JP4890681B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置に関し、特にホストコンピュータ等の外部装置から受信した画像データに対して施す画像処理に関して画像データの解像度変換や、圧縮伸張、一時記憶などのスプール機能ブロックを、画像処理装置がもつ内部のバスへと接続することで、容易に拡張できる画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ネットワーク上に接続されており、各種のデータを保持するホストコンピュータなどから、ビットマップやページ記述言語で記述された画像データを受信し、紙などの記録媒体上に画像として記録する画像処理装置がある。
【0003】
近年では、複写機もデジタル化されて、デジタル信号の画像データに対して、解像度変換や圧縮伸張を行い、またHDD(ハードディスクドライブ:固定ディスク駆動装置)などの不揮発性記録媒体に対して画像データを記録することなどの処理を行っている。また、その解像度変換や圧縮伸張、またHDDなどを接続するためのインターフェース部分は、他の画像処理装置の機種でも使用可能なように、その回路ブロックを接続するための入出力を予め決めておき、これに準ずるものは他の機種でも流用可能なように設計されている。これにより、同様な機能ブロックを機種ごとに設定することによる開発費の増加を防ぎ、開発日程を短縮することが行われつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来技術においては、次のような解決すべき課題がある。
【0005】
(1)画像処理装置の制御などを行うCPUには、ビッグエンディアン(Big Endian)とリトルエンディアン(Little Endian)の2種類があり、両者の間ではデータバス上のアドレスの割り振りが異なっている。例えば、ABCD(Aが最上位バイト(MSB))を格納する場合、ビックエンディアンではABCDの順に格納するが、リトルエンディアンの場合はDCBAのようになる。よって、リトルエンディアンのCPU(中央演算処理ユニット)用に設計された画像処理などを行う回路と、ビッグエンディアンのCPU用に設計された画像処理などを行う回路とが混在して使用された場合、ソフトウェアでCPUを介してアクセスしようとしたアドレスと、画像処理などを行う回路が割り当てられたアドレスとに不一致が発生し、結果的に、誤ったアドレスにデータが書き込まれたり、また誤ったアドレスのデータが読まれることになる。
【0006】
また、ビッグエンディアンのCPUと、リトルエンディアンのCPU用に設計された画像処理の回路を接続した場合も、上記と同様なことが発生する。
【0007】
(2)画像処理などを行う回路それぞれで、1番目の画素を示すデータがデータバス上のMSB(最上位バイト)であるか、LSB(最下位バイト)であるかが異なっている場合がある。これにより、画素を読み出す順序がいれかわり、結果的に誤ったデータを処理してしまう場合がある。
【0008】
(3)上記した(1)または(2)のように、データバス上で画像データの整合をそれぞれの画像処理の回路ごとに行うために、ソフトウェアによってデータの並びを変更することが行われることがあるが、データ処理の時間が膨大になっている。
【0009】
本発明の目的は、以上のような課題を解決し、ビッグエンディアンのCPU用に作成された画像処理などの回路と、リトルエンディアン用に作成された画像処理回路とが混在した場合、または先頭画素の位置がデータバス上で異なっている回路同士が同一システムで使用された場合であっても、ハードウェアで整合をとることで画像処理などの機能を拡張し易い画像処理装置を提供することにある。
【0010】
上記目的を達成するために、請求項1のデータの処理装置の発明は、制御手段と、記憶手段と、前記制御手段とはエンディアンが異なり前記記憶手段にアクセスする際にエンディアン変換を必要とする第1のアクセス手段及び前記制御手段とはエンディアンが異なるが前記記憶手段にアクセスする際にエンディアン変換を必要としない第2のアクセス手段を含む複数のアクセス手段と、前記制御手段及び前記記憶手段が接続される第1のバスと、前記複数のアクセス手段が接続される第2のバスと、前記第1のバスと前記第2のバスとを接続する接続手段とを有し、前記接続手段からアクセス可能な前記記憶手段の領域には、エンディアン変換領域とエンディアン非変換領域が含まれ、前記第1のアクセス手段は、前記記憶手段にアクセスする際に前記エンディアン変換領域を選択し、前記第2のアクセス手段は、前記記憶手段にアクセスする際に前記エンディアン非変換領域を選択し、前記接続手段は、前記第1のアクセス手段が前記エンディアン変換領域を選択した場合には、エンディアン変換を実行し、前記第2のアクセス手段が前記エンディアン変換領域を選択した場合には、前記エンディアン変換を実行しないことを特徴とする。
【0023】
(作用)
