JP2787016B2 - スクータ型車両のディスクブレーキ取付け構造 - Google Patents

スクータ型車両のディスクブレーキ取付け構造

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JP2787016B2
JP2787016B2 JP7306102A JP30610295A JP2787016B2 JP 2787016 B2 JP2787016 B2 JP 2787016B2 JP 7306102 A JP7306102 A JP 7306102A JP 30610295 A JP30610295 A JP 30610295A JP 2787016 B2 JP2787016 B2 JP 2787016B2
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Japan
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disc
rear wheel
disc brake
crankcase
type vehicle
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孝 中山
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はスクータ型車両に関
し、特に後輪制動用ディスクブレーキを備えたスクータ
型車両に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より自動車(二輪及び四輪を含む)
等の制動装置として、いわゆるドラムブレーキとディス
クブレーキとが知られている。該ディスクブレーキは該
ドラムブレーキに比べ放熱性に優れている故、いわゆる
フェード現象が生じ難く安定した制動力が得られる。そ
こで、該ディスクブレーキをスクータ型車両の後輪の制
動装置として用いることが望まれる。しかし乍ら、スク
ータ型車両の後輪近傍は該後輪を車体に懸架する懸架装
置や変速機を含む動力伝達手段などが密集して配置され
ている故、該後輪近傍に該ディスクブレーキを配置する
場合には特に該ディスクブレーキがよりコンパクトに配
置されることが望まれる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】以上の点に鑑み、本願
発明の目的とするところは、後輪用ディスクブレーキを
コンパクトに配置すると共に後輪の脱着作業が容易に行
えるスクータ型車両のディスクブレーキ取付け構造を提
供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明のスクータ型車輌
のディスクブレーキ取付け構造は、ハブを有する後輪に
エンジンの回転を伝達する動力伝達手段を囲繞すると共
に後端部にて前記後輪を回転自在に担持するクランクケ
ースを備えスクータ型車両であって、ディスクブレー
キ用円板を前記ハブの前記クランクケース側端面に固
し、前記ディスクブレーキ用円板を制動するブレーキ
キャリパを前記クランクケースの後端部に設前記ク
ランクケースは前記後輪の後車軸を担持する内側ケース
部材と前記内側ケース部材の外側に設けられた外側ケー
ス部材からなり、前記ブレーキキャリパは前記内側ケー
ス部材に固定されている、ことを特徴としている。 【0005】かかる構成においては、クランクケース側
にブレーキキャリパを配置しているので、クランクケー
スから離れる方向において後輪の取り外しあるいは取り
付けが行える。 【0006】 【実施例】 以下、本発明の実施例について添付図面を
参照しつつ説明する。図1は本発明によるスクータ型車
両を示している。図1に示された本発明に係るスクータ
型車両の後輪1は車体後方に伸張したクランクケース2
の後端部に回転自在に担持されている。クランクケース
2はエンジン回転を後輪1に伝達する動力伝達手段(図
示せず)を囲繞しつつ伸張している。該動力伝達手段は
プーリやVベルト並びに変速機を含むものである。クラ
ンクケース2の後端部にはディスクブレーキ用円板3の
回転を制動する制動手段4が担持されている。このクラ
ンクケース2は、図2に示す如く、後輪1の後車軸7を
担持する内側ケース部材2Aと内側ケース部材2Aの外
側に設けられた外側ケース部材2Bとからなるものであ
る。 【0007】図2は図1のA−A断面を示している。図
2から明らかな如く、後輪1のハブ部5はクランクケー
ス2にベアリング6を介して回転自在に支持された後車
軸7にスプライン結合しており、ハブ部5の外周部は後
輪回転軸方向において幅を有している。該外周部のクラ
ンクケース側端面に対してはディスクブレーキ用円板3
が固着されており、その反対側端面に対しては後輪1の
スポーク部8が固着されている。スポーク部8は例えば
プレス成型された鋼板からなる板状のスポーク部として
形成されている。この様にスポーク部8が板状に形成さ
れておれば、スポーク部8とハブ部5とをボルトやナッ
ト等で容易に結合できて好ましい。 【0008】また、図2に示される如く、スポーク部8
は後輪回転軸方向において後輪1のリム部10の幅の中
心からクランクケース2とは反対側へ弯出しており、ハ
