JP4892587B2 - 移動体通信端末 - Google Patents

移動体通信端末 Download PDF

Info

Publication number
JP4892587B2
JP4892587B2 JP2009148657A JP2009148657A JP4892587B2 JP 4892587 B2 JP4892587 B2 JP 4892587B2 JP 2009148657 A JP2009148657 A JP 2009148657A JP 2009148657 A JP2009148657 A JP 2009148657A JP 4892587 B2 JP4892587 B2 JP 4892587B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
content
mobile phone
content data
music file
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2009148657A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009247001A (ja
Inventor
裕司 中島
真人 深谷
涼太 田村
裕策 長井
暁 田中
智一 仙石
秀哲 須賀
英紀 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SoftBank Corp
Original Assignee
SoftBank Mobile Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SoftBank Mobile Corp filed Critical SoftBank Mobile Corp
Priority to JP2009148657A priority Critical patent/JP4892587B2/ja
Publication of JP2009247001A publication Critical patent/JP2009247001A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4892587B2 publication Critical patent/JP4892587B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は、コンテンツデータを利用可能な移動体通信端末に関するものである。
従来から、画像データ、音楽データ、ゲームなどのプログラムデータ等のコンテンツデータをダウンロードして利用することができる携帯電話機が知られている(例えば、特許文献1参照)。コンテンツデータは、インターネット上の情報提供サイトや、携帯電話通信事業者等が管理運営する情報提供システム等から、携帯電話機等の移動体通信端末へダウンロードされ、利用される。このようなコンテンツデータは、通信ネットワークを介して移動体通信端末とデータ通信可能に接続されるコンテンツ提供用サーバによって提供される。
特開2001−36637号公報
コンテンツ提供用サーバから提供されるコンテンツデータの中には、著作権で保護されるものがあり、このようなコンテンツデータは、無断で提供することが禁じられている。特に、近年では、著作権の保護強化の要請が強く、著作権に係るコンテンツデータが無断で提供されるのを阻止することが、強く望まれている。ところが、現状では、コンテンツデータに係る著作権の保護が十分であるとはいえない。これは、次の理由によるものと考えられる。すなわち、コンテンツデータを提供するコンテンツ提供用サーバは、多少の知識があれば、誰でも簡単に運営することが可能である。そのため、著作権に係るコンテンツデータがコンテンツ提供用サーバに無断でアップロードされ、提供される場合が少なくない。そして、このようなコンテンツ提供用サーバからの提供が、コンテンツデータに係る著作権の保護に関して最も深刻なものとなっている。しかし、この提供を防止する有効な仕組みは、未だ存在していない。
したがって、このようなコンテンツデータが無断で提供されるのを有効に防止することが、コンテンツデータに係る著作権保護を十分に図る上で重要である。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、コンテンツデータが無断で提供されるのを有効に防止することが可能な移動体通信端末を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、通信ネットワークを介してコンテンツデータを取得するデータ取得手段を有し、該データ取得手段により取得したコンテンツデータを利用可能な移動体通信端末において、上記データ取得手段により取得したコンテンツデータのヘッダに、無断使用が禁止されている所定のファイル形式の情報が記述されているか否かを判断する手段と、上記ヘッダに上記所定のファイル形式の情報が記述されていないと判断された場合に、上記コンテンツデータの再生指示があったとき、そのコンテンツデータの実際のファイル形式が上記所定のファイル形式か否かを判断する手段と、を有することを特徴とするものである。