上記構成により、本発明では、画像処理回路を拡張して、それら拡張した画像処理回路が、ビッグエンディアンのCPU用に設計されたものと、リトルエンディアンのCPU用に設計されたものとが混在して、画像処理装置のバスにそれぞれ接続されたとしても、ソフトウェアでデータの並びを変更しなくとも、誤ったアドレスに画像データがリード/ライトされることを防ぐことが可能となる。
【0024】
また同様に、本発明では、ビッグエンディアンのCPUと、リトルエンディアンのCPU用に設計された画像処理の回路とが接続された場合などのように、CPUと画像処理回路との間でエンディアンが不整合であったとしても、ソフトウェアでデータの並びを変更しなくとも、誤ったアドレスに画像データがリード/ライトされることを防ぐことが可能となる。
【0025】
また同様に、本発明では、画素の先頭がLSBである画像処理回路と、画素の先頭がMSBである圧縮伸張回路との間で、メインメモリに格納されている画像データを共有して使用する場合であっても、ソフトウェアでデータの並びを変更しなくとも、誤った画素データをリード/ライトすることを防ぐことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0027】
(第1実施形態)
[画像転送系の構成]
図1は本発明の一実施形態の画像処理装置における画像転送系の全体の構成を示す。同図において、101は画像処理装置全体の制御を行うCPUであり、ROM(リードオンリメモリ)103に格納されたプログラムに従って起動され、またHDD110の内部に格納されているプログラムを順次読み込むことで、画像処理装置内部の制御を行っている。102はワークRAM(ランダムアクセスメモリ)であり、CPU101は必要なデータをここに一時記憶し、演算処理を行い、画像データもここに一時記憶される。ROM103は不揮発性のメモリであり、CPU101が起動するために必要なプログラムが予め格納されている。
【0028】
104はバスブリッジであり、CPU101のCPUバス119とI/O(入出力)ブロックが接続された内部バス120とを切り離すために用いられ、例えばI/Oブロック間で画像データを転送している間に、CPU101がCPUバス119上でワークRAM102へ演算処理のためにリード/ライト動作を行えることを可能にするためのものである。また後述のように、バスブリッジ104は、CPU101とI/Oブロックとの間でエンディアンが異なった場合に、あらかじめ内部のレジスタに設定された情報をもとに、データバスのバイトレイン(Byte Lane)をスワップし、エンディアンの変換を行うものでもある。また後述のように、バスブリッジ104は、ビットのMSBとLSBを入れ替える機能も同様に持っている。
【0029】
105はRAM102の内部に格納されている画像データを取り出し、プリンタ106へ転送するためのDMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)機能を含むI/F(インターフェース)回路である。プリンタ106は現在バブルジェットや電子写真方式などいろいろな種類のものが製造されているが、105のプリンタI/Fを改良することにより、他のCPU101やRAM102などのほかの部分はそのまま使用できる。107はスキャナ108から受け取った画像データをRAM102の内部へ転送するDMAC機能を含むI/F回路である。仮にスキャナの動作周波数が異なるものが接続された場合であっても、スキャナI/F107内部に同期用のFIFOを搭載することにより、他のCPU101やRAM102などのほかの部分はそのまま使用できるものである。
【0030】
109はIDE(Integrated Drive Electronics)のHDD110を接続するためのIDE I/F回路である。IDE I/F回路109に対してCPU101がリード/ライト要求を行った場合は、IDE I/F回路109は、HDD110からデータを読み込む、もしくはHDD110にデータを書きこみ、CPU101へ応答する。また、CPU101を介さずに、IDE I/F回路109により、直接HDD110とRAM102の間でデータを送受信することも可能である。HDD110には、CPU101が制御動作をする上で必要なプログラムが格納させており、また画像データなどの情報を記憶するためにも用いられる。
【0031】
111は画像データの圧縮、伸張を行う機能ブロックである。この圧縮伸張ブロック111は、112で示す第1DMAC(DMAC1)により、RAM102の内部に格納されている画像データを取り出し、この取り出したデータを実際に圧縮伸張を行う回路113へ転送し、この圧縮伸張回路113で圧縮または伸張し終わった画像データを再びRAM102へ格納するものである。
【0032】
114は画像データの解像度を変換する機能ブロックである。この解像度変換ブロック114は、115で示す第2DMAC(DMAC2)により、RAMの102内部に格納されている画像データを取り出し、実際に解像度変換を行う回路116へ転送し、この解像度変換回路116で解像度を変換し終わった画像データを、再びRAM102へ格納するものである。
