JP4893508B2 - 袋が装着される箱体およびこの箱体に袋を装着する袋装着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば仕分け設備において仕分けられた物品を収納する袋が装着される箱体およびこの箱体に袋を装着する袋装着装置に関するものである。
従来、この種の箱体として、特許文献1に、側板上部に複数の孔部を設け、この孔部へ袋の開口部を挿入することによって、袋が装着される箱体が開示されている。また特許文献1には、前記箱体に被せられた袋を上記孔部へ挿入し、袋の開口部の下縁を袋の挿入量に応じて引き上げ、袋の開口部にて覆われている前記箱体の表示部を露出し、袋の開口部を側板の上端部から側板の外側の面へと密着状にする袋装着装置が開示されている。
また、特許文献2には、箱体の側板上面近傍において、箱体の内側に設けられたフィルムと外側に設けられたフィルムの端面に、これらを全周にわたり覆うように挟み込む挟込み装置(枠)を取り付け、よって各フィルムが箱体から剥離するのを防止することが開示されている。なお、このような挟込み装置を用いて袋を保持する一例として、特許文献3には、様々な形状、および構成の挟込み装置が開示されている。
特開2002‐308414号公報 特開2002‐308317号公報 特開2002‐302203号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されているように、箱体の孔部に袋の開口部を挿入するだけでは、この箱体に物品を収納する際に、収納される物品と箱体内部の袋が衝突し、すなわち上方から下方へ収納される物品と接触する袋が、この物品との摩擦により上方から下方へ引かれるため、物品の収納を繰り返し行うと袋が箱体から徐々に外れてしまう恐れがあり、さらには、袋が装着された箱体が搬送経路上を搬送されている際に、この搬送に伴う風圧(空気抵抗)等により袋が箱体から浮き上がり、袋が箱体から外れてしまう恐れもある。
また、特許文献2あるいは特許文献3に開示されるような、箱体へ袋を装着するために挟込み装置を取り付けるような構成であれば、箱体へ袋を装着する度に挟み込み装置を取り付けなければならず、またこの箱体から物品が収納された袋を取り出す際にも、まず挟込み装置を取り外さなければならず、これらの作業を行う作業員に多大な負担を掛けることになる。
そこで本発明は、袋が箱体へ確実に装着され、物品を収納する作業中および箱体の搬送中に箱体に装着された袋が外れてしまうことを防止し得る、袋が装着される箱体を提供することを目的としたものである。
さらに本発明は、箱体に被せられた袋の開口部を、袋を挟持する手段へ迅速且つ確実に挟持させることができ、よって作業員に掛かる負担を軽減し得る、箱体に袋を装着する袋装着装置を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の袋が装着される箱体は、側板および底板から上面開放型に形成され、物品が収納される本体と、前記本体の側板および底板に併せるように前記本体に入れられ、前記側板の上端部で折り返された袋の開口部を挟持する袋挟持手段を備え、前記袋挟持手段は、前記側板を貫通し、所定の間隔にて並設する2個の孔部と、前記間隔を、前記各孔部の中心を結ぶ線に沿って分割して形成され、前記分割された対向する面により前記袋を挟持する袋挟持部を有し、前記袋の開口部が前記各孔部へ押し込まれると、前記袋の開口部が前記袋挟持部にて挟持され、前記本体に前記袋が装着されることを特徴とするものである。
上記構成によれば、袋の開口部が、所定の間隔にて並設される孔部へ押し込まれると、孔部の間隔に形成される袋挟持部にて挟持され、すなわち箱体に袋が装着され、その後も袋挟持部の対向する面により袋の開口部が確実に挟持され、袋の開口部が袋挟持手段から容易に抜けることが防止される。
また、本発明の請求項2に記載の袋が装着される箱体は、上記請求項1に記載の袋が装着される箱体であって、前記袋挟持手段は、袋の開口部を破損しない高柔軟性樹脂により形成され、袋挟持部の対向する面が圧接されていることを特徴とするものである。
上記構成によれば、袋挟持部が高柔軟性樹脂により形成されているため、袋の開口部を破損することなく孔部へ押し込む、あるいは引き抜くことができる。また袋挟持部の対向する面が圧接されているため、より確実に袋の開口部を挟持することができる。