中継装置において、通過するデータの種別をデータ種別情報に基づいて判別し、そのデータがコンテンツデータであると判別されたときに初めて、その通過を制御することが考えられる。この場合、無断で提供されるコンテンツデータに付加されるデータ種別情報が改ざんされ、コンテンツデータではない旨のデータ種別情報に書き換えられると、そのコンテンツは、上記中継装置によって通過制御されることなく、そのまま通過してしまい、移動体通信端末の利用者に利用されるおそれがある。上記コンテンツデータに付加されるデータ種別情報としては、コンテンツデータのヘッダに記述されるファイル形式の情報がある。そこで、本請求項1の移動体通信端末では、取得したコンテンツデータのヘッダに、無断使用が禁止されている所定のファイル形式の情報が記述されているか否かを判断し、ヘッダに所定のファイル形式の情報が記述されていないと判断された場合に、コンテンツデータの再生指示があったとき、そのコンテンツデータの実際のファイル形式が所定のファイル形式か否かを判断する。従って、コンテンツデータのヘッダに記述されたファイル形式の情報が改ざんされていないか否かを判断することができ、改ざんされていた場合には、この利用を禁止することができる。これにより、ヘッダのファイル形式の情報の改ざんがなされたコンテンツデータを取得した場合でも、そのコンテンツデータが移動体通信端末の利用者に利用されるのを防止することができる。
また、請求項2の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記コンテンツデータの実際のファイル形式が上記所定のファイル形式であると判断した場合は、そのコンテンツデータを再生不可リストに登録する手段を、更に有することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の移動体通信端末において、上記再生不可リストに登録されたコンテンツデータは、その再生指示があっても再生されないことを特徴とするものである。
なお、上記「移動体通信端末」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、PHS(Personal Handyphone Service)、自動車電話機等の電話機のうち、通信ネットワークを介してダウンロードしたコンテンツデータを利用可能なものが挙げられる。また、この「移動体通信端末」としては、上記電話機のほか、電話機能を有しないPDA(Personal Digital Assistance)等の移動型の移動体通信端末も挙げられる。
以上、発明によれば、無断で提供されるコンテンツデータが中継装置で通過制御されずに移動体通信端末に取得されても、これが利用者に利用されるのを防止することができるので、コンテンツデータが無断で提供されるのを有効に防止することが可能となるという優れた効果がある
本発明の実施形態に係る移動体通信システムを構成する中継装置の動作の流れを示すフローチャート。 同移動体通信システムの全体構成を説明するための説明図。 同移動体通信システムを構成するコンテンツサーバのハードウェア構成を示す概略構成図。 同移動体通信システムを用いてデータ通信可能な携帯電話機を示す外観図。 同携帯電話機のハードウェア構成を示す概略構成図。 同中継装置のハードウェア構成を示す概略構成図。 同移動体通信システムにより着信メロディ用の音楽ファイルをダウンロードするときのシーケンスフロー図。 同音楽ファイルのダウンロードが阻止される場合のシーケンスフロー図。 同携帯電話機において、ダウンロードした音楽ファイルに対する処理の流れを示すフローチャート。 変形例における中継装置の動作の流れを示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しながら説明する。
図2は、本実施形態に係る移動体通信システムの全体構成を説明するための説明図である。
この移動体通信システムにおいて、ユーザー1が使用する移動体通信端末としての携帯電話機20は、コンテンツデータであるMP3(MPEG Audio Layer 3)形式の音楽ファイルを再生可能な構成を有している。この携帯電話機20は、通信ネットワークとしての携帯電話通信網10に接続可能である。また、この携帯電話通信網10とインターネット通信網12との間には、ゲートウェイの機能をもつ中継装置30が設置されている。この中継装置30によって、携帯電話機20は、インターネット通信網12に接続されたコンテンツ提供用サーバとしてのコンテンツサーバ11との間で、データ通信を行うことが可能となっている。このコンテンツサーバ11は、携帯電話機20からのダウンロード要求であるリクエストを受け付けると、そのリクエストに係る音楽ファイルを携帯電話機20に対して送信する。なお、本実施形態においては、通信プロトコルとしてHTTP(HyperText Transfer Protocol)を用い、コンテンツサーバ11が携帯電話機20の着信メロディ用の音楽ファイルを提供する場合を例に挙げて、以下説明する。
図3は、上記コンテンツサーバ11のハードウェア構成を示す概略構成図である。
