JP4889052B2 - 連続壁の構築方法 - Google Patents

連続壁の構築方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4889052B2
JP4889052B2 JP2008299189A JP2008299189A JP4889052B2 JP 4889052 B2 JP4889052 B2 JP 4889052B2 JP 2008299189 A JP2008299189 A JP 2008299189A JP 2008299189 A JP2008299189 A JP 2008299189A JP 4889052 B2 JP4889052 B2 JP 4889052B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
continuous wall
cutter
soil
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008299189A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009041365A (ja
Inventor
浩一 十河
進 荒木
好司 杉山
幸一郎 池田
Original Assignee
ライト工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ライト工業株式会社 filed Critical ライト工業株式会社
Priority to JP2008299189A priority Critical patent/JP4889052B2/ja
Publication of JP2009041365A publication Critical patent/JP2009041365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4889052B2 publication Critical patent/JP4889052B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)

Description

本発明は、連続壁の構築方法に関する。
一般に、遮水壁や山留め壁を構築する方法としては、アースオーガー機などにより対象地盤を掘削すると共に、セメントミルク等と対象地盤の地盤土砂とを混合攪拌して硬化させ、地中に壁体を形成する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。遮水壁や山留め壁としては、セメント系固化材等を使用する場合、壁体強度が高いため周辺地盤の崩壊等を起こす虞がなく、耐久性にも優れる。この方法では、掘削孔又は掘削溝内に存する泥水をセメント系固化材等に置換する作業が行われており、最終的に排出されたセメント混じりの泥水は産業廃棄物として処理されている。
特開平7−216902号(2乃至4頁)
昨今、環境配慮の観点から、環境負荷を低減させることは社会的要請とされており、土木・建築業界等において、産業廃棄物を減らすことは、至上命題ともいえる。したがって、このことを鑑みると、上記工法では排出された泥水の産業廃棄物としての量が多く、処理費用の負担が大きいと共に、環境配慮の観点からも改善の余地があった。
そこで、本発明の主たる課題は、産業廃棄物となる排泥の排出量を低減し、ローコストで強度や耐久性に優れた、連続壁を構築する方法を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は、次のとおりである。
<請求項1記載の発明>
移動可能なベースマシンと、対象地盤を溝掘削するカッターとを備えたチェーンカッター方式掘削装置を用いて形成する連続壁の構築方法であって、
対象地盤を掘削しながら、スラリー状材料を吐出し、このスラリー状材料と前記地盤中の地盤土砂とを混合攪拌する第1の工程と、
前記第1の工程により混合攪拌される泥水混合土に、粉体又は顆粒状の固化材を吐出し、この固化材と前記泥水混合土とを混合攪拌する第2の工程とを有し
前記カッターの建込み位置を始点とし一方向に当該チェーンカッター方式掘削装置が移動しつつ溝掘削しながら前記第1の工程を行い、
このチェーンカッター方式掘削装置が前記カッターの建込み位置へ戻りながら第2の工程を行
前記スラリー状材料は粉体量が対象土量1m 3 当たり30〜500kg/m 3 となるように吐出し、前記粉体又は顆粒状の固化材は対象土量1m 3 当たり30〜700kg/m 3 吐出する、
ことを特徴とする連続壁の構築方法。
<請求項記載の発明>
移動可能なベースマシンと、対象地盤を溝掘削するカッターとを備えたチェーンカッター方式掘削装置を用いて形成する連続壁の構築方法であって、
