JP4885617B2 - ドアチェック装置 - Google Patents

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本発明は、ドアチェック装置に関する。
図12は、従来の定圧力作動2ウェイバルブが設けられたダンパの断面図である。
図において、流体が充填されたシリンダ1内には、ピストン3が移動可能に設けられている。シリンダ1内には、ピストン3を境界にして、第1室5と前記第2室7とが形成されている。そして、ピストン3内に定圧力作動2ウェイバルブ9が設けられている。
以下、定圧力作動2ウェイバルブ9を説明する。ピストン3は、一方の端面が第1室5に臨む開放面となり、他方の端面が前記第2室7に臨む開放面となった円筒状である。
これら2つの開放面からピストン3の内部に向かって、第1シャフト11、第2シャフト13が配置されている。2つの開放面の周縁は、内側に絞られ、第1シャフト11、第2シャフト13の抜け止めがなされている。また、シリンダ1内には、第1シャフト11、第2シャフト13をシリンダ1の軸方向に移動可能に支持する軸受15,17が設けられている。
ピストン3の内部であって、軸方向の略中間部には、ピストン3の内部を二分する隔壁19が設けられ、この隔壁19には貫通穴21が形成されている。また、隔壁19近傍のピストン3の壁面には、第1貫流ポート20、第2貫流ポート22が形成されている。
隔壁19の一方の面側のピストン3の内部には、貫通穴21を塞ぐことが可能な第1弁体23が配置されている。隔壁19の他方の面側のピストン3の内部には、貫通穴21を塞ぐことが可能な第2弁体25が配置されている。一端部が第1シャフト11に当接し、他端部が第1弁体23に当接するスプリング27によって、第1弁体23は貫通穴21を塞ぐ方向に付勢されている。一端部が第2シャフト13に当接し、他端部が第2弁体25に当接するスプリング29によって、第2弁体25は貫通穴21を塞ぐ方向に付勢されている。第1シャフト11と第1弁体23との間の空間及び第2シャフト13と第2弁体25との空間は密閉されており、シリンダ1に充填された液体が侵入できない第1貫流室31、第2貫流室33が形成されている。
次に、上記構成の作動を説明する。第1室5内の液体圧力は、第1貫流ポート20を介して第1弁体23に作用する。前記第2室7内の液体圧力は第2貫流ポート22を介して第2弁体25に作用する。
通常、第1室5内の液体圧力と、前記第2室7内の液体圧力との差が設定値以下ならば、スプリング27、スプリング29の付勢力により、第1弁体23、第2弁体25は隔壁19の貫通穴21を塞いでいる。
ここで、第1シャフト11がシリンダ1から飛び出す方向に引かれると、第1室5内の液体圧力が上がり、前記第2室7内の液体圧力が下がる。この時、第1弁体23には、スプリング27の付勢力に抗して、第1弁体23を貫通穴21より離反させるような液体圧力が作用し、第1室5内の液体圧力と前記第2室7内の液体圧力との差が設定値を超えると、第1弁体23は貫通穴21より離反する方向に移動し、続いて第2弁体25も貫通穴21より離反する方向に移動し、液体圧力が大きい第1室5から液体圧力が小さい方の前記第2室7に向かって液体が流れる。
また、逆に、第1シャフト11がシリンダ1内へ押し込まれる方向に押され、第1室5内の液体圧力と前記第2室7内の液体圧力との差が設定値を超えると、液体圧力が大きい前記第2室7から液体圧力が小さい方の第1室5に向かって液体が流れる(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献1と同様に、二つの弁体を有する定圧力作動2ウェイバルブにおいて、弁体が移動したときに弁体が収容された室内の体積変動を吸収する機構を有しているものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−323356号公報(段落番号044−0058、図1) 特開2004−69064(図1)
特許文献1、特許文献2に記載された定圧力作動2ウェイバルブでは、二つの弁体(図12における第1弁体23、第2弁体25)が必要であり、定圧力作動2ウェイバルブの構成が複雑であり、また、大型化する問題点がある。
