JP4890006B2 - ズームレンズ - Google Patents

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この発明は、CCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化物半導体)などの撮像素子を備えたデジタルカメラなどに搭載される、大口径のズームレンズに関する。
近年は、バックフォーカスが長い一眼レフカメラにおいても、CCDやCMOSなどの撮像素子を用いたデジタルカメラが主流となっている。そこで、このようなカメラに適用できる、高変倍比で、広角端の画角が大きいズームレンズも数多く提案されている(たとえば、特許文献1〜6を参照。)。
たとえば、特許文献1〜5に開示されているズームレンズは、広角端の画角が75度を超え、ズーム全域でF2.8の明るさをもち、負の屈折力を有する第1レンズ群を含む4群構成となっているものである。また、特許文献6に開示されているズームレンズは、広角端の画角が75度を超え、ズーム全域でF2.8の明るさをもち、正の屈折力を有する第1レンズ群を含む4群構成となっているものである。
特開平6−308389号公報 特開平10−39210号公報 特開2000−221399号公報 特開2002−311330号公報 特開2003−84198号公報 特開2004−101739号公報
しかしながら、上記特許文献1〜5に開示されているような、第1レンズ群に負の屈折力をもたせたタイプのズームレンズは、広角端でのレンズ全長の短縮が難しく、フィルタ径も大きくなる傾向がある。また、第1レンズ群が負の屈折力を有していると、望遠端における第2レンズ群への入射光束径が大きくなるため、第2レンズ群の有効径を大きくせざるをえず、結果として絞り径も大きくなるので、レンズシステムの大型化を招くという問題がある。
また、バックフォーカスが長い一眼レフカメラに撮像素子を用いる場合は、フィルムを用いる場合と同じ画角を確保するために焦点距離の短いズームレンズを採用するが、バックフォーカスはズームレンズの焦点距離とは関係なく、フィルムを用いる場合と同じ長さが必要になる。上記特許文献6に開示されている、第1レンズ群が正の屈折力を有するタイプのズームレンズは、従来のフィルムカメラ用として設計されているので、広角端の画角が大きくなるように焦点距離を設定すると、バックフォーカスが短くなりすぎ、このままではデジタル一眼レフカメラに対応させることができないという問題がある。
一般に、正の屈折力を有する第1レンズ群を含み、4群で構成されるズームレンズは、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群を備えている。ズームレンズの広角端側を小型化するためには、第1レンズ群に正の屈折力をもたせることが有効である。このようにすることで、大口径のズームレンズでは、絞りユニットを小型化することも可能になる。しかし、このような4群構成のズームレンズで大口径化を実現すると、望遠端側で光線有効径が高くなり、正の屈折力をもつ第3,第4レンズ群で高次の収差が発生するため、収差補正が困難になるという問題がある。
この問題は、ズーム全域において高次収差を補正できるように、第3レンズ群を非球面レンズを含み構成することで解決することはできる。しかし、このような手段により前記問題を解決しようとする場合は、非球面レンズの形状が精巧に形成されていないと、十分な収差補正ができない。このため、製造誤差などにより、わずかな非球面レンズの形状変化が生じた場合でも不良品となり、製造歩留まりが悪化するという問題が新たに発生する。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、コンパクトデジタルカメラのみならず、デジタル一眼レフカメラにも好適な、小型で、大口径、高性能なズームレンズを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかるズームレンズは、物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、および正の屈折力を有する第4レンズ群により構成されたズームレンズであって、前記第2レンズ群を、物体側から順に配置された、像側に凹面を向けた負メニスカス、負レンズ、正レンズ、および負レンズと正レンズとからなる接合レンズにより構成し、広角端における包括画角が65°〜85°であり、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、全光学系の広角端における焦点距離をfw、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、全光学系の広角端における焦点距離をftとするとき、
0.67≦|f2|/fw≦0.8
かつ
0.5≦f3/ft≦1.0
