JP4889533B2 - 延線ロープの張設方法 - Google Patents

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本発明は、送電鉄塔に電線を架線する準備段階として、電線を送電鉄塔間に延線するための延線ロープを送電鉄塔間に張設するための延線ロープの張設方法に関し、特に、模型の無人ヘリコプタなどの無人飛行体を用いて延線ロープを張設する際に有効な延線ロープの張設方法に関する。
送電鉄塔に電線を架線するためには、数キロメートルにおよぶ複数の送電鉄塔間に、まず電線を延線するための延線ロープを張設することが必要となる。複数の送電鉄塔間に延線ロープを張設した後には、張設した延線ロープの先端を最遠方の送電鉄塔の地上に設置したウインチに取り付けるとともに、延線ロープの終端に電線ドラムに電線を接続し、最後にウインチを稼動して延線ロープを巻き取ることによって、数キロメートルに渡る電線の架線が行われる。
現在、複数の送電鉄塔間への延線ロープの張設は有人実機ヘリコプタによる延線が主流であるが、チャーター料金が高く、また安全面や騒音などの環境問題の面などから、場所によってはその利用ができないことがある。
そのため近年では、ラジオコントロールの無人ヘリコプタ(RCヘリ)を用いた延線ロープの張設などが行われることも多くなってきている。例えば特許文献1の「無人ヘリコプタによる延線工法及び装置」では、無線で遠隔操作される無人ヘリコプタの機体下部にパイロットロープ(細い延線ロープ)を巻取ったドラムを装備し、ドラムに巻取ったパイロットロープの一端を垂らして鉄塔のアームにこれを掛け、その後、ドラムのパイロットロープを繰り出しながら無人ヘリコプタを飛行させ、目的地の鉄塔のアーム上方を通過した後、無人ヘリコプタからドラムを切り離して、ドラムをパラシュートで地上に落下させる発明が開示されている。
ここで隣接する送電鉄塔間は通常500メートル前後の距離を開けて建設され、電線の架線は数キロメートル単位で行われる。数キロメートル単位での延線ロープの張設は、当初細い延線ロープ(第一のロープ:パイロットロープ)を張設し、これを段階的に太い延線ロープに引き替えることで行われるが、これはRCヘリの運搬能力では当初から太い延線ロープを延線することができないためである。
より具体的には、当初張設される延線ロープ(第一のロープ:パイロットロープ)には径が3mmのナイロンロープが使用され、そこから径6mmのナイロンロープ→径12mmのナイロンロープ→径14mmのナイロンロープ→径10mmの延線ワイヤ→径16mmの延線ワイヤといったように、段階的に強度が高く重たいロープに引き替えが行われる。このように多段階的にロープの引き替えを行うのは、延線ロープは送電鉄塔頂部腕金に設置した滑車に通されその先端をウインチに取り付けることでその巻き取りが行われるが、細い延線ロープに一気に太い延線ロープを連結すると、数キロメートルにもおよぶ重く太い延線ロープからの張力に細い延線ロープが耐えられないためである。
特開平7−143628号公報
ここで上述したRCヘリを用いた延線ロープの張設方法では、多段階的に延線ロープの引き替えが行われるため、作業時間や使用資材の増大を伴い、作業コストの上昇につながるといった問題があった。
また、RCヘリによって延線したロープの巻き取りを行う際には、径間内の障害物に接触しないように細い延線ロープの張力を上げて張設する必要があるが、その際に送電鉄塔に設置した滑車から脱線し、延線ロープが切断するといった問題もある。
