JP4886612B2 - Ip通信装置およびip通信方法ならびに呼制御サーバ - Google Patents

Ip通信装置およびip通信方法ならびに呼制御サーバ Download PDF

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本発明は、NAT(Network Address Translation)機能を有する中継機器を介して広域ネットワークに接続されるIP(Internet Protocol)通信装置およびIP通信方法ならびにIP通信装置間の呼を中継する呼制御サーバに関する。
従来、企業や家庭内のLAN(Local Area Network)に接続されたIP通信装置(IP電話等)は、ルータ等の中継機器を介してWAN(Wide-Area Network)に接続されるのが一般的である。そのような中継機器として、LANのみで通用するプライベートなIPアドレスと、外部のWANへのアクセスに利用できるグローバルなIPアドレスとを透過的に相互変換するためのNAT機能を搭載しているものが存在する。このNAT機能によれば、LANに接続される機器に対するIPアドレスの付与の自由度が高まり、またLANのセキュリティも高まるという利点がある。
しかし、例えば、NAT機能を有する中継機器に接続されたIP通信装置によりIP電話サービスを利用する場合、呼制御プロトコルとして用いるSIP(Session Initiation Protocol)等ではIPパケットのデータ部にプライベートIPアドレスやポート番号を付加して通信を行うため、IPパケットのヘッダ部分のIPアドレスのみを変換するNAT機能では対応できず、また、IPパケットのデータ部にグローバルIPアドレスを付加しようとした場合でも、IP通信装置は自らが利用するグローバルアドレスやポート番号の情報を自身では把握できないという問題があった。その結果、中継機器が壁となってWAN側からの通信パケットがLAN側に到達しないという、いわゆるNAT越え問題が生じていた。
NAT越え問題を解決するための一手段として、STUN(Simple Traversal of User Datagram Protocol)を利用する方法が知られている。この方法では、IP通信装置からの要求に応じて必要な情報(グローバルIPアドレス、ポート番号及びNATの種別等)を提供するSTUNサーバをネットワーク上に設置することでNAT越えを実現可能とする。しかし、この方法は、NATの種別(例えば、対称型(Symmetric)NATが介在する場合)や、NAT機能を有するルータ等の装置特性(例えば、装置独自のセキュリティ機能によりNAT越えが阻害される場合)によっては適切に機能しないことがある。
そこで、そのようなNATの種別や装置特性によらずにNAT越えを実現するための技術として、例えば、ネットワークのファイアウォール(NAT)を挟んで対をなす中継装置を設け、当該中継装置にファイアウォールを越える通信を仲介させることで、NAT越えを実現する通信システムが知られている(特許文献1参照)。
特開2006−254160号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来技術では、通信を実行する端末が属する各ネットワークにおいて、ファイヤウォール(NAT)の内外に通信を仲介させる中継装置を設ける必要があるので、システムのコストが嵩み、また、汎用性にも乏しいという問題があった。
NATの種別や装置特性によらずにNAT越えを実現するための技術としては、SBC(Session Border Controller)等の中継サーバにSIPメッセージ及びメディアデータ(例えば、音声、画像、及び映像等)の中継処理を行わせる方法も存在する。しかし、IP通信装置間で実行されるSIPメッセージやメディアデータの転送を、中継サーバを介して行う場合、トラフィックの増加や中継サーバの過大な処理負荷が生じ得るという課題があった。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、NATの影響を受けずにメディアデータの通信を可能とする中継サーバを有する通信システムにおいて、中継サーバの処理負荷を低減しつつ、簡易な構成により、中継機器のNAT種別や装置特性によらずにNAT越えを実現可能とするIP通信装置およびIP通信方法ならびにIP通信装置間の呼を中継する呼制御サーバを提供することを主目的とする。
本発明のIP通信装置は、呼制御サーバを介して呼接続を行うことにより、相手装置との間でデータ通信を行うIP通信装置であって、前記相手装置との接続を確立すべく前記呼制御サーバを介して前記相手装置との間で呼制御メッセージの送受信を行うシグナリング手段と、前記相手装置との接続の確立後に、前記相手装置との間でデータの送受信を行うデータ通信手段と、前記相手装置とピアツーピア接続された状態で、前記相手装置からの前記データの受信が正常に行われるか否かを監視するデータ受信監視手段と、前記相手装置からの前記データの受信が正常に行われていない場合、前記呼制御サーバに対して前記ピアツーピア接続から所定の中継サーバを介した接続への切り替えを要求する接続切替手段とを備えたことを特徴とする。