を満足することを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、諸収差(特に、像面湾曲)の効果的な補正が可能な高い光学性能を備えながらも、小型、大口径のズームレンズを提供することができる。
また、請求項2に記載の発明にかかるズームレンズは、請求項1に記載の発明において、前記第4レンズ群を、物体側から順に配置された、第1レンズユニットと第2レンズユニットとにより構成し、前記第1レンズユニットの焦点距離をf 41 、前記第4レンズ群の焦点距離をf 4 とするとき、
2.8≦f 41 /f 4 ≦3.5
を満足することを特徴とする。
この請求項2に記載の発明によれば、大口径のズームレンズで問題となる球面収差やコ
マ収差の補正に優れた効果を奏する。
また、請求項3に記載の発明にかかるズームレンズは、請求項2に記載の発明において、前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットとの間の主点間隔をe 4 とするとき、
10.0≦e 4 ≦18.0
を満足することを特徴とする。
この請求項3に記載の発明によれば、特に広角端において発生する諸収差を良好に補正できるズームレンズを提供することができる。
この発明によれば、諸収差の効果的な補正が可能な高い光学性能を備えながらも、小型、大口径のズームレンズを提供することができるという効果を奏する。
以下、この発明にかかるズームレンズの好適な実施の形態を詳細に説明する。
この発明の実施の形態にかかるズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、および正の屈折力を有する第4レンズ群が配置されて構成される。
特に、前記第4レンズ群は、物体側から順に、第1レンズユニットと、第2レンズユニットとが配置されて構成される。前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットとの間には、間隔が設けられている。前記第1レンズユニットは、いずれかの面に非球面が形成された凸レンズ1枚で構成され、正の屈折力を備えている。また、前記第2レンズユニットは、物体側から順に配置された、凸レンズ、凹レンズ、凸レンズ、および凸レンズの4枚のレンズで構成され、全体として正の屈折力を備えている。
この実施の形態のズームレンズは、前記第1レンズユニットを構成する凸レンズのいずれか1面に非球面が形成されているので、ズームレンズの望遠端における球面収差の補正が良好になるとともに、近距離撮影時に発生する球面収差の変動も抑制できる。また、前記第1レンズユニットを非球面が形成された凸レンズ1枚で構成したことにより、当該第1レンズユニットに他のレンズを配置する必要がなくなる。この結果、ズームレンズのさらなる小型化を達成することができる。また、非球面レンズを含む前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットとを一定の間隔を開けて配置しているので、ズームレンズの広角端におけるコマ収差の補正が良好になる。
また、この実施の形態のズームレンズは、前記第2レンズ群を構成するレンズのいずれかの面に非球面を形成することで、より諸収差の補正が良好になる。
この実施の形態のズームレンズは、広角端から望遠端への変倍に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が広がるように、そして、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔がいずれも狭まるように、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、および前記第4レンズ群を移動させる。また、前記第2レンズ群を前記物体側に移動させることによって、フォーカシングを行う。
この実施の形態のズームレンズは、フォーカシングの際、前記第2レンズ群を物体側に移動させるインナーフォーカス方式を採用しているため、光学系内部にフォーカシングを行うためのスペースが必要になる。そこで、この発明では、フォーカシングに必要なスペースを確保しつつも、光学性能を劣化させることなく、ズームレンズの小型化、大口径化を図るため、以下に示すような各種条件を設定している。
まず、この実施の形態のズームレンズは、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、全光学系の広角端における焦点距離をfwとするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
0.67≦|f2|/fw≦0.8 ・・・(1)
