JP4887905B2 - 支持台、スキャナ装置、および画像記録装置 - Google Patents

支持台、スキャナ装置、および画像記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、支持台、スキャナ装置、および画像記録装置に係り、特に、スキャナを備える画像記録装置を従来よりもコンパクトに構成できる支持台、前記支持台にスキャナを載置したスキャナ装置、および前記支持台とスキャナとプリンタとを有する画像記録装置に関する。
デジタル複写機は、通常、原稿の画像を読み取って画像信号に変換するスキャナと、スキャナからの画像信号に基づいて記録用紙などの記録媒体に画像を形成する電子写真式のプリンタと、前記スキャナおよびプリンタが載置されるラックとを備える。
前記デジタル複写機においては、ラックは、スキャナが載置されるスキャナ載置台とプリンタが載置されるプリンタ載置台とを備える。そして、通常は、スキャナがプリンタの上方に載置されるように、スキャナ載置台がプリンタ載置台の上方に位置する。そして、オペレータの操作の弁を考慮し、プリンタで画像が記録された記録用紙が排出される排紙トレイが、スキャナとプリンタとの間の部分、具体的にはプリンタの上面に設けられている。
しかしながら、デジタル複写機においては、プリンタ内部において記録用紙に画像を定着する定着装置やプリンタ全体を制御する中央制御基板、前記デジタル複写機全体に電力を供給する電源基板などが過熱しないように排気口が設けられているが、見栄えやオペレータに対する安全性の観点から、前記排気口は背面側に設けられることが多い。
しかしながら、デジタル複写機は、通常、壁際に寄せて接地されることが多いから、排気口が壁で塞がれる形になり、定着装置や中央制御基板、電源基板などから発生した熱がプリンタ内に篭って種々の故障の原因になることがあった。
そこで、前記ラックの支柱を中空状に形成するとともに、前記支柱の側面に、前記排気口からの排気が流入する流入口を設け、前記支柱の頂面、換言すればスキャナ載置台の上面に、前記流入口から流入した排気を排出する流出口を開口させることが検討された(特許文献1)。
特開2001−236000号公報
しかしながら、前記デジタル複写機においては、前記流出口を避けてスキャナを配置する必要があったので、流出口の寸法の分だけスキャナをオペレータに向かった前方に突出させる必要があった。
したがって、デジタル複写機の寸法が大きくなるだけでなく、スキャナによって排紙トレイが覆われてしまい、記録用紙の取り出しが不便になるという問題があった。このような問題は、前述のデジタル複写機に限られたことではなく、スキャナの下方に記録用紙が排出される構成であれば同様である。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、スキャナを備える画像記録装置がコンパクトに構成できる支持台、前記支持台にスキャナを載置したスキャナ装置、および前記支持台とスキャナとプリンタとを有する画像記録装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、画像を読み取ってプリンタに画像データを出力するスキャナを下方から支持するとともに、前記プリンタの排紙トレイ側に水平に延在する中空状のスキャナ支持部と、上端において前記スキャナ支持部を支持し、内部が中空であって、前記スキャナ支持部に連通する支柱と、前記支柱における前記スキャナ支持部よりも下方に開口され、前記プリンタにおける発熱部を通過した空気が流入する空気流入口と、水平に延在した前記スキャナ支持部の下面に開口され、前記空気流入口から前記支柱を通って前記スキャナ支持部に流入した空気流が流出する空気流出口と、を備える支持台に関する。
前記支持台においては、プリンタの発熱部を通過した空気は、空気流入口から支柱内に流入し、支柱内をスキャナ支持部に向かって上昇する。そして、スキャナ支持部に沿って流れて空気流出口から外部に排出される。
したがって、前記支持台によれば、画像記録装置をコンパクトに構成できる。なお、請求項1の発明には、スキャナ支持部の上面、即ちスキャナが載置される側の面に一切開口が設けられていない形態が含まれることは勿論のこと、スキャナが載置される側の面に開口が設けられている形態であっても開口の全幅以上にスキャナがオペレータに向かって前方に突出されていなければ含まれる。
