と
なるように,前進段歯車53,54の歯車比を決める。
即ち,〔トロイダル変速部2,3の最大増速比〕×〔前
進段歯車53,54の歯車比〕が1より少し小さくなる
ように設定されている。このように設定すると,前進段
では発進から最大増速の一歩手前までは,主軸12の回
転が出力軸22の回転より高いため,一方向クラッチ7
1は空転していて,動力はトロイダル変速部2,3を経
由して出力軸22へ伝達される。また,トロイダル変速
部1,2の変速比を更に増速側に変化させていき,〔ト
ロイダル変速部の最大増速比〕×〔前進段歯車の歯車
比〕が1より少し小さくなった時に,一方向クラッチ7
1はロックされ,動力はトロイダル変速部1,2を経由
せずに,直結状態で出力軸22へ出力される。ここで,
エンジンをコースト状態しても,一方向クラッチ71は
ロック状態を継続し,エンジンブレーキが効く。
【0044】カウンタ軸21における第2係合手段とし
てのスリーブ摺動式クラッチ58に対応して、動力取出
し軸41にスリーブ摺動式クラッチ72を配設する。即
ち,動力入出部125のハウジング126にはカウンタ
軸21に平行に動力取出し軸41が回転自在に設けられ
ており、動力取出し軸41に高速段の第1歯車74と低
速段の第1歯車75とが軸受を介して回転自在に取り付
けられている。両第1歯車74,75に備わるドグ歯7
8,79に、第1係合手段であるスリーブ摺動式クラッ
チ72のスプライン歯車76にスプライン係合するスリ
ーブ77を摺動させてドグ歯78,79に選択的に係合
させる。スリーブ77をいずれの第1歯車74,75に
係合させても、動力取出し軸41には,入力軸13の回
転と同じ方向の回転が取り出される。前進高速段用の第
1歯車74に常時噛み合う第2歯車45を介して動力伝
達軸44が駆動される。したがって、油圧クラッチ34
の代わりに第1係合手段であるスリーブ摺動式クラッチ
72を用いるときには、動力取出し軸41に前進高速段
用の歯車74を介して出力される場合のみ、動力伝達軸
44が駆動される。
【0045】図5を参照して、この発明によるハイブリ
ッド車の第4実施例について説明する。図5は、この発
明によるハイブリッド車の第4実施例を示す概略図であ
る。図5に示すハイブリッド車においては、トロイダル
型無段変速機構1については図2に示すトロイダル型無
段変速機構1の構造と変わるところがないので、同じ構
成要素には同じ符号を付し、それらの構造とその変速作
動とについての説明を省略する。
【0046】トロイダル型無段変速機構1の入力軸とし
て機能する主軸12は、前後進切換機構80にも延びて
いる。前後進切換機構80は、前進切換段81、後進切
換段82、及び直結切換段83から成る。前進切換段8
1は、カウンタ軸21の他端に配設された前進用クラッ
チ84、カウンタ軸21に回転自在に支持され且つ前進
用クラッチ84の出力側に連結された歯車85、及び出
力軸22に取付けられ且つ歯車85に噛み合う歯車86
から成る。前進用クラッチ84を空転状態からトルク伝
達状態に切り換えると、入力軸13に対して逆回転する
カウンタ軸21の回転を更に逆回転して、即ち、入力軸
13に対して正回転して出力軸22に伝達する。
【0047】後進切換段82は、主軸12と出力軸22
との間に配設されている遊星歯車機構87と後進用クラ
ッチ88とから成る。遊星歯車機構87は、主軸12に
連結されたサン歯車89、サン歯車89と噛み合と共に
キャリヤ90を備えたピニオン91、及びピニオン91
と噛み合い且つ出力軸22に連結されたリング歯車92
から成っている。後進用クラッチ88は、キャリヤ90
とケーシング94との間に組み込まれており、キャリヤ
90をケーシング94に対して空転状態又は固定状態に
切り換える。
【0048】前進用クラッチ84が接続される車両前進
時には、後進用クラッチ88は接続解除されており、こ
のとき、主軸12に連結された遊星歯車機構87のサン
歯車89が回転しても、キャリヤ90はケーシング94
に対して空転状態となっている。車両後進時には、前進
用クラッチ84の接続を解除し、後進用クラッチ88が