【0033】
ネットワークI/F117は、例えばイーサーネットのプロトコルに対応し、ネットワーク121上に接続されているホストコンピュータ118からのパケットデータを受信し、ホストコンピュータ118が送信してきたデータを取り出して、やはり内蔵されているDMACを使用して、貯えたデータをRAM102へ転送するためのものである。ネットワークI/F117に一時貯えられたデータは、CPU201から直接読みだすことも、他のI/Oブロックから読み出すことも可能である。また、ネットワークI/F117は、CPU101からの書き込み動作に応答して、ネットワーク121上の任意のホストコンピュータ118にパケットデータを送信することも可能である。
【0034】
[画像データ転送時の動作]
次に、CPU101と、圧縮伸張ブロック111や解像度変換ブロック114などの間でバスブリッジ104を介してデータを転送したときの動作例を詳細に述べる。
【0035】
まず、第一にCPU101がリトルエンディアンであり、内部バス120上の圧縮伸張回路ブロック111もリトルエンディアンのCPU用に設計されたものであると仮定する。この場合、CPUバス119、内部バス120共にリトルエンディアンであり、バスブリッジ104はエンディアンの変換を行う必要がないので、エンディアン変換機能をOFFにし、図2の矢印で示すように、データバス上に同じデータの並びでデータを転送する。
【0036】
バスブリッジ104のエンディアン変換機能のON/OFFは、電源立ち上げ後、ソフトウェアによって固定されるものであり、動作中はエンディアン変換機能のON/OFFは行わない。
【0037】
次に、第2の例として、CPU101がビッグエンディアンであり、内部バス120上の圧縮伸張回路ブロック111がリトルエンディアンのCPU用に設計されてあるものと仮定する。この場合、電源立ち上げ後、ソフトウェアによってバスブリッジ104のエンディアン変換機能がONされている。
【0038】
同様に、CPUバス119、内部バス120共にビックエンディアンの場合も、バスブリッジ104はエンディアンの変換を行う必要がないので、電源立ち上げ後、バスブリッジ104のエンディアン変換機能がOFFされている。また、同様に、CPU101がリトルエンディアンであり、内部バス120上の圧縮伸張回路ブロック111がビックエンディアンのCPU用に設計されてある場合は、電源立ち上げ後、ソフトウェアによってバスブリッジ104のエンディアン変換機能がONされている。
【0039】
バスブリッジ104で実行されるエンディアン変換は、設計者により数種類のものが考えられるが、本実施形態では一例として以下に詳細に述べるように、アクセスの種類によってエンディアンの変換方法を変化させるものとする。
【0040】
まず、バスブリッジ104のエンディアン変換機能がONされているものと仮定して、図3の上方に示すようなデータの並びで、CPUバス119上にバイトアクセスが発生した場合には、バスブリッジ104は、CPUバス119と内部バス120の間でバイトレインをひっくり返し、図3の下方に示すような内部バス120上のデータの並びに変換する。これにより、例えばビッグエンディアンのCPUバス119から0番地にAAhを書き込んだ場合、リトルエンディアンの内部バス120上でやはり0番地にAAhが書き込まれることになる。
【0041】
次に、図4の上方に示すようなデータの並びで、CPUバス119上にハーフ・ワード(Half-word)アクセス(16ビットアクセス)が発生した場合には、バスブリッジ104は、CPUバス119と内部バス120の間で16ビット単位でデータバス上の値をひっくり返し、図4の下方に示すような内部バス120上のデータの並びに変換する。これにより、例えばビッグエンディアンのCPUバス119から0番地にAABBhを書き込んだ場合、リトルエンディアンの内部バス120上でやはり0番地にAABBhが書き込まれ、ソフトウェアからみて整合がとれていることになる。
【0042】
最後に、図5の上方に示すようなデータの並びで、CPUバス119上にワード(Word)アクセス(32ビットアクセス)が発生した場合は、図5の下方に示すように、バスブリッジ104はデータバス上でのスワップ動作は行わず、そのままデータを内部バス120上に出力する。これは、例えば、ビッグエンディアンのCPUバス119から0番地にAABBCCDDhを書き込んだ場合、リトルエンディアンの内部バス120上でやはり0番地にAABBCCDDhが書き込まれることになり、やはりソフトウェアからみて整合がとれていることになる。
【0043】