請求項2に記載の発明は、 前記スキャナ支持部が、一対設けられた前記支柱に夫々連通した1対のアーム状部材であり、前記空気流出口は、水平に延在する前記アーム状部材の下面に開口してなる請求項1に記載の支持台に関する。
前記支持台は、前記スキャナ支持部がアーム状部材であるから、スキャナ支持部がテーブル状部材であるものとは異なり、内部に変形防止のための補強材を設ける必要がなく、構造が簡略化できる。
スキャナ支持部は、後述するアーム状部材であってよく、また、内部が中空なテーブル状部材であってもよい。
請求項3に記載の発明は、前記アーム状部材の下面が、前記支柱に向かって下向きに傾斜してなる請求項2に記載の支持台に関する。
前記支持台を用いて構成した画像記録装置においては、プリンタの上面に記録媒体が排出されるようにすれば、排出された記録媒体は、空気流出口からの気流によって先端部が下方に押圧される。従って記録媒体の排出不良が効果的に防止される。
請求項4に記載の発明は、前記支柱が1対設けられ、前記支柱の間に前記プリンタの発熱部が配設される請求項2または3に記載の支持台に関する。
前記支持台においては、アーム状部材の上方にスキャナを固定し、下方にプリンタを載置し、支柱の間に前記プリンタの発熱部を位置させることにより、画像記録装置をよりコンパクトに構成できる。
請求項5に記載の発明は、前記支柱と前記アーム状部材との間に、前記支柱内部の空気流を前記アーム状部材に誘導する整流板が配設されてなる請求項2〜4の何れか1項に記載の支持台に関する。
前記支持台においては、空気流入口から流入した空気は、支柱の頂部において整流板によってアーム状部材に誘導されるから、支柱の頂部において空気が滞留することが効果的に防止される。
請求項6に記載の発明は、前記空気流入口が前記プリンタの備える発熱部よりも上方において上向きに開口してなる請求項1〜5の何れか1項に記載の支持台に関する。
前記支持台においては、空気流入口は、プリンタの発熱部よりも上方において上向きに開口しているから、プリンタの発熱部で空気が加熱された空気は上昇し、空気流入稿に向かって誘導される。
請求項7に記載の発明は、前記空気流入口には前記支柱の内部に空気を押し込む押込みファンが設けられてなる請求項1〜6の何れか1項に記載の支持台に関する。
前記支持台においては、発熱部を通過した空気は、空気流入口に設けられた押込みファンによって支柱内部に押し込まれる。したがって、何らかの事項により、発熱部と同じ高さまたは発熱部よりも低い高さに空気流入口を設けなければならない場合においても、発熱部を通過した空気を何ら支障なく空気流入口から支柱内に誘導できる。
請求項8に記載の発明は、前記空気流出口には、前記スキャナ支持部内部の空気を吸い出す吸出しファンが設けられてなる請求項1〜7の何れか1項に記載の支持台に関する。
前記支持台においては、支柱およびスキャナ支持部内部の空気は、前記空気流出口に設けられた吸出しファンによって外界に向かって吸い出されるから、空気流入口から支柱内に流入して空気流出口から外界に流出する空気流が安定に形成される。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れか1項に記載の支持台と、前記支持台の備えるスキャナ支持部によって下方から支持されてなるスキャナとを備えるスキャナ装置に関する。
前記スキャナ装置においては、空気流出口は、スキャナ支持部の上面ではなく、下面に開口しているから、空気流出口を避けてスキャナを載置する必要はない。
したがって、スキャナ支持部を、スキャナを載置するのに必要最小限の大きさに構成できる。
請求項10に記載の発明は、 請求項1〜8の何れか1項に記載の支持台と、前記支持台の備えるスキャナ支持部によって下方から支持されてなるスキャナと、前記スキャナで読み取った画像データに基づいて記録媒体に画像を印字するプリンタとを備え、前記支持台の支柱において、前記プリンタにおける発熱部を通過した空気が流出する位置に空気流入口が開口してなることを特徴とする画像記録装置に関する。
前記画像記録装置においては、プリンタの発熱部を通過した空気は、空気流入口から支柱内に流入し、支柱内をスキャナ支持部に向かって上昇する。そして、スキャナ支持部に沿って流れて空気流出口から外部に排出される。