このように本発明によれば、NATの影響を受けずにデータの通信を可能とする中継サーバを有する通信システムにおいて、中継サーバの処理負荷を低減しつつ、簡易な構成により、中継機器のNAT種別や装置特性によらずにNAT越えを実現することが可能となるという優れた効果を奏する。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、呼制御サーバを介して呼接続を行うことにより、相手装置との間でデータ通信を行うIP通信装置であって、前記相手装置との接続を確立すべく前記呼制御サーバを介して前記相手装置との間で呼制御メッセージの送受信を行うシグナリング手段と、前記相手装置との接続の確立後に、前記相手装置との間でデータの送受信を行うデータ通信手段と、前記相手装置とピアツーピア接続された状態で、前記相手装置からの前記データの受信が正常に行われるか否かを監視するデータ受信監視手段と、前記相手装置からの前記データの受信が正常に行われていない場合、前記呼制御サーバに対して前記ピアツーピア接続から所定の中継サーバを介した接続への切り替えを要求する接続切替手段とを備えた構成とする。
これによると、ルータ等の中継機器のNATの影響を受けずにデータの通信を可能とする中継サーバ(SBC(Session Border Controller) 等)を有する通信システムにおいて、中継サーバの処理負荷を低減しつつ、簡易な構成により、中継機器のNAT種別や装置特性によらずにNAT越えを実現することが可能となる。
上記課題を解決するためになされた第2の発明は、前記接続切替手段は、前記シグナリング手段が送信する前記呼制御メッセージに所定の処理命令を付加することで、前記接続の切り替えを前記呼制御サーバに要求する構成とすることができる。
これによると、相手装置との接続状態を維持した状態で、ピアツーピア接続から中継サーバを介した接続への切り替えを呼制御サーバに要求することができるので、簡易な処理で接続の切り替えが可能となる。
上記課題を解決するためになされた第3の発明は、前記データ受信監視手段は、前記相手装置との接続の確立後に相手装置からデータを一定期間受信しない場合、前記相手装置からのデータの受信が正常に行われていないと判断する構成とすることができる。
これによると、相手装置からのデータの受信が正常に行われているか否かを簡易な処理によって判断することが容易となる。
上記課題を解決するためになされた第4の発明は、前記ピアツーピア接続から前記中継サーバを介した接続への切り替えが必要な相手装置の宛先情報を記憶する記憶手段を更に備え、前記接続切替手段は、前記相手装置との間でデータ通信を開始する際に、当該相手装置の宛先情報を前記記憶手段に記憶された宛先情報と照合し、それらが一致した場合、前記呼制御サーバに対して前記中継サーバを介した接続を要求する構成とすることができる。
これによると、中継サーバを介した接続が必要(即ち、ピアツーピア接続での通信不能)であることが明らかである相手装置については、最初から中継サーバを介した接続を行うことで、不要な接続の切り替え処理を回避することが可能となる。この場合、接続切替手段は、ピアツーピア接続から中継サーバを介した接続への切り替えを実施した相手装置の宛先情報を記憶手段に適宜蓄積し、新たな通信を実行する際に利用することが可能である。
上記課題を解決するためになされた第5の発明は、中継サーバを介した接続が必要な相手装置の宛先情報を記憶する記憶手段と、前記相手装置との間でデータ通信を開始する際に、当該相手装置の宛先情報を前記記憶手段に記憶された宛先情報と照合し、それらが一致した場合、前記呼制御サーバに対して前記中継サーバを介した接続を要求し、一致しない場合、前記呼制御サーバに対してピアツーピア接続を要求する接続手段と、を備えた構成とする。
上記課題を解決するためになされた第6の発明は、呼制御サーバを介して呼接続を行うことにより、相手装置との間でデータ通信を行うIP通信装置のIP通信方法であって、前記相手装置とのピアツーピア接続を確立すべく前記呼制御サーバを介して前記相手装置との間で呼制御メッセージの送受信を行うシグナリングステップと、前記相手装置とのピアツーピア接続の確立後に、前記相手装置との間でデータの送受信を行うデータ通信ステップと、前記データ通信ステップにおいて、前記相手装置からの前記データの受信が正常に行われているか否かを監視するデータ受信監視ステップと、前記相手装置からの前記データの受信が正常に行われていない場合、前記呼制御サーバに対して前記ピアツーピア接続から所定の中継サーバを介した接続への切り替えを要求する接続切替ステップとを有する構成とする。