しかし、上記のようなエンディアン変換だけを行ったときには、下記に記述するような場合にソフトウェアからみて誤ったアドレスにデータを書き込む、または誤ったアドレスからデータを読み込むことがある。つまり、仮にビッグエンディアンのCPU101からIDE I/F109に対して32ビット単位でデータを書き込んだとする。このとき、図6に示すように、32ビットアクセスであるので、バスブリッジ104はCPUバス119と内部バス120の間でデータのスワップは行わず、そのままデータを転送する。このとき、IDE I/F109は、リトルエンディアンのCPU用に設計されたものとすると、リトルエンディアンでの0番地すなわち図6では2233h,0011h,6677h,4455h...の順序でHDD110側へデータを記憶していく。その後、HDD110からデータをRAM102上に転送するために、IDE I/F109内部のDMACを使用して、転送を開始したとする。このとき、HDD110の状態とIDE I/F109とのデータ転送が何らかの都合で中断した場合に、またはIDE I/F109の設計によっては、図7に示すように、32ビット転送と16ビット転送が混在する可能性がある。
【0044】
その結果、図7の2ワード目および4ワード目の転送に着目すると、図6で32ビット転送で書き込んだものを16ビット転送した場合、上述のエンディアン変換の機能が動作し、本来、ビット0から15に6677hが転送されるはずのものが、ビット16から31へスワップされ、転送されることにより、誤ったアドレスにデータが転送されてしまう。
【0045】
このような場合、本実施形態の画像処理装置においては、以下に述べるような手法で、上記のような誤ったアドレスへのアクセスが発生しないようにしている。つまり、例えばIDE I/F109からRAM102の空間をバスブリッジ104を介してアクセスする際に、RAM102のアクセス可能な領域が、801に示すように、エンディアン変換を行う領域(エンディアン変換領域)と、エンディアン変換を行わない領域(エンディアン非変換領域)802とに分かれており、それら領域801.802を選択することで、エンディアン変換のON/OFFを制御可能になっている。
【0046】
仮に、図8に示すように、アドレス0000_0000hから000_FFFFhまでの領域801が内部バス120からみてRAM102の領域に割り当てられていたとき、IDE I/F109が0001_0000hから0001_FFFFhまでのエンディアン非変換領域802を介してRAM102へアクセスを行えば、図9に示すように、リトルエンディアンである内部バス120上で、ビット0から15に現れる6677hというデータを、ビッグエンディアンであるCPUバス119上でもビット0から15で受け取ることができ、図6に示した書き込み時のデータの並びと一致するために、ソフトウェアからみて、誤ったアドレスにデータが書き込まれることがなくなる。
【0047】
以上述べたように、バスブリッジ104を介してRAM102のアクセスする領域を、エンディアン変換を行う領域801と、エンディアン変換を行わない領域802とに分割し、バス120または119上でリードまたはライトの転送を開始するマスタのデバイス(例えば、IDF I/F 109またはCPU101)がそれら領域を選択してアクセスすることにより、ソフトウェアからみて誤ったアドレスにデータが書き込まれ、また誤ったアドレスからデータが読み込まれることを防ぐことが可能となる。
【0048】
上記の事例では、内部バス120からバスブリッジ104を介して、CPUバス109へアクセスすることについて述べたが、CPUバス109から内部バス120へアクセスする場合も、同様なことが可能である。
【0049】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態の画像処理装置の画像転送方法について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0050】
本実施形態が第1の実施例と異なる点は、図10に示すように、バスブリッジ104を介して、相手側のバスの空間をみたとき、エンディアン交換を行う領域1001、1003と、エンディアン変換を行わない領域1002を動的にマップすることが可能なようにした点である。
【0051】
例えば、内部バス120上に接続される機能ブロックは画像処理装置のシステム構成によって異なり、内部バス120上に接続される機能ブロックが不明のまま、図8に示すようにエンディアン変換を行う領域と、エンディアン変換を行わない領域を固定してしまうと、後にエンディアン変換を行う領域がほとんどであった場合に、エンディアンを行わない領域は未使用領域となり、結果的にメモリ空間のリソースを無駄にしてしまう。
【0052】
そこで、本実施形態では、エンディアン変換を行う領域1001、1003とエンディアン変換を行わない領域1002の割り当てを、システムが立ち上がったあとでも、バスブリッジ104の内部のレジスタ(図示しない)による設定を変更するだけで、変更可能とすることにより、有効にシステムのメモリ空間を利用することができるようにしている。
【0053】
さらに、本実施形態では、図10に示すように、解像度変換を行う領域1003と解像度変換を行わない領域1001、1002とのそれぞれにおいて、アクセスする相手側のバスの先頭アドレスを、バスブリッジ104のレジスタの設定によって変更可能としている。これにより、エンディアン変換を行った場合でも、またエンディアン変換を行わない場合であっても、RAM102の同一のメモリ空間をアクセスすることが可能となり、特にメモリを多く実装していないようなシステムではメモリリソースを有効に活用することができるようになる。
