JP4885786B2 - 多段自動変速装置 - Google Patents
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Description
<1st>
クラッチC1とブレーキB1を締結し、構成要素D(S2)に非減速回転を入力し構成要素B(P1、R2)を固定する。実際の遊星歯車列における動力の伝達は、第2遊星歯車列30のサンギアS2に入力された動力はリングギアR2が固定されるため遊星キャリアP2が減速され出力される。したがって、動力は第2遊星歯車列30しか通らなく効率がよい。尚、図6には示されていないが、ブレーキB1の代わりにワンウェイクラッチOWCで構成要素B(P1、R2)を固定しても同じとなる。
クラッチC1とブレーキB2を締結し、構成要素D(S2)に非減速回転を入力し構成要素A(S1)を固定する。実際の遊星歯車列における動力の伝達は、第2遊星歯車列30のサンギアS2に入力された動力はリングギアR2を反力として遊星キャリアP2から出力されるが、リングギアR2の反力が一体となる第1遊星歯車列20の遊星キャリアP1に伝わりサンギアS1が固定されるため遊星キャリアP2と一体となるリングギアR1を制動して減速され出力される。したがって、第1及び第2遊星歯車列20,30間で動力循環が発生し、1stよりは動力伝達効率は悪くなるが、特に問題とはならない。
クラッチC1とクラッチC3を締結し、構成要素D(S2)に非減速回転を入力し、構成要素A(S1)に減速回転を入力する。実際の遊星歯車列における動力の伝達は、第2遊星歯車列30のサンギアS2に非減速回転が入力され、第1遊星歯車列20のサンギアS1に減速回転が入力されるため、サンギアS1が固定される2ndより少し高い回転に減速され出力される。第1及び第2遊星歯車列20,30間の動力の伝わり方は2ndと全く同じであるが、構成要素A(S1)に減速回転を入力するため、非減速回転の動力は減速用遊星歯車40の遊星キャリアP0と構成要素D(S2)に分割して入力されることになる。
クラッチC1とC2を締結し、構成要素D(S2)と構成要素B(P1、R2)に非減速回転を入力する。実際の遊星歯車列における動力の伝達は、第2遊星歯車列30のサンギアS2とリングギアR2が連結され、遊星キャリアP2は入力回転と同じ回転となる。したがって、遊星キャリアP2は入力回転と同じ回転で出力される。
クラッチC2とクラッチC3を締結し、構成要素B(P1、R2)に非減速回転を入力し、構成要素A(S1)に減速回転を入力する。実際の遊星歯車列における動力の伝達は、第1遊星歯車列20の遊星キャリアP1に非減速回転が入力され、サンギアS1に減速回転が入力されるため、リングギアR1は少し増速されて出力される。この場合、第2遊星歯車列30は動力の伝達はしない。
クラッチC2とブレーキB1を締結し、構成要素B(P1、R2)に非減速回転を入力し、構成要素A(S1)を固定する。実際の遊星歯車列における動力の伝達は、第1遊星歯車列20の遊星キャリアP1に非減速回転が入力され、サンギアS1が固定されるため、リングギアR1が増速されて出力される。この場合、動力第2遊星歯車列30は動力の伝達はしない。
ブレーキB1とクラッチC3を締結し、構成要素A(S1)に減速回転を入力し、構成要素B(P1、R2)を固定する。実際の遊星歯車列における動力の伝達は、第1遊星歯車列20のサンギアS1に減速回転が入力され、遊星キャリアP1が固定されるため、リングギアR1が減速され逆回転で出力される。
<1st>
クラッチC1とブレーキB1を締結し、構成要素D(S1,S2)に非減速回転を入力し構成要素B(P1、R2)を固定する。実際の遊星歯車列における動力の伝達は、第2遊星歯車列30のサンギアS2に入力された動力はリングギアR2が固定されるため遊星キャリアP2が減速され出力される。したがって、動力は第2遊星歯車列30しか通らなく効率がよい。尚、図9には示されていないが、ブレーキB1の代わりにワンウェイクラッチOWCで構成要素B(P1、R2)を固定しても同じとなる。
