JP4882189B2 - ブラシ付きモーター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラシ付きモーターに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のモーターとしては、例えば整流子を回転子側に設けると共に、固定子側にブラシを設けて、このブラシを整流子に摺接させることで、ブラシに連なる外部電源回路と、整流子に連なり回転子に巻回された駆動コイルとを通電させる構成をなす。これにより駆動コイルには周期的に電流が流れて固定子側に配された界磁マグネットとの磁界的作用により回転子が回転駆動することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のブラシ付きモーターでは、頻繁に起動・停止が繰り返されると、その際に整流子とブラシとの間に生じるスパークによってブラシが磨耗してしまう。そうなると、整流子とブラシとが非接触となってモーターが駆動不能になるなどの問題が発生する。こうした場合、上記従来のブラシ付きモーターは、磨耗したブラシのみを交換できる構成になっておらず、結局製造者側で製品を回収などしてモーター自体を交換する必要があった。つまり、従来のものは、ブラシの消耗をもって寿命が終わってしまうといった欠点があった。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ブラシが消耗してもモーター交換等の作業を要せずに簡単な作業で継続して長期間使用することが可能なブラシ付きモーターを提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るブラシ付きモーターは、整流子を回転子側に設けると共に、これに接するブラシを固定子側に設けたブラシ付きモーターにおいて、固定子側に予備用ブラシを設けると共に、ブラシが整流子に接触しかつ予備用ブラシが整流子から離れた第1状態から、ブラシが整流子から離れかつ予備用ブラシが整流子に接触した第2状態へ切替可能なブラシ切替機構を設けたところに特徴を有する。
【0006】
また、この発明は、上記のブラシ付きモーターにおいて、ブラシ及び予備用ブラシは、整流子に対し摺接するブラシ本体を弾性片に取付けてなると共に、整流子の周方向に沿って並べて配置され、ブラシ切替機構は、回転子と同軸に回動操作される回転体に、ブラシ及び予備用ブラシの各弾性片に接する複数の突部を突設してなり、回転体の回動に伴い、第1状態では、予備用ブラシの弾性片が突部に当接してそのブラシ本体の整流子側への接触が規制され、第2状態では、ブラシの弾性片が突部に当接してそのブラシ本体の整流子側への接触が規制される構成としたところに特徴を有する。
【0007】
また、この発明は、上記のブラシ付きモータにおいて、第1状態では、ブラシの弾性片が突部に当接してそのブラシ本体の磨耗に伴う整流子側への変位量が規制され、第2状態では、予備用ブラシの弾性片が突部に当接してそのブラシ本体の磨耗に伴う整流子側への変位量が規制される構成としたところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】
本発明の構成によれば、まず、ブラシ付きモーターを、予備用ブラシが整流子から離れ、ブラシのみが整流子に接触した第1状態にする。この状態でモーターを長期間使用すれば、やはりブラシが整流子との摺接によって消耗してしまう。そこで、ブラシ切替機構によって、前記第1状態から、ブラシが整流子から離れかつ予備用ブラシが整流子に接触した第2状態へ切り換えることで、消耗したブラシから予備用ブラシに切り換えることができる。これにより予備用ブラシが消耗するまでモーターを更に使用することができることになる。従って、モーター交換等の作業を要せずに簡単な作業で、上述した従来のブラシ付きモーターよりも長期間継続使用することが可能になる。
【0009】
また、本発明の構成によれば、回転体の回動に伴ってその回転体に突設された突部が予備用ブラシの弾性片に当接して、そのブラシ本体の整流子側への接触が規制される。これによりブラシが整流子に接触しかつ予備用ブラシが整流子から離れた第1状態になる。その状態から回転体を回動させることで、今度は回転体の突部がブラシの弾性片に当接してそのブラシ本体の整流子側への接触が規制される。即ち、弾性片が急激に開放される衝撃で例えばブラシが破壊されるのを防いでいる。これによりブラシが整流子から離れかつ予備用ブラシが整流子に接触した第2状態に切り替わることになる。従って、回転体を回動操作するだけでブラシから予備用ブラシへの切り換えを容易に行うことができる。
【0010】