また、本発明の請求項3に記載の袋が装着される箱体は、上記請求項1または請求項2のいずれかに記載の袋が装着される箱体であって、前記側板の上部に、水平方向に長径な長孔部を設け、前記袋挟持手段が、前記側板と同様な厚みに形成され、前記長孔部に嵌合されるとともに、前記袋挟持部の分割された対向する各面が、互いに圧接するような半球体に形成されていることを特徴とするものである。
上記構成によれば、箱体の側板に長孔部を形成し、この長孔部に袋挟持手段を嵌め合わせることにより、容易に箱体へ袋挟持手段を設けることができ、また袋を挟持する袋挟持部の対向する面が半球体に形成されているため、袋の開口部を破損することなく孔部へ押し込む、あるいは引き抜くことができ、また袋挟持部の対向する面が圧接されているため、より確実に袋の開口部を挟持することができる。
また、本発明の請求項4に記載の袋が装着される箱体は、上記請求項1〜請求項3に記載の袋が装着される箱体であって、前記本体は、2組の対向する側板から矩形状に形成され、前記対向する側板に設けられた袋挟持手段が前記本体の取手であることを特徴とするものである。
上記構成によれば、箱体に予め設けられた取手を袋挟持手段として形成することができ、また物品が収納され重量の増加した箱体を作業員が取手を使用して運搬することができる。
また、本発明の請求項5に記載の箱体に袋を装着する袋装着装置は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載される上記箱体に袋を装着する袋装着装置であって、1箇所の前記袋挟持手段につき2本のロッドを有し、前記2本のロッドは、前記2個の孔部と同等な間隔にて並設されるとともに、前記各ロッドの先端に滑り止めが設けられ、前記袋の開口部を、前記袋装着装置の前記2本のロッドにより前記2個の孔部へ押し込むことにより、前記袋の開口部を前記袋挟持部にて挟持し、前記箱体に前記袋を装着することを特徴とするものである。
上記構成によれば、袋の開口部が、各ロッドにより各孔部へ押し込まれると、袋挟持部により確実に挟持される。
また、本発明の請求項6に記載の箱体に袋を装着する袋装着装置は、上記請求項4に記載の箱体に袋を装着する袋装着装置であって、前記袋装着装置は、前記箱体が搬送される搬送経路上に設けられていることを特徴とするものである。
上記構成によれば、搬送経路上を搬送される箱体に対して袋の開口部を孔部へ押し込むことができる。
本発明の袋が装着される箱体は、袋の開口部が、所定の間隔にて並設される各孔部へ押し込まれると、各孔部の間に形成される袋挟持部にて挟持され、すなわち箱体に袋が装着され、その後も袋挟持部の対向する面により袋の開口部が確実に挟持され、よって物品を収納する作業中、あるいは搬送経路上を搬送中に袋が外れてしまうことを防止することができる。また、作業者が意図的に袋挟持手段から袋の開口部を引き抜く際には、側板に対して垂直方向へ袋の開口部を引けば、袋挟持手段から袋の開口部を容易に引き抜くことができ、作業性を向上することができる。
さらに本発明の箱体に袋を装着する袋装着装置は、箱体に被せられた袋の開口部を2本のロッドにより2個の孔部へ押し込むことにより、袋挟持部へ袋の開口部を迅速且つ確実に挟持させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて具体的に説明する。
図1に示すように、ケース(箱体の一例)1は、2組の対向する側板2と底板3により矩形状の上面開放型に形成され、物品が収納される本体4と、側板2の上部を貫通して設けられる取手5から形成され、ケース1には、ケース1の上方より側板2の外側の面に沿って被せられた袋6が、側板2および底板3に併せるように本体4に収納されている。すなわちケース1の本体4に収納された袋6が側板2の上端部2aで折り返され、側板2の外側の面に沿って袋6の開口部6aが下方へと垂れている。
