JP4884206B2 - 電動ステアリングロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等のステアリングをロックするための電動ステアリングロック装置に関するものである。
従来、盗難防止を目的として自動車等のステアリングをロックするために用いられる電動ステアリングロック装置は、ステアリング操作に伴って回動するステアリングシャフトの外周に係合凹部が設けられている。そして、運転者がキー等により自動車のエンジンの停止操作をすると、アクチュエータによって進退可能なロック部材が進出して前記係合凹部に係合することにより、ステアリングシャフトの回動が規制されてステアリングがロックされる。一方、運転者がキーによりエンジンの始動操作をすると、前記係合凹部から前記ロック部材が後退して係合が解除されることにより、ステアリングシャフトの回動規制が解除されてステアリングがアンロックされる。そして、アンロック後にエンジンが始動される。
このような電動ステアリングロック装置は、制御部であるマイコンが異常昇温、車載されたバッテリーからの電力の瞬間的な遮断、および、外部機器である車両(上位)マイコンの暴走等の原因でリセット状態になると、ロック部材がアンロック作動中またはロック作動中に停止することがある。この場合、制御部が復帰した際には、ロック部材がアンロック位置またはロック位置にあるのか、それともアンロック位置とロック位置との中間位置で停止しているのか判断できない。
ここで、アンロック位置は、走行中の振動が加わることにより、ロック部材が多少移動しても、先端の係合凸部がステアリングシャフトの係合凹部に全く進入しない位置に設定されている。一方、ロック位置は、ロック部材の係合凸部がステアリングシャフトの係合凹部に進入した状態で、ステアリングを回転させても互いに変形しないうえ離脱しない剛性および係合代に設定されている。
そのため、アンロック位置とロック位置との中間位置とは、係合凸部が係合凹部に全く進入していない状態から進入している状態までが含まれている。そして、係合凸部が少しでも係合凹部に進入している状態は、ステアリング操作に支障が生じるため、非常に危険な状態である。
このような問題が生じることを防止できる電動ステアリングロック装置に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2004−106750号公報
この特許文献には、ロック部材がアンロック位置にあることを検出するアンロック検出スイッチと、ロック部材がロック位置にあることを検出するロック検出スイッチとを備えたステアリングロック装置が記載されている。そして、この特許文献では、更に、ロック部材の表面に抵抗膜を配設するとともに、固定接点および可動接点を有する抵抗変化測定器を配設し、アンロック位置とロック位置との間の中間領域において、ロック部材が中間位置のどの位置にあるのか検出可能としている。
しかしながら、このステアリングロック装置は、抵抗変化測定器を配設する必要があるため、装置全体が大型化するという問題がある。また、部品点数の増加に伴ってコスト高になるという問題がある。
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、製造コストの増大を抑制し、確実に安全性を確保できる電動ステアリングロック装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の電動ステアリングロック装置は、ステアリング操作に連動する連動部材に係合するロック位置、および、その係合が解除されるアンロック位置の間を移動可能なロック部材と、前記ロック部材をロック位置およびアンロック位置に駆動させるアクチュエータと、前記ロック部材のロック位置を検出するロック位置検出スイッチと、前記ロック部材のアンロック位置を検出するアンロック位置検出スイッチと、前記ロック位置検出スイッチおよびアンロック位置検出スイッチから入力される信号に基づいてロック部材の位置を判断するとともに、外部機器からのロック信号およびアンロック信号に従って前記アクチュエータによってロック部材をロック作動およびアンロック作動させるマイコンと、前記ロック位置検出スイッチによりロック位置を検出した状態で、前記マイコンがアクチュエータによってアンロック作動を実行するに、該マイコンがアンロック駆動フラグを記憶する一方、前記アンロック位置検出スイッチによりアンロック位置を検出した状態で、前記マイコンがアクチュエータによってロック作動を実行するに、該マイコンがロック駆動フラグを記憶する書換可能な不揮発性の記憶手段と、を備え、前記マイコンは、電源が投入された直後に駆動フラグが前記記憶手段に記憶されているか否かを検出する構成としている。
