JP4890686B2 - アクスルシャフト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トレーラ等の補助制動装置のリターダを内装するアクスルシャフトに関する。
【0002】
【従来の技術】
トラックやバスのような大型車両においては、大きな制動能力を必要とするために、サービスブレーキを補助するリターダをパワーラインの途中に設けている。 そして、リターダの回転子がプロペラシャフトに連動して回転し、これに対する固定子側のコイルに通電すると、渦電流によって鉄損が生じて、駆動輪が制動される。
【0003】
これに対し、トレーラの場合には、後輪にリターダを取り付けている。例えば、特開平10−109624号公報には、左右のアクスル間に差動歯車装置を取り付け、その差動歯車装置のリングギアと噛合うピニオンギアを介して、リターダの回転子を回転するように設置してある。尚、このリターダのステータ側は、差動歯車装置のハウジングを介してアクスルハウジングに支持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、リターダは種々の場所に取付けられているが、本発明は、リターダを簡便に取り付けできるリターダ支持体を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1のアクスルシャフトは、ホイールと一体に回転するハブに連結の円盤状キャリアと、この円盤状キャリアと一体に回転するドライブシャフトと、このドライブシャフトをカバーする車軸ハウジングと枠体で構成してある。
そのため、ホイール(タイヤ)が回転すると、ハブと円盤状キャリア及びドライブシャフトが回転し、このドライブシャフトを介して枠体に取り付けられたリターダのロータを回転して制動作用を起こす。
また、この枠体は一対のフランジの間に、2等辺三角形の位置に3本の支持体が横架されていると共に、前記フランジにリターダのドライブシャフトを相通可能な貫通孔が形成してあり、前記枠体にリターダを取り付けたとき、前記支持体の間には隙間が形成されるため、枠体はリターダから発する熱を除去可能であると共に、構造力学的に合理的な構造である。
【0006】
また、請求項2のアクスルシャフトは、前記3本の支持体のうち2本の支持体の口径と残りの支持体の口径を7:8にすることによって、応力に対する材料の重量比が構造力学的に合理的な構造である。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施の形態に係る制動装置を備えたトラクタ10とトレーラ11とからなるトレーラ車である。トラクタ10は前輪12と後輪13を備え、前輪12が操舵輪であって、後輪13が駆動輪である。これに対して、トレーラ11は、前輪を備えず、その後部を後輪14で支持され、カプラ15を介して支持された状態で牽引される。
【0008】
図2は、後輪14、14の間に取付けのアクスルシャフト20の片側だけの断面図である。又、図3は図2のA〜A矢視図、図4はアクスルシャフト20の全体図である。
ホイール31には、左右方向に、2個のタイヤ30がリムを介して装着してあり、ホイールディスク32は周方向へ等間隔の複数個のボルト、ナット33によって、ハブ35に着脱自在に固定してある。
このハブ35は、後述の車軸ハウジング(アクスルシャフトの一部)23の外周にベアリング36を介して取り付けてあると共に、その端部には円盤状キャリア37がボルト38で固定してある。
【0009】
尚、この円盤状キャリア37は後述のドライブシャフト28に連結してあり、一体で回転する。
又、前記ハブ35の他端部には、固定フランジ41によってブレーキディスク40が取り付けてあり、このブレーキディスク40に摺動可能なパッド43を介してキャリパー42が取り付けてあり、ディスクブレーキを構成する。
【0010】
アクスルシャフト20は、枠体21と、板バネ44を介して垂架されている車軸ハウジング23で構成してある。
この枠体21は、リターダ50を内挿固定可能に、一対のフランジ24の間に、2等辺三角形の位置(センター間の距離Lと高さHの比は40:60)で、3本の支持体25(25a、25b、25c)を横架すると共に、それらの支持体25(25a、25b、25c)の間には隙間26を形成し、リターダ50の放熱を可能にしてある。
又、前記フランジ24にはドライブシャフト28を貫通可能な貫通孔24aが形成してあると共に、ドライブシャフト28のカバーとして、車軸ハウジング23が延設してある。
【0011】
尚、前記3本の支持体(25a、25b、25c)は、同じ材質であるが、支持体25a、25bの口径(d1)と支持体25cの口径(d2)の比は、7:8のように僅かに異にして、応力に対する材料の重量比が構造力学的に合理的な構造であるが、同じ口径を採用してもよい。