上記課題を解決するためになされた第7の発明は、中継サーバを介した接続が必要な相手装置の宛先情報を記憶し、前記相手装置との間でデータ通信を開始する際に、当該相手装置の宛先情報を前記記憶された宛先情報と照合し、それらが一致した場合、前記呼制御サーバに対して前記中継サーバを介した接続を要求し、一致しない場合、前記呼制御サーバに対してピアツーピア接続を要求し、前記相手装置との接続の確立後に、前記相手装置との間でデータの送受信を行う構成とする。
上記課題を解決するためになされた第8の発明は、上記第2または第5の発明に係るIP通信装置及び相手装置間の呼を中継する呼制御サーバであって、前記IP通信装置から受信する呼制御メッセージに前記中継サーバを介した接続を要求する処理命令が付加されているか否かを判定する判定手段と、前記呼制御メッセージに前記処理命令が付加されている場合、前記IP通信装置及び前記相手装置からの呼制御メッセージを前記中継サーバに転送する転送手段とを備えた構成とする。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本願発明に係るIP端末及びSIPサーバを備えたIP通信システムの概略を示す構成図であり、図2はIP端末の機能ブロック図であり、図3はSIPサーバの機能ブロック図である。
このIP通信システム1は、複数のIP端末(IP通信装置)2,3、SIPサーバ(呼接続サーバ)4、及びSBC(中継サーバ)5が、IP網6を介してそれぞれ通信可能に接続された構成を有する。IP端末2,3は、それぞれLAN(Local Area Network)7,8に属しており、NATルータ(NAT機能を有する中継機器)9,10を介してIP網6に接続される。以下、IP端末2,3がIP電話として機能する場合を例として、各装置の構成及び動作等について説明する。
IP端末2,3は、SIP(Session Initiation Protocol)のUAC(User Agent Client)として機能し、呼制御部11、音声処理制御部12、電話制御部13、ネットワークI/F(インタフェース)部14、記憶部15、及び操作部16を備える。
呼制御部11は、シグナリング動作を管理するシグナリング管理部(シグナリング手段)21と、音声データ(メディアデータ)の通信経路を管理する通信経路管理部(接続切替手段)22と、相手装置からの音声データの到達を監視する音声到達監視部(データ受信監視手段)23とを有する。
シグナリング管理部21は、セッションを確立するために、SIPサーバ4を介して相手装置との間で行われるSIPメッセージ(呼制御メッセージ)の送受信を実行する。
通信経路管理部22は、セッションの確立後に相手装置との間で音声データを送受信する際に、その通信経路を適切に選択する。より詳細には、通信経路管理部22は、通常時はトラフィックの増加防止やSBC5の処理負荷の軽減の観点からピアツーピア(Peer to Peer)接続を行う一方、ピアツーピア接続による通信を正常に行うことができない(即ち、NAT越えを実現不可能)と判断した場合には、SIPサーバ4に対してピアツーピア接続からSBC5を介した接続への切り替えを要求する。
SBC5経由の接続では、IP端末2,3間における音声データの送受信は全てSBC5を介して行われる。このとき、SBC5は、SIPサーバ4から転送されるSIPメッセージのアドレス変換を行ってセッションを確立するとともに、IP端末2,3から送信される音声データのアドレス変換を行うことでセッションを中継する。これにより、IP端末2,3は、互いにNATの影響を受けずに音声データの通信が可能となる。
また、通信経路管理部22は、SBC5経由の接続への切り替えを実行した場合、当該相手装置の宛先情報を、SBC5経由で接続が必要な宛先の情報として記憶部15に記憶する。本実施形態では、発呼に用いる宛先番号が、SBC5経由で接続が必要な番号(以下、「SBC登録番号」という。)として記憶部15に登録される。通信経路管理部22は、新たな通話を行う際には、相手装置の宛先番号を記憶部15に記憶されたSBC登録番号と照合し、それらが一致した場合、ピアツーピア接続を行わずに最初からSBC5経由の接続を行う。これにより、不要な接続の切り替え処理を回避することが可能となる。
音声到達監視部23は、ピアツーピア接続の成否を判断するために、ピアツーピア接続において相手装置からの音声パケットの受信が正常に行われているか否かを監視する。より詳細には、音声到達監視部23は、そのタイマ機能により、音声パケットの受信監視を開始した後の経過時間を計測し、予め設定された時間内に相手装置からの音声パケットを受信した場合、音声パケットの受信が正常に行われていると判定する。