モーターを長期間使用すると、ブラシの過剰磨耗によって、例えば磨耗前のブラシより硬く磨耗しにくくなったブラシや露出した弾性片等により整流子を破損させてしまうことがある。こうなると、単にブラシ交換だけでは済まなくなり結局モーター自体を交換せざるを得なくなってしまう。そこで、本発明の構成によれば、前記第1状態において、回転体の突部が使用中のブラシの弾性片にも当接されて、そのブラシ本体の磨耗に伴う整流子側への変位量が規制される。一方、第2状態でも、回転体の突部が使用中の予備用ブラシの弾性片にも当接されて、そのブラシ本体の磨耗に伴う前記整流子側への変位量が規制される。これにより、モーターを長期間使用しても、前述した過剰磨耗に至る前にブラシ本体と整流子との接触が規制されることになり、もって整流子の破損を防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図5によって説明する。
本実施形態のブラシ付きモーター(以下、「モーター10」という)は、例えば電動ドリル1に内蔵されて、所定の起動ボタン(図示せず)を指で押すことでモーター10の回転軸15が回動してドリル部分を回動させると共に、起動ボタンから指を離すと停止させるよう動作する。モーター10は、一端が開口したモーターケース11及びその開口部に嵌着される端板12からなるハウジング13(本発明の「固定子」に相当する)内に、複数の駆動コイル14aが巻回されたロータ14(本発明の「回転子」に相当する)を収容してなる。ロータ14は、その回転軸15がモーターケース11の閉塞部及び端板12にそれぞれ設けられた軸受16,16を介して支持されて回動可能に配置されている。また、回転軸15のうち端板12側の一端には整流子17(本発明の「整流子」に相当する)が設けられ、整流子17は前記駆動コイル14aに電気的に接続されている。一方、モーターケース11の内側壁には、ロータ14に対して所定の空隙を介して円筒状のマグネット18が配されている。また、端板12のうちロータ14側の一側面にはブラシホルダ19が設けられ、それに備えられたブラシが整流子17表面上を摺接することで、ブラシに連なる電源回路(図示せず)と、整流子17に連なる駆動コイル14aとが通電されて駆動コイル14aに周期的に電流が流れることで、もってモーターケース11に配されたマグネット18との磁気的作用によりロータ14を回転駆動させることができる。
【0012】
次に本実施形態の特徴的部分であるブラシホルダ19等について説明する。
図2に示すように、ブラシホルダ19は略円筒状をなし、その内壁には一対のブラシ(以下「第1ブラシ20,20」という)が対向する位置から前記整流子17を同一方向に巻き込むように湾曲しつつ延設されているのに加えて、一対の予備用ブラシ(以下「第2ブラシ21,21」という)がやはり対向する位置から整流子17を同一方向に巻き込むように湾曲しつつ延設されている。より詳しくは、第1及び第2のブラシ20,21の一方のブラシ20a,21aは、中央部側がブラシホルダ19の内壁面に沿って固着された長細いバネ片24(本発明の「弾性片」に相当する)の両端にそれぞれブラシ本体22a,23aを組み付けてなる。バネ片24はリード線26を介して前記電源回路の一方の電極側に電気的に接続されており、もって両ブラシ20a,21aのブラシ本体22a,23aが電源回路の一方の電極側に電気的に共通接続された構造をなす。また、第1及び第2ブラシ20,21の他方のブラシ20b,21bも同様に、中央部側がブラシホルダ19の内壁面に沿って固着された長細いバネ片25の両端にそれぞれブラシ本体22b,23bを組み付けてなる。バネ片25はやはりリード線26を介して電源回路の他方の電極側に電気的に接続されており、もって両ブラシ20b,21bのブラシ本体22b,23bが電源回路の他方の電極側に電気的に共通接続された構造をなす。各バネ片24,25は、それぞれの両端に設けられたブラシ本体22a,23a,22b,23bを整流子17側に付勢するように湾曲せしめられて、もって常には第1及び第2ブラシ20,21のそれぞれ一対のブラシ本体同士で整流子17を対向方向から挟み込むように当接した状態を保持する。
【0013】
次いで本発明のブラシ切替機構に相当する部分について説明する。図1の符号27は、本発明の「回転体」に相当するものであって、図3(A)に示すように、全体として一端側が開口した円筒形状をなし、その開口側には一対のカム突部28,28(本発明の「突部」に相当する)が開口方向に沿って突設されている(同図(B)参照)。一方、その閉塞側の周縁部分には電動ドリル1のケースに形成された貫通孔に対して回転体27を回動可能に配置するための溝33が形成されていると共に、その端面には例えばマイナスドライバの先端部分を挿入可能な溝部29が形成されている。また、モーター10の端板12には、図2に示すように、前記一対のカム突部28,28が挿通されると共に、回転体27を回転軸15の周方向に沿って所定の範囲内だけ回動可能とする一対の案内溝30,30が貫通形成されている。これにより例えばマイナスドライバを溝部29に挿入して回動操作することで、一対のカム突部28,28は所定の範囲内で案内溝30,30に沿って回動することになる。