このロック装置では、前記マイコンは、前記アクチュエータによるアンロック作動またはロック作動の実行後に、前記アンロック位置検出スイッチまたはロック位置検出スイッチによってロック部材のアンロック位置またはロック位置を検出すると、前記記憶手段のアンロック駆動フラグまたはロック駆動フラグを消去することが好ましい。
この電動ステアリングロック装置によれば、アンロック作動中またはロック作動中にマイコンがリセット状態になると、アクチュエータの動作が停止する。しかし、アンロック作動またはロック作動を実行する前にマイコンが記憶手段に駆動フラグを記憶させるため、マイコンが復帰した状態では、記憶手段に記憶された駆動フラグを読み込むことにより、停止前にアンロック作動中またはロック作動中であったか否かを判断できる。即ち、ロック部材がアンロック位置とロック位置との間の中間位置にあるか否かを判断できるため、適切な安全対策処理を実行することが可能になる。
また、書換可能な不揮発性の記憶手段は、非常に小型のものであるうえ、近年では電動ステアリングロック装置にも多く実装されている既存部品である。そのため、マイコンを動作させるプログラムを変更するだけで実現が可能であるため、製造コストが増大することを防止できる。
また、前記マイコンがロック作動またはアンロック作動を実行すると、その経過時間を計時するタイマーを設け、前記マイコンは、前記アンロック位置検出スイッチまたはロック位置検出スイッチによって、前記ロック部材のアンロック位置またはロック位置を検出できず、前記タイマーによって予め設定した作動許容時間が経過したと判断すると、前記アクチュエータの動作を停止させるとともに、前記記憶手段に記憶した駆動フラグを消去することが好ましい。このようにすれば、位置検出スイッチの故障により、ロック部材のロック位置またはアンロック位置を検出できなかった場合でも、確実にアクチュエータを停止できる。しかも、駆動フラグを消去するため、ロック部材が中間位置に止まっている等の紛らわしい判断を回避できる。
さらに、前記マイコン、駆動フラグが記憶されている場合には、前記外部機器からの信号に従うことのない特殊処理を実行することが好ましい。
具体的には、前記特殊処理は、前記アクチュエータによってロック部材をアンロック作動させるものである。
または、前記特殊処理は、前記外部機器への異常信号の出力である。
また、前記特殊処理を実行すると、前記記憶手段に記憶した駆動フラグを消去することが好ましい。
このようにすれば、車両走行に係る安全性を確保できる。
本発明の電動ステアリングロック装置では、アンロック作動またはロック作動を実行するときに、マイコンが記憶手段に駆動フラグを記憶させるため、マイコンが復帰した際に、停止前にアンロック作動中またはロック作動中であったか否かを判断できる。よって、ロック部材がアンロック位置とロック位置との間の中間位置にあるか否かを判断できるため、適切な安全対策処理を実行することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明に係る実施形態の電動ステアリングロック装置(以下「ロック装置」と略する。)10を示す。このロック装置10は、図示しないステアリングの回動操作に伴って連動して回動する連動部材であるステアリングシャフト1の周囲に配設され、エンジン等を始動または停止させるためのキー操作またはスタートスイッチ操作に連動して動作するものである。なお、このステアリングシャフト1には、従来と同様に、周方向の所定間隔をもって複数の係合凹部2が形成されている。
まず、ロック装置10は、一端開口のケース11およびカバー15を有し、ステアリングシャフト1の係合凹部2に位置するように固定されるケーシングを備えている。そして、このケーシングの内部には、ロック部材19と、該ロック部材19の駆動手段であるアクチュエータ26と、ロック部材19の動作位置を検出する位置検出スイッチ31,32と、これらをオンオフするための受動部材33とが収容されている。