さらに、特許文献1に記載された定圧力作動2ウェイバルブでは、第1弁体23、第2弁体25が貫通穴21より離反する方向に移動する際には、第1弁体23、第2弁体25を収容する室である第1貫流室31、第2貫流室33内の体積変動があり、弁体の作動レスポンスが悪い問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、構成が簡単で、小形で、レスポンスが良いドアチェック装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、第1液体吐出口、第2液体吐出口を有し、ドアの開閉方向に応じて、液体を前記第1液体吐出口または第2液体吐出口から吐出するポンプと、該ポンプの第1液体吐出口からの液体が供給される第1室,前記ポンプの第2液体吐出口からの液体が供給される第2室,前記第1室と、前記第2室との間に設けられた接続部,前記接続部を介して前記第1室と前記第2室との間で移動可能に設けられ、前記接続部に位置する時には、前記第1室と前記第2室との間の液体の行き来を遮断する弁体,前記弁体を前記第2室方向へ付勢する第1付勢手段,前記弁体を前記第1室方向へ付勢する第2付勢手段,を有し、前記弁体に液体圧力が作用していない時に、前記第1付勢手段、前記第2付勢手段が前記弁体を前記接続部に位置させる2ウェイバルブと、からなることを特徴とするドアチェック装置である。
ドアが開閉すると、ドアの開閉方向により、ポンプの第1液体吐出口、第2液体吐出口のうちのどちらか一方の吐出口から液体が吐出される。ポンプの第1液体吐出口から液体が吐出された場合は、2ウェイバルブの第1室内の液体圧力が上がる。ポンプの第2液体吐出口から液体が吐出された場合は、2ウェイバルブの前記第2室内の液体圧力が上がる。
2ウェイバルブの前記第1室内の液体圧力と前記第2室内の液体圧力との差がなければ、前記弁体が前記接続部に位置する。
前記第1室内の液体圧力と前記第2室内の液体圧力との差があると、液体圧力が低い方の室に設けられた付勢手段の付勢力に抗して前記弁体が液体圧力の小さい室へ向かって移動し、液体圧力が大きい室から液体圧力が小さい方の室に向かって液体が流れる。小さい方の室に向かって流れた液体は、ポンプに返却される。
2ウェイバルブの前記第1室内の液体圧力と前記第2室内の液体圧力との差がなければ、前記弁体が前記接続部に位置するので、ドアの開閉に対して大きな抵抗となる。すなわち、ドアは、大きな力が作用しない限り、任意の位置でその状態を保持している。
しかし、ドアが開閉を始めて、2ウェイバルブの前記第1室内の液体圧力と前記第2室内の液体圧力との差が設定値を超えると、液体圧力が小さい方の室へ向かって前記弁体が移動し、液体圧力が大きい室から液体圧力が小さい方の室に向かって液体が流れるので、ドアの開閉に対する抵抗は小さくなる。すなわち、一旦ドアが開閉し出すと、小さな力で開閉可能となる。
請求項2に係る発明は、第1液体吐出口、第2液体吐出口を有し、ドアの開閉方向に応じて、液体を前記第1液体吐出口または第2液体吐出口から吐出するポンプと、該ポンプの第1液体吐出口からの液体が供給される第1室,前記ポンプの第2液体吐出口からの液体が供給される第2室,前記第1室と、前記第2室との間に設けられた接続部,前記接続部を介して前記第1室と前記第2室との間で移動可能に設けられ、前記接続部に位置する時には、前記第1室と前記第2室との間の液体の行き来を遮断する弁体,一端部が前記第1室、前記第2室のうちのどちらか一方の室に取り付けられ、他端部が前記弁体に取り付けられた付勢手段,を有し、前記弁体に液体圧力が作用していない時に、前記付勢手段が前記弁体を前記接続部に位置させる2ウェイバルブと、からなることを特徴とするドアチェック装置である
請求項3に係る発明は、前記ポンプは、前記液体が充填された内部空間を前記第1液体吐出口を有する空間と、前記第2液体吐出口を有する空間とに分け、前記ドアの開閉に応じて回転し、前記液体を前記第1液体吐出口または前記第2液体吐出口から吐出させるフラップを有することを特徴とする請求項1または2記載のドアチェック装置である
請求項1−請求項3に係る発明によれば、弁体が1つでよいので、構成が簡単で、小形である。
また、弁体が移動した際に、弁体が位置する部屋は、第1室内、または前記第2室内である。第1室、前記第2室には、第1液体吐出口、第2液体吐出口が設けられ、弁体が移動しても体積変動はない。よって、弁体が移動したときの弁体が位置する室内の体積変動を吸収する機構も不要であるので、機構が簡単であり、レスポンスが良い。
請求項2に係る発明によれば、付勢手段が1つでよいので、構成がさらに簡単となる。
2ウェイバルブを用いたドアチェック装置の形態例で説明する。
『第1の実施の形態例』
<全体構成>