音声処理制御部12は、通話の音声データのA/D及びD/A変換処理や所定の音声符号化方式(例えば、ITU−T勧告G.711、G.729a等)に基づくコーデック処理等を行うとともに、音声データをパケット化した音声パケット(RTP(Realtime Transport Protocol)パケット)の送受信を実行する。
電話制御部13は、ユーザが利用するハンドセットを含む操作部16からの動作命令に基づき、発呼及び着呼に関する処理命令を呼制御部11に対して送出するとともに、呼制御部11からの動作命令に基づきリングバックトーンの出力及び停止等の処理を行う。
なお、音声パケット及びSIPメッセージ等の送受信は、LAN7,8の回線に接続されるネットワークI/F部14を介して実行される。
また、SIPサーバ4は、SIPのUAS(User Agent Server)として機能し、SIP制御部31、レジストラ部32、及びネットワークI/F部33を備える。
SIP制御部31は、IP端末2,3間で送受信されるSIPメッセージを中継し、それらSIPメッセージを処理してセッション制御を行う。また、SIP制御部31はSIPサーバ4の動作を統括的に制御する機能を有している。後述するように、SIP制御部31は、IP端末2,3からの要求に応じてSIPメッセージをSBC5に転送することで、IP端末2,3間の接続をピアツーピア接続からSBC5経由の接続に切り替える処理を実行する。
レジストラ部32は、IP端末2,3からの登録要求(REGISTERメッセージ)を受信し、それらIP端末2,3の所在情報(IPアドレス等)をロケーションデータベースとして管理する。
なお、SIPメッセージ等の送受信は、IP網6の回線に接続されるネットワークI/F部33を介して実行される。また、ここでは示さないが、例えば、SIPサーバ4には、IP端末2,3が移動した場合でもその所在地にメッセージの転送を可能とするリダイレクト機能や、インスタントメッセージやプレゼンスサービスを提供するイベント機能等を付加することもできる。
次に、上記IP端末2,3が、ピアツーピア接続またはSBC5経由の接続を適切に選択して通話を実行する方法の詳細について説明する。
図4は、発呼側のIP端末における通話開始までの動作手順を示すフロー図である。ここでは、呼制御部11、音声処理制御部12、及び電話制御部13の主要な処理について説明するが、実際にはこれらの処理の他にも必要に応じて従来のIP電話と同様の周知の処理が実行される(図5の場合も同様)。なお、図4では、説明の便宜上、発呼側のIP端末でピアツーピア接続の成否を判断してSBC5経由の接続への切替え処理を実行する場合について示すが、後述するように、相手装置(着呼側)からSBC5経由の接続への切替え処理を開始する場合もあり得る。
まず、電話制御部13は、操作部16でのユーザの宛先番号の入力(発呼操作)に基づき呼制御部11に発呼要求を行う(ST101)。呼制御部11は、その発呼要求に基づき、入力された宛先番号とSBC登録番号とを照合し(ST102)、それらが一致しない場合(即ち、当該宛先番号が、SBC5経由で接続が必要な番号として登録されていない場合)、相手装置とピアツーピア接続を確立するための処理を開始する(ST103)。後述するように、このとき、呼制御部11は所定のSIPメッセージを、SIPサーバ4を介して相手装置との間で交換してセッションを確立する。
次に、呼制御部11は、音声到達監視部23により相手装置からの音声パケットの受信が正常に行われているか否かを判定するための音声到達監視を開始し(ST104)、音声処理制御部12に通信開始要求を送出する(ST105)。
音声処理制御部12は、呼制御部11から通信開始要求を受けると(ST106:YES)、相手装置とピアツーピア接続した状態で音声パケットの送受信(メディアデータの送受信)を開始する(ST107)。続いて、音声処理制御部12は、相手装置から音声パケットを受信したか否かを判定する(ST108)。
音声処理制御部12は、ST108において音声パケットを受信した場合、呼制御部11に対して音声パケットを受信した旨を通知するための音声到達通知を送出し(ST109)、その後は、相手装置との間で音声パケットの送受を継続的に行う通話状態となる。一方、音声処理制御部12は、ST108において音声パケットを受信していない場合、呼制御部11から通信停止要求を受けたか否かを判定する(ST110)。このとき、呼制御部11からの通信停止要求を受けていない場合、再びST108に戻って音声パケットの受信判定が実行される。