前記カッターの建込み位置を1次工区開始点とし、この1次工区開始点から一方向に所定長の1次工区終了点まで当該チェーンカッター方式掘削装置が移動しつつ溝掘削しながら、スラリー状材料を吐出し、このスラリー状材料と前記地盤中の地盤土砂とを混合攪拌する第1の工程と、
このチェーンカッター方式掘削装置が前記1次工区終了点から1次工区開始点へ戻りながら、スラリー状材料及び粉体若しくは顆粒状の固化材を吐出せずに、前記第1の工程により混合攪拌される泥水混合土をさらに混合攪拌のみを行う第2の工程と、
前記1次工区開始点に戻った後、再び前記1次工区終了点方向へ移動しつつ、前記1次工区開始点から1次工区終了点までは、粉体又は顆粒状の固化材を吐出し、この固化材と前記泥水混合土とを混合攪拌し、
前記1次工区終了点を2次工区開始点として、この2次工区開始点から所定長の2次工区終了点までは、溝掘削しながら、スラリー状材料を吐出し、このスラリー状材料と前記地盤中の地盤土砂とを混合攪拌する第3の工程と、を備え、
前記スラリー状材料は粉体量が対象土量1m 3 当たり30〜500kg/m 3 となるように吐出し、前記粉体又は顆粒状の固化材は対象土量1m 3 当たり30〜700kg/m 3 吐出し、
先行工区終了点を後行工区開始点として、上記第2の工程と第3の工程を順次繰り返すことにより、全工区の連続壁の構築を行う、
ことを特徴とする連続壁の構築方法。
<請求項記載の発明>
前記カッターに前記スラリー状材料を吐出する第1の吐出口及び前記粉体又は顆粒状の固化材を吐出する第2の吐出口が設けられ、前記第1の吐出口は前記ベースマシンの移動方向側に設置され、前記第2の吐出口は前記ベースマシンの移動方向とは反対側に設置されている、
請求項1又は請求項2記載の連続壁の構築方法。
<請求項記載の発明>
前記粉体又は顆粒状の固化材は空気圧送により吐出される、請求項1乃至のいずれか1項記載の連続壁の構築方法。
<請求項記載の発明>
前記混合攪拌は、前記チェーンカッター方式掘削装置の無端チェーンに備えられた、攪拌バーによって行われる、請求項1乃至のいずれか1項記載の連続壁の構築方法。
<請求項記載の発明>
前記固化材は、少なくともセメント、石灰系固化材、中性固化材、弱アルカリ固化材、軽焼マグネシアから選択される1以上の材料を含むものである、請求項1乃至のいずれか1項記載の連続壁の構築方法。
<請求項記載の発明>
前記スラリー状材料中の粉体は、少なくともベントナイト、木節粘土、カオリン系粘土鉱物、セメント、石灰系固化材、中性固化材、弱アルカリ固化材、軽焼マグネシアから選択される1以上の材料を含むものである、請求項1乃至のいずれか1項記載の連続壁の構築方法。
(主な作用効果)
粉体若しくは顆粒状の固化材を用いるため、通常の連続壁構築工法に比べて水量が少ないので、排泥が少なく、産業廃棄物を軽減することができる。また、第1の工程と第2の工程に分け、かつ粉体若しくは顆粒状の固化材とスラリー状材料を適切に組み合わせることにより、対象地盤の土質性状、含水率、粒度、地下水位等の地盤状況に応じた、所望の強度等を有する連続壁を構築することができる。なお、本発明にいう対象地盤とは、掘削する箇所の地盤をいい、対象土量とは、その掘削した土の量をいうものとする(以下同様)。
また、第1の工程、第2の工程及び第3の工程に分け、かつ粉体若しくは顆粒状の固化材とスラリー状材料を適切に組み合わせることにより、対象地盤の土質性状、含水率、粒度、地下水位等の地盤状況に応じた、所望の強度等を有する連続壁を構築することができる。
粉体若しくは顆粒状の固化材を水で搬送するのではなく空気圧送することより、搬送途中で固化材が粘度増加することはなく粉体若しくは顆粒状態で搬送されるので、搬送作業効率が悪化することはない。
チェーンカッター方式掘削装置により掘削された溝内を無端チェーンに備えられた攪拌バーによって攪拌するため、溝内の泥水混合土が下方から上方まで万遍なく均一に攪拌することができる。
対象地盤の土質性状、含水率、粒度、有機物含有量、地下水位等の地盤状況や施工用途に応じて、最適な固化材性状を選択でき、所望の強度等を有する連続壁を構築することができる。
対象地盤の土質性状、含水率、粒度、有機物含有量、地下水位等の地盤状況や施工用途に応じて、最適な粉体を選択でき、所望の強度等を有する連続壁を構築することができる。
以上のとおり、本発明によれば、産業廃棄物となる排泥の排出量を低減し、ローコストで強度や耐久性に優れた、連続壁を構築できる等の利点がもたらされる。
以下、本発明に係る連続壁の構築方法の実施の形態を説明する。
固化材について以下に説明する。固化材は、連続壁に強度を持たせる材料、例えば、セメント、石灰系固化材、中性固化材、弱アルカリ固化材、軽焼マグネシア等が考えられる。
セメントとしては、ポルトランドセメント(JISSR5210に示す、普通、早強、超早強、中庸熱、低熱、耐硫酸塩)、ポルトランド系混合セメントとして、高炉セメント(JISSR5211に示す、A種、B種、C種)、シリカセメント(JISSR5212に示す、A種、B種、C種)、フライアッシュセメント(JISSR5213に示す、A種、B種、C種)や、その他の特殊セメントが考えられる。このうち、高炉セメントB種が好適である。