この条件式(1)は、このズームレンズの広角端における焦点距離に対する前記第2レンズ群の焦点距離の比を規定する式であり、ズームレンズの小型化と諸収差( 特に像面湾曲)の良好な補正を達成するための条件を示すものである。|f2|/fwの値が0.67未満になると、前記第2レンズ群の焦点距離を短くすることができ、ズームレンズの小型化には有利になるが、諸収差の補正、特に像面湾曲の補正が困難になる。一方、|f2|/fwの値が0.8を超えると、前記第2レンズ群の焦点距離が長くなり、特に近距離撮影時の前記第2レンズ群の移動量が増加し、ズームレンズの大型化を招くため、好ましくない。
さらに、この実施の形態のズームレンズは、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、全光学系の望遠端における焦点距離をftとするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
0.5≦f3/ft≦1.0 ・・・(2)
この条件式(2)は、このズームレンズの望遠端における焦点距離に対する前記第3レンズ群の焦点距離の比を規定する式であり、ズームレンズの小型化と諸収差(特に球面収差)の良好な補正を達成するための条件を示すものである。f3/ftの値が0.5未満になると、前記第3レンズ群の焦点距離を短くすることができ、ズームレンズの小型化には有利になるが、F2.8における球面収差の補正が困難になる。加えて、わずかな製造誤差でもズームレンズの光学性能の大きな劣化を招きやすくなる。一方、f3/ftの値が1.0を超えると、前記第3レンズ群の焦点距離が長くなり、変倍時の前記第3レンズ群の移動量が増加するため、ズームレンズの小型化に不利となる。また、前記第3レンズ群の焦点距離が長くなると、広角端における前記第3レンズ群の結像倍率が小さくなる。このときの結像倍率は、(前記第3レンズ群における結像距離/前記第3レンズ群における物体距離)で表されるので、前記第3レンズ群の結像位置が近くなり、前記第3レンズ群から前記第4レンズ群に向かう光束が収束ぎみのほぼ平行光束となって、周辺光量が減少する。
また、この実施の形態のズームレンズは、前記第4レンズ群の第1レンズユニットの焦点距離をf41、前記第4レンズ群の焦点距離をf4とするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
2.8≦f41/f4≦3.5 ・・・(3)
この条件式(3)は、前記第4レンズ群全体の焦点距離に対する前記第4レンズ群の第1レンズユニットの焦点距離の比を規定する式であり、このズームレンズの球面収差、コマ収差の良好な補正と、デジタル一眼レフカメラに最適なバックフォーカスの確保を達成するための条件を示すものである。この条件式(3)を満足することにより、前記第1レンズユニットの屈折力バランスを適切に保持することができ、大口径のズームレンズで問題となる球面収差やコマ収差の補正が容易になる。f41/f4の値が2.8未満になると、前記第1レンズユニットの焦点距離が短くなるため、広角端におけるズームレンズのバックフォーカスの確保が困難となる。一方、f41/f4の値が3.5を超えると、前記第1レンズユニットの焦点距離が長くなるため、広角端におけるズームレンズのバックフォーカスの確保は容易になるが、前記第3レンズ群で発生する球面収差、およびズームレンズの広角端において発生するコマ収差の補正が困難になる。
また、この実施の形態のズームレンズは、前記第4レンズ群を構成する前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットとの間の主点間隔をe4とするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
10.0≦e4≦18.0 ・・・(4)
この条件式(4)は、前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットとの間の主点間隔を規定する式であり、このズームレンズの広角端において発生する諸収差を補正するための条件を示すものである。e4の値が10.0未満になると、前記第1レンズユニットで発生するコマ収差の補正が困難になる。一方、e4の値が18.0を超えると、前記第4レンズ群の全長が長くなり、ズームレンズの全長が長くなる。このため、周辺光量を確保するためにフィルタ径を大きくするか、前記第4レンズ群のレンズ径を大きくしなければならず、結果としてズームレンズの大型化を招くため、好ましくない。
この実施の形態にかかるズームレンズは、上記条件式(1)〜(4)のうち少なくともいずれか一つを満足することで、それぞれにおいて特有の効果を奏し、デジタル一眼レフカメラにも適用可能な小型、高性能、大口径ズームレンズを提供することができる。しかし、一つの条件式のみよりも複数の条件式を同時に満足することでより高性能なズームレンズが得られる。