本発明はかかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明は、主としてRCヘリを用いて延線ロープを張設する際に、多段階で行われていた延線ロープの引き替え数を減少させることで作業時間の短縮、使用資材の減少、しいては作業コストの削減を達成することための延線ロープの張設方法を提供することを目的とする。また本発明は、延線したロープの弛みおよび張力を滑車ではなく送電鉄塔頂部に設置した延線ロープ送り出し装置により調節、担持させることで延線ロープの切断などの不具合を回避できるとともに、安定かつ安全に実施可能な延線ロープの張設方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、送電鉄塔(2)間に電線(10)を架線するための延線ロープ(4)を、予め送電鉄塔間に張設するための延線ロープの張設方法であって、前記延線ロープ(4)として、十分な長さの第一のロープ(4a)に、延線区間内で最長となる一径間分の長さを少なくとも有し、かつ、段階的に強くなる第二、第三、・・・(4b、4c、・・・)のロープおよび十分な長さの第nのロープ(4n)を連結接続したものを用意し、モータ(6)の動力によって回転する対をなすローラ(8)を有する延線ロープ送出装置(12)を各送電鉄塔に取り付け、前記第一のロープを複数の送電鉄塔(2)間に張設した後に、逆方向に回転する前記ローラ間に該第一のロープを挟持し、ローラ間に延線ロープを挟持した状態で、延線ロープ送出装置のローラを同調させて回転させ、延線ロープの張力を各延線ロープ送出装置に担持させながら、前記第一のロープを送り出すことで前記第二のロープを引き上げて最初の径間に第二のロープを張設し、さらに延線ロープ送出装置のローラによって挟持した第一のロープおよび第二のロープを送り出すことで前記第三のロープを引き上げて最初の径間に第三のロープを張設すると同時に次の径間に第二のロープを張設し、順次延線ロープ送出装置によってロープを送り出すことで各径間のロープの引き替えを行い、弱い延線ロープ(第一のロープ(4a))から強い延線ロープ(第二(4b)、第三(4c)、・・・第n(4n)のロープ)に段階的に引き替える、ことを特徴とする。
または、送電鉄塔(2)間に電線(10)を架線するための延線ロープ(4)を、予め送電鉄塔間に張設するための延線ロープの張設方法であって、前記延線ロープ(4)として、延線区間内で最長となる一径間分の長さを少なくとも有し、かつ、段階的に強くなる第一、第二、第三、・・・のロープ(4a、4b、4c、・・・)および十分な長さの第nのロープ(4n)を連結接続したものを用意し、モータ(6)の動力によって回転する対をなすローラ(8)を有する延線ロープ送出装置(12)を各送電鉄塔に取り付け、上空を飛行させた無人飛行体(14)が送電鉄塔(2)の上空を通過した直後に、通過した送電鉄塔に取り付けた前記各延線ロープ送出装置の逆方向に回転する前記ローラ間に第一のロープ(4a)を挟持し、ローラ間に延線ロープを挟持した状態で、各延線ロープ送出装置のローラを同調させて回転させ、延線ロープの張力を各延線ロープ送出装置に担持させながら、前記第一のロープを送り出すことで前記第二のロープを引き上げて最初の径間に第二のロープを張設すると同時に次の径間に第一のロープを張設し、さらに延線ロープ送出装置のローラによって挟持した第一のロープおよび第二のロープを送り出すことで前記第三のロープを引き上げて最初の径間に第三のロープを張設すると同時に次の径間に第二のロープをその次の径間に第一のロープを張設し、順次延線ロープ送出装置によって延線ロープを送り出すことで各径間のロープの引き替えを行い、弱い延線ロープ(第一のロープ(4a))から強い延線ロープ(第二(4b)、第三(4c)、・・・第n(4n)のロープ)に段階的に引き替える、ことを特徴としても良い。
ここで、前記第一のロープ(4a)は、無人飛行体(14)に第一のロープを巻き取ったドラム(16)を取り付け、該ドラムから第一のロープを送り出しながら無人飛行体を送電鉄塔(2)の上空を飛行させることで張設される、か、第一のロープを巻き取ったドラム(16)を地上に設置するとともにその先端を無人飛行体(14)に締結し、該ドラムから第一のロープを送り出しながら無人飛行体を送電鉄塔(2)の上空を飛行させることで張設される、ことが好ましい。