石灰系固化材は、石灰を母材とし、各種の有効成分を添加したものであり、市販されているものとしては、例えば、ジオセット(太平洋セメント)、ドライム100(吉澤石灰)等がある。
中性固化材は、固化材のPHが中性で水和反応を起こす固化材であり、市販されているものとしては、例えば、エコハード(日本資源リサイクル)がある。
弱アルカリ固化材は、固化材のPHが弱アルカリで水和反応を起こす固化材であり、例えば、軽焼マグネシアがある。
スラリー状材料に使用される粉体材料は、ベントナイト、木節粘土、カオリン系粘土鉱物、セメント、石灰系固化材、中性固化材、弱アルカリ固化材、軽焼マグネシアが考えられる。このうち、ベントナイトが好適である。
以下に実施の態様の配合例について示す。
(参考の態様1)
対象地盤を掘削しながら、粉体若しくは顆粒状の固化材、又は当該固化材及びスラリー状材料を吐出し、この固化材、又は当該固化材及びスラリー状材料と前記地盤中の地盤土砂とを混合攪拌する、連続壁の構築方法については、粉体若しくは顆粒状の固化材の量を、対象土量1m3当たり30〜700kg/m3とし、スラリー状材料中の粉体量を、対象土量1m3当たり30〜500kg/m3とするものである。
その理由としては、粉体若しくは顆粒状の固化材の量を、対象土量1m3当たり30kg/m3未満とし、スラリー状材料中の粉体量を、対象土量1m3当たり30kg/m3未満とすると、固化材が少ない(貧配合)等のためブリージングが生じてしまう。また、粉体若しくは顆粒状の固化材の量を、対象土量1m3当たり700kg/m3超とし、スラリー状材料中の粉体量を、対象土量1m3当たり500kg/m3超とすると、全体として粉体量が多くなり、排泥が多く発生してしまうため不都合であるためである。
好適なスラリー状材料中の粉体量としては、対象土量1m3当たり30〜500kg/m3のベントナイト量のベントナイトスラリーである。攪拌効率を高めるために、より好適には、対象土量1m3当たり30〜200kg/m3のベントナイト量である。
また、好適な粉体若しくは顆粒状の固化材としては、対象土量1m3当たり30〜700kg/m3の粉体若しくは顆粒状の高炉セメントB種である。適切な強度を得るために、より好適には、対象土量1m3当たり100〜400kg/m3の高炉セメントB種である。
(実施の態様1)
対象地盤を掘削しながら、スラリー状材料を吐出し、このスラリー状材料と前記地盤中の地盤土砂とを混合攪拌する第1の工程と、前記第1の工程により混合攪拌される泥水混合土に、粉体若しくは顆粒状の固化材を吐出し、この固化材と前記泥水混合土とを混合攪拌する第2の工程とからなる、連続壁の構築方法については、前記第1の工程における前記スラリー状材料中の粉体量を、対象土量1m3当たり30〜500kg/m3とし、前記第2の工程における前記粉体若しくは顆粒状の固化材の量を、対象土量1m3当たり30〜700kg/m3とするものである。
その理由としては、粉体若しくは顆粒状の固化材の量を、対象土量1m3当たり30kg/m3未満とし、スラリー状材料中の粉体量を、対象土量1m3当たり30kg/m3未満とすると、固化材が少ない(貧配合)等のためブリージングが生じてしまう。また、粉体若しくは顆粒状の固化材の量を、対象土量1m3当たり700kg/m3超とし、スラリー状材料中の粉体量を、対象土量1m3当たり500kg/m3超とすると、全体として粉体量が多くなり、排泥が多く発生してしまうため不都合であるためである。
好適なスラリー状材料中の粉体量としては、対象土量1m3当たり30〜500kg/m3のベントナイト量のベントナイトスラリーである。攪拌効率を高めるために、より好適には、対象土量1m3当たり30〜200kg/m3のベントナイト量である。
また、好適な粉体若しくは顆粒状の固化材としては、対象土量1m3当たり30〜700kg/m3の粉体若しくは顆粒状の高炉セメントB種である。適切な強度を得るために、より好適には、対象土量1m3当たり100〜400kg/m3の高炉セメントB種である。
(実施の態様2)
