JP4891948B2 - 入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電容量の変化を検出して、人の指などの操作体の接近を検知する入力装置に係り、特に、複数箇所に操作体が同時に接近したのを検知することができる入力装置に関する。
パーソナルコンピュータなどの各種電子機器には、平板状の走査パッドを有する入力装置が設けられている。この種の入力装置は、走査パッドの表面に指が触れると、指の接触位置が走査パッドの表面の座標位置として検知される。指が接触した位置を検出することで、各種電子機器への入力操作が可能とされる。
従来のこの種の入力装置は、入力パッドの1箇所に指が触れたことのみを検知できる構造が一般的である。しかし、電子機器によっては、入力パッドの複数箇所に指が同時に触れたときに、それぞれの指の接触位置を個別に検知することが必要とされる場合がある。
そこで、以下の特許文献1と特許文献2には、入力パッドの複数箇所に触れた指の位置を検知できる入力装置が開示されている。
特許文献1に記載された入力パッドは、複数本のX方向電極と複数本のY方向電極とが設けられており、X方向電極とY方向電極とにAC信号が印加される。いずれかのX方向電極といずれかのY方向電極との交点に指が近づくと、そのX方向電極とY方向電極との間の交差容量が減衰するために、X方向電極とY方向電極との間のAC信号のレベルが低下する。前記X方向電極とY方向電極に対してAC信号を順番に印加することで、複数箇所に指が接近していたときに、それぞれの指が接近した電極の交差部を個別に検知できるようにしている。
一方、特許文献2に記載された入力装置は、表面弾性波方式のタッチプレートや、2次元光センサアレイ方式のタッチプレートを使用することで、指が多点で接触したときに、その接触位置を個別に検知できるようにしている。
特開平7−230352号公報 特開平8−16307号公報
前記特許文献1に記載された入力装置は、X方向電極とY方向電極との間の交差容量の変化を検知するものである。よって、複数箇所の指の接近位置を個別に検知するためには、全ての電極交点の交差容量を順番に見ていくことが必要である。そのためには、選択しているX方向電極と選択しているY方向電極との間の信号の変化を個別に検知し、これを全てのX方向電極とY方向電極に対して順番に切り替えて行なうことが必要である。このような検知方法では、検出回路の負荷が大きくなるのみならず、全ての交点の交差容量の変化を順番に検査することが必要であるため、入力パネル全体の交点を走査し終わるのに時間を要し、迅速な検知動作を行なうことができない。
また、特許文献2に記載された入力装置は、表面弾性波方式や2次元光センサアレイ方式であるため、タッチプレートの構造が複雑で高価なものとなり、また検知回路も複雑になって実用的ではない。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、電極間の静電容量の変化を検知する比較的簡単な構成の入力パッドを使用して、指などの操作体が複数箇所に同時に触れたときに、その接触位置を個別に検知できる入力装置を提供することを目的としている。
本発明の入力装置は、Y方向に延び且つY方向と直交するX方向に間隔を開けて配置された複数のX走査電極と、X方向に延び且つY方向に間隔を開けて配置されてX走査電極と絶縁されている複数のY走査電極と、それぞれのX走査電極およびそれぞれのY走査電極との間で静電容量が形成される検出電極と、X走査電極にパルス状の駆動信号を与えるXドライバーと、Y走査電極にパルス状の駆動信号を与えるYドライバーと、前記検出電極から得られる検出信号およびX走査電極とY走査電極に駆動信号が与えられるタイミングから操作体がどの走査電極に接近しているかを認識する検出部とが設けられており、
前記XドライバーからX走査電極に対して与えられる駆動信号と、前記YドライバーからY走査電極に与えられる駆動信号は、パルスの立上がりと立下りのタイミングが互いに逆であり、同じ走査時間に、いずれかのX走査電極といずれかのY走査電極が同時に選択されて駆動信号が与えられ、
所定回数の走査時間が繰り返されるのを1サイクルとしたときに、第1のサイクルでは、全ての走査時間において同じY走査電極が選択されるとともに、走査時間ごとに異なるX走査電極が選択され、第2のサイクルでは、第1のサイクルのときと異なるY走査電極が全ての走査時間において選択されるとともに、走査時間ごとに異なるX走査電極が選択され、
