JP4888266B2 - 内燃機関の可変動弁システム - Google Patents
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Description
な可変動弁システムにおいては、前述の油圧制御弁は、可変動弁機構が設けられたカム軸の一端付近に設けられることが多かった(例えば、特許文献2参照。)。
前記可変動弁装置は、
前記カム軸と平行に設けられ、回転角度を変更可能な制御軸と、
前記制御軸に回転可能に取り付けられて前記制御軸を中心として揺動する揺動部材と、
前記揺動部材に形成され、前記吸気バルブを支持するバルブ支持部材に接触して前記吸気バルブをリフト方向に押圧する揺動カム面と、
前記カム軸に設けられた駆動カムと対向して前記揺動部材に形成されたスライド面と、
前記駆動カムと前記揺動部材との間に配置され、前記駆動カムと前記スライド面の双方に接触する中間ローラと、
前記制御軸の回転に連動して前記スライド面上での前記中間ローラの位置を変化させる中間ローラ制御機構と、を有し、前記スライド面上での前記中間ローラの位置を変化させることで前記吸気バルブのリフト量、作用角及び開閉弁時期の少なくとも一つを制御可能な連続可変動弁装置であり、
前記内燃機関の各気筒には、吸気バルブが二つずつ備えられており、
前記各気筒における二つの吸気バルブの片側について前記連続可変動弁装置によるリフト量、作用角及び開閉弁時期の制御を作用させるとともに片側の吸気バルブについてはリフト量、作用角及び開閉弁時期を固定とする片側可変モードと、前記各気筒における二つの吸気バルブの両方についてリフト量、作用角及び開閉弁時期を固定とする両側固定モードと、を油圧によって切換え可能であって、前記各気筒に対して設けられた切換機構と、
前記切換機構に油圧を作用させる油圧制御弁装置と、
前記油圧制御弁装置と前記切換機構とを、前記各気筒の近傍に設けられたカムジャーナ
ルの内部を通過して連通し、前記油圧制御弁装置による油圧を前記切換機構に伝達する伝達油路と、をさらに備え、
前記油圧制御弁装置は、該油圧制御弁装置から前記カムジャーナルに達するまでの前記伝達油路の長さが、該油圧制御弁装置におけるカム軸の軸方向の両側で同等となるように配置されたことを特徴とする。
弁装置との機械的な干渉を回避する必要がなくなり、油圧制御弁装置を、さらに低い部分に配置することが可能となる。
前記油圧制御弁装置は、前記カムジャーナルの並びのうちの隣り合う二つに対して一つ設けられるとともに、前記カム軸の軸方向において前記隣り合う二つのカムジャーナルの略中央に配置されるようにしてもよい。
変換され、ロッカアーム14に支持される吸気バルブ20の上下方向へのリフト運動に変換される。駆動カム12aの外周の一部は、カム軸12の中心からの距離が一定となるように形成されている。一方、駆動カム12aの外周の他の一部は、カム軸12の中心からの距離が次第に大きくなり、頂部を越えた後に次第に小さくなるように形成されており、カム部12bを形成している。
、作用角及び開閉弁時期が決まる。
例に係る可変動弁システムに用いるOCV80の概略構成を示す。OCV80は、コイル81及びプランジャ82を有する電磁ソレノイド83と、一端部が上記プランジャ82に連結される一方、他端部がスプリング84により押圧されるスプール85と、該スプール85を収容するケーシング86とを備え、図示しないコントロールユニットからの出力信
号を印加された電磁ソレノイド83により上記スプール85の位置が高精度にデューティ制御されて、供給される作動油の流量及び方向を制御するものである。尚、図4において、86aは、ケーシング86に形成され、供給される圧油を受け入れる供給ポート、86bは切換機構50側に接続されて作動油を給排する一対のアクチュエータポートであり、さらに、86cは切換機構50側から戻ってきた戻り油を排出するドレンポートである。
プ2bを経由して#2気筒に対して設けられた切換機構50に接続される切換用油路3b、カムキャップ2cを経由して♯3気筒に対して設けられた切換機構50に接続される切換用油路3c、カムキャップ2dを経由して#2気筒に対して設けられた切換機構50に接続される切換用油路3dが接続されている。そして、OCV80からカムキャップ2aまでの切換用油路3aの長さと、OCV80からカムキャップ2dまでの切換用油路3dの長さとを同等にすることができ、OCV80からカムキャップ2bまでの切換用油路3bの長さと、OCV80からカムキャップ2cまでの切換用油路3cの長さとを同等にすることができる。
2a、2b、2c、2d、2e・・・カムキャップ
3、3a、3b、3c、3d・・・切換用油路
10・・・連続可変動弁装置
12、112・・・カム軸
12a・・・駆動カム
12b・・・カム部
14・・・ロッカアーム
14a・・・ロッカローラ
20、60・・・吸気バルブ
30・・・連続可変機構
32・・・制御軸
33・・・制御板
33a・・・突出部
34・・・制御アーム
35・・・揺動カム
35a・・・ピン孔
36・・・中間ローラ
36a・・・第1中間ローラ