前記ケース11には、ステアリングシャフト1を囲繞するように配設するU字状の配設溝12が形成されている。また、ケース11には、この配設溝12の中心に向けて貫通するように、ロック部材19を進退可能に挿通する挿通孔13が形成されている。さらに、ケース11には、挿通孔13の内面側の周囲に、後述する回転部材27を位置決めする環状の位置決め部14が設けられている。
前記カバー15には、ケース11への組付状態で前記位置決め部14と同軸に位置する筒状配設部16が設けられている。この筒状配設部16の内周面には長手方向に沿って延びるガイド溝17が設けられている。また、外周部の一部には、長手方向に沿って貫通する挿通溝18が設けられている。
前記ロック部材19は、前記挿通孔13に挿通可能な四角柱形状のもので、その上端には、係合凹部2に挿入係止される係合凸部20が設けられている。このロック部材19は、後述するアクチュエータ26によって、ステアリングシャフト1の側に進出されて係合凹部2に係合するロック位置、および、後退してその係合が解除されるアンロック位置の間を進退するように移動される。
本実施形態のロック部材19は、従動部材である別体のカム部材21に連結され、このカム部材21を介して進退される。このカム部材21は、その下部がカバー15の筒状配設部16内に配置され、上部が後述する回転部材27の内部に配置される略円柱状のものである。このカム部材21の下端外周部には、筒状配設部16のガイド溝17に挿通されるガイド凸部22が突設され、筒状配設部16内において軸方向に沿って進退可能で、かつ、周方向に回転不可能に配設されている。また、カム部材21の下端外周部には、筒状配設部16の挿通溝18を通して外向きに突出する作動部23が突設されている。
前記カム部材21の外周部には、その軸心と同一となる回転部材27の回転軸心を中心として、略螺旋状をなすように旋回する略半円形状に窪んだカム溝24が径方向に対向するように一対設けられている。このカム溝24は、回転部材27の回転動力を該カム部材21を介してロック部材19の直線運動に変換するものである。具体的には、カム溝24は、図2の展開図に示すように、下端から上向きに緩勾配の傾斜角度で延びる第1延設部24aと、該第1延設部24aの端から該第1延設部24aより急勾配の傾斜角度で延びる第2延設部24bと、該第2延設部24bの端から水平方向に延びる第3延設部24cとを備えている。このカム溝24は、下端(左)側がロック部材19によってステアリングシャフト1を確実に固定できるロック位置、上端(右)側がロック部材19によってステアリングシャフト1の回転を確実に妨げることのないアンロック位置を構成する。なお、このカム部材21を介してロック部材19をロック作動した状態で、係合凸部20が係合凹部2に対して周方向に一致しない場合には、スプリング25によって進出方向に付勢され、一致するとその付勢力でもって係合される。また、図2において、カム溝24に対して実線で示したカムフォロワ30の摺動位置(高さ)が、ロック部材19の係合凸部20の先端がステアリングシャフト1の係合凹部2の開口端に位置した状態である。
図1に示すように、アクチュエータ26は、正転作動と逆転作動とが可能な電動モータからなり、その動力をカム部材21に伝えるための回転部材27とカムフォロワ30とを有する伝達機構を介して、ロック部材19をロック位置およびアンロック位置に駆動させるものである。
前記回転部材27は、ケース11の位置決め部14とカバー15の筒状配設部16との間に、軸方向に沿って移動不可能で、周方向に回転可能に配設される円筒状のものである。この回転部材27の外周部には、アクチュエータ26の出力軸に配設したウォーム(図示せず)の歯と噛み合うはす歯を形成したウォームホイール部28を備えている。また、回転部材27の内周部には、筒状配設部16の側の端部に位置するように軸方向に沿って延びる略半円形状に窪んだ縦溝29が、径方向に対向するように一対設けられている。
前記カムフォロワ30は、球状のスチールボールからなり、回転部材27の縦溝29に配設される。そして、この縦溝29から突出した部分が、カム部材21のカム溝24に嵌められた状態で、回転部材27が回動されると、縦溝29が周方向に回転されることにより、回転不可能に規制されたカム部材21のカム溝24に沿って摺動し、該カム部材21を介してロック部材19を、回転部材27の回転軸心に沿って進退させるものである。