呼制御部11は、ST105で通信開始要求を送出した後、ピアツーピア接続の成否を判定する(ST111)。この判定は、ST109における音声処理制御部12からの音声到達通知を受けたか否かにより行われる。呼制御部11は、音声到達通知を受けた場合、音声到達監視を停止し(ST112)、その後はピアツーピア接続で通話状態となる。一方、呼制御部11は、音声到達通知を受けていない場合、音声到達監視が満了したか否か(即ち、音声到達監視の開始後、所定の設定時間を経過したか否か)を判定する(ST113)。このとき、音声到達監視が満了していない場合、再びST111に戻って音声到達通知を受けたか否かの判定が実行される。音声到達監視が満了すると、呼制御部11は、音声処理制御部12に通信停止要求を送出する(ST114)。
音声処理制御部12は、呼制御部11から通信停止要求を受けると(ST110:YES)、相手装置との音声パケットの送受信を停止し(ST115)、新たに通信開始要求を受けるまで待機状態となる(ST116)。
呼制御部11は、ST114で通信停止要求を送出した後、ピアツーピア接続からSBC5経由の接続に切り替える処理を実行する(ST117)。詳細は後述するが、SBC5経由の接続への切り替えの際には、呼制御部11は、SIPメッセージ(INVITEメッセージ)にSBC5への接続要求(処理命令)を付加し、SIPサーバ4に対して送出する。
SBC5経由の接続への切り替えが完了して新たなセッションが確立されると、呼制御部11は、相手装置の宛先番号をSBC登録番号として記憶部15に記憶するとともに(ST118)、音声処理制御部12に通信開始要求を送出し(ST119)、その後は通話状態となる。
音声処理制御部12は、呼制御部11から通信開始要求を受けると(ST116:YES)、相手装置とSBC5経由の接続で音声パケットの送受信(メディアデータの送受信)を開始し(ST120)、その後は通話状態となる。
なお、ST102において、その宛先番号と登録番号とが一致した場合、上述のようなピアツーピア接続を実行せずに、最初からSBC5経由の接続を実行することができる(ST121)。このとき、呼制御部11は、上述と同様にSBC5への接続要求が付加されたSIPメッセージをSIPサーバ4に送出する。その後は、ST119に進んで上述と同様の動作が実行される。
上記のような発呼側のIP端末の動作中(例えば、呼制御部11におけるST105の通信開始要求の送出後からST113の音声到達監視の満了前、または、ST111でピアツーピア接続が成功したと判定した後)に相手装置がSBC5経由の接続への切替え処理を開始する場合もあり得る。その場合、呼制御部11は、ST114に進んで、上述と同様の動作を実行することになる。同様に、音声処理制御部12では、ST109の音声到達通知後に相手装置がSBC5経由の接続への切替え処理を開始する場合もあり得る。その場合、音声処理制御部12は、ST110に進んで、上述と同様の動作を実行することになる。
図5は、着呼側のIP端末における通話開始までの動作手順を示すフロー図である。
まず、呼制御部11は、相手装置(発呼側)からのSIPメッセージ(INVITEメッセージ)を受信することで、相手装置の接続を確立するための処理を開始する(ST201)。このとき、呼制御部11は、電話制御部13に対して着呼を知らせる着呼通知を送出し、その後、電話制御部13は、ユーザのオフフック操作に基づき呼制御部11に対して着呼要求を送出する(ST202)。続いて、呼制御部11は、相手装置からのSIPメッセージにSBCへの接続要求が付加されているか否かを判定する(ST203)。
ST203において、SIPメッセージにSBCの接続要求が付加されていない場合、図4に示したST104と同様に音声到達監視を開始する(ST204)。それ以降のST205〜ST220は、それぞれ図4に示したST105〜ST120と同様の処理であり、詳細な説明は省略する。なお、ST203において、SIPメッセージにSBCの接続要求が付加されていた場合、呼制御部11は、ピアツーピア接続を実行せずに、ST219に進んでSBC5経由の接続を実行する。
図6は、SIPサーバの動作手順を示すフロー図である。ここでは、SIPサーバ4が、SIPメッセージの転送により、ピアツーピア接続またはSBC5経由の接続を実行する処理を示している。
まず、SIP制御部31は、IP端末からSIPメッセージを受信すると(ST301)、そのSIPメッセージのヘッダを解析し、情報の取得を行う(ST302)。続いて、SIP制御部31は、その取得した情報にSBC5への接続要求(通信経路の変更を要求する情報)が含まれているか否かを判定する(ST303)。そこで、SBC5への接続要求が含まれていない場合、SIP制御部31は、レジストラ部32から相手装置の所在情報を取得し(ST304)、必要なヘッダを追加し(ST305)、相手装置に対して転送する(ST307)。これにより、IP端末間の接続はピアツーピア接続となる。
一方、SIP制御部31は、ST303においてSBC5への接続要求情報が含まれていると判定した場合、そのSBC5への接続要求情報を削除し(ST308)、必要なヘッダを追加し(ST309)、SBC5に対して転送する(ST310)。これにより、IP端末間の接続はSBC5経由の接続となる。