異なるY走査電極を選択する前記サイクルが所定回数繰り返されることを特徴とするものである。
本発明の入力装置は、X走査電極とY走査電極に駆動信号を順番に与えているときに、これら走査電極よりも数が少ない例えば1本の検出電極からの検出信号を検出することで、操作体がどの走査電極に接近しているかを知ることができる。従来のように複数の電極からの検知信号を切り替えて検出する方式ではないために、検出回路を簡単に構成できる。しかも、立上がりと立下りのタイミングが逆である2種の駆動信号をX走査電極とY走査電極とに与えることで、複数箇所で操作体が接近したときにその位置を個別に検知することが可能になる。
すなわち、本発明は、前記検出部では、前記検出電極から得られる検出信号およびX走査電極とY走査電極に駆動信号が与えられるタイミングから、複数の操作体がそれぞれどの走査電極に接近しているかを個別に認識可能である。
本発明は、好ましくは、同じサイクル内では、走査時間ごとに、隣接するX走査電極が順番に選択されていくものであり、また異なるサイクルごとに、隣接するY走査電極が順番に選択されていくものである。
隣接するX走査電極を順番に選択することで、指などの操作体が、隣り合うX走査電極の中間位置に接近しているときに、双方のX走査電極を選択したときの検出信号の大きさを比較することで、隣り合うX走査電極の中間での操作体の接近位置を正確に知ることができる。また、隣接するY走査電極を順番に選択することにより、同様に、隣り合うY走査電極との間での操作体の接近位置を正確に知ることが可能である。
なお、本発明でのX方向とY方向は、互いに直交する方向を区別するための用語であり、X走査電極やY走査電極は、その電極の延びる方向を限定しているものではない。例えば、図1に示す電極X0ないしX3がY走査電極であって、電極Y0ないしY3がX走査電極であってもよい。
本発明は、X走査電極およびY走査電極とは別に設けられた共通の検出電極で検出信号を検知しているために、検出回路で検出電極を切り替えるなどの複雑な処理が不要になり、比較的簡単な構成で迅速に操作体の接近位置を検知できる。しかも、操作体が複数箇所に接近したときに、それぞれの接近位置を個別に知ることが可能である。
図1は本発明の入力装置1の実施の形態を示すものであり、入力装置1の構造の概略説明図である。
この入力装置1は、入力パッドを有しており、この入力パッドは、ほぼ接地電位の操作体である指で操作することが可能な所定面積の検出領域2を有している。入力パッドには、複数本のX走査電極と複数のY走査電極および複数本の検出電極が設けられている。
検出領域2には、4本のX走査電極X0,X1,X2,X3が設けられている。それぞれのX走査電極は、Y方向へ直線状に延びて互いに平行である。また、X走査電極は、X方向へ向けて一定のピッチで間隔を空けて配置されている。検出領域2には、4本のY走査電極Y0,Y1,Y2,Y3が設けられている。それぞれのY走査電極は、X方向へ直線状に延びて互いに平行である。また、Y走査電極は、Y方向へ向けて一定のピッチで間隔を空けて配置されている。
4本のX走査電極と4本のY走査電極は、それぞれが検出領域2内で交差している。ただし、各交差点において、X走査電極とY走査電極は絶縁されている。例えば、X走査電極とY走査電極は、合成樹脂製のフィルム基板の一方の表面と他方の表面に個別にパターニングされている。または、X走査電極とY走査電極との間に、加熱処理で硬化された合成樹脂層が介在している。
検出領域2には、4本の検出電極S0,S1,S2,S3が設けられている。それぞれの検出電極は、X方向に直線状に延び、Y方向へ向けて一定のピッチで間隔を空けて配置されている。それぞれのX走査電極とそれぞれの検出電極はY方向へ一定の間隔を空けて平行に配置されている。
検出電極S0は、Y走査電極Y0とY走査電極Y1との間に位置している。検出電極S1は、Y走査電極Y1とY走査電極Y2との間に位置し、検出電極S2は、Y走査電極Y2とY走査電極Y3との間に位置している。また、Y走査電極Y3は、検出電極S2と検出電極S3との間に位置している。
それぞれの検出電極は、それぞれのX走査電極と絶縁されており、且つそれぞれのY走査電極と絶縁されている。例えば、4本の検出電極は4本のY走査電極と同じ平面に形成されている。