前記回転部材27の近傍には、ロック部材19がロック位置になる状態を検出するロック位置検出スイッチ31と、ロック部材19がアンロック位置にある状態を検出するアンロック位置検出スイッチ32とが配設されている。これらスイッチ31,32はマイクロスイッチからなり、その各可動接点は、1つの受動部材33によりオン、オフされる。
前記受動部材33は、回転軸を中心として揺動可能に配設されたもので、前記カム部材21の作動部23がアンロック位置への移動状態で当接するアンロック時当接部34と、ロック位置への移動状態で当接するロック時当接部35とを有する。そして、カム部材21が後退したアンロック位置になると、作動部23がアンロック時当接部34に当接し、該アンロック時当接部34を介してアンロック位置検出スイッチ32をオンさせる。また、カム部材21が進出したロック位置になると、作動部23がロック時当接部35に当接し、該ロック時当接部35を介してロック位置検出スイッチ31をオンさせる。
前記構成のロック装置10は、図示しない制御基板に実装した制御部であるマイコン36により動作される。具体的には、制御基板は、外部機器である車両マイコン40を実装した中央制御基板に接続され、車両マイコン40からのアンロック信号およびロック信号を受信すると、マイコン36は、内蔵した第1記憶手段であるROMに記憶されたプログラムに従って、アクチュエータ26を正転および逆転制御することにより、ロック部材19をアンロック作動およびロック作動させるものである。
本実施形態では、制御基板に書換可能な不揮発性の第2記憶手段としてEEPROM37が更に実装されている。そして、前記アンロック作動およびロック作動を実行すると、その実行中であることを意味するアンロック駆動フラグおよびロック駆動フラグをマイコン36がEEPROM37に記憶させる。また、マイコン36が内蔵したタイマーを動作させ、アンロック作動およびロック作動の経過時間を計時する。
その後、スイッチ31,32の検出状態に基づいて、カム部材21を介してロック部材19の動作位置を検出する。そして、アンロック位置検出スイッチ32によりロック部材19がアンロック位置に至ったことを検出すると、または、ロック位置検出スイッチ31によりロック部材19がロック位置に至ったことを検出すると、アクチュエータ26によるロック部材19の停止を行う。また、EEPROM37に記憶した駆動フラグを消去するとともに、計時中のタイマーを停止させる。
一方、スイッチ31,32によってロック部材19がアンロック位置またはロック位置に至ったことを検出できず、タイマーによる経過時間が予め設定した作動許容時間(1秒)を越えると、強制的にアクチュエータ26によるロック部材19の停止を行う。また、EEPROM37に記憶した駆動フラグを消去するとともに、計時中のタイマーを停止させる。そして、EEPROM37に異常フラグを記憶するとともに、車両マイコン40にその異常信号を出力する。
なお、アンロック作動中またはロック作動中にマイコン36がリセット状態になると、アクチュエータ26の動作が停止する。そして、マイコン36が復帰した状態では、アクチュエータ26は停止を維持するが、EEPROM37にはアンロック駆動フラグまたはロック駆動フラグが残存した状態をなす。そのため、マイコン36は、復帰直後にEEPROM37を読み込むことにより、停止前にアンロック作動中またはロック作動中であったか否か、言い換えれば、ロック部材19がアンロック位置とロック位置との間の中間位置にあるか否かを判断することができる。
そして、本実施形態では、マイコン36のリセットによりロック部材19が中間位置にある可能性が高い状態では、車両マイコン40からの指示(実行信号)に従うことのない特殊処理を実行する構成としている。そして、この特殊処理としては、作動中に停止したことを意味する作動異常フラグをEEPROM37に記憶させるとともに、車両マイコン40に出力する。また、車両走行における安全面を第1に考慮して、ロック部材19をアンロック作動する構成としている。
次に、ロック装置10のマイコン36による制御について具体的に説明する。