さらに、前記延線ロープ送出装置(12)では送り出し側の延線ロープ(4)の張力を検出し、検出した張力が予め定めた所定値を超えた場合に前記モータ(6)を駆動して延線ロープの送り出しを行ったり、検出した張力が予め定めた所定値を下回った場合に前記モータ(6)の駆動をやめて延線ロープの送り出しを停止して延線ロープが弛むことを防止することも好ましい。
本発明によれば、各送電鉄塔(腕金)に延線ロープ送出装置を取り付け、装置のローラ間に延線ロープ(第一、第二、第三、・・・第nのロープ)を挟持した状態で隣接する延線ロープ送出装置を同調させて稼動し、延線ロープの送り出しを行いうことで、延線ロープの自重(延線するロープからの張力も含む。)を装置に担持させることができるため、延線ロープは最大で一径間(500メートル程度)分の自重(および風の影響)に耐えられればよいこととなり、例えば径3mmのナイロンロープを張設した後には、径12mmのナイロンロープ→径10mmの延線ワイヤ→径16mmの延線ワイヤというように、その引き替え段階を半減することが可能となる。
ここで第一のロープをラジオコントロールの無人飛行体(RCヘリやRC飛行船)を利用して張設してやれば、有人実機の利用と比べて作業コストを低減することができ、また、延線ロープ送出装置の使用により無人飛行体の利用に伴う延線ロープの引き替えの手間が半減される。
なお段階的に強く(重く)なる延線ロープ(第一、第二、第三、・・・第nのロープ)の長さを適切に設定してその引き替えを行うことで、第一のロープと第nのロープ(最後のロープ)以外の第二、第三・・・のロープは一径間の長さ(500m程度)だけあればよいこととなり、従来のように各ロープを数キロメートル分用意する必要がなくなる。また無人飛行体(空中停止が可能なもの)が、送電鉄塔の上空を通過すると同時に、第一のロープを延線ロープ送出装置のローラ間に挟持することとすれば、第一のロープについても一径間の長さ(500m程度)だけあればよいこととなる。
ここで、送り出し側の延線ロープの張力を張力センサによって検出し、その張力が予め定めた所定値を超えた場合や下回った場合に延線ロープ送出装置のモータを駆動して延線ロープの送り出しを調節することで、第一のロープを無人飛行体によって張設する際に、第一のロープが大きく弛むことを防止しつつ、第一のロープからの張力が無人飛行体の飛行の妨げとなることを防止することができる。
本発明は、送電鉄塔に電線を架線するための準備段階として、延線ロープを送電鉄塔間に張設するための延線ロープの張設方法である。
前述したように延線ロープは送電鉄塔間に電線を架線するために用いられるものであるが、諸般の事情から近年では有人実機を用いずに無人ヘリコプタ(RCヘリ)などの無人飛行体を用いて延線ロープを張設することが多くなってきている。
ここで無人飛行体の最大搭載荷重の関係から、当初送電鉄塔間に張設される延線ロープにはナイロン製などの軽量なロープ(パイロットロープ:第一のロープ)が用いられる。そのため数キロメートルに渡って電線を引き上げて架線するためには、延線ロープを細いパイロットロープから太くて強い(重い)延線ロープに引き替えてやる必要がある。
本発明は、各送電鉄塔に取り付けた延線ロープ送出装置に延線ロープの重みを担持させ、延線ロープにかかる張力を分散させることで、延線ロープの引き替え回数(段階)を半減するとともに、引き替えに必要となるロープの使用長をも減少させるものである。
以下、使用される延線ロープ送出装置の構造の一例について簡単に説明し、続いて本発明の延線ロープの張設方法による延線ロープの引き替え作業の手順について説明する。
図1に一例として示した延線ロープ送出装置12は、送電鉄塔を把持するための固定部21と、延線ロープ4を送り出すための送出部23と、固定部と送出部を接続するための脚部25とを有している。
固定部21は、送電鉄塔の腕金を構成する山形鋼を把持する2枚のL字型の金具であり、後述する送出部を送電鉄塔の頂部に固定するためのものである。この固定部21は腕金に構造物をボルト・ナットによって取り付ける一般的なクランプ金具とほぼ同様の構造をしているため、その説明は省略する。