【0014】
また、図1に示すように、これらの一対の案内溝30,30に挿通された一対のカム突部28,28は、それぞれの先端部が第1又は第2ブラシ20,21のバネ片24,25のうち長手方向の側部の内側に当接するように長さが調整されている。図1及び図2においては、第2ブラシ21側のバネ片部分を、その付勢力に抗して弾性変形させつつ各カム突部28,28の先端部に引掛けた状態(本発明の「第1状態」に相当する)を示している。このような構成により、次述する動作説明で示すように、回転体27を回動操作することで、第1ブラシ20から第2ブラシ21への切替を行うことが可能になる。
【0015】
なお、図4に示すように、電動ドリル1のケースには前記貫通孔の周縁部に沿って2つの目印部31,32が設けられている。同図(A)に示すように、溝部29を目印部31に合わせることでモーター10を前記第1状態にすることができる。一方、同図(B)に示すように、溝部29を目印部32に合わせることで、整流子17表面に対して第1ブラシ20が離れて第2ブラシ21が当接した状態(本発明の「第2状態」に相当する)にすることができる。従って、この目印部31,32にそれぞれ溝部29を合わせるように回転体27を回動操作することでモーター10を確実に第1状態及び第2状態にすることができる。
【0016】
次に、上記構成からなる本実施形態の動作を説明する。
まず、図5(A)は、上記第1状態を示している。この状態では、同図に示すように、第1ブラシ20だけが整流子17に接触しており、第2ブラシ21は一対のカム突部28,28によって整流子17から離れた状態に保持されている。この状態で電動ドリル1に対して起動/停止を所定回数繰り返すことで、やはり第1ブラシ20のブラシ本体22a,22bが整流子17との間でスパークして磨耗してくる。更に磨耗が進むと、同図(B)に示すように、各カム突部28,28の第1ブラシ20側の突部分が第1ブラシ20のバネ片部分に当接しそれ以上整流子17側に近接するのを規制する。これにより、過剰磨耗に至る前にブラシ本体22a,22bと整流子17との接触が規制されることになり、もって整流子17の破損を防止することができる。
【0017】
そこで、前記回転体27の溝部29にマイナスドライバを挿入して回動操作を開始する。それに伴って、図5(C)に示すように、カム突部28,28も回動し始めて、そのカム突部28,28と第1ブラシ20のバネ片部分との当接部分が徐々に第1ブラシ20の先端側に移っていく。これにより、第1ブラシ20のバネ片部分はその先端のブラシ本体22a,22bが整流子17から離れる方向に徐々に弾性変形することになる。そして、更に回動操作を続けると、第2ブラシ21の先端がカム突部28,28から外れて、そのブラシ本体23a,23bが整流子17表面上に当接することになる(同図(D)参照)。なお、カム突部28,28はその湾曲部分が緩やかな勾配で形成されており、各ブラシ20,21のバネ片部分も緩やかな湾曲形状をなしている。従って、第2ブラシ21のブラシ本体23a,23bは整流子17に対して徐々に接近することになるから、ブラシ本体23a,23b及び整流子17の当接の際の衝撃が抑制され、もって整流子17の破損を回避することができる。
【0018】
そして、上述したように、回転体27を、その溝部29が電動ドリル1のケース側に設けた目印部32に一致するまで回動操作することで、同図(E)に示すように、整流子17表面に対して、第1ブラシが離れて第2ブラシが当接した前記第2状態になる。そして、この状態で電動ドリル1に対し起動/停止を所定回数繰り返すことで、やはり第2ブラシ21のブラシ本体23a,23bが整流子17との間でスパークして磨耗してくる。ここでも、第1ブラシ20の磨耗時と同様に、各カム突部28,28の第2ブラシ21側の突部分が第2ブラシ21のバネ片部分に当接し、第2ブラシ21のそれ以上の整流子17側への近接が規制され、やはり過剰磨耗に至る前にブラシ本体23a,23bと整流子17との接触が規制されて整流子17の破損を防止することができる。
【0019】
このように、当初使用される第1ブラシ20とは別に、予備用として第2ブラシ21を設けて、切替機構により第1ブラシ20から第2ブラシ21への切替を可能とした。これにより、第1ブラシ20が磨耗した場合でも、モーター10自体の交換等の作業を要せずに、切替機構によって第2ブラシ21に交換することでそのまま継続して使用することができ、もって上述した従来のブラシ付きモーターよりも長期間の継続使用が可能になる。
【0020】