このコンテンツサーバ11は、システムバス100、CPU101、内部記憶装置、外部記憶装置104、入力装置105及び出力装置106を備えている。上記内部記憶装置は、RAM102やROM103等で構成されている。上記外部記憶装置は、ハードディスクドライブ(HDD)や光ディスクドライブ等で構成されている。上記入力装置105は、外部記憶装置104、マウスやキーボード等で構成されている。上記出力装置106は、ディスプレイやプリンタ等で構成されている。更に、このコンテンツサーバ11は、インターネット通信網12を介して、データの送受信を行う通信装置107も備えている。
上記CPU101やRAM102等の構成要素は、システムバス100を介して、互いにデータやプログラムの命令等のやり取りを行う。このコンテンツサーバ11を所定の手順に従って動作させるためのプログラムは、ROM103や外部記憶装置104に記憶されており、必要に応じてCPU101やRAM102上の作業エリアに呼び出されて実行される。また、このコンテンツサーバ11には、携帯電話機20に提供する着信メロディ用の音楽ファイルが外部記憶装置104に記憶されている。コンテンツサーバ11は、携帯電話機20からのリクエストに応じ、CPU101、RAM102、通信装置107等が協働して、外部記憶装置104に記憶されている音楽ファイルを、インターネット通信網12を介して携帯電話機20に送信する機能を有している。
本実施形態では、コンテンツサーバ11のCPU101は、識別情報付加手段として機能し、音楽ファイルを送信する際に、そのHTTPヘッダ中に識別情報である自己のCPIDを記述する。このCPIDは、本実施形態で規制の対象としているMP3形式の着信メロディ用の音楽ファイルを提供するコンテンツサーバ11ごとに、それぞれ異なるものである。このCPIDは、例えば、中継装置30を管理運営する携帯電話事業者から、各コンテンツサーバ11を管理運営するコンテンツ事業者に発行される。本実施形態では、後述するように、このCPIDが発行されたコンテンツサーバ11からの音楽ファイルでないと、携帯電話機20でダウンロードすることができない。よって、中継装置30を管理運営する携帯電話事業者が、CPIDを正規なコンテンツ事業者に対して適正に発行すれば、音楽ファイルに係る著作権を有効に保護することが可能となる。
図4は、上記携帯電話機20の外観を示す正面図であり、図5は、その携帯電話機20のハードウェア構成を示す概略構成図である。
この携帯電話機20は、クラムシェル(折り畳み)タイプの携帯電話機であり、システムバス200、CPU201、RAM202やROM203等からなる内部制御装置、操作手段としての入力装置204、出力装置205、携帯電話用通信装置206を備えている。CPU201やRAM202等の構成要素は、システムバス200を介して、互いに各種データや後述のプログラムの命令等のやり取りを行っている。上記CPU201は、RAM202、ROM203、出力装置205、携帯電話用通信装置206を制御する。CPU201は、ROM203に記憶されている閲覧プログラム(ブラウザ)を実行することで、上記コンテンツサーバ11のWebサイトを閲覧し、入力装置204を用いた所定の入力作業を行うことを可能にする。また、CPU201は、ROM203に記憶されているファイルダウンロードプログラムを実行することで、上記コンテンツサーバ11から着信メロディ用の音楽ファイルをダウンロードして、これをRAM202に保存することができる。上記入力装置204は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)21、通話開始キー22、終話キー23、スクロールキー24、多機能キー25、マイク26等から構成されている。この入力装置204を操作することにより、ユーザーは、携帯電話機20に対してURL等のデータを入力してWebサイトを閲覧したり、ダウンロードする音楽ファイルを選択したり、電話着信の際に通話の開始及び終了を行ったりすることができる。上記出力装置205は、液晶ディスプレイ(LCD)27、スピーカ28等から構成されている。上記携帯電話用通信装置206は、データ取得手段として機能するものであり、携帯電話通信網10を介して他の携帯電話機や上記コンテンツサーバ11と通信するためのものである。具体的には、携帯電話機通信網10を介して他の携帯電話機とメールのやり取りを行ったり、携帯電話機通信網10及びインターネット通信網12を介して上記コンテンツサーバ11から音楽ファイルをダウンロードしたりするためのものである。
図6は、上記中継装置30のハードウェア構成を示す概略構成図である。
この中継装置30のハードウェア構成は、上記コンテンツサーバ11と同様、システムバス300、CPU301、内部記憶装置、外部記憶装置304、入力装置305及び出力装置306から構成されている。更に、この中継装置30は、インターネット通信網12を介してデータの送受信を行う第1通信装置307と、携帯電話通信網10を介してデータの送受信を行う第2通信装置308も備えている。
上記CPU301やRAM302等の構成要素は、システムバス300を介して、互いにデータやプログラムの命令等のやり取りを行い、その基本的な動作は上記コンテンツサーバ11とほぼ同様である。本実施形態における中継装置30は、携帯電話通信網10とインターネット通信網12とを接続するゲートウェイとしての機能を有しており、一方から他方へデータを通過させる際にCPU301等によりプロトコル変換を行う。