たとえば、条件式(1),(2)を満足することで、ズームレンズの小型化が可能になるとともに、諸収差、特に像面湾曲、球面収差の補正に優れた効果が得られる。加えて、製造誤差や温度変化によりレンズ形状にわずかな変化が生じた場合であっても、光学性能が劣化するといった不具合を回避することができる。
また、上記条件式(1)〜(3)を満足することで、上記条件式(1),(2)を満足することで得られる効果に加えて、特に大口径のズームレンズで問題となる球面収差やコマ収差の補正により優れた効果を発揮する。
さらに、上記条件式(1)〜(4)を満足することで、上記条件式(1)〜(3)を満足することで得られる効果に加えて、特に広角端における諸収差の補正に優れた効果が得られる。また、広角端における周辺光量の減少を改善して、周辺光量の減少を防ぐことができる。
なお、先に、前記第4レンズ群の第2レンズユニットが凸レンズ、凹レンズ、凸レンズ、および凸レンズの4枚のレンズで構成されている旨を示したが、上記各条件式(1)〜(4)を満足するものであれば、レンズ構成は特に限定されない。
以下、この発明の実施例を示す。
(実施例1)
図1は、この発明の実施例1にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群110、負の屈折力を有する第2レンズ群120、正の屈折力を有する第3レンズ群130、および正の屈折力を有する第4レンズ群140が配置されて構成される。
第4レンズ群140は、前記物体側から順に、第1レンズユニット141、第2レンズユニット142が配置されて構成される。第1レンズユニット141と第2レンズユニット142とは、一定の間隔を開けて配置されている。また、第2レンズ群120と第3レンズ群130との間には絞り150が配置されている。
第1レンズ群110は、前記物体側から順に、凹レンズ111、凸レンズ112、および凸レンズ113が配置されて構成される。第2レンズ群120は、前記物体側から順に、凹レンズ121、凹レンズ122、凸レンズ123、凹レンズ124、および凸レンズ125が配置されて構成される。凹レンズ121は、像面160側の凹面を向けたメニスカスレンズで構成されている。凹レンズ124と凸レンズ125とは、接合されている。また、凹レンズ121の前記物体側面には非球面(接合非球面)が形成されている。第3レンズ群130は、前記物体側から順に、凸レンズ131、凸レンズ132、および凹レンズ133が配置されて構成される。第4レンズ群140の第1レンズユニット141は、像面160側の面に非球面(接合非球面)が形成された凸レンズ1411のみで構成される。第4レンズ群140の第2レンズユニット142は、前記物体側から順に、凸レンズ1421、凹レンズ1422、凸レンズ1423、および凸レンズ1424が配置されて構成される。
この実施例1にかかるズームレンズは、上記のように4つのレンズ群による構成となっている。そこで、温度変化の影響を受けにくい位置に配置されるレンズは、製造コストの低減を図るため、プラスチック材で成型するとよい。たとえば、像面160に近い第3レンズ群130や第4レンズ群140を構成する各レンズがそれに該当する。
このズームレンズは、第2レンズ群120、第3レンズ群130、および第4レンズ群140を光軸に沿う方向に移動させることで変倍を行う。具体的には、広角端から望遠端への変倍に際し、第1レンズ群110と第2レンズ群120との間隔が広がるように、そして、第2レンズ群120と第3レンズ群130との間隔、第3レンズ群130と第4レンズ群140との間隔がいずれも狭まるように、第2レンズ群120、第3レンズ群130、および第4レンズ群140を移動させる。また、第2レンズ群120を前記物体側に移動させることによって、フォーカシングを行う。
以下、実施例1にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
実施例1のズームレンズ全系の広角端における焦点距離(fw)=17.40
実施例1のズームレンズ全系の中間端における焦点距離=30.00
実施例1のズームレンズ全系の望遠端における焦点距離(ft)=48.50
Fナンバ=2.88
画角(2ω)=81.2°(広角端)〜50.4°(中間端)〜32.5°(望遠端)
第2レンズ群120の焦点距離(f2)=-11.7997
第3レンズ群130の焦点距離(f3)=40.6304
第4レンズ群140の焦点距離(f4)=36.2978
第1レンズユニット141の焦点距離(f41)=118.00189
第1レンズユニット141と第2レンズユニット142との間の主点間隔(e4)=13.57013
|f2|/fw=0.678
3/ft=0.838
41/f4=3.251
1=300.0000
1=1.5 nd1=1.84666 νd1=23.78
2=78.9873
2=7.0 nd2=1.69680 νd2=55.53
3=-754.7956
3=0.2
4=48.3221
4=5.5 nd3=1.77250 νd3=49.6
5=127.3344