脚部25は、固定部21に接合された直径が数センチメートル程度の二重円筒であり、内筒27(破線)は外筒29に対して軸回転が可能となっている。また内筒29の先端部には以下に説明する送出部23を支持するためのボルト溝が形成されている。なお外筒29と内筒27とは分離しないような構造となっている。
送出部23は、厚さが1cm程度の鋼板からなる円盤状の台座31の表面に、V字型に立設するように2本のローラ8が対をなして取り付けられた構造を有している。このローラ8は、制御装置33につながれたモータ6の動力によって互いに逆方向に回転し、その間に挟持した延線ロープの送り出しを行うようになっている。脚部25によって固定部21に連結された台座31は、延線ロープからの力に従って自由な向きに回転可能となっている。
また複数の送電鉄塔の頂部腕金に取り付けられた各延線ロープ送出装置12は、有線又は無線により同調して回転するようになっている。
以上に説明した延線ロープ送出装置12を用いた本発明の延線ロープの張設方法による延線ロープの引き替え作業の手順を、実施例1と実施例2に分けて以下に説明する。
本実施例の延線ロープの張設方法は、電線を架線しようとする複数の送電鉄塔の頂部腕金に取り付けた延線ロープ送出装置を用い、以下の手順で行われる。なお隣接する送電鉄塔の距離(径間)は500m前後であり、電線の架線区間は5km程度であるとする。
また本実施例で使用されるRCヘリは15kg程度の荷物を搭載して飛行可能な機体とする。
まず径が3mmのナイロンロープ(第一のロープ4a:パイロットロープ)を5.5km程度巻き取ったドラム16をRCヘリ14に取り付け、このドラム16から第一のロープを送り出しながら5km程度の複数の送電鉄塔2に一本の第一のロープを架け渡す(図2(a)参照)。このとき送電鉄塔間に架け渡した第一のロープ4aにできるだけ大きな弛みが生じないように、ドラム16から送り出される第一のロープには一定の張力が作用するようになっている。なお第一のロープ4aを巻き取ったドラム16の重量は、15kg以下となっている。
次に各送電鉄塔2に登った作業員が、複数の送電鉄塔に架け渡された第一のロープを各延線ロープ送出装置12の対をなすローラ8間に挟持させる。
全ての各延線ロープ送出装置12に第一のロープ4aを挟持させた後には、RCヘリ14が離陸した地点にある第一のロープの終端に連結接続した径12mmのナイロンロープ(第二のロープ4b)を最初の送電鉄塔2に引き上げる。なお第二のロープ4bの長さは500m強(最長の一径間分の長さ)であり、第一のロープ4aと第二のロープ4bとの連結個所は段差ができないようにテーパー状に加工されている。
第二のロープ4bの引き上げは、第一のロープ4aを挟持した全ての延線ロープ送出装置12のローラ8を同調させて回転させることで行われる。最初の送電鉄塔2の延線ロープ送出装置12にまで引き上げられた第二のロープ4bは、V字に立設するローラ8に挟持されることで、送電鉄塔2から垂れ下がった第二のロープの重さがこれを挟持する延線ロープ送出装置12に担持されることとなる(図2(b)参照)。
そしてさらに全ての延線ロープ送出装置12のローラ8を同調させて回転させることで、最初の径間に第二のロープ4bが張設される。このとき第二のロープ4bの終端には径10mmの延線ワイヤ(第三のロープ4c)が連結接続されており、最初の径間に第二のロープが張設されると同時に、第三のロープが最初の送電鉄塔2に引き上げられる(図2(c)参照)。なお第三のロープ4cの長さも500m強であり、第二のロープ4bとの連結個所はテーパー状に加工されている。
この状態で第二のロープ4bの重さ(第二のロープの張力)の全ては、最初の送電鉄塔およびその次の送電鉄塔に取り付けられた延線ロープ送出装置12に担持され、第三のロープ4cの重さは最初の延線ロープ送出装置12に担持されていることとなる。