また、中継装置30は、インターネット通信網12に接続されたコンテンツサーバ11やその他のWebサーバ等が提供する閲覧画面データを、携帯電話機20に適したものに変換するWebTrans機能を有している。この点について説明すると、インターネット通信網12に接続されたWebサーバ等が提供するWebサイトの閲覧画面は、携帯電話機20だけでなく、パーソナルコンピュータ等でも閲覧することができる。インターネット通信網12上のWebサイトの閲覧画面は、パーソナルコンピュータ等に適した画面構成(画面寸法、静止画や動画の埋め込み等)になっているのが通常である。そのため、このような閲覧画面を携帯電話機20のLCD27に表示させようとすると、ユーザー1にとって閲覧しにくかったり、閲覧できなかったりすることがある。そこで、中継装置30では、所定のデータ変換プログラムを実行するCPU301がデータ変換手段として機能する。そして、CPU301は、インターネット通信網12を介して第1通信装置307により受信した閲覧画面データを、そのデータ変換プログラムに従って変換し、携帯電話機20に適したものとする。その後、変換後のデータを第2通信装置308から携帯電話通信網10を介して携帯電話機20へ送信する。
なお、上記コンテンツサーバ11や上記中継装置30は、専用の制御装置として構成してもいいし、汎用のコンピュータシステムを用いて構成してもよい。また、1台のコンピュータで構成してもいいし、複数の機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータをネットワークで結んで構成してもよい。
次に、着信メロディ用の音楽ファイルを、コンテンツサーバ11から携帯電話機20へダウンロードする流れについて説明する。
図7及び図8は、着信メロディ用の音楽ファイルをダウンロードするときのシーケンスフロー図である。
携帯電話機20で着信メロディ用の音楽ファイルをダウンロードする場合、まず、ユーザーは、入力装置204に対して所定の操作を行い、ブラウザを起動して音楽ファイルの提供を行う提供サイトのURLを入力する。そうすると、ブラウザを実行するCPU201は、そのURLによって特定されるコンテンツサーバ11に対してリクエストを送信する。このリクエストは、携帯電話通信網10を介して中継装置30に受信される。中継装置30では、そのリクエストをそのままインターネット通信網12に向けて送信する。そして、そのリクエストは、インターネット通信網12を介してコンテンツサーバ11に受信される。このリクエストを受けたコンテンツサーバ11は、そのリクエストに係る提供サイトの閲覧画面データ(リスト画面データ)を、リクエストの送信元である携帯電話機20に向けて送信する。このレスポンスは、インターネット通信網12を介して中継装置30に受信され、中継装置30から、携帯電話通信網10を通って携帯電話機20に受信される。このレスポンスを受信した携帯電話機20は、ブラウザを実行するCPU201の制御の下、そのリスト画面データに基づいてLCD27上にリスト画面を表示する。
上記リスト画面には、ユーザー1がダウンロードすることが可能な1又は2以上の音楽ファイルの名前が表示されている。ユーザー1は、このリスト画面を閲覧し、入力装置204を操作して、自分が取得したい音楽ファイルの名前を選択する。この選択を行ったら、その選択内容を示す情報がリクエストとともにコンテンツサーバ11へ送信される。このリクエストを受けたコンテンツサーバ11は、そのリクエストに係る音楽ファイルを、レスポンスとして、携帯電話機20に向けて送信する。このレスポンスは、中継装置30を通過することになる。このとき、中継装置30において行われる後述する処理によって、図7に示すようにそのまま通過して携帯電話機20に受信されるか、あるいは、図8に示すように通過が阻止されて破棄される。なお、図7に示すように携帯電話機20に受信された場合、その音楽データはRAM202に保存され、その携帯電話機20で再生することが可能となる。
次に、本発明の特徴部分である、着信メロディ用の音楽ファイルを無断で提供するコンテンツサーバから携帯電話機20へダウンロードが行われないようにする仕組みについて具体的に説明する。
図1は、上記中継装置30の動作の流れを示すフローチャートである。
中継装置30は、インターネット通信網12からのデータを第1通信装置307で受信すると(S1)、そのHTTPヘッダに記述されている項目の中の「Content-Type」を参照する。この「Content-Type」の内容は、そのデータがどのような種類(ファイルタイプ等)のデータであるかを示すものである。そして、この「Content-Type」を参照して、そのデータがMP3形式の音楽ファイルであるか否かを判断する(S2)。この判断において、MP3形式の音楽ファイルでないと判断された場合、第1通信装置307で受信したデータは、そのまま第2通信装置308から携帯電話機20へ送信される(S6)。