前記画像記録装置においては、空気流出口はスキャナ支持部の上面、即ちスキャナが載置される側の面には開口していないから、空気流出口を避けてスキャナを載置する必要がない。したがってスキャナ支持部はスキャナを支持できる最低の寸法があればよい。また、支柱が1対あれば、プリンタの発熱部が支柱の間に位置するようにプリンタを配置すればよい。
したがって、前記画像記録装置はコンパクトに構成できる。また空気流出口が画像記録装置の全面には開口しないから、見栄えがよい。
請求項11に記載の発明は、前記発熱部は、前記プリンタにおいて画像を記録媒体に熱定着する定着部、前記スキャナを制御するスキャナ制御基板、前記プリンタを制御するプリンタ制御基板、および前記スキャナとプリンタとの少なくとも一方に電力を供給する電源基板のうちの少なくとも1つを包含する請求項10に記載の画像記録装置に関する。
プリンタの定着部、スキャナ制御基板、プリンタ制御基板、および電源基板は何れも発熱が大きいので、プリンタおよびスキャナを運転中は常に冷却する必要がある。
前記画像記録装置においては、発熱の大きな定着部、スキャナ制御基板、プリンタ制御基板、および電源基板を冷却した空気を空気流入口から支柱およびスキャナ支持部の内部に誘導して空気流出口から外界に排出しているから、壁際に画像記録装置を配設した場合においても、これらの発熱の大きな部材の冷却に支障が生じることはない。したがって、スキャナ制御基板やプリンタ制御基板、電源基板が過熱することによって故障が生じることがない。
請求項12に記載の発明は、前記プリンタが電子写真式である請求項10または11に記載の画像記録装置に関する。
前記画像記録装置は、プリンタが電子写真式の画像記録装置の例である。
請求項13に記載の発明は、前記プリンタがインクジェット式ある請求項10または11に記載の画像記録装置に関する。
前記画像記録装置は、プリンタがインクジェット式の画像記録装置の例である。
請求項14に記載の発明は、前記プリンタにおいて画像が記録された記録媒体が排出される記録媒体排出部は、前記支持台における空気流出口の下方に設けられてなる請求項10〜13の何れか1項に記載の画像記録装置に関する。
前記画像記録装置においては、記録媒体排出部に排出された記録媒体は、空気流出口からの空気流によって先端部が下向きに押圧されるから、記録媒体の先端が支柱等に当たって排出不良が生じるのが防止される。
以上説明したように本発明によれば、スキャナを備える画像記録装置がコンパクトに構成できる支持台、前記支持台にスキャナを載置したスキャナ装置、および前記支持台とスキャナとプリンタとを有する画像記録装置が提供される。
1.実施形態1
以下、本発明に係る画像記録装置の一例であるデジタル複写機について図面を用いて説明する。
実施形態1に係るデジタル複写機2は、図1に示すように、スキャナ6と、スキャナ6を下方から支持する支持台4と、スキャナ6で読み取った画像を印字するプリンタ10とから構成される。
先ず、プリンタ10について説明する。
図1に示すように、プリンタ10は、フルカラーの印刷が可能なように、例えば、下からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に鉛直方向に配設された現像ユニット16Y〜16Kと、光学ユニット24と、現像ユニット16Y〜16Kを着脱可能に収容する本体フレーム12と、本体フレーム12に対し、開閉可能に設けられ、閉じたときは本体フレーム12と一体の筐体を構成するカバー体14とを備える。カバー体14に、記録用紙Pを吸着搬送可能な搬送ベルト34を備えた転写搬送ユニット18が着脱可能に取り付けられている。
現像ユニット16Y〜16Kは、夫々、画像データに基づいて光学ユニット24によって表面が照射され、表面に静電電位の差による潜像が形成されるロール状の像担持体20と、像担持体20の表面を一様に帯電する帯電ローラー22と、潜像にトナーを選択的に転移して可視化する現像ローラー26と、トナー像が転写された後の像担持体20に摺接し、その像担持体20に残留するトナーをクリーニングするクリーニング部材28とを備える。
像担持体20は、表面に感光体層を有し、帯電ローラー22によって、その表面が一様に帯電された後、光学ユニット24から照射されるレーザ光(画像光)によって、その表面が露光され、その露光された部分の電位が減衰することにより静電潜像(画像)が形成される。なお、帯電ローラー22は、像担持体20に当接し、これらの間に電圧が印加され、当接部付近の微少間隙内で放電が生じることにより、像担持体20の表面を略一様に帯電する。