そしてさらに全ての延線ロープ送出装置12のローラ8を同調させて回転させることで、最初の径間に第三のロープ4cが張設され、次の径間には第二のロープ4bが張設される。このとき第三のロープ4cの終端には径16mmの延線ワイヤ(第nのロープ4n)が連結接続されており、第nのロープ4nが最初の送電鉄塔2に引き上げられる(図3(d)参照)。この状態で第二のロープ4bの重さ(第二のロープの張力)の全ては第二番目および第三番目の送電鉄塔2に取り付けられた延線ロープ送出装置12に担持され、第三のロープ4cの重さの全ては最初の送電鉄塔および第二番目の送電鉄塔に取り付けられた延線ロープ送出装置に担持され、第nのロープ4nの重さは最初の延線ロープ送出装置に担持されることとなる。
第nのロープ4nは、送電鉄塔2に電線を架線するために複数の送電鉄塔間に張設される最も強靭な延線ロープ4である。第nのロープ4nの全長は5.5km程度となっており、第三のロープ4cとの接続個所はテーパー状に加工されている。
最初の送電鉄塔2に第nのロープ4nを引き上げたのちに、さらに全ての延線ロープ送出装置12のローラ8を同調させて回転させることで、延線ロープ4(第一、第二、第三、第nのロープ)を送り出し、最終的に全ての径間に第nのロープが張設される(図3(e)参照)。
全ての径間に第nのロープ4nが張設された後には、第nのロープの終端に電線10を連結接続し、最後の送電鉄塔2の近くの地上に設置したエンジン式巻き取り装置(図示せず)によって第nのロープを巻き取ることで、全ての送電鉄塔間に電線が架線される(図4(f)参照)。
本実施例の延線ロープの張設方法によれば、最も細く弱い第一のロープ4aにかかる最大の張力は一径間分(500m程度)の第二のロープ4bの重さ(および第二のロープへの風の影響)だけであり、また、第二のロープにかかる最大の張力は一径間分(500m程度)の第三のロープ4cの重さ(および第三のロープへの風の影響)だけ、第三のロープにかかる最大の張力は一径間分(500m程度)の第nのロープ4nの重さ(および第三のロープへの風の影響)だけとすることができる。
そのため、従来の延線ロープの張設方法で行われていた「3mmのナイロンロープ→径6mmのナイロンロープ→径12mmのナイロンロープ→径14mmのナイロンロープ→径10mmの延線ワイヤ→径16mmの延線ワイヤ」といった延線ロープ4の引き替え工程を、「3mmのナイロンロープ→径12mmのナイロンロープ→径10mmの延線ワイヤ→径16mmの延線ワイヤ」といったように、半減することができる。
また第二のロープ4b(径12mmのナイロンロープ)および第三のロープ4c(径10mmの延線ワイヤ)はそれぞれ500m程度用意すればよく、全径間分の長さを用意する必要がなくなる。
なお上述した第一、第二、第三、第nのロープの太さや材質は一例であり、また、延線ロープの引き替え回数(段階)も一例であるため、本発明の延線ロープの張設方法が上述した実施例に限定されることはない。
また本実施例では第一のロープ4aを、RCヘリ14を使用することで複数の送電鉄塔間に架け渡すこととしたが、本発明の延線ロープの張設方法はRCヘリなどの無人飛行体を使用する場合に限られず、何らかの方法によって全ての送電鉄塔間に第一のロープを架線することができれば、その引き替えを行うために利用することができる。
本実施例の延線ロープの張設方法で使用されるRCヘリ14(又はRC飛行船)には実施例1で機体に搭載されていたドラム16は搭載されていない。ドラム16は最初の送電鉄塔2の近くの地上に設置され、機体に第一のロープ4aの先端を締結し、RCヘリ14を飛行させることで一定の張力がかかるとドラムから第一のロープが送り出されるようになっている。なおドラム16に巻き取られた第一のロープ4aの長さは、600m強(最長の一径間分の長さ+α)である。ここで本実施例で使用されるRCヘリ14は5kg程度の荷物を搭載して飛行可能な機体とする。