クラッチC1とブレーキB2を締結し、構成要素D(S1,S2)に非減速回転を入力し構成要素A(R1)を固定する。実際の遊星歯車列における動力の伝達は、第1及び第2遊星歯車列20、30のサンギアS1、S2に分割され入力し、リングギアR1が固定されるため遊星キャリアP1と一体となるリングギアR2を介して遊星キャリアP2が減速され出力される。
クラッチC1とクラッチC3を締結し、構成要素D(S1、S2)に非減速回転を入力し、構成要素A(R1)に減速回転を入力する。実際の遊星歯車列における動力の伝達は、第1及び第2遊星歯車列20、30のサンギアS1、S2に非減速回転が入力され、第1遊星歯車列20のリングギアR1に減速回転が入力されるため、リングギアR1が固定される2ndより少し高い回転に減速され出力される。第1及び第2遊星歯車列20,30間の動力の伝わり方は2ndと全く同じであるが、構成要素A(R1)に減速回転を入力するため、非減速回転の動力は減速用遊星歯車40の遊星キャリアP0と構成要素D(S1、S2)に3分割して入力されることになる。
クラッチC1とC2を締結し、構成要素D(S1、S2)と構成要素B(P1、R2)に非減速回転を入力する。実際の遊星歯車列における動力の伝達は、第2遊星歯車列30のサンギアS2とリングギアR2が連結され、遊星キャリアP2は入力回転と同じ回転となる。したがって、遊星キャリアP2は入力回転と同じ回転で出力される。
クラッチC2とクラッチC3を締結し、構成要素B(P1、R2)に非減速回転を入力し、構成要素A(R1)に減速回転を入力する。実際の遊星歯車列における動力の伝達は、第1遊星歯車列20のリングギアR1と遊星キャリアP1の回転差によりサンギアS1が増速され、サンギアS1と一体のサンギアS2と、遊星キャリアP1と一体のリングギアR2の回転差により遊星キャリアP2が少し減速され、結果として増速され出力される。
クラッチC2とブレーキB1を締結し、構成要素B(P1、R2)に非減速回転を入力し、構成要素A(R1)を固定する。実際の遊星歯車列における動力の伝達は、第1遊星歯車列20の遊星キャリアP1に非減速回転が入力され、リングギアR1固定されるためサンギアS1が大きく増速され、サンギアS1と一体のサンギアS2と、遊星キャリアP1と一体のリングギアR2の回転差により遊星キャリアP2が少し減速され、結果として増速され出力される。
ブレーキB1とクラッチC3を締結し、構成要素A(R1)に減速回転を入力し、構成要素B(P1、R2)を固定する。実際の遊星歯車列における動力の伝達は、第1遊星歯車列20のリングギアR1に減速回転が入力され、遊星キャリアP1が固定されるためサンギアS1が増速され逆回転をし、リングギアR2が固定されるためサンギアS1と一体のサンギアS2により遊星キャリアP2が逆回転で減速され出力される。
1b 変速機ケース
1c リアケース
2a、2b、2c 保持部材
3a 入力軸
3b 減速回転軸
10 トルクコンバータ
20 第1遊星歯車列
30 第2遊星歯車列
40 減速用遊星歯車
C1、C2、C3 クラッチ
B1、B2 ブレーキ
Claims (5)
- 4個の構成要素A、B、C、Dを有した第1及び第2遊星歯車列20、30の、
構成要素Aに減速用遊星歯車40を介した入力軸3aの減速回転を、クラッチC3を介して入力するとともにブレーキB2を配し、
構成要素BにクラッチC2を介して入力軸3aの回転を入力するとともにブレーキB1及び入力軸3aの回転とは逆方向の回転を阻止するワンウェイクラッチOWCを配し、
構成要素Dに入力軸3aの回転を、クラッチC1を介して入力し、
構成要素Cをカウンターギア5に連結して出力し、
クラッチC1、C2、C3又はブレーキB1、B2及びワンウェイクラッチOWCの何れか2個を選択的に締結することにより前進6速後進1速の変速段を得る多段自動変速装置であって、
カウンターギア5を挟んでクラッチC1、C2及び減速用遊星歯車40と、クラッチC3、ブレーキB1、B2、ワンウェイクラッチOWC及び第1、第2遊星歯車列20、30とを入力軸3aと同軸上に対峙させて配し、