移動可能なベースマシンと、対象地盤を溝掘削するカッターとを備えたチェーンカッター方式掘削装置を用いて形成する連続壁の構築方法であって、前記カッターの建込み位置を1次工区開始点とし、この1次工区開始点から一方向に所定長の1次工区終了点まで当該チェーンカッター方式掘削装置が移動しつつ溝掘削しながら、スラリー状材料を吐出し、このスラリー状材料と前記地盤中の地盤土砂とを混合攪拌する第1の工程と、このチェーンカッター方式掘削装置が前記1次工区終了点から1次工区開始点へ戻りながら、スラリー状材料及び粉体若しくは顆粒状の固化材を吐出せずに、前記第1の工程により混合攪拌される泥水混合土をさらに混合攪拌のみを行う第2の工程と、前記1次工区開始点に戻った後、再び前記1次工区終了点方向へ移動しつつ、前記1次工区開始点から1次工区終了点までは、粉体若しくは顆粒状の固化材を吐出し、この固化材と前記泥水混合土とを混合攪拌し、前記1次工区終了点を2次工区開始点として、この2次工区開始点から所定長の2次工区終了点までは、溝掘削しながら、スラリー状材料を吐出し、このスラリー状材料と前記地盤中の地盤土砂とを混合攪拌する第3の工程と、を備え、先行工区終了点を後行工区開始点として、上記第2の工程と第3の工程を順次繰り返すことにより、全工区の連続壁の構築を行う、連続壁の構築方法については、前記第1の工程における前記スラリー状材料中の粉体量を、対象土量1m3当たり30〜500kg/m3とし、前記第3の工程における1次工区開始点から1次工区終了点までの前記粉体若しくは顆粒状の固化材の量を、対象土量1m3当たり30〜700kg/m3とし、前記第3の工程における2次工区開始点から所定長の2次工区終了点までの前記スラリー状材料中の粉体量を、対象土量1m3当たり30〜500kg/m3とするものである。
その理由としては、粉体若しくは顆粒状の固化材の量を、対象土量1m3当たり30kg/m3未満とし、スラリー状材料中の粉体量を、対象土量1m3当たり30kg/m3未満とすると、固化材が少ない(貧配合)等のためブリージングが生じてしまう。また、粉体若しくは顆粒状の固化材の量を、対象土量1m3当たり700kg/m3超とし、スラリー状材料中の粉体量を、対象土量1m3当たり500kg/m3超とすると、全体として粉体量が多くなり、排泥が多く発生してしまうため不都合であるためである。
好適なスラリー状材料中の粉体量としては、対象土量1m3当たり30〜500kg/m3のベントナイト量のベントナイトスラリーである。攪拌効率を高めるために、より好適には、対象土量1m3当たり30〜200kg/m3のベントナイト量である。
また、好適な粉体若しくは顆粒状の固化材としては、対象土量1m3当たり30〜700kg/m3の粉体若しくは顆粒状の高炉セメントB種である。適切な強度を得るために、より好適には、対象土量1m3当たり100〜400kg/m3の高炉セメントB種である。
上記各態様について、粉体若しくは顆粒状の固化材として、高炉セメントB種を用いているが、地盤状況や施工用途に応じて、他のセメント、石灰系固化材、中性固化材、弱アルカリ固化材、軽焼マグネシア等に置換してもよい。また、スラリー状材料中の粉体として、ベントナイト以外に、地盤状況や施工用途に応じて、木節粘土、カオリン系粘土鉱物、セメント、石灰系固化材、中性固化材、弱アルカリ固化材、軽焼マグネシア等を用いてもよい。
具体的には、スラリー状材料を吐出しながら対象地盤を掘削し、地下水位以下まで掘削すると、地下水がスラリー状材料に混入し始め、コンステンシーが悪化し始める。それと共に、地下水で希釈化されることにより強度の低下を招くので、それを防ぐために、通常は、多量のスラリー状材料(例えば、セメントミルク)の吐出が必要となり、このことが多量の排泥を発生させる要因となっている。従って、地下水位等の地盤状況に応じて、粉体若しくは顆粒状の固化材とスラリー状材料を適切に組み合わせることで、排泥量を抑えて、所望の強度等を有する連続壁を構築することができる
なお、従来技術と本発明の排泥量を、モデルケースで比較してみると以下のようになる。
連続壁の構築を含む、一般的な地盤改良工法(例えば、RSW工法やSMW工法)では、地盤改良を行うに際し、掘削対象土量1m3あたり、例えば、高炉セメントB種を300kg/m3、W/C(水セメント比)200%の配合で練混ぜたセメントミルクを投入して攪拌混合すると、セメントミルクの容積は、単位セメント300kg/m3をセメント比重(3.15)で除した値である、セメント容積95リットル/m3と、W/C(水セメント比)200%に基づく値である、水の容積600リットル/m3と、の合計値695リットル/m3となる。すなわち、掘削対象土量1m3あたり約695リットルの容積が増加することとなる。
一方、上記従来技術のケースと同様の強度、同様の地盤状況等を確保する前提の上で、本発明では、例えば、掘削対象土量1m3あたり、30〜100kgの粉体量(例えばベントナイト)を含むスラリー状材料150リットルを掘削対象地盤に投入し、さらに粉体若しくは顆粒状の固化材(例えば高炉セメントB種)200kg/m3を対象地盤内に吐出して攪拌混合すると、スラリー状材料と粉体若しくは顆粒状の固化材との合計容積は、スラリー状材料の容積150リットルと、粉体若しくは顆粒状の固化材200kg/m3をセメント比重(3.15)で除した値である、セメント容積63リットル/m3と、の合計値213リットル/m3となる。すなわち、掘削対象土量1m3あたり約213リットルの容積の増加に抑えることができる。