検出領域2の表面は絶縁シートで覆われている。入力パッドは、前記絶縁シートの表面が平面状の入力面となっており、X走査電極とY走査電極および検出電極は、前記入力面に現れていない。
図1に示す入力装置1は、回路構成として、Xドライバー5とYドライバー6および検出部7を有している。Xドライバー5は、4本のX走査電極X0,X1,X2,X3のいずれかを選択して駆動信号を与え、Yドライバー6は、4本のY走査電極Y0,Y1,Y2,Y3のいずれかを選択して駆動信号を与える。4本の検出電極S0,S1,S2,S3は、単一の検出ラインSaにまとめられて、この検出ラインSaで得られる検出電流が検出部7に与えられる。
検出部7には、検出ラインSaから得られる検出信号である検出電流を電圧値として検知する検知回路と、前記電圧値をディジタル値に変換するA/D変換部と、変換されたディジタル値が与えられる演算部とを有している。前記演算部では、一定の間隔で走査時間が設定される。それぞれの走査時間において、Xドライバー5からX走査電極に駆動信号が与えられ、且つYドライバー6からY走査電極に駆動信号が与えられる。この実施の形態では、同じ走査時間に、いずれかのX走査電極といずれかのY走査電極に、同時に駆動信号が与えられる。
前記演算部では、それぞれの走査時間において、検出ラインSaを介して検出部7に得られる検出信号の変化と、Xドライバー5からX走査電極に駆動信号が与えられるタイミングおよびYドライバー6からY走査電極に駆動信号が与えられるタイミングとから、ほぼ接地電位の操作体である人の指が、検出領域2内において入力面のどの位置に触れているかを検出できる。
図2は、入力装置1の検出動作を示す駆動信号と検出信号の波形図である。
入力装置1は、検出電極S0とその両側に位置するY走査電極Y0,Y1との間に容量が形成され、検出電極S1とその両側に位置するY走査電極Y1,Y2との間に容量が形成されている。同様に、検出電極S2とその両側に位置するY走査電極Y2,Y3との間に容量が形成され、検出電極S3とY走査電極Y3との間に容量が形成されている。
また、全ての検出電極S0,S1,S2,S3と、それぞれのX走査電極X0,Y1,Y2,Y3との間にも容量が形成されている。
図2(A)は、X走査電極X0,X1,X2,X3に順番に与えられる第1の駆動信号Pを示しており、図2(C)は、Y走査電極Y0,Y1,Y2,Y3に順番に与えられる第2の駆動信号Nを示している。
図2(A)に示す第1の駆動信号Pは、基準電位(0)よりもプラス側で立上がりと立下りを繰り返すパルス信号である。時刻ta,tc,te,tg,ti,tk,・・・で電圧が立上がり、時刻tb,td,tf,th,tj,・・・で電圧が立下がる。図2(C)に示す第2の駆動信号Nは、基準電位(0)よりもマイナス側で立下りと立上がりを繰り返すパルス信号である。第1の駆動信号Pと第2の駆動信号Nとでは、パルスの立上がりと立下がりのタイミングが互いに逆であり、第2の駆動信号Nは、時刻ta,tc,te,tg,ti,tk,・・・で電圧が立下がり、時刻tb,td,tf,th,tj,・・・で電圧が立上がる。
ある走査時間に、Xドライバー5からいずれかのX走査電極に第1の駆動信号Pが与えられ、同じ走査時間に、Yドライバー6からいずれかのY走査電極に第2の駆動信号Nが同時に与えられる。
なお、図2に示す基準電位(0)は、0ボルトであってもよいし、または2.5ボルトなどの正の電位あるいは負の電位であってもよい。
また、本発明では、図2(A)に示す第1の駆動信号PがY走査電極に与えられ、図2(C)に示す第2の駆動信号NがX走査電極に与えられてもよい。
図2(B)に示すように、いずれかのX走査電極が選択されてパルス状の第1の駆動信号Pが与えられると、そのX走査電極と容量を介して結合されている検出電極に、検出電流が流れようとする。図2(B)は、X走査電極に第1の駆動信号Pが与えられたときに、そのパルスの立上がりと立下がりのタイミングで検出電極に流れる電流の波形を示している。図2(B)は、時刻taから時刻thまでの間に、第1の駆動信号Pが与えられているX走査電極から指が離れており、時刻ti以降に、第1の駆動信号Pが与えられるX走査電極に指が接近したときの電流波形を示している。X走査電極に第1の駆動信号Pが与えられると、そのX走査電極と容量を介して結合されている検出電極に検出電流±Spが流れようとする。時刻ta,tc,te,tgでは、第1の駆動信号Pが立上がるため、検出電極に、基準値(0)からプラス側に電流が流れ、時刻tb,td,tf,thでは、第1の駆動信号Pが立下がるために、検出電極にマイナス側の電流が流れようとする。