図7及び図8は、図1に示したIP通信システムにおけるIP端末間の第1の通信処理例を示すシーケンス図である。ここでは、発呼側のIP端末において、ピアツーピア接続による通信を正常に行うことができないと判断する場合を示している。図7は、ピアツーピア接続による通信を実行し、当該通信を正常に行うことができないと判断するまでの処理を示し、図8は、ピアツーピア接続からSBC5経由の接続に切り替える処理を実行し、正常な通信を行う処理を示しており、これらは一連の動作である。なお、図7及び図8の処理において転送されるSIPメッセージの開始行及び複数ヘッダの例を図11〜図13にそれぞれ示す。
まず、発呼側のIP端末(以下、「発呼側装置」という。)は、ユーザの発呼操作に基づき入力された宛先番号をSBC登録番号と照合し、未登録であることを確認する(ST401)。続いて、発呼側装置は、SIP接続を開始し、SIPサーバ4に対してINVITEメッセージを送信し(ST402)、SIPサーバ4が発呼側装置に対して100 Tryingメッセージを送信する(ST403)。
次に、SIPサーバ4は、受信したINVITEメッセージのヘッダを解析し、SBC5への接続要求が含まれているか否かを判定するが、このINVITEメッセージには、図11に示すように、SBC5への接続要求は付加されていない(ST404)。そこで、SIPサーバ4は、ピアツーピア接続が要求されていると判定し、INVITEメッセージを着呼側のIP端末(以下、「着呼側装置」という。)に転送する(ST405)。
なお、ここでは、受信したINVITEメッセージのヘッダにSBC5への接続要求が含まれていない場合にピアツーピア接続が要求されていると判定したが、INVITEメッセージのヘッダにピアツーピア接続への接続要求を示す文字列を付加してもよい。
そのINVITEメッセージを受信した着呼側装置は、SIPサーバ4に対して100 Tryingメッセージを送信し(ST406)、さらに、180 Ringingメッセージ及び200 OKメッセージを、発呼側装置に対してSIPサーバ4を介して順次送信する(ST407、ST408)。最終的に、発呼側装置がACKメッセージを、SIPサーバ4を介して着呼側装置に対して送信することで(ST409)、発呼側及び着呼側装置がピアツーピア接続される。
続いて、発呼側及び着呼側装置は、互いに音声到達監視を開始するとともに(ST410、ST411)、音声パケットの送信を開始する。ここでは、発呼側装置からの音声パケットはNATルータを越えて着呼側装置に到達するが(ST412)、着呼側装置からの音声パケットはNATルータを越えられずに発呼側装置に到達しないものとする(ST413)。従って、発呼側装置は、音声到達監視の開始後、一定時間が経過した後に音声パケットが未到達であると判定し(ST414)、続いて、図8に示すようなピアツーピア接続からSBC5経由の接続に切り替える処理を実行する。
なお、図7に示したように、ピアツーピア接続での音声パケットの受信状態に基づきNATルータ9,10におけるNAT越えの可否を判断する構成とすることで、NAT越えの可否を判断するための特別な処理(テストパケットの送信等)を行う必要がないという利点がある。
図8において、発呼側装置は、SIPサーバ4に対してセッションを変更するためのINVITEメッセージを送信する(ST501)。ここで、SIPサーバ4は、受信したINVITEメッセージのヘッダを解析し、SBC5への接続要求情報が含まれているか否かを判定するが、このINVITEメッセージには、図12に示すように、SBC5への接続要求が付加されている(ST502)。図12のINVITEメッセージでは、SBC5への接続要求としてContactヘッダに「route=RelayServer」101が付加されている。別法として、図13に示すように、独自のヘッダ「X-Status-Route: RelayServer」102を設けてSBC5への接続要求としてもよい。
なお、INVITEメッセージにSBC5への接続要求を付加することができれば、図12、図13において示した以外の記載方法でも構わない。
そこで、SIPサーバ4は、INVITEメッセージをSBC5に転送し、そのINVITEメッセージはSBC5を介して着呼側装置に送信される(ST503)。このとき、SBC5は、後に着呼側装置から送信される音声パケットを中継可能なように、INVITEメッセージにおけるメディアデータの送信先アドレスを自身のアドレスに変換する。そのINVITEメッセージを受信した着呼側装置は、SIPサーバ4に対して200 OKメッセージを送信し、この200 OKメッセージも同様にSBC5に転送された後に発呼側装置に送信される(ST504)。このとき、SBC5は、後に発呼側装置から送信される音声パケットを中継可能なように、200 OKメッセージにおけるメディアデータの送信先アドレスを自身のアドレスに変換する。最終的に、発呼側装置がACKメッセージを、SIPサーバ4及びSBC5を介して着呼側装置に対して送信することで(ST505)、発呼側及び着呼側装置がSBC5経由で接続される。その後、発呼側装置は、今回の宛先番号をSBC登録番号として登録する(ST506)。