また本実施例の延線ロープ送出装置12には、上述した延線ロープ送出装置のローラ8に挟持した延線ロープ4の張力を検出するため張力センサ37が備えられている。この張力センサ37は制御装置33に接続されており、検出された張力が予め定めた所定値を超えた場合には制御装置がモータ6を駆動してローラ8を回転させ、ローラ間に挟持した延線ロープ4の送り出しを行い、また、検出された張力が予め定めた所定値を下回った場合に前記モータ6の駆動をやめて延線ロープの送り出しを停止するようになっている(図1の破線枠を参照)。
本実施例の延線ロープの張設方法は以下の手順で行われる。
まずドラム16に巻き取った径3mmのナイロンロープ(第一のロープ4a:パイロットロープ)の先端を締結したRCヘリ14を最初の送電鉄塔2の上空まで飛行させそこで空中停止させる。そして最初の送電鉄塔2に登った作業員が、第一のロープ4aを延線ロープ送出装置12の対をなすローラ8間に挟持させる。
第一のロープを最初の送電鉄塔2の延線ロープ送出装置12に挟持した後には、次(二番目)の送電鉄塔2の上空までRCヘリ14を飛行させる(図4(a)参照)。
ここで延線ロープ送出装置12のローラ8に取り付けられた張力センサ37は、RCヘリ14が第一のロープ4aを引っ張ることにより生じる張力を検知し、その張力が予め定めた所定値を超えると、制御装置33がモータ6を駆動することでローラ8が回転し、ローラ間に挟持された第一のロープが送り出される。また、検出された張力が予め定めた所定値を下回ると、制御装置33がモータ6の駆動をやめる。このように張力センサ37によって第一のロープ4aの張力を検出してローラ8を回転させることで、第一のロープに大きな弛みが生じないようにすることができる。
続いてRCヘリ14を二番目の送電鉄塔2の上空まで飛行させてその上空で空中停止させ、送電鉄塔上の作業員がRCヘリにつながれた第一のロープ4aを延線ロープ送出装置12のローラ8間に挟持させることで、最初の径間に第一のロープが張設される。なお第一のロープ4aの終端には第二のロープ4b(長さ500m強の径12mmのナイロンロープ)が連結接続されており、最初の径間に第一のロープが張設されると同時に、最初の送電鉄塔に取り付けられた延線ロープ送出装置12によって、第二のロープは最初の送電鉄塔の頂部まで引き上げられる(図4(b)参照)。
そしてさらにRCヘリ14を三番目の送電鉄塔2の上空まで飛行させてその上空で空中停止させ、送電鉄塔上の作業員がRCヘリにつながれた第一のロープ4aを三番目の送電鉄塔に取り付けられた延線ロープ送出装置12のローラ8間に挟持させる。これにより、二番目の径間に第一のロープ4aが張設されるとともに最初の径間に第二のロープ4bが張設される(図4(c)参照)。なお延線ロープ送出装置12のローラ8は同調して回転するため、送電鉄塔間に張設したロープに大きな弛みが生じることはない。
また第二のロープ4bの終端には第三のロープ4c(長さ500m強の径10mmの延線ワイヤ)が連結接続されており、最初の径間に第二のロープが張設されると同時に、最初の送電鉄塔2に取り付けられた延線ロープ送出装置12によって、第三のロープは最初の送電鉄塔の頂部まで引き上げられることとなる(図4(c)参照)。
その後さらにRCヘリ14を四番目の送電鉄塔2の上空まで飛行させてその上空で空中停止させ、送電鉄塔上の作業員がRCヘリにつながれた第一のロープ4aを四番目の送電鉄塔に取り付けられた延線ロープ送出装置12のローラ8間に挟持させる。これにより、三番目の径間には第一のロープ4aが、二番目の径間には第二のロープ4bが、最初の径間には第三のロープ4cが張設される。
第三のロープ4cの終端には第nのロープ4n(径16mmの延線ワイヤ)が連結接続されており、最初の径間に第三のロープが張設されると同時に、最初の送電鉄塔2に取り付けられた延線ロープ送出装置12によって、第nのロープは最初の送電鉄塔の頂部まで引き上げられる(図5(d)参照)。