光学ユニット24は、点滅するレーザ光を像担持体20の表面に走査させ、画像データに基づいた静電潜像を像担持体20の表面上に形成する。なお、光学ユニット24としては、LED等の発光素子を配列し、これらを画像データに基づいて点滅させるものなどが考えられる。図2に示すように、本体フレーム12において光学ユニット24が収納される光学ユニット収納コンパートメント13の現像ユニット16Y〜16Kに面する側の壁面には、光学ユニット24からの4本のレーザ光が像担持体20に向かって出射するレーザ光透過スリット15Y〜15Kが開口している。
現像ローラー26は、像担持体20と近接して対向するように配置され、この現像ローラー26と像担持体20との間に現像バイアス電圧が印加されるようになっている。これにより、現像ローラー26と像担持体20との間には現像バイアス電界が形成され、電荷を有するトナーが像担持体20上の露光された部分に転移して可視像を形成する。
一方、転写搬送ユニット18は、少なくとも駆動ローラー30と従動ローラー32に張架された搬送ベルト34を備えており、その搬送ベルト34の内面側で、駆動ローラー30と従動ローラー32の間の所定位置には、転写ローラー36が所定間隔を隔ててY、M、C,Kの各色に対応して4個配設されている。
この転写ローラー36は、カバー体14を閉じたときに搬送ベルト34を挟んで像担持体20と対向するように配設され、像担持体20との間に転写電界を形成することによって、搬送ベルト34に吸着搬送されて通過する記録用紙P上に、像担持体20表面のトナー像(未定着像)を転写させるようになっている。
現像ユニット16Y〜16Kよりも記録用紙Pの搬送方向下流側、換言すれば本体フレーム12の上部には、定着装置38が配設されている。
定着装置38は、互いの周面が対向して所定の圧力で圧接(ニップ)される加熱ローラー40と加圧ローラー42とを備え、加熱ローラー40および加圧ローラー42で記録用紙P上に転写された未定着のトナー像を加熱・加圧することにより、記録用紙Pにトナー像を定着する機能を有する。
なお、定着装置38(加熱ローラー40および加圧ローラー42)によって加熱・加圧されてトナー像が定着された記録用紙Pは、排紙トレイ44上へ排出される。そして、記録用紙Pへトナー像を転写終了後、像担持体20の表面は、クリーニング部材28によってクリーニング処理され、次回の作像処理に備えるようになっている。
また、本体フレーム12の下部には、給紙カセット46が着脱自在に装着されている。給紙カセット46は、記録用紙Pが送り出される方向と逆方向に引き抜き可能となっており、適宜記録用紙Pを給紙できるようになっている。
給紙カセット46の先端部近傍には、給紙カセット46内から記録用紙Pを1枚ずつ送り出す給紙ローラー対48が設けられており、給紙ローラー対48から送り出された記録用紙Pは、レジストローラー対49によって、所定のタイミングで搬送ベルト34の吸着搬送面へ送り出され、各色のトナー像の転写位置へ搬送される。
プリンタ10においては、現像ユニット16Y〜16Kの像担持体20Y〜20Kが設けられた側に隣接して転写搬送ユニット18が設けられている。転写搬送ユニット18は、上端部に回転可能に軸支された駆動ローラー30と、下端部に回転可能に軸支された従動ローラー32と、駆動ローラー30および従動ローラー32に巻回・張架され、記録用紙Pを静電吸着可能な搬送ベルト34とを備える。そして、駆動ローラー30と従動ローラー32の間における搬送ベルト34の内面側には、所定間隔を隔ててY〜Kの各色毎に転写ローラー36Y〜36Kが軸支されている。各転写ローラー36Y〜36Kは、搬送ベルト34を挟んで、各像担持体20Y〜20Kに所定の圧力で圧接され、搬送ベルト34の走行に追従して回転する。
プリンタ10は、更に、図1及び図2に示すように、現像ユニット16Y〜16K、転写搬送ユニット18、光学ユニット24、定着装置38等を制御、統制するプリンタ制御基板50、プリンタ10とスキャナ6との間で画像信号を授受するとともに、スキャナ6を制御するスキャナ制御基板51、および電源基板52が設けられている。なお、図2においてスキャナ制御基板51は省略されている。
次に、支持台4について説明する。