これにより、発呼側及び着呼側装置は、SBC5経由で互いに音声パケットの送受信を実行することが可能となる(ST507)。
図9は、IP端末間の第2の通信処理例を示すシーケンス図である。ここでは、着呼側装置において、ピアツーピア接続による通信を正常に行うことができないと判断する場合を示している。なお、図9に示す処理の前には、図7と同様の処理が実施されるものとする(ただし、ST412〜ST413の処理は、発呼側と着呼側とが逆の処理となる)。
図9において、着呼側装置は、SIPサーバ4に対してセッションを変更するためのINVITEメッセージを送信する(ST601)。このINVITEメッセージは、図12及び図13に示したものと同様である。SIPサーバ4は、受信したINVITEメッセージのヘッダを解析し、図8のST502と同様にSBC5への接続要求が付加されていると判定する(ST602)。そこで、SIPサーバ4は、図8のST503と同様にINVITEメッセージをSBC5に転送し、このINVITEメッセージはSBC5を介して着呼側装置に送信される(ST603)。続いて、図8のST504及びST505と同様に200 OKメッセージ及びACKメッセージがそれぞれ交換される(ST604、ST605)。その後、発呼側装置は、宛先番号をSBC登録番号として登録する(ST606)。
これにより、発呼側及び着呼側装置は、SBC5経由で互いに音声パケットの送受信を実行することが可能となる(ST607)。
図10は、IP端末間の第3の通信処理例を示すシーケンス図である。ここでは、発呼側装置において、ピアツーピア接続を行わずに最初からSBC5経由での接続を実行する場合を示している。
図10において、まず、発呼側装置は、入力された宛先番号をSBC登録番号と照合し、それらが一致することを確認する(ST701)。続いて、発呼側装置は、SIP接続を開始し、SIPサーバ4に対してINVITEメッセージを送信し(ST702)、SIPサーバ4が発呼側装置に対して100 Tryingメッセージを送信する(ST703)。このINVITEメッセージは、図12及び図13に示したものと同様である。
SIPサーバ4は、受信したINVITEメッセージのヘッダを解析し、図8のST502と同様にSBC5への接続要求が付加されていると判定する(ST704)。そこで、SIPサーバ4は、図8のST503と同様にINVITEメッセージをSBC5に転送し、このINVITEメッセージはSBC5を介して着呼側装置に送信される(ST705)。
そのINVITEメッセージを受信した着呼側装置は、SIPサーバ4に対して100 Tryingメッセージを送信し(ST706)、続いて、SIPサーバ4に対して180 Ringingメッセージを送信し、この180 RingingメッセージがSBC5に転送された後に発呼側装置に送信される(ST707)。その後、図8のST504及びST505と同様に200 OKメッセージ及びACKメッセージがそれぞれ交換される(ST708、ST709)。
これにより、発呼側及び着呼側装置は、SBC5経由で互いに音声パケットの送受信を実行することが可能となる(ST710)。
本発明を特定の実施形態に基づいて詳細に説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。例えば、本発明は、IP電話に限らず種々のIP通信装置に適用することが可能である。また、呼制御プロトコルもSIPに限らず他のプロトコルを用いてもよい。
本発明に係るIP通信装置およびIP通信方法ならびに呼制御サーバは、NATの影響を受けずにメディアデータの通信を可能とする中継サーバを有する通信システムにおいて、中継サーバの処理負荷を低減しつつ、簡易な構成により、中継機器のNAT種別や装置特性によらずにNAT越えを実現可能とするので、NAT機能を有する中継機器を介して広域ネットワークに接続されるIP通信装置及びこれを備えたIP通信システム並びにこれらのIP通信方法として有用である。
本願発明に係るIP端末及びSIPサーバを備えたIP通信システムの構成図 IP端末の機能ブロック図 SIPサーバの機能ブロック図 発呼側のIP端末の動作手順を示すフロー図 着呼側のIP端末の動作手順を示すフロー図 SIPサーバの動作手順を示すフロー図 IP端末間の第1の通信処理例を示すシーケンス図 IP端末間の第1の通信処理例を示すシーケンス図 IP端末間の第2の通信処理例を示すシーケンス図 IP端末間の第3の通信処理例を示すシーケンス図 SIPメッセージの詳細を示す図 SIPメッセージの詳細を示す図 SIPメッセージの詳細を示す図