ブ部5,スポーク部8及びリム部10により画成された
クランクケース2側の空間内には制動手段4のキャリパ
部11がディスクブレーキ用円板3を跨いで配置されて
いる。このように該空間内にキャリパ部11を配置して
後輪1のハブ部5とリム部10との間の空間を最大限に
活用することにより、制動手段4を後輪1近傍にコンパ
クトに配置できて好ましいのである。 【0009】なお、制動手段4の脱着作業や調整作業は
後輪1をハブ部5から分割してクランクケース2とは反
対側へずらすか取り外すかすることにより容易に行い得
るのである。これらの作業の作業性を重視するならば後
車軸7はクランクケース2に片持梁状に支持されている
ことが望ましい。ディスクブレーキ用円板3の回転を制
動する制動手段4は例えば油圧の作用によりディスクブ
レーキ用円板3をその厚み方向から狭圧して制動する方
式の制動手段であり、その構成については周知である
故、省略する。 【0010】ところで、上述の実施例においては、クラ
ンクケース2の後端部はその上面にてサスペンションS
により車体Fに懸架されており、制動手段4はサスペン
ションSの後方にてクランクケース2の後端部に担持さ
れている。この様にサスペンションSの後方に制動手段
4が設けられることは、サスペンションSの作動時、特
にサスペンションSが縮んだ時にも、制動手段4及びサ
スペンションSが互いに干渉し合うことがなく好ましい
のである。なお、図2及び図3はブラケット9を介して
制動手段4が該後端部に担持される様子を示している
が、ブラケット9を介することなく、制動手段4が該後
端部に直接担持されていても良い。 【0011】 【発明の効果】以上説明したように、本願請求項1の
明のスクータ型車輌のディスクブレーキ取付け構造にお
いては、後車軸を支持すべく剛性を高めたクランクケー
スの内側ケース部材側に、ブレーキキャリパを設けてい
るので、ブレーキキャリパの取付け剛性を十分高くする
ことができる。また、本願請求項2の発明のスクータ型
車輌のディスクブレーキ取付け構造においては、クラン
クケースの反対側から後輪のスポーク部をハブに取り付
けているので、クランクケースに邪魔されることなく後
輪の脱着作業を容易に行え、ブレーキキャリパのメンテ
ナンス等が容易に行うことができる。更に、本願請求項
3の発明のスクータ型車輌のディスクブレーキ取付け構
造においては、ブラケットを介してブレーキキャリパを
クランクケースの内側ケース部材に取り付けているの
で、ブレーキキャリパに加わる外力を直接内側ケース部
材で受けることがないので、クランクケースの耐久性を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に係るスクータ型車輌の側面図であ
る。 【図2】 図1中のA−A断面を示す後輪部分の断面図
である。 【図3】 本発明に係るブレーキキャリパの取付け状態
を示す側面図である。 【符号の説明】 1 後輪 2 クランクケース 2A 内側ケース部材 2B 外側ケース部材 3 ディスクブレーキ用円板 4 制動手段 5 ハブ部 9 ブラケット 11 キャリパ部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.ハブを有する後輪にエンジンの回転を伝達する動力
    伝達手段を囲繞すると共に後端部にて前記後輪を回転自
    在に担持するクランクケースを備えスクータ型車両で
    あって、 ディスクブレーキ用円板を前記ハブの前記クランクケー
    ス側端面に固し、 前記ディスクブレーキ用円板を制動するブレーキキャリ
    パを前記クランクケースの後端部に設前記クランクケースは前記後輪の後車軸を担持する内側
    ケース部材と前記内側ケース部材の外側に設けられた外
    側ケース部材からなり、 前記ブレーキキャリパは前記内側ケース部材に固定され
    ている、 ことを特徴とするスクータ型車両のディスクブ
    レーキ取付け構造。2.前記後輪のスポーク部は、前記ディスクブレーキ用
    円板と固定されている側とは反対側の前記ハブの端面に
    おいて、着脱可能に前記ハブに固定されている、ことを
    特徴とする請求項1記載のディスクブレーキ取り付け構
    造。 3.前記ブレーキキャリパはブラケットを介して前記内
    側ケース部材に固定されている、ことを特徴とする請求
    項1記載のディスクブレーキ取り付け構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2123770B (en) * 1982-07-24 1985-11-06 Automotive Products Plc Handlebar mounted master cylinder
JPS6028588U (ja) * 1983-08-03 1985-02-26 本田技研工業株式会社 車両におけるデイスクブレ−キ装置
JPS60154972A (ja) * 1984-01-26 1985-08-14 ヤマハ発動機株式会社 鞍乗型車両の後輪制動装置

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