【0054】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態の画像処理装置の画像転送方式について説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、バスブリッジ104においてエンディアン変換ではなく、ビットのMSBとLSBをスワップ(交換)することにより、画像データなどの先頭画素のビットアサインが異なるデバイスが同一のバスに接続されても、整合がとれるようにしたものである。
【0055】
つまり、仮に図1の圧縮伸張回路ブロック111では、先頭画素がビット0に割り当てられ、解像度変換回路ブロック114ではビット31が先頭画素として取り扱われているものとして以下説明を行う。
【0056】
まず、解像度変換回路ブロック114に内蔵されている第2DMAC115を使用して、RAM102に格納されている画像データを読み出し、解像度変換回路116で解像度変換を行った後、再び第2DMAC115を使用してRAM102上にデータを書き戻す。このとき、RAM102上に画像データのビット31のMSB側が先頭画素として記憶されている場合、第2DMAC115は図11に示すビット変換領域1101を介してRAM102へアクセスを行う。こうすることにより、図12に示すようにビットのMSBとLSBがスワップされ、LSBのビット0に先頭画素のデータが転送される。
【0057】
一方、圧縮伸張回路ブロック111の場合は、内蔵されている第1DMAC112が図11のビット非変換領域1102を介してRAM102にアクセスすることにより、ビット31のMSBが先頭画素のままデータ転送を行うことが可能となる。
【0058】
以上説明したように、本実施形態では、ビットのスワップを行う領域1101と、ビットのスワップを行わない領域1102とに分けて転送を行うことにより、画像データの先頭画素のデータの位置が異なるデバイスが混在した場合であっても、同一のシステム上で動作することが可能となる。
【0059】
(他の実施形態)
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0060】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0061】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0062】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードは指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像処理装置の内部でバスブリッジ内部のエンディアン変換機能を、アクセスされる領域ごとにON/OFFさせることを可能にすることで、ビッグエンディアンやリトルエンディアンといった、アクセスの割り振りが異なるそれぞれのCPU用に設計されたデバイスを混在させた場合であっても、ソフトウェアからみて整合をとりつつ、データ転送を行うことができる。
【0064】
また、本発明によれば、エンディアン変換を行う領域とエンディアン変換を行わない領域とを動的に切り替えられるようにし、かつ相手のアクセスするアドレスの位置を変更可能とすることで、メモリリソースを有効に活用することが可能となる。
【0065】
また、本発明によれば、エンディアンではなく画像データの先頭画素の位置がLSBとMSBで反対になっているデバイスが混在した場合であっても、同一システム上で動作させることが可能となる。
【0066】
さらに、本発明によれば、上記のようなデータのスワップ動作をハードウェアで実現することにより、ソフトウェアで行ったときよりも、高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像処理装置における画像転送系の全体の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるエンディアン変換機能OFF時の動作を示す概略概念図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における8ビットアクセス時のエンディアン変換動作を示す概略概念図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における16ビットアクセス時のエンディアン変換動作を示す概略概念図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における32ビットアクセス時のエンディアン変換動作を示す概略概念図である。
【図6】本発明の第1の実施形態における32ビットライト動作時のエンディアン変換動作を示す概略概念図である。