一方、上記判断において、MP3形式の音楽ファイルであると判断された場合、中継装置30のCPU301は、判断手段として機能する。そして、第1通信装置307で受信したデータのHTTPヘッダに記述されているCPIDを参照する。このCPIDは、その音楽ファイルの送信元のサーバを識別するためのものであり、上述したように、本中継装置30を管理運営する携帯電話事業者により、各コンテンツサーバ11を管理運営するコンテンツ事業者に対して発行されたものである。発行されたCPIDのIDリストは、記憶手段としての外部記憶装置304に記憶されている。よって、CPU301は、上記音楽ファイルが、CPIDが発行されたコンテンツ事業者のコンテンツサーバ11から適切に提供されたものであるかどうかを判断すべく、そのHTTPヘッダ内のCPIDが外部記憶装置304のIDリスト内に存在するか否かを判断する(S3)。この判断において、HTTPヘッダ内にCPIDが記述されていなかったり、記述されていたCPIDがIDリスト内に存在しなかったりした場合、CPU301は、データ通過制御手段として機能し、その音楽ファイルを破棄する(S4)。そして、エラーメッセージを第2通信装置308から携帯電話機20へ送信する(S5)。一方、HTTPヘッダ内のCPIDがIDリスト内に存在する場合、CPU301は、第1通信装置307で受信した音楽ファイルを、そのまま第2通信装置308から携帯電話機20へ送信する(S6)。
以上のように、本実施形態によれば、規制対象のMP3形式の着信メロディ用の音楽ファイルについて、携帯電話事業者からCPIDが適正に発行された正規のコンテンツ事業者が管理運営するコンテンツサーバ11から提供される音楽ファイルでないと、これを携帯電話機20にダウンロードすることができない。よって、CPIDが適正に発行されていない不正なコンテンツサーバによって無断で提供される音楽ファイルが携帯電話機20にダウンロードされるのを阻止することができる。したがって、音楽ファイルに係る著作権を有効に保護することができる。
また、本実施形態では、音楽ファイルに係る著作権を更に有効に保護すべく、携帯電話機20は、次の場合には、ダウンロードした音楽ファイルを再生できないように構成されている。
第1に、音楽ファイルをダウンロードするための通信がSSL(Secure Socket Layer)等による暗号化通信である場合である。この場合、HTTPヘッダが暗号化されており、中継装置30において、これに記述されたCPIDを参照することができない。そのため、上記S2の処理において音楽ファイルでないと判断され、その音楽ファイルは携帯電話機20へダウンロードされてしまう。よって、不正なコンテンツサーバがSSL等の暗号化通信により音楽ファイルを提供する場合には、本実施形態においては、これを阻止できない。よって、このような暗号化通信を用いてダウンロードされた音楽ファイルについては、携帯電話機20で再生できないようにしている。
第2に、HTTPヘッダに記述されている「Content-Type」の内容が、その音楽ファイルの内容と一致しない場合である。この場合、音楽ファイルの内容は、本実施形態において規制対象となっているMP3形式の音楽ファイルであっても、そのHTTPヘッダに記述されている「Content-Type」の内容が、他の形式の音楽ファイル又は全く別のファイルを示すものに不正に改変されていると、上記S2の処理において規制対象の音楽ファイルでないと判断され、その音楽ファイルは携帯電話機20へダウンロードされてしまう。よって、不正なコンテンツサーバが「Content-Type」の内容を不正に改変して規制対象の音楽ファイルを提供する場合には、本実施形態においては、これを阻止できない。よって、このようにして提供された音楽ファイルについては、携帯電話機20において「Content-Type」の内容と音楽ファイルの内容とが一致しているかを判断し、一致していない場合には、その音楽ファイルを再生できないようにしている。
図9は、携帯電話機20において、ダウンロードした音楽ファイルに対する処理の流れを示すフローチャートである。
携帯電話機20は、コンテンツデータを取得したら(S11)、そのHTTPヘッダに記述されている「Content-Type」を参照して、そのデータがMP3形式の音楽ファイルであるか否かを判断する(S12)。この判断において、MP3形式の音楽ファイルであると判断された場合、その取得時のデータ通信が暗号化通信であるか否かをCPU201によって判断する(S13)。この判断において、暗号化通信であると判断された場合、CPU201は、利用禁止手段として機能し、RAM202に記憶される再生不可リストに、そのコンテンツデータを登録する(S14)。この再生不可リストに登録されたコンテンツデータは、その再生指示があっても再生されない。これに対し、この判断において、暗号化通信でないと判断された場合、そのまま処理を終了し、そのコンテンツデータは、再生指示に応じて再生することができる。
一方、上記S12の判断において、MP3形式の音楽ファイルでないと判断された場合、そのコンテンツデータの再生指示があったときに(S15)、そのコンテンツデータの実際のファイル形式がMP3形式であるか否かを判断する(S16)。この判断においてMP3形式であると判断された場合、CPU201は、利用禁止手段として機能し、上記再生不可リストに、そのコンテンツデータを登録する(S14)。一方、この判断において、MP3形式でないと判断された場合、そのまま処理を終了し、そのコンテンツデータは、そのデータ形式に応じて再生される。
