JP4890496B2 - 鋼板トリム代設計支援装置、鋼板トリム代設計支援方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
本発明の鋼板トリム代設計支援方法は、鋼板製造工場に於いて、複数の製造工程での処理を経て生産される鋼板のトリム代の設計を行う鋼板トリム代設計作業を支援する鋼板トリム代設計支援方法であって、各製造工程の実績板幅データを取り込んで収集及び蓄積する実績板幅データ収集蓄積ステップと、前記実績板幅データ収集蓄積ステップで蓄積された実績板幅データと、鋼板製造工場のトリム工程に於いてトリム異常を発生させずにトリム処理を行うことが可能な最小トリム代であるトリム工程能力とに基づいて、トリム異常発生に対する実績板幅の余裕値である板幅余裕値を計算する実績板幅余裕値計算ステップと、生産予定を入力する入力ステップと、前記実績板幅余裕値計算ステップで複数の鋼板の実績板幅データについて計算された前記板幅余裕値と、前記入力ステップで入力された生産予定とに基づいて、生産予定の鋼板の板幅余裕値の予測される最小値である板幅余裕最小値を予測する板幅余裕最小値予測ステップと、前記板幅余裕最小値予測ステップで予測された板幅余裕最小値に基づいて、生産予定の鋼板のトリム代設計値を決定するトリム代決定ステップと、前記板幅余裕最小値予測ステップで予測された板幅余裕最小値及び前記トリム代決定ステップで決定されたトリム代設計値の出力を行う出力ステップと、からなることを特徴とする。
本発明のプログラムは、鋼板製造工場に於いて、複数の製造工程での処理を経て生産される鋼板のトリム代の設計を行う鋼板トリム代設計作業を支援するプログラムであって、各製造工程の実績板幅データを取り込んで収集及び蓄積する実績板幅データ収集蓄積ステップと、前記実績板幅データ収集蓄積ステップで蓄積された実績板幅データと、鋼板製造工場のトリム工程に於いてトリム異常を発生させずにトリム処理を行うことが可能な最小トリム代であるトリム工程能力とに基づいて、トリム異常発生に対する実績板幅の余裕値である板幅余裕値を計算する実績板幅余裕値計算ステップと、生産予定を入力する入力ステップと、前記実績板幅余裕値計算ステップで複数の鋼板の実績板幅データについて計算された前記板幅余裕値と、前記入力ステップで入力された生産予定とに基づいて、生産予定の鋼板の板幅余裕値の予測される最小値である板幅余裕最小値を予測する板幅余裕最小値予測ステップと、前記板幅余裕最小値予測ステップで予測された板幅余裕最小値に基づいて、生産予定の鋼板のトリム代設計値を決定するトリム代決定ステップと、前記板幅余裕最小値予測ステップで予測された板幅余裕最小値及び前記トリム代決定ステップで決定されたトリム代設計値の出力を行う出力ステップと、をコンピュータに実行させる。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記に記載の本発明のプログラムを記録したことを特徴とする。
X=(x1,x2,・・・,xi,・・・,xn)
に対して、値cだけずらしたデータXcの分布を考える。
Xc=(x1−c,x2−c,・・・,xi−c,・・・,xn−c)
以下、本発明の鋼板トリム代設計支援装置を実際に使用した実施例を説明する。本例で取り上げたトリム区分の実績板幅データから計算された、減速必要板幅を基準に計算された板幅余裕値の度数分布を図6に示す。このトリム区分に属する実績データの個数は11個であり、計算された板幅余裕値を小さい順に示すと、(1.3, 2.4, 2.5, 3.0, 3.4, 3.9, 4.1, 4.3, 4.4, 5.6, 5.7)である。板幅余裕値の度数分布は図6に示す通りである。5%有意水準で予測した結果を、正規分布を仮定して計算した、平均値±2σ、平均値±3σと比較して表2に示す。
102 実績板幅余裕値計算部
103 入力部
104 板幅余裕最小値予測部
105 トリム代決定部
106 出力部
2000 トリム工程能力
S201 実績板幅データ収集蓄積ステップ
S202 実績板幅余裕値計算ステップ
S203 入力ステップ
S204 板幅余裕最小値予測ステップ
S205 トリム代決定ステップ
S206 出力ステップ
500 コンピュータPC(PC)
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 システムバス
505 キーボードコントローラ(KBC)
506 表示コントローラ(CRTC)
507 ディスクコントローラ(DKC)
508 ネットワークインタフェースカード(NIC)
509 キーボード(KBC)
510 表示装置(CRT)
511 ハードディスク(HD)
512 フレキシブルディスクドライブ(FD)
513 LAN
Claims (7)
- 鋼板製造工場に於いて、複数の製造工程での処理を経て生産される鋼板のトリム代の設計を行う鋼板トリム代設計作業を支援する鋼板トリム代設計支援装置であって、