図1および図2に示すように、支持台4は、水平方向に沿ってプリンタ10の備える排紙トレイ44上に延在する1対のアーム状部材100と、各アーム状部材100を下方から支持する支柱102とを有する。アーム状部材100と支柱102とは、接続部で連通している。支柱102の内部における頂部には、支柱102およびアーム状部材100に対して斜めに整流板104が設けられている。アーム状部材100と支柱102とには矩形状断面を有する管が用いられる。
アーム状部材100は、先端部と根元部とで2本の水平梁106で連結され、支柱102は、中間部と下端部とで2本の水平梁108で連結されている。したがって、図2に示すように、1対のアーム状部材100と1対の水平梁106とでスキャナ6が載置される矩形状の枠体が形成され、また、1対の支柱102と水平梁108Aと水平梁108Bとによってもう1つの枠体が形成される。
支柱102の内側の面、即ち相対する側の面には空気流入口110が設けられ、アーム状部材100の下面には、ルーバー状の空気流出口112が開口している。アーム状部材100の下面は、支柱102に向かって下向きに傾斜している。
支柱102を連結する2本の水平梁108の間の部分は、塞ぎ板で塞がれているが、図2では前記塞ぎ板は省略されている。2本の水平梁108のうち、上方に位置する水平梁108Aの上面には、冷却風をプリンタ10に導入する冷却ファン114が固定されている。また、水平梁108Aと水平梁108Bとの間には、1対の支柱102と水平梁108Aと水平梁108Bとによって形成される枠体を2分するパンチングメタル板116が縦方向に設けられている。
プリンタ10は、図2に示すように、1対の支柱102と水平梁108Aと水平梁108Bとで形成される矩形状の枠体の内側にプリンタ制御基板50、スキャナ制御基板51、および電源基板52が嵌るように支持台4に取り付けられている。なお、前記枠体はパンチングメタル板116によってプリンタ制御基板50が嵌る部分と電源基板52が嵌る部分とに区分される。なお、冷却ファン114の近傍には、冷却風をプリンタ制御基板50およびスキャナ制御基板51に誘導する導風板113が設けられている。
支持台4においては、図3に示すように、支柱102の内部に空気を押し込む押込みファン120を空気流入口110に設けてもよく、図4に示すように、支柱102およびアーム状部材100内部の空気を吸い出す吸出しファン122を空気流出口112に設けてもよい。また、図5に示すように、水平張り108Aに換えてチャンネル材を用いたチャンネル梁109を設けてもよい。チャンネル梁109は、底の部分が上側に位置するように、支柱102に開口した開口部111から支柱102の内部に両端部を挿入して固定される。空気流入口110は、チャンネル梁109の両端に設けることができる。
以下、デジタル複写機2の作用について説明する。
スキャナ6で原稿が読み取られると、画像データは、スキャナ6からスキャナ制御基板51を介してプリンタ10におけるプリンタ制御基板50に入力される。プリンタ制御基板50は、入力された画像データに基づいて現像ユニット16Y〜16K、転写搬送ユニット18、光学ユニット24、定着装置38等を制御、統制し、以下の手順によって記録用紙Pにトナー画像を形成する。
先ず、給紙ローラー対48により、給紙カセット46内から1枚ずつ記録用紙Pが取り出され、レジストローラー対49によって所定のタイミングで搬送ベルト34上に送られる。搬送ベルト34上に送られた記録用紙Pは、その搬送ベルト34によって静電吸着され、各色の像担持体20Y〜20Kへ搬送される。
一方、現像ユニット16では、まず、帯電ローラー22によって像担持体20の表面が一様に帯電される。そして、光学ユニット24からレーザ光(画像光)が像担持体20の表面に走査され、画像データに基づいた静電潜像が像担持体20の表面上に形成される。その後、現像ローラー26によってトナーが像担持体20上に転移され、その像担持体20の表面に可視像が形成される。
こうして、像担持体20の表面に可視像が形成されたら、搬送ベルト34に吸着搬送されて通過する記録用紙P上に、像担持体20表面のトナー像(未定着像)が、像担持体20と転写ローラー36によって転写される。これをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に行い、記録用紙P上にフルカラーのトナー像(未定着像)が転写されたら、記録用紙Pは、搬送ベルト34によって定着装置38へ搬送される。
定着装置38に搬送された記録用紙Pは、加熱ローラー40及び加圧ローラー42によって、それに転写されている未定着のトナー像が加熱・加圧されて定着される。そして、定着装置38によってトナー像が定着された記録用紙Pは、排紙トレイ44上へ排出される。なお、記録用紙Pへのトナー像の転写終了後、像担持体20の表面は、クリーニング部材28によってクリーニング処理され、次の作像処理に備える。
このように、スキャナ6およびプリンタ10が動作すると、プリンタ制御基板50、スキャナ制御基板51、電源基板52においては大量の熱が発生するが、これらの基板で生じた熱は以下のようにして除去される。
先ず、冷却ファン114によってプリンタ制御基板50とスキャナ制御基板51との間に冷却風が導入される。プリンタ制御基板50とスキャナ制御基板51との間に導入された冷却風は、図2〜図5において矢印aおよび矢印bで示すように二手に分かれる。そして、冷却風aは、パンチングメタル板116を通って電源基板52に沿って流れ、図2〜図5における左側の空気流入口110から左側の支柱102の内部に導入される。一方、冷却風bは、プリンタ制御基板50に沿って流れて図2〜図5における右側の空気流入口110から右側の支柱102の内部に導入される。
冷却風aおよび冷却風bは、支柱102およびアーム状部材100の内部を通過して空気流出口112から排紙トレイ44に向かって排出される。
実施形態1に係るデジタル複写機2においては、空気流出口112はアーム状部材100の下面に開口しているから、空気流出口112を避けてスキャナ6を配設する必要がない。したがって、アーム状部材100は、スキャナ6を載置するのに最低限必要な長さがあれば十分であるから、図1に示すようにアーム状部材100およびスキャナ6が排紙トレイ44の上方に位置する形態においても、排紙トレイ44上に排出された記録用紙Pを取り出す妨げにはならない。また、デジタル複写機2全体としてコンパクトに構成できる。
また、空気流出口112は前面には開口しないから、外観がすっきりとしている。
更に、プリンタ制御基板50、スキャナ制御基板51、電源基板52で暖められた空気がアーム状部材100の内部を流れることにより、アーム状部材100を介してスキャナ6も加温される。したがって、気温が低く、湿度が高い場合においてもスキャナ6内部の結露を防止できる。
加えて、支柱102とアーム状部材100との間には整流板104が設けられているから、支柱102内で空気が滞留することがない。
更に加えて、空気流入口110に押込みファン120を設けた態様、および空気流出口112に吸出しファン122を設けた態様においては、支柱102とアーム状部材100の内部における空気の流れが更に滑らかになる。
また、図5に示す態様においては、空気流入口110が上方を向いているから、プリンタ制御基板50、スキャナ制御基板51、電源基板52で暖められた空気はチャンネル梁109に沿って空気流入口110に向かって上昇する。したがって、空気流入口110に押込みファンのような空気押込み手段を特に設けなくても、プリンタ10からの排気は自然に空気流入口110から支柱102内部に押し込まれる。
以上、プリンタ10が電子写真式である例について説明したが、プリンタ10は、インクジェット式プリンタであってもよい。
本発明は、電子写真式プリンタを有する画像記録装置だけでなく、インクジェット式プリンタを有する画像記録装置についても適用できる。
図1は、実施形態1に係るデジタル複写機の全体的な構成を示す概略図である。 図2は、図1に示すデジタル複写機の備える支持台とプリンタとの相対的な位置関係を示す斜視図である。 図3は、図1に示すデジタル複写機に使用される支持台の別の例を示す斜視図である。 図4は、図1に示すデジタル複写機に使用される支持台の更に別の例を示す斜視図である。 図5は、図1に示すデジタル複写機に使用される支持台の更に別の例を示す斜視図である。
符号の説明
2 デジタル複写機
4 支持台
6 スキャナ
10 プリンタ
12 本体フレーム
13 光学ユニット収納コンパートメント
14 カバー体
15Y レーザ光透過スリット
15M レーザ光透過スリット
15C レーザ光透過スリット
15K レーザ光透過スリット
16 現像ユニット
16Y 現像ユニット
16M 現像ユニット
16C 現像ユニット
16K 現像ユニット
18 転写搬送ユニット
20 像担持体
20Y 像担持体
20M 像担持体
20C 像担持体
20K 像担持体
22 帯電ローラー
24 光学ユニット
26 現像ローラー
28 クリーニング部材
30 駆動ローラー
32 従動ローラー
34 搬送ベルト
36 転写ローラー
36Y 転写ローラー
36M 転写ローラー
36C 転写ローラー
36K 転写ローラー
38 定着装置
40 加熱ローラー
42 加圧ローラー
44 排紙トレイ
46 給紙カセット
48 給紙ローラー対
49 レジストローラー対
50 プリンタ制御基板
51 スキャナ制御基板
52 電源基板
100 アーム状部材
102 支柱
104 整流板
106 水平梁
108 水平梁
108A 水平梁
108B 水平梁
109 チャンネル梁
110 空気流入口
111 開口部
112 空気流出口
113 導風板
114 冷却ファン
116 パンチングメタル板
120 押込みファン
122 吸出しファン

Claims (14)

  1. 画像を読み取ってプリンタに画像データを出力するスキャナを下方から支持するとともに、前記プリンタの排紙トレイ側に水平に延在する中空状のスキャナ支持部と、
    上端において前記スキャナ支持部を支持し、内部が中空であって、前記スキャナ支持部に連通する支柱と、
    前記支柱における前記スキャナ支持部よりも下方に開口され、前記プリンタにおける発熱部を通過した空気が流入する空気流入口と、
    水平に延在した前記スキャナ支持部の下面に開口され、前記空気流入口から前記支柱を通って前記スキャナ支持部に流入した空気流が流出する空気流出口と、
    を備える支持台。
  2. 前記スキャナ支持部は、一対設けられた前記支柱に夫々連通した1対のアーム状部材であり、前記空気流出口は、水平に延在する前記アーム状部材の下面に開口してなる請求項1に記載の支持台。
  3. 前記アーム状部材の下面は、前記支柱に向かって下向きに傾斜してなる請求項2に記載の支持台。
  4. 前記支柱は1対設けられ、前記支柱の間に前記プリンタの発熱部が配設される請求項2または3に記載の支持台。
  5. 前記支柱と前記アーム状部材との間に、前記支柱内部の空気流を前記アーム状部材に誘導する整流板が配設されてなる請求項2〜4の何れか1項に記載の支持台。
  6. 前記空気流入口は、前記プリンタの備える発熱部よりも上方において上向きに開口してなる請求項1〜5の何れか1項に記載の支持台。
  7. 前記空気流入口には前記支柱の内部に空気を押し込む押込みファンが設けられてなる請求項1〜6の何れか1項に記載の支持台。
  8. 前記空気流出口には、前記スキャナ支持部内部の空気を吸い出す吸出しファンが設けられてなる請求項1〜7の何れか1項に記載の支持台。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載の支持台と、
    前記支持台の備えるスキャナ支持部によって下方から支持されてなるスキャナと
    を備えるスキャナ装置。
  10. 請求項1〜8の何れか1項に記載の支持台と、
    前記支持台の備えるスキャナ支持部によって下方から支持されてなるスキャナと、
    前記スキャナで読み取った画像データに基づいて記録媒体に画像を印字するプリンタと
    を備え、
    前記支持台の支柱において、前記プリンタにおける発熱部を通過した空気が流出する位置に空気流入口が開口してなることを特徴とする画像記録装置。
  11. 前記発熱部は、前記プリンタにおいて画像を記録媒体に熱定着する定着部、前記スキャナを制御するスキャナ制御基板、前記プリンタを制御するプリンタ制御基板、および前記スキャナとプリンタとの何れかまたは両方に電力を供給する電源基板のうちの少なくとも1つを包含する請求項10に記載の画像記録装置。
  12. 前記プリンタは電子写真式である請求項10または11に記載の画像記録装置。
  13. 前記プリンタはインクジェット式である請求項10または11に記載の画像記録装置。
  14. 前記プリンタにおいて画像が記録された記録媒体が排出される記録媒体排出部は、前記支持台における空気流出口の下方に設けられてなる請求項10〜13の何れか1項に記載の画像記録装置。
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