【図7】本発明の第1の実施形態における32ビット、16ビット混在時のエンディアン変換動作を示す概略概念図である。
【図8】本発明の第1の実施形態におけるエンディアン変換領域とエンディアン非変換領域を示す概略アドレスマップ図である。
【図9】本発明の第1の実施形態における32ビット、16ビット混在時で、エンディアン変換機能OFF時の動作を示す概略概念図である。
【図10】本発明の第2の実施形態におけるエンディアン変換領域とエンディアン非変換領域を示す概略アドレスマップ図である。
【図11】本発明の第3の実施形態におけるビット変換領域とビット非変換領域を示す概略アドレスマップ図である。
【図12】本発明の第3の実施形態におけるビット変換動作を示す概略模式図である。
【符号の説明】
101 CPU
102 RAM
103 ROM
104 バスブリッジ
105 プリンターインターフェース
106 プリンタ
107 スキャナインターフェース
108 スキャナ
109 IDEインターフェース
110 HDD
111 圧縮伸張ブロック
112 DMAC1
113 圧縮伸張回路
114 解像度変換ブロック
115 DMAC2
116 解像度変換回路
117 ネットワークインターフェース
118 ホストコンピュータ
119 CPUバス
120 内部バス
121 ネットワーク
801 エンディアン変換領域
802 エンディアン非変換領域
1001 圧縮伸張用・エンディアン変換領域
1002 IDE用・エンディアン非変換領域
1003 解像度変換用・エンディアン変換領域
1101 ビット変換領域
1102 ビット非変換領域

Claims (5)

  1. 制御手段と、
    記憶手段と、
    前記制御手段とはエンディアンが異なり前記記憶手段にアクセスする際にエンディアン変換を必要とする第1のアクセス手段及び前記制御手段とはエンディアンが異なるが前記記憶手段にアクセスする際にエンディアン変換を必要としない第2のアクセス手段を含む複数のアクセス手段と、
    前記制御手段及び前記記憶手段が接続される第1のバスと、
    前記複数のアクセス手段が接続される第2のバスと、
    前記第1のバスと前記第2のバスとを接続する接続手段と
    を有し、
    前記接続手段からアクセス可能な前記記憶手段の領域には、エンディアン変換領域とエンディアン非変換領域が含まれ、
    前記第1のアクセス手段は、前記記憶手段にアクセスする際に前記エンディアン変換領域を選択し、前記第2のアクセス手段は、前記記憶手段にアクセスする際に前記エンディアン非変換領域を選択し、
    前記接続手段は、前記第1のアクセス手段が前記エンディアン変換領域を選択した場合には、エンディアン変換を実行し、前記第2のアクセス手段が前記エンディアン変換領域を選択した場合には、前記エンディアン変換を実行しないことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記エンディアン変換領域と前記エンディアン非変換領域の割り当ては、前記データ処理装置の構成に応じて変更可能であることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記エンディアン変換領域と前記エンディアン非変換領域の割り当ては、前記接続手段のレジスタの設定を変更することにより変更可能であることを特徴とする請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 制御手段と、
    記憶手段と、
    前記制御手段とはエンディアンが異なり前記記憶手段にアクセスする際にエンディアン変換を必要とする第1のアクセス手段及び前記制御手段とはエンディアンが異なるが前記記憶手段にアクセスする際にエンディアン変換を必要としない第2のアクセス手段を含む複数のアクセス手段と、
    前記制御手段及び前記記憶手段が接続される第1のバスと、
    前記複数のアクセス手段が接続される第2のバスと、
    前記第1のバスと前記第2のバスとを接続する接続手段と
    を有し、
    前記接続手段からアクセス可能な前記記憶手段の領域には、エンディアン変換領域とエンディアン非変換領域が含まれる、
    データ処理装置におけるデータ処理方法であって、
    前記第1のアクセス手段は、前記記憶手段にアクセスする際に前記エンディアン変換領域を選択し、前記第2のアクセス手段は、前記記憶手段にアクセスする際に前記エンディアン非変換領域を選択するステップと、
    前記接続手段が、前記第1のアクセス手段が前記エンディアン変換領域を選択した場合には、エンディアン変換を実行し、前記第2のアクセス手段が前記エンディアン変換領域を選択し場合には、前記エンディアン変換を実行しないステップと、
    を含むことを特徴とするデータ処理方法。
  5. 請求項4に記載の方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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