また、切替機構は、回転体27を回動操作して、その開口側に設けられた一対のカム突部28,28を回動させることで、前記第1状態から前記第2状態に切り換える構成としたら、回転体27の回動操作という極めて簡単な作業で切替作業を行うことができる。
【0021】
さらに、第1及び第2状態において、各ブラシ本体22a,22b,23a,23bの磨耗が進むと、各カム突部28,28の突部分が第1及び第2ブラシ20,21のバネ片部分に当接しそれ以上整流子17側に近接するのを規制する構成とした。これにより、過剰磨耗に至る前にブラシ本体22a,22b,23a,23bと整流子17との接触が規制されることになり、もって整流子17の破損を防止することができる。
【0022】
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、予備用ブラシとして一対の第2ブラシ21を設けた構成であったが、これに限らず、複数対の予備用ブラシを設けて切替機構により順次に交換する構成であってもよい。
【0023】
(2)上記実施形態では、回転体を回動させることで、第1及び第2ブラシ20,21を一体的に移動させて、第1状態から第2状態に切り換える構成としたが、第1及び第2ブラシ20,21に対して、それぞれ専用の回転体等を設けて、各回転体を回動操作することでそれぞれのブラシ20,21を移動させる構成であってもよい。
【0024】
(3)上記実施形態では、本発明の「突部」に相当する部分をカム突部としたが、これに限らず、各ブラシ20,21のバネ片部分の側部を係止可能であれば、例えば棒状の形状であってもよい。ただし、上述したように上記実施形態のカム形状であれば、各ブラシ本体22a,22b,23a,23bをゆっくりと整流子17に当接させることができ、もって整流子17の破損を防止できるという効果がある。
【0025】
(4)上記実施形態では、ブラシ20a,21aは、ブラシ本体22a,22b,23a,23bをバネ片24,25に組み付けた構成としたが、これに限らず、弾性変形可能な部材であればその他の弾性片であってもよい。
【0026】
(5)上記実施形態では、回転体に設けた溝部29にマイナスドライバを挿入して回動操作する構成としたが、これに限らず、例えば回転体の閉塞部側に摘み部を設けてその摘み部を手で摘んで回動操作する構成であってもよい。ただし、本実施形態のような構成であれば、回転体を回動させるためにはマイナスドライバを用いる必要があるから、例えば第1ブラシ20がまだ十分使用可能でブラシ交換がまだ必要でないときに、回転体を回動させてしまうといった問題を回避することができる。
【0027】
(6)上記実施形態では、電動ドリル1に適用した例を説明したが、一般にブラシ付きモーターが適用される各電気機器(例えば電動ドライバ等)に対して本発明の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るブラシ付きモーターの全体断面図
【図2】図1のX−X破断面におけるブラシ付きモーターの断面図
【図3】回転操作部の側面図(A)、左正面図(B)及び右正面面(C)
【図4】回転体の回動操作を説明するための正面図
【図5】カム突部とブラシとの動作を説明するための簡略図
【符号の説明】
10…モーター
13…ハウジング
14…ロータ
14a…駆動コイル
15…回転軸
17…整流子
20(20a,20b)…第1ブラシ
21(21a,21b)…第2ブラシ
22a,23a,22b,23b…ブラシ本体
24,25…バネ片
27…回転体
28…カム突部
Claims (1)
- 整流子を回転子側に設けると共に、これに接するブラシを固定子側に設けたブラシ付きモーターにおいて、
前記固定子側に予備用ブラシを設けると共に、
前記ブラシが前記整流子に接触しかつ前記予備用ブラシが前記整流子から離れた第1状態から、前記ブラシが前記整流子から離れかつ前記予備用ブラシが前記整流子に接触した第2状態へ切替可能なブラシ切替機構を設けたものであって、
前記ブラシ及び前記予備用ブラシは、前記整流子に対し摺接するブラシ本体を弾性片に取付けてなると共に、前記整流子の周方向に沿って並べて配置され、
前記ブラシ切替機構は、前記回転子と同軸に回動操作される回転体に、前記ブラシ及び前記予備用ブラシの各弾性片に接する複数の突部を突設してなり、
前記回転体の回動に伴い、前記第1状態では、前記予備用ブラシの弾性片が前記突部に当接してそのブラシ本体の摩耗に伴う前記整流子側への変位量が規制されることで前記整流子側への接触が規制され、前記第2状態では、前記ブラシの弾性片が前記突部に当接してそのブラシ本体の摩耗に伴う前記整流子側への変位量が規制されることで前記整流子側への接触が規制される構成としたことを特徴とするブラシ付きモーター。
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