すなわち、第1の駆動信号Pが与えられるX走査電極と容量を介して接合されている検出電極には、第1の駆動信号Pの電圧波形を微分した波形の電流が流れる。図2(B)では、プラス側の電流値を+Spで示し、マイナス側の電流値を−Spで示している。
図2(B)の時刻ti以降に、第1の駆動信号Pが与えられているX走査電極に指が接近すると、X走査電極と指との対向面積が、X走査電極と検出電極との対向面積よりも十分に大きくなる。ほぼ接地電位である指とX走査電極との間に形成される容量が、X走査電極と検出電極との間の容量よりも十分に大きくなるために、X走査電極で第1の駆動信号Pの電圧が変化したときに、主に指に電流が流れる。そのために、時刻ti以降は、検出電極に流れる電流がわずかとなる。
図2(C)は第2の駆動信号Nが与えられるY走査電極に指が接近していない場合を示している。このとき、Y走査電極に第2の駆動信号Nが与えられると、このY走査電極と容量を介して結合されている検出電極に、図2(D)に示す検出電流が流れる。
第2の駆動信号Nは第1の駆動信号Pと信号の立上がりと立下りが逆である。そのため、図2(D)に示すように、時刻ta,tc,te,tgでは、第2の駆動信号Nが立下がるため、検出電極に、基準値(0)からマイナス側に電流が流れ、時刻tb,td,tf,thでは、第2の駆動信号Nが立上がるために、検出電極にプラス側の電流が流れようとする。
図2(D)は、マイナス側の電流値を−Snで示し、プラス側の電流値を+Snで示している。この電流波形は、Y走査電極に与えられる第2の駆動信号Nの電圧波形を微分したものに相当している。
ここで、図2(B)に示す検出電流が流れようとする検出電極と、図2(D)に示す検出電流が流れようとする検出電極は、共通の検出ラインSaにまとめられて検出部7に与えられる。そのため、時刻taから時刻thまでの間は、検出電極に発生しようとする検出電流±Spと検出電流±Snとが互いに相殺され、検出ラインSaから検出部7へ与えられる検出電流はほぼゼロとなる。ただし、時刻ti以降は、図2(B)に示す検出信号±Spが減衰するため、検出ラインSaからは、図2(D)に示す検出電流、すなわち、第2の駆動信号Nの立上がりと立下りに基づいて流れる検出電流±Snが、検出部7に与えられる。
検出部7では、例えば、時刻ta,tc,te,tg,ti,tk,・・・のタイミングで検出ラインSaから与えられる検出信号が監視される。図2の時刻ti,tk,・・・のように、検出ラインSaから第2の駆動信号Nに基づく電流値−Snが検出されると、第1の駆動信号Pが与えられているX走査電極上に指が接近していると判断できる。逆に、検出ラインSaから第1の駆動信号Pに基づく電流値+Spが検出されたら、第2の駆動信号Nが与えられているY走査電極上に指が接近していると判断できる。
次に、図3ないし図10を参照して、指の接触位置と検出部7で検出される検出出力との関係を説明する。
図3は、検出領域2を便宜上16個の区画に区分している。16個の区画のそれぞれは、その図形の中心が、X走査電極とY走査電極との交点である。これは、図5、図7および図9においても同じである。
図4(A)は、X走査電極X0,X1,X2,X3への第1の駆動信号Pの印加タイミングを示し、図4(B)はY走査電極Y0,Y1,Y2,Y3への第2の駆動信号の印加タイミングを示している。図4(C)は検出ラインSaから検出部7に与えられる検出電流を意味している。図4(A)(B)(C)では、走査時間をT1,T2,T3,・・・で示している。
図2(A)(C)に示すように、第1の駆動信号Pと第2の駆動信号Nはパルスの立上りと立下りが互いに逆となるように同期した信号である。それぞれの走査時間では、X走査電極に与えられる第1の駆動信号Pが立上がるときに、同時にY走査電極に与えられる第2の駆動信号Nが立下がる。なお、実際は、1回の走査時間(例えばT1)に、第1の駆動信号Pと第2の駆動信号Nが複数パルス与えられる。
図4(A)(B)に示すように、入力装置1の駆動方式は、第1のサイクルC1の走査時間T1,T2,T3,T4に、Xドライバー5から、X走査電極X0,X1,X2,X3に対して第1の駆動信号Pが順番に与えられる。このとき、第1の駆動信号Pは、隣のX走査電極に順々に与えられる。また、前記走査時間T1,T2,T3,T4において、Yドライバー6から同じY走査電極Y0に第2の駆動信号Nが与えられる。