容積の増加は、地盤中の空隙等に入り込む等以外、余分な混合液が排泥として排出されるものであるから、容積の増加量である695リットル/m3(従来技術)と213リットル/m3(本発明)とを比較すると、本発明は従来技術に比べて、少なくとも約1/3に排泥量の増加を抑えることができる。
<チェーンカッター方式掘削装置の場合の適用>
チェーンカッター方式掘削装置21は、たとえば図1(1),(2)に示す全体構造を有するものである。なお、図1(1)はチェーンカッター方式掘削装置21の側面図であり、図1(2)はその正面図である。ベースマシン22の前方において支持され設置されたリーダ23はベースマシン22のリーダ受台24とバックステイ25により支えられる構造となっている。前記リーダ23には、カッター26の一部を構成する無端チェーン27をガイドするための複数の単位ガイドポストを長手方向に連結して構成された、ガイドポスト28が鉛直方向に移動可能なように設けられ、そのガイドポスト28の頭部にはリーダ3に沿ってスライドする電動モータ等による動力源29が搭載されている。この動力源29の動力は、チェーン駆動用ドライブホイール(図示せず)を介して後述する無端チェーン27に伝達される。
カッター26は、ガイドポスト28、チェーン駆動用ドライブホイール(図示せず)、後述するチェーンスプロケット30、無端チェーン27、複数のカッタービット(図示せず)及び攪拌バー(図示せず)から構成されている。ガイドポスト28には、上部にチェーン駆動用ドライブホイール(図示せず)及び最下端のガイドポスト28a下部にチェーンスプロケット30が枢支若しくは軸支されるように設けられ、これらガイドポスト28、チェーン駆動用ドライブホイール及びチェーンスプロケット30には、無端チェーン27が掛け渡されており、この無端チェーン27には、複数のカッタービット(図示せず)と攪拌バー(図示せず)とが交互に配設されている。そして、この無端チェーン27は動力源29からの動力によりチェーン駆動用ドライブホイールを介して、回動するようになっている。
また、ガイドポスト28内には、外部に設けられた流体供給源(図示せず)から供給されるスラリー状材料を搬送する液体流路(図示せず)が形成され、ガイドポスト28a,28,28,…の第1の吐出口(図示せず)から上記スラリー状材料を吐出可能になっている。この第1の吐出口は、複数箇所に設けてもよく、設置位置は任意でよいが、ベースマシン22の移動方向側に設置することが望ましい。
さらに、ガイドポスト28内には、搬送管路(図示せず)が形成されており、搬送管路(図示せず)の一端には、粉体若しくは顆粒状の固化材を空気圧送するコンプレッサー等の圧送装置(図示せず)が連設され、ガイドポスト28a,28,28,…の第2の吐出口(図示せず)から、搬送された上記固化材を吐出可能になっている。この第2の吐出口は、複数箇所に設けてもよく、設置位置は任意でよいが、だま(よく溶けずにできる粒状の塊)の発生を防止するために、より攪拌しやすくする必要があるので、ベースマシン22の移動方向とは反対側(掘削する地盤と対向していない側)に設置することが望ましい。
なお、本発明に係る連続壁の構築方法は、上記チェーンカッター方式掘削装置21に限定されるものではない。またチェーンカッター方式掘削装置21の掘削速度としては、60〜130mm/min程度が好適である。
(パターン1)
チェーンカッター方式掘削装置の場合の本発明に係る連続壁の構築方法について、図3に基づいて説明する。なお、パターン1は、前述した参考の態様1に基づくものである。まず、事前に所定深度まで掘削された掘削孔にカッター26を貫入するか、若しくは単位ガイドポストを順次連結させつつ、所定深度まで掘削しながら自力建込みを行うことによって、図3(1)に示すように、対象地盤中にカッター26を建込む。この建込みの際には、後述するように、スラリー状材料等を吐出して、掘削しながら行われるものである。
そして、図3(2)に示すように、ベースマシン22をカッター建込み位置から矢印の方向に移動させながら、粉体若しくは顆粒状の固化材、若しくはスラリー状材料、又は当該固化材及びスラリー状材料をガイドポスト28a,28,28,…に形成された第1及び第2の吐出口(図示せず)から吐出して、地盤中の地盤土砂とスラリー状材料と粉体若しくは顆粒状の固化材とを攪拌バーにより混合攪拌して、掘削溝の崩壊等を防止しつつ、カッタービットで対象地盤を溝掘削する。その結果、溝掘削した部分に、連続壁である連続壁を対象地盤中に構築することができる。
また、連続壁内に芯材として鋼材を植設すれば、剛性が高くなり、耐震性等を増すことができる。さらに、構築される連続壁内若しくは壁面に、遮水シートを敷設すれば、遮水壁として、遮水性、地盤変形追随性、耐薬品性、せん断強度を増すことができる。