上記取手5は、図2(a)〜(c)に示すように、側板2を貫通して形成される水平方向に長径な長孔部7と、側板2の上端部2aで折り返された袋6の開口部6aを挟持するクランプ(袋挟持手段の一例)8から構成されている。このクランプ8は、袋6の開口部6aを破損しない高柔軟性樹脂により形成され、所定間隔で水平方向に並設された2個の孔部9a,9bと、各孔部9a,9bの中心を結ぶ線に沿って上記間隔が分割され、上下一対に対向する面を有するクランプ部(袋挟持部の一例)10が設けられ、このクランプ部10により袋6の開口部6aを挟持するようにしている。また上記クランプ8は、側板2と同様な厚みに形成され、長孔部7に嵌め合わされるとともに、クランプ部10の上下一対に対向する面が半球体10aに形成され、この対向する半球体10aが互いに圧接するように形成されている。
上記構成により、袋6の開口部6aが袋装着装置(詳細は後記)11によりケース1の取手5に挿入されて、すなわち図2(d)に示すように、クランプ部10の対向する面に袋6の開口部6aが挟持されて、袋6がケース1に装着される。
またケース1は、図1に示すように、たとえばコンベヤ装置12により形成された所定の搬送経路13上を搬送されながら、袋6が装着された後に、ケース1に仕分けられた物品が収納される。
上記コンベヤ装置12は、たとえば駆動ローラコンベヤであって、一対のコンベヤフレーム14と、両コンベヤフレーム14間に複数設けられるローラ15と、コンベヤフレーム14に沿って設けられ、駆動源(図示せず)と接続されてローラ15を駆動する無端回動体(図示せず)などから構成されている。
上記搬送経路13には、その上流より、図4に示すように、ケース1に袋6を被せる袋被せ部16と、ケース1に袋6を装着する袋装着装置11が設けられた袋装着部17がこの順で配置され、袋装着部17により袋6が装着されたケース1は、物品収納部40に搬送される。
上記袋装着部17は、図3および図4に示すように、ケース1の側板2の外側の面に沿って垂れている袋6の開口部6aをクランプ8の各孔部9a,9bに押し込むため、1個のケース1に対応して各別に作動自在な一対の袋装着装置11が搬送経路13を挟んで対向するように設けられている。
上記各袋装着装置11は、シリンダー装置18を有し、このシリンダー装置18は、そのシリンダー本体19が各装置に共通のフレーム架台20に取り付けられるとともに、内向き(水平向き)のピストンロッド21に上記各孔部9a,9b間の間隔と等しい間隔で並設される2本の押し込み棒(ロッドの一例)22が連結されることで構成されている。
上記押し込み棒22は、その先端にゴム製の滑り止め体(滑り止めの一例)23が設けられ、シリンダー装置18の作動によって、搬送経路13に対して出退自在に構成され、対向されたケース1のクランプ8の各孔部9a,9bへ出退自在に構成されている。
また搬送経路13を挟んで対向する一対の袋装着装置11は、図4に示すように、搬送経路13の下流に設けられるストッパー手段24により停止され、かつ前後端が相当接された状態で停止された4個(複数)のケース1にそれぞれ対応して、4箇所(複数箇所)に搬送経路13に沿って並列して設けられている。
上記ストッパー手段24は、前記搬送経路13の下部でかつ左右方向の中央部に位置されたシリンダー装置25を有している。このシリンダー装置25は、そのシリンダー本体26がコンベヤフレーム14に取り付けられるとともに、上向きのピストンロッド27にストッパー体28が連結されている。このストッパー体28は、シリンダー装置25のピストンロッド27の昇降動の作動に伴って、前記搬送経路13に対して出退自在に構成されている。
これにより、コンベヤ装置12により搬送されてきたケース1が、突出されたストッパー体28に当接されることで、ストッパー手段24により停止され、また後続のケース1がその前端を、ストッパー手段24により停止されたケース1の後端に相当接された状態で停止されることになる。
また各袋装着装置11には、ケース1を検出するための光電センサ(検出手段の一例)29が、それぞれフレーム架台20に立設されたブラケット30を介して配設されている。またフレーム架台20には、各袋装着装置11のシリンダー装置18を各別に作動させるための制御部(電磁弁などからなる)31が設けられるとともに、ストッパー手段24の上流に停止されたケース1群を設定数ずつ切り出す切り出し手段32が設けられている。
上記切り出し手段32として、複数個のケース1に対応して各別に作動自在な複数の把持装置33が設けられ、この把持装置33は、ストッパー手段24により停止された先行のケース1を除いて、引き続いて前後端が相当接された状態で停止されたケース1群のうち、4個(複数)のケース1にそれぞれ対応して、4箇所(複数箇所)に並列して設けられている。