第2のサイクルC2の走査時間T5,T6,T7,T8は、Xドライバー5からX走査電極X0,X1,X2,X3に対して、第1の駆動信号Pが順番に与えられ、この間、第1の駆動信号Pと同期して、Yドライバー6から同じY走査電極Y1に対して第2の駆動信号Nが与えられる。第3のサイクルC3の走査時間T9,T10,T11,T12では、X走査電極X0,X1,X2,X3に対して第1の駆動信号Pが順番に与えられ、この間、同じY走査電極Y2に第2の駆動信号が与えられる。第4のサイクルC4の走査時間T13,T14,T15,T16では、X走査電極X0,X1,X2,X3に対して第1の駆動信号Pが順番に与えられ、この間、同じY走査電極Y3に第2の駆動信号が与えられる。走査時間T16の次は走査時間T1に戻り、その後同じように駆動信号が切り替えられる。
この駆動方法では、それぞれのサイクルC1,C2,C3,C4内で、隣接するX走査電極X0,X1,X2,X3が順番に選択され、同じサイクル内では同じY走査電極が選択される。そしてサイクルC1,C2,C3,C4ごとに、隣り合うY走査電極が順番に選択される。
図3の例では、走査時間T1からT16までの間、第1の指8aがX走査電極X0とY走査電極Y0との交点において検出領域2の表面に触れており、第2の指8bがX走査電極X2とY走査電極Y2との交点において検出領域2の表面に触れている。図4(C)は、このときの検出出力を示している。
走査時間T1では、X走査電極X0に第1の駆動信号Pが与えられ、Y走査電極Y0に第2の駆動信号Nが与えられる。ただし、X走査電極X0上とY走査電極Y0上のそれぞれに指8aが接近しているため、パルス状の第1の駆動信号Pが与えられたときに、X走査電極X0と容量を介して結合されている検出電極に流れる電流が減衰し、同様に、パルス状の第2の駆動信号Nが与えられたときに、Y走査電極Y0と容量を介して結合されている検出電極に流れる電流が減衰する。よって、図4(C)に示すように、走査時間T1に得られる走査信号はほぼゼロである。
走査時間T2では、第1の駆動信号Pが与えられるX走査電極X1上に指が存在していないため、検出電極に、図2(B)に示す検出電流Spが流れる。一方、第2の駆動信号Nが与えられるY走査電極Y0上に指8sが存在しているため、Y走査電極Y0の電圧変化によって検出電極に流れる電流が減衰する。よって、図4(C)に示すように走査時間T2では、検出電流Spが検出される。
なお、図2(B)に示すように、第1の駆動信号Sのひとつのパルスによって検出電極に導かれる検出電流Spは微弱小であるため、実際は、一定の長さの走査時間T1において、X走査電極に複数のパルスが与えられ、このときに検出電極に流れる検出電流Spがパルスの数だけ累積されて、検出部7で検出される。これは、Y走査電極に第2の駆動信号Nが与えられたときに検出電極に検出電流Snが流れるときも同じであり、検出部7では、図2(D)に示す検出電流Snの累積値が求められる。
走査時間T3では、第1の駆動信号Pが与えられるX走査電極X2の上に指8bが位置しているため、X走査電極X2の電圧変化によって検出電極に流れる電流が減衰する。同様に、第2の駆動信号Nが与えられるY走査電極Y0上に指8aが存在しているため、Y走査電極Y0の電圧変化によって検出電極に流れる電流も減衰する。よって、図4(C)に示すように、走査時間T3において検出部7に得られる検出電流はほぼゼロである。
走査時間T4では、第1の駆動信号Pが与えられるX走査電極X3上に指が存在していないため、検出電極にはパルス状の第1の駆動信号Pに起因して検出電流Spが流れる。一方、第2の駆動信号Nが与えられるY走査電極Y0上には指8aが存在しているため、第2の駆動信号Nによって検出電極に流れようとする検出電流は減衰する。よって、図4(C)に示すように、走査時間T4では、検出部7で第1の駆動信号Pに基づく検出電流Spが検出される。
走査時間T5では、第1の駆動信号Pが与えられるX走査電極X0上に指8aが存在しているが、第2の駆動信号Nが与えられるY走査電極Y1上に指が存在していないため、検出部7には、第2の駆動信号Nに起因する検出電流Snが流れる。同様に、走査時間T7では、第1の駆動信号Pが与えられるX走査電極X2上に指8bが存在しているが、第2の駆動信号Nが与えられるY走査電極Y1上に指が存在していない。よって、検出部7には、第2の駆動信号Nに起因する検出電流Snが流れる。