まず、マイコン36は、ユーザーがキーによりエンジンの始動操作を行うと、または、携帯機を携帯したユーザーがスタートスイッチをオン操作すると、車両マイコン40によって中央制御基板から電力が供給され、その電力によって起動する。なお、この中央制御基板からの電力供給は、アンロック作動およびロック作動の作動許容時間(1秒)を十分に満足できる給電時間(1秒)で遮断される。また、車両マイコン40は、この中央制御基板への電力供給指示の出力後(出力中)に、ロック装置10のマイコン36へのアンロック信号またはロック信号を出力する。
そして、マイコン36は起動すると、図3に示すように、まず、ステップS1で、EEPROM37にアンロック駆動フラグまたはロック駆動フラグが記憶されているか否かを読み込む。そして、いずれかの駆動フラグが記憶されている場合にはステップS2に進み、いずれの駆動フラグも記憶されていない場合にはステップS3に進む。
ステップS2では、前回のアクチュエータ26の動作中に何らかの原因でリセット状態になったと判断し、ロック部材19がアンロック位置とロック位置の途中で止まっている可能性が高いため、車両マイコン40の指示に従うことなく特殊処理を実行して制御を終了する。
一方、ステップS3では、車両マイコン40からのコマンド(実行信号)を受信した後、ステップS4で、受信した信号がロックコマンドであるか否かを判断する。そして、ロックコマンドである場合にはステップS5に進み、後述するロック処理を実行して制御を終了する。また、ロックコマンドでない場合にはステップS6に進む。
ステップS6では、受信した信号がアンロックコマンドであるか否かを判断する。そして、アンロックコマンドである場合にはステップS7に進み、後述するアンロック処理を実行して制御を終了する。また、アンロックコマンドでない場合にはステップS8に進み、第1異常通知処理を実行して制御を終了する。
次に、マイコン36によるステップS2の特殊処理について具体的に説明する。
この特殊処理では、マイコン36は、図4に示すように、まず、ステップS2−1で、EEPROM37に作動異常フラグをセット(記憶)した後、ステップS2−2、その作動異常フラグを車両マイコン40に送信する。なお、本実施形態の作動異常フラグは、ロック作動中にリセットした場合と、アンロック作動中にリセットした場合とで、同一のフラグを送信する構成としているが、車両マイコン40の側で判断できるように異なるフラグを送信するようにしてもよい。
ついで、マイコン36は、ステップS2−3で、アクチュエータ26に対してアンロック出力を行った後、ステップS2−4で、タイマーをリセットしてスタートさせる。なお、前記アンロック出力とは、アクチュエータ26をアンロック作動させるために、制御基板に実装したリレー回路を駆動させる信号を出力するものである。
ついで、ステップS2−5で、スイッチ31,32からの信号を読み込み、ロック部材19がロック位置からアンロック位置に至ったか否かを確認する。そして、ステップS2−6で、アンロック状態になっていない場合にはステップS2−7に進み、アンロック状態になっている場合にはステップS2−8に進む。
ステップS2−7では、タイマーによる経過時間を読み込み、アンロック作動の開始後に、予め設定した作動許容時間である1秒が経過したか否かを判断する。そして、1秒が経過している場合にはステップS2−8に進み、1秒が経過していない場合にはステップS2−5に戻る。
一方、ステップS2−8では、アクチュエータ26へのアンロック出力を停止した後、ステップS2−9で、タイマーを停止させる。その後、ステップS2−10で、後述するロック処理またはアンロック処理で記憶されたEEPROM37の駆動フラグをリセット(消去)してリターンする。
次に、マイコン36によるステップS5のロック処理について具体的に説明する。
このロック処理では、マイコン36は、図5に示すように、まず、ステップS5−1で、アンロック位置検出スイッチ32からの信号を読み込み、ロック部材19がアンロック位置にあるか否かを確認する。そして、ステップS5−2で、アンロック状態を確認できない場合にはステップS5−3に進み、第2異常通知処理を実行してリターンする。また、アンロック状態を確認できた場合にはステップS5−4に進む。
ステップS5−4では、EEPROM37にロック駆動フラグをセットした後、ステップS5−5で、アクチュエータ26に対してロック出力を行う。その後、ステップS5−6で、タイマーをリセットしてスタートさせる。なお、前記ロック出力とは、アクチュエータ26をロック作動させるために、制御基板に実装したリレー回路を駆動させる信号を出力するものである。