最初に、図2を用いて、全体構成を説明する。図において、51がポンプである。このポンプ51には、シャフト69が設けられている。このシャフト69の先端部側は、面取りが施され、断面形状が非円形となっている。そして、シャフト69は、図示しないドアの回転軸(ヒンジピン)に接続され、ドアが開閉すると、ドアと共に回転するようになっている。ポンプ51の内部には、液体(本形態例ではオイル)が充填されている。また、ポンプ51には、 第1液体吐出口57、第2液体吐出口59設けられ、ドアの開閉方向に応じて、液体が第1液体吐出口57または第2液体吐出口59から吐出するようになっている。
201は、定圧力作動2ウェイバルブである。定圧力作動2ウェイバルブ201には、第1液体導入口203c、第2液体導入口205cが設けられている。
そして、ポンプ51の第1液体吐出口57と定圧力作動2ウェイバルブ201の第1液体導入口203cとは、流路41を用いて接続され、ポンプ51の第2液体吐出口59と定圧力作動2ウェイバルブ201の第2液体導入口205cとは、流路43を用いて接続されている。
<ポンプ51>
次に、図3−図6を用いてポンプ51を説明する。図3は図2のポンプの分解斜視図、図4は図2のポンプの側面図、図5は図4の切断線A−Aでの断面図、図6は図5の切断線B−Bでの断面図である。
図3−図6に示すように、ポンプ51は、底面の形状が略扇形で、上面が開放された中空の筒体のケーシング63と、このケーシング63の開放された面を塞ぐように設けられるケーシングキャップ65と、ケーシング63内に設けられるフラップ67と、フラップ67と一体的に形成され、ケーシング63の底面に形成された穴63a、ケーシングキャップ65に形成された穴65aに嵌合して、回転可能に支持されるシャフト69とからなっている。ケーシング63内には液体が充填されている。尚、71は、ケーシング63,ケーシングキャップ65の内壁面とフラップ67,シャフト69とのシールを行うパッキンである。
上記構成のポンプ51の作動を説明する。図示しないドアが開閉すると、シャフト69,フラップ67も回転し、ドアの開閉方向に応じて、液体が第1液体吐出口57または第2液体吐出口59から吐出する。
<定圧力作動2ウェイバルブ201>
次に、図1を用いて、定圧力作動2ウェイバルブ201を説明する。図1は定圧力作動2ウェイバルブの断面図で、(a)図は第1室の液体圧力と前記第2室内の液体圧力との差が設定値以下の状態を示す図、(b)図は第1室内の液体圧力が前記第2室内の液体圧力より高く、その差が設定値を超えた状態を示す図、(c)図は前記第2室内の液体圧力が第1室内の液体圧力より高く、その差が設定値を超えた状態を示す図、(d)図は(a)図のガイド穴205aの斜視図である。
図1(a)に示すように、定圧力作動2ウェイバルブ201の内部には、液体が充填される第1室203と、液体が充填される前記第2室205と、第1室203と、前記第2室205との間に設けられた接続部207とが形成されている。
第1室203、前記第2室205、接続部207の断面形状は、中心が同一直線上に位置する円形であり、更に、接続部207の断面形状は、第1室203、前記第2室205の断面形状より小さく設定されている。
そして、第1室203の接続部207側と反対側の面203b、前記第2室205の接続部207側と反対側の面205bには、ガイド穴203a、ガイド穴205aが形成されている。これらのガイド穴203a、ガイド穴205aは、同一直線上に沿うように形成されている。
シャフト211の一端部側がガイド穴203aに遊嵌し、他端部側がガイド穴205aに遊嵌している。シャフト211の長さ(l)は、ガイド穴203aの底面からガイド穴205aの底面までの長さ(L)より短くなるように設定されている。従って、シャフト211はその軸方向に移動可能となっている。
また、シャフト211には、弁体213が取り付けられている。この弁体213は、シャフト211がその軸方向に移動することにより、接続部207を介して第1室203と前記第2室205との間で移動可能となるように設けられている。更に、弁体213の周面には、Oリング215が設けられ、弁体213が接続部207に位置する際には、Oリング215が接続部207の壁面に押接し、第1室203と前記第2室205との間を封止し、第1室203と前記第2室205との間の液体の行き来を遮断するようになっている。