なお、スラリー状材料を搬送する液体流路と粉体若しくは顆粒状の固化材を搬送する搬送管路とを兼用することも可能であるが、管路内での粉体若しくは顆粒状の固化材の粘度増加を防ぐためにも、水分との接触をさけ別経路とすることが好ましい。より好適には、少なくとも粉体若しくは顆粒状の固化材については、だま(よく溶けずにできる粒状の塊)の発生を防止するために、より攪拌しやすくする必要があるので、ベースマシン22の移動方向とは反対側(掘削する地盤と対向していない側)の吐出口(図示せず)から吐出させることが望ましい。
(パターン2)
パターン2は、前述した実施の態様1に基づくものである。まず、事前に所定深度まで掘削された掘削孔にカッター26を貫入するか、若しくは単位ガイドポストを順次連結させつつ、所定深度まで掘削しながら自力建込みを行うことによって、図2(1)に示すように、対象地盤中にカッター26を建込む。この建込みの際には、後述するように、スラリー状材料等を吐出して、掘削しながら行われるものである。
そして、図2(2)に示すように、第1の工程として、ベースマシン22をカッター建込み位置から矢印(往路)の方向に移動させながら、スラリー状材料をガイドポスト28a,28,28…に形成された第1及び第2の吐出口(図示せず)から吐出して、地盤中の地盤土砂とスラリー状材料とを攪拌バーにより混合攪拌して、掘削溝の崩壊等を防止しつつ、カッタービットで対象地盤を溝掘削する。
所定の長さまで溝掘削した後は、図2(3)に示すように、第2の工程として粉体若しくは顆粒状の固化材を、第2の吐出口(図示せず)より吐出させつつ、攪拌バーを回転させ地盤中の地盤土砂とスラリー状材料と粉体若しくは顆粒状の固化材とを混合攪拌しながら、始点となるカッター建込み位置に向けて矢印(復路)方向にベースマシン22を移動させ、カッター建込み位置に戻った後、カッター26を引き抜く。
その結果、溝掘削した部分に、連続壁を対象地盤中に構築することができる。
なお、スラリー状材料を搬送する液体流路と粉体若しくは顆粒状の固化材を搬送する搬送管路とを兼用することも可能であるが、管路内での粉体若しくは顆粒状の固化材の粘度増加を防ぐためにも、水分との接触をさけ別経路とすることが好ましい。その他については、パターン1と略同様なので説明を省略する。
(パターン3)
パターン3は、前述した実施の態様2に基づくものである。図4(1)に示すように、第1の工程としては、カッターの建込み位置を1次工区開始点とし、図4(2)に示すように、この1次工区開始点からベースマシン22を矢印(往路)の方向に移動させつつ、所定長の1次工区終了点まで溝掘削させながら、スラリー状材料をガイドポスト28a,28,28…に形成された第1及び第2の吐出口(図示せず)から吐出し、地盤中の地盤土砂とスラリー状材料とを攪拌バーにより混合攪拌して、掘削溝の崩壊等を防止しつつ、カッタービットで対象地盤を溝掘削する。
第2の工程として、図4(3)に示すように、ベースマシン22が1次工区終了点から1次工区開始点へ戻りながら、スラリー状材料及び粉体若しくは顆粒状の固化材を吐出せずに、第1の工程により混合攪拌される泥水混合土をさらに混合攪拌のみを行う。
第3の工程として、前記1次工区開始点に戻った後、図4(4)に示すように、再び1次工区終了点方向へ移動しつつ、1次工区開始点から1次工区終了点までは、粉体若しくは顆粒状の固化材を吐出し、この固化材と泥水混合土とを混合攪拌し、1次工区終了点を2次工区開始点として、図4(5)に示すように、この2次工区開始点から所定長の2次工区終了点までは、溝掘削しながら、スラリー状材料をガイドポスト28a,28,28…に形成された第1及び第2の吐出口(図示せず)から吐出し、地盤中の地盤土砂とスラリー状材料とを攪拌バーにより混合攪拌して、掘削溝の崩壊等を防止しつつ、カッタービットで対象地盤を溝掘削する。
そして、図示はしないが、先行工区終了点を後行工区開始点として、上記第2の工程と第3の工程を順次繰り返すことにより、全工区の連続壁の構築を行っていくものである。その他については、パターン1及び2と略同様なので説明を省略する。
チェーン方式掘削装置の側面図及び正面図である。 チェーン方式掘削装置を用いての実施の態様1を説明するための図である。 チェーン方式掘削装置を用いての参考の態様1を説明するための説明図である。 チェーン方式掘削装置を用いての実施の態様2を説明するための説明図である。
21…チェーンカッター方式掘削装置、22…ベースマシン、23…リーダ、24…リーダ受台、25…バックステイ、26…カッター、27…無端チェーン、28…ガイドポスト、28…最下端のガイドポスト、29…動力源、30…チェーンスプロケット。

Claims (7)

  1. 移動可能なベースマシンと、対象地盤を溝掘削するカッターとを備えたチェーンカッター方式掘削装置を用いて形成する連続壁の構築方法であって、
    対象地盤を掘削しながら、スラリー状材料を吐出し、このスラリー状材料と前記地盤中の地盤土砂とを混合攪拌する第1の工程と、
    前記第1の工程により混合攪拌される泥水混合土に、粉体又は顆粒状の固化材を吐出し、この固化材と前記泥水混合土とを混合攪拌する第2の工程とを有し