ついで、ステップS5−7で、スイッチ31,32からの信号を読み込み、ロック部材19がアンロック位置からロック位置に至ったか否かを確認する。そして、ステップS5−8で、ロック状態になっていない場合にはステップS5−9に進み、ロック状態になっている場合にはステップS5−11に進む。
ステップS5−9では、タイマーによる経過時間を読み込み、ロック作動の開始後に、予め設定した作動許容時間である1秒が経過したか否かを判断する。そして、1秒が経過している場合にはステップS5−10に進み、第3異常通知処理を実行してステップS5−11に進む。また、1秒が経過していない場合にはステップS5−7に戻る。
一方、ステップS5−11では、アクチュエータ26へのロック出力を停止した後、ステップS5−12で、タイマーを停止させる。その後、ステップS5−13で、ステップS5−4でセットしたEEPROM37のロック駆動フラグをリセットしてリターンする。
次に、マイコン36によるステップS7のアンロック処理について具体的に説明する。
このアンロック処理では、マイコン36は、図6に示すように、まず、ステップS7−1で、ロック位置検出スイッチ31からの信号を読み込み、ロック部材19がロック位置にあるか否かを確認する。そして、ステップS7−2で、ロック状態を確認できない場合にはステップS7−3に進み、第4異常通知処理を実行してリターンする。また、アンロック状態を確認できた場合にはステップS7−4に進む。
ステップS7−4では、EEPROM37にアンロック駆動フラグをセットした後、ステップS7−5で、アクチュエータ26に対してアンロック作動を実行するようにアンロック出力を行う。その後、ステップS7−6で、タイマーをリセットしてスタートさせる。
ついで、ステップS7−7で、スイッチ31,32からの信号を読み込み、ロック部材19がロック位置からアンロック位置に至ったか否かを確認する。そして、ステップS7−8で、アンロック状態になっていない場合にはステップS7−9に進み、アンロック状態になっている場合にはステップS7−11に進む。
ステップS7−9では、タイマーによる経過時間を読み込み、アンロック作動の開始後に、予め設定した作動許容時間である1秒が経過したか否かを判断する。そして、1秒が経過している場合にはステップS7−10に進み、第5異常通知処理を実行してステップS7−11に進む。また、1秒が経過していない場合にはステップS7−7に戻る。
一方、ステップS7−11では、アクチュエータ26へのアンロック出力を停止した後、ステップS7−12で、タイマーを停止させる。その後、ステップS7−13で、ステップS7−4でセットしたEEPROM37のアンロック駆動フラグをリセットしてリターンする。
次に、第1から第5の異常通知処理について説明する。
まず、ステップS8の第1異常通知処理は、車両マイコン40から受信したコマンドがロック信号でもアンロック信号でもないと判断した場合に実行されるものである。この場合、車内の通信回線にノイズが生じることにより、信号が破損(バケ)した可能性がある。そのため、正規信号を受信できなかったことを意味する受信異常フラグをEEPROM37に記憶させるとともに、その受信異常信号を車両マイコン40に送信する。
なお、この受信異常信号を受信した車両マイコン40は、例えば、ロック装置10のマイコン36に対してアンロック信号またはロック信号を再送信する。そして、予め設定した回数再送信を繰り返しても、マイコン36が信号を受信できない場合には、車両マイコン40は、警告音を出力したり、インストルメントパネルに表示したりすることにより、ユーザーに対して異常状態を通知する。
また、ステップS5−3の第2異常通知処理は、ステップS4でロック信号を受信したにも拘わらず、ロック作動の開始時にアンロック状態を検出できない場合に実行されるものである。この場合、アンロック位置検出スイッチ32の故障等の問題が生じている可能性がある。そのため、ロック作動開始時に異常が発生したことを意味するロック異常フラグをEEPROM37に記憶させるとともに、その異常信号を車両マイコン40に送信する。