第1室203には、シャフト211を巻回し、一端部が面203bに当接し、他端部が弁体213に当接し、弁体213を前記第2室205方向へ付勢するスプリング221(第1付勢手段)が設けられている。 前記第2室205には、シャフト211を巻回し、一端部が面205bに当接し、他端部が弁体213に当接し、弁体213を第1室203方向へ付勢するスプリング223(第2付勢手段)が設けられている。
そして、弁体213に液体圧力が作用していない時には、スプリング221、スプリング223が弁体213を接続部207に位置させるようにした。具体的には、第1室203内の液体圧力と前記第2室205内の液体圧力との差が設定値以下ならば、弁体213を接続部207に位置させ、第1室203内の液体圧力と前記第2室205内の液体圧力との差が設定値を超えると、液体圧力が小さい方の室へ向かって弁体213を移動させ、液体圧力が大きい室から液体圧力が小さい室に向かって液体が流れるように、スプリング221、スプリング223の付勢力を設定した。
又、(d)図に示すように、ガイド穴205aの周面には、90°ピッチで4カ所、液体逃がし部205gが形成されている。この液体逃がし部205gの開口は、前記第2室205に臨み、シャフト211が移動した際に、ガイド穴205a内の液体が前記第2室205内へ逃げられるようになっている。尚、ガイド穴203aにも同様な構造の液体逃がし部203gが形成されている。
上記構成の定圧力作動2ウェイバルブ201の作動を説明する。
第1室203内の液体圧力と前記第2室205内の液体圧力との差が設定値以下ならば、図1(a)に示すように、弁体213が接続部207に位置する。
第1室203内の液体圧力と前記第2室205内の液体圧力との差が設定値を超えると、図1(b)または図1(c)に示すように、液体圧力が低い方の室に設けられたスプリングの付勢力に抗して弁体213が液体圧力の小さい室へ向かって移動し、液体圧力が大きい室から液体圧力が小さい方の室に向かって液体が流れる。
<ドアチェック装置の作動>
ドアが開閉すると、ドアの開閉方向により、ポンプ51の第1液体吐出口57、第2液体吐出口59のうちのどちらか一方の吐出口から液体が吐出される。ポンプ51の第1液体吐出口57から液体が吐出された場合は、流路41を液体が通り、定圧力作動2ウェイバルブ201の第1室203内の液体圧力が上がる。ポンプ51の第2液体吐出口59から液体が吐出された場合は、流路43を液体が通り、定圧力作動2ウェイバルブ201の前記第2室205内の液体圧力が上がる。
定圧力作動2ウェイバルブ201の第1室203内の液体圧力と前記第2室205内の液体圧力との差が設定値以下ならば、弁体213が接続部207に位置する。
定圧力作動2ウェイバルブ201の第1室203内の液体圧力と前記第2室205内の液体圧力との差が設定値を超えると、液体圧力が低い方の室に設けられたスプリングの付勢力に抗して弁体213が液体圧力の小さい室へ向かって移動し、液体圧力が大きい室から液体圧力が小さい方の室に向かって液体が流れる。小さい方の室に向かって流れた液体は、ポンプ51に返却される。
定圧力作動2ウェイバルブ201の第1室203内の液体圧力と前記第2室205内の液体圧力との差が設定値以下ならば、弁体213が接続部207に位置するので、ドアの開閉に対して大きな抵抗となる。すなわち、ドアは、大きな力が作用しない限り、任意の位置でその状態を保持している。
しかし、ドアが開閉を始めて、定圧力作動2ウェイバルブ201の第1室203内の液体圧力と前記第2室205内の液体圧力との差が設定値を超えると、液体圧力が小さい方の室へ向かって弁体213が移動し、液体圧力が大きい室から液体圧力が小さい方の室に向かって液体が流れるので、ドアの開閉に対する抵抗は小さくなる。すなわち、一旦ドアが開閉し出すと、小さな力で開閉可能となる。
このような構成によれば、弁体213が1つでよいので、構成が簡単である。
また、弁体213が移動した際に、弁体213が位置する部屋は、第1室203内、または前記第2室205内である。第1室203、前記第2室205には、第1液体吐出口57、第2液体吐出口59が設けられ、弁体213が移動しても体積変動はない。よって、弁体213が移動したときの弁体213が位置する室内の体積変動を吸収する機構も不要であるので、機構が簡単であり、レスポンスが良い。
尚、上記説明では、ドアチェック装置を構成するポンプ51と、定圧力作動2ウェイバルブ201とは別体として説明したが、図7、図8に示すように、ポンプと、定圧力作動2ウェイバルブとが一体化されたドアチェック装置としてもよい。