走査時間T6では、第1の駆動信号Pが与えられるX走査電極X1上に指が存在せず、第2の駆動信号Nが与えられるY走査電極Y1上にも指が存在していない。したがって、第1の駆動信号Pによって検出電極に図2(A)に示す電流±Spが流れようとし、第2の駆動信号Nによって検出電極に図2(D)に流れる電流±Snが流れようとする。ただし、電流±Spと電流±Snは極性が逆であるため、検出電極内で相殺され、図4(C)に示すように、走査時間T6において、検出部7で検出される検出電流がほぼゼロである。同様に、走査時間T8では、第1の駆動信号Pが与えられるX走査電極X3上に指が存在せず、第2の駆動信号Nが与えられるY走査電極Y1上にも指が存在していない。よって、図4(C)に示すように、走査時間T8において、検出部7で検出される検出電流はほぼゼロである。
このようにして、走査時間T1から走査時間T16までの電極の選択動作を繰り返すことで、2つの指8aと指8bが触れている位置を検出できる。
図4(C)の例では、第2のサイクルC2の一番目の走査時間T5と三番目の走査時間T7において、X走査電極に与えられる第1の駆動信号Pに基づく検出電流が得られることなく、Y走査電極に与えられる第2の駆動信号Nに基づく検出電流Snが得られる。同様に、第4のサイクルC4においても、一番目の走査時間T13と三番目の走査時間T16で検出電流Snが得られる。これによって、一番目のX走査電極X0の上と三番目のX走査電極X2の上に指が位置していることを認識できる。
また、第1のサイクルC1と第3のサイクルC3では、Y走査電極に与えられる第2の駆動信号Nに基づく検出電流が得られることなく、X走査電極に与えられる第1の駆動信号Pに基づく検出電流Snが検出される。よって、一番目のY走査電極Y0の上と三番目の走査電極Y2の上に指が位置していると認識できる。
図5は、X走査電極X1とY走査電極Y0との交点上に指8cが位置し、X走査電極X2とY走査電極Y3との交点に指8dが位置している。図6(A)(B)に示すように、X走査電極とY走査電極の選択動作は、図4(A)(B)の実施の形態と同じである。
この場合、図6(C)に示すように、Y走査信号に与えられる第2の駆動信号Nに基づく検出電流Snが得られているのは、第2のサイクルC2の二番目の走査時間T6と三番目の走査時間T7、および第3のサイクルC3の二番目の走査時間T10と三番目の走査時間T11である。よって、二番目のX走査電極X1上に指が存在し、三番目のX走査電極X2上に指が存在していることを認識できる。また、第1の駆動信号Pによる検出電流Spが、第1のサイクルC1と第4のサイクルC4のみに現れているため、一番目のY走査電極Y0上と四番目のY走査電極Y3上に指が位置していることを認識できる。
図7は、X走査電極X3とY走査電極Y0との交点上に指8eが位置し、同じX走査電極X3とY走査電極Y3との交点上に指8fが位置している場合を示している。図8(A)(B)に示す駆動方法は図4(A)(B)と同じであり、このときの検出出力を図8(C)に示している。
この場合、Y走査電極に与えられる第2の駆動信号Nに起因する検出電流Snが得られるのは、第2のサイクルC2の四番目の走査時間T8、および第3のサイクルの四番目の走査時間T12だけである。よって、指が四番目のX走査電極X3上に位置していることを認識できる。また、X走査電極に与えられる第1の駆動信号Pに起因する検出電流Spは、第1のサイクルC1と第4のサイクルC4で検出される。これにより、一番目のY走査電極Y0上と、四番目のY走査電極Y3上に指が位置していることを認識できる。
図9は、Y走査電極Y0の上で且つX走査電極X0とX走査電極X1との中間点に指8gが位置しており、X走査電極X2上で且つY走査電極Y2とY走査電極Y3との中間点に指8hが位置している。図10(A)(B)に示す電極の選択動作は、図4(A)(B)と同じであり、このときの検出出力が10(C)に示されている。
走査時間T1,T2,T3,T4では、第2の駆動信号Nが与えられるY走査電極Y0上に指8gが位置しているため、第2の駆動信号Nに基づいて検出電極に流れようとする検出電流Snは減衰して検出されることがない。また、指8gが、X走査電極X0とX走査電極X1との中間点に位置しているため、走査時間T1と走査時間T2の双方で、第1の走査信号Pに起因して検出電極に生じる電流0.5Spが検出される。