接続される。遊星歯車機構87のキャリヤ90はケーシ
ング94に固定状態となるので、ピニオン91は公転不
能となる。主軸12の回転は、トロイダル変速部2,3
を介することなく遊星歯車機構87に直接に伝達され
る。遊星歯車機構87では、サン歯車89、自転のみが
可能なピニオン91及びリング歯車92を介して出力軸
22には逆方向の回転が出力される。出力軸22と共に
歯車86、85が回転しても、前進用クラッチ84が空
転状態としているのでカウンタ軸21の回転と干渉する
ことはない。
【0049】直結切換段83は、主軸12と遊星歯車機
構87のキャリヤ90とを直結する直結クラッチ93か
ら構成されている。直結クラッチ93を非接続状態、即
ち、主軸12と遊星歯車機構87のキャリヤ90とを空
転状態にすると、入力軸13からの回転は、トロイダル
型無段変速機構1のトロイダル変速部2,3で変速され
て、カウンタ軸21を介して出力軸22に伝達される。
一般に、高速道路等で一定速度で長時間走行する場合に
は変速操作が殆ど行われない。このような場合には、直
結切換段83が作動される。このとき、当然に後進用ク
ラッチ88が非接続状態とされるので、主軸12は遊星
歯車機構87のキャリヤ90と一体となる。一方、主軸
12は遊星歯車機構87のサン歯車89とも常に一体回
転しているから、結局、主軸12は遊星歯車機構87の
サン歯車89、キャリヤ90及びピニオン91、ピニオ
ン91と噛み合うリング歯車92とも一体的に回転す
る。したがって、出力軸22は主軸12と直結状態とな
る。主軸12の回転は、前進時にトロイダル変速部2,
3で変速されることなく直接に出力軸22に出力され、
トロイダル変速部2,3の寿命を長くすることができ
る。
【0050】カウンタ軸21には、油圧クラッチ34が
介装されており、油圧クラッチ34の後流側にカウンタ
歯車95が取り付けられている。カウンタ軸21のカウ
ンタ歯車95に噛み合う動力取出し部が設けられてお
り、第4実施例においては、図3に示す第2実施例と同
様、アイドル軸63、動力取出し軸41及び動力伝達軸
44がハウジング126に回転自在に支持されており、
アイドル軸63にはカウンタ軸21に設けられたカウン
タ歯車95と噛合するアイドル歯車64が設けられてお
り、動力取出し軸41にはアイドル歯車64に噛合する
第1歯車42が設けられており、動力伝達軸44には第
1歯車42に噛合する第2歯車45が設けられている。
また、動力伝達軸44には電磁クラッチ43が設けられ
ている。
【0051】図6には、この発明によるハイブリッド車
の第5実施例が示されている。図6に示すハイブリッド
車においては、直結切換段は用いられておらず、前後進
切換機構110は、前進切換段111及び後進切換段1
12から成る。前進切換段111は、カウンタ軸21の
他端に取り付けられた歯車113、歯車113と噛み合
い且つ出力軸22に回転自在に支持された歯車114、
及び歯車114と出力軸22との間に配設された前進用
クラッチ115から成る。後進切換段112は図5に示
した後進切換段82と同様の構造を有しており、各歯車
等については後進切換段82に用いた符号と同じ符号を
用いて再度の説明を省略する。
【0052】車両前進時には後進用クラッチ88は接続
解除されており、このとき、トロイダル型無段変速機構
1のカウンタ軸21に出力された回転は、歯車113、
114、及び接続状態にある前進用クラッチ115を介
して出力軸22に出力される。車両後進時には、前進用
クラッチ115の接続を解除し、後進用クラッチ88が
接続される。主軸12の回転は、トロイダル変速部2,
3を介することなく遊星歯車機構87に直接に伝達され
る。遊星歯車機構87の作用は、図5に示す第4実施例
と同様である。第5実施例において、動力取出し部の構
造は、図2に示す動力取出し部と同等であり、同じ構成
要素には同じ符号を用いてあるので、再度の説明を省略
する。
【0053】なお、上記実施例では、トロイダル変速部
を同軸上に並設したダブルキャビティ式トロイダル型無
段変速機構とした例を示したが、これに限らず、本発明