    前記カッターの建込み位置を始点とし一方向に当該チェーンカッター方式掘削装置が移動しつつ溝掘削しながら前記第1の工程を行い、
    このチェーンカッター方式掘削装置が前記カッターの建込み位置へ戻りながら第2の工程を行
    前記スラリー状材料は粉体量が対象土量1m 3 当たり30〜500kg/m 3 となるように吐出し、前記粉体又は顆粒状の固化材は対象土量1m 3 当たり30〜700kg/m 3 吐出する、
    ことを特徴とする連続壁の構築方法。
  2. 移動可能なベースマシンと、対象地盤を溝掘削するカッターとを備えたチェーンカッター方式掘削装置を用いて形成する連続壁の構築方法であって、
    前記カッターの建込み位置を1次工区開始点とし、この1次工区開始点から一方向に所定長の1次工区終了点まで当該チェーンカッター方式掘削装置が移動しつつ溝掘削しながら、スラリー状材料を吐出し、このスラリー状材料と前記地盤中の地盤土砂とを混合攪拌する第1の工程と、
    このチェーンカッター方式掘削装置が前記1次工区終了点から1次工区開始点へ戻りながら、スラリー状材料及び粉体若しくは顆粒状の固化材を吐出せずに、前記第1の工程により混合攪拌される泥水混合土をさらに混合攪拌のみを行う第2の工程と、
    前記1次工区開始点に戻った後、再び前記1次工区終了点方向へ移動しつつ、前記1次工区開始点から1次工区終了点までは、粉体又は顆粒状の固化材を吐出し、この固化材と前記泥水混合土とを混合攪拌し、
    前記1次工区終了点を2次工区開始点として、この2次工区開始点から所定長の2次工区終了点までは、溝掘削しながら、スラリー状材料を吐出し、このスラリー状材料と前記地盤中の地盤土砂とを混合攪拌する第3の工程と、を備え、
    前記スラリー状材料は粉体量が対象土量1m 3 当たり30〜500kg/m 3 となるように吐出し、前記粉体又は顆粒状の固化材は対象土量1m 3 当たり30〜700kg/m 3 吐出し、
    先行工区終了点を後行工区開始点として、上記第2の工程と第3の工程を順次繰り返すことにより、全工区の連続壁の構築を行う、
    ことを特徴とする連続壁の構築方法。
  3. 前記カッターに前記スラリー状材料を吐出する第1の吐出口及び前記粉体又は顆粒状の固化材を吐出する第2の吐出口が設けられ、前記第1の吐出口は前記ベースマシンの移動方向側に設置され、前記第2の吐出口は前記ベースマシンの移動方向とは反対側に設置されている、
    請求項1又は請求項2記載の連続壁の構築方法。
  4. 前記粉体又は顆粒状の固化材は空気圧送により吐出される、請求項1乃至のいずれか1項記載の連続壁の構築方法。
  5. 前記混合攪拌は、前記チェーンカッター方式掘削装置の無端チェーンに備えられた、攪拌バーによって行われる、請求項1乃至のいずれか1項記載の連続壁の構築方法。
  6. 前記固化材は、少なくともセメント、石灰系固化材、中性固化材、弱アルカリ固化材、軽焼マグネシアから選択される1以上の材料を含むものである、請求項1乃至のいずれか1項記載の連続壁の構築方法。
  7. 前記スラリー状材料中の粉体は、少なくともベントナイト、木節粘土、カオリン系粘土鉱物、セメント、石灰系固化材、中性固化材、弱アルカリ固化材、軽焼マグネシアから選択される1以上の材料を含むものである、請求項1乃至のいずれか1項記載の連続壁の構築方法。
JP2008299189A 2008-11-25 2008-11-25 連続壁の構築方法 Expired - Fee Related JP4889052B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008299189A JP4889052B2 (ja) 2008-11-25 2008-11-25 連続壁の構築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008299189A JP4889052B2 (ja) 2008-11-25 2008-11-25 連続壁の構築方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004030751A Division JP2005220651A (ja) 2004-02-06 2004-02-06 連続壁及び遮水壁の構築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009041365A JP2009041365A (ja) 2009-02-26
JP4889052B2 true JP4889052B2 (ja) 2012-02-29

Family