走査時間T3では、第1の駆動信号Pが与えられるX走査電極X2上に指8hが存在しているので、第1の駆動信号Pによって検出電極に流れようとする検出電流Spは減衰する。よって、検出部7で検出される検出電流はほぼゼロである。走査時間T4では、第1の駆動信号Pが与えられるX走査電極X3上に指が存在していないため、検出部7で得られる検出電流はSpである。
同様にして走査時間T5以下の各走査時間での検出出力が得られる。例えば、走査時間T13では、第1の駆動信号Pが与えられるX走査電極X0への指8gの影響が半分であり、第2の駆動信号Nが与えられるY走査電極Y3への指8hの影響が半分である。よって、第1の駆動信号Pによって検出電極に流れようとする検出電流0.5Spと第2の駆動信号Nによって検出電極に流れようとする検出電流0.5Snが相殺され、検出電流はほぼゼロになる。走査時間T6もこれと同様にして検出電流がほぼゼロとなる。
走査時間T15では、第1の駆動信号Pが与えられるX走査電極X2上に指8hが位置しているため、第1の駆動信号Pによって検出電極に流れようとする検出電流はほぼゼロである。一方、第2の駆動信号Nが与えられるY走査電極Y3は、指8hによる影響を半分だけ受ける。よって、このときに検出部7で得られる検出電流は0.5Snである。走査時間T16では、第1の駆動信号Pが与えられるX走査電極X3上に指が存在しないために、検出電極には、第1の駆動信号Pによって検出電流Spが流れようとする。ただし、第2の駆動信号Nが与えられるY走査電極Y3が指8hの影響を半分だけ受けるため、検出電極には第2の駆動信号Nによって検出電流0.5Snが流れようとする。検出電流Spと検出電流0.5Snは極性が逆であるため、T16で得られる検出電流は0.5Spである。
図10(C)の検出出力では、第2の駆動信号Nに基づく検出信号0.5Snが、第2のサイクルC2の一番目の走査時間T5と二番目の走査時間T6の双方に現れているため、指が一番目のX走査電極X0と二番目のX走査電極X1との中間に位置することを認識できる。さらに、第3のサイクルC3の三番目の走査時間T11と、第4のサイクルC4の三番目の走査時間T15に、第2の駆動信号Nによる検出電流0.5Snが現れる。よって、三番目のX走査電極X2上にも指が存在していることを認識できる。
また、第1のサイクルC1では、第1の駆動信号Pによる検出電流0.5Sp,Spのみが検出されるために、一番目のY走査電極Y0上に指が存在することを検出できる。また、第1の駆動信号Pに基づく検出電流が、第3のサイクルC3と第4のサイクルC4にそれぞれ0.5Spずつ検出されるため、三番目のY走査電極Y2と四番目のY走査電極Y3との中間に指が存在していることを検出できる。また、それぞれの走査時間に得られる検出電流Sp,Snの比率により、隣り合う電極の間に触れた指の詳しい接触位置を高い分解能で認識することも可能である。
これは、同じサイクル内において、隣り合うX走査電極X0,X1,X2,X3に順番に第1の駆動信号Pが与えられ、連続するサイクルC1,C2,C3,C4において、隣り合うY走査電極Y0,Y1,Y2,Y3に順番に第2の駆動信号Nが与えられているからである。
例えば、図10(C)の走査時間T1に検出される検出電流Spと走査時間T2に検出される検出電流Spの大きさの比率によって、指8gが、隣り合うX走査電極X0とX走査電極X1との間において、どちらへどれだけ接近しているかを高い分解能で検出できる。また、第3のサイクルC3で検出される検出電流Snと第4のサイクルC4で検出される検出電流Snの大きさの比率によって、指8hが、隣り合うY走査電極Y2とY走査電極Y3との間において、どちらへどれだけ接近しているかを高い分解能で検出できる。
なお、本発明では、X走査電極とY走査電極を2個ずつ順番に選択して駆動信号を与えることも可能である。例えば、走査時間T1において、X走査電極X0とX走査電極X1の双方に第1の駆動信号Pが与えられ、走査時間T2に、X走査電極X1とX走査電極X2の双方に第1の駆動信号Pが与えられる。同様に、走査時間T3にX走査電極X2とX走査電極X3の双方に第1の駆動信号Pが与えられ、走査時間T4にX走査電極X3とX走査電極X0の双方に第1の駆動信号Pが与えられる。走査時間T5以下はこれを繰り返す。