5=2.7591(広角端)〜15.1762(中間端)〜25.3328(望遠端)
6=120.0000(非球面)
6=0.2 nd4=1.51460 νd4=49.96
7=65.0000
7=1.2 nd5=1.80400 νd5=46.58
8=12.2602
8=5.8
9=-29.4643
9=1.0 nd6=1.80400 νd6=46.58
10=47.7846
10=0.5
11=31.1249
11=4.1 nd7=1.75520 νd7=27.51
12=-30.3870
12=1.4
13=-18.3089
13=1.0 nd8=1.83481 νd8=42.72
14=59.8888
14=3.0 nd9=1.75520 νd9=27.51
15=-42.4270
15=13.1095(広角端)〜5.5552(中間端)〜1.0360(望遠端)
16=∞(絞り)
16=1.0
17=33.0494
17=5.0 nd10=1.48749 νd10=70.21
18=-29.1730
18=0.2
19=27.2930
19=3.6 nd11=1.48749 νd11=70.21
20=100.0000
20=2.8
21=-26.3931
21=1.0 nd12=1.83400 νd12=37.17
22=-165.0319
22=6.3903(広角端) 〜2.8028(中間端)〜1.1199(望遠端)
23=137.3004
23=3.2 nd13=1.48749 νd13=70.21
24=-150.0000
24=0.3 nd14=1.51460 νd14=49.96
25=-100.0000(非球面)
25=2.5
26=-89.5406
26=3.2 nd15=1.48749 νd15=70.21
27=-25.1800
27=0.2
28=-65.0000
28=1.0 nd16=1.83400 νd16=37.17
29=43.1466
29=5.8 nd17=1.49700 νd17=81.61
30=-29.4401
30=0.2
31=-106.4183
31=4.1 nd181.48749 νd18=70.21
32=-31.9289
32=38.9560(広角端) 〜93.8540(中間端)〜61.9100(望遠端)
円錐係数(A)および非球面係数(A4,A6,A8,A10
(第6面)
A=1.0
4=2.95476×10-5, A6=-7.51675×10-8
8=1.52572×10-10, A10=1.90661×10-13
(第25面)
A=1.0
4=3.72824×10-5, A6=-2.21957×10-9
8=-1.97891×10-10, A10=4.71712×10-13
また、図2は、実施例1にかかるズームレンズの広角端における収差図である。図3は、実施例1にかかるズームレンズの中間端における収差図である。図4は、実施例1にかかるズームレンズの望遠端における収差図である。
(実施例2)
図5は、この発明の実施例2にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群210、負の屈折力を有する第2レンズ群220、正の屈折力を有する第3レンズ群230、および正の屈折力を有する第4レンズ群240が配置されて構成される。第4レンズ群240は、前記物体側から順に、第1レンズユニット241、第2レンズユニット242が配置されて構成される。第1レンズユニット241と第2レンズユニット242とは、一定の間隔を開けて配置されている。また、第2レンズ群220と第3レンズ群230との間には絞り250が配置されている。
第1レンズ群210は、前記物体側から順に、凹レンズ211、凸レンズ212、および凸レンズ213が配置されて構成される。第2レンズ群220は、前記物体側から順に、凹レンズ221、凹レンズ222、凸レンズ223、凹レンズ224、および凸レンズ225が配置されて構成される。凹レンズ221は、像面260側の凹面を向けたメニスカスレンズで構成されている。凹レンズ224と凸レンズ225とは、接合されている。また、凹レンズ221の前記物体側面には非球面(接合非球面)が形成されている。第3レンズ群230は、前記物体側から順に、凸レンズ231、凸レンズ232、および凹レンズ233が配置されて構成される。第4レンズ群240の第1レンズユニット241は、前記物体側の面に非球面(接合非球面)が形成された凸レンズ2411のみで構成される。第4レンズ群240の第2レンズユニット242は、前記物体側から順に、凸レンズ2421、凹レンズ2422、凸レンズ2423、および凸レンズ2424が配置されて構成される。
この実施例2にかかるズームレンズは、上記のように4つのレンズ群による構成となっている。そこで、温度変化の影響を受けにくい位置に配置されるレンズは、製造コストの低減を図るため、プラスチック材で成型するとよい。たとえば、像面260に近い第3レンズ群230や第4レンズ群240を構成する各レンズがそれに該当する。