は単一のトロイダル変速部を有するシングルキャビティ
式のトロイダル型無段変速機構に適用可能であることは
明らかである。また、一般的に常用されているメインシ
ャフトとカウンタシャフトとを備えた歯車式のトランス
ミッションにも適用可能である。逆転機構に用いられる
手段として、チェーン伝動装置と歯車伝動装置を用いた
例を示したが、これに限定されるものではなく、ベルト
伝動装置等の他の伝動装置用いても良く、また、カウン
タ軸の両端での組み合わせにおいても、出力ディスクの
回転を逆転して出力軸に伝達するものであれば、任意で
ある。動力取出し軸については、トランスミッションの
カウンタ軸から動力を取り出すサイドPTO軸を前提に
説明したが、フライホイールPTO軸や、プロペラシャ
フトPTO軸でも同等である。
【0054】
【発明の効果】この発明によるハイブリッド車によれ
ば、トランスミッションの動力伝達経路には、動力取出
し軸とは別に動力伝達軸が動力伝達可能に接続されてお
り、動力伝達軸に発電電動機が連結されている。エンジ
ンの出力に余裕があるときは、トランスミッションから
動力伝達軸を介して発電電動機を発電機として駆動し、
発電電動機で発電した電力を車両に搭載された蓄電手段
に貯留することができる。また、発進時等の低速・高負
荷運転時には、蓄電手段に貯留された電力を発電電動機
に供給して発電電動機を電動機として作動させ、発電電
動機が駆動される動力伝達軸を介してトランスミッショ
ンに駆動力を送り込んで、発電電動機の単独で又はエン
ジンとの併用で車両を走行させることができる。
【0055】このように、既存の車両の動力取出し軸に
関連してトランスミッションに連結される別の軸を配設
し、発電電動機等の電気的設備を付設することによっ
て、トランスミッションからの駆動力で発電電動機を駆
動し、また発電電動機からの駆動力をトランスミッショ
ンに送り込むので、車両の運転モードに従ってエンジン
又は発電電動機による車両の駆動パターンを選択して、
エネルギの利用効率が向上でき、しかも、既存の車両を
大幅に改造することなく、トランスミッションへの動力
取出し部の後付けだけで、簡単にハイブリッド車に改造
することができる。このため、比較的安価にPHEVを
製作することができ、多量に市場に存在する既存車両を
低公害車とすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるハイブリッド車の一実施例を示
す下面図である。
【図2】この発明によるハイブリッド車の第1実施例の
トランスミッションを示す概略図である。
【図3】この発明によるハイブリッド車の第2実施例の
トランスミッションを示す概略図である。
【図4】この発明によるハイブリッド車の第3実施例の
トランスミッションを示す概略図である。
【図5】この発明によるハイブリッド車の第4実施例の
トランスミッションを示す概略図である。
【図6】この発明によるハイブリッド車の第5実施例の
トランスミッションを示す概略図である。
【図7】シリーズハイブリッド車(SHEV)の一例を
示す概略図である。
【図8】パラレルハイブリッド車(PHEV)の一例を
示す概略図である。
【図9】デュアルハイブリッド車(DHEV)の一例を
示す概略図である。
【図10】エンジンとトランスミッションとの間に専用
の発電電動機を配設したHIMR型のハイブリッド車
(PHEV)の一例を示す概略図である。
【図11】DHEVやPHEVにおける運転モードの一
例を示すグラフである。
【図12】ハイブリッド車における動力伝達装置のコン
トローラによる制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 トロイダル型無段変速機構 4,7 入力ディスク 5,8 出力ディスク 6,9 パワーローラ 13 入力軸 20,50,70,80,110 前後進切換機構 21 カウンタ軸 22 出力軸 95 カウンタ歯車 41 動力取出し軸 42,74,75 第1歯車 44 動力伝達軸 45 第2歯車 58 スリーブ摺動式クラッチ(第2係合手段) 63 アイドル軸 64 アイドル歯車 72 スリーブ摺動式クラッチ(第1係合手段) 122 トランスミッション 125 動力入出部 126 ハウジング 129 発電電動機 135 バッテリ(蓄電手段) 140 車輪 E エンジン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されたエンジン、前記エンジ