〔変形例〕
次に、上記実施形態における中継装置30の変形例について説明する。
上記実施形態において、中継装置30のIDリストに登録されているCPIDが不正なコンテンツ事業者に漏れる場合がある。この場合、その事業者が管理運営する不正なコンテンツサーバから、そのCPIDを使って無断で音楽データが提供される危険性がある。このような提供が行われると、上記中継装置30では、その音楽ファイルは正規のコンテンツサーバから提供されたものと判断され、携帯電話機20へダウンロードされてしまう。本変形例では、この危険性を少なくすべく、判断対象となる識別情報を2つ用意し、これら2つの識別情報の全てについて判断を行うこととしている。
図10は、本変形例における中継装置30の動作の流れを示すフローチャートである。
本変形例では、上記S3の判断において、MP3形式の音楽ファイルであると判断された場合であっても、すぐに、その音楽ファイルを第2通信装置308から携帯電話機20へ送信しない。具体的には、中継装置30のCPU301は、更に、第1通信装置307で受信したデータのHTTPヘッダに記述されている識別情報としてのFQDN(Fully Qualified Domain Name)を参照する。このFQDNは、その音楽ファイルの送信元のサーバのフルドメイン名であり、各コンテンツサーバ11に固有のものであるものである。そして、本変形例では、外部記憶装置304に記憶されたIDリストは、発行した各CPIDと、それぞれの発行先のコンテンツ事業者が管理運営するコンテンツサーバのFQDNとが関連付けられた状態となっている。よって、CPU301は、CPIDがIDリスト内に存在している場合(S3)、IDリスト内においてそのCPIDに関連付けられたFQDNと、HTTPヘッダに記述されているFQDNとが互いに一致するか否かを判断する(S21)。この判断において一致すると判断されて初めて、上記音楽ファイルが、第2通信装置308から携帯電話機20へ送信される(S6)。なお、この判断において一致しないと判断された場合には、その音楽ファイルを破棄し(S4)、エラーメッセージを第2通信装置308から携帯電話機20へ送信する(S5)。
以上のように、本変形例では、HTTPヘッダに記述されているCPID及びFQDNの2つについて、その音楽ファイルが正規のコンテンツサーバ11から提供されたものであるか否かを判断する。よって、仮にCPIDが漏洩してこれを使った不正なコンテンツサーバから無断で音楽データが提供されたとしても、そのHTTPヘッダに記述されたFQDNが異なるため、その音楽データが携帯電話機20にダウンロードされるのを阻止することができる。したがって、音楽ファイルに係る著作権を更に有効に保護することができる。
なお、上記実施形態(上記変形例を含む。以下、本段落において同様。)では、MP3形式の着信メロディ用の音楽ファイルが無断でダウンロードされるのを阻止する場合について説明したが、携帯電話機20のユーザー1に対して無断で提供されるのを阻止する必要があるコンテンツデータに対しても、同様の効果を得ることができる。このようなコンテンツデータとしては、例えば、その他の形式又は用途の音楽データ、静止画又は動画の画像データ、ゲーム等のアプリケーションプログラムなどが挙げられる。
また、上記実施形態では、判断対象となる識別情報として、CPIDやFQDNを用いる場合について説明したが、中継装置30において規制対象となるコンテンツデータの送信元を識別可能な情報であれば、これらに限られるものではない。
また、上記実施形態では、移動体通信端末として携帯電話機20を例に挙げて説明したが、上述したコンテンツサーバ11から提供されるコンテンツデータをダウンロードして利用可能なものであれば、PHS、自動車電話機等の電話機、携帯型のPDAなどの他の移動体通信端末であっても、同様な効果を得ることができる。
10 携帯電話通信網
11 コンテンツサーバ
12 インターネット通信網
20 携帯電話機
30 中継装置

Claims (3)

  1. 通信ネットワークを介してコンテンツデータを取得するデータ取得手段を有し、該データ取得手段により取得したコンテンツデータを利用可能な移動体通信端末において、
    上記データ取得手段により取得したコンテンツデータのヘッダに、無断使用が禁止されている所定のファイル形式の情報が記述されているか否かを判断する手段と、
    上記ヘッダに上記所定のファイル形式の情報が記述されていないと判断された場合に、上記コンテンツデータの再生指示があったとき、そのコンテンツデータの実際のファイル形式が上記所定のファイル形式か否かを判断する手段と、を有することを特徴とする移動体通信端末。
  2. 請求項1の移動体通信端末において、
    上記コンテンツデータの実際のファイル形式が上記所定のファイル形式であると判断した場合は、そのコンテンツデータを再生不可リストに登録する手段を、更に有することを特徴とする移動体通信端末。
  3. 請求項2の移動体通信端末において、
    上記再生不可リストに登録されたコンテンツデータは、その再生指示があっても再生されないことを特徴とする移動体通信端末。