36b・・・第2中間ローラ
38・・・油圧ラッシャアジャスタ
50・・・切換機構
52a・・・第2駆動カム
52b・・・第2カム部
54・・・第2ロッカアーム
54a・・・第2ロッカローラ
55・・・第2揺動カム
55a・・・第2ピン孔
55b・・・第2揺動カムローラ
80・・・OCV
81・・・コイル
82・・・プランジャ
83・・・電磁ソレノイド
84・・・スプリング
85・・・スプール
86・・・ケーシング
86a・・・供給ポート
86b・・・アクチュエータポート
86c・・・ドレンポート
350・・・スライド面
351・・・ロッカローラ当接面
351a・・・非作用面
351b・・・作用面
Claims (5)
- 内燃機関における複数の気筒の並び方向に平行に設けられたカム軸による吸気バルブの開閉弁特性を機械的に変化させる可変動弁装置を、前記複数の気筒の各々に対して備えた内燃機関の可変動弁システムであって、
前記可変動弁装置は、
前記カム軸に平行に設けられ、回転角度を変更可能な制御軸と、
前記制御軸に回転可能に取り付けられて前記制御軸を中心として揺動する揺動部材と、
前記揺動部材に形成され、前記吸気バルブを支持するバルブ支持部材に接触して前記吸気バルブをリフト方向に押圧する揺動カム面と、
前記カム軸に設けられた駆動カムと対向して前記揺動部材に形成されたスライド面と、
前記駆動カムと前記揺動部材との間に配置され、前記駆動カムと前記スライド面の双方に接触する中間ローラと、
前記制御軸の回転に連動して前記スライド面上での前記中間ローラの位置を変化させる中間ローラ制御機構と、を有し、前記スライド面上での前記中間ローラの位置を変化させることで前記吸気バルブのリフト量、作用角及び開閉弁時期の少なくとも一つを制御可能な連続可変動弁装置であり、
前記内燃機関の各気筒には吸気バルブが二つずつ備えられており、
前記各気筒における二つの吸気バルブの片側について前記連続可変動弁装置によるリフト量、作用角及び開閉弁時期の制御を作用させるとともに片側の吸気バルブについてはリフト量、作用角及び開閉弁時期を固定とする片側可変モードと、前記各気筒における二つの吸気バルブの両方についてリフト量、作用角及び開閉弁時期を固定とする両側固定モードと、を油圧によって切換え可能であって、前記各気筒に対して設けられた切換機構と、
前記切換機構に油圧を作用させる油圧制御弁装置と、
前記油圧制御弁装置と前記切換機構とを、前記各気筒の近傍に設けられたカムジャーナルの内部を通過して連通し、前記油圧制御弁装置による油圧を前記切換機構に伝達する伝達油路と、をさらに備え、
前記油圧制御弁装置は、該油圧制御弁装置から前記カムジャーナルに達するまでの前記伝達油路の長さが、該油圧制御弁装置における前記カム軸の軸方向の両側で同等となるように配置されたことを特徴とする内燃機関の可変動弁システム。 - 前記カムジャーナルは、前記カム軸の軸方向において等間隔に配置され、
前記油圧制御弁装置は、前記カム軸の軸方向において、前記伝達油路が通過するカムジャーナルの並びの中央に配置されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁システム。 - 前記内燃機関は#1気筒から#4気筒までの四つの気筒を有し、前記油圧制御弁装置は、前記カム軸の軸方向において、#2気筒に対して設けられた切換機構に油圧を伝達する伝達油路が通過するカムジャーナルと、#3気筒に対して設けられた切換機構に油圧を伝達する伝達油路が通過するカムジャーナルとの間の部分に設けられ、該部分に設けられた二つの駆動カムの間に配置されたことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の可変動弁システム。
- 前記カムジャーナルは、前記カム軸の軸方向において等間隔に配置され、
前記油圧制御弁装置は、前記カムジャーナルの並びのうちの隣り合う二つに対して一つ設けられるとともに、前記カム軸の軸方向において前記隣り合う二つのカムジャーナルの中央に配置されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁システム。 - 前記内燃機関は#1気筒から#4気筒までの四つの気筒を有し、前記油圧制御弁装置は、前記カム軸の軸方向において、#1気筒に対して設けられた切換機構に油圧を伝達する伝達油路が通過するカムジャーナルと#2気筒に対して設けられた切換機構に油圧を伝達する伝達油路が通過するカムジャーナルとの間の部分及び、#3気筒に対して設けられた切換機構に油圧を伝達する伝達油路が通過するカムジャーナルと#4気筒に対して設けられた切換機構に油圧を伝達する伝達油路が通過するカムジャーナルとの間の部分の2つの部分に設けられ、該二つの部分にそれぞれ設けられた各二つの駆動カムの間に配置されたことを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の可変動弁システム。
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