また、ステップS5−10の第3異常通知処理は、ロック作動時にロック部材19がロック位置に至ったことを検出できない場合に実行されるものである。この場合、アクチュエータ26またはロック位置検出スイッチ31の故障等の問題が生じている可能性がある。そのため、ロック作動時に異常が発生したことを意味するロック作動異常フラグをEEPROM37に記憶させるとともに、その作動異常信号を車両マイコン40に送信する。
また、ステップS7−3の第4異常通知処理は、ステップS4でアンロック信号を受信したにも拘わらず、アンロック作動の開始時にロック状態を検出できない場合に実行されるものである。この場合、ロック位置検出スイッチ31の故障等の問題が生じている可能性がある。そのため、アンロック作動開始時に異常が発生したことを意味するアンロック異常フラグをEEPROM37に記憶させるとともに、その異常信号を車両マイコン40に送信する。
また、ステップS7−10の第5異常通知処理は、アンロック作動時にロック部材19がアンロック位置に至ったことを検出できない場合に実行されるものである。この場合、アクチュエータまたはアンロック位置検出スイッチ32の故障等の問題が生じている可能性がある。そのため、アンロック作動時に異常が発生したことを意味するアンロック作動異常フラグをEEPROM37に記憶させるとともに、その作動異常信号を車両マイコン40に送信する。
そして、これらの異常信号を受信した車両マイコン40は、警告音を出力したり、インストルメントパネルに表示したりすることにより、ユーザーに対してロック装置10の異常状態を通知する。
このように、本発明のロック装置10では、ロック作動またはアンロック作動を実行するときに駆動フラグをEEPROM37に記憶させ、作動が完了すると駆動フラグを消去する構成としている。そのため、起動(復帰)時に、停止前にアンロック作動中またはロック作動中であったか否かを判断できる。そして、ロック部材19が中間位置にあると判断した場合には、適切な安全対策処理として、アンロック作動を含む特殊処理を実行する。その結果、車両走行に係る安全性を確実に確保できる。
また、スイッチ31,32によりロック部材19のアンロック位置またはロック位置を検出できず、タイマーによって予め設定した作動許容時間が経過したと判断すると、アクチュエータ26の動作を停止するため、スイッチ31,32の故障により、ロック部材19の位置を検出できなかった場合でも、確実にアクチュエータ26を停止できる。
しかも、タイマーによりアクチュエータ26を停止した場合でも、EEPROM37の駆動フラグは消去するため、ロック部材19が中間位置に止まっている等の紛らわしい判断を回避できる。そして、このようなスイッチ31,32が故障している可能性を車両マイコン40に出力するため、その状況をユーザーに通知することができる。
さらに、書換可能な不揮発性の記憶手段であるEEPROM37は、非常に小型のものであるうえ、近年の電動ステアリングロック装置には多く実装されている既存部品であるため、本実施形態は、マイコン36を動作させるプログラムを変更するだけで実現が可能である。よって、ロック装置10自体が大型化することを防止できるとともに、製造コストが増大することを防止できる。
なお、本発明の電動ステアリングロック装置10は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、特殊処理は、車両マイコン40への作動異常信号の送信と、アクチュエータ26によるアンロック作動とを実行するようにしたが、いずれか一方のみを行うようにしてもよい。また、この特殊処理は、作動異常信号を車両マイコン40に出力(ステップS2−2)した後、自身の判断(プログラム)でアンロック出力を実行(ステップS2−3)させたが、車両マイコン40からの実行指示を受信して、アンロック出力を実行するようにしてもよい。
さらに、特殊処理でのアンロック作動は、アンロック位置検出スイッチ32によるアンロック位置の検出と作動許容時間とのいずれかが成立することにより停止するようにしたが、予め設定した作動許容時間のみ動作させるようにしてもよい。
さらにまた、前記実施形態では、ロック作動時の異常フラグと、アンロック作動時の異常フラグとを区別できるように車両マイコン40に送信する構成としたが、同一の異常フラグを送信するようにしてもよい。但し、前記実施形態のように、区別可能とすれば、ロック装置10の故障を修理する際の問題箇所が明確になるため、作業性を向上できる。