減速用遊星歯車40をサンギアS0とダブルピニオン遊星歯車を支持する遊星キャリアP0とリングギアR0で構成し、サンギアS0を変速機ケースに固定し、入力軸3aを遊星キャリアP0の一方のサイド部材に連結するとともにもう一方のサイド部材にクラッチC1、C2を配し、
第1及び第2遊星歯車列20、30の構成要素AにクラッチC3を介して入力軸3aの減速回転を入力するリングギアR0と連結する減速回転軸3bを入力軸3aの後方軸中心に配するとともに、減速回転軸3bの外周径方向外側にクラッチC2、C1を介して入力軸3aの回転を構成要素B、Dに入力する筒状の連結部材を順に配した多段自動変速装置。 - 第1遊星歯車列20はサンギアS1とシングルピニオン遊星歯車を支持する遊星キャリアP1とリングギアR1とからなり、第2遊星歯車列30はサンギアS2とシングルピニオン遊星歯車を支持する遊星キャリアP2とリングギアR2とからなり、カウンターギア5側から順に第2遊星歯車列30と第1遊星歯車列20を配し、
第1遊星歯車列20のサンギアS1を構成要素Aとし、第1遊星歯車列20の遊星キャリアP1と第2遊星歯車列30のリングギアR2を連結して構成要素Bとし、第1遊星歯車列20のリングギアR1と第2遊星歯車列30の遊星キャリアP2を連結して構成要素Cとし、第2遊星歯車列30のサンギアS2を構成要素Dとした請求項1に記載の多段自動変速装置。 - 第1遊星歯車列20はサンギアS1とシングルピニオン遊星歯車を支持する遊星キャリアP1とリングギアR1とからなり、第2遊星歯車列30はサンギアS2とシングルピニオン遊星歯車を支持する遊星キャリアP2とリングギアR2とからなり、カウンターギア5側から順に第2遊星歯車列30と第1遊星歯車列20を配し、
第1遊星歯車列20のリングギアR1を構成要素Aとし、第1遊星歯車列20の遊星キャリアP1と第2遊星歯車列30のリングギアR2を連結して構成要素Bとし、第2遊星歯車列30の遊星キャリアP2を構成要素Cとし、第1遊星歯車列20のサンギアS1と第2遊星歯車列30のサンギアS2を連結して構成要素Dとした請求項1に記載の多段自動変速装置。 - 減速用遊星歯車40のサンギアS0を固定する変速機ケースの延材部を入力軸3aの外周径方向外側に筒状に配し、前記延材部の筒状内径部で入力軸3aを軸支するとともに筒状外径部でサンギアS0を固定し、クラッチC1、C2のクラッチドラムを前記延材部の筒状外径部で軸支するとともに減速用遊星歯車40の遊星キャリアP0のサイド部材と連結し、クラッチC1、C2の油圧サーボへの供給油路を前記延材部に設け、減速用遊星歯車40の外周径方向外側にカウンターギア5側から順にクラッチC1、C2の摩擦部材を配した請求項1に記載の多段自動変速装置。
- 前記変速機ケースの軸方向中央部にカウンターギア5を軸支する側壁を設け、カウンターギア5をクラッチC1、C2及び減速用遊星歯車40側に配し、前記側壁を挟んで第1及び第2遊星歯車列20、30をカウンターギア5に対峙させて配するとともに、
第1及び第2遊星歯車列20、30の外周径方向外側に前記側壁側から順に、構成要素Bと構成要素Bを制動するブレーキB1の摩擦部材及びワンウェイクラッチOWCと、構成要素Aと構成要素Aを制動するブレーキB2の摩擦部材と、減速回転軸3bから構成要素Aに選択的に入力軸3aの減速回転を入力するクラッチC3の摩擦部材とを配した請求項1、2又は3に記載の多段自動変速装置。
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JP2007110298A JP4885786B2 (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | 多段自動変速装置 |
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- 2007-04-19 JP JP2007110298A patent/JP4885786B2/ja not_active Expired - Fee Related
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