ID=40442383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008299189A Expired - Fee Related JP4889052B2 (ja) 2008-11-25 2008-11-25 連続壁の構築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4889052B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7425441B2 (ja) * 2020-05-19 2024-01-31 ライト工業株式会社 遮水壁の構築方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2881353B2 (ja) * 1992-02-20 1999-04-12 太平洋セメント株式会社 地盤改良方法
JP2920097B2 (ja) * 1995-10-18 1999-07-19 株式会社神戸製鋼所 地中連続壁の施工方法および同装置
JP2889853B2 (ja) * 1995-12-27 1999-05-10 株式会社テノックス 連続地盤改良方法
JP3388673B2 (ja) * 1996-04-19 2003-03-24 株式会社テノックス 連続地盤改良機及びそれを使用した連続地盤改良方法
JP3781849B2 (ja) * 1996-12-26 2006-05-31 株式会社テノックス 連続地盤改良方法
JP3607793B2 (ja) * 1997-05-13 2005-01-05 株式会社テノックス 連続地盤改良体の施工方法
JP3341157B2 (ja) * 1999-04-26 2002-11-05 大成建設株式会社 ソイルセメント地中連続壁の構築方法
JP2002061169A (ja) * 2000-08-22 2002-02-28 Sanwa Kizai Co Ltd 地中連続壁造成工法
JP4448989B2 (ja) * 2001-03-30 2010-04-14 株式会社テノックス 地盤改良方法
JP3846801B2 (ja) * 2003-06-06 2006-11-15 ライト工業株式会社 地中遮水壁の構築方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009041365A (ja) 2009-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2561310B1 (en) Improvements in or relating to cementitious compositions
KR102185405B1 (ko) SGM(Soil Geolead Mixed)을 이용한 표층용 지반 고화 공법
CN1938240A (zh) 混凝土组合物及其制造方法、粘性调整方法以及使用该混凝土组合物的现浇混凝土桩的构筑方法
JP3846801B2 (ja) 地中遮水壁の構築方法
JP4889051B2 (ja) 連続壁の構築方法
JP4889052B2 (ja) 連続壁の構築方法
JP5513182B2 (ja) 段階式固化施工法
JP2009299319A (ja) 遮水壁の構築方法
CN110885227B (zh) 空桩段泥浆硬化处理的固化剂及制备方法及施工方法
JP2005220651A (ja) 連続壁及び遮水壁の構築方法
JP2005220651A5 (ja)
CN1029518C (zh) 超流态混凝土及其灌注成桩方法和该方法所用的钻机
JP2005120349A (ja) 土砂構造物材料並びにそれを用いた斜面、ライニング面、トンネル覆工面の表面保護工法及び法面保護工法
JP2006312865A (ja) コラムの置換築造方法及び置換コラム
JP4159054B2 (ja) 地中遮水壁の構築方法
JP2007204941A (ja) 炭酸化地盤改良工法
JP2018021378A (ja) 流動化処理土の製造方法及びその輸送方法
JP3672304B1 (ja) 既設埋設空洞管の充填工法及び既設構築物の裏込め工法
JP2005282212A (ja) 場所打ちコンクリート杭の構築方法
JP5767815B2 (ja) 削孔用注入液
JP5466272B2 (ja) ソイルセメント連続壁の施工法
JP2010150914A (ja) ソイルセメント柱およびソイルセメント連続壁の造成方法
JP4042994B2 (ja) 地中遮水壁の構築方法
KR20160109395A (ko) Sem 굴착용 교반 로드 및 이를 이용한 sem 굴착 교반 혼합 장치
JP4610013B2 (ja) 汚染土壌の浄化装置と浄化方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110708

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4889052

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees