JP4887253B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
図に示すように実施例1の画像処理装置1は、ネットワーク3を介して情報処理装置2と接続され、共通バス101と、CPU102と、RAM103と、通信制御部104と、画像変換部105と、印刷制御部106と、印刷機構部107と、追加制御プログラム管理部108と、追加制御プログラム書込み可否判断部109と、追加制御プログラム書込み制御部110と、追加制御プログラム書込み許可制御部111と、セキュリティ機能管理部112と、セキュリティ機能部113と、フラッシュメモリ114と、制御プログラム115と、追加制御プログラム116、オペレータパネル117を備える。
以上で本実施例における構成の説明を終える。
最初に追加制御プログラムを外部装置から受け入れる場合の動作について説明し、続いて、かかる場合にセキュリティ機能部113がどのように動作するかについて説明する。
図2の説明に入る前に、図中での動作説明に必要になる追加制御プログラム書込み可否判定テーブルの内容について説明する。
図3は、追加制御プログラム書込み可否判定テーブルの説明図である。
図は、追加制御プログラム書込み可否判定テーブル109aの1例を表している。第1列に追加制御プログラム書込みコマンド名、第2列には追加制御プログラム書込みコマンドで書き込まれる追加制御プログラムの種別、第3列には当該追加制御プログラムの書込み可否が格納されている。
通信制御部104は情報処理装置2からのデータ受信を検出すると、受信したデータが追加制御プログラム書込みコマンドで始まる追加制御プログラム116か否かを識別する。
通信制御部104は受信したデータが印刷データであると判断した場合、当該データをRAM103に格納し、画像変換部105に画像データの生成を要求し、ステップS103に進む。受信したデータが追加制御プログラム116であると判断した場合、ステップS105に進む。
画像変換部105は、RAM103に格納された印刷データ中に含まれる描画コマンドから印刷制御部106にて印刷可能な画像データを生成し、RAM103に格納する。
印刷制御部106は、印刷機構部107を制御し、RAM103に格納された画像データを媒体上に印刷してフローを終了する。
追加制御プログラム書込み許可制御部111は、セキュリティ機能管理部112を介して、セキュリティ機能部113の作動状態(作動しているか否か)を取得する。
追加制御プログラム書込み許可制御部111は、セキュリティ機能部113が作動していない場合は、追加制御プログラム116の書込み可否判断が不要と判断し、ステップS108に進む。一方、セキュリティ機能部113が作動中の場合は、追加制御プログラム116の書込み可否判断をするためのステップS107へ進む。
追加制御プログラム書込み可否判断部109は、通信制御部104で受信した追加制御プログラム書込みコマンド名をキーとして、追加制御プログラム書込み可否判定テーブル(図3)から、受信した追加制御プログラムの書込み可否を判断する。追加制御プログラム書込み可否判断部109が受信した追加制御プログラム116の書込みが許可されている場合は、ステップS108へ進み、書込みが禁止されている場合は、ステップS109へ進む。
追加制御プログラム書込み制御部110は、許可された追加制御プログラムをフラッシュメモリ114に書き込んで一連の追加制御プログラム受信処理を終了する。
一方、追加制御プログラム書込み許可制御部111は、追加制御プログラム書込み可否判断部109から、書込み禁止の通知を受けた場合、オペレータパネル117に追加制御プログラムの書込み処理が禁止されている旨を示すエラーメッセージを表示し、受信した追加制御プログラム116を破棄後に一連の追加制御プログラム受信処理を終了する。
図4に従ってステップS201からステップS207までステップ順にセキュリティ機能部の動作について図1を併用しながら説明する。
通信制御部104は情報処理装置2からのスプール指定付き印刷データを受信すると、受信した印刷データをハードディスク(セキュリティ機能部113に含まれている)に書き込むよう要求する。
セキュリティ機能部113は、ハードディスクへの書込み要求を受けると、まず、書込み対象の印刷データを暗号化し、暗号化した印刷データをハードディスクに書き込む。
通信制御部104は、情報処理装置2から全ての印刷データを受信し終わるまでステップS201からステップS202を繰り返す。通信制御部104は情報処理装置2から全ての印刷データを受信し終わったことを検知したら、ハードディスクに格納したデータの読出し要求を行う。
セキュリティ機能部113は、ハードディスクからのデータ読出し要求を受けると、対象データをハードディスクから読み出し、復号化処理を実施後、要求元に復号済み読み出しデータを返す。
通信制御部104は、ハードディスクから全ての印刷データの読み出しが終わるまでステップS204を繰り返す。読み出しが完了した場合、通信制御部104は、ハードディスクから読み出したデータをRAM103に格納し、画像変換部105に変換要求を行い、ステップS206へ進む。
画像変換部105は、RAM103に格納された印刷データ中に含まれる描画コマンドから印刷制御部106にて印刷可能な画像データを生成し、RAM103に格納する。
印刷制御部106は、印刷機構部107を制御して、RAM103に格納された画像データを媒体上に印刷し、処理を終了する。
図に示すように実施例2の画像処理装置10は、ネットワーク3を介して情報処理装置2と接続され、共通バス101と、CPU102と、RAM103と、通信制御部104と、画像変換部105と、印刷制御部106と、印刷機構部107と、追加制御プログラム管理部108と、追加制御プログラム書込み可否判断部109と、追加制御プログラム書込み制御部110と、追加制御プログラム書込み許可制御部111と、セキュリティ機能管理部112と、セキュリティ機能部113と、フラッシュメモリ114と、制御プログラム115と、追加制御プログラム116、オペレータパネル117と、セキュリティ機能作動条件検証部118と、追加制御プログラム実行可否判断部119を備える。
他の部分は、実施例1に於ける画像処理装置1の構成部分と同様なので説明を省略する。
最初にセキュリティ機能部の初期化動作について説明し、続いて追加プログラムが起動する動作について説明する。
図6に従ってステップS301からステップS304までステップ順にセキュリティ機能部113の初期化処理の動作について図5を併用しながら説明する。
セキュリティ機能部113は、セキュリティ機能部113が画像処理装置10に接続されていることを電気的に検知した場合、セキュリティ機能管理部112にセキュリティ機能作動許可を要求する。
セキュリティ機能管理部112は、セキュリティ機能部113からの作動許可要求を受け、セキュリティ機能作動条件検証部118を介して現在の装置の状態がセキュリティ機能部113の作動条件を満たしているか否かを検証する。本実施例ではセキュリティ機能作動条件検証部118内に静的な作動条件テーブル118aを持ち、作動条件としては制御プログラム115のバージョンが規定のバージョンであることを例に挙げて説明する。セキュリティ機能作動条件検証部118は制御プログラム115からプログラムバージョンを取得し、作動条件テーブルに記載されているバージョンと一致するか否かを比較する。バージョンが一致する場合は、セキュリティ機能部113の作動条件を満たすため、ステップS303へ進み、バージョンが一致しない場合は、セキュリティ機能部113の作動条件を満たさない為、ステップS304へ進む。上記以外のセキュリティ機能部作動条件検証方法としては、例えば、特定種類の追加制御プログラム、例えば、JAVAプログラムが書き込まれていないこと等が考えられる。また、セキュリティ機能部113の作動条件の取得方法も、セキュリティ機能作動条件検証部118内に静的なテーブルを持ち、そこから取得する形式をとる以外にも作動要求のあったセキュリティ機能部113に問い合わせるといった方法をとることも可能である。
セキュリティ機能部113は、セキュリティ機能を作動させ処理を終了する。
セキュリティ機能管理部112は、作動許可要求のあったセキュリティ機能部113の作動条件が満たされていない旨を示すメッセージをオペレータパネル117に表示し、対象セキュリティ機能は作動させずに処理を終了する。エラーメッセージには、セキュリティ機能部113が作動できない理由も合わせて表示することで利用者の利便性を向上することができる。
図7に従ってステップS401からステップS404までステップ順に追加制御プログラムが起動する処理の動作について図5を併用しながら説明する。
追加制御プログラム管理部108は、追加制御プログラム116の起動が要求された場合、フラッシュメモリ114から起動対象の追加制御プログラム116を取得する。
追加制御プログラム管理部108は、当該追加制御プログラム116の実行可否を追加制御プログラム実行可否判断部119に確認する。追加制御プログラム実行可否判断部119が追加制御プログラムの実行可否を判断する方法としては、様々な方法が考えられる。本実施例では、単純にセキュリティ機能が作動している状態では、追加制御プログラム識別情報として「JAVA」が割り当てられているプログラムの実行を禁止するという単純な判断方法で判断するものとして説明する。追加制御プログラム管理部108は、追加制御プログラム実行可否判断部119から当該追加制御プログラムの実行許可が出た場合は追加プログラムを実行する為ステップS403へ進み、さもなくばステップS404へ進む。
追加制御プログラム管理部108は、当該追加制御プログラム116を実行して処理を終了する。
追加制御プログラム管理部108は、当該追加制御プログラム116の実行が禁止されている旨を示すメッセージをオペレータパネル117に表示し、処理を終了する。
以上で、本実施例における動作の説明を終える。
2 情報処理装置
101 共通バス
102 CPU
103 RAM
104 通信制御部
105 画像変換部
106 印刷制御部
107 印刷機構部
108 追加制御プログラム管理部
109 追加制御プログラム書込み可否判断部
109a 追加プログラム書込み可否判定テーブル
110 追加制御プログラム書込み制御部
111 追加制御プログラム書込み許可制御部
112 セキュリティ機能管理部
113 セキュリティ機能部
114 フラッシュメモリ
115 制御プログラム
116 追加制御プログラム
117 オペレータパネル
Claims (5)
- 情報漏洩防止のためのセキュリティ機能を有し、且つ所定の記憶部に追加制御プログラムの追加格納が可能な画像処理装置であって、
前記追加制御プログラムを受け入れる通信制御部と、
前記セキュリティ機能の作動状況を監視するセキュリティ機能監視部と、
該セキュリティ機能監視部による監視結果に基づいて、前記通信制御部が受け入れた追加制御プログラムの書込みの可否を判断する書込み可否判断部と、
前記通信制御部が受け入れた追加制御プログラムを前記書込み可否判断部による書込み可の判断に基づいて前記記憶部に追加格納し、前記書込み可否判断部による書込み否の判断に基づいて、前記記憶部への追加格納を禁止する書込み制御部とを備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記セキュリティ機能は、暗号化通信機能、記憶情報の消去機能、記憶情報の暗号化機能、画像処理対象ジョブ制限機能、生体認証機能の何れか1つ、又は複数の機能を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記セキュリティ機能は、オプションユニット化されていることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記セキュリティ機能の作動開始前に、該セキュリティ機能作動開始条件が満たされているか否かを検証し、セキュリティ機能作動開始条件が満たされていると判断したときは、セキュリティ機能を作動させ、セキュリティ機能作動開始条件を満たしていないと判断したとき、セキュリティ機能の作動を禁止するセキュリティ機能作動条件検証部を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか一項に記載の画像処理装置。
- 前記追加制御プログラム実行前に、該追加制御プログラムの実行が可能か否かを判断し、追加制御プログラムが実行可能と判断したときは、追加制御プログラムを実行し、追加制御プログラムが実行不可能と判断したときは、追加制御プログラムの実行を禁止する追加制御プログラム実行可否判断部を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項4までの何れか一項に記載の画像処理装置。
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