上記各把持装置33は、搬送経路13を挟んで対向する一対の上記袋装着装置11のいずれか一方と同位置において、コンベヤフレーム14に取り付けられた支持部材34と、この支持部材34に設けられたシリンダー装置35とを有し、このシリンダー装置35は、そのシリンダー本体36が支持部材34側に取り付けられるとともに、内向き(水平向き)のピストンロッド37に可動把持体38が連結されている。そして、可動把持体38に対向されて上記一方の袋装着装置11に対する他方の袋装着装置11側に、コンベヤフレーム14に取り付けられた固定把持体39が設けられている。
以下に、上記実施の形態における作用を図5および図6の袋装着部17の概略平面図に基づいて説明する。なお図5および図6においては、搬送経路13を挟んで一対に設けられる袋装着装置11のうち一方の袋装着装置11のみ図示している。また対向する袋装着装置11は同時に作動される。
上記袋装着部17では、先行の袋が被せられたケース1がストッパー手段24により停止され、そして後続の袋6が被せられたケース1群が、その前後端を相当接させて停止されている。このとき、コンベヤ装置12は連続駆動されているが、ケース1の下面に対してローラ15がスリップ状に回転されることより、搬送が停止されている。さらに、ストッパー手段24の解除動により、1回で送り出す(切り出す)数が、予め設定、またはその都度設定されており、それに応じて切り出し手段32の各把持装置33が作動される。
たとえば、1回で3個のケース1a,1b,1cが送り出されるように設定したとき、図5(a)に示すように、4個目のケース1dに対向する把持装置33が作動される。すなわち、光電センサ29群により4個以上のケース1が停止されていることを確認した状態で、4個目のケース1dが、シリンダー装置35のピストンロッド37の伸展動によって、可動把持体38と固定把持体39とにより左右方向から把持される。
次いで図5(b)に示すように、袋装着装置11が作動される。その際に、1回で送り出すところの3個のケース1a,1b,1cに対向した3個の袋装着装置11が作動される。すなわち3個の袋装着装置11は、制御部31からの信号に基づいてシリンダー装置18のピストンロッド21がそれぞれ伸展動され、ピストンロッド21を介して各押し込み棒22が搬送経路13内に突出動される。そして押し込み棒22は、対向されたケース1のクランプ8の孔部9a,9bに突入される。その際に押し込み棒22は、図2(d)に示すように、クランプ8を外側から覆っている袋6の開口部6aを押し込みながら、クランプ8の孔部9a,9bに挿入されることになる。
上記袋6の開口部6aが孔部9a,9bに挿入されると、孔部9aと孔部9bとの間にある袋6の開口部6aは、クランプ部10の対向する面へ挿入され、よってクランプ部10に挟持されることになる。その後、3個の袋装着装置11は、図5(c)に示すように、制御部31からの信号に基づいてシリンダー装置18のピストンロッド21がそれぞれ収縮動され、ピストンロッド21を介して各押し込み棒22が搬送経路13外に退出動(抜出動)される。
このようにして袋6が装着されたケース1は、図6(a)に示すように、シリンダー装置25のピストンロッド27の収縮動によって、ストッパー体28が下降動され、すなわちストッパー手段24が解除される。これにより先行端のケース1aは搬送が再開されることになり、ケース1aにより順に停止されているケース1bおよびケース1cも同時に搬送が再開される。
このようにして搬送される3個のケース1a,1b,1cがストッパー手段24の部分を通過したことを適宜の検出手段により検出することで、ストッパー手段24のシリンダー装置25のピストンロッド27が伸展動され、ストッパー体28が上昇動して搬送経路13に突入され、その後に、ケース1の切り出し手段32における各把持装置33のシリンダー装置35のピストンロッド37の収縮動によって、図6(b)に示すように、固定把持体39に対して可動把持体38が離間動され、4個目のケース1dに対する把持が開放され、図6(c)に示すように、袋6が被せられた4個目のケース1dは、コンベヤ装置12によって搬送され、そしてストッパー体28に当接して停止される。なお、この4個目のケース1dの搬送と同時に、5個目以降のケース1e群の搬送も行われ、それぞれ袋装着装置11に対向して停止される。