また、この枠体21の高さが、好ましくない場合には、リターダ50を囲む位置で、図5に示すように4本の支持体25(25a〜25d)で構成することによって、高さを低く構成できる。
この様に、両端にフランジ24を設け、そのフランジ24の間に複数の支持体25で枠体21を構成することは、簡便に製作できると共に、材料の重量比と強度において優れている。
【0012】
尚、リターダ50は、よく知られているように、左右のタイヤの制動用に、両タイヤ30の中心で、前記アクセルシャフトの枠体21内に固定され、前記車軸ハウジング23に嵌挿のドライブシャフト28に連結されている導電性材料からなるロータを回転する。
このロータは、ドライブシャフト28と同心円状に配置してあると共に、僅かの隙間を形成して円弧状にコイルが捲かれたステータが配置してある。
そして、このコイルに通電することによって、リターダに制動能力が作用して後輪14を制動し、補助ブレーキとして機能する。
【0013】
尚、このリターダ50とディスクブレーキ(ブレーキディスク40、パッド43、キャリパー42)の制動能力は、図6に示すように、トレーラの速度に関係する。
即ち、ディスクブレーキは、速度が増すと、摩擦抵抗の低下により制動力が減少し、耐フェード性が低下する。一方のリターダは、反対に、速度が減少すると、制動力が減少する。
そこで、トレーラのブレーキ装置の基準として、ディスクブレーキの性能を(a0)、リターダの性能を(b0)を選定したとき、
(イ)ディスクブレーキの性能を速度が増大しても制動能力が低下しない(a1)を選定するときには、リターダの性能を(b1)のように速度が増大すると制動能力が低下する方を採用し、
(ロ)ディスクブレーキの性能を速度が増大すると制動能力が低下する(a2)を選定するときには、リターダの性能を(b2)のように速度が増大すると制動能力が増大する方を採用することによって、
双方の制動力を考慮しての最適なブレーキ装置を構成することができる。
【0014】
ディスクブレーキは、エアー圧力、パッドとディスクの材質及び形状等によって制動能力を変化させることができるし、リターダはコイル巻き数等の電気特性によって変化させることができる。
このように、走行するトレーラの速度に対して、最も合理的な制動力を得るためのディスクブレーキとリターダを選定することができる。
以上のように、ブレーキ装置として、ディスクブレーキとその補助ブレーキとしてリターダを採用することによって、効率のよい、ブレーキ装置を構成することができる。
【0015】
【発明の効果】
アクスルシャフトを構成する枠体は、一対のフランジの間に、2等辺三角形の位置に3本の支持体を横架して形成してあると共に、それらの支持体の間には隙間が形成してあるので、リターダから発する熱を除去可能であると共に、構造力学的に合理的な構造である。又、請求項2のアクスルシャフトを構成する支持体の口径を7:8にすることによって、応力に対する材料の重量比が構造力学的に合理的な構造である。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタとトレーラからなるトレーラ車である。
【図2】後輪の間に取付けのアクスルシャフトの片側だけの断面図である。
【図3】図2のA〜A矢視図である。
【図4】アクスルシャフトの全体図である。
【図5】他の構造のアクスルシャフトを取り付けた図2のA〜A矢視図である。
【図6】トレーラの速度に対するリターダとディスクブレーキの制動力の関係を示す図である。
【符号の説明】
20 アクスルシャフト
21 枠体
23 車軸ハウジング
24 フランジ
25(25a、25b、25c、25d) 支持体
26 隙間
28 ドライブシャフト
31 ホイール
32 ホイールディスク
35 ハブ
37 円盤状キャリア
50 リターダ

Claims (2)

  1. ホイールと一体に回転するハブに連結の円盤状キャリアと、この円盤状キャリアと一体に回転するドライブシャフトと、このドライブシャフトをカバーする車軸ハウジングと枠体で構成のアクスルシャフトであって、
    この枠体は一対のフランジの間に、2等辺三角形の位置に3本の支持体を横架すると共に、前記フランジにリターダのドライブシャフトを相通可能な貫通孔を形成し、
    前記枠体にリターダを取り付けたとき、前記支持体の間には隙間を形成してなることを特徴とするアクスルシャフト。
  2. 請求項1のアクスルシャフトであって、前記3本の支持体のうち2本の支持体の口径と残りの支持体の口径を7:8にすることを特徴とするアクスルシャフト。
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