また、第1のサイクルC1では、Y走査電極Y0とY走査電極Y1の双方に第2の駆動信号Nが与えられ、第2のサイクルC2では、Y走査電極Y1とY走査電極Y2の双方に第2の駆動信号Nが与えられ。そして、第3のサイクルC3では、Y走査電極Y2とY走査電極Y3の双方に第2の駆動信号Nが与えられ、第4のサイクルC4では、Y走査電極Y3とY走査電極Y0の双方に第2の駆動信号Nが与えられる。
本発明の入力装置の実施の形態を示すものであり、走査電極と検出電極の配置例を示す説明図である。 (A)は第1の駆動信号の波形図、(B)は第1の駆動信号に起因して検出信号に発生する検出信号の波形図、(C)は第2の駆動信号の波形図、(D)は第2の駆動信号に起因して検出信号に発生する検出信号の波形図である。 入力装置の2箇所に指が触れている第1のパターンの説明図である。 第1のパターンにおいて、(A)はX走査電極に与えられる第1の駆動信号の切り替えタイミングを示し、(B)はY走査電極に与えられる第2の駆動信号の切り替えタイミングを示し、(C)は検出電極から得られる検出電流を示している。 入力装置の2箇所に指が触れている第2のパターンの説明図である。 第2のパターンにおいて、(A)はX走査電極に与えられる第1の駆動信号の切り替えタイミングを示し、(B)はY走査電極に与えられる第2の駆動信号の切り替えタイミングを示し、(C)は検出電極から得られる検出電流を示している。 入力装置の2箇所に指が触れている第3のパターンの説明図である。 第3のパターンにおいて、(A)はX走査電極に与えられる第1の駆動信号の切り替えタイミングを示し、(B)はY走査電極に与えられる第2の駆動信号の切り替えタイミングを示し、(C)は検出電極から得られる検出電流を示している。 入力装置の2箇所に指が触れている第4のパターンの説明図である。 第4のパターンにおいて、(A)はX走査電極に与えられる第1の駆動信号の切り替えタイミングを示し、(B)はY走査電極に与えられる第2の駆動信号の切り替えタイミングを示し、(C)は検出電極から得られる検出電流を示している。
符号の説明
1 入力装置
2 検出領域
5 Xドライバー
6 Yドライバー
7 検出部
X0,X1,X2,X3 X走査電極
Y0,Y1,Y2,Y3 Y走査電極
S0,S1,S2,S3 検出電極
Sa 検出ライン
P 第1の駆動信号
N 第2の駆動信号
Sp 第1の駆動信号Pに起因する検出電流
Sn 第2の駆動信号Nに起因する検出電流

Claims (4)

  1. Y方向に延び且つY方向と直交するX方向に間隔を開けて配置された複数のX走査電極と、X方向に延び且つY方向に間隔を開けて配置されてX走査電極と絶縁されている複数のY走査電極と、それぞれのX走査電極およびそれぞれのY走査電極との間で静電容量が形成される検出電極と、X走査電極にパルス状の駆動信号を与えるXドライバーと、Y走査電極にパルス状の駆動信号を与えるYドライバーと、前記検出電極から得られる検出信号およびX走査電極とY走査電極に駆動信号が与えられるタイミングから操作体がどの走査電極に接近しているかを認識する検出部とが設けられており、
    前記XドライバーからX走査電極に対して与えられる駆動信号と、前記YドライバーからY走査電極に与えられる駆動信号は、パルスの立上がりと立下りのタイミングが互いに逆であり、同じ走査時間に、いずれかのX走査電極といずれかのY走査電極が同時に選択されて駆動信号が与えられ、
    所定回数の走査時間が繰り返されるのを1サイクルとしたときに、第1のサイクルでは、全ての走査時間において同じY走査電極が選択されるとともに、走査時間ごとに異なるX走査電極が選択され、第2のサイクルでは、第1のサイクルのときと異なるY走査電極が全ての走査時間において選択されるとともに、走査時間ごとに異なるX走査電極が選択され、
    異なるY走査電極を選択する前記サイクルが所定回数繰り返されることを特徴とする入力装置。
  2. 前記検出部では、前記検出電極から得られる検出信号およびX走査電極とY走査電極に駆動信号が与えられるタイミングから、複数の操作体がそれぞれどの走査電極に接近しているかを個別に認識可能である請求項1記載の入力装置。
  3. 同じサイクル内では、走査時間ごとに、隣接するX走査電極が順番に選択されていく請求項1または2記載の入力装置。
  4. 異なるサイクルごとに、隣接するY走査電極が順番に選択されていく請求項1ないし3のいずれかに記載の入力装置。
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