このズームレンズは、第2レンズ群220、第3レンズ群230、および第4レンズ群240を光軸に沿う方向に移動させることで変倍を行う。具体的には、広角端から望遠端への変倍に際し、第1レンズ群210と第2レンズ群220との間隔が広がるように、そして、第2レンズ群220と第3レンズ群230との間隔、第3レンズ群230と第4レンズ群240との間隔がいずれも狭まるように、第2レンズ群220、第3レンズ群230、および第4レンズ群240を移動させる。また、第2レンズ群220を前記物体側に移動させることによって、フォーカシングを行う。
以下、実施例2にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
実施例2のズームレンズ全系の広角端における焦点距離(fw)=17.40
実施例2のズームレンズ全系の中間端における焦点距離=30.00
実施例2のズームレンズ全系の望遠端における焦点距離(ft)=48.50
Fナンバ=2.88
画角(2ω)=81.1°(広角端)〜50.6°(中間端)〜32.6°(望遠端)
第2レンズ群220の焦点距離(f2)=-12.4390
第3レンズ群230の焦点距離(f3)=42.7306
第4レンズ群240の焦点距離(f4)=37.4559
第1レンズユニット241の焦点距離(f41)=116.12509
第1レンズユニット241と第2レンズユニット242との間の主点間隔(e4)=12.20859
|f2|/fw=0.715
3/ft=0.881
41/f4=3.100
1=300.0000
1=1.5 nd1=1.84666 νd1=23.78
2=75.5087
2=6.7 nd2=1.72000 νd2=50.25
3=-1190.5533
3=0.2
4=48.6842
4=5.2 nd3=1.77250 νd3=49.6
5=124.0755
5=2.4784(広角端)〜15.2707(中間端)〜26.0258(望遠端)
6=127.2051(非球面)
6=0.2 nd4=1.51460 νd4=49.96
7=45.6892
7=1.2 nd5=1.77250 νd5=49.6
8=12.2621
8=5.72
9=-42.7430
9=1.0 nd6=1.83481 νd6=42.72
10=36.1713
10=0.5
11=26.9035
11=4.1 nd7=1.71736 νd7=29.51
12=-37.7064
12=1.3
13=-17.1517
13=1.0 nd8=1.77250 νd8=49.6
14=62.6889
14=3.0 nd9=1.75520 νd9=27.51
15=-40.4276
15=13.9316(広角端)〜5.7911(中間端)〜0.9983(望遠端)
16=∞(絞り)
16=1.0
17=39.5998
17=5.0 nd10=1.48749 νd10=70.21
18=-31.5622
18=0.4
19=27.1476
19=3.5 nd11=1.48749 νd11=70.21
20=110.8097
20=2.3
21=-34.6461
21=1.0 nd12=1.83400 νd12=37.17
22=-583.3650
22=6.5792(広角端) 〜3.1677(中間端)〜1.5168(望遠端)
23=-155.8357(非球面)
23=0.2 nd13=1.51460 νd13=49.96
24=-155.8357
24=3.0 nd14=1.48749 νd14=70.21
25=-41.8055
25=2.6
26=-88.3422
26=3.3 nd15=1.48749 νd15=70.21
27=-26.9845
27=0.2
28=-80.6962
28=1.2 nd16=1.83400 νd16=37.17
29=37.5662
29=5.6 nd17=1.49700 νd17=81.61
30=-35.3157
30=0.2
31=-85.6592
31=3.6 nd18=1.48749 νd18=70.21
32=-27.4281
32=39.9110(広角端) 〜51.2280(中間端)〜62.0510(望遠端)
円錐係数(A)および非球面係数(A4,A6,A8,A10
(第6面)
A=1.0
4=2.90197×10-5, A6=-4.65112×10-8
8=-1.58866×10-11, A10=6.56635×10-13
(第23面)
A=1.0
4=-3.95596×10-5, A6=2.05532×10-8
8=-1.48358×10-10, A10=3.67409×10-13
また、図6は、実施例2にかかるズームレンズの広角端における収差図である。図7は、実施例2にかかるズームレンズの中間端における収差図である。図8は、実施例2にかかるズームレンズの望遠端における収差図である。