本発明の実施形態に係る電動ステアリングロック装置の構成を示す概略図である。 ロック部材とスイッチのオンオフ関係を示すタイムチャートである。 制御部であるマイコンによる制御を示すフローチャートである。 図3の特殊処理を示すフローチャートである。 図3のロック処理を示すフローチャートである。 図3のアンロック処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…ステアリングシャフト(連動部材)
2…係合凹部
10…ロック装置
19…ロック部材
20…係合凸部
21…カム部材
23…作動部
26…アクチュエータ
27…回転部材
30…カムフォロワ
31…ロック位置検出スイッチ
32…アンロック位置検出スイッチ
33…受動部材
36…マイコン(制御部)
37…EEPROM(記憶手段)
40…車両マイコン(外部機器)

Claims (7)

  1. ステアリング操作に連動する連動部材に係合するロック位置、および、その係合が解除されるアンロック位置の間を移動可能なロック部材と、
    前記ロック部材をロック位置およびアンロック位置に駆動させるアクチュエータと、
    前記ロック部材のロック位置を検出するロック位置検出スイッチと、
    前記ロック部材のアンロック位置を検出するアンロック位置検出スイッチと、
    前記ロック位置検出スイッチおよびアンロック位置検出スイッチから入力される信号に基づいてロック部材の位置を判断するとともに、外部機器からのロック信号およびアンロック信号に従って前記アクチュエータによってロック部材をロック作動およびアンロック作動させるマイコンと、
    前記ロック位置検出スイッチによりロック位置を検出した状態で、前記マイコンがアクチュエータによってアンロック作動を実行するに、該マイコンがアンロック駆動フラグを記憶する一方、前記アンロック位置検出スイッチによりアンロック位置を検出した状態で、前記マイコンがアクチュエータによってロック作動を実行するに、該マイコンがロック駆動フラグを記憶する書換可能な不揮発性の記憶手段と、
    を備え
    前記マイコンは、電源が投入された直後に駆動フラグが前記記憶手段に記憶されているか否かを検出することを特徴とする電動ステアリングロック装置。
  2. 前記マイコンは、前記アクチュエータによるアンロック作動またはロック作動の実行後に、前記アンロック位置検出スイッチまたはロック位置検出スイッチによってロック部材のアンロック位置またはロック位置を検出すると、前記記憶手段のアンロック駆動フラグまたはロック駆動フラグを消去するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電動ステアリングロック装置。
  3. 前記マイコンがロック作動またはアンロック作動を実行すると、その経過時間を計時するタイマーを設け、
    前記マイコンは、前記アンロック位置検出スイッチまたはロック位置検出スイッチによって、前記ロック部材のアンロック位置またはロック位置を検出できず、前記タイマーによって予め設定した作動許容時間が経過したと判断すると、前記アクチュエータの動作を停止させるとともに、前記記憶手段に記憶した駆動フラグを消去するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動ステアリングロック装置。
  4. 前記マイコン、駆動フラグが記憶されている場合には、前記外部機器からの信号に従うことのない特殊処理を実行するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電動ステアリングロック装置。
  5. 前記特殊処理は、前記アクチュエータによってロック部材をアンロック作動させるものであることを特徴とする請求項4に記載の電動ステアリングロック装置。
  6. 前記特殊処理は、前記外部機器への異常信号の出力であることを特徴とする請求項4に記載の電動ステアリングロック装置。
  7. 前記特殊処理を実行すると、前記記憶手段に記憶した駆動フラグを消去するようにしたことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の電動ステアリングロック装置。
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