    ンの出力が入力される入力軸の回転を前記エンジンの運
    転状態に応じて変速して車輪を駆動する出力軸に出力す
    ると共に前記入力軸から前記出力軸までの動力伝達経路
    から駆動力を取り出す動力取出し軸を有するトランスミ
    ッション、前記エンジンの出力によって駆動される発電
    機として作動すると共に電動機として作動して出力した
    駆動力で前記出力軸を駆動する発電電動機、及び前記発
    電電動機が発電した電力を貯留し又は貯留した電力を前
    記発電電動機に供給する蓄電手段を具備し、前記トラン
    スミッションには前記動力伝達経路との間で動力伝達可
    能に接続された動力伝達軸が前記動力取出し軸に併置さ
    れ、前記発電電動機は前記動力伝達軸に連結されている
    ことから成るハイブリッド車。
  2. 【請求項2】 前記トランスミッションは、前記入力軸
    上に配設された変速機構、前記入力軸と並列に配置され
    且つ前記変速機構からの変速された回転が伝達される前
    記動力伝達経路の一部を構成するカウンタ軸、及び前記
    カウンタ軸と前記出力軸との間に配設された前後進切換
    機構を有し、前記動力伝達軸は前記カウンタ軸に接続さ
    れていることから成る請求項1に記載のハイブリッド
    車。
  3. 【請求項3】 前記変速機構は、前記入力軸からの回転
    が伝達可能に前記入力軸上に配置される入力ディスク、
    前記入力ディスクに対向して配置された出力ディスク、
    前記両ディスクに対する傾転角度の変化に応じて前記入
    力ディスクの回転を無段階に変速して前記出力ディスク
    に伝達するパワーローラを有するトロイダル型無段変速
    機構であることから成る請求項2に記載のハイブリッド
    車。
  4. 【請求項4】 前記動力取出し軸には前記カウンタ軸に
    設けられたカウンタ歯車と噛合する第1歯車が設けられ
    ており、前記動力伝達軸には前記動力取出し軸に設けら
    れている第1歯車と噛合する第2歯車が設けられている
    ことから成る請求項2又は3に記載のハイブリッド車。
  5. 【請求項5】 前記動力取出し軸には第1歯車が設けら
    れており、前記動力伝達軸には前記第1歯車と噛合する
    第2歯車が設けられており、前記トランスミッションに
    回転自在に支持されているアイドル軸には前記カウンタ
    軸に設けられたカウンタ歯車と噛合するアイドル歯車が
    設けられており、前記第2歯車が前記アイドル歯車と噛
    合していることから成る請求項2又は3に記載のハイブ
    リッド車。
  6. 【請求項6】 前記動力取出し軸には第1係合手段によ
    って選択的に前記動力取出し軸に連結可能な一対の第1
    歯車が回転自在に支持されており、前記カウンタ軸には
    一対の前記第1歯車とそれぞれ対応して噛合し且つ第2
    係合手段によって選択的に前記カウンタ軸に連結可能な
    一対のカウンタ歯車が回転自在に支持されており、前記
    動力伝達軸には前記動力取出し軸に設けられている一方
    の前記第1歯車と噛合している第2歯車が設けられてい
    ることから成る請求項2又は3に記載のハイブリッド
    車。
  7. 【請求項7】 前記動力取出し軸及び前記動力伝達軸
    は、前記トランスミッションに対して外付けされたハウ
    ジングに回転自在に支持されていることから成る請求項
    1〜6のいずれか1項に記載のハイブリッド車。
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