なお、1回で4個のケース1a〜1dを送り出すときには、ストッパー手段24により搬送が停止されたケース1aから5個目のケース1eに対向する把持装置33が作動され、袋装着装置11により4個のケース1a〜1dに袋6が装着されると、ストッパー手段24が解除され4個のケース1a〜1dが送り出される。そして搬送される4個のケース1a〜1dがストッパー手段24の部分を通過したことを適宜の検出手段により検出することで、ストッパー手段24が搬送経路13に突入され、その後に、5個目のケース1eの把持装置33の把持が開放され、この5個目のケース1e、さらに上流側のケース1群がストッパー手段24に当接するまで搬送される。
以上のように本実施の形態によれば、袋6の開口部6aが、孔部9a,9bに外側から押し込まれてケース1の内側まで達するとともに、クランプ部10に挟持されることで側板2の上端部2aから側板2の外側の面へと密着状になり、その状態が維持されているため、袋6の開口部6aがクランプ部10から容易に引き抜かれることなく、また袋6の開口部6aなどが捲れあがることもなく、よって、物品を収納する作業中に袋6が外れてしまうことを防止することができ、且つケース1の搬送中に、この搬送に伴う風圧(空気抵抗)により袋6が外れてしまうことを防止することができる。
また、作業者が意図的にクランプ8から袋6の開口部6aを引き抜く際には、側板2に対して垂直方向へ袋6の開口部6aを引くことにより、クランプ8から袋6の開口部6aを容易に引き抜くことができる。これによりクランプ8に繰り返し掛かる力が小さくなり、すなわち耐久性を向上させるとともに、作業員が袋6を引き抜くための力を軽減することができ、作業性を向上することができる。
また、クランプ8が高柔軟性樹脂により形成されているため、袋6の開口部6aを破損することなく孔部9a,9bへ押し込む、あるいは引き抜くことができ、さらにはクランプ部10の対向する面が圧接されているため、より確実に袋6の開口部6aを挟持することができる。
また、ケース1の側板2に長孔部7を形成し、この長孔部7にクランプ8を嵌め合わせることにより、容易にケース1へクランプ8を設けることができ、また袋6を挟持するクランプ部10の対向する面が半球体10aに形成されているため、袋6の開口部6aを破損することなく各孔部9a,9bへ押し込む、あるいは引き抜くことができ、またクランプ部10の対向する面が圧接されているため、より確実に袋6の開口部6aを挟持することができる。
また、ケース1に予め設けられた取手5をクランプ8として形成することができ、ケース1にクランプ8を容易に形成できるとともに、掛かるコストを削減することができ、また物品が収納され重量の増加したケース1を作業員が取手5を使用して運搬することができる。
また、袋装着装置11により、袋6の開口部6aが、孔部9a,9bへ押し込まれると、クランプ部10へ迅速且つ確実に挟持させることができる。
また、搬送経路13に袋装着装置11を配設することにより、搬送経路13上を搬送されるケース1に対して、順次袋6を装着することができ、作業効率を向上することができる。
また、上記実施の形態は、四方の側板2および底板3から上面開放型に形成されるケース1と、前記ケース1が搬送経路13上を搬送されて物品が収納されるより以前の前記搬送経路13上にて前記ケース1内に有底の袋6を被せる袋被せ部16を備えたケース1の搬送設備であって、前記ケース1の側板2の上部に、前記側板2を貫通する水平方向に長い長孔部7が形成され、前記長孔部7に嵌合され、前記袋6を挟持するクランプ8と、前記袋被せ部16により前記袋6が被せられた前記ケース1の搬送経路13に、前記孔部9a,9bへ前記押し込み棒22を確実に挿入するため、前記ケース1を前記搬送経路13上の所定位置で一時停止させるストッパー手段24と、前記ケース1に被せられた前記袋6の開口部6aを前記クランプ8に押し込む袋装着装置11を設けたことを特徴としている。
なお、上記実施の形態では、クランプ8をケース1に予め形成されている取手5へ嵌合する形式が示されているが、図7に示すように、取手5とは関係なく側板2へ貫通部を形成し、クランプ8を嵌合する形式であってもよい。またクランプ8の数は複数であってもよい。