JP2009148657A 2009-06-23 2009-06-23 移動体通信端末 Expired - Lifetime JP4892587B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009148657A JP4892587B2 (ja) 2009-06-23 2009-06-23 移動体通信端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009148657A JP4892587B2 (ja) 2009-06-23 2009-06-23 移動体通信端末

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006316543A Division JP4388951B2 (ja) 2006-11-24 2006-11-24 移動体通信端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009247001A JP2009247001A (ja) 2009-10-22
JP4892587B2 true JP4892587B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=41308342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009148657A Expired - Lifetime JP4892587B2 (ja) 2009-06-23 2009-06-23 移動体通信端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4892587B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3844924B2 (ja) * 1999-12-02 2006-11-15 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ ファイル転送方法及びファイル転送システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009247001A (ja) 2009-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2003247421B2 (en) System and method for providing a digital rights scheme for browser downloads
US8302203B2 (en) Content transmission system, transmission server, communication terminal, and content transmission method
JP5453785B2 (ja) 認証システム、認証サーバ、認証方法、及び、プログラム
JP4892587B2 (ja) 移動体通信端末
WO2007118422A1 (fr) Procédé et appareil pour empêcher un virus d'envahir un terminal mobile
JP4388951B2 (ja) 移動体通信端末
JP3931164B2 (ja) 移動体通信システム及び中継装置
CN101539971A (zh) 保护Java应用文件版权的方法、装置及移动终端
JP2004147189A (ja) 情報通信端末におけるデータ処理方法及び情報通信端末
JP4242821B2 (ja) 移動体通信端末
JP4790483B2 (ja) 移動通信端末
JP2008015933A (ja) ユーザ認証方法、ユーザ認証システム、ユーザ認証装置及びユーザ認証プログラム
JP5606873B2 (ja) 電子機器および操作支援方法
US20080127315A1 (en) System and method for protecting copyrights of digital content
JP4509494B2 (ja) 移動体通信端末
JP5005950B2 (ja) 移動体通信端末
JP2009211601A (ja) ネットワーク配信型文書閲覧システム、文書配信サーバ、文書配信方法および文書配信プログラム
JP2007300485A (ja) 移動体通信システム。
JP4846448B2 (ja) 移動体通信端末
JP2002041380A (ja) データ処理システム及び方法
JP2004295247A (ja) 通信方法、通信システム、通信端末、サーバ、プログラムおよび記録媒体
Knutov DoJa as part of i-mode Internet services
JP2007158451A (ja) 移動体通信端末、および、プログラム
KR20060117786A (ko) Drm 기반의 멀티미디어 컨텐츠 서비스 방법 및 장치
JP5081997B2 (ja) 移動通信端末

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4892587

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term