各製造工程の実績板幅データを取り込んで収集及び蓄積する実績板幅データ収集蓄積手段と、
前記実績板幅データ収集蓄積手段に蓄積された実績板幅データと、鋼板製造工場のトリム工程に於いてトリム異常を発生させずにトリム処理を行うことが可能な最小トリム代であるトリム工程能力とに基づいて、トリム異常発生に対する実績板幅の余裕値である板幅余裕値を計算する実績板幅余裕値計算手段と、
生産予定を入力する入力手段と、
前記実績板幅余裕値計算手段により複数の鋼板の実績板幅データについて計算された前記板幅余裕値と、前記入力手段により入力された生産予定とに基づいて、生産予定の鋼板の板幅余裕値の予測される最小値である板幅余裕最小値を予測する板幅余裕最小値予測手段と、
前記板幅余裕最小値予測手段により予測された板幅余裕最小値に基づいて、生産予定の鋼板のトリム代設計値を決定するトリム代決定手段と、
前記板幅余裕最小値予測手段により予測された板幅余裕最小値及び前記トリム代決定手段により決定されたトリム代設計値の出力を行う出力手段と、を具備することを特徴とする鋼板トリム代設計支援装置。 - 前記トリム異常が、トリム工程入側板幅の過小によるトリム処理速度低下、及びトリム工程入側板幅の過小により生産予定上の板幅でのトリム処理が不可能となることであることを特徴とする請求項1に記載の鋼板トリム代設計支援装置。
- 前記板幅余裕最小値予測手段は、ノンパラメトリック統計を用いて板幅余裕最小値を予測することを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼板トリム代設計支援装置。
- 前記トリム代決定手段は、前記板幅余裕最小値予測手段により予測された板幅余裕最小値が予め決められた基準値以上の値である場合にトリム代設計値を減少させて、予め決められた基準値未満の値である場合にトリム代設計値を増大させることにより前記トリム代設計値を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の鋼板トリム代設計支援装置。
- 鋼板製造工場に於いて、複数の製造工程での処理を経て生産される鋼板のトリム代の設計を行う鋼板トリム代設計作業を支援する鋼板トリム代設計支援方法であって、
各製造工程の実績板幅データを取り込んで収集及び蓄積する実績板幅データ収集蓄積ステップと、
前記実績板幅データ収集蓄積ステップで蓄積された実績板幅データと、鋼板製造工場のトリム工程に於いてトリム異常を発生させずにトリム処理を行うことが可能な最小トリム代であるトリム工程能力とに基づいて、トリム異常発生に対する実績板幅の余裕値である板幅余裕値を計算する実績板幅余裕値計算ステップと、
生産予定を入力する入力ステップと、
前記実績板幅余裕値計算ステップで複数の鋼板の実績板幅データについて計算された前記板幅余裕値と、前記入力ステップで入力された生産予定とに基づいて、生産予定の鋼板の板幅余裕値の予測される最小値である板幅余裕最小値を予測する板幅余裕最小値予測ステップと、
前記板幅余裕最小値予測ステップで予測された板幅余裕最小値に基づいて、生産予定の鋼板のトリム代設計値を決定するトリム代決定ステップと、
前記板幅余裕最小値予測ステップで予測された板幅余裕最小値及び前記トリム代決定ステップで決定されたトリム代設計値の出力を行う出力ステップと、からなることを特徴とする鋼板トリム代設計支援方法。 - 鋼板製造工場に於いて、複数の製造工程での処理を経て生産される鋼板のトリム代の設計を行う鋼板トリム代設計作業を支援するプログラムであって、
各製造工程の実績板幅データを取り込んで収集及び蓄積する実績板幅データ収集蓄積ステップと、
前記実績板幅データ収集蓄積ステップで蓄積された実績板幅データと、鋼板製造工場のトリム工程に於いてトリム異常を発生させずにトリム処理を行うことが可能な最小トリム代であるトリム工程能力とに基づいて、トリム異常発生に対する実績板幅の余裕値である板幅余裕値を計算する実績板幅余裕値計算ステップと、
生産予定を入力する入力ステップと、
前記実績板幅余裕値計算ステップで複数の鋼板の実績板幅データについて計算された前記板幅余裕値と、前記入力ステップで入力された生産予定とに基づいて、生産予定の鋼板の板幅余裕値の予測される最小値である板幅余裕最小値を予測する板幅余裕最小値予測ステップと、
前記板幅余裕最小値予測ステップで予測された板幅余裕最小値に基づいて、生産予定の鋼板のトリム代設計値を決定するトリム代決定ステップと、
前記板幅余裕最小値予測ステップで予測された板幅余裕最小値及び前記トリム代決定ステップで決定されたトリム代設計値の出力を行う出力ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 請求項6に記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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