図7に示すように、ドア300は、アッパヒンジ301とロアヒンジ303を用いて、ボデー305に回転可能に取り付けられている。そして、ポンプと、定圧力作動2ウェイバルブとが一体化されたドアチェック装置401が、アッパヒンジ301側に設けられる。
図8に示すように、アッパヒンジ301は、基端部側がボデー305側に取り付けられるヒンジフィメール311と、基端部側がドア300側に取り付けられるヒンジメール313と、ヒンジフィメール311の先端部側に設けられた穴311aに遊嵌し、ヒンジメール313の先端部側に設けられた穴313aに嵌合し、ドア300側のヒンジメール313と一体となって回転するヒンジピン315とからなっている。そして、ドア300側でヒンジメール313の下部にドアチェック装置401が取り付けられる。
図9は、ドアチェック装置401の分解斜視図である。 尚、図9において、図1〜図6と同一部位には、同一符号に(’)を付し、重複する説明を省略する。
図に示すように、ドアチェック装置401の定圧力作動2ウェイバルブ201’は、ポンプ51’のケーシング63’と一体的に形成されている。そして、ケーシング63’のポンプ51’と、定圧力作動2ウェイバルブ201’との間の壁部に、流路41’が形成され、流路41’の一方の端部側の開放面がポンプ51’の第2液体吐出口59’となり、他方の端部側の開放面が定圧力作動2ウェイバルブ201’の第2液体導入口205c’となっている。
又、ポンプ51’の第1液体吐出口は、ケーシングキャップ65’に設けられている。ケーシングキャップ65’には、ポンプ51’のシャフト69’が挿通する穴65a’と、定圧力作動2ウェイバルブ201’の第1室203’に対向する位置に形成された穴65b’とが形成されている。
ポンプ51’のケーシングキャップ65’上には、積層部材403が設けられている。この積層部材403には、ポンプ51’のシャフト69’が挿通する穴403aが形成されている。また、積層部材403の一方の端部側には、ケーシングキャップ65’の穴65b’を介して、定圧力作動2ウェイバルブ201’の第1室203’に嵌合し、シャフト211’の一方の端部を支持するガイド穴203a’が形成された凸部403bが形成されている。尚、凸部403bの径は、ケーシングキャップ65’の穴65b’より小さく設定されている。そして、積層部材403のケーシングキャップ65’と当接する面には、溝状の流路43’が形成され、流路43’の一方の端部側はケーシングキャップ65’の穴57’に接続され、他方の端部側はケーシングキャップ65’の穴65b’に接続されている。従って、ケーシングキャップ65’の穴57’はポンプ51’の第1液体吐出口として機能し、穴65b’は定圧力作動2ウェイバルブ201’の第1液体導入口203c’として機能する。
また、定圧力作動2ウェイバルブ201’の前記第2室205’の下部は、開放面とされ、ガイド穴205a’が形成されたキャップ405でふさがれている。
そして、図8に示すように、アッパヒンジ301のヒンジピン315の下端部には、ポンプ51’の断面形状が非円形のシャフト69’が嵌合し、ヒンジピン315とポンプ51’のシャフト69’とは一体となって回転する。
『第2の実施の形態例』
図10を用いて説明する。第1の実施の形態例では、定圧力作動2ウェイバルブ201の第1室203には、シャフト211を巻回し、一端部が面203bに当接し、他端部が弁体213に当接し、弁体213を前記第2室205方向へ付勢するスプリング221(第1付勢手段)を設け、 前記第2室205には、シャフト211を巻回し、一端部が面205bに当接し、他端部が弁体213に当接し、弁体213を第1室203方向へ付勢するスプリング223(第2付勢手段)を設けた。
本形態例では、図10に示すように、第1室203、前記第2室205のうちのどちらか一方の室(図10では前記第2室)に、シャフト211を巻回し、一端部が面205bに取り付けられ、他端部が弁体213に取り付けられたスプリング1223(付勢手段)を設けた。
そして、弁体213に液体圧力が作用していない時には、スプリング1223が弁体213を接続部207に位置させるようにした。具体的には、第1室内203の液体圧力と前記第2室205内の液体圧力との差が設定値以下ならば、弁体213を接続部207に位置させ、第1室203内の液体圧力と前記第2室205内の液体圧力との差が設定値を超えると、液体圧力が小さい方の室へ向かって弁体213を移動させ、液体圧力が大きい室から液体圧力が小さい室に向かって液体が流れるように、スプリング1223の付勢力が設定されている。