なお、上記数値データにおいて、r1,r2,・・・・は各レンズ、絞り面などの曲率半径、d1,d2,・・・・は各レンズ、絞りなどの肉厚またはそれらの面間隔、nd1,nd2,・・・・は各レンズなどのd線の屈折率、νd1,νd2,・・・・は各レンズなどのアッベ数を示している。
また、上記各非球面形状は、光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸をとり、光の進行方向を正とするとき、以下に示す式により表される。
Figure 0004890006
ただし、rは近軸曲率半径、Aは円錐係数、A4,A6,A8,A10はそれぞれ4次,6次,8次,10次の非球面係数である。
以上説明したように、この実施例のズームレンズは、上記条件式を満足することで、諸収差の効果的な補正が可能な高い光学性能を備えながらも、小型、大口径のズームレンズになる。加えて、広角端における焦点距離を短くしながら、焦点位置とレンズ配置を適切に設定し、十分なバックフォーカスを得ることができる。したがって、このズームレンズは、コンパクトデジタルカメラのみならず、デジタル一眼レフカメラにも適用できる。特に、APS−Cサイズの撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラに好適である。
また、この実施例のズームレンズは、非球面が形成されたレンズを含んで構成されているため、少ないレンズ枚数で、諸収差を良好に補正することができる。
また、温度変化の影響を受けにくい位置に配置される第3レンズ群や第4レンズ群を構成する各レンズは、プラスチック材で成型されているため、製造コストの低減を図ることができる。
以上のように、この発明のズームレンズは、コンパクトデジタルカメラのみならず、デジタル一眼レフカメラなどにも有用であり、特に、小型で高い光学性能が要求される場合に最適である。
この発明の実施例1にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例1にかかるズームレンズの広角端における収差図である。 実施例1にかかるズームレンズの中間端における収差図である。 実施例1にかかるズームレンズの望遠端における収差図である。 この発明の実施例2にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例2にかかるズームレンズの広角端における収差図である。 実施例2にかかるズームレンズの中間端における収差図である。 実施例2にかかるズームレンズの望遠端における収差図である。
符号の説明
110,210 第1レンズ群
111,121,122,124,133,211,221,222,224,233,1422,2422 凹レンズ
112,113,123,125,131,132,212,213,223,225,231,232,1411,1421,1423,1424,2411,2421,2423,2424 凸レンズ
120,220 第2レンズ群
130,230 第3レンズ群
140,240 第4レンズ群
141,241 第1レンズユニット
142,242 第2レンズユニット
150,250 絞り
160,260 像面

Claims (3)

  1. 物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、および正の屈折力を有する第4レンズ群により構成されたズームレンズであって、
    前記第2レンズ群を、物体側から順に配置された、像側に凹面を向けた負メニスカス、負レンズ、正レンズ、および負レンズと正レンズとからなる接合レンズにより構成し、
    広角端における包括画角が65°〜85°であり、
    前記第2レンズ群の焦点距離をf2、全光学系の広角端における焦点距離をfw、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、全光学系の広角端における焦点距離をftとするとき、
    0.67≦|f2|/fw≦0.8
    かつ
    0.5≦f3/ft≦1.0
    を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第4レンズ群を、物体側から順に配置された、第1レンズユニットと第2レンズユニットとにより構成し、
    前記第1レンズユニットの焦点距離をf 41 、前記第4レンズ群の焦点距離をf 4 とするとき、
    2.8≦f 41 /f 4 ≦3.5
    を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットとの間の主点間隔をe 4 とするとき、
    10.0≦e 4 ≦18.0
    を満足することを特徴とする請求項2に記載のズームレンズ。
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