符号の説明
1 IP通信システム
2,3 IP端末(IP通信装置)
4 SIPサーバ(呼制御サーバ)
5 SBC(中継サーバ)
6 IP網
9,10 NATルータ
11 呼制御部
12 音声処理制御部
13 電話制御部
15 記憶部
21 シグナリング管理部(シグナリング手段)
22 通信経路管理部(接続切替手段)
23 音声到達監視部(データ受信監視手段)
31 SIP制御部(判定手段、転送手段)

Claims (8)

  1. 呼制御サーバを介して呼接続を行うことにより、相手装置との間でデータ通信を行うIP通信装置であって、
    前記相手装置との接続を確立すべく前記呼制御サーバを介して前記相手装置との間で呼制御メッセージの送受信を行うシグナリング手段と、
    前記相手装置との接続の確立後に、前記相手装置との間でデータの送受信を行うデータ通信手段と、
    前記相手装置とピアツーピア接続された状態で、前記相手装置からの前記データの受信が正常に行われるか否かを監視するデータ受信監視手段と、
    前記相手装置からの前記データの受信が正常に行われていない場合、前記呼制御サーバに対して前記ピアツーピア接続から所定の中継サーバを介した接続への切り替えを要求する接続切替手段と
    を備えたことを特徴とするIP通信装置。
  2. 前記接続切替手段は、前記シグナリング手段が送信する前記呼制御メッセージに所定の処理命令を付加することで、前記接続の切り替えを前記呼制御サーバに要求することを特徴とする請求項1に記載のIP通信装置。
  3. 前記データ受信監視手段は、前記相手装置との接続の確立後に相手装置からデータを一定期間受信しない場合、前記相手装置からのデータの受信が正常に行われていないと判断することを特徴とする請求項1に記載のIP通信装置。
  4. 前記ピアツーピア接続から前記中継サーバを介した接続への切り替えが必要な相手装置の宛先情報を記憶する記憶手段を更に備え、
    前記接続切替手段は、前記相手装置との間でデータ通信を開始する際に、当該相手装置の宛先情報を前記記憶手段に記憶された宛先情報と照合し、それらが一致した場合、前記呼制御サーバに対して前記中継サーバを介した接続を要求することを特徴とする請求項1に記載のIP通信装置。
  5. 中継サーバを介した接続が必要な相手装置の宛先情報を記憶する記憶手段と、
    前記相手装置との間でデータ通信を開始する際に、当該相手装置の宛先情報を前記記憶手段に記憶された宛先情報と照合し、それらが一致した場合、前記呼制御サーバに対して前記中継サーバを介した接続を要求し、一致しない場合、前記呼制御サーバに対してピアツーピア接続を要求する接続手段と、
    備えたことを特徴とする請求項1に記載のIP通信装置。
  6. 呼制御サーバを介して呼接続を行うことにより、相手装置との間でデータ通信を行うIP通信装置のIP通信方法であって、
    前記相手装置とのピアツーピア接続を確立すべく前記呼制御サーバを介して前記相手装置との間で呼制御メッセージの送受信を行うシグナリングステップと、
    前記相手装置とのピアツーピア接続の確立後に、前記相手装置との間でデータの送受信を行うデータ通信ステップと、
    前記データ通信ステップにおいて、前記相手装置からのデータの受信が正常に行われているか否かを監視するデータ受信監視ステップと、
    前記相手装置からの前記データの受信が正常に行われていない場合、前記呼制御サーバに対して前記ピアツーピア接続から所定の中継サーバを介した接続への切り替えを要求する接続切替ステップと
    を有することを特徴とするIP通信方法。
  7. 中継サーバを介した接続が必要な相手装置の宛先情報を記憶し、
    前記相手装置との間でデータ通信を開始する際に、当該相手装置の宛先情報を前記記憶された宛先情報と照合し、それらが一致した場合、前記呼制御サーバに対して前記中継サーバを介した接続を要求し、一致しない場合、前記呼制御サーバに対してピアツーピア接続を要求し、
    前記相手装置との接続の確立後に、前記相手装置との間でデータの送受信を行うことを特徴とする請求項6に記載のIP通信方法。
  8. 請求項2または請求項4または請求項5に記載のIP通信装置及び相手装置間の呼を中継する呼制御サーバであって、
    前記IP通信装置から受信する呼制御メッセージに前記中継サーバを介した接続を要求する処理命令が付加されているか否かを判定する判定手段と、
    前記呼制御メッセージに前記処理命令が付加されている場合、前記IP通信装置及び前記相手装置からの呼制御メッセージを前記中継サーバに転送する転送手段と
    を備えたことを特徴とする呼制御サーバ。
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