上記構成の作動を説明する。第1室203内の液体圧力と前記第2室205内の液体圧力との差が設定値以下ならば、図10に示すように、弁体213が接続部207に位置する。第1室203内の液体圧力と前記第2室205内の液体圧力との差が設定値を超えると、スプリング1223の付勢力に抗して弁体213が液体圧力の小さい室へ向かって移動し、液体圧力が大きい室から液体圧力が小さい方の室に向かって液体が流れる。
このような構成によれば、付勢手段としてのスプリングが1つでのよいので、構成がさらに簡単となる。
『第3の実施の形態例』
図11を用いて説明する。第1の実施の形態例では、接続部207付近で、弁体213の外壁面と、第1室203の内壁面との間隔、弁体213の外壁面と、前記第2室205の内壁面との間隔が、弁体213が接続部207から離れる方向に、漸次に広くなっていた。
本形態例では、接続部207付近で、弁体213の外壁面と、第1室203の内壁面との間隔、弁体213の外壁面と、前記第2室205の内壁面との間隔が弁体213が接続部207から離れる方向に、段階的に広くなるようにした。
形態例の定圧力作動2ウェイバルブの断面図で、(a)図は第1室の液体圧力と前記第2室内の液体圧力との差が設定値以下の状態を示す図、(b)図は第1室内の液体圧力が前記第2室内の液体圧力より高く、その差が設定値を超えた状態を示す図、(c)図は前記第2室内の液体圧力が第1室内の液体圧力より高く、その差が設定値を超えた状態を示す図である。 形態例のドアチェック装置の全体構成を説明する図である。 図2のポンプの分解斜視図である。 図2のポンプの側面図である。 図4の切断線A−Aでの断面図である。 図5の切断線B−Bでの断面図である。 定圧力作動2ウェイバルブとポンプとを一体化したドアチェック装置が設けられたドア回りの分解斜視図である。 図7のアッパヒンジ部分を拡大した図である。 図7のドアチェック装置の分解斜視図である。 第2の形態例を説明する図である。 第3の形態例を説明する図である。 従来の2ウェイバルブが設けられたダンパの断面図である。
符号の説明
203 第1室
205 前記第2室
207 接続部
213 弁体
221 スプリング(第1の付勢手段)
223 スプリング(第2の付勢手段)

Claims (3)

  1. 第1液体吐出口、第2液体吐出口を有し、ドアの開閉方向に応じて、液体を前記第1液体吐出口または第2液体吐出口から吐出するポンプと、
    該ポンプの第1液体吐出口からの液体が供給される第1室,前記ポンプの第2液体吐出口からの液体が供給される第2室,前記第1室と、前記第2室との間に設けられた接続部,前記接続部を介して前記第1室と前記第2室との間で移動可能に設けられ、前記接続部に位置する時には、前記第1室と前記第2室との間の液体の行き来を遮断する弁体,前記弁体を前記第2室方向へ付勢する第1付勢手段,前記弁体を前記第1室方向へ付勢する第2付勢手段,を有し、前記弁体に液体圧力が作用していない時に、前記第1付勢手段、前記第2付勢手段が前記弁体を前記接続部に位置させる2ウェイバルブと、
    からなることを特徴とするドアチェック装置
  2. 第1液体吐出口、第2液体吐出口を有し、ドアの開閉方向に応じて、液体を前記第1液体吐出口または第2液体吐出口から吐出するポンプと、
    該ポンプの第1液体吐出口からの液体が供給される第1室,前記ポンプの第2液体吐出口からの液体が供給される第2室,前記第1室と、前記第2室との間に設けられた接続部,前記接続部を介して前記第1室と前記第2室との間で移動可能に設けられ、前記接続部に位置する時には、前記第1室と前記第2室との間の液体の行き来を遮断する弁体,一端部が前記第1室、前記第2室のうちのどちらか一方の室に取り付けられ、他端部が前記弁体に取り付けられた付勢手段,を有し、前記弁体に液体圧力が作用していない時に、前記付勢手段が前記弁体を前記接続部に位置させる2ウェイバルブと、
    からなることを特徴とするドアチェック装置
  3. 前記ポンプは、
    前記液体が充填された内部空間を前記第1液体吐出口を有する空間と、前記第2液体吐出口を有する空間とに分け、前記ドアの開閉に応じて回転し、前記液体を前記第1液体吐出口または前記第2液体吐出口から吐出させるフラップを有する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のドアチェック装置。
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