また、上記実施の形態では、上面開放のケース1として、矩形箱状のケース1が示されているが、これは平面視において円形や楕円形などの箱状のケース1であってもよい。
また、上記実施の形態では、袋装着部17として複数の袋装着装置11を有する形式が示されているが、これは単数の袋装着装置11を有する形式であってもよく、この場合にケース1の切り出し手段32も単数の把持装置33でよく、ケース1に対する袋6の押し込みやケース1の切り出しは1個単位で行われる。
また、上記実施の形態では、コンベヤ装置12として駆動ローラコンベヤを使用しているが、これはたとえばスラットコンベヤ等であってもよく、この場合に、コンベヤ装置12の特性に合ったストッパー手段24を設ければよく、コンベヤ装置12の構成に限定されるものではない。
本発明の実施の形態を示し、袋が被せられた後の搬送経路上を搬送されるケースの斜視図である。 (a)同ケースのクランプを示す正面図である。(b)同ケースのクランプを示すA−A矢視図である。(c)同ケースのクランプを示すB−B矢視図である。(d)同ケースに袋が装着されたクランプの状態図である。 同ケースの搬送経路における袋装着部の縦断背面図である。 同ケースの袋装着部の一部切り欠き平面図である。 同ケースの袋装着部の前半部の作用を説明する概略平面図である。 同ケースの袋装着部の後半部の作用を説明する概略平面図である。 本発明の別の実施の形態を示し、袋が被せられた後の搬送経路上を搬送されるケースの斜視図である。
符号の説明
1 ケース
2 側板
4 本体
5 取手
6 袋
6a 開口部
8 クランプ
9a,9b 孔部
10 クランプ部
10a 半球体
11 袋装着装置
12 コンベヤ装置
13 搬送経路
17 袋装着部
22 押し込み棒
24 ストッパー手段
32 切り出し手段
33 把持装置

Claims (6)

  1. 側板および底板から上面開放型に形成され、物品が収納される本体と、
    前記本体の側板および底板に併せるように前記本体に入れられ、前記側板の上端部で折り返された袋の開口部を挟持する袋挟持手段
    を備え、
    前記袋挟持手段は、
    前記側板を貫通し、所定の間隔にて並設する2個の孔部と、
    前記間隔を、前記各孔部の中心を結ぶ線に沿って分割して形成され、前記分割された対向する面により前記袋を挟持する袋挟持部
    を有し、
    前記袋の開口部が前記各孔部へ押し込まれると、前記袋の開口部が前記袋挟持部にて挟持され、前記本体に前記袋が装着されること
    を特徴とする袋が装着される箱体。
  2. 前記袋挟持手段は、袋の開口部を破損しない高柔軟性樹脂により形成され、袋挟持部の対向する面が圧接されていること
    を特徴とする請求項1に記載の袋が装着される箱体。
  3. 前記側板の上部に、水平方向に長径な長孔部を設け、
    前記袋挟持手段が、前記側板と同様な厚みに形成され、前記長孔部に嵌合されるとともに、
    前記袋挟持部の分割された対向する各面が、互いに圧接するような半球体に形成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の袋が装着される箱体。
  4. 前記本体は、2組の対向する側板から矩形状に形成され、
    前記対向する側板に設けられた袋挟持手段が前記本体の取手であること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の袋が装着される箱体。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載される前記箱体に袋を装着する袋装着装置であって、
    1箇所の前記袋挟持手段につき2本のロッドを有し、
    前記2本のロッドは、前記2個の孔部と同等な間隔にて並設されるとともに、前記各ロッドの先端に滑り止めが設けられ、
    前記袋の開口部を、前記袋装着装置の前記各ロッドにより前記各孔部へ押し込むことにより、前記袋の開口部を前記袋挟持部にて挟持し、前記箱体に前記袋を装着すること
    を特徴とする箱体に袋を装着する袋装着装置。
  6. 前記袋装着装置は、前記箱体が搬送される搬送経路上に設けられていること
    を特徴とする請求項5に記載の箱体に袋を装着する袋装着装置。
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