この第nのロープ4nは、送電鉄塔2に電線を架線するために複数の送電鉄塔に張設される最も強靭な延線ロープ4である。第nのロープ4nの全長は5.5km程度となっている。
最初の送電鉄塔2に第nのロープ4nを引き上げたのちに、さらに全ての延線ロープ送出装置12のローラ8を同調させて回転させることで、延線ロープ4(第一、第二、第三、第nのロープ)を送り出し、最終的に全ての径間に第nのロープが張設される(図5(e)参照)。
全ての径間に第nのロープ4nが張設された後には、第nのロープの終端に電線10を連結接続し、最後の送電鉄塔2の近くの地上に設置したエンジン式巻き取り装置によって第nのロープを巻き取ることで、全ての送電鉄塔間に電線が架線される(図5(f)参照)。
本実施例の延線ロープの張設方法によれば、実施例1の効果に加え、第一のロープを巻き取ったドラムをRCヘリに取り付ける必要がなくなるため、搭載荷重が小さい機体によっても第一のロープの張設を行うことができる。また本実施例の延線ロープの張設方法では、用意しなければならない第一のロープの長さをも600m強とすることができ、必要な資材の量を削減することができる。さらに張力センサを用いることで、RCヘリに大きな負担をかけることなく、かつ、第一のロープに大きな弛みが生じさせずに、送電鉄塔間に第一のロープを張設することができる。これにより、径間下の樹木等に接触することなく必要な離隔を保ちながら延線ロープを張設することができる。
なお上述した第一、第二、第三、第nのロープの太さや材質は一例であり、また、延線ロープの引き替え回数(段階)も一例であるため、本発明の延線ロープの張設方法が上述した実施例に限定されることはない。また本発明は前述したものに限るものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができるのは勿論である。
上述したように本発明は主として送電鉄塔に電線を架線するために、送電鉄塔間に予め電線を延線する延線ロープを張設するための方法であるが、本発明は構造物間に線状物を張設する様々な場面に応用することが可能である。
本発明で使用される延線ロープ送出装置の構造を説明するための斜視図である。 実施例1の延線ロープの張設方法による延線ロープの引き替え作業の手順を示した概念図である。 実施例1の延線ロープの張設方法による延線ロープの引き替え作業の手順を示した概念図である。 実施例2の延線ロープの張設方法による延線ロープの引き替え作業の手順を示した概念図である。 実施例2の延線ロープの張設方法による延線ロープの引き替え作業の手順を示した概念図である。
符号の説明
2 送電鉄塔
4 延線ロープ
(4a 第一のロープ)
(4b 第二のロープ)
(4c 第三のロープ)
(4n 第nのロープ)
6 モータ
8 ローラ
10 電線
12 延線ロープ送出装置
14 無人飛行体(RCヘリ)
16 ドラム
21 固定部
23 送出部
25 脚部
27 内筒
29 外筒
31 台座
33 制御装置
37 張力センサ

Claims (6)

  1. 送電鉄塔(2)間に電線(10)を架線するための延線ロープ(4)を、予め送電鉄塔間に張設するための延線ロープの張設方法であって、
    前記延線ロープ(4)として、十分な長さの第一のロープ(4a)に、延線区間内で最長となる一径間分の長さを少なくとも有し、かつ、段階的に強くなる第二、第三、・・・(4b、4c、・・・)のロープおよび十分な長さの第nのロープ(4n)を連結接続したものを用意し、
    モータ(6)の動力によって回転する対をなすローラ(8)を有する延線ロープ送出装置(12)を各送電鉄塔に取り付け、
    前記第一のロープを複数の送電鉄塔(2)間に張設した後に、逆方向に回転する前記ローラ間に該第一のロープを挟持し、
    ローラ間に延線ロープを挟持した状態で、延線ロープ送出装置のローラを同調させて回転させ、延線ロープの張力を各延線ロープ送出装置に担持させながら、前記第一のロープを送り出すことで前記第二のロープを引き上げて最初の径間に第二のロープを張設し、さらに延線ロープ送出装置のローラによって挟持した第一のロープおよび第二のロープを送り出すことで前記第三のロープを引き上げて最初の径間に第三のロープを張設すると同時に次の径間に第二のロープを張設し、順次延線ロープ送出装置によってロープを送り出すことで各径間のロープの引き替えを行い、弱い延線ロープ(第一のロープ(4a))から強い延線ロープ(第二(4b)、第三(4c)、・・・第n(4n)のロープ)に段階的に引き替える、ことを特徴とする延線ロープの張設方法。
  2. 送電鉄塔(2)間に電線(10)を架線するための延線ロープ(4)を、予め送電鉄塔間に張設するための延線ロープの張設方法であって、
    前記延線ロープ(4)として、延線区間内で最長となる一径間分の長さを少なくとも有し、かつ、段階的に強くなる第一、第二、第三、・・・のロープ(4a、4b、4c、・・・)および十分な長さの第nのロープ(4n)を連結接続したものを用意し、
    モータ(6)の動力によって回転する対をなすローラ(8)を有する延線ロープ送出装置(12)を各送電鉄塔に取り付け、
    上空を飛行させた無人飛行体(14)が送電鉄塔(2)の上空を通過した直後に、通過した送電鉄塔に取り付けた前記各延線ロープ送出装置の逆方向に回転する前記ローラ間に第一のロープ(4a)を挟持し、
    ローラ間に延線ロープを挟持した状態で、各延線ロープ送出装置のローラを同調させて回転させ、延線ロープの張力を各延線ロープ送出装置に担持させながら、前記第一のロープを送り出すことで前記第二のロープを引き上げて最初の径間に第二のロープを張設すると同時に次の径間に第一のロープを張設し、さらに延線ロープ送出装置のローラによって挟持した第一のロープおよび第二のロープを送り出すことで前記第三のロープを引き上げて最初の径間に第三のロープを張設すると同時に次の径間に第二のロープをその次の径間に第一のロープを張設し、順次延線ロープ送出装置によって延線ロープを送り出すことで各径間のロープの引き替えを行い、弱い延線ロープ(第一のロープ(4a))から強い延線ロープ(第二(4b)、第三(4c)、・・・第n(4n)のロープ)に段階的に引き替える、ことを特徴とする延線ロープの張設方法。
  3. 前記第一のロープ(4a)は、無人飛行体(14)に第一のロープを巻き取ったドラム(16)を取り付け、該ドラムから第一のロープを送り出しながら無人飛行体を送電鉄塔(2)の上空を飛行させることで張設される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の延線ロープの張設方法。
  4. 前記第一のロープ(4a)は、第一のロープを巻き取ったドラム(16)を地上に設置するとともにその先端を無人飛行体(14)に締結し、該ドラムから第一のロープを送り出しながら無人飛行体を送電鉄塔(2)の上空を飛行させることで張設される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の延線ロープの張設方法。
  5. 前記延線ロープ送出装置(12)では送り出し側の延線ロープ(4)の張力を検出し、検出した張力が予め定めた所定値を超えた場合に前記モータ(6)を駆動して延線ロープの送り出しを行う、ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の延線ロープの張設方法。
  6. 前記延線ロープ送出装置(12)では送り出し側の延線ロープ(4)の張力を検出し、検出した張力が予め定めた所定値を下回った場合に前記モータ(6)の駆動を停止して延線ロープの送り出しをやめ延線ロープが弛むことを防止